JPH0587176A - 減衰力可変式シヨツクアブソーバ - Google Patents
減衰力可変式シヨツクアブソーバInfo
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- JPH0587176A JPH0587176A JP27199391A JP27199391A JPH0587176A JP H0587176 A JPH0587176 A JP H0587176A JP 27199391 A JP27199391 A JP 27199391A JP 27199391 A JP27199391 A JP 27199391A JP H0587176 A JPH0587176 A JP H0587176A
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- valve
- cylinder
- valve element
- piston
- chamber
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オイルがバイパス通路の途中の逆止弁を通過
する際のキャビテーション及びこれに起因する異音の発
生を防止する。 【構成】 ピストンは上室と下室とを接続するバイパス
通路84、104を有し、通路104の途中には逆止弁
93が設けられている。逆止弁の弁要素96は互いに隔
置された複数個のオリフィス94を有し、弁座98はオ
リフィスに近接した位置にて弁要素に当接する当接面9
8aと該当接面に連続する傾斜面98bとを有し、傾斜
面は下室へ向かうにつれて弁要素より離れる方向へ傾斜
し通路104の一部を郭定している
する際のキャビテーション及びこれに起因する異音の発
生を防止する。 【構成】 ピストンは上室と下室とを接続するバイパス
通路84、104を有し、通路104の途中には逆止弁
93が設けられている。逆止弁の弁要素96は互いに隔
置された複数個のオリフィス94を有し、弁座98はオ
リフィスに近接した位置にて弁要素に当接する当接面9
8aと該当接面に連続する傾斜面98bとを有し、傾斜
面は下室へ向かうにつれて弁要素より離れる方向へ傾斜
し通路104の一部を郭定している
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショックアブソーバに
係り、更に詳細には減衰力可変式のショックアブソーバ
に係る。
係り、更に詳細には減衰力可変式のショックアブソーバ
に係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌の減衰力可変式のショッ
クアブソーバの一つとして、例えば実開昭61−123
237号公報に記載されている如く、シリンダと、シリ
ンダに往復動可能に嵌合しシリンダと共働してシリンダ
上室及びシリンダ下室を郭定するピストンと、シリンダ
に対するピストンの相対運動に伴い流通する作動液体に
流通抵抗を与えて減衰力を発生する減衰力発生装置と、
ピストンに設けられた弁孔と、弁孔とシリンダ上室とを
連通接続する第一の接続通路と、弁孔とシリンダ下室と
を連通接続する第二の接続通路と、弁孔に往復動可能に
嵌合し第一及び第二の接続通路の連通若しくは連通度合
を選択的に制御するスプール弁と、スプール弁を駆動し
位置決めするアクチュエータと、第二の接続通路の途中
に設けられ弁孔よりシリンダ下室へ向う作動液体の流れ
を規制する逆止弁とを有し、逆止弁は第二の接続通路を
横切って延在し一つのオリフィスを有する実質的に板状
の弁要素と、弁要素を弁座に対し付勢する付勢手段とを
有するショックアブソーバが従来より知られている。
クアブソーバの一つとして、例えば実開昭61−123
237号公報に記載されている如く、シリンダと、シリ
ンダに往復動可能に嵌合しシリンダと共働してシリンダ
上室及びシリンダ下室を郭定するピストンと、シリンダ
に対するピストンの相対運動に伴い流通する作動液体に
流通抵抗を与えて減衰力を発生する減衰力発生装置と、
ピストンに設けられた弁孔と、弁孔とシリンダ上室とを
連通接続する第一の接続通路と、弁孔とシリンダ下室と
を連通接続する第二の接続通路と、弁孔に往復動可能に
嵌合し第一及び第二の接続通路の連通若しくは連通度合
を選択的に制御するスプール弁と、スプール弁を駆動し
位置決めするアクチュエータと、第二の接続通路の途中
に設けられ弁孔よりシリンダ下室へ向う作動液体の流れ
を規制する逆止弁とを有し、逆止弁は第二の接続通路を
横切って延在し一つのオリフィスを有する実質的に板状
の弁要素と、弁要素を弁座に対し付勢する付勢手段とを
有するショックアブソーバが従来より知られている。
【0003】かかるショックアブソーバに於ては、アク
チュエータによってスプール弁の位置が制御され第一の
接続通路と第二の接続通路との間の連通若しくは連通度
合が制御されることにより、これらの接続通路を経てシ
リンダ上室とシリンダ下室との間に流通する作動液体の
流量が制御されるので、減衰力発生装置を通過する作動
液体の流量が変化され、これにより減衰力発生装置によ
り発生される減衰力が可変制御される。
チュエータによってスプール弁の位置が制御され第一の
接続通路と第二の接続通路との間の連通若しくは連通度
合が制御されることにより、これらの接続通路を経てシ
リンダ上室とシリンダ下室との間に流通する作動液体の
流量が制御されるので、減衰力発生装置を通過する作動
液体の流量が変化され、これにより減衰力発生装置によ
り発生される減衰力が可変制御される。
【0004】また上記公報に記載されたショックアブソ
ーバに於ては、スプール弁が開弁し第一の接続通路と第
二の接続通路とが連通された状態にあるときには、ピス
トンの縮み行程に於てはシリンダ下室内の作動液体は逆
止弁を通過する際に弁要素を弁座より離脱させることが
できるが、ピストンの伸び行程に於てはシリンダ上室内
の作動液体は逆止弁を通過する際に必ず弁要素のオリフ
ィスを通過しなければならず、従ってピストンの伸び行
程に於ける減衰力は縮み行程に於ける減衰力よりも高く
制御される。
ーバに於ては、スプール弁が開弁し第一の接続通路と第
二の接続通路とが連通された状態にあるときには、ピス
トンの縮み行程に於てはシリンダ下室内の作動液体は逆
止弁を通過する際に弁要素を弁座より離脱させることが
できるが、ピストンの伸び行程に於てはシリンダ上室内
の作動液体は逆止弁を通過する際に必ず弁要素のオリフ
ィスを通過しなければならず、従ってピストンの伸び行
程に於ける減衰力は縮み行程に於ける減衰力よりも高く
制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記公報に記載
された従来のショックアブソーバに於ては、第一の接続
通路と第二の接続通路とが連通された状態にてピストン
の伸び行程が行われるときには、作動液体の流路の断面
積は作動液体が弁要素のオリフィスよりその下流側へ流
れる過程に於て急激に増大するため、かかる部位に於て
キャビテーション及びこれに起因する異音が生じ易いと
いう問題がある。
された従来のショックアブソーバに於ては、第一の接続
通路と第二の接続通路とが連通された状態にてピストン
の伸び行程が行われるときには、作動液体の流路の断面
積は作動液体が弁要素のオリフィスよりその下流側へ流
れる過程に於て急激に増大するため、かかる部位に於て
キャビテーション及びこれに起因する異音が生じ易いと
いう問題がある。
【0006】本発明は、シリンダ上室とシリンダ下室と
を連通接続する接続通路の途中に逆止弁を有する従来の
減衰力可変式のショックアブソーバに於ける上述の如き
問題に鑑み、逆止弁に於てキャビテーション及びこれに
起因する異音が生じることがないよう改良された減衰力
可変式のショックアブソーバを提供することを目的とし
ている。
を連通接続する接続通路の途中に逆止弁を有する従来の
減衰力可変式のショックアブソーバに於ける上述の如き
問題に鑑み、逆止弁に於てキャビテーション及びこれに
起因する異音が生じることがないよう改良された減衰力
可変式のショックアブソーバを提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、シリンダと、前記シリンダに往復動可能に
嵌合し前記シリンダと共働してシリンダ上室及びシリン
ダ下室を郭定するピストンと、前記シリンダに対する前
記ピストンの相対運動に伴い流通する作動液体に流通抵
抗を与えて減衰力を発生する手段と、前記ピストンに設
けられた弁孔と、前記弁孔と前記シリンダ上室とを連通
接続する第一の接続通路と、前記弁孔と前記シリンダ下
室とを連通接続する第二の接続通路と、前記弁孔に往復
動可能に嵌合し前記第一及び第二の接続通路の連通若し
くは連通度合を選択的に制御する弁体と、前記弁体を駆
動し位置決めするアクチュエータと、前記第二の接続通
路の途中に設けられ前記弁孔より前記シリンダ下室へ向
う作動液体の流れを規制する逆止弁とを有し、前記逆止
弁は前記第二の接続通路を横切って延在し互いに隔置さ
れた複数個のオリフィスを有する実質的に板状の弁要素
と、前記弁要素を弁座に対し付勢する付勢手段とを有
し、前記弁座は前記オリフィスに近接した位置にて前記
弁要素に当接する当接面と、前記当接面に連続し前記シ
リンダ下室へ向かうにつれて前記弁要素より離れる方向
へ傾斜し前記第二の接続通路の一部を郭定する傾斜面と
を有していることを特徴とする減衰力可変式ショックア
ブソーバによって達成される。
明によれば、シリンダと、前記シリンダに往復動可能に
嵌合し前記シリンダと共働してシリンダ上室及びシリン
ダ下室を郭定するピストンと、前記シリンダに対する前
記ピストンの相対運動に伴い流通する作動液体に流通抵
抗を与えて減衰力を発生する手段と、前記ピストンに設
けられた弁孔と、前記弁孔と前記シリンダ上室とを連通
接続する第一の接続通路と、前記弁孔と前記シリンダ下
室とを連通接続する第二の接続通路と、前記弁孔に往復
動可能に嵌合し前記第一及び第二の接続通路の連通若し
くは連通度合を選択的に制御する弁体と、前記弁体を駆
動し位置決めするアクチュエータと、前記第二の接続通
路の途中に設けられ前記弁孔より前記シリンダ下室へ向
う作動液体の流れを規制する逆止弁とを有し、前記逆止
弁は前記第二の接続通路を横切って延在し互いに隔置さ
れた複数個のオリフィスを有する実質的に板状の弁要素
と、前記弁要素を弁座に対し付勢する付勢手段とを有
し、前記弁座は前記オリフィスに近接した位置にて前記
弁要素に当接する当接面と、前記当接面に連続し前記シ
リンダ下室へ向かうにつれて前記弁要素より離れる方向
へ傾斜し前記第二の接続通路の一部を郭定する傾斜面と
を有していることを特徴とする減衰力可変式ショックア
ブソーバによって達成される。
【0008】
【作用】上述の如き構成によれば、逆止弁の弁要素は互
いに隔置された複数個のオリフィスを有しているので、
各オリフィスを通過する作動液体の流量は弁要素に一つ
のオリフィスしか設けられていない場合に比して小さ
い。また弁座はオリフィスに近接した位置にて弁要素に
当接する当接面と該当接面に連続する傾斜面とを有し、
傾斜面はシリンダ下室へ向かうにつれて弁要素より離れ
る方向へ傾斜し第二の接続通路の一部を郭定しているの
で、作動液体の流路の断面積は各オリフィスの近傍に於
ては作動液体がオリフィスよりシリンダ下室へ向けて流
れる過程に於て漸次増大する。従って作動液体が弁要素
のオリフィスよりシリンダ下室へ向けて流れる際にキャ
ビテーションが発生したりこれに起因する異音が生じた
りすることが確実に防止される。
いに隔置された複数個のオリフィスを有しているので、
各オリフィスを通過する作動液体の流量は弁要素に一つ
のオリフィスしか設けられていない場合に比して小さ
い。また弁座はオリフィスに近接した位置にて弁要素に
当接する当接面と該当接面に連続する傾斜面とを有し、
傾斜面はシリンダ下室へ向かうにつれて弁要素より離れ
る方向へ傾斜し第二の接続通路の一部を郭定しているの
で、作動液体の流路の断面積は各オリフィスの近傍に於
ては作動液体がオリフィスよりシリンダ下室へ向けて流
れる過程に於て漸次増大する。従って作動液体が弁要素
のオリフィスよりシリンダ下室へ向けて流れる際にキャ
ビテーションが発生したりこれに起因する異音が生じた
りすることが確実に防止される。
【0009】
【実施例】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施
例について詳細に説明する。
例について詳細に説明する。
【0010】図1はツインチューブ式ショックアブソー
バとして構成された本発明によるショックアブソーバの
一つの実施例を示す部分縦断面図、図2は図1に示され
た実施例のピストンの要部を示す拡大部分縦断面図であ
る。
バとして構成された本発明によるショックアブソーバの
一つの実施例を示す部分縦断面図、図2は図1に示され
た実施例のピストンの要部を示す拡大部分縦断面図であ
る。
【0011】図1に於て、10及び12は軸線14に沿
って同心に延在するインナシリンダ及びアウタシリンダ
を示しており、これらのシリンダの両端は図には示され
ていないエンドキャップにより閉じられている。シリン
ダ10、12及びエンドキャップは互いに共働して環状
室16を郭定している。インナシリンダ10内には軸線
14に沿って往復動可能にピストン18が配置されてい
る。ピストン18はインナシリンダ10の内部をシリン
ダ上室20とシリンダ下室22とに分離するピストン本
体24と、該本体に一体的に連結され上端のエンドキャ
ップを貫通して軸線14に沿って延在するピストンロッ
ド26とよりなっている。ピストン本体24はナット2
8によりピストンロッド26の先端部に固定されてお
り、ピストン本体24には周知の構造を有する縮み行程
用の減衰力発生装置30及び伸び行程用の減衰力発生装
置32が設けられている。
って同心に延在するインナシリンダ及びアウタシリンダ
を示しており、これらのシリンダの両端は図には示され
ていないエンドキャップにより閉じられている。シリン
ダ10、12及びエンドキャップは互いに共働して環状
室16を郭定している。インナシリンダ10内には軸線
14に沿って往復動可能にピストン18が配置されてい
る。ピストン18はインナシリンダ10の内部をシリン
ダ上室20とシリンダ下室22とに分離するピストン本
体24と、該本体に一体的に連結され上端のエンドキャ
ップを貫通して軸線14に沿って延在するピストンロッ
ド26とよりなっている。ピストン本体24はナット2
8によりピストンロッド26の先端部に固定されてお
り、ピストン本体24には周知の構造を有する縮み行程
用の減衰力発生装置30及び伸び行程用の減衰力発生装
置32が設けられている。
【0012】尚図1には示されていないが、インナシリ
ンダ10内の下方部にはそれ自身周知の構造を有するベ
ースバルブ組立体が設けられており、該ベースバルブ組
立体には縮み行程用及び伸び行程用の減衰力発生装置が
設けられている。またシリンダ上室20、シリンダ下室
22、環状室16の一部には作動液体としてのオイル3
4が充填されており、環状室16の上方部分には高圧ガ
スが封入されている。また図1には示されていないが、
ピストンロッド26の上端はばね上としての車体に連結
され、アウタシリンダ12又は下端のエンドキャップは
図には示されていないばね下としてのサスペンション部
材に連結されるようになっている。
ンダ10内の下方部にはそれ自身周知の構造を有するベ
ースバルブ組立体が設けられており、該ベースバルブ組
立体には縮み行程用及び伸び行程用の減衰力発生装置が
設けられている。またシリンダ上室20、シリンダ下室
22、環状室16の一部には作動液体としてのオイル3
4が充填されており、環状室16の上方部分には高圧ガ
スが封入されている。また図1には示されていないが、
ピストンロッド26の上端はばね上としての車体に連結
され、アウタシリンダ12又は下端のエンドキャップは
図には示されていないばね下としてのサスペンション部
材に連結されるようになっている。
【0013】図2に示されている如く、ピストンロッド
26は軸線14に沿って延在する中空孔40を有し、中
空孔40内にはボビン42により保持されたコイル44
が配置されている。ボビン42はピストンロッド26の
下端にねじ込みにより固定されたロッドエンド46によ
りヨーク48、弁ハウジング50、ストッパ52を介し
て所定の位置に固定されている。ボビン42内には軸線
14に沿って延在するコア54が配置されており、コア
54はボビン42及びヨーク48の内側に延在する弁ハ
ウジング50の円筒部により所定の位置に固定されてい
る。コア54及び弁ハウジング50にはそれぞれ弁ハウ
ジングの円筒部との間及び中空孔40の壁面との間をシ
ールするOリング56及び58が装着されている。
26は軸線14に沿って延在する中空孔40を有し、中
空孔40内にはボビン42により保持されたコイル44
が配置されている。ボビン42はピストンロッド26の
下端にねじ込みにより固定されたロッドエンド46によ
りヨーク48、弁ハウジング50、ストッパ52を介し
て所定の位置に固定されている。ボビン42内には軸線
14に沿って延在するコア54が配置されており、コア
54はボビン42及びヨーク48の内側に延在する弁ハ
ウジング50の円筒部により所定の位置に固定されてい
る。コア54及び弁ハウジング50にはそれぞれ弁ハウ
ジングの円筒部との間及び中空孔40の壁面との間をシ
ールするOリング56及び58が装着されている。
【0014】弁ハウジング50とストッパ52との間に
は案内リング60がそれらに挾まれることにより固定さ
れており、弁ハウジング50、コア54、案内リング6
0は互いに共働して軸線14に沿って延在する弁孔62
を郭定している。弁孔62内にはスプール弁64が軸線
に沿って往復動可能に配置されている。スプール弁64
は互いに圧入により連結固定された非磁性材よりなる本
体部64aと磁性材よりなる案内部64bとよりなって
おり、円筒状の外周面にて弁孔62の壁面に相対摺動可
能に係合している。案内部64bとコア54との間には
圧縮コイルばね66が弾装されており、これによりスプ
ール弁64はその下端がストッパ52に当接する図2に
示された閉弁位置へ付勢されている。
は案内リング60がそれらに挾まれることにより固定さ
れており、弁ハウジング50、コア54、案内リング6
0は互いに共働して軸線14に沿って延在する弁孔62
を郭定している。弁孔62内にはスプール弁64が軸線
に沿って往復動可能に配置されている。スプール弁64
は互いに圧入により連結固定された非磁性材よりなる本
体部64aと磁性材よりなる案内部64bとよりなって
おり、円筒状の外周面にて弁孔62の壁面に相対摺動可
能に係合している。案内部64bとコア54との間には
圧縮コイルばね66が弾装されており、これによりスプ
ール弁64はその下端がストッパ52に当接する図2に
示された閉弁位置へ付勢されている。
【0015】スプール弁64はコア54の上端に設けら
れたフック68に係止されたハーネス70及び72を経
てコイル44に通電されると、その電磁力によりばね6
6のばね力に抗して図3に示された開弁位置へ移動され
るようになっている。かくしてコイル44はスプール弁
64を開弁位置と閉弁位置との間に駆動し位置決めする
アクチュエータ74を構成している。尚アクチュエータ
は図示の構造に限定されるものではなく、スプール弁を
開弁位置と閉弁位置との間に駆動し位置決めし得るもの
である限り任意の構造のものであってよく、ピストンロ
ッド26の上端の如くショックアブソーバの外部に設け
られていてもよい。
れたフック68に係止されたハーネス70及び72を経
てコイル44に通電されると、その電磁力によりばね6
6のばね力に抗して図3に示された開弁位置へ移動され
るようになっている。かくしてコイル44はスプール弁
64を開弁位置と閉弁位置との間に駆動し位置決めする
アクチュエータ74を構成している。尚アクチュエータ
は図示の構造に限定されるものではなく、スプール弁を
開弁位置と閉弁位置との間に駆動し位置決めし得るもの
である限り任意の構造のものであってよく、ピストンロ
ッド26の上端の如くショックアブソーバの外部に設け
られていてもよい。
【0016】弁ハウジング50は複数個の径方向通路7
6を有し、各径方向通路の内端は環状ポート78にて弁
孔62に開口している。また各径方向通路の外端は弁ハ
ウジング50とピストンロッド26とロッドエンド46
の上端とにより郭定された環状空間80及びピストンロ
ッドに設けられた複数個の孔82を経てシリンダ上室2
0と連通している。かくしてポート78、径方向通路7
6、環状空間80、孔82は弁孔62とシリンダ上室2
0とを連通接続する第一の接続通路84を郭定してい
る。
6を有し、各径方向通路の内端は環状ポート78にて弁
孔62に開口している。また各径方向通路の外端は弁ハ
ウジング50とピストンロッド26とロッドエンド46
の上端とにより郭定された環状空間80及びピストンロ
ッドに設けられた複数個の孔82を経てシリンダ上室2
0と連通している。かくしてポート78、径方向通路7
6、環状空間80、孔82は弁孔62とシリンダ上室2
0とを連通接続する第一の接続通路84を郭定してい
る。
【0017】弁ハウジング50はその下端近傍の内周面
に環状の切欠き86を有している。切欠き86は案内リ
ング60に設けられた複数個の孔88及びストッパ52
に設けられ軸線14の周りに円弧状に延在する複数個の
長孔90によりストッパとロッドエンド46との間に形
成された弁室92と連通接続されている。図4に示され
ている如く、ストッパに対する案内リングの軸線周りの
相対的位置関係に拘らず少くとも三つの孔88が各長孔
90と整合するようになっており、これにより案内リン
グ及びストッパの何れにも孔88と同様の孔が設けられ
これらが互いに整合される場合に比して、案内リング及
びストッパを遥かに容易に組付け得るようになってい
る。
に環状の切欠き86を有している。切欠き86は案内リ
ング60に設けられた複数個の孔88及びストッパ52
に設けられ軸線14の周りに円弧状に延在する複数個の
長孔90によりストッパとロッドエンド46との間に形
成された弁室92と連通接続されている。図4に示され
ている如く、ストッパに対する案内リングの軸線周りの
相対的位置関係に拘らず少くとも三つの孔88が各長孔
90と整合するようになっており、これにより案内リン
グ及びストッパの何れにも孔88と同様の孔が設けられ
これらが互いに整合される場合に比して、案内リング及
びストッパを遥かに容易に組付け得るようになってい
る。
【0018】尚案内リング60に設けられる孔が長孔9
0と同様の長孔にて形成され、ストッパ52に設けられ
る孔が孔85と同様の孔にて形成されてもよく、案内リ
ング及びストッパに設けられる両方の孔が長孔90と同
様の長孔にて形成されてもよい。
0と同様の長孔にて形成され、ストッパ52に設けられ
る孔が孔85と同様の孔にて形成されてもよく、案内リ
ング及びストッパに設けられる両方の孔が長孔90と同
様の長孔にて形成されてもよい。
【0019】弁室92内には逆止弁93が配置されてい
る。逆止弁93は弁室92を横切って延在する板状の弁
要素96と、該弁要素をロッドエンド46の弁座98に
対し付勢する圧縮コイルばね100とを有し、圧縮コイ
ルばねはストッパ52と弁要素96との間に弾装されて
いる。図5に示されている如く、弁要素96は軸線14
の周りに周方向に互いに均等に隔置された四つのオリフ
ィス94と、オリフィスよりも半径方向外側にて軸線1
4の周りに周方向に互いに均等に隔置された8個の孔9
5とを有している。孔95はオリフィス94よりも大き
く、オイルの自由な通過を許すようになっている。特に
図示の実施例に於ては、図6に示されている如く、スト
ッパ52の端壁の下面は軸線14の周りに環状に延在し
弁要素96の図にて上方への変移量を規制する環状突起
52aを有しており、各オリフィス94はその軸線が環
状突起52aの下端外周縁と同一又はそれより半径方向
外側に位置するよう設けられている。
る。逆止弁93は弁室92を横切って延在する板状の弁
要素96と、該弁要素をロッドエンド46の弁座98に
対し付勢する圧縮コイルばね100とを有し、圧縮コイ
ルばねはストッパ52と弁要素96との間に弾装されて
いる。図5に示されている如く、弁要素96は軸線14
の周りに周方向に互いに均等に隔置された四つのオリフ
ィス94と、オリフィスよりも半径方向外側にて軸線1
4の周りに周方向に互いに均等に隔置された8個の孔9
5とを有している。孔95はオリフィス94よりも大き
く、オイルの自由な通過を許すようになっている。特に
図示の実施例に於ては、図6に示されている如く、スト
ッパ52の端壁の下面は軸線14の周りに環状に延在し
弁要素96の図にて上方への変移量を規制する環状突起
52aを有しており、各オリフィス94はその軸線が環
状突起52aの下端外周縁と同一又はそれより半径方向
外側に位置するよう設けられている。
【0020】図6に示されている如く、弁座98は軸線
14の周りに環状に延在しオリフィス94より半径方向
外側にてオリフィスに近接した位置に於て弁要素96に
当接する当接面98aと、該当接面に連続して延在しシ
リンダ下室へ向かうにつれて弁要素より離れる方向へ傾
斜する円錐テーパ状の傾斜面98bとを有している。傾
斜面98bはロッドエンド46に軸線14に沿って設け
られ弁室92とシリンダ下室22とを連通接続する中空
孔102の一部を郭定している。かくして切欠き86、
孔88、長孔90、弁室92、中空孔102は弁孔62
とシリンダ下室22とを連通接続する第二の接続通路1
04を郭定している。
14の周りに環状に延在しオリフィス94より半径方向
外側にてオリフィスに近接した位置に於て弁要素96に
当接する当接面98aと、該当接面に連続して延在しシ
リンダ下室へ向かうにつれて弁要素より離れる方向へ傾
斜する円錐テーパ状の傾斜面98bとを有している。傾
斜面98bはロッドエンド46に軸線14に沿って設け
られ弁室92とシリンダ下室22とを連通接続する中空
孔102の一部を郭定している。かくして切欠き86、
孔88、長孔90、弁室92、中空孔102は弁孔62
とシリンダ下室22とを連通接続する第二の接続通路1
04を郭定している。
【0021】スプール弁64はオリフィス106を有
し、コア54及び弁ハウジングの円筒部と共働してオリ
フィス106の上方に第一の弁室108を郭定してお
り、またストッパ52(及び案内リング60)と共働し
てオリフィス106の下方に第二の弁室110を郭定し
ている。オリフィス106はスプール弁64が閉弁位置
と開弁位置との間に切換えられる際に第一の弁室108
と第二の弁室110との間にオリフィスを経て流通する
作動液体に対し流通抵抗を与え、これによりスプール弁
が急激に運動することを防止するようになっている。図
2及び図3に示されている如く、オリフィス106はス
プール弁64が閉弁位置にあるか開弁位置にあるかに拘
らず、第一の接続通路84の上縁よりも常に十分下方に
位置する位置に設けられている。
し、コア54及び弁ハウジングの円筒部と共働してオリ
フィス106の上方に第一の弁室108を郭定してお
り、またストッパ52(及び案内リング60)と共働し
てオリフィス106の下方に第二の弁室110を郭定し
ている。オリフィス106はスプール弁64が閉弁位置
と開弁位置との間に切換えられる際に第一の弁室108
と第二の弁室110との間にオリフィスを経て流通する
作動液体に対し流通抵抗を与え、これによりスプール弁
が急激に運動することを防止するようになっている。図
2及び図3に示されている如く、オリフィス106はス
プール弁64が閉弁位置にあるか開弁位置にあるかに拘
らず、第一の接続通路84の上縁よりも常に十分下方に
位置する位置に設けられている。
【0022】スプール弁64の下端近傍の外周面には環
状の切欠き112が設けられている。切欠き112はス
プール弁64がその閉弁位置にあるか開弁位置にあるか
に拘らず常時切欠き86と連通している。また第一の接
続通路84はスプール弁が図2に示された閉弁位置にあ
るときにはスプール弁のランド部によって閉塞された状
態にあるが、図3に示されている如くスプール弁が開弁
位置にあるときには切欠き112により切欠き86と連
通接続され、これにより通路84と通路104とが連通
接続されるようになっている。
状の切欠き112が設けられている。切欠き112はス
プール弁64がその閉弁位置にあるか開弁位置にあるか
に拘らず常時切欠き86と連通している。また第一の接
続通路84はスプール弁が図2に示された閉弁位置にあ
るときにはスプール弁のランド部によって閉塞された状
態にあるが、図3に示されている如くスプール弁が開弁
位置にあるときには切欠き112により切欠き86と連
通接続され、これにより通路84と通路104とが連通
接続されるようになっている。
【0023】更に図示の実施例に於ては、ストッパ52
の下端近傍の内周面には環状溝114が設けられ、該環
状溝内には止め輪として機能する弾性材よりなるCリン
グ116が嵌込まれている。Cリング116は環状溝1
14に嵌込まれた状態に於ては弁要素96の直径よりも
小さい内径を有するようになっている。そのためストッ
パ52により郭定された円柱状の空間に弁要素96及び
圧縮コイルばね100が配置されても弁要素はその外周
縁にてCリング116に係合し、弁要素及び圧縮コイル
ばねがストッパ52の円柱状の空間より脱落することが
Cリングによって阻止される。
の下端近傍の内周面には環状溝114が設けられ、該環
状溝内には止め輪として機能する弾性材よりなるCリン
グ116が嵌込まれている。Cリング116は環状溝1
14に嵌込まれた状態に於ては弁要素96の直径よりも
小さい内径を有するようになっている。そのためストッ
パ52により郭定された円柱状の空間に弁要素96及び
圧縮コイルばね100が配置されても弁要素はその外周
縁にてCリング116に係合し、弁要素及び圧縮コイル
ばねがストッパ52の円柱状の空間より脱落することが
Cリングによって阻止される。
【0024】従って逆止弁93の弁要素96及び圧縮コ
イルばね100をストッパ52に対し予め組付けてこれ
らの部材を実質的に一つの部材として取扱うことができ
るので、ピストンロッド26に対する逆止弁の組付けを
容易に行うことができる。またこの場合、ロッドエンド
46がピストンロッド26の下端にねじ込まれるにつれ
て弁要素96は弁座98により持上げられ、自動的に図
2及び図3に示された所定の位置にもたらされるので、
このことによっても逆止弁の組付けを容易に且正確に行
うことができる。
イルばね100をストッパ52に対し予め組付けてこれ
らの部材を実質的に一つの部材として取扱うことができ
るので、ピストンロッド26に対する逆止弁の組付けを
容易に行うことができる。またこの場合、ロッドエンド
46がピストンロッド26の下端にねじ込まれるにつれ
て弁要素96は弁座98により持上げられ、自動的に図
2及び図3に示された所定の位置にもたらされるので、
このことによっても逆止弁の組付けを容易に且正確に行
うことができる。
【0025】図示の実施例の作動に於ては、ピストンの
伸び行程に於てはシリンダ下室22内の圧力がシリンダ
上室20及び環状室16内の圧力よりも低くなることに
よりシリンダ上室及び環状室内のオイルの一部がシリン
ダ下室へ流通し、その際にピストンに設けられた伸び行
程用の減衰力発生装置32及びベースバルブ組立体に設
けられた伸び行程用の減衰力発生装置によりオイルに対
し流通抵抗が与えられ、これにより減衰力が発生され
る。
伸び行程に於てはシリンダ下室22内の圧力がシリンダ
上室20及び環状室16内の圧力よりも低くなることに
よりシリンダ上室及び環状室内のオイルの一部がシリン
ダ下室へ流通し、その際にピストンに設けられた伸び行
程用の減衰力発生装置32及びベースバルブ組立体に設
けられた伸び行程用の減衰力発生装置によりオイルに対
し流通抵抗が与えられ、これにより減衰力が発生され
る。
【0026】同様にピストンの縮み行程に於てはシリン
ダ下室22内の圧力がシリンダ上室20及び環状室16
内の圧力よりも高くなることによりシリンダ下室内のオ
イルの一部がシリンダ上室及び環状室へ流通し、その際
にピストンに設けられた縮み行程用の減衰力発生装置3
0及びベースバルブ組立体に設けられた縮み行程用の減
衰力発生装置によりオイルに対し流通抵抗が与えられ、
これにより減衰力が発生される。
ダ下室22内の圧力がシリンダ上室20及び環状室16
内の圧力よりも高くなることによりシリンダ下室内のオ
イルの一部がシリンダ上室及び環状室へ流通し、その際
にピストンに設けられた縮み行程用の減衰力発生装置3
0及びベースバルブ組立体に設けられた縮み行程用の減
衰力発生装置によりオイルに対し流通抵抗が与えられ、
これにより減衰力が発生される。
【0027】またピストンの伸び行程及び縮み行程の何
れに於ても、スプール弁64が図2に示された閉弁位置
にあるときには接続通路84及び104は互いに遮断さ
れた状態にあるので、オイルがこれらの接続通路を経て
シリンダ上室20とシリンダ下室22との間に流通する
ことがなく、必ずピストンに設けられた減衰力発生装置
及びベースバルブ組立体に設けられた減衰力発生装置を
通過し、これらの減衰力発生装置により高い減衰力が発
生され、これによりショックアブソーバは所謂ハードモ
ードにて作動する。
れに於ても、スプール弁64が図2に示された閉弁位置
にあるときには接続通路84及び104は互いに遮断さ
れた状態にあるので、オイルがこれらの接続通路を経て
シリンダ上室20とシリンダ下室22との間に流通する
ことがなく、必ずピストンに設けられた減衰力発生装置
及びベースバルブ組立体に設けられた減衰力発生装置を
通過し、これらの減衰力発生装置により高い減衰力が発
生され、これによりショックアブソーバは所謂ハードモ
ードにて作動する。
【0028】これに対しアクチュエータ74のコイル4
4に通電されスプール弁64が図3に示された開弁位置
に切換えられると、環状ポート78と切欠き86とがス
プール弁の切欠き112により連通接続され、これによ
り接続通路84及び104は互いに連通接続された状態
になるので、シリンダ上室20及びシリンダ下室22内
のオイルの一部がこれらの接続通路を経て相互に流通
し、ピストンに設けられた減衰力発生装置により発生さ
れる減衰力が低減され、これによりショックアブソーバ
は所謂ソフトモードにて作動する。
4に通電されスプール弁64が図3に示された開弁位置
に切換えられると、環状ポート78と切欠き86とがス
プール弁の切欠き112により連通接続され、これによ
り接続通路84及び104は互いに連通接続された状態
になるので、シリンダ上室20及びシリンダ下室22内
のオイルの一部がこれらの接続通路を経て相互に流通
し、ピストンに設けられた減衰力発生装置により発生さ
れる減衰力が低減され、これによりショックアブソーバ
は所謂ソフトモードにて作動する。
【0029】この場合、ピストンの伸び行程に於てはシ
リンダ上室20内のオイルは接続通路84及び104を
経てシリンダ下室22へ流れる際に必ずオリフィス94
を通過しなければならない。これに対しピストンの縮み
行程に於てはシリンダ上室とシリンダ下室との間の差圧
が所定値以下の場合にはオイルは必ずオリフィス94を
通過するが、差圧が所定値を越えると弁要素96が弁座
98より離脱し、オイルの一部は弁要素と弁座との間及
び孔95をも通過することができるので、ピストンの縮
み行程に於て差圧が所定値を越えた場合に発生される減
衰力はピストンの伸び行程に於けるよりも低い。
リンダ上室20内のオイルは接続通路84及び104を
経てシリンダ下室22へ流れる際に必ずオリフィス94
を通過しなければならない。これに対しピストンの縮み
行程に於てはシリンダ上室とシリンダ下室との間の差圧
が所定値以下の場合にはオイルは必ずオリフィス94を
通過するが、差圧が所定値を越えると弁要素96が弁座
98より離脱し、オイルの一部は弁要素と弁座との間及
び孔95をも通過することができるので、ピストンの縮
み行程に於て差圧が所定値を越えた場合に発生される減
衰力はピストンの伸び行程に於けるよりも低い。
【0030】図示の実施例によれば、ソフトモードでの
ピストンの伸び行程に於ては、弁要素96より上側のオ
イルは複数個のオリフィス94を通過するので、弁要素
に一つのオリフィスしか設けられていない場合に比して
各オリフィスを通過するオイルの流量は小さい。またオ
リフィス通過後のオイルは傾斜面98bに衝突すると共
に傾斜面によって図にて下方且半径方向内方へ案内さ
れ、各オリフィスの近傍に於ては弁要素より離れるにつ
れて断面積が漸次増大する流路を流れる。従ってオイル
がオリフィスよりシリンダ下室へ向けて流れる際にキャ
ビテーションや渦流が発生したりこれに起因する異音が
生じたりすることはない。
ピストンの伸び行程に於ては、弁要素96より上側のオ
イルは複数個のオリフィス94を通過するので、弁要素
に一つのオリフィスしか設けられていない場合に比して
各オリフィスを通過するオイルの流量は小さい。またオ
リフィス通過後のオイルは傾斜面98bに衝突すると共
に傾斜面によって図にて下方且半径方向内方へ案内さ
れ、各オリフィスの近傍に於ては弁要素より離れるにつ
れて断面積が漸次増大する流路を流れる。従ってオイル
がオリフィスよりシリンダ下室へ向けて流れる際にキャ
ビテーションや渦流が発生したりこれに起因する異音が
生じたりすることはない。
【0031】また図示の実施例によれば、各オリフィス
94はその軸線が環状突起52aの下端外周縁と同一又
はそれより半径方向外側に位置するよう設けられている
ので、ソフトモードでのピストンの伸び行程に於て長孔
90よりオリフィス94を経て中空孔102へ流れるオ
イルは、環状突起52aの下端と弁要素96との間を通
過することなくオリフィス94を通過する。従ってオイ
ルがオリフィスより上流側を流れる際にキャビテーショ
ンが発生したりこれに起因する異音が生じたりすること
もない。
94はその軸線が環状突起52aの下端外周縁と同一又
はそれより半径方向外側に位置するよう設けられている
ので、ソフトモードでのピストンの伸び行程に於て長孔
90よりオリフィス94を経て中空孔102へ流れるオ
イルは、環状突起52aの下端と弁要素96との間を通
過することなくオリフィス94を通過する。従ってオイ
ルがオリフィスより上流側を流れる際にキャビテーショ
ンが発生したりこれに起因する異音が生じたりすること
もない。
【0032】更に弁要素が円板状であり弁座が環状であ
る場合には弁要素は中央部に於て最も大きく湾曲変形す
るので、従来のショックアブソーバの如くオリフィスが
弁要素の中央部に設けられている構造の場合にはオリフ
ィスが弁要素の破損の起点になり易いが、図示の実施例
によれば、オリフィスは実質的に湾曲変形しない弁要素
の中央部の周りにて周方向に互いに隔置された状態で設
けられているので、弁要素の耐久性が向上し、ショック
アブソーバを長期間に亘り安定的に作動させることがで
きる。
る場合には弁要素は中央部に於て最も大きく湾曲変形す
るので、従来のショックアブソーバの如くオリフィスが
弁要素の中央部に設けられている構造の場合にはオリフ
ィスが弁要素の破損の起点になり易いが、図示の実施例
によれば、オリフィスは実質的に湾曲変形しない弁要素
の中央部の周りにて周方向に互いに隔置された状態で設
けられているので、弁要素の耐久性が向上し、ショック
アブソーバを長期間に亘り安定的に作動させることがで
きる。
【0033】尚上述の実施例に於ては、スプール弁64
は図2に示された閉弁位置と図3に示された開弁位置と
の間に往復動され位置決めされるようになっているが、
本発明のショックアブソーバはスプール弁が閉弁位置と
開弁位置との間にも位置決めされ、これにより減衰力が
連続的に又は段階的に変化されるよう構成されてもよ
い。
は図2に示された閉弁位置と図3に示された開弁位置と
の間に往復動され位置決めされるようになっているが、
本発明のショックアブソーバはスプール弁が閉弁位置と
開弁位置との間にも位置決めされ、これにより減衰力が
連続的に又は段階的に変化されるよう構成されてもよ
い。
【0034】また本発明によるショックアブソーバは所
謂モノチューブ式のショックアブソーバとして構成され
てもよいものである。
謂モノチューブ式のショックアブソーバとして構成され
てもよいものである。
【0035】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
て詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0036】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、逆止弁の弁要素は互いに隔置された複数個
のオリフィスを有しているので、各オリフィスを通過す
る作動液体の流量は弁要素に一つのオリフィスしか設け
られていない場合に比して小さい。また弁座はオリフィ
スに近接した位置にて弁要素に当接する当接面と該当接
面に連続する傾斜面とを有し、傾斜面はシリンダ下室へ
向かうにつれて弁要素より離れる方向へ傾斜し第二の接
続通路の一部を郭定しているので、作動液体の流路の断
面積は各オリフィスの近傍に於ては作動液体がオリフィ
スよりシリンダ下室へ向けて流れる過程に於て漸次増大
する。従って作動液体が弁要素のオリフィスよりシリン
ダ下室へ向けて流れる際にキャビテーションが発生した
りこれに起因する異音が生じたりすることを確実に防止
することができる。
明によれば、逆止弁の弁要素は互いに隔置された複数個
のオリフィスを有しているので、各オリフィスを通過す
る作動液体の流量は弁要素に一つのオリフィスしか設け
られていない場合に比して小さい。また弁座はオリフィ
スに近接した位置にて弁要素に当接する当接面と該当接
面に連続する傾斜面とを有し、傾斜面はシリンダ下室へ
向かうにつれて弁要素より離れる方向へ傾斜し第二の接
続通路の一部を郭定しているので、作動液体の流路の断
面積は各オリフィスの近傍に於ては作動液体がオリフィ
スよりシリンダ下室へ向けて流れる過程に於て漸次増大
する。従って作動液体が弁要素のオリフィスよりシリン
ダ下室へ向けて流れる際にキャビテーションが発生した
りこれに起因する異音が生じたりすることを確実に防止
することができる。
【図1】ツインチューブ式ショックアブソーバとして構
成された本発明によるショックアブソーバの一つの実施
例を示す部分縦断面図である。
成された本発明によるショックアブソーバの一つの実施
例を示す部分縦断面図である。
【図2】図1に示された実施例のピストンの要部をスプ
ール弁が閉弁位置にある状態にて示す拡大部分縦断面図
である。
ール弁が閉弁位置にある状態にて示す拡大部分縦断面図
である。
【図3】開弁位置にあるスプール弁を示す拡大部分縦断
面図である。
面図である。
【図4】案内リングに設けられた複数個の孔とストッパ
に設けられた複数個の長孔との位置関係を示すストッパ
の平面図である。
に設けられた複数個の長孔との位置関係を示すストッパ
の平面図である。
【図5】第二の接続通路の途中に設けられた逆止弁の弁
要素を示す平面図である。
要素を示す平面図である。
【図6】第二の接続通路の途中に設けられた逆止弁の弁
要素及び弁座を示す部分拡大縦断面図である。
要素及び弁座を示す部分拡大縦断面図である。
10…インナシリンダ 12…アウタシリンダ 18…ピストン 20…シリンダ上室 22…シリンダ下室 24…ピストン本体 30、32…減衰力発生装置 34…オイル 50…弁ハウジング 62…弁孔 64…スプール弁 74…アクチュエータ 84…第一の接続通路 93…逆止弁 94…オリフィス 96…弁要素 98…弁座 104…第二の接続通路
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダと、前記シリンダに往復動可能に
嵌合し前記シリンダと共働してシリンダ上室及びシリン
ダ下室を郭定するピストンと、前記シリンダに対する前
記ピストンの相対運動に伴い流通する作動液体に流通抵
抗を与えて減衰力を発生する手段と、前記ピストンに設
けられた弁孔と、前記弁孔と前記シリンダ上室とを連通
接続する第一の接続通路と、前記弁孔と前記シリンダ下
室とを連通接続する第二の接続通路と、前記弁孔に往復
動可能に嵌合し前記第一及び第二の接続通路の連通若し
くは連通度合を選択的に制御する弁体と、前記弁体を駆
動し位置決めするアクチュエータと、前記第二の接続通
路の途中に設けられ前記弁孔より前記シリンダ下室へ向
う作動液体の流れを規制する逆止弁とを有し、前記逆止
弁は前記第二の接続通路を横切って延在し互いに隔置さ
れた複数個のオリフィスを有する実質的に板状の弁要素
と、前記弁要素を弁座に対し付勢する付勢手段とを有
し、前記弁座は前記オリフィスに近接した位置にて前記
弁要素に当接する当接面と、前記当接面に連続し前記シ
リンダ下室へ向かうにつれて前記弁要素より離れる方向
へ傾斜し前記第二の接続通路の一部を郭定する傾斜面と
を有していることを特徴とする減衰力可変式ショックア
ブソーバ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27199391A JPH0587176A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 減衰力可変式シヨツクアブソーバ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27199391A JPH0587176A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 減衰力可変式シヨツクアブソーバ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0587176A true JPH0587176A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17507658
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27199391A Pending JPH0587176A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 減衰力可変式シヨツクアブソーバ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0587176A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9725924B2 (en) | 2012-07-18 | 2017-08-08 | Accuride Internatioanl Inc. | Drawer slide and electronically actuated locking mechanism |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP27199391A patent/JPH0587176A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9725924B2 (en) | 2012-07-18 | 2017-08-08 | Accuride Internatioanl Inc. | Drawer slide and electronically actuated locking mechanism |
| US11788321B2 (en) | 2012-07-18 | 2023-10-17 | Accuride International Inc. | Drawer slide and electronically actuated locking mechanism |
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