JPH0587410A - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JPH0587410A
JPH0587410A JP3247350A JP24735091A JPH0587410A JP H0587410 A JPH0587410 A JP H0587410A JP 3247350 A JP3247350 A JP 3247350A JP 24735091 A JP24735091 A JP 24735091A JP H0587410 A JPH0587410 A JP H0587410A
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water
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Hiroshi Mikuchi
弘 三口
Kenichi Takagaki
謙一 高垣
Sumio Ohara
澄夫 尾原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給湯器で加熱した湯を浴槽等に水道直圧を活
用して短時間に大量に給湯可能とし、かつ浴槽水の水道
管への逆流を防止しながら水道法規に対応し、浴槽に対
する給湯器の高さ位置を自在に設計施行できる給湯装置
を提供する。 【構成】 水道管8、給水路7からの流入水を給湯用熱
交換器6で加熱した温水を給湯路3から、圧力緩衝性能
と逆止性能を備えた逆流防止弁45、給湯を開閉制御す
る自動給湯弁4、受水弁53を所定の受水量で閉弁して
大気開放口72と遮断し、通水停止時に受水弁53を開
放して給湯路3を大気開放するホッパー46、逆流防止
弁62、受水弁53の漏水を排水路68から回収するベ
ンチュリー47、排水路68の逆流防止弁69を介し、
循環路18から浴槽17に水道管8の給水圧力で給湯
し、逆流防止弁62,68により水頭差H1 があっても
浴槽水の逆流を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浴槽等へ給湯したり、浴
槽水を循環加熱して追焚する給湯装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の風呂給湯装置は、給湯器
から浴槽へ湯張り給湯する給湯路と浴槽水循環加熱用の
追焚循環路の直結が、浴槽水の給湯路を介した水道管へ
の逆流防止を目的とし、日本水道協会や市町村水道条令
等の水道法規に基づいて実用化ができなかった。このた
め、給湯路と追焚循環路の接続はホッパーを介した大気
開放口を有する構成としていた。
【0003】例えば、図5に示す風呂給湯装置は、浴室
に設けた風呂リモコン1に備えた自動湯張りのスイッチ
1aをONした信号が制御装置2に入ると、給湯路3を
開閉制御する自動給湯弁4が開弁する。給湯器5の熱交
換器6を介して給湯路3と接続した給水路7は水道管8
より給水を受け、水量検出器9の水量検出信号を受けた
制御装置2が燃料路10に設けた燃料電磁弁11、燃料
流量を制御する燃料制御弁12を開いて給湯バーナ14
に着火する。給水路7に流入した水道水が熱交換器6で
加熱昇温され、自動給湯弁4を介してホッパー15に給
湯される。ホッパー15は大気開放口16を備えて浴槽
17の上端(あふれ縁)17aより位置差Hだけ高所に
配置される。給湯路3はホッパー15の下流側で循環路
18に接続し、循環路18は浴槽17と追焚装置19の
熱交換器20を接続して浴槽水を循環加熱する。熱交換
器20に設けたセンサ21は循環水の湯温と浴槽17の
水位を検知し、所定水位になると自動給湯弁4が閉弁さ
れて自動湯張り動作を終る。給湯路3は途中の分岐部2
3より分岐給湯路24を分岐し、台所等へ給湯栓25か
らも給湯する。
【0004】自動給湯弁4とホッパー15は図6に示す
ように接続され、自動給湯弁4はダイヤフラム弁30を
弁座31に圧接して弁閉止する。ダイヤフラム弁30は
繊維で補強したゴム材等の柔軟性のあるダイヤフラム2
6、ダイヤフラム26に当接した受圧板27、ダイヤフ
ラム26と受圧板27を固定し、中央に通水孔28aを
有する固定ピン28を備え、弁ボディ29に水密に支持
されている。そして、ダイヤフラム弁30はダイヤフラ
ム26のR部26aの変形により上下に運動できる。ま
た、ダイヤフラム弁30には入水部32とダイヤフラム
室33を連通するパイロット通水孔34を備える。ダイ
ヤフラム弁30は中央部に出口部35とダイヤフラム室
33を連通するパイロット通水孔37も備え、図の弁閉
止時にはパイロット通水孔37はプランジャ38に溶着
したプランジャゴム39により閉塞される。プランジャ
38はシリンダー40により水密にダイヤフラム室33
と隔離したコイル41の通電を停止されると、スプリン
グ42の付勢力を受けてダイヤフラム弁30を弁座31
に圧接し、入口部32と出口部35の通水を遮断する。
ダイヤフラム弁30が閉弁しているとき、ダイヤフラム
弁30に作用する開弁力P(上向きの力)と閉弁力Q
(下向きの力)は、図の状態で入口部32、ダイヤフラ
ム室33、出口部35の受圧面積と水圧を各々、p1 ,
p2 ,p3 (Kg/cm2 ),S1 ,S2 ,S3 (cm2 )と
すると、P=p1 ×S1 +p3 ×S3,Q=p2 ×S2
+Fとなる。ただし、Fはスプリング42の付勢力とす
る。そして、ΔQ=Q−Pの閉止力 ΔQが正に作用し
ている。上記圧力p3 は非通水時には大気圧となって0
Kg/cm2 を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では次の3点に問題を有していた。
【0006】第1点として、給湯器5や追焚加熱器19
より構成した風呂給湯器Mは、浴槽17に対して大抵は
浴室壁外に隣接設置する。このとき、設置面Gと浴槽1
7の上端17aの距離H0 は、設置面Gの位置や浴槽1
7の位置、深さ等により種々に変化する。そして、位置
差Hを確保して浴槽水の大気開放口16への逆流を防止
するため、設置例毎に設置面Gをモルタル塗り等で上げ
たり、またモルタルを剥して低くする等の煩わしい設置
調節が必要であった。
【0007】第2点として、給湯栓25を開閉して台所
等で給湯するとき、例えば水道管8の供給水圧が高いと
き等にレバースイッチ式等の給湯栓25で急激に閉栓す
ると、分岐給湯路24内にいわゆるウォーターハンマー
現象に基づく過大な圧力波が発生する。この圧力波は分
岐部23で接続した給湯路3にも波及し、ダイヤフラム
弁30の入口部32に急激に作用し、パイロット通水孔
34を通じてダイヤフラム室33への圧力伝達が遅れ、
前記p1 の過大化により閉止力ΔQが負に作用する。こ
のため、ダイヤフラム26に急激かつ過大な圧力が作用
してR部26aに無理な変形を生じ、次第にR部26a
が疲労して遂には損傷するという事例が発生した。
【0008】さらに第3点として、黄銅材を使用した弁
座31にゴムを使用したダイヤフラム26がゴムの変質
により固着する事例や、逆に弁座31にゴミや水道水中
に含まれるSiO2 等の不純物が付着して弁閉止不良と
なり、断えず漏水する等の開閉弁特有の不具合点を有し
ていた。
【0009】そこで、本発明は上記した3つの問題点を
解決するために、各問題点に対応して第1の目的はホッ
パーの高さ位置調節を不要とし、第2の目的は他の給湯
使用により生じる高圧からダイヤフラムを保護し、さら
に第3の目的は通水部の排水弁を廃止して同一機能を与
えるようにする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そして、上記第2の目的
を達成するために、本発明の給湯装置の第1の手段は、
給湯器の給湯路に設けてダイヤフラム弁で給湯を制御
し、ダイヤフラム弁で遮断する弁内外を小口径で連通し
て弁開放の電力供給量を低減し、弁を緩速開閉するパイ
ロット通水孔を有した自動給湯弁を備え、ダイヤフラム
弁を閉弁して給湯路が閉回路のとき発生し、給湯路の定
常給湯圧力より高く、かつ短時間サイクルの圧力変動波
を緩衝する圧力緩衝弁を自動給湯弁の入口側の給湯路に
備えたものである。
【0011】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明の給湯装置の第2の手段は、浴槽湯張り水面より
低位置にある大気開放口および下部に貯水の排水口を有
する排水部と、通水時には排水弁を閉弁して通水し、非
通水時には排水弁を開弁して排水部へ残溜水を排水する
通水部を有したホッパーを備え、浴槽水を循環加熱する
追焚装置に浴槽の循環路を接続し、他端を給湯器に接続
して浴槽に湯張り給湯する給湯路に給湯器側から順に、
給湯路を開閉制御する自動給湯弁、前記ホッパーの通水
部、給湯器側への給湯水の逆流防止弁、ベンチュリーを
備え、ベンチュリーの通水路断面を縮小した負圧誘引部
の開口に前記排水部の排水口を排水路で接続し、排水路
の途中に排水口側への逆流防止弁を備えたものである。
【0012】さらに、上記第3の目的を達成するため
に、本発明の給湯装置の第3の手段は、通水用の流入口
および流出口を備え、前記ベンチュリーの負圧誘引部の
吸引水量以下を漏水する漏水孔を有し、前記排水部と区
画して接続する隔壁に漏水孔を有する通水部を備えたも
のである。
【0013】
【作用】上記第1の手段により本発明の給湯装置は、ダ
イヤフラム弁が閉弁しているときに給湯器と自動給湯弁
間の給湯路で他の給湯が行われ、給湯終了してレバー開
閉式等の給湯栓が急速で閉弁操作されたとき前記給湯路
が閉回路となり、急速な閉弁操作により給湯栓入口にい
わゆるウォーターハンマー現象が発生する。そして、こ
の現象により閉回路内に定常給湯圧力より高く、かつ短
時間サイクルを有して変化する圧力変動波が伝播され
る。このとき、自動給湯弁の入口側に備えた圧力緩衝弁
が圧力変動波を吸収・緩衝して高圧力を低減し、ダイヤ
フラム弁への圧力変動波の印加を防止する。こうして、
ダイヤフラム弁のパイロット通水孔を介して短時間では
弁入口側の圧力を弁内に伝播できない衝撃的な高圧の印
加によるダイヤフラム弁の損傷が防止でき、緩速で弁を
閉止してかつ開弁駆動力を低減できる自動給湯弁を効果
的に採用できる。
【0014】また、上記第2の手段により本発明の給湯
装置は、自動給湯弁を開弁すると給湯器から給湯路と循
環路を介して浴槽へ給湯される。このとき、ベンチュリ
ーの負圧誘引部に給湯通過水による負圧が発生し、この
負圧は排水路を介してホッパーの排水部の排水口に作用
する。通水部の排水弁は通水開始の開弁時に少量の湯を
排水部に漏水し、排水部で受水した通水部の漏水は前記
負圧誘引部の負圧作用により負圧誘引部に吸入されて浴
槽へ回収される。排水部の漏水を吸引後は、負圧誘引部
へは排水部の大気開放口から外気が吸入される。また、
排水弁の閉弁不良が生じても前記排水弁の漏水吸入と同
様に、閉弁不良に基づいた漏水も浴槽へ回収される。そ
して、この給湯時には通水部はほぼ排水部とは排水弁に
より遮断され、給湯路中には給湯器からの給湯圧力が直
接印加され、浴槽への給湯を大流量で短時間にできる。
給湯を終了して自動給湯弁を閉弁すると、給湯路と排水
路には各々浴槽から湯張り水位に相当する水頭圧が印加
されるが、両路に備えた逆流防止弁が動作して大気開放
口からの溢水を防止できる。こうして、ホッパーの大気
開放口が浴槽の湯張り水位より低い位置にあっても、浴
槽への給湯器による給水圧力を活用した給湯が可能にな
ると共に、ホッパーの浴槽に対する高さ位置の調整を不
要にし、水道法規対応を可能にしてかつ設置工事の合理
化を図れる。
【0015】さらに、上記第3の手段により本発明の給
湯装置は、自動給湯弁の通水部に通水中は漏水孔より通
水の一部の微小量を常時排水部へ漏水する。排水部はベ
ンチュリーの負圧誘引部により常時負圧を作用され、前
記漏水を負圧誘引部の吸引可能水量以下になるように漏
水孔の口径を設定しておき、漏水は排水部に捕集されて
大気開放口より溢水せず、常に給湯路へ回収される。こ
うして、ベンチュリーが自動給湯弁に通水中に常時負圧
を発生することを活用し、通水部の排水弁を不要にして
構成を簡略化でき、弁部の固着や閉止不良等の開閉弁固
有の問題点の発生を排除して性能の安定化が期待でき
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明による給湯装置の実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例を示し、従来例と
同一部分には同一符号を付して同じ機能を有するものと
し、従来例と異なる部分を中心に構成を説明する。給湯
器5の熱交換器6で加熱された湯は、給湯路3を下流側
に向けて備えた、圧力緩衝弁としてのスプリング45a
で予圧を有して付勢した逆流防止弁45、自動給湯弁
4、ホッパー46、逆流防止弁62、ベンチュリー47
を介して循環路18を通り、浴槽17へ給湯される。ホ
ッパー46は図2(図の中心線より左側は通水停止状態
を示し、右側は自動給湯時の状態を示す)に示すよう
に、自動給湯弁4より湯が流入する通水部50とこの内
部で湯を受けて底面に通水孔51を有し、弁ゴム52を
固定した排水弁としての受水皿53と、受水皿53の受
水量が所定量以下で弁ゴム52を弁座54から押し上げ
るスプリング55を有する。また、隔壁56を介して下
部に排水部57を設け、弁ゴム52が開いて通水部50
から通水孔58を介して漏水する。排水部57は上部に
排水部57を外気に開放する大気開放口60と、底部に
排水口57aを有する。
【0018】通水部50の流出口61の下流には、逆流
防止弁62を介してベンチュリー47を接続する。ベン
チュリー47は図3に示すように、逆流防止弁62から
流入する速度v1 の湯が、通水路断面の口径φd1 から
φd2 に縮小した負圧誘引部65を口径比d1 /d2 に
比例した速度v2 に加速されて通過する。負圧誘引部6
5では流れの速度v2 が増大して通水損失が通路長さl
に比例して発生する。そこで、通路長さlは負圧管66
の開口67に適正な負圧Vが発生するレベルで抑制し、
再び口径φd1 に近似または等しい口径φd3に戻し、
流速v1 に近い流速v3 で流出させる。負圧管66と排
水部57の排水口57aは排水路68で接続し、この排
水路68には逆流防止弁69を配備する。そして、逆流
防止弁69を介して前記負圧Vの作用により排水部57
の貯水が負圧管66へ吸入される。排水部57の大気開
放口57aはエア管70により風呂給湯器71より外部
の開放口72で大気に開放される。制御器73は水位検
出器59の信号も受信する。
【0019】上記構成により、図2に示した自動給湯弁
4が閉弁しているときは、コイル41が非通電でプラン
ジャ38はスプリング42の押圧力によりダイヤフラム
弁30のパイロット通水孔37をプランジャ38の先端
に設けたプランジャゴム39により閉塞する。ダイヤフ
ラム弁30はパイロット通水孔34によりダイヤフラム
室33と入水部32を連通し、両所の水圧p1 ,p2 を
同圧p1 =p2 に保持する。一方、ダイヤフラム弁30
の出口部35は非通水時にはp3 =0の無圧となる。そ
して、ダイヤフラム弁30は圧力p1 ,p2 の受圧面積
S1 ,S2 に作用し、P=p1 ×S1 ,Q=p2 S2 +
Fの力を受ける。Fはスプリング42の付勢力であり、
ΔQ=Q−Pの閉止力は正の値に設定される。
【0020】この状態で、台所,洗面所,浴室等に設け
た給湯栓25を開栓して給湯分岐路24に連通した給湯
路3の内圧が低下する。しかし、逆流防止弁45が閉弁
して入口部32を閉止するので入口部32からの逆流は
なく、かつ圧力p1 の低下もない。万一、水道管8の給
水圧力が低下して逆流防止弁45から圧力p1 が逃げて
p1 =p2 =0となっても、ΔQ=Fとしてダイヤフラ
ム弁30の閉止力が残る。次に、給水圧力が正常に戻っ
て入口部32の圧力p1 がダイヤフラム弁30に作用し
たとき、F≧p1 ×S1 に設定してあるので給湯が出口
部35に漏出することはない。
【0021】台所で使用する給湯栓25はレバー式で操
作性の良い器具が多用されるようになり、この給湯栓2
5はレバーの操作が早いと回転式の給湯栓では発生しに
くい高速の弁閉止速度を有する。そして、このときいわ
ゆるウォーターハンマー現象が給湯栓25の入口部で発
生し、給湯分岐路24に短時間サイクルで変化し、定常
時の給湯圧力より相当高圧を有した圧力変動波が発生す
る。この圧力変動波は給湯分岐路24から給湯路3にも
波及し、この両路24,3に衝撃的な高圧を印加する。
例えば、給湯路3の支持が軟弱なときには激しい振動を
併う。逆流防止弁45は弁閉止部45bの狭路で圧力を
緩衝すると共に、スプリング45aの付勢力により更に
圧力緩衝効果を有し、圧力変動波の高圧を吸収して低圧
化し、ダイヤフラム弁30への急激な高圧印加による無
理なR部26aの変形を防止し、ダイヤフラム26の繰
り返し変形による疲労を防止して破損が抑制できる。な
お、エア管70の万が一の閉塞と逆流防止弁62,69
の不動作時には、浴槽水の給湯路3への逆流も防止でき
る。
【0022】次に、リモコン1のスイッチ1aをオンし
て浴槽17への湯張り動作を始めると、自動給湯弁4が
開弁されて受水皿53に給湯が流入し、受水皿53の受
水量が増えてスプリング55を圧縮し、所定の受水量に
到達すると弁ゴム52が弁座54に圧接され、通水部5
0と排水部57は遮断される。受水量が所定量に到達す
る間には通水孔51,58から給湯の一部が漏れ、排水
部57に捕集される。そして、通水部50の流出口61
を通過した湯は逆流防止弁62、ベンチュリー47から
循環路18を経て浴槽17に到る。排水部57に捕集し
た通水部50からの漏水は、ベンチュリー47の負圧誘
引部65の作用により排水路68から給湯路3に回収さ
れる。その後、ベンチュリー47は開放口72から外気
を吸入する。このとき、弁ゴム52と弁座54間がゴミ
詰りや水道水中の不純物であるSiO2 等の付着により
常時漏水しても、負圧誘引部65の誘引可能水量以下で
あれば開放口72から外部へ溢水しないで回収される。
この誘引可能水量は前記口径比d1 /d2 、通路長さl
等の値により自在に調節できる。
【0023】浴槽17の水位が所定水位になって水位検
出器21の検出信号を受信した制御装置73が自動給湯
弁4を閉弁すると、受水皿53内の湯が通水孔51より
漏れて所定量以下になり、スプリング55が受水皿53
を押し上げて弁ゴム52が弁座54から離れる。する
と、受水皿53の通水孔51から漏れた水は、通水孔5
8から排水部57に排水される。排水が終了すると通水
部50と排水部57は通水孔58を介して連通し、通水
部50は大気開放口60、エア管70、開放口72を介
して外気に開放される。そして、浴槽17の湯張り水面
Bと開放口72の位置差H1 が生じても、逆流防止弁6
2,68が浴槽水のホッパー46への逆流を防止する。
このように、ホッパー46は開放口72が浴槽17の湯
張り水面B以下に位置しても、通水時には給湯路3を外
気から遮断して熱交換器6への水道管給水圧力を活用し
た給湯が可能であり、また通水停止時には浴槽水の給湯
路3を介した水道管8への逆流を防止でき、水道法規対
応も可能となる。しかも、浴槽17の深さや浴槽17と
風呂給湯器71の高さの位置関係の調節が不要となり、
給湯装置の設計施行能率が高まる。なお、開放口72の
口径を制御して排水回収しないときには漏水検知信号に
よりエア吸入量を調節し、浴槽17へのエア混入による
浴槽水の無駄な冷却を制御することもできる。
【0024】図4は本発明の他の実施例を示し、ホッパ
ー75は隔壁76により上部の通水部77と下部の排水
部78に区画する。隔壁76には漏水孔79を設け、通
水室80から給湯路3の給湯圧力により給湯の一部が排
水部78の排水室81に流入する。この流入量はベンチ
ュリー47の負圧誘引部65の吸引可能水量以下になる
ように、漏水孔79の口径φdx を設計して設定する。
通水部77は前例と同様に通水用の流入口82,流出口
83を備え、また排水部78は大気開放口84と排水口
85を備える。そして、自動給湯弁4を開弁して通水す
るときには、流出口83から主に、排水口85から副に
各々給湯を通過させる。こうして、上記実施例の受水皿
53が不要となり構成を簡略化できると共に、受水皿5
3で通水部77と排水部78を遮断・開放するという駆
動機構を廃止し、弁部の固着や閉止不良等の開閉弁固有
の問題点の発生を完全に排除でき、性能の安定化が期待
できる。また、少くとも受水皿53を通水室80に収納
しないから、通水室80のコンパクト化を図れる。
【0025】なお、本発明の自動給湯弁4はホッパー4
6,75への通水に限定するものではなく、例えば浴槽
の上端より更に上部から給湯する無弁で大気開放の給湯
栓へ通水しても良い。また、同一の給湯路中に複数個備
え、圧力緩衝弁で他の給湯栓の閉止動作で発生するウォ
ターハンマーによる衝撃波を防止することもできる。さ
らに、圧力緩衝弁は上記逆流防止弁に限らず、単なる圧
力緩衝弁でもよい。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の給湯装
置の請求項1では、自動給湯弁の入口側に備えた圧力緩
衝弁が、給湯路に発生する定常給湯圧力よりも高く、か
つ短時間サイクルを有した圧力変動波を吸収・緩衝して
低減し、ダイヤフラム弁への圧力変動波の直接印加を防
止し、ダイヤフラムの無理な変形の繰り返しによる疲労
損傷を抑制できる。
【0027】また本発明の請求項2では、自動給湯弁の
通水時は排水弁が通水部と排水部を遮断して給湯器への
水道給水圧力を活用した直結給水が可能で短時間に大量
の給湯を行い、通水停止時には逆流防止弁が浴槽水のホ
ッパーへの逆流を防止するので、ホッパーの浴槽に対す
る高さ調節が不要となり、装置の設計施行が容易とな
り、水道法規対応も可能となる。
【0028】さらに本発明の請求項3では、ベンチュリ
ーの吸引作用により通水部の構成を簡略化でき、弁部の
固着や閉止不良等の開閉弁固有の問題点の発生を排除し
て性能の安定化が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給湯装置の一実施例を示す構成図
【図2】同自動給湯弁とホッパーの断面図
【図3】同ベンチュリーの断面図
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図
【図5】従来の給湯装置の構成図
【図6】同自動給湯弁とホッパーの断面図
【符号の説明】
3 給湯路 4 自動給湯弁 45 逆流防止弁(圧力緩衝弁) 46,75 ホッパー 47 ベンチュリー 50,77 通水部 57,78 排水部 62,68 逆流防止弁 65 負圧誘引部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給湯器の給湯路に設けてダイヤフラム弁で
    給湯を制御するとともにダイヤフラム弁で遮断する弁内
    外を小口径で連通し、かつ弁を緩速開閉するパイロット
    通水孔を有した自動給湯弁を備え、ダイヤフラム弁を閉
    弁して給湯路が閉回路のとき発生し、給湯路の定常給湯
    圧力より高く、かつ短時間サイクルの圧力変動波を緩衝
    する圧力緩衝弁を自動給湯弁の入口側の給湯路に設けた
    ことを特徴とする給湯装置。
  2. 【請求項2】浴槽湯張り水面より低位置にある大気開放
    口および下部に貯水の排水口を有する排水部と、通水時
    には排水弁を閉弁して通水し、非通水時には排水弁を開
    弁して排水部へ残溜水を排水する通水部を有したホッパ
    ーを備え、浴槽水を循環加熱する追焚装置に浴槽の循環
    路を接続し、他端を給湯器に接続して浴槽に湯張り給湯
    する給湯路に給湯器側から順に、給湯路を開閉制御する
    自動給湯弁、前記ホッパーの通水部、給湯器側への給湯
    水の逆流防止弁、ベンチュリーを備え、ベンチュリーの
    通水路断面を縮小した負圧誘引部の開口に前記排水部の
    排水口を排水路で接続し、排水路の途中に排水部側への
    逆流防止弁を備えた給湯装置。
  3. 【請求項3】通水用の流入口および流出口を備え、前記
    ベンチュリーの負圧誘引部の吸引水量以下を漏水する漏
    水孔を有し、前記排水部と区画して接続する隔壁に漏水
    孔を有する通水部を備えた請求項2記載の給湯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0755260A (ja) * 1993-08-06 1995-03-03 Ntc Kogyo Kk 大気開放装置における排水の回収処理装置
JPH0783512A (ja) * 1993-06-29 1995-03-28 Noritz Corp 風呂装置
JP2024081170A (ja) * 2022-12-06 2024-06-18 株式会社ジオックス サイフォン解消型逆流防止給水器
CN118623480A (zh) * 2024-06-11 2024-09-10 广州航海学院 流体抽吸结构及热水管道的冷端水回收系统

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