JPH0586526U - 屈曲可能な軽量断熱材 - Google Patents

屈曲可能な軽量断熱材

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JPH0586526U
JPH0586526U JP2589392U JP2589392U JPH0586526U JP H0586526 U JPH0586526 U JP H0586526U JP 2589392 U JP2589392 U JP 2589392U JP 2589392 U JP2589392 U JP 2589392U JP H0586526 U JPH0586526 U JP H0586526U
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felt
mat body
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heat insulating
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JP2589392U
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英雄 中村
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Fujico Co Ltd
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Fujico Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 断熱材の屈曲及び裁断を可能とし、鉄道車輌
用や建材などとして十分な防火性を有するうえに施工容
易で軽量にする。 【構成】 炭素系繊維の表面シート2及び厚さ約10〜
50mmのマット本体3とを貼り合わせ、前記マット本
体は表フェルト材4と、コルゲート又はハニカム構造で
ある心材5と、裏フェルト材6とで構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、屈曲及び裁断が可能である断熱材に関し、鉄道車輌用や建材などと して好適な防火性を有するうえに施工容易な軽量断熱材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の断熱材は、ガラスウールやロックウールの積層体を炭素系繊維のフェル トシートで包み込んでおり、特に鉄道車輌用として、短繊維のセラミック繊維ウ ールの積層体をガラスクロスで包み込み、適宜にキルティング加工を施した断熱 材が存在する。一方、建材又は住宅構成材には、スチロール,フェノール,塩化 ビニル,ポリウレタンなどの発泡プラスチックシートが断熱材として用いられて いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の鉄道車輌用断熱材は、完全に不燃性であって防火性に優れているけれど も、自由裁断ができないので車輌内部における施工が容易でないうえに車輌重量 が増加しやすく、しかも反発弾性が低いために貼着壁面が不均一になりやすい。 また 発泡プラスチックシートの断熱材は、建材又は住宅構成材として防火の必 要のない場所に用いるだけである。
【0004】 本考案者は、従来の断熱材に関する前記の問題点を改善す るために既に実願平2−98914号を提案している。本考案は、施工容易であ るうえにいっそう軽量であるから、鉄道車輌用や建材などとしていっそう好適な 断熱材を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る断熱材1は、図1又は図2に示すよ うに、炭素系繊維の表面シート2及び厚さ約10〜50mmのマット本体3とを 貼り合わせ、マット本体3は表フェルト材4と、コルゲート又はハニカム構造で ある心材5と、裏フェルト材6とで構成する。マット本体3は、車輌用断熱材と しては厚さ約25〜50mmであり、そのうちでフェルト材4,6は厚さ約5〜 10mmであると好ましい。
【0006】 表面シート2及びマット本体3におけるフェルト材4,6 は、一般に公知の炭素繊維,耐炎繊維,黒化繊維などの炭素系繊維からなる。表 面シート2は、密度0.1〜0.2g/cm3で厚さ約1〜5mmの炭素系繊維の ニードルフェルト又は織布であると好ましい。
【0007】 フェルト材4,6は、例えば炭素系繊維のラップをニード ルパンチングするか又は該ラップに酸化ケイ素系樹脂を添加・乾燥すればよく、 車輌用断熱材としては密度0.01〜0.05g/cm3であると好ましい。所望 に応じて、フェルト材4,6には、散布,塗布,含浸処理で酸化ケイ素系樹脂を 添加したり、約50%以上の炭素系繊維と約50%以下の熱融着性繊維とを混綿 ・加熱して製造することも可能である。
【0008】 また、マット本体3における心材5は、例えば、アルミニ ウムや銅などの金属箔、プラスチック,紙,不織布,織布などの薄シート、金属 やプラスチックなどのネットからなる。心材5は、公知のコルゲートマシン又は ハニカムマシンによって図1又は図2のような水平のコルゲート又はハニカム構 造にしたり、図3のような垂直のハニカム構造にする。
【0009】 心材5に用いるプラスチック,紙,不織布,織布などの可 燃性素材は、あらかじめ適当な難燃化又は不燃化処理を施しておくと好ましい。 マット本体3を得るには、心材5の上下にフェルト材4,6を重ね、加熱又は加 圧によって接着すればよく、この接着には公知のホットメルトフィルム,ホット メルト不織布,難燃性又は不燃性接着剤などを用いる。
【0010】
【作用】
本考案の断熱材1は、コルゲート又はハニカム構造である中空の心材5が中間 に存在するため、熱伝導率がいっそう低くなってすぐれた防火性を有する。断熱 材1は、マット本体3におけるフェルト材4,6に炭素系繊維単独又は該繊維に 酸化ケイ素系樹脂を添加し、且つ心材5にアルミニウムや銅などの金属箔又は金 属ネットを用いればほぼ完全に不燃性になる。断熱材1において、フェルト材4 ,6に熱融着性繊維を混綿したり、心材5にプラスチック,紙,不織布,織布な どの不燃性でない素材を用いても難燃性を維持することができる。
【0011】 本考案の断熱材1におけるマット本体3では、密度が比較 的小さく軟質で変形しやすいフェルト材4,6を中間の心材5で保形している。 この断熱材1は、図4に示すような鉄道車輌7又は住宅内部などにおいて、施工 時に自由に裁断することができ、例えば桟8の部分を除いて天井9の内部に充填 すればよい。
【0012】
【実施例】
次に、本考案を実施例に基づいて説明する。 実施例1 フェルト材4,6は、1.9デニールであるアクリル焼成耐炎繊維(商品名: ラスタン、旭化成工業社製)100%のカードラップからなる。このカードラッ プを適宜積層し、ニードルパンチングによって密度0.04g/cm3,目付20 0g/m2で厚さ5mmとする。
【0013】 マット本体3(図1)を製造するには、心材5として厚さ 15μmのアルミニウム箔を用いる。これをコルゲートマシン(図示しない)の 段ロール間を通して高さ15mmに段付けし、その両面に酸化ケイ素系樹脂の接 着剤を塗布し、フェルト材4,6とそれぞれ貼り合わせて乾燥する。
【0014】 表面シート2は、密度約0.17g/cm3,目付120g /m2で厚さ0.7mmのアクリル焼成耐炎系繊維(商品名:パイロメックス、東 邦レーヨン社製)からなる平織布である。表面シート2は、マット本体3の表面 に酸化ケイ素系樹脂の接着剤を50g/m2塗布して貼り合わせ、最後に乾燥し て断熱材1を得る。
【0015】 得た断熱材1の熱伝導率を試験方法A法(JIS L 10 96)によって測定すると、0.048(kcal/m,Hr,℃)であり、十 分な防火性を有する。しかも断熱材1は、炭素系繊維及びアルミニウム箔からな り、接着剤として不燃性の酸化ケイ素系樹脂を用いるのでほぼ完全に不燃性であ る。断熱材1は、図4に示す鉄道車輌7の内部において、桟8の部分を除いて天 井9の内部に充填でき、鉄道車輌などにおける凹み個所や突出個所でも自由に屈 曲させて容易に施工できる。
【0016】 実施例2 フェルト材4,6は、1.9デニールであるアクリル焼成耐炎繊維(商品名: ラスタン)70%と、直径18μmであるピッチ系炭素繊維(商品名:ドナカー ボ、ドナック社製)30%とを相互に混綿して得たカードラップからなる。この カードラップを適宜積層し、水ガラス系樹脂を散布してから150℃で5分間加 熱処理し、密度0.02g/cm3,目付100g/m2で厚さ5mmとする。
【0017】 マット本体11(図2)を製造するために、実施例1と同 様のアルミニウム箔を用いる。このアルミニウム箔2枚をハニカムマシン(図示 しない)の段ロール間を通し、高さ8mmに方形状に段付けしてから、両者の対 向面に酸化ケイ素系樹脂の接着剤を塗布し、ハニカム状に組合わせ接着して心材 12を得る。次に心材12の両面に酸化ケイ素系樹脂の接着剤を塗布し、フェル ト材4,6とそれぞれ貼り合わせて乾燥する。
【0018】 表面シート13は、1.9デニールであるアクリル焼成耐 炎繊維(商品名:ラスタン)100%のカードラップをニードルパンチングする ことにより、密度0.1g/cm3,目付100g/m2である厚さ1mmのフェ ルトである。この表面シート13とマット本体11との間に、酸化ケイ素系樹脂 の接着剤を50g/m2塗布し、両者を貼り合わせてから乾燥する。
【0019】 得た断熱材は、実施例1と同様に十分な防火性を有し、且 つ全体が炭素系繊維及びアルミニウム箔からなり、接着剤は不燃性の酸化ケイ素 系樹脂であるのでほぼ完全に不燃性である。
【0020】 実施例3 フェルト材4,6は実施例1と同様の素材である。一方、心材10(図3)と して、厚さ15μmのアルミニウム箔から得た高さ15mmの垂直のハニカム構 造のものを用いる。
【0021】 マット本体を製造するために、フェルト材4又は6と心材 10との間にそれぞれホットメルトフィルムを挟み、加熱処理によって心材10 をフェルト材4,6とそれぞれ貼り合わせる。得たマット本体と、実施例2と同 様の表面シート13との間にシリカアクリル系樹脂の接着剤を50g/m2塗布 し、両者を貼り合わせてから乾燥する。
【0022】 得た断熱材の熱伝導率を、試験方法A法(JIS L 10 96)によって測定すると0.071(kcal/m,Hr,℃)であり、該断 熱材は防火性を有するとともにほぼ難燃性である。この断熱材は、建材又は住宅 構成材として好適である。
【0023】 実施例4 フェルト材4,6は、1.9デニールであるアクリル焼成耐炎繊維(商品名: ラスタン)70%、4デニールであるポリエステル系熱融着性繊維(商品名:メ ルティー、ユニチカ社製)30%とを相互に混綿して得たカードラップである。 このカードラップを適宜積層し、150℃で3分間加熱処理して、密度0.02 g/cm3,目付300g/m2で厚さ15mmとする。
【0024】 マット本体3(図1)を製造するには、心材5として厚さ 0.5mmのポリエステル不織布を用い、これにシリカアクリル系樹脂を含浸し てから、コルゲートマシン(図示しない)の段ロール間を通しながら加熱硬化さ せ、高さ20mmに段付け固定する。次に、心材5の両面にシリカアクリル系樹 脂の接着剤を塗布し、フェルト材4,6をそれぞれ貼り合わせて乾燥する。
【0025】 得た断熱材の熱伝導率を、試験方法A法(JIS L 10 96)によって測定すると0.051(kcal/m,Hr,℃)であり、該断 熱材は防火性を有するとともにほぼ難燃性である。この断熱材は、建材又は住宅 構成材として好適である。
【0026】
【考案の効果】
本考案に係る断熱材は、マット本体における表裏フェルト材に炭素系繊維単独 又は該繊維に酸化ケイ素系樹脂を添加し、且つ心材にアルミニウムや銅などの金 属箔又は金属ネットを用いているならばほぼ完全に不燃性になり、熱伝導率が低 くて十分な防火性を有することで特に鉄道車輌用に適している。また、炭素系繊 維と熱融着性繊維とを混綿・加熱してマット本体を得た場合、この断熱材はほぼ 難燃性であって、建材又は住宅構成材として好適である。
【0027】 本考案の断熱材におけるマット本体では、コルゲート又は ハニカム構造である中空の心材が中間に存在し、該心材によって密度が比較的小 さく軟質で変形しやすい表裏フェルト材を保形している。本考案の断熱材におい て、マット本体の表裏フェルト材の密度は0.01〜0.20g/cm3及び表面 シートの密度は0.1〜0.3g/cm3であり、その厚さに比べて非常に軽く、 多量に使用しても車輌重量があまり増加しない。
【0028】 また、本考案の断熱材は、剛性があって反発弾性が高く、 天井や壁面に貼着した際に表面が均一になりやすく、内部美観の点からも好まし い。本考案の断熱材は、施工時に自由に裁断できしかも比較的安価であるので、 鉄道車輌のほかに建材又は住宅構成材などにも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る断熱材を示す部分断面図であ
る。
【図2】 本考案の変形例を示す部分断面図である。
【図3】 本考案で用いる心材の別の変形例を示す部分
斜視図である。
【図4】 本考案の断熱材の使用場所を例示する概略断
面図である。
【符号の説明】
1 軽量断熱材 2 表面シート 3 マット本体 4 表フェルト材 5 心材 6 裏フェルト材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 1/80 U 7521−2E

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素系繊維の表面シート及び厚さ約10
    〜50mmのマット本体とを貼り合わせた断熱材であっ
    て、マット本体は表フェルト材と、コルゲート又はハニ
    カム構造である心材と、裏フェルト材とで構成する屈曲
    可能な軽量断熱材。
  2. 【請求項2】 炭素系繊維のニードルフェルト又は織布
    からなる表面シート及び厚さ約25〜50mmのマット
    本体とを貼り合わせた断熱材であって、マット本体は表
    フェルト材と、コルゲート又はハニカム構造である心材
    と、裏フェルト材とで構成し、前記表フェルト材及び裏
    フェルト材は炭素系繊維のラップをニードルパンチング
    するか又は該ラップに酸化ケイ素系樹脂を添加・乾燥し
    て得る屈曲可能な不燃性断熱材。
  3. 【請求項3】 炭素系繊維のニードルフェルト又は織布
    からなる表面シート及び厚さ約25〜50mmのマット
    本体とを貼り合わせた断熱材であって、マット本体は表
    フェルト材と、コルゲート又はハニカム構造である心材
    と、裏フェルト材とで構成し、前記表フェルト材及び裏
    フェルト材は炭素系繊維約50%以上と熱融着性繊維約
    50%以下とを混綿・加熱して得る屈曲可能な難燃性断
    熱材。
JP2589392U 1992-03-27 1992-03-27 屈曲可能な軽量断熱材 Pending JPH0586526U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109927366A (zh) * 2017-12-19 2019-06-25 天津星耀蓝海科技有限公司 一种高韧性防蛀工业毛毡

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