JPH0587018U - 人工芝洗浄車 - Google Patents

人工芝洗浄車

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JPH0587018U JP3572092U JP3572092U JPH0587018U JP H0587018 U JPH0587018 U JP H0587018U JP 3572092 U JP3572092 U JP 3572092U JP 3572092 U JP3572092 U JP 3572092U JP H0587018 U JPH0587018 U JP H0587018U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 フードの走行方向の後方で前方よりも空気量
を多くして洗浄液を吹き上げるようにすることもでき、
しかして効率的な塵埃の除去と洗浄液の回収とが行える
人工芝洗浄車を提供することにある。 【構成】 張設された人工芝1を洗浄する洗浄車2は、
下方に開口3し、上部に4本の吸引管4が接続されるフ
ード5と、フード5内においてノズル管6に下向きに配
設された複数の洗浄液噴射用のノズル7と、吸引管4で
吸引された空気、洗浄液及び塵埃の混合体を分離する分
離装置8とを備え、フード5は開口3の周囲に鍔9を有
し、鍔9と人工芝1との間の空隙10を通して吸引管4
で吸引される空気量をA方向での前後で調節する調節手
段11を具備している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、張設された人工芝の汚れ、ごみ等を清掃するときに使用される真空 吸引方式の洗浄車に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、競技場の多くの施設には大面積の人工芝が張設されており、その上で競 技や各種イベントが催されている。ここで、人工芝とは基布にパイルが植設され ているものであって、かかる人工芝は地面又は床面上に単に置いて張設される場 合と、地面、床面又はアンダーパット等に全面固着されて固定的に張設される場 合、その中間の部分固定される場合とがある。
【0003】 従来人工芝面の清掃に際しては、人工芝以外にも使用可能な汎用の清掃車や洗 浄車が用いられている。前者は真空掃除機の原理によって空気と共に塵埃を吸い 込む方式のものであり、後者には水を連続的にノズルから噴射し、人工芝にこび り付いた汚れを洗い落としながら同時に反射された汚水をノズルの側部に設けら れたフード内で回収する方式が採用されている。
【0004】 また前記二つの方式の長所を併せ持つものとして、実開昭63−9317号公 報には、人工芝面に向けて下向きに開口しており、内部に複数の洗浄液噴射用の ノズルを設けたフードを有し、フードの前記開口の周囲に設けられた鍔と人工芝 との間の空隙から空気を吸引して、ノズルから噴射された洗浄液を塵埃と共にこ の吸引空気に同伴して回収する洗浄吸引車が提案されている。この洗浄車では、 フードはその鍔で自重並びにフード内の圧力によって人工芝面に所定の接触を生 じるように構成されており、この接触により前記空隙を通して吸引される空気量 が決定されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、汎用の前記清掃車は、人工芝に付着した汚れの除去には不適で ある。また、前記洗浄車にあっては、例えば水を回収して再循環使用する方式を 採用したとしても、洗浄水の回収効率が低いため大容量の水タンクを洗浄車に搭 載しなければならないという問題がある。加えて、清掃後に人工芝面に比較的多 量の水が残るため、前記洗浄車では芝の乾燥に時間がかかる、乾燥後に汚れが再 付着するといったことも問題である。
【0006】 一方、実開昭63−9317号公報に開示された洗浄吸引車では、鍔と人工芝 との間の空隙を通して吸引される空気量は鍔の周囲四方でほぼ一定に保たれてい る。ところが、後述するように、前記空隙からフード内に導入される空気に同伴 して排出する塵埃が、フ−ドの走行方向の前後で異なる。すなわち、導入空気は 走行方向の前方では、まだ芝が濡れていないので掃除機のように主に埃やゴミ等 の異物を同伴して排出するだけであるが、フードの走行方向の後方では、濡れた ゴミ、埃等に加えて汚れを含んだ洗浄液を同伴して排出することが要求される。 そして、このように汚れを含んだ洗浄液で濡れた芝から洗浄液を効率良く回収す るためには、洗浄液の下面から吹き上げるように多量の空気を導入して洗浄液を 浮遊させ飛散させることが必要となる。しかし、上記の洗浄吸引車は、フードの 前後方向で導入空気量を微妙に調節するのに適した構造ではない。
【0007】 また従来の洗浄吸引車では、汚れがひどいため洗浄液の供給を増やすと、フー ドの走行方向の後方で洗浄液が鍔と人工芝との間の空隙をブロックしてしまい、 フード前方での異物の吸引除去は良好であるが、後方での洗浄液の回収が低下す るという欠点がある。
【0008】 更に、従来の洗浄吸引車においては、塵埃の量に比例して全体の吸引空気量を 増やしていくと、フード内が強い負圧となるため、地面又は床面上に単に張設さ れただけや部分固定されただけの人工芝においては、芝が持ち上がって鍔に吸い 付いてしまうという欠点もある。
【0009】 上述の事情に鑑み、本考案者は人工芝洗浄車におけるフードの構造ならびにフ ードに導入すべき空気量の方向性について鋭意検討した結果、フードの走行方向 の後方で前方よりも空気量を多くして洗浄液を吹き上げるようにすれば、効率的 な塵埃の除去と洗浄液の回収とが行えることを見い出し本考案に到った。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案は、張設された人工芝を洗浄する洗浄車であって、下方に開 口し、上部に吸引管が接続されたフードと、このフード内に下向きに配設される 複数の洗浄液噴射用のノズルと、吸引管で吸引された空気、洗浄液及び塵埃の混 合体を分離する分離装置とを備え、フードは前記開口の周囲に鍔を有し、この鍔 と人工芝との間の空隙を通して吸引管で吸引される空気量を進行方向の前後で調 節する調節手段を具備してなる人工芝洗浄車である。
【0011】 本考案において洗浄液としては、水や中性洗剤入りの水などが好適に用いられ る。洗剤水を使用すると、ノズルから噴射される洗浄液の物理的洗浄作用に加え て、洗剤の化学的洗浄作用が利用できるので、人工芝の汚れの洗浄には有利であ る。しかし、汚れが特にひどい等の理由により高濃度の洗剤水により芝を洗浄す る時には、洗剤水洗浄に続いて洗濯におけるすすぎ工程にあたる水洗浄を行って 、未回収の洗剤水を除去することが好ましい。また、分離装置、水タンク及びポ ンプ等を水用と洗剤水用の2系列分用意し、更に各系列に対応するフ−ドを走行 方向に2列に配した洗浄車によれば、洗剤水洗浄と水洗浄とを1回の清掃作業で 行なうことができる。
【0012】 本考案における空隙は、鍔下面と人工芝の基布面との間の空間をいう。
【0013】 鍔は、人工芝上を円滑に移動できるように、その外縁部で上方に向けて勾配を もつように形成されることが好ましい。また鍔は、走行方向に対して直角方向で あるフードの左右方向には配置される必要はなく、代わりに左右方向での空隙を 塞ぐ板部材がフードの側壁に取り付けられてもよい。
【0014】 洗浄液を噴射するノズルは、フード内の上部であって走行方向の中央部に、洗 浄車の走行方向に対して直交するように多数配列されるのが好ましい。このよう なノズル配列を与える一例は、実施例に示すようなノズルとしての孔を多数設け た直管状のノズル管である。このノズル管は、多数のノズル用の孔を等しい水平 位置で洗浄車の走行方向に対して直交するように配列できる。
【0015】 ノズルからの洗浄液の供給は、人工芝を単に濡らすようにではなく、高速の洗 浄液で芝をたたくように行われる。なぜならば、高速の洗浄液は芝に付着した汚 れの離脱を促すからである。したがって、ノズルは、フード下の芝が走行方向の 開口長さ(図5において符号Lで示す)の1/6乃至1/2の幅(図5において 符号Dで示す)で高速の洗浄液によりたたかれるように、多少の間隔または方向 性をもって配列されるのがよい。また、ノズルからこのような高速の洗浄液を噴 射するためには、ノズルの形状にもよるが、ポンプの吐出圧力は5kg/cm2 乃至50kg/cm2程度とされる。
【0016】 吸引管は、塵埃や洗浄液を空隙からフード内に導入される空気に同伴して効率 よく集めることができるように、フードの走行方向前方の上部と後方の上部とに 接続されるのが好ましい。
【0017】 調節手段は、鍔と人工芝との間の空隙を通して吸引管で吸引される空気量を進 行方向の前後で調節し得るものであればよく、通常は人工芝とフードまたは鍔の 間に設けられる。なお、かかる空気量の調節は、上記空隙間隔を調節することに よって行われるだけでなく、鍔の長さを可変とすることでも行ない得る。本考案 の一つの例では調節手段は、車輪を具備して具体化される場合があるが、走行に 際して芝を傷つけ難いものであれば、車輪でなくてもローラやソリのような部材 であってもよい。またフードを支える上記の車輪は走行方向に2個乃至4個設け るとよい。
【0018】 本考案では鍔と人工芝との間の空隙を確保する空隙確保手段がさらに設けられ ている。この空隙確保手段を設ければ、地面又は床面上に単に張設されただけや 部分固定されただけの芝でも、フード内の強い負圧のために芝が持ち上がって鍔 に吸い付くという現象を防ぐことができる。空隙確保手段は、空隙を通しての空 気の流れをそれ程阻害せず、かつ芝が持ち上がったとしても最小限の空隙を確保 する。それは、また、人工芝のパイルが空隙を塞がないようにパイルを押さえ付 けるように構成されるのが特に好ましい。空隙確保手段の一つの例として、櫛構 造を有し、芝に当接する先端を丸加工した直径6mmから10mmの丸棒を、位 置調節用の長孔を設けた平板に一定間隔をもつて多数平行に取り付けたものを示 し得る。この場合の一定間隔は、空気の流れをあまり阻害せずかつ持ち上がった 芝で空隙が減少しない程度の値であり、一般に10mmから100mm程度とさ れる。また空隙確保手段を凹所の形態で鍔に設けてもよく、寸法的には、櫛構造 のものの対応する部分の寸法を溝寸法とするとよい。
【0019】
【作用】
本考案になる人工芝洗浄車によれば、フード内においてノズルから人工芝面に 向かって洗浄液が噴射される。この噴射によって人工芝面の汚れ等は、調節手段 よって調節されたフード内への吸引空気によって洗浄液と共に吹き上げられ、こ の吹き上げられた空気、洗浄液及び塵埃の混合体は吸引管で吸引されて分離装置 に導かれる。分離装置は空気、洗浄液及び塵埃をそれぞれ分離する。
【0020】 以下本考案を、図に示す具体例に基づいて詳細に説明する。なお、本考案はこ れら具体例に何等限定されないのである。
【0021】
【具体例】
図1から図4において、張設された人工芝1を洗浄する本例の洗浄車2は、下 方に開口3し、上部に複数、本例では4本の吸引管4が接続されたフード5と、 フード5内においてノズル管6に下向きに配設された多数の孔からなる洗浄液噴 射用のノズル7と、吸引管4で吸引された空気、洗浄液及び塵埃の混合体を分離 する分離装置8とを備え、フード5は開口3の周囲に鍔9を有し、鍔9と人工芝 1との間の空隙10を通して吸引管4で吸引される空気量を走行方向、すなわち A方向での前後で調節する調節手段11を具備している。
【0022】 本例のフード5は下方に開口3を有して箱型に形成されており、天井部におい て吸引管4の周りの部位15、16、17及び18では、吸引管4による吸引効 果を向上させるため、略方錘状に形成されている。鍔9は本例ではその外縁部1 9で上方に向けて勾配をもつように形成されており、またA方向に対して直交す るフード5の左右方向にも配設されている。フード5は軸20及び21を介して 一対のアーム22の一端に回動自在に連結されており、アーム22の他端は軸2 3及び24を介して車体25の後部に回転自在に取り付けられている。車体25 には巻き上げ機26が搭載されており、その巻き上げ用ワイヤ27の先端はフー ド5に連結されており、巻き上げ機26によりフード5は不使用時には上方に引 き上げられるようになっている。
【0023】 一端29が閉塞されたノズル管6は、フード5の天井部にA方向に対して直交 して伸びて形成された収容凹所30に図示しない適宜の取り付け部材を介して取 り付けられており、その他端31はフード5の側壁部を貫通して外部に配されて いる。
【0024】 本例の調節手段11はA方向での前後でそれぞれ一対設けられており、それぞ れは、上下方向に伸びる長孔41が穿設されたブラケット42と、ブラケット4 2の下面に取り付けられた車輪支持部材43と、車輪支持部材43に軸44を介 して回転自在に支持された車輪45とを具備し、ブラケット42は長孔41に挿 通されたボルト46によりフード5の側壁に取り付けられている。このように形 成された本例の調節手段11では、ボルト46を一旦緩めてフード5に対するブ ラケット42の位置を新たに所望に上又は下方にずらして設定した後、その後ボ ルト46を再び締めてブラケット42をフード5に固定して空隙10の距離を設 定することにより、空隙10を通して吸引管4で吸引される空気量がA方向の前 後で調整される。
【0025】 車体25に搭載された分離装置8は、例えばサイクロン等からなる気液分離装 置51と、例えば傾斜して取り付けられた金網52からなる液固分離装置53と を具備している。可撓性管54を介して吸引管4のそれぞれに接続された気液分 離装置51は、吸引管4から供給される空気、回収洗浄液及び塵埃の混合体から 空気のみを分離し、液固分離装置53は、これに接続された気液分離装置51か らの塵埃等の固形異物と洗浄液とを分離し、塵埃等の固形異物を容器55に、洗 浄液をタンク56にそれぞれ排出する。
【0026】 タンク56はポンプ61に接続されており、ポンプ61は可撓性管62を介し てノズル管6の他端31に接続されてタンク56からの洗浄液を加圧してノズル 7に供給する。気液分離装置51は排気管65を介してブロワー、ファン等の排 気装置66に接続されており、排気装置66は気液分離装置51からの空気を吸 引してこれを消音器67を介して外部に排出する。なお、車体25の前部には連 結具68が取り付けられており、車体25は、連結具68を介して前方に配され る図示しない牽引車に接続されて前方に走行される。
【0027】 以上のように形成された人工芝洗浄車2は次のように作動する。巻き上げ機2 6からワイヤ27が繰り出されると、フード5は自重により下降して車輪45は 人工芝1面に接触する。次にポンプ61の作動で、まずタンク56の洗浄液が管 62及びノズル管6を介してノズル7に供給されて、図5に示すように噴射流7 1としてノズル7から人工芝1面に向かって噴射され、この噴射された洗浄液は 人工芝1面の塵埃等の汚れを浮き出させる一方、排気装置66の作動で、フード 5内の空間72は負圧にされ、しかして外部空気が流入空気73として空隙10 を介して空間72に流入し、この流入空気73は空間72に噴射された洗浄液及 びこの洗浄液によって浮き出された塵埃を吹き上げ、こうして吹き上げた洗浄液 及び洗浄液によって浮き出された塵埃を同伴して吸引管4に吸引され、さらに分 離装置8まで導かれる。この際、流入空気73は、フード5の走行方向の前方で は、まだ芝が濡れていないので真空掃除機のように主に埃やゴミ等の異物を同伴 して排出するだけの乾式吸引状態にある。これに対して、フード5の走行方向の 後方は湿式吸引状態にあり、流入空気73は、洗浄液で濡れた芝から洗浄液と共 に塵埃を効率よく回収することが要求される。当然、両者の流入空気73量は同 じではなく、異なってそれぞれ調節されることが好ましい。分離装置8は、吸引 管4で吸引された空気、洗浄液及び塵埃の混合体のうちまず空気を気液分離装置 51で分離し、次に気液分離装置51からの洗浄液と塵埃とを液固分離装置53 で分離する。分離された空気は消音器67を介して外部に排出され、洗浄液はタ ンク56に回収されて再び使用され、塵埃は容器55に収容されて後に取り出さ れて焼却等の処分に付される。
【0028】 ところで上記の人工芝洗浄車2では、ボルト46を緩めてフード5に対するブ ラケット42の上下方向の相対位置を変えてその位置で再びボルト46を締める ことにより、空隙10の上下方向の距離Hを調節することができるため、例えば フード5の走行方向後方での空隙10の間隔Hを前方での間隔Hよりも大きくし 、フード5の後方でその前方よりも空隙10を介して吸引される空気量を多くし て、後方では流入空気73により洗浄液をより以上に吹き上げるようにすると、 効率的な塵埃の除去と洗浄液の回収とを同時に行うことができるようになる。
【0029】 前記例はブラケット42及び車輪45を具備した調節手段11を設けたもので あるが、図6及び図7に示すように、上下方向に伸びる長孔81が複数穿設され た板部材82と、板部材82に溶接などにより櫛状に固着された多数本の丸棒8 3とを具備した空隙確保手段84を、長孔81に挿通されたボルト85により走 行方向に直交するフード5の内側壁面に更に設けて人工芝洗浄車2を形成しても よい。このような空隙確保手段84によれば、地面又は床面に単に張設されただ けや部分的に固定されただけの人工芝1おいて、フード5内の空間72の強い負 圧のため空隙10を塞ぐように部分的に人工芝1が持ち上がっても、その持ち上 がり部が丸棒83の下端86へ当接するためにそれ以上の持ち上がりを阻止でき 、最低限の空隙10を常に確保し得ることとなる。なお、丸棒83の下端86は 略球状又は半球状に加工し、走行中に人工芝1に引っ掛からないようにするとよ い。なお、空隙確保手段84は、丸棒83の下端86を略直角に曲げて、図6で 図示左側に鍔9の下面に沿って平行に延ばした逆L字形の丸棒83を具備したも のであってもよい。この逆L字形の丸棒83は、人工芝のパイルが空隙10を塞 がないようにパイルを押さえ付ける働きがあり、特に好ましいものである。丸棒 83の径としては、一例として6mmから10mmを挙げることができ、丸棒8 3の相互間隔としては、空気の流れをあまり阻害せずかつ持ち上がった人工芝1 で空隙10が減少しない程度とされ、一般に10mmから100mm程度とされ る。また丸棒83の下端86と人工芝1との間隔hは、H>h≧0の関係を満足 するようにする。本例の空隙確保手段84では間隔hはボルト85を緩めること により任意に調節することができる。以下の具体例でも同様であるが、空隙確保 手段は、走行方向に平行なフード5の側面に設けてもよい。
【0030】 また図8及び図9に示すように走行方向に直交する前後の鍔9の下面に、等間 隔に多数の凹所91を形成し、空隙確保手段としての凹所91を有する鍔9をフ ード5の下端に溶接などにより取り付けてもよい。凹所91からなる空隙確保手 段でも上記の空隙確保手段84と同様に、部分的に人工芝1が持ち上がっても、 空隙10を凹所91によって常に確保し得る。さらに、凸所92はパイルを押さ え付ける働きがある。
【0031】 さらに図10に示すように、走行方向に直交する前後の鍔9に、等間隔に貫通 孔100を形成する一方、貫通孔100に挿通されかつ先端にローラ101が回 転自在に取り付けられた多数の櫛状部102を有し、上方に長孔103を有する 調節部材104を、長孔103に挿通されたボルト105により走行方向に直交 するフード5の側壁部に上下方向に位置調節自在に取り付けて、人工芝洗浄車2 を形成してもよい。本例の場合、フード5への調節部材104の取り付け位置を ボルト105を緩めて上下方向に関して調節することにより、空隙10の間隔H を所望に設定することができる結果、調節部材104は、鍔9と人工芝1との間 の空隙10を通して吸引管4で吸引される空気量を進行方向の前後で調節する調 節手段として機能する上に、鍔9の部位に直接設ける結果、フード5内の強い負 圧のため空隙10を塞ぐように部分的に人工芝1が持ち上がっても、その持ち上 がりをローラ101で阻止して空隙10を常に確保する空隙確保手段の機能をも 有することとなる。このように本考案は調節手段と空隙確保手段との両機能を具 備した調節部材104で人工芝洗浄車2を形成してもよいのである。
【0032】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、鍔と人工芝との間の空隙を通して吸引管で吸引 される空気量を進行方向の前後で調節する調節手段を具備してなるため、フード の走行方向の後方で前方よりも空気量を多くして洗浄液を吹き上げるようにし得 、しかして効率的な塵埃の除去と洗浄液の回収とを行うことができる。また空隙 確保手段をさらに具備せしめると、地面又は床面に単に張設されただけや部分的 に固定されただけの人工芝にも上記の効果を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一具体例の平面図である。
【図2】図1に示す具体例の側面図である。
【図3】図1に示す具体例のフード等の詳細斜視図であ
る。
【図4】図1に示す具体例のフード及び調節手段の詳細
断面面である。
【図5】本考案の一具体例の動作説明図である。
【図6】本考案の他の具体例の一部断面図である。
【図7】図6に示す具体例の正面図である。
【図8】本考案のさらに他の具体例の一部断面図であ
る。
【図9】図8に示す具体例の正面図である。
【図10】本考案のさらに他の具体例の一部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 人工芝 2 洗浄車 3 開口 4 吸引管 5 フード 6 ノズル管 7 ノズル 8 分離装置 9 鍔 10 空隙 11 調節手段

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 張設された人工芝を洗浄する洗浄車であ
    って、下方に開口し、上部に吸引管が接続されたフード
    と、このフード内に下向きに配設される複数の洗浄液噴
    射用のノズルと、吸引管で吸引された空気、洗浄液及び
    塵埃の混合体を分離する分離装置とを備え、フードは前
    記開口の周囲に鍔を有し、この鍔と人工芝との間の空隙
    を通して吸引管で吸引される空気量を進行方向の前後で
    調節する調節手段を具備してなる人工芝洗浄車。
  2. 【請求項2】 鍔と人工芝との間の空隙を確保する空隙
    確保手段がさらに設けられている請求項1に記載の人工
    芝洗浄車。
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