JPH0585608U - 樹脂成形金型用の冷却水循環路 - Google Patents

樹脂成形金型用の冷却水循環路

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JPH0585608U JP567292U JP567292U JPH0585608U JP H0585608 U JPH0585608 U JP H0585608U JP 567292 U JP567292 U JP 567292U JP 567292 U JP567292 U JP 567292U JP H0585608 U JPH0585608 U JP H0585608U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形金型の冷却水出入口間寸法の多様性に対
応し得る樹脂成形金型用冷却水循環路の提供。 【構成】 金型(1)の冷却水出入口(1a),(1b)の近傍外側
に凹設した雌ネジ穴(2)へ外方から螺着される雄ネジ(3)
を挿通すべき穴(4),(4)と、 これら両穴(4),(4)の間に、
前記の冷却水出入口(1a),(1b)へ夫々連通すべき開口(7
a),(7b)が穿設され両側端が封止された管路部(8)とを備
えている合成樹脂製の筒状体において、該開口(7a),(7
b)の管路部外側には該開口を中心として管路部(8)の長
手方向に該開口直径よりも長大な凹部(5),(5)が夫々形
成され、 金型側面に接する該凹部(5),(5)の周縁にはリ
ング状のパッキング(10),(10)が夫々装着されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プラスチックの射出成形機等において用いられる成形金型のための 冷却水循環路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の成形金型用の冷却装置は、1対の金型の非接触側面の冷媒出入口部に凹 設した雌ネジ穴へ、プラグの雄ネジ脚部をネジ込み、 該プラグの抜止め用段状周 面を備えたホース接続部にホースを取付けた構成である。そのため、該金型の他 の側面に位置した入口から流入した液状冷却媒体(以下「冷却水」と記す)は、 該金型を貫流したのち一方のプラグからホースを経て他のプラグへ再度流入し、 該金型を再び貫流して流出する。そして該ホースは冷却水の入口と出口との間の 間隔に合わせて裁断して用いられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の冷却装置にあっては、プラグ及びこれに取付けたホ ースが金型側方へ大きく突出するから、成形機内部の金型装着用スペースを大き く確保せねばならず、格納の際にも広い場所を占める。そのほか、突出したホー スは他物に衝当して損傷しやすく、美観上も好ましくない。更に、ホースの材質 は通常ゴムであるから、金型内部の熱を受けて老化が早く進行し、耐久性にも問 題があった。仮に老化した穴あきホースを知らずに使用した場合には、射出成形 等の工程でトラブルを起こし製品品質にも悪影響を及ぼすことになる。
【0004】 そこで本考案は、このような従来の冷却装置が有していた問題点を解決するた めに、合成樹脂、好ましくは適度の耐熱性を備えた合成樹脂をもって金型外面へ 付設すべき筒状体を形成し、該合成樹脂には備わっていない可撓性を該筒状体の 構造面から補償することによって、種々の金型寸法、とくに冷却水出入口間の間 隔の大小に対処できるようにし、一定寸法の冷却水循環路が適用しうる範囲の拡 大を図ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための本考案の構成を、一実施例に対応した図1〜10中 の番号を用いて説明すると、本考案による樹脂成形金型用の冷却水循環路は、金 型(1)の冷却水出入口(1a),(1b)の近傍外側に凹設した雌ネジ穴(2)へ外方から螺 着する雄ネジ(3)を挿通すべき少なくとも二つの取付固定用の穴(4),(4)と、 これ ら両穴(4),(4)の間に、 前記の冷却水出入口(1a),(1b)に夫々連通する開口(7a),( 7b)が穿設され両側端が封止された管路部(8)とを備えている筒状物であって、 該 開口(7a),(7b)の形成側で該開口を含む位置に前記管路部(8)の長手方向に沿って それぞれの開口径よりも長く延長した凹部(5),(5)を夫々形成し、 これら両凹部( 5),(5)の周縁にリング状のパッキング(10),(10)をそれぞれ嵌合させてある構造 としたものである。
【0006】 細長い凹部(5)は一例として楕円形であるが、汎用されているゴム製Oリング (オー・リング)を楕円形に弾性変形させつつパッキング収容溝(11)へ容易に嵌 着することができる。
【0007】
【作用】
本考案は、このような構成としたものであるから、金型自体の寸法が被成形物 の寸法および取り個数の如何に応じて異なり、 従って金型側面における冷却水入 口と出口との間の間隔が金型ごとに異なっても、前記の凹部が管路部の長手方向 に延びた、一例としては長円ないし楕円形の内方(図では下方)に開口した凹部 となっているから、この凹部の中に冷却水出入口がおさまる範囲内であれば同一 寸法仕様の循環路をこれら金型へ取付け、問題なく使用できる。即ち冷却水出入 口(1a),(1b)が図2に示した距離(D)と同(d)の範囲内におさまる金型であるかぎ り、本考案によれば同一の循環路を取付け使用できるのである。
【0008】 従って、本考案の循環路は、寸法の異なるもの数種類を用意しておき、樹脂成 形現場での金型寸法に応じた適当なものを選び使用することにすれば、金型寸法 の変更や多様性に容易に対処することができる。その結果、循環路の製作費を低 廉になし得るのみならず、金型と付属品の維持管理にとっても好都合である。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例について図面に基づいて説明する。図1〜図10に示した 第1実施例では、薄肉の耐触性金属パイプ、一例としてステンレススチールパイ プ(12)がその穴(12a),(12b)を塞いだ状態で適宜の合成樹脂の中へインサート成 形されている。
【0010】 この第1実施例におけるステンレススチールパイプ(12)の穴(12a),(12b)は、 両側端が封止されている合成樹脂製管路部(8)の開口(7a),(7b)に対応してほぼ同 径かつ同心に前もって穿設されているものであり、これらへ封止用のプラグ(図 外)を密嵌合して上記のインサート成形が行われているので、開口(7a),(7b)部 近傍に樹脂塊がバリ状に生成することはなく、従って該開口への冷却水貫通流動 に支障を来す虞れはない。 そして、このようにインサート成形されたのちは、ス チールパイプが合成樹脂製の管路部(8)のための補強材として機能している。
【0011】 なお、第1実施例の構造については既に概要を上に記してあるので、ここでは 二三補足するに止める。金型(1)側面の雌ネジ穴(2)へ螺合する雄ネジ(3)を挿通 すべき穴(4),(4)を穿設した部分(6a)は、管路部(8)と一体に形成されており、全 体としては両側端に丸みをつけた「蒲鉾形」を呈している。そして、雄ネジ(3) の六角穴(3a)つき頭部(3b)よりも深い大径段状凹部(4a)を、前記穴(4)の外方入 口側に設けてあるから、該ネジの締付けにより本考案の冷却水循環路を金型側面 へ取付けたのちもネジ頭部は外方へ突出することはない。従って、該ネジが不測 の緩みを来してパッキング(10)によるシールを損なう虞れはない。
【0012】 前記の冷却水出口(1a)と入口(1b)へ夫々連通すべき開口(7a),(7b)の外面側に 該開口を中心として前記管路部(8)の長手方向に延長している凹部(5),(5)は、前 記の部分(6a)と一体をなす管路部両端近傍部分(6b)とに亙り、管路部(8)の下面 に凹設されたものであり、該凹部(5),(5)の周縁の溝(11)には、該溝の深さより も断面直径の大なるOリングを前記パッキング(10),(10)として取付けてある。
【0013】 従って図6に明らかなように、該凹部(5)は外方に対して完全にシールされて おり、従って管路部(8)も外部に対し水密状にシールされているので、冷却水が 漏出する虞れはなく、図2に示すように金型側の冷却水出口(1a)から凹部(5)を 経て開口(7a)より管路部(8)へ流入した冷却水は矢印(Y)のように他の開口(7b)へ 向かって流れ、これに対向している他の凹部(5)を通って冷却水入口(1b)から再 び金型(1)内へ還流する。
【0014】 管路部分下面中央部には空洞部分(9)を設けてあるが、これは比較的高温の金 型(1)からの伝熱を遮断すると共に、ネジ(3)による締付け力を前記の凹部(5)の 周辺へ集中させることによりシール作用を一層高める効果がある。
【0015】 図11に示した第2実施例では、管路部(8)の周壁(8a)を全周に亙り均一とし たものであって、これによりインサート成形の際における樹脂の流動を一様とし 、内部歪みが残留しないようにしてある。その他の構成及び作用については第1 実施例のものと同様である。
【0016】 図12〜図13に示した第3実施例では、両端部を除き断面輪郭がほぼ正方形 の角柱形としてあるが、やはり他の構成及び作用については第1実施例のものと 同様である。
【0017】 図14に示した第4実施例では金属筒をインサート成形せず、中子を用いての 樹脂成形により、 一端開放で他端近傍にまで達する空洞(13)を合成樹脂筒状体中 心部に長手方向に形成したものである。 そして成形後に、 管路内径よりも若干大 径の雌ネジ部(14)を刻設した開放側端部へは、雄ネジを切ったプラグ(15)をネジ 込み、 筒状体端部と該プラグ(15)とを横断貫通するネジ穴(4)を穿設したもので ある。なお図中の番号(16)はプラグ頭部のドライバー挿入用の六角穴、(17)はプ ラグ内端部と雌ネジ部(14)奥端の肩状段部との間へシールのため介装した小型の Oリングである。この例では、操作の容易でないインサート成形法によらず通常 の成形法で簡単に本考案の冷却水循環路を形成できるから好都合である。
【0018】 以上本考案の代表的と思われる実施例について説明したが、本考案は必ずしも これらの実施例構造のみに限定されるものではなく、本考案にいう前記の構成要 件を備え、かつ、本考案にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する範囲内に おいて適宜改変して実施することができるものである。
【0019】
【考案の効果】
以上の説明から既に明らかなように、本考案によれば前述の従来装置の欠陥が 全て一挙に解消できる。すなわち、冷却水循環路は金型側面にピッタリと寄り添 った姿勢で取付けでき、金型側面外方への突出量は従来装置よりも小さく抑えら れる。その結果、金型への装着および金型外での格納に好都合なばかりでなく、 その材質もゴム以外の適度に耐熱性の合成樹脂の中から最適のものを選択できる ので老化による破損の恐れも少ない。しかも、金型からの冷却水出入口に対応し た凹部は、該出入口の径よりも十分に大としてああるから、本考案の冷却水循環 路を数種類用意しておけば、 金型の冷却水出入口間の距離の大小に容易に対応で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示した斜視図。
【図2】図1中のII−II線に沿った断面図。
【図3】第1実施例の平面図。
【図4】同じく正面図。
【図5】同じく底面図。
【図6】図3中のVI−VI線に沿った断面図。
【図7】同じく側面図。
【図8】図3中のVIII−VIII線に沿った断面図。
【図9】図3中のIX−IX線に沿った断面図。
【図10】図3中のX−X線に沿った断面。
【図11】第2実施例の断面を図8に対応して示す断面
図。
【図12】第3実施例を示した斜視図。
【図13】図12中のXIII−XIII線に沿った断面図。
【図14】第4実施例を図6に対応して示す中央部縦断
面図。
【符号の説明】
(1) 金型 (1a),(1b) 冷却水出入口 (2) 雌ネジ穴 (3) 雄ネジ (4) 雄ネジ挿入穴 (5) 凹部 (7a),(7b) 開口 (8) 管路部 (10) パッキング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型(1)の冷却水出入口(1a),(1b)の近傍
    外側に凹設した雌ネジ穴(2)へ外方から螺着する雄ネジ
    (3)を挿通すべき少なくとも二つの取付固定用の穴(4),
    (4)と、 これら両穴(4),(4)の間に、 前記の冷却水出入口
    (1a),(1b)に夫々連通する開口(7a),(7b)が穿設され両側
    端が封止された管路部(8)とを備えている筒状物であっ
    て、 該開口(7a),(7b)の形成側で該開口を含む位置に管
    路部(8)の長手方向に沿ってそれぞれの開口径よりも長
    く延長した凹部(5),(5)が夫々形成され、 これら両凹部
    (5),(5)の周縁にリング状のパッキング(10),(10)がそれ
    ぞれ嵌合されている樹脂成形金型用の冷却水循環路。
JP1992005672U 1992-01-17 1992-01-17 樹脂成形金型用の冷却水循環路 Expired - Lifetime JP2581786Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3904040A1 (en) * 2020-04-30 2021-11-03 NyproMold Inc. Seal plug

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5776010U (ja) * 1980-10-28 1982-05-11
JPH0264023U (ja) * 1988-11-04 1990-05-14

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