JPH0586979B2 - - Google Patents

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JPH0586979B2
JPH0586979B2 JP61305084A JP30508486A JPH0586979B2 JP H0586979 B2 JPH0586979 B2 JP H0586979B2 JP 61305084 A JP61305084 A JP 61305084A JP 30508486 A JP30508486 A JP 30508486A JP H0586979 B2 JPH0586979 B2 JP H0586979B2
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JP
Japan
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polyvinyl acetal
fine particle
particle powder
acrylic resin
properties
Prior art date
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Application number
JP61305084A
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English (en)
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JPS63156837A (ja
Inventor
Osamu Murayama
Hisako Fujishiro
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、防黴性あるいは殺菌性を有するポリ
ビニルアセタール系多孔質体の製造方法に関す
る。 (従来の技術) ポリビニルアセタール系多孔質体は、通気性、
クツシヨン性、緩衝性、吸水性等を有するため、
その特長を生かし、例えば水性化粧用のパフなど
様々な用途に広く用いられている。ポリビニルア
セタール系多孔質体は、乾燥時には硬化し、その
柔軟性及び弾力性が失われるため、一般には湿潤
状態で使用されている。このため、保管する場合
にも湿潤状態で保管することが多く、湿潤状態で
保管した場合には、黴が発生し易いという問題点
がある。黴の発生は、衛生上、外観上及び取扱い
上極めて問題であり、何らかの方法により、ポリ
ビニルアセタール系多孔質体に、防黴性、殺菌性
等を付与せしめることが望まれている。 ポリビニルアセタール系多孔質体などの各種多
孔質体に特定の機能を付与する試みは古くから行
われている。例えば、多孔質体に特定の機能を有
する微粒子粉体を固着せしめ、該微粒子粉体の有
する機能特性を付与する方法が知られている。こ
のような方法としては、多孔質体の製造時にその
製造原液に微粒子粉体を添加配合し、微粒子粉体
を多孔質体に包含固着する方法、あるいは別途製
造した多孔質体外表面に微粒子粉体を接着、融着
等の手段により多孔質体表面に固着する方法等が
ある。 そこで、ポリビニルアセタール系多孔質体に防
黴性、殺菌性を付与するために、上述の方法、す
なわち、防黴性、殺菌性等を有する微粒子粉体を
ポリビニルアセタール系多孔質体に分散固着せし
めることが考えられる。 しかしながら、製造原液に微粒子粉体を添加配
合する方法では、微粒子粉体が原液中に含まれる
反応系原料、溶媒、触媒の作用、更には加熱等の
苛酷な反応条件や雰囲気下にさらされることによ
り分解したり化学変化を受け、その本来有する機
能、特性が損なわれることがある。さらに、微粒
子粉体を均一に分散固着した多孔質体を得ること
が難しいうえ、折角添加された特性機能を有する
微粒子粉体が多孔質体内部に包含される結果、そ
の特性機能を効率よく発揮できず、場合によつて
は多孔質体の有する本来の性質を損なう虞すらあ
る。また、接着、融着等の手段により多孔質体外
表面に微粒子粉体を固着する方法では、微粒子粉
体の有する特性機能に由来する効果が多孔質体表
面の擦過により脱落し易い等の問題点がある。上
述の理由より、ポリビニルアセタール系多孔質体
の性質を変化させることなく、微粒子粉体の有す
る機能、特性を何ら損なうことなく効率よく固着
する方法は未だ満足すべきものが提案されていな
いのが現状である。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者等は、既存の方法が有する上記問題点
に鑑み鋭意研究を続けた結果、バインダーとして
特定のアクリル系樹脂を使用することにより、防
黴性又は殺菌性を有する微粒子粉体をポリビニル
アセタール系多孔質体に耐水性良く強固に固着す
ることができ、しかも微粒子粉体の有する機能を
十分に維持し得ることを見出し、本発明を完成し
たものであつて、その目的とするところは、防黴
性又は殺菌性を有するポリビニルアセタール系多
孔質体を、ポリビニルアセタール系多孔質体の有
する好ましい特性を何ら損なうことなしに効率よ
く製造する方法を提供するにある。 (問題点を解決するための手段) 上述の目的は、防黴性または殺菌性を有する微
粒子粉体を含有するアクリル系樹脂の溶液乃至分
散液をポリビニルアセタール系多孔質体に施与し
た後乾燥し、前記アクリル系樹脂を不溶化せしめ
前記微粒子粉体をポリビニルアセタール系多孔質
体に固定化する方法であつて、前記アクリル系樹
脂が100℃以下で架橋する低温自己架橋型のアク
リル酸エステル共重合体であることを特徴とする
製造方法によつて達成される。 本発明に用いる微粒子粉体は、防黴性または殺
菌性を有するものであつて、使用するポリビニル
アセタール系多孔質体の細孔径よりも小さな粒径
を有する粉体である。このようなものとしては、
例えば金属、有機化合物、反応性樹脂等からなる
ものを挙げることができ、具体的には抗菌作用を
有する金属イオンを保持したゼオライト粒子を挙
げることができる。 アクリル系樹脂溶液乃至分散液中における上記
微粒子粉体の濃度は、その最終目的物である複合
体に求められる要求性能に応じて適宜設定すれば
よいが、本発明の方法においては製造工程の点か
ら0.1〜5wt%の範囲内に設定するのが好ましい。 本発明に用いるアクリル系樹脂は、100℃以下
で架橋する低温自己架橋型のアクリル酸エステル
共重合体である。上記アクリル系樹脂は、比較的
低温で自己縮合するため、乾燥と同時に縮合がす
すみ、乾燥後100℃以上の温度で熱処理する必要
がなく、従つてポリビニルアセタール系多孔質体
の有する性質を損なうこともない。 ポリビニルアセタール系多孔質体を100℃より
高い温度で処理すると、その耐熱温度を越えるた
め変形、変質、変色等の好ましからざる現象が発
生しポリビニルアセタール系多孔質体が本来有す
る好ましい性質を損なうことがあるので、本発明
に用いるアクリル系樹脂は100℃以下の温度で自
己縮合するタイプの水溶性あるいはエマルジヨン
性のものに限られる。 また、上記アクリル系樹脂の水溶液又はエマル
ジヨンにおける樹脂濃度は、好ましくは5〜
15wt%程度である。樹脂濃度が低すぎると微粒
子粉体の固着力が低下し、一方高すぎると液の粘
度が高くなり、微粒子粉体の分散性が低下するう
え、多孔質体に対する樹脂付着量が、必要以上に
過多になり多孔質体が本来有する性質が損なわれ
る傾向がある。 本発明の方法において適用されるアクリル系樹
脂は、熱処理により縮合し水不溶化して多孔質体
表面で薄い皮膜を形成し、バインダーとしての機
能を果たす。その際アクリル系樹脂は微粒子粉体
のポーラス度に余り影響されず微粒子粉体内部に
深くまで浸透せずに、粉体の比較的表面部で水不
溶性大なる皮膜を形成し、ポリビニルアセタール
系多孔質体に固着される。アクリル系樹脂は、微
粒子粉体の比較的表面部分でのみ皮膜化する結
果、微粒子粉体の有する特性機能は十分維持され
る。そしてその傾向は、多孔質体を構成する樹脂
の親水性が大きい程、微粒子粉体の疎水性が大き
い程顕著なものとなる。本発明に用いるポリビニ
ルアセタール系多孔質体は極めて親水性が大き
く、更に例えば、微粒子粉体としてゼオライト等
の疎水性が大きくポーラスな微粒子粉体を使用し
た場合に、その効果は一層大きなものとなる。 上述のように調製された分散液は、ポリビニル
アセタール系多孔質体に施与されるが、施与方法
としては特に限定されるものではなく、例えばス
プレー等により吹き付ける方法、含浸による方
法、含浸後絞つて施与量を調整する方法等、公知
の適宜な方法によつて行えばよい。スプレー等に
より吹き付ける方法は、ポリビニルアセタール系
多孔質体の表層部分に上記微粒子粉体を偏在する
ように固着せしめるのに適し、含浸による方法
は、多孔質体内層まで均質に微粒子粉体を施与固
着させるのに好適である。 このようにして得られたものを、次に所定温度
にて熱処理するが、処理温度はアクリル系樹脂の
自己縮合温度を越える温度で且つ100℃以下の温
度である。かかる熱処理条件であれば、アクリル
系樹脂は縮合化水不溶化し、且つ乾燥も進行す
る。この際少量の硬化促進剤(触媒)を併用する
のも有効である。熱処理温度が、100℃以下であ
れば、ポリビニルアセタール系多孔質体も変質、
変形等好ましからざる現象を発生することはな
い。 本発明の方法において上記アクリル系樹脂に代
えて他の熱硬化性樹脂を用いた場合は、乾燥に続
き、120〜180℃程度の熱処理工程が必要である
が、本発明の方法によれば、その工程を完全に省
略し、熱処理による変質を抑えるのみならず、熱
処理時間の短縮、熱エネルギーの省力も可能とな
る。 (発明の効果) 本発明の方法によれば、ポリビニルアセタール
系多孔質体に防黴性又は殺菌性を有する微粒子粉
体を強固に固定化することができると共に、その
特性を十分に発揮することが可能となり、黴の発
生を未然に防止したポリビニルアセタール系多孔
質体を得ることができる。また、100℃以下の低
温で架橋するため、ポリビニルアセタール系多孔
質体の有する本来の物性を損なうことなく、全く
同等の物性のものを得ることが十分に可能であ
る。 したがつて、本発明の方法で得られたポリビニ
ルアセタール系多孔質体は、その主要な用途の一
つである化粧用パフ材となした場合、従来、発黴
等の問題点により、その商品価値及び商品として
のライフが限定されていたが、永続的な防黴性、
殺菌性効果が付与されたパフ材となるため、商品
価値が向上する。 以下、実施例を挙げて、本発明方法を具体的に
説明する。 (実施例) 平均重合度1200、鹸化度99モル%の完全鹸化
PVAを、気孔形成助剤として澱粉を用い、硫酸
触媒の存在下でホルマール化を行い平均気孔径
500μ、気孔率92%の軟質ポリビニルアセタール
系多孔質体を製造した。次に平均粒径10μのA型
ゼオライト(0.94NaO・Al2O3・1.92SiO2・xH2
O)の微粉末乾燥品250gを採取し、1/50M硝
酸銀水溶液500mlを加えて得られた混合物を室温
にて23時間攪拌下に保持してイオン交換を行つた
後、濾過及び水洗を施し過剰の銀イオンを除去し
た。次に水洗済の銀ゼオライトを100〜105℃で乾
燥後粉砕したところ、銀含有率2.6%、比表面積
629m2/gの銀−ゼオライト転換物が得られた。
このものは、微粉末固体状であり、抗菌性、防黴
性を有していた。 アクリル系樹脂バインダーとして帝国化学産業
製EXP−220を準備し、これを水にて希釈し10wt
%の水系エマルジヨンとした。これに上述の銀−
ゼオライト転換物の微粒子粉体を1.0wt%の割合
で投入し、十分に攪拌を行い均一分散液を調整し
た。 この分散液に上述のポリビニルアセタール系多
孔質体のシート(300mm×230mm×15mm)を投入し
約30分間浸漬した後絞りローラーを用いて絞つ
た。然る後、該シートを85℃の乾燥機に投入し8
時間熱処理を施した。 ここで得られた銀−ゼオライト転換物の微粒子
を固着した熱セツト上がりのポリビニルアセター
ル系多孔質体シートは弾性がなく硬い板状のもの
であつた。次にこのシートを円形に打ち抜いたも
のを試験片とし以下の試験に供した。試験片は前
記の通り硬い板状のものであつたが、これに水分
を付与すると柔軟性が発現した。この湿潤した試
験片を円形に打ち抜き、試料No.1とし水性化粧用
のパフとして使用感の試験をすると同時に、5
回、10回選択後湿潤下に保持し弾力性を付与した
試験片について発黴性のチエツクを行つた。結果
を第1表に示す。 上記と同様の処方にて、エマルジヨン濃度を
1wt%及び20wt%としたもので、試料を作成し、
各々試料No.2,No.3とし同様の試験に供した.結
果を、第1表にまとめて示す。
【表】 第1表より明らかな如く、No.1は風合い防黴性
ともに良好であつたが、No.2はやや防黴性の保持
力に劣り、No.3はやや風合いの硬い傾向が認めら
れた。 尚、本実施例に用いたEXP−220は、自己縮合
温度が100℃以下の自己架橋型アクリル酸エステ
ル共重合物であり、安定な水系エマルジヨンを形
成するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 防黴性または殺菌性を有する微粒子粉体を含
    有するアクリル系樹脂の稀薄溶液乃至分散液をポ
    リビニルアセタール系多孔質体に施与した後乾燥
    し、前記アクリル系樹脂を不溶化せしめ微粒子粉
    体をポリビニルアセタール系多孔質体に固定化す
    る方法であつて、前記アクリル系樹脂が100℃以
    下で架橋する低温自己架橋型のアクリル酸エステ
    ル共重合体であることを特徴とする防黴殺菌性を
    有するポリビニルアセタール系多孔質体の製造方
    法。
JP30508486A 1986-12-19 1986-12-19 防黴殺菌性を有するポリビニルアセタール系多孔質体の製造方法 Granted JPS63156837A (ja)

Priority Applications (1)

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JP30508486A JPS63156837A (ja) 1986-12-19 1986-12-19 防黴殺菌性を有するポリビニルアセタール系多孔質体の製造方法

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JP30508486A JPS63156837A (ja) 1986-12-19 1986-12-19 防黴殺菌性を有するポリビニルアセタール系多孔質体の製造方法

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JPS63156837A JPS63156837A (ja) 1988-06-29
JPH0586979B2 true JPH0586979B2 (ja) 1993-12-15

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JP30508486A Granted JPS63156837A (ja) 1986-12-19 1986-12-19 防黴殺菌性を有するポリビニルアセタール系多孔質体の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS49119950A (ja) * 1973-03-20 1974-11-15
JPS5236902A (en) * 1975-09-19 1977-03-22 Hitachi Ltd Control system for inter-unit mutual communication
DE3021107A1 (de) * 1980-06-04 1981-12-17 Hoechst Ag, 6000 Frankfurt Carbamoyloxyamino-1,4-benzodiazepine, verfahren zu irer herstellung und diese enthaltende arzneimittel

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JPS63156837A (ja) 1988-06-29

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