JPH0585555A - 合成樹脂結合材によるコルク栓の製造方法 - Google Patents

合成樹脂結合材によるコルク栓の製造方法

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JPH0585555A
JPH0585555A JP3238645A JP23864591A JPH0585555A JP H0585555 A JPH0585555 A JP H0585555A JP 3238645 A JP3238645 A JP 3238645A JP 23864591 A JP23864591 A JP 23864591A JP H0585555 A JPH0585555 A JP H0585555A
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JP
Japan
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synthetic resin
cork
stopper
thermoplastic synthetic
particles
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JP3238645A
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English (en)
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Norihiro Sato
憲弘 佐藤
Satoshi Hori
聡 堀
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Nagayanagi Co Ltd
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Nagayanagi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天然コルク栓の品質不安定をなくし、ス溝に
よる液漏れ、アルコール分の飛散、変色の生じないコル
ク栓を安価に生産する方法を提供する。 【構成】 コルク粒子と合成樹脂とを加熱混練した生作
り材料を合成樹脂製の容器(カップ又は袋)内に詰め込
み、これを加熱、加圧することで、合成樹脂がコルク粒
子間を埋め、表面に厚い合成樹脂外皮を一体に形成する
コルク栓の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコルク栓の製造方法に
係り、更に詳しくは容器の栓として用いる天然コルク栓
や圧搾コルク栓に代り得る合成樹脂を結合材としたコル
ク栓の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコルク栓として天然コルク栓や
圧搾コルク栓は、ワイン等の飲料用ビンやガラス容器お
よび陶器類の栓として古くから用いられている。天然コ
ルク栓は、詳細は省略するがコルク樫の樹皮を切断・切
削・研摩などの加工をし、漂白して例えば図6のような
製品として用いている。
【0003】圧搾コルク栓は、これも詳細は省略する
が、粉砕したコルク粒子を精選し、接着剤と混合した
後、加熱、加圧して成形した圧搾コルク板または圧搾コ
ルク棒を加工して例えば図7に示す製品として用いてい
る。この圧搾コルク栓はコルク粒子が表面に出ており天
然コルク栓と同様にビン口と接する面はコルク細胞に覆
われている。
【0004】コルク粒子を接着するには一般にコルク粒
子100重量部に対して、天然樹脂系接着剤または合成
樹脂系接着剤に含まれる樹脂の固形分が10重量部から
30重量部の範囲で混合して成形している。また、天然
コルク栓や圧搾コルク栓が高価であることからポリエチ
レンやエチレン・酢酸ビニール樹脂などの合成樹脂成形
品をコルク栓の代替品として使用している。この代替品
は大量生産が可能であり、コルク栓に比べ品質は安定し
ているが、着色や形状を工夫しても天然コルクと同様の
素材感覚を得ることができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の技術の
内、天然コルク栓21は、コルクの生長段階で生じる年輪
層の一部分が図6に示すようにス溝24になっており、コ
ルク栓の接液面22側にス溝開口23が生じてしまうことが
ある。このようにス溝24が接液面22にス溝開口23の形で
現れると、このス溝24の中に存する塵埃がビン内の飲料
中に落下して飲料の液面または液中に浮遊したり、混合
したりしてしまい、消費者が飲む時これらの塵埃がコッ
プ等に移ってクレームの原因となってしまう。そこでこ
のような場合には図示していないが、カッターによりこ
のス溝開口23部分をV字状に切り取ったり、アルミ箔に
よりスポットして接着面を覆い、塵埃の落下を防止して
いる。このように天然コルクはス溝24が不規則にあり、
それが栓強度のバラツキや液漏れに影響するなど品質を
不安定にさせ、また良質のコルク栓を得るためにはコス
ト高となる。
【0006】圧搾コルク栓は、粉砕した天然コルク粒子
が容易に入手できるのでコストは安く、天然コルク栓の
ようなス溝がないので品質は安定している。また、天然
コルク栓21は、直径が樹皮の厚さ以上にできないのが一
般であるが、圧搾コルクは大口径のコルク栓とすること
ができる。しかし、圧搾コルク栓は図7に示すようにコ
ルク粒子を接着剤により結合しているとはいえ、拡大す
れば粒子間に間隙があり、その間隙を通ってアルコール
飲料の香りやアルコール分が飛散し、減量の原因となり
易い。
【0007】また、図7及び図8の一部拡大図に示す圧
搾コルク栓31が長期間アルコール分に浸されるとコルク
表面が凹凸32となったり、茶黒色に変色33して天然コル
ク栓のように穏やかな変色とならず商品価値を低下させ
る。合成樹脂成形品による代替品は、合成樹脂が固いた
め、天然コルク栓や圧搾コルク栓と異なり、中空にした
り発泡品としたり、反発力を応用するなど形状を工夫し
て栓としているが、天然コルク栓のような素材感覚を得
ることができないという問題点があった。
【0008】この発明は前記した各問題点を除去するた
めに、コルク粒子間隙を合成樹脂により埋めることと、
表面に厚い合成樹脂層を形成することで、天然コルク栓
の品質不安定をなくすコルク栓の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記したこの発明の目的
は、熱可塑性合成樹脂製の容器内に所定量の熱可塑性合
成樹脂とコルク粒子とを混練した生作り材料を詰め込
み、これを金型に入れて加熱、加圧成形することでコル
ク栓として必要な栓体を形成すると共に、前記栓体の外
周に前記容器の溶融で合成樹脂外皮を形成する方法を用
いることで達成できる。
【0010】上述した方法を実施するに当り、生作り材
料は、所定量の熱可塑性合成樹脂とコルク粒子とを加圧
加熱ニーダーで混練し、これをシート状に分出してから
コルク栓として必要な直径の円板に形成し、かつ前記生
作り材料は、融点が80℃〜130℃の熱可塑性合成樹
脂と、粒子径が1mm〜5mm程度のコルク粒子とであっ
て、コルク粒子100重量部に対して熱可塑性合成樹脂
が100重量部から400重量部の範囲で混練したもの
であって、熱可塑性合成樹脂製の容器(カップまたは袋
体)はコルク粒子と混練した熱可塑性合成樹脂と同材料
又は栓とした時、問題の生じない合成樹脂であり、厚さ
が0.2mm〜1.0mm程度の厚さとすることでこの方法
がより具体的に達成できる。
【0011】
【作用】上述した方法を採用することで、天然コルク栓
の品質安定性を改良し、大量生産が可能であり、更にコ
スト高とならず、圧搾コルク栓の滲透性を改良し、アル
コールによる変色を防止でき、また合成樹脂製品のよう
に異和感はなく、コルクの素材感を生かした密封性能を
有する新しい形式の栓となる。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。先
ずこの発明の基本的な方法は図1〜図3に示すように、
熱可塑性合成樹脂製の容器(カップ)1 内に所定量の熱
可塑性合成樹脂2 とコルク粒子3 とを混練した生作り材
料4 を詰め込み、これを金型8 に入れて加熱、加圧成形
することでコルク栓として必要な栓体5 を形成すると共
に、前記栓体5 の外周に前記容器の溶融で合成樹脂外皮
6 を形成するものである。
【0013】以下、上述した方法を図1を用いてより具
体的に説明する。まず、生作り材料4 は融点が80℃〜
130℃の熱可塑性合成樹脂(粉末)2、具体的には低
密度ポリエチレン樹脂(LDPEと称す)100〜40
0重量部と、粒子径が1〜5mm程度のコルク粒子3 、1
00重量部とを計量の上120〜130℃に予じめ加熱
したニーダー(図示してない)に投入し、約4分間混練
する。
【0014】融点が80℃〜130℃までの熱可塑性合
成樹脂を使用するのは、80℃以下の融点では製品とし
た時温度に対する変化が大きく商品となり得ない。ま
た、130℃以上の融点ではコルク粒子との混練が困難
であり、たとえ混練しても成形時の加熱によりコルク粒
子がこげることとなり使用に耐えない。
【0015】更に、コルク粒子3 と熱可塑性合成樹脂
(粉末)2 との混合割合が、コルク粒子100重量部に
対して合成樹脂が100重量部以下ではコルク粒子間隙
の合成樹脂量が少ないため、内容物の滲透やコルク栓と
した時の栓強度が低下するし、400重量部以上になる
とコルク粒子の量が少ないため製品とした時コルク粒子
の片寄りや外観が樹脂的となり、コルクの素材感覚を失
うことになる。実際の配合例を表1に示す。
【0016】
【表1】 配合例Aは合成樹脂(低密度ポリエチレン、エチレン・
酢酸ビニール)100重量部、コルク粒子(5mm粒子、
2mm粒子、1mm粒子)100重量部で、配合例Bは合成
樹脂200重量部、配合例Cは合成樹脂400重量部に
対し、コルク粒子がぞれぞれ100重量部であり、配合
割合は前述のようにこの範囲が好ましい。
【0017】前記したニーダーから取出した生作り材料
(コンパウンド)を120℃程度に加熱したオープンロ
ール(図示してない)で素早く厚さが7.2mm〜7.3
mm程度に分出し、シート状に加工する。このあとシート
状の分出し材料から栓として必要な直径、この例では直
径20mmの生作り円板7 を作り、これを図1に示すよう
に厚さが0.2mm〜1.0mm程度の低密度ポリエチレン
製の容器(カップ)1 内に栓として必要な高さが得られ
る枚数詰め込む。この容器1 はブロー成形法で予じめ作
って用意しておく。
【0018】図1に示す実施例では3枚の生作り円板7
を入れ、図2に示すように、加熱、冷却が可能なプレス
機の金型8 に詰め込む。この金型8 は上型81と下型82と
で構成され、下型82のキャビティ83内に容器詰めした生
作り円板7 を挿入し、上型81の下降でキャビティ83内で
加熱、加圧される。
【0019】160℃で約8分間加熱、加圧した後、金
型8 を40℃以下に冷却してキャビティ83内から取出
す。この加熱、加圧成形で、合成樹脂製の容器1 が溶融
し、合成樹脂外皮6 が形成する。この加熱、加圧成形で
図3に示すように合成樹脂結合材によるコルク栓体5 が
完成する。この成形で図4に示すガラス、合成樹脂、木
製等の笠9 を取付けるための芯穴51が上型81により形成
する。
【0020】笠9 の取付けは接着剤を用いて接着しても
よく、この合成樹脂結合材によるコルク栓体5 を更にイ
ンサート成形して栓としたり、ガラス、合成樹脂成形品
と組立てて栓としてもよい。笠9 の取付けに当り接着力
を上げるため、芯穴51および上端52をサンダーにより表
面研摩することで、強固な接着ができる。
【0021】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成した
ので、以下に記載の効果を奏する。この発明はコルク粒
子間隙を合成樹脂により埋めることと、表面に厚い合成
樹脂外皮を形成する方法を採用したので、天然コルク栓
の品質不安定をなくし、ス溝による問題を解決し、圧搾
コルク栓のような変色がなく、アルコール分の飛散が少
ない新しい形式の栓を極めて容易に、かつ安価に生産し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明において成形金型に入れる前の生作り
材と容器との関係を示す図
【図2】生作り材を金型での成形状態を示す図
【図3】金型より取出した外面に合成樹脂外皮を形成し
たコルク栓の断面図
【図4】この発明の方法で作ったコルク栓の外観図
【図5】図4の円内の一部の拡大図
【図6】従来の天然コルク栓の外観図
【図7】従来の圧搾コルク栓の外観図
【図8】図7の円内の一部の拡大図
【図9】通常成形の合成樹脂結合材により結合したコル
ク栓の外観図
【図10】図9の円内の一部の拡大図
【符号の説明】
1 容器(カップ) 2 合成樹脂 3 コルク粒子 4 生作り材料 5 栓体 6 外皮 7 生作り円板 8 金型 9 笠

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性合成樹脂を結合材としてコルク
    粒子を結合させたコルク栓の製造方法において、熱可塑
    性合成樹脂製の容器内に所定量の熱可塑性合成樹脂とコ
    ルク粒子とを混練した生作り材料を詰め込み、これを金
    型に入れて加熱、加圧成形することでコルク栓体を形成
    すると共に、前記栓体の外周に前記容器の溶融で合成樹
    脂外皮を形成する合成樹脂結合材によるコルク栓の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 生作り材料は、所定量の熱可塑性合成樹
    脂とコルク粒子とを加圧加熱ニーダーで混練し、これを
    シート状に分出してからコルク栓として必要な直径の円
    板に形成したものを金型に詰め込み成形したことを特徴
    とする請求項1記載の合成樹脂結合材によるコルク栓の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 生作り材料は、融点が80℃〜130℃
    の熱可塑性合成樹脂と、粒子径が1mm〜5mm程度のコル
    ク粒子とであって、コルク粒子100重量部に対して熱
    可塑性合成樹脂が100重量部から400重量部の範囲
    で混練したものであることを特徴とする請求項1または
    2記載の合成樹脂結合材によるコルク栓の製造方法。
  4. 【請求項4】 熱可塑性合成樹脂製の容器(カップまた
    は袋体)はコルク粒子と混練した熱可塑性合成樹脂と同
    材料又は栓とした時、問題の生じない合成樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の合成樹脂結合材によるコ
    ルク栓の製造方法。
  5. 【請求項5】 容器(カップまたは袋体)を形成する熱
    可塑性合成樹脂膜の厚さが0.2mm〜1.0mm程度の厚
    さであることを特徴とする請求項1または4記載の合成
    樹脂結合材によるコルク栓の製造方法。
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