JPH0586238A - 制振・遮音性樹脂組成物 - Google Patents
制振・遮音性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0586238A JPH0586238A JP27675791A JP27675791A JPH0586238A JP H0586238 A JPH0586238 A JP H0586238A JP 27675791 A JP27675791 A JP 27675791A JP 27675791 A JP27675791 A JP 27675791A JP H0586238 A JPH0586238 A JP H0586238A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- sound insulating
- methylpentene
- vibration damping
- poly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は制振性及び遮音性に優れた樹脂組成
物に関し、特に、内燃機関、モ−タ−、ギヤ等、高温で
騒音、振動が問題となる装置、部品等のカバ−として好
適な樹脂組成物に関する。 【構成】 ポリ−4−メチルペンテン1と熱可塑性樹脂
からなる樹脂組成物において、ポリ−4−メチルペンテ
ン1を10〜100重量%含有する制振・遮音性樹脂組
成物であって、好ましくは、前記ポリ−4−メチルペン
テン1は メルトインデックスが20〜60g/10分
である樹脂組成物である。 【効果】 本発明の組成物は、40℃以上で固体音の低
減につながる大きな内部損失と、構造材として十分使用
可能な高弾性率を兼ね備えており、高温になる内燃機
関、モ−タ−、ギヤ等の低騒音化に有用な軽量遮音材と
して、その産業上の利用価値は高い。
物に関し、特に、内燃機関、モ−タ−、ギヤ等、高温で
騒音、振動が問題となる装置、部品等のカバ−として好
適な樹脂組成物に関する。 【構成】 ポリ−4−メチルペンテン1と熱可塑性樹脂
からなる樹脂組成物において、ポリ−4−メチルペンテ
ン1を10〜100重量%含有する制振・遮音性樹脂組
成物であって、好ましくは、前記ポリ−4−メチルペン
テン1は メルトインデックスが20〜60g/10分
である樹脂組成物である。 【効果】 本発明の組成物は、40℃以上で固体音の低
減につながる大きな内部損失と、構造材として十分使用
可能な高弾性率を兼ね備えており、高温になる内燃機
関、モ−タ−、ギヤ等の低騒音化に有用な軽量遮音材と
して、その産業上の利用価値は高い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制振性及び遮音性に優れ
た樹脂組成物に関し、特に、内燃機関、モ−タ−、ギヤ
等、高温で騒音、振動が問題となる装置、部品等のカバ
−として好適な樹脂組成物に関する。
た樹脂組成物に関し、特に、内燃機関、モ−タ−、ギヤ
等、高温で騒音、振動が問題となる装置、部品等のカバ
−として好適な樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関、工作機械、電動工具、モ−タ
−等往復運動、回転運動に伴う装置では振動、騒音が問
題となっている。特に近年、快適さに対する社会的な要
求が強まり、騒音に対する要求レベルも一層厳しくなっ
てきている。従来、上記したような機械・装置類の騒音
対策としては、制振材と称される内部損失の大きな材料
を、金属製カバ−に塗布或いは貼着することにより振動
を吸収し、透過音及び固体音を低減することが一般に行
われている。
−等往復運動、回転運動に伴う装置では振動、騒音が問
題となっている。特に近年、快適さに対する社会的な要
求が強まり、騒音に対する要求レベルも一層厳しくなっ
てきている。従来、上記したような機械・装置類の騒音
対策としては、制振材と称される内部損失の大きな材料
を、金属製カバ−に塗布或いは貼着することにより振動
を吸収し、透過音及び固体音を低減することが一般に行
われている。
【0003】
【解決しようとする問題点】従来、上記した内燃機関、
電動工具、モ−タ−等のカバ−の材質としては、主に、
ナイロン樹脂が使用されている。又、前記樹脂に充填材
を多量に配合することにより高比重化し、遮音性を向上
することも行われている。しかしながら、これらの樹脂
は、制振性が悪い為、振動の伝搬により発生する固体音
の低減については十分な効果が得られていない。特に、
40℃〜70℃の温度領域に於ける制振性は低い。又、
充填材を多量に配合した樹脂組成物は、流動性が悪くな
る為、大型部品の形成には適さなくなる。
電動工具、モ−タ−等のカバ−の材質としては、主に、
ナイロン樹脂が使用されている。又、前記樹脂に充填材
を多量に配合することにより高比重化し、遮音性を向上
することも行われている。しかしながら、これらの樹脂
は、制振性が悪い為、振動の伝搬により発生する固体音
の低減については十分な効果が得られていない。特に、
40℃〜70℃の温度領域に於ける制振性は低い。又、
充填材を多量に配合した樹脂組成物は、流動性が悪くな
る為、大型部品の形成には適さなくなる。
【0004】かかる固体音を低減するためには、内部損
失の大きい材料が効果的であるが、一般に樹脂の内部損
失はピ−クを持ち、広い温度領域に亘って内部損失の大
きい材料はない。又、内部損失の大きい材料は通常弾性
率が低く、構造材には適さない。このように、従来の技
術にあっては、広い温度領域で内部損失が大きく、しか
も高弾性率であるという材料は得られていない。
失の大きい材料が効果的であるが、一般に樹脂の内部損
失はピ−クを持ち、広い温度領域に亘って内部損失の大
きい材料はない。又、内部損失の大きい材料は通常弾性
率が低く、構造材には適さない。このように、従来の技
術にあっては、広い温度領域で内部損失が大きく、しか
も高弾性率であるという材料は得られていない。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明は固体音の発生が
少なく、遮音性の優れた樹脂組成物に関し、ポリ−4−
メチルペンテン1を10〜100重量%含有する熱可塑
性樹脂を主成分とする制振・遮音性樹脂組成物である。
ここで使用されるポリ−4−メチルペンテン1として
は、メルトインデクッスが20〜60g/10分のもの
が使用できる。
少なく、遮音性の優れた樹脂組成物に関し、ポリ−4−
メチルペンテン1を10〜100重量%含有する熱可塑
性樹脂を主成分とする制振・遮音性樹脂組成物である。
ここで使用されるポリ−4−メチルペンテン1として
は、メルトインデクッスが20〜60g/10分のもの
が使用できる。
【0006】かかるポリ−4−メチルペンテン1は、制
振性を損なわない範囲で適宜、他の熱可塑性樹脂とブレ
ンドされ、強度、耐熱性等が改良される。ブレンドされ
る熱可塑性樹脂としては、ポリエチレンテレフタレ−ト
(PET)、ポリブチレンテレフタレ−ト、ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン46等の
ポリアミド、ポリフェニレンオキサイド(PPO)、ポ
リカ−ボネイト、ポリオキシメチレン、ポリスチレン、
ポリプロピレン、ポリサルホン、アクリロニトリルブタ
ジエンスチレン樹脂(ABS)、アクリルアクリロニト
リルスチレン樹脂、ポリエ−テルサルホン、メタクリル
樹脂、エチレンビニルアルコ−ル樹脂(EVOH)、エ
チレンアクリル酸エチル樹脂、エチレンメタクリル樹
脂、メタクリルスチレン樹脂、液晶ポリマ−等である。
このポリ−4−メチルペンテン1の配合量は、樹脂分の
10〜100重量%、好ましくは30〜100重量%で
ある。配合量が10重量%より少ない場合は、対象とす
る温度領域(40℃〜80℃)で内部損失が小さいの
で、目的とする遮音性及び制振性のある樹脂が得られな
い。
振性を損なわない範囲で適宜、他の熱可塑性樹脂とブレ
ンドされ、強度、耐熱性等が改良される。ブレンドされ
る熱可塑性樹脂としては、ポリエチレンテレフタレ−ト
(PET)、ポリブチレンテレフタレ−ト、ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン46等の
ポリアミド、ポリフェニレンオキサイド(PPO)、ポ
リカ−ボネイト、ポリオキシメチレン、ポリスチレン、
ポリプロピレン、ポリサルホン、アクリロニトリルブタ
ジエンスチレン樹脂(ABS)、アクリルアクリロニト
リルスチレン樹脂、ポリエ−テルサルホン、メタクリル
樹脂、エチレンビニルアルコ−ル樹脂(EVOH)、エ
チレンアクリル酸エチル樹脂、エチレンメタクリル樹
脂、メタクリルスチレン樹脂、液晶ポリマ−等である。
このポリ−4−メチルペンテン1の配合量は、樹脂分の
10〜100重量%、好ましくは30〜100重量%で
ある。配合量が10重量%より少ない場合は、対象とす
る温度領域(40℃〜80℃)で内部損失が小さいの
で、目的とする遮音性及び制振性のある樹脂が得られな
い。
【0007】本発明においては、更に、強度及び弾性率
の向上を目的として、長さ0.1〜15mmのガラス繊
維、アラミド繊維、炭素繊維及びウイスカ−等の補強材
を配合することができる。かかる補強材の配合量は、熱
可塑性樹脂100重量部に対して10〜100重量部で
あり、その結果、弾性率10000〜150000kg
/cm2 の配合物が得られる。
の向上を目的として、長さ0.1〜15mmのガラス繊
維、アラミド繊維、炭素繊維及びウイスカ−等の補強材
を配合することができる。かかる補強材の配合量は、熱
可塑性樹脂100重量部に対して10〜100重量部で
あり、その結果、弾性率10000〜150000kg
/cm2 の配合物が得られる。
【0008】通常、カバ−、ハウジング等の構造用途に
使用するためには、弾性率が20000kg/cm2 以
上であることが必要であるが、弾性率が高くなりすぎる
とコインシデンス周波数が低周波側にシフトし、遮音性
能が低下するので好ましくない。
使用するためには、弾性率が20000kg/cm2 以
上であることが必要であるが、弾性率が高くなりすぎる
とコインシデンス周波数が低周波側にシフトし、遮音性
能が低下するので好ましくない。
【0009】本発明においては、必要に応じて増量、寸
法安定性向上及び遮音性向上を目的とした充填材、難燃
剤、酸化防止剤、帯電防止剤、着色剤、紫外線吸収剤、
可塑剤等の各種添加剤を加えることができる。
法安定性向上及び遮音性向上を目的とした充填材、難燃
剤、酸化防止剤、帯電防止剤、着色剤、紫外線吸収剤、
可塑剤等の各種添加剤を加えることができる。
【0010】ここで充填材としては、酸化鉄、アルミ
ナ、マグネシア、酸化亜鉛等の酸化物、ニッケル、亜
鉛、銅、タングステン等の金属粉、タルク、マイカ、ワ
ラストナイト等のケイ酸塩、硫化カルシウム、硫酸バリ
ウム等の硫酸塩、チタン酸カリウム、チタン酸バリウム
等のチタン酸塩、フェライト、グラファイト、カ−ボン
ブラック、炭酸カルシウム、ガラスビ−ス、グラスバブ
ルス等が使用される。
ナ、マグネシア、酸化亜鉛等の酸化物、ニッケル、亜
鉛、銅、タングステン等の金属粉、タルク、マイカ、ワ
ラストナイト等のケイ酸塩、硫化カルシウム、硫酸バリ
ウム等の硫酸塩、チタン酸カリウム、チタン酸バリウム
等のチタン酸塩、フェライト、グラファイト、カ−ボン
ブラック、炭酸カルシウム、ガラスビ−ス、グラスバブ
ルス等が使用される。
【0011】通常、充填材の配合量は、樹脂成分100
重量部に対し10〜1000重量部である。又、難燃剤
としては酸化アンチモン、酸化ジルコン等の無機系難燃
剤、リン酸エステル等の有機系難燃剤が使用される。
又、酸化防止剤としてはフェノ−ル系のものが使用さ
れ、帯電防止剤としては各種界面活性剤が使用され、着
色剤としてはカドミウムイエロ−、難溶性アゾ染料、赤
色着色剤などがあり、紫外線吸収剤としてはアクリロニ
トリル系、トリアゾ−ル系、サリチル酸系等が使用され
る。
重量部に対し10〜1000重量部である。又、難燃剤
としては酸化アンチモン、酸化ジルコン等の無機系難燃
剤、リン酸エステル等の有機系難燃剤が使用される。
又、酸化防止剤としてはフェノ−ル系のものが使用さ
れ、帯電防止剤としては各種界面活性剤が使用され、着
色剤としてはカドミウムイエロ−、難溶性アゾ染料、赤
色着色剤などがあり、紫外線吸収剤としてはアクリロニ
トリル系、トリアゾ−ル系、サリチル酸系等が使用され
る。
【0012】本発明は上記構成からなり、本発明によれ
ば40℃〜80℃の温度領域で遮音性に優れ、しかも、
構造用として十分な弾性率を有する樹脂組成物が得られ
る。そして、得られた組成物は、内燃機関、工作機械、
電動工具、モ−タ−、ギヤ等の騒音振動が問題となる装
置、部品等のカバ−等の固体音及び透過音の低減に効果
的である。
ば40℃〜80℃の温度領域で遮音性に優れ、しかも、
構造用として十分な弾性率を有する樹脂組成物が得られ
る。そして、得られた組成物は、内燃機関、工作機械、
電動工具、モ−タ−、ギヤ等の騒音振動が問題となる装
置、部品等のカバ−等の固体音及び透過音の低減に効果
的である。
【0013】
【実施例】ポリ−4−メチルペンテン1(MFR26g
/分)と、熱可塑性樹脂及びガラス繊維とを、2軸混練
装置を用いて混練りすることにより配合物を得た。この
配合物の特性は表1の通りである。
/分)と、熱可塑性樹脂及びガラス繊維とを、2軸混練
装置を用いて混練りすることにより配合物を得た。この
配合物の特性は表1の通りである。
【0014】
【表1】
【0015】この結果から分かるように、ポリメチルペ
ンテン1を配合しない比較例1にあって、特に損失係数
が温度によって大きく変化してしまい、広い温度範囲で
は固体音の低減に寄与しないことが証明された。
ンテン1を配合しない比較例1にあって、特に損失係数
が温度によって大きく変化してしまい、広い温度範囲で
は固体音の低減に寄与しないことが証明された。
【0016】一方、本発明の実施例にあっては、いずれ
も高い弾性率を保持しつつ、広い温度範囲域で、大きな
損失係数を示した。このことは、構造材として十分であ
るばかりでなく、適用環境が高温域であっても固体音の
低減に大きな効果を示すものである。
も高い弾性率を保持しつつ、広い温度範囲域で、大きな
損失係数を示した。このことは、構造材として十分であ
るばかりでなく、適用環境が高温域であっても固体音の
低減に大きな効果を示すものである。
【0017】
【発明の効果】本発明の組成物は、40℃以上で固体音
の低減につながる大きな内部損失と、構造材として十分
使用可能な高弾性率を兼ね備えており、高温になる内燃
機関、モ−タ−、ギヤ等の低騒音化に有用な軽量遮音材
として、その産業上の利用価値は高い。
の低減につながる大きな内部損失と、構造材として十分
使用可能な高弾性率を兼ね備えており、高温になる内燃
機関、モ−タ−、ギヤ等の低騒音化に有用な軽量遮音材
として、その産業上の利用価値は高い。
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリ−4−メチルペンテン1と熱可塑性
樹脂からなる樹脂組成物において、ポリ−4−メチルペ
ンテン1を10〜100重量%含有する制振・遮音性樹
脂組成物。 - 【請求項2】 前記ポリ−4−メチルペンテン1は メ
ルトインデックスが20〜60g/10分である請求項
第1項記載の制振・遮音性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27675791A JPH0586238A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 制振・遮音性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27675791A JPH0586238A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 制振・遮音性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0586238A true JPH0586238A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17573925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27675791A Pending JPH0586238A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 制振・遮音性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0586238A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008123497A1 (ja) * | 2007-04-04 | 2008-10-16 | Nsk Ltd. | 電動パワーステアリング装置 |
| JP2017214459A (ja) * | 2016-05-30 | 2017-12-07 | 上野製薬株式会社 | ポリメチルペンテン樹脂組成物 |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP27675791A patent/JPH0586238A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008123497A1 (ja) * | 2007-04-04 | 2008-10-16 | Nsk Ltd. | 電動パワーステアリング装置 |
| JP2017214459A (ja) * | 2016-05-30 | 2017-12-07 | 上野製薬株式会社 | ポリメチルペンテン樹脂組成物 |
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