JPH058691B2 - - Google Patents

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JPH058691B2
JPH058691B2 JP60109985A JP10998585A JPH058691B2 JP H058691 B2 JPH058691 B2 JP H058691B2 JP 60109985 A JP60109985 A JP 60109985A JP 10998585 A JP10998585 A JP 10998585A JP H058691 B2 JPH058691 B2 JP H058691B2
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JP
Japan
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compound
reaction
group
compounds
naphthoquinone
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JP60109985A
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Kinji Hashimoto
Kyoto Goto
Yoshiaki Tsuda
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は新規なナフトキノン誘導体に関する。 従来の技術 本発明のナフトキノン誘導体は、文献未載の新
規化合物である。 発明が解決しようとする問題点 本発明は、後記するように医薬品として有用な
化合物を提供することをその目的としている。 問題点を解決するための手段 本発明によれば、下記一般式(1)で表わされるナ
フトキノン誘導体が提供される。 〔式中R3は水素原子又は−CHR4−COOR5
(R4及びR5は夫々水素原子又は低級アルキル基で
ある)を示し、該R3が水素原子のとき、R1及び
R2は一方が水酸基もしくはカルボキシル基を有
するアルキル基で且他方がA−S(O)n−基
(Aは水酸基を有することのある低級アルキル基
及びnは0,1又は2である)を示す。またR3
が−CHR4−COOR5基のとき、R1は低級アルキ
ル基又は
【式】基を示し、R2は水素原 子又はB−S−基(Bは低級アルキル基を有する
ことのあるフエニル基又は低級アルキル基であ
る)を示すか、R1及びR2は両者が結合して−
(CH24−基を形成してもよい。〕 本明細書において、低級アルキル基のなる語
は、炭素数1〜6の直鎖状又は分枝鎖状アルキル
基を指称するものであり、その具体例には、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペン
チル、ヘキシル基等が包含される。またアルキル
基なる語は、炭素数1〜20の直鎖状又は分枝鎖状
アルキル基を指称し、その具体例には上記例示の
低級アルキル基の他、ヘプチル、オクチル、ノニ
ル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシ
ル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシ
ル、ヘプタデシル、ノナデシル、エイコシル基等
が包含される。 本発明の上記一般式(1)で表わされるナフトキノ
ン誘導体中、遊離のカルボキシル基を有するもの
は、例えばナトリウム、カリウム等のアルカリ金
属やカルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類
金属の塩とすることができ、本発明はかかる塩を
も包含するものである。 上記本発明化合物及びその塩は、いずれもプロ
スタグランジン生合成の遮断作用や調節作用を有
しており、動物とりわけ哺乳動物に対して抗炎
症、抗リウマチ、抗アレルギー、鎮痛、利尿、血
小板凝集阻止、血圧降下等の各種薬理作用を示
す。従つて之等は抗炎症剤、抗リウマチ剤、抗ア
レルギー剤、鎮痛剤、利尿剤、抗血栓剤、降圧剤
等の医薬として利用できる。 以下、本発明化合物の製造方法につき詳述す
る。 本発明化合物は、例えば下記反応工程式−1に
示す方法により製造できる。 〔各式中R1a,R4a及びR5aは夫々低級アル
キル基を示し、R4及びR5は前記に同じである。〕 上記反応工程式−1において出発原料として用
いる化合物(2a)は、例えば次のようにして得
られる。即ち、キノンのフリーラジカルアルキル
化方法〔オーガニツク シンセシーズ(Oganic
Syntheses),Vol,56,p68〕に従つて、公知の
1,4−ナフトキノンと低級アルキルカルボン酸
との、硝酸銀と過硫酸アンモニウム〔(NH42S2
O8〕との存在下にラジカル的に反応させ炭素−
炭素結合を生成させて得られる2−低級アルキル
−1,4−ナフトキノン、或いは市販されている
2−メチル−1,4−ナフトキノンを、適当な還
元剤、例えば塩酸酸性含水アルコール中で当モル
〜3倍モル量の塩化第一錫(SnCl2・2H2O)又
は5%パラジウムカーボン、酸化白金(PtO2
等の接触水添用触媒の存在下に不活性溶媒中で水
素を用いて接触還元し、次いで得られるハイドロ
キノン類を常法(フエノール類のメチル化反応)
に従い、例えば硫酸ジメチルと水酸化アルカリ水
溶液とを用いてメチル化することにより製造でき
る。 上記のごとくして得られる化合物(2a)のフ
リーデル・クラフト反応は、ラマラオ(A.V.
Ramarao)らの報文(テトラヘドロン レター
ズ(Tetrahedron Letters),Vol.23,4373
(1982)〕に記載の方法に準じて実施される。即
ち、該反応は化合物(2a)に対して約1.0〜5.0倍
モル量の無水酢酸と、約1.0〜5.0倍モル量の無水
塩化アルミニウムとを用いて、不活性溶媒、好ま
しくは1,2−ジクロルエタン、二硫化炭素、ニ
トロメタン、ジクロルメタン、クロロホルム等の
溶媒中で、約20〜80℃で行なわれ、これにより、
目的とする化合物(3a)を高収率で製造するこ
とができる。 得られる化合物(3a)から化合物(4a)を得
る反応は、ビルゲロツト・キンドラー
(Willgerodt−Kindler)反応に従うことができ
る。即ち、該反応は、化合物(3a)に対して1.0
〜5.0倍モル量の硫黄と1.0〜10.0倍モル量のモル
ホリンとを用いて、約100〜130℃に加熱し、その
後過剰の水酸化アルカリ水溶液を用いて加水分解
することにより実施される。 上記により得られる化合物(4a)のエステル
化反応は、通常のエステル化反応に従つて行ない
得る。即ち、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の
酸触媒の存在下に、低級アルコール中、約50℃〜
溶媒の沸点範囲の温度に加熱することにより、容
易に実施できる。 かくして得られる化合物(5a)のアルキル化
反応もまた通常の方法に従うことができる。例え
ば該アルキル化反応は、ジメチルホルムアミド
(DMF)、テトラヒドロフラン(THF)等の溶媒
中、−78〜0℃の温度条件下、当モル量の水素化
ナトリウム、リチウムジイソプロピルアミド等の
塩基を用いて、化合物(5a)の活性メチレンを
脱プロトンし、次いで当モル量のアルキルハライ
ドを加えて反応させることにより行なわれる。 上記アルキル化反応においてメチル又はエチル
基を導入する場合は、とりわけ田村の方法〔ジヤ
ーナル オブ メデイシナル ケミストリー(J.
Med.Chem.),Vol.24,43(1981)〕に従つて、四
級アンモニウム塩の存在下、水酸化アルカリ水溶
液と、例えばジクロルメタン、クロロホルム、ベ
ンゼン等の有機溶媒との混合液に、化合物(5a)
と共にその5.0〜15.0倍モル量のアルキルハライ
ドを加えて、0〜30℃の温度条件で反応させるこ
とにより、選択的に目的とするアルキル化反応が
進行する。 上記により得られる化合物(6a)からは、通
常の加水分解反応、好ましくは水酸化アルカリ水
溶液を用いたアルカリ加水分解によつて化合物
(7a)を収得できる。 また上記各反応により得られる化合物(4a)
〜化合物(7a)は、これらをそれぞれ酸化反応
させることにより、各々所望の化合物(1a)と
することができる。この酸化反応は、例えばセリ
ツクアンモニウムニトラート〔(NH42Ce(NO3
6〕(以下これを「CAN」と呼ぶ)を用いる方法、
或いはジヨーンズ酸化反応方法に従うことができ
る。 上記CANを用いる方法は、より詳細には、例
えばジオキサン、アセトニトリル、THF、ジク
ロルメタン、クロロホルム、エーテル等の適当な
溶媒中、各原料化合物(4a)〜(7a)に対して
当モル量〜5倍モル量程度、好ましくは約2〜
2.5モル量のCANを用いて、約−20〜60℃、好ま
しくは約0〜30℃の温度条件下に実施することが
できる。またジヨーンズ酸化反応は、例えば代表
的には、フイーザーらの成書〔リエイジエンツ
フオー オーガニツク シンセシス(Reagents
for Organic Synthesis),Vol.142,Wiley,
NewYork(1967)〕に記載のジヨーンズ試薬を用
いて実施される。該ジヨーンズ試薬としては、例
えばCrO370g、水500ml及び濃H2SO461mlから調
製したものを好ましく利用できる。該ジヨーンズ
試薬の使用量は、適宜決定できるが、通常クロム
酸量として原料化合物(4a)〜(7a)と当モル
量〜20倍モル量、好ましくは当モル〜8倍モル量
とされるのがよい。該試薬を用いる反応は、例え
ばアセトン、ジオキサン、エーテル等、好ましく
はアセトンを溶媒として、約0〜50℃、好ましく
は0〜25℃の温度条件下に行なわれ、かくして化
合物(1a)を製造できる。 本発明化合物はまた下記反応工程式−2〜−3
に示す方法によつても製造することができる。 〔各式中R6はフエニル基を示す。またR4,R4
a,R5及びR5aは前記に同じ。〕 反応工程式−2によれば、本発明の化合物
(1b)は、次のごとくして製造される。即ち、ま
ず1,4−ナフトキノン(8)を出発原料とし
て、これとチオール類(R6SH)とを付加反応さ
せ、得られるハイドロキノン類(9)を上記した
メチル化反応に従わせて化合物(2b)を得る。
該化合物(2b)は、そのナフタレン環の2位に
電子供与性の基(R6S−)を有しており、従つ
てこれは前記反応工程式−1に示した化合物
(2a)と同様に、フリーデルクラフト反応させる
ことができ、これにより得られる化合物(3b)
は、引続き同様にビルゲロツト・キンドラー反
応、エステル化反応、アルキル化反応及び加水分
解反応させることによりそれぞれ化合物(4b),
(5b),(6b)及び(7b)とすることができ、之等
各化合物を酸化反応させることにより、目的とす
る化合物(1b)を製造することができる。 上記1,4−ナフトキノン(8)とチオール類
との反応は、通常の方法、例えばパタイら(S.
Patai)の成書〔ザ ケミストリー オブ ザ
キノイド カンパウンズ(The Chemistry of
the Quinoid Compounds,Parts1,2,Wiley,
NewYork,1974)〕に記載の方法によつて実施
できる。この反応に引続くメチル化反応以降の各
反応は、前記反応工程式−1に示したそれらと
夫々同様にして実施できる。特に化合物(6b)
及び化合物(7b)の酸化反応は、前記CANを用
いる方法によるのが好ましい。 〔各式中R4,R4a,R5及びR5aは前記に同
じ。〕 反応工程式−3によれば、本発明の化合物
(1c)は、1,4−ナフトキノン(8)を出発原
料として以下のごとくして製造することができ
る。即ちまず該1,4−ナフトキノン(8)とブ
タジエンとを酢酸中、デイールス・アルダー反応
させ、次いで少量の酢酸アルカリを反応混合物中
に加えてエノール化反応させてハイドロキノン
(10)を得る。このものを前記反応工程式−2に
示す方法と同様にメチル化反応させ、次に得られ
る化合物(11)の不飽和二重結合を通常の還元条
件、例えばPtO2触媒の存在下に水素添加して還
元して化合物(2c)を得る。その後、前記反応工
程式−2に示すフリーデルクラフト反応、ビルゲ
ロツト・キンドラー反応、エステル化反応、アル
キル化反応及び加水分解反応を行なうことにより
それぞれ化合物(3c)〜(7c)を得、之等各化合
物の酸化反応により目的とする化合物(2c)を製
造することができる。 更に本発明の化合物は、下記反応工程式−4及
び−5に示す方法によつても製造することができ
る。 〔式中R1,R4及びR5は前記に同じ。R6′は低級
アルキル基又は低級アルキル基を有することのあ
るフエニル基を示す。〕 反応工程式−4において、化合物(1a)とチ
オール類(R6′SH)との反応は、前記反応工程式
−2に示す化合物(2b)の製造方法と同様にし
て実施できる。その際用いられる不活性溶媒とし
ては、例えばメタノール、エタノール等の低級ア
ルコール類、DMF,TGF、水、アセトン等及び
之等の混合溶媒を例示できる。反応は、好ましく
は窒素、アルゴン等の不活性気流中、化合物
(1a)に対してチオール類を、通常0.5〜2倍モル
量、好ましくは約1〜1.1倍モル量を用い、約0
℃〜溶媒の沸点温度程度、好ましくは約20〜80℃
程度にて、約1時間〜100時間を要して行なわれ
る。尚、上記反応によれば、中間的に下記一般式
(12)で表わされる縮合体が副生するが、該縮合
体は、反応系内に過剰量の塩化第二鉄水溶液を添
加するか、又は酸素(空気)を吹込んで酸化する
ことにより、目的とする化合物(1d)に変換す
ることができる。 〔式中R1,R4,R5及びR6′は前記に同じ〕 〔式中R2aは、水酸基又はカルボキシル基を
有するアルキル基を示し、R7は、水酸基を有す
ることのある低級アルキル基を示す。〕 反応工程式−5においては、1,4−ナフトキ
ノン(8)に、既に前記反応工程式−1で示した
キノンのフリーラジカルアルキル化反応を利用し
て、R2a基を与えるアルキルジカルボン酸を反
応させて、該R2aがカルボキシル基を有するア
ルキル基である1,4−ナフキノン誘導体(13)
を製造する。またR2aが水酸基を有するアルキ
ル基である化合物(13)は、上記で得られるR2
aがカルボキシル基を有するアルキル基である化
合物を常法に従い、例えばLiAlH4で還元し、次
いで空気酸化することにより製造することができ
る。 かくして得られる化合物(13)を、次に反応工
程式−4に示したチオール類との付加反応及び引
続く酸化反応に従わせることにより、目的とする
化合物(1e)を収得できる。 更に、上記反応工程式−2,−4及び−5に示
した各方法により得られる本発明のチオール化合
物(1b),(1d)及び(1e)は、これらを常法に
従い、例えば過酸化水素水、m−クロル過安息香
酸等を用いて酸化反応させることにより、対応す
るスルホキシド体(一般式(1)中n=1の化合物)
及びスルホン体(一般式(1)中n=2の化合物)と
することができる。 上記酸化反応は通常の方法により実施できる。
例えば、酢酸、クロロホルム、塩化メチレン等の
適当な溶媒中、原料化合物に対して等モル〜約
3.0倍モル量の酸化剤の存在下に、約−20℃〜溶
媒の沸点温度範囲に加熱することにより行なうこ
とができる。 また本発明化合物(1)は、次式に示すように
通常の還元剤、例えば塩化第一錫、水素化ホウ素
ナトリウム、ナトリウムハイドロサルフアイド
(Na2S2O4)等を用いて還元反応させることによ
り、対応するハイドロキノン体(1′)とすること
ができ、かかるハイドロキノン体は、これを例え
ば空気酸化、塩化第2鉄等を用いた酸化反応に供
することにより容易にキノン体(1)に変換する
ことができる。本発明は、かかるキノン体(1)
の還元体であるハイドメキノン体(1′)をも包含
するものである。 上記各反応工程式に示す方法により得られる各
目的化合物及び本発明化合物は、慣用の分離手段
により、反応系により容易に分離することがで
き、必要に応じて更に精製することができる。こ
の分離手段及び精製手段としては、通常の方法、
例えば溶媒抽出法、再結晶法、カラムクロマトグ
ラフイー等を適宜採用できる。 また本発明化合物(1)の塩の形成反応は、常
法に従つておこなえばよい。更に本発明化合物に
は光学異性体が存在するが、本発明はかかる異性
体をも当然に包含する。 実施例 以下、本発明を更に詳しく説明するため、本発
明化合物の製造例を実施例として挙げ、また原料
化合物の製造例を参考例として挙げる。 参考例 1 2−アルキル−1,4−ジメトキシナフタリ
ン〔化合物(2a)〕の製造 a 2−メチル−1,4−ナフトキノンからラ
ポポート(H.Rapoport)らの報文〔ジヤー
ナル オブ アメリカン ケミカル ソサイ
エテイー(J.Am.Chem.Soc.),96,8046
(1974)〕に従つて2−メチル−1,4−ナフ
トハイドロキノンを得た。 即ち、2−メチル−1,4−ナフトキノン
1.72gを、エーテル100mlに懸濁させ、10%
Na2S2O4水溶液で色が完全に消えるまで振つ
た。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、分取
し、乾燥濃縮して目的化合物1.57gを得た。 融点:166℃(分解) また他のアルキル−キノン類として、下記
各化合物を以下の操作により得た。 b 2−メチル−1,4−ジメトキシナフタレ
ンの製造 アルゴン気流下、2−メチル−1,4−ナ
フトキノン25gをエタノール500mlと塩化メ
チレン150mlとの混液に溶解し、SnCl2・2H2
O34.5gの水350ml溶液を加え、濃塩酸35mlを
更に加え、その後、室温で一晩撹拌した。反
応混合物を濃縮し、析出した結晶を取して
2−メチル−1,4−ナフトハイドロキノン
を得た。 次いで水酸化カリウム55gの水100ml溶液
に、上記結晶を溶かし、ジメチル硫酸73mlを
氷冷下に徐々に加え、更に室温で1時間撹拌
を続けた。反応混合物を水に移し、酢酸エチ
ルで抽出し、有機層を水洗、乾燥、濃縮後、
減圧下に蒸留して、沸点130〜135℃/0.5mm
Hgの目的物20gを得た。 1H−NMR(CDCl3):δppm 7.96−8.24(2H,m) 7.30−7.61(2H,m) 6.58(1H,s) 3.94(3H,s) 3.85(3H,s) 2.43(3H,s) c 2−ペンチル−1,4−ナフトキノンの製
造1,4−ナフトキノン50g、ヘキサノイツ
クアシツド55g及びAgNO315.8gを、水1.2
及びアセトニトリル400mlに懸濁させ、これ
に60℃で、(NH42S2O879gの水320ml溶液を
30分を要して加えた。その後、同条件下に1
時間撹拌を続けた後、水に移し、ベンゼンで
抽出し、有機層を5%NaHCO3水溶液で洗
浄し、乾燥、濃縮後、カラムクロマトグラフ
イー(エーテル:ヘキサン=1:30)にて精
製して、目的化合物45gを油状物として得
た。 1H−NMR(CDCl3):δppm 8.00−8.23(2H,m) 7.63−7.91(2H,m) 6.77(1H,t,J=1.3) 2.56(2H,bt,J=6.8) 1.21−1.91(6H,m) 0.91(3H,t,J=6.6) d 2−ペンチル−1,4−ジメトキシナフタ
レンの製造 2−ペンチル−1,4−ナフトキノンを用
い、上記b)法と同様にして、還元、メチル
化して油状物を得た。これをカラムクロマト
グラフイー(エーテル:ヘキサン=1:70)
にて精製して、目的化合物を油状物として得
た。 1H−NMR(CDCl3):δppm 7.97−8.31(2H,m) 7.38−7.65(2H,m) 6.60(1H,s) 3.95(3H,s) 3.86(3H,s) 2.78(2H,t,J=7.5) 1.25−1.95(6H,m) 0.91(3H,t,J=6.8) 2−R6S−1,4−ジメトキシナフタレン
〔化合物(2b)〕の製造 1,4−ナフトキノン20g及びチオフエノール
14gを、アセトン300mlに溶解し、アルゴル気流
下、室温で20時間撹拌した。次いで反応混合物に
Na2S2O440g、K2CO390g及びジメチル硫酸72ml
を加え、20時間還流した。不溶物を別し、アセ
トンで洗浄後、母液を濃縮し、カラムクロマトグ
ラフイー(ヘキサン→ヘキサン:酢酸エチル=
1:10)にて精製して、目的化合物である2−フ
エニルチオ−1,4−ジメトキシナフタレン15g
を油状物として得た。 1H−NMR(CDCl3):δppm 8.00−8.25(2H,m) 7.20−7.70(7H,m) 6.55(1H,s) 3.97(3H,s) 3.79(3H,s) 5,6,7,8−テトラヒドロ−9,10−ジ
メトキシアントラセン(化合物(2c)〕の製造 1,4−ナフトキノン40g及びブタジエン20g
を酢酸150mlに溶解し、60℃で20時間加温した。
反応混合物に酢酸ナトリウム3gを加え、30分間
還流した。冷却後、析出した結晶を取し、更に
エーテル・n−ヘキサン(1:1)で洗浄して
5,8−ジヒドロ−9,10−ジハイドロオキシア
ントラセン30gを得た。 上記で得た化合物を前記−b)に示した方法
と同様の方法でメチル化して、5,8−ジヒドロ
−9,10−ジメトキシアントラセン(11)の20g
を得た。 1H−NMR(DMSO−d6):δppm 7.95−8.05(2H,m) 7.50−7.60(2H,m) 6.03(2H,bs) 3.93(6H,s) 3.38(4H,bs) 次いで上記化合物をDMF280mlに溶解し、
PtO2400mgを加え、常圧、水素気流下に、接触還
元して5,6,7,8−テトラヒドロ−9,10−
ジメトキシアントラセン〔化合物(2c)〕17gを
得た。 融点:113〜116℃ 1H−NMR(CDCl3):δppm 7.97−8.08(2H,m) 7.36−7.47(2H,m) 3.86(6H,s) 2.90−3.10(4H,m) 1.70−2.00(4H,m) 2−カルボキシアルキル−1,4−ナフトキ
ノン及び2−ハイドロキシアルキル−1,4−
ナフトキノン〔化合物(13)〕の製造 a 1,4−ナフトキノン15.8g、アジピン酸
34.5g及びAgNO35gを水375ml及びCH3
CN125ml混液に溶解し、これに(NH42S2
O830gの水100ml溶液を、60℃で30分間を要
して加え、更に10分間撹拌を続けた。反応混
合物をベンゼンにて抽出し、有機層を乾燥
し、濃縮し、得られた結晶を取して、2−
(4−カルボキシブチル)−1,4−ナフトキ
ノン9.5gを得た。 1H−NMR(CD3OD−CDCl3):δppm 7.97−8.23(2H,m) 7.65−7.90(2H,m) 6.80(1H,t,J=1.3) 2.60(2H,bt,J=6.0) 2.37(2H,t,J=6.6) 1.50−2.00(4H,m) b 上記化合物21gを、THF25mlに溶解し、こ
のものを氷冷下に、LiAlH4910mgをTHF70
mlに懸濁させた液に加え、次いで3.5時間還
流した。希塩酸で酸性にした後、酢酸エチル
で抽出し、有機層を乾燥し、濃縮し、得られ
る粗生成物を、カラムクロマトグラフイー
(クロロホルム:n−ヘキサン=10:1〜
25:1)で生成して、2−(5−ヒドロキシ
ペンチル)−1,4−ナフトキノン1gを得
た。 融点65〜67℃ c 上記a)において、アジピン酸に代えて、
1,10−デカンジカルボン酸を用い、同様に
して、2−(10−カルボキシデシル)−1,4
−ナフトキノンを得た。 1H−NMR(CDCl3):δppm 8.01−8.21(2H,m) 7.65−7.91(2H,m) 6.80(1H,t,J=1.3) 2.57(2H,bt,J=6.0) 2.33(2H,t,J=7.3) 1.15−1.93(16H,m) FC反応による化合物(3a),(3b)及び(3c)
の製造 化合物(2a),(2b)及び(2c)のそれぞれ18.3
ミリモル、無水酢酸23g及びAlCl354gを、1,2
−ジクロルエチレン1に溶解し、60℃にて1〜
3時間加温した。次いで氷冷した希塩酸中に移
し、塩化メチレンで抽出し、有機層を乾燥、濃縮
し、得られた結晶を再結晶して目的化合物を得
た。それらの物性は各々下記第1表通りである。
【表】
【表】 化合物(4a),(4b)及び(4c)の製造 化合物(3a),(3b)及び(3c)のそれぞれ10
ミリモルを、モルホリン1.8g及び硫黄640mgと混
合し、130〜135℃にて、1.5〜5時間加熱した。
反応混合物を水に移し、塩化メチレンで抽出し、
有機層を濃縮して得られる化合物に、更に水酸化
カリウム3〜15gをエタノール20〜50ml及び水1
〜5mlに溶解した溶液を加え、20〜48時間還流し
た。冷却後、水に移し、水層をベンゼンで洗浄し
た後、濃塩酸で酸性とし、塩化メチレンで抽出し
た。有機層を乾燥、濃縮して得られる結晶を塩化
メチレン:ヘキサンから再結晶して目的化合物を
得た。 得られた各化合物の物性は第2表に示す。 化合物(5a),(5b),(5c)の製造 上記で得た各化合物を低級アルコールに溶解
し、濃硫酸の触媒量を加え、3〜20時間還流して
目的とするエステル体を得た。 之等は反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層
を5%NaHCO3及び水で洗浄し、乾燥、濃縮し、
更にカラムクロマトグラフイー(エーテル:ヘキ
サン系)で精製できた。 得られた各化合物の物性は第2表に示す。 化合物(6a),(6b),(6c)の製造 上記で得た各化合物18ミリモルを、塩化メチ
レン60mlに溶解し、このものに水酸化ナトリウム
45ml(NaOH23gを水290mlに溶解したもの)、硫
酸テトラ−n−ブチルアンモニウム12g及びアル
キルハライド72ミリモルを加え、25℃で6〜8時
間撹拌した。次いで有機層を別し、母液を濃縮
し、カラムクロマトグラフイー(エーテル:ヘキ
サン系)にて精製して、目的化合物を得た。 得られた各化合物の物性は第2表に示す。 また上記で得た各化合物をエタノールに溶解
し、これに水酸化ナトリウムを加えて加水分解し
て、化合物(7a)〜(7c)の各々を得た。 之等各化合物の物性を併せて下記第2表に示
す。
【表】 No. 融点 又は 1H−NMR (℃) (CDCl3 1 85〜86.5 2 127.5〜128.5 3 65.5〜66.5 4 143〜143.5 5 98.5〜100 6 132〜133 7 8.09(1H,d,J=2.0),7.98(1H,d,J
=8.8),7.47(1H,dd,J=8.8,2.0),6.58
(1H,s),4.12(2H,q,J=7.0),3.95(3H,
s),3.84(3H,s),3.85(1H,q,J=7.2),
2.42(3H,s),1.57(3H,d,J=7.2),1.19
(3H,t,J=7.0) 8 7.98(1H,d,J=9.0),7.93(1H,d,J
=1.7),7.39(1H,dd,J=9.0,1.7),4.13
(2H,q,J=7.0),3.86(1H,q,J=7.2),
3.87(3H,s),3.86(3H,s),2.94(2H,bs),
1.83(2H,m),1.58(3H,d,J=7.2),1.20
(3H,t,J=7.0) 9 8.08(1H,d,J=1.8),(1H,d,J=
8.6),7.44(1H,dd,J=8.6,1.8),6.60(1H,
s),4.15(2H,q,J=7.0),3.96(3H,s),
3.86(3H,s),3.76(2H,s),2.78(2H,bt),
1.25(3H,t,J=7.0),0.80−2.00(9H,m) 10 単離せず 11 単離せず 12 単離せず 13 8.10(1H,d,J=1.8),7.97(1H,d,J
=8.8),7.46(1H,dd,J=8.8,1.8),6.60
(1H,s),4.16(2H,q,J=7.0),3.96(3H,
s),3.85(3H,s),3.86(1H,q,J=7.2),
2.84(2H,bt),1.57(3H,d,J=7.2),1.27
(3H,t,J=7.0),0.80−2.00(9H,m) 実施例 1 化合物(1a)〜(1c)の製造 CANによる酸化反応 上記参考例で得た化合物(4a)〜(7c)の
夫々15.6ミリモルを塩化メチレン200mlに溶解し、
CAN21gの水200ml水溶液を加え、室温で激しく
振つた。その後、有機層を分取し、乾燥、濃縮
し、カラムクロマトグラフイー(酢酸エチル:メ
タノール)で精製して、目的化合物を60〜80%の
収率で得た。得られた化合物の物性は第3表に示
す。 ジヨーンズ試薬による酸化反応 上記参考例で得た化合物(4a)〜(6c)(但し
化合物(4b),(5b)及び(6b)は除く)を、ア
セトン100mlに溶解し、氷冷下にジヨーンズ試薬
18mlを加え、20〜40分間撹拌を続けた。その後、
反応混合物を水に移し、塩化メチレンにて抽出
し、有機層を乾燥、濃縮し、カラムクロマトグラ
フイー酢酸エチル−メタノール)にて精製して、
目的化合物を40〜70%の収率で得た。得られた化
合物の物性は第3表に示す。 実施例 2 化合物(1d)及び(1e)の製造 化合物(1a)及び化合物(13)のそれぞれ3.3
ミリモルを、エタノール20ml及びDMF10ml混液
に溶解し、これにチオール化合物(HS−R6′)の
3.5〜6.6ミリモルを加え、25℃で20〜72時間(薄
層クロマトグラフイーにより原料化合物の消失が
認められるまで)撹拌を続けた。次いで10%
FeCl3水溶液50mlを加え、更に2時間撹拌した。
反応混合物を水に移し、酢酸エチルで抽出し、有
機層を乾燥、濃縮後、カラムクロマトグラフイー
(酢酸エチル:メタノール)で粗生成物を精製し
て、目的化合物を50〜70%の収率で得た。得られ
た化合物の物性は第3表に示す。 実施例 3 スルホキシド体及びスルホン体の製造 化合物(1b),(1d)及び(1e)のそれぞれ10
ミリモルを、塩化メチレン200mlに溶解し、これ
にm−クロル過安息香酸(70%)2.5gを氷冷下に
ゆつくり加え、更に撹拌を10分間続けた。反応混
合物を30℃以下で濃縮し、粗生成物をカラムクロ
マトグラフイー(酢酸エチル−メタノール)で精
製して目的化合物を得た。得られた化合物の物性
を、下記第3表に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中R3は水素原子又は−CHR4−COOR5
    (R4及びR5は夫々水素原子又は低級アルキル基で
    ある)を示し、該R3が水素原子のとき、R1及び
    R2は一方が水酸基もしくはカルボキシル基を有
    するアルキル基で且他方がA−S(O)o−基(A
    は水酸基を有することのある低級アルキル基及び
    nは0,1又は2である)を示す。またR3が−
    CHR4−COOR5基のとき、R1は低級アルキル基
    又は【式】基を示し、R2は水素原子又 はB−S−基(Bは低級アルキル基を有すること
    のあるフエニル基又は低級アルキル基である)を
    示すか、R1及びR2は両者が結合して−(CH24
    基を形成してもよい。〕 で表わされることを特徴とするナフトキノン誘導
    体及びその塩。
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