JPH0588415U - 電気炊飯器 - Google Patents
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- JPH0588415U JPH0588415U JP4214091U JP4214091U JPH0588415U JP H0588415 U JPH0588415 U JP H0588415U JP 4214091 U JP4214091 U JP 4214091U JP 4214091 U JP4214091 U JP 4214091U JP H0588415 U JPH0588415 U JP H0588415U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】断熱効果の高い内容器を備え、電力消費量の少
ない省エネルギータイプの電気炊飯器を提供すること。 【構成】電気炊飯器本体内側を形成する内容器5を、ス
テンレス真空二重構造にし、かつ、真空二重構造内容器
の底面部を、少なくとも炊飯ヒータ24の下方を覆う位
置まで中心側に延ばし、底面部からの熱の逃げを防止し
た。
ない省エネルギータイプの電気炊飯器を提供すること。 【構成】電気炊飯器本体内側を形成する内容器5を、ス
テンレス真空二重構造にし、かつ、真空二重構造内容器
の底面部を、少なくとも炊飯ヒータ24の下方を覆う位
置まで中心側に延ばし、底面部からの熱の逃げを防止し
た。
Description
【0001】
この考案は、電気炊飯器に関するものである。特に、この考案は、内容器が真 空二重構造の電気炊飯器に関するものである。
【0002】
従来より、炊飯効率や保温効率の向上を図るために、電気炊飯器の内容器を真 空二重構造にする試みがなされている。真空二重構造とは、内器と外器とを二重 にして内部に真空室を形成した構造である。かかる構造は、断熱保温効果が高い ため、魔法瓶等に広く採用されている。
【0003】
このように断熱効果の高い真空二重構造ではあるが、従来、電気炊飯器の内容 器に採用するには、下記の問題があった。すなわち、 電気炊飯器においては、内容器の内底部に温度センサおよび炊飯ヒータを配 置しなければならず、内容器を真空二重構造にした場合、温度センサや炊飯ヒー タの取付けが困難になり、組み立てに手間がかかるという欠点が生じること。
【0004】 内容器の内底部に配置された温度センサに接続されたリード線を制御回路に 接続したり、炊飯ヒータへ電力を供給するためのリード線等を内容器外の制御回 路および電源端子に接続するために、内容器の底部に上記リード線などを通すた めの開口を形成しなければならない。それゆえ、たとえ内容器の側面部を真空二 重構造にしても、底部開口から熱が放出され、そのため炊飯効率や保温効率の低 下を招くこと。 等が挙げられる。
【0005】 この考案は、かかる従来技術を背景としてなされたもので、内容器を真空二重 構造にするとともに、内容器の形状および/または構造を工夫することによって 、実質的に断熱効果の高い、電力消費量の少ない省エネルギータイプの電気炊飯 器を提供することを目的とする。
【0006】
この考案は、内鍋を収納するための内容器と、内容器の内底部に備えられた温 度センサおよび炊飯ヒータとを含む電気炊飯器において、内容器は、側面部と、 側面部と一体に形成され、側面部の下方から内方へ向かってほぼ水平に延びる底 面部とを有し、側面部および底面部は、共に、内器と外器とによって二重構造に され、かつ、二重構造の間を真空室にした真空二重構造にされており、真空室を 備える底面部が、少なくとも炊飯ヒータの下方を覆う位置まで延ばされているこ とを特徴とするものである。
【0007】 またこの考案は、前記電気炊飯器において、内容器の底面部は、その中央部に おいて内器と外器とが接合され、接合部分には、温度センサおよび炊飯ヒータに 接続されたリード線を挿通するための小孔が形成されていることを特徴とするも のである。 さらにまたこの考案は、前記電気炊飯器において、内容器を形成する内器およ び外器は、共に、金属製であることを特徴とするものである。
【0008】 またこの考案は、前記電気炊飯器に、さらに保温機能を内容器内に設けたを設 けたことを特徴とする。
【0009】
内容器は真空二重構造の側面部および真空二重構造の底面部を備えており、高 い断熱効果が得られる。特に、内容器の底面部は、少なくとも炊飯ヒータの下方 を覆う位置まで内方に延ばされているので、炊飯ヒータの発熱が内容器の底面部 から逃げる割合を減らすことができ、炊飯効果や保温効果を高めることができる 。
【0010】
以下には、図面を参照して、この考案のいくつかの実施例をとり挙げて詳細に 説明をする。 図1は、この考案の一実施例にかかる電気炊飯器の外観形状を示す斜視図であ り、図2は、図1のA−Aに沿う断面図で、構成が図解的に表わされている。図 1および図2を参照して説明すると、この電気炊飯器には、本体1と、蓋ユニッ ト2と、本体1内に収納された内鍋3とが含まれている。
【0011】 本体1は、その外側面を形成する薄い金属板でできた円筒状のカバー部材4と 、その内側を形成する内容器5と、カバー部材4の上縁部と内容器5の上縁部と を連結して本体1の肩を形成する肩部材6と、カバー部材4の下縁部に嵌合され て本体1の底を形成する底部材7とを有している。 この実施例の特徴の1つは、内容器5が金属製、たとえばステンレス製で真空 二重構造にされており、しかも、その形状が工夫されることによって、炊飯効率 および保温効率の向上が図られていることである。
【0012】 内容器5の内底部中央には、温度センサ22が配置され、この温度センサ22 を取り囲むように炊飯ヒータユニット14が配置されている。炊飯ヒータユニッ ト14は、熱板23と、熱板23に埋設された炊飯ヒータ24とを備えている。 なお、内容器5の形状の特徴ならびに温度センサ22および炊飯ヒータユニット 14の取付け構造の詳細は後述する。
【0013】 肩部材6には保温用の肩ヒータ8が組み込まれている。また、正面側(図2に おいて左側)に位置する肩部材6には回路基板収納室9が形成されており、当該 収納室9内には、図示しないマイクロコンピュータ等が配列された制御基板10 が収められている。また、当該収納室9の開口は操作パネル11によって閉塞さ れている。
【0014】 底部材7にも基板収納室12が形成されており、当該収納室12内には電源基 板13が収められている。また、底部材7には図示しないコードリールを収納す るためのリール収納室15が形成されている。リール収納室15に収納されたリ ールは、図示しないが電源基板13に電気的に接続されており、また、電源基板 13と制御基板10および肩ヒータ8も電気的に接続されている。さらに、底部 材7の底面中央部には孔16が形成されているが、この孔16は裏板17によっ て塞がれている。裏板17は、後述するように、孔16から熱が外へ逃げるのを 防止するためのものである。
【0015】 内容器5内に収納された内鍋3は、その底面が温度センサ22および炊飯ヒー タユニット14に接し、炊飯ヒータユニット14によって加熱されるようになっ ている。また、温度センサ22による検出温度、つまり内鍋3の温度が所定温度 まで上昇したとき、炊飯ヒータユニット14への通電が遮断される仕組みになっ ている。この構成については公知であり、ここでの説明は省略する。
【0016】 蓋ユニット2は、肩部材6に回動自在に取付けられたアーム30と、アーム3 0に着脱自在に係合された外蓋31と、外蓋31の内面側に、外蓋31に対して 取外し可能に取付けられた鍋蓋32と、調圧ユニット33とを備えている。鍋蓋 32は、内鍋3の上部開口を閉塞するためのものである。鍋蓋32には、内鍋3 の上端縁と鍋蓋32との間から蒸気が漏れるのを防止するために、シールパッキ ン34が取付けられている。また、鍋蓋32の周縁部は肩ヒータ8と近接または 当接されており、肩ヒータ8が発生する熱が効果的に鍋蓋32に伝達され得るよ うにされている。
【0017】 図3は、上記電気炊飯器の特徴の1つを説明するための部分断面図であり、内 容器5の底面部分を中心とする構成が表わされている。内容器5は、側面部20 と、側面部20の下縁から内方へ向かってほぼ水平に延びる底面部21とを有し ており、側面部20および底面部21は、ステンレス製の内器41と外器42と の二重構造で、かつ、内器41と外器42とで形成された内空間が真空室43に されている。内器41と外器42とは、図示のように、底面部21の中心部にお いて、外器42が内器41に接するように曲げられ、両者は溶接によって接合さ れている。そしてその接合中心部にリード線挿通孔18が形成されている。リー ド線挿通孔18の径は小さなものでよく、少なくとも温度センサ22から取り出 されたリード線27および炊飯ヒータ24に接続されたリード線28を通すのに 必要十分な大きさであればよい。また、内器41と外器42との底面接合部分4 4は、少なくともこのリード線挿通孔18を形成することができると共に、後述 するビス26を取付け得るのに必要十分な面積にされている。底面接合部分44 を必要最小限の面積とし、かつ、リード線挿通孔18の径を必要最小限の大きさ として、底面部21における真空室43ができるだけ中心部まで延ばされている 。つまり、底面部21の真空室43が炊飯ヒータ24の下方を覆うように延ばさ れている。これにより、炊飯ヒータ24が生じる熱が下方に放射されても、底面 部21の真空室43で確実に遮断され、高い断熱効果が得られる。
【0018】 なお、従来の真空二重構造の内容器では、真空二重構造部分が炊飯ヒータ24 の下方にまで回り込んでおらず、炊飯ヒータ24の熱が下方に逃げる割合が高か った。そこで、この実施例においては、底面部21が炊飯ヒータ24の下方を十 分に覆うようにした。 炊飯ヒータユニット14は、前述のように、熱板23と、熱板23に埋設され た炊飯ヒータ24とを備えており、温度センサ22を取り囲んでいる。そして、 炊飯ヒータ24の末端45は熱板23から、下方ではなく、中央方向に横向きに 突出している。そしてこの突出端45には電力用リード線28の先端がたとえば ねじ46によって取付けられている。このように、炊飯ヒータ24の末端45を 熱板23から中心側に向けて横向きに突出させることにより、炊飯ヒータ24と リード線28との接続スペースのコンパクト化を図ることができる。また、熱板 23の一部は下方へ延びて脚部25となっている。この脚部25はビス26で内 容器5の底面接合部分44に固定されている。
【0019】 このような構成を採用すれば、内容器5の内底面に取り付ける熱板23および 炊飯ヒータ24の嵩を低くできるので、結果として電気炊飯器の全高を低くする ことが可能である。 さらに、底部材7の中心部に形成されている孔16は裏板17で覆われており 、熱が底部材7の孔16から下方へ逃げることもない。裏板17は、具体的には 、数箇所が底部材7に備えられた係合部47に係合され、反対側が底部材7にビ ス48によって固定されている。もちろん、裏板17は、ここに説明した以外の 構造で取付けられていてもよい。たとえば、裏板17の周縁部と底部材7とがね じ結合されていてもよい。
【0020】 図4は、この考案の一実施例にかかる電気炊飯器の他の特徴を説明するための 部分断面図であり、内容器5の底面部分が示されているが、図3とは別な角度で 切断された断面が表わされている。 この実施例にかかる電気炊飯器の別の特徴として、温度ヒューズの取付け位置 および取付け構造が挙げられる。従来の電気炊飯器や電気炊飯器においては、内 容器は、一般に、熱伝導性の良い金属単板によって形成されていたので、温度ヒ ューズは、通常、内容器の外側面に取付けられていた。ところが、この実施例に かかる電気炊飯器のように、内容器5をステンレス真空二重構造とすると、内容 器5の外側面には熱が伝わらず、そこに温度ヒューズを取付けても効果がない。
【0021】 そこで、この実施例においては、内容器5の底面部21の接合部分44に、温 度ヒューズ51が取付けられている。具体的には、温度ヒューズ51は、熱伝導 性の良い取付け金具52によって保持されており、取付け金具52がビス53に よって接合部分44に取付けられている。この結果、炊飯ヒータ24および熱板 23の生じる熱は孔18を介して直接温度ヒューズ51へ達するとともに、接合 部分44が加熱され、その熱が取付け金具52を介して温度ヒューズ51へ与え られるので、温度ヒューズ51は炊飯ヒータ24による加熱の影響を受けやすい 。したがって、炊飯ヒータ24による過加熱等が生じた場合に、温度ヒューズ5 1が速やかに作動して電源を遮断する。
【0022】 また、温度ヒューズ51を底面接合部分44に取付ける場合、製造ラインでの 取付けが簡単であるという利点もある。また、裏板17を取り外せば温度ヒュー ズ51の交換が容易であるから、メンテナンス作業がしやすいという利点もある 。 さらにまた、温度ヒューズ51の取付けには、専用のビス53を用いるのでは なく、固定用脚部25を取付けるためのビス26を、温度ヒューズ51の取付け 用ビスと共用してもよい。このようにすれば、熱板23の熱が固定用脚部25お よびビス26を介して取付け金具52および温度ヒューズ51へ伝わるので、温 度ヒューズ51の感温機能および応答スピードをより向上させることができると いう利点がある。また、ビス53を省略できるので、部品点数を減らすことがで きるという利点もある。
【0023】 図5は、温度ヒューズ51の他の取付け位置および取付け構造を示す図解的な 断面図である。上述のように温度ヒューズ51を内容器5の底面接合部分44に 取付けるのに代えて、内容器5の上端接合部分61に取付けてもよい。図5に示 す取付け構造では、温度ヒューズ51は、断面略L字形の取付け用座金62の一 端部に保持されており、当該座金62の他端部は固定ビス63によって肩部材6 に固定されている。温度ヒューズ51を保持する取付け用座金62の一端は内容 器5の上端から外方へ突出するフランジ状の接合部分61の下面に接している。 したがって、炊飯時に熱板23から放出される熱は、矢印で示すように、内容器 5を形成する内器41を伝わり、接合部分61において温度ヒューズ51へ伝達 される。
【0024】 このように内容器5の上端接合部分61に接触するように温度ヒューズ51を 配置した場合、電気炊飯器における熱に対して最も弱い肩部分を効果的に保護す ることができる。なお、この温度ヒューズ51は、上述の図4で説明した温度ヒ ューズ51のように加熱の影響を直接強く受ける位置ではないので、この温度ヒ ューズ51の定格は、前述した温度ヒューズ51の定格とは異なるものが採用さ れる。
【0025】 なお、温度ヒューズは、図4を参照して説明した温度ヒューズ51または図5 を参照して説明した温度ヒューズ51のいずれか一方だけが設けられてもよいし 、双方の温度ヒューズ51が設けられてもよい。 図6は、この考案の他の実施例にかかる電気炊飯器の構造を説明するための図 解的な側面半断面図である。この実施例にかかる電気炊飯器は、本体71と、本 体71の上部開口を覆うための蓋ユニット86と、本体71内に収納される内鍋 84とを備えている。
【0026】 本体71は、その外側を形成する薄い金属板でできた円筒状のカバー部材72 と、その内側を形成する内容器73と、カバー部材72の上縁部と内容器73の 上縁部とを連結して本体71の肩部を形成する肩部材74と、カバー部材72の 下縁部に嵌合されて本体71の底を形成する底部材75とを備えている。そして 、この実施例においては、内容器73が、金属製、たとえばステンレス製の内器 76と外器77とで二重に形成され、内器76と外器77との間に真空の内空間 78が形成されている。しかも、内器76と外器77とは、それぞれ、有底で上 部開口を有し、上部開口に外方向に張り出すフランジ部79が形成された全く孔 のない有底の容器形状とされ、フランジ部79において内器70と外器77とが 溶接によって接合されている。内容器73をこのような構成にすれば、先に説明 した実施例とは異なり、内容器73における溶接箇所を上端縁部のみにすること ができ、溶接箇所が少なく、構造が簡単で、製作が容易な内容器とすることがで きる。これがこの実施例の特徴の1つである。
【0027】 ところで、この実施例のごとき内容器73を採用した場合、内容器73の内底 面に配置すべき温度センサ80、熱板81および炊飯ヒータ82を含む炊飯ヒー タユニット83の取付けが困難であり、かつ、温度センサ80および炊飯ヒータ 82に接続されるリード線の配線処理が困難である。したがって、従来は、たと えこの実施例のごとき内容器73の構造は、単に思いついただけでは、温度セン サ80および炊飯ヒータユニット83等の取付けが困難であった。そこで、本願 考案では、後述する取付け構造が採用されている。
【0028】 図6に示す電気炊飯器について、さらに説明する。内鍋84は、内容器73内 に収納され、その底面が炊飯ヒータユニット83に載置され、温度センサ80に 接触する。また、底部材75には電気回路基板85が組み込まれている。この電 気回路基板85は、電源回路および制御用マイクロコンピュータを備えていて、 炊飯ヒータユニット83への通電制御等を行う。
【0029】 蓋ユニット86は、本体71の肩部材74に対して着脱自在に取付けられてい る。蓋ユニット86には、閉じられたときに、内鍋84の上部開口を閉塞するた めの鍋蓋87が備えられている。また、蓋ユニット86には、その裏面を形成す る金属板よりなる放熱板87が備えられ、この放熱板87を加熱する保温ヒータ 88が備えられている。
【0030】 また、肩部材74には、図7に示すように、水平部741と、その下方側に設 けられた補助凸部742とが備えられており、水平部741と補助凸部742と の間に前述した内容器73のフランジ部79が嵌合されるようになっている。こ の場合において、補助凸部742の上面を、たとえば右回転方向に対して上がり 勾配を有する傾斜面としておくことにより、肩部材74に内容器73のフランジ 部79を嵌合させる際に、内容器73を回転させながら嵌合させることができ、 しかも、内容器73と肩部材74とをがたつきなくしっかりと嵌合させることが できる。
【0031】 図8は、図6に示す電気炊飯器本体71における内容器73の底部の詳細な構 成を示す断面図である。また、図9は、温度センサ80および炊飯ヒータユニッ ト83の取付け構造を説明するための分解斜視図である。 図8および図9を参照して説明すると、内容器73を形成するステンレス製の 内器76および外器77のうち、内器76の内底面には、1対の固定金具91, 92が溶接されている。炊飯ヒータユニット83は、上方から見ると円形をして おり、その中央部にセンサ収納孔93が形成されている。そして、このセンサ収 納孔93内にセンサ保持ケース94が嵌め込まれ、センサ保持ケース94に備え られた左右1対の鍔95,96によって炊飯ヒータユニット83が係止されてい る。より具体的には、センサ収納孔93の内周縁左右両側には、孔93内に突出 する段部103,104が形成されていて、この段部103,104がセンサ保 持ケース94の鍔95,96で押さえられている。そして、鍔95,96に形成 された孔97,98と、固定金具91,92に形成された孔99,100とが対 向され、止めねじ101,102によって、それぞれ、固定されている。
【0032】 センサ保持ケース94内に収められた温度センサ80は、その周囲を取り囲む コイルばね90によって弾力的に保持されており、上方に向かって付勢されてい る。よって、内鍋84を収めていない状態では、温度センサ80はコイルばね9 0によって上方へ変位され、その上面は炊飯ヒータユニット83の上面よりも突 出している。温度センサ80の上方への変位量を規制するために、温度センサ8 0の底面側にはストッパ105が備えられている。ストッパ105は、その下端 が鉤状をし、鉤状部がセンサ保持ケース94と係合して、温度センサ80が必要 以上に上方へ変位するのを防止する。そして、図8に示すように、内鍋84が収 納されたとき、温度センサ80は内鍋84の底下面によって下方へ押し下げられ 、炊飯ヒータユニット83の上面と面一となり、温度センサ80が作動する。
【0033】 図10は、温度センサ80の具体的な構成例を示す断面図解図である。図10 を参照して説明すると、温度センサ80内には保持金具801が内蔵されており 、保持金具801の上部にセンサ素子802が埋設されている。また、保持金具 801の下方部にはリードスイッチ803およびマグネット804が一定間隔を 隔てて保持されている。さらに、保持金具801を含む温度センサ80全体が下 方へ下がったとき、リードスイッチ803とマグネット804との間の磁力を遮 蔽する遮蔽板805が備えられている。それゆえ、保持金具801が図示のよう に上方に上がっている場合には、リードスイッチ803はマグネット804の磁 力を感知してたとえばオンになっている。一方、内鍋が収納され、温度センサ8 0全体が鍋底で押し下げられると、リードスイッチ803とマグネット804と の間に遮蔽板805が入り、リードスイッチ803はマグネット804の磁力を 感じず、たとえばオフに切換わる。このように、リードスイッチ803によって 内鍋の有無が検出されるようにされている。
【0034】 この実施例にかかる温度センサ80および炊飯ヒータユニット83の取付け構 造を用いれば、内容器の内器76に溶接された1対の固定金具91,92とセン サ保持ケース94とを止めねじ101,102によって固定するだけで、温度セ ンサ80および炊飯ヒータユニット83を簡単に取り付けることができ、取付け 作業の簡易化が図れる。
【0035】 また、内容器73は、その底部に全く孔のない有底筒状容器であるため、炊飯 ヒータユニット83の発生する熱は下方や側方へは逃げず、効率良く内鍋84を 加熱することができる。したがって、消費電力が少なくてよく、省エネ効果の高 い電気炊飯器とすることができる。 図11および図12は、温度センサ80および炊飯ヒータユニット83の他の 取付け構造を説明するための断面図および分解斜視図である。図11および図1 2に示す取付け構造では、1つの固定金具111にセンサ保持ケース112およ び炊飯ヒータユニット83が取付けられている。この取付け構造では、図11に 示すように、固定金具111の中央部が内容器73の内器76中央に溶接されて いる。また、炊飯ヒータユニット83にはセンサ保持ケース112よりもひとま わり大きなセンサ収納孔115が形成されており、センサ収納孔115内の対向 する両縁には突出段部116,117が形成され、それぞれの突出段部116, 117にねじ孔118,119が形成されている。
【0036】 図11に示すように、取付けられた状態では、センサ収納孔115に固定金具 111が嵌め合わされ、突出段部116,117が固定金具111の左右の鍔1 13,114によって押さえ込まれている。このように取付けるためには、取付 け時に、炊飯ヒータユニット83のセンサ収納孔115内に固定金具111を収 め、炊飯ヒータユニット83を回動させることによって、固定金具111の鍔1 13,114と突出段部116,117との位置合わせをすればよい。さらに、 センサ保持ケース112にコイルばね90を収め、温度センサ80を嵌め込んだ 状態でセンサ保持ケース112を固定金具111に係合し、センサ保持ケース1 12のフランジ120に形成された孔121,122を固定金具111の鍔11 3,114に形成された孔123,124と合わせ、止めねじ101,102に よって固定する。
【0037】 この実施例の取付け構造においては、固定金具111が単一の部材であるから 、固定金具111を内器76に溶接する際に位置決めが容易で、溶接がしやすい という利点がある。 その他の利点や効果については、図8および図9で説明した取付け構造と同様 である。
【0038】 図13は、この考案のさらに他の実施例にかかる電気炊飯器の構造を示す側面 断面図で、左半分の断面構造が表わされている。 図13に示す実施例の特徴は、要約すれば、炊飯ヒータユニット83が上下に 変位可能な構成にされていて、内鍋84が内容器73内に収納されたとき、内鍋 84の底面によって炊飯ヒータユニット83が下方へ押し下げられ、内鍋84の 上端フランジ部88が肩部材74に当接し、フランジ部88と肩部材74との間 が隙間なく密閉され得る構造になっていることである。
【0039】 より具体的に説明すると、内容器73の内器76の内底面には固定金具131 が溶接によって固定されている。一方、炊飯ヒータユニット83は、熱板81お よび熱板81に埋設された炊飯ヒータ82を備えるとともに、その下面側にコイ ルばね132が配置されており、コイルばね132の下端部には取付け金具13 3が連結されている。そしてこの取付け金具133と固定金具131とがねじ1 34で固定されている。よって、炊飯ヒータユニット83は、コイルばね132 を介して弾力的に保持されている。さらに、炊飯ヒータユニット83にはストッ パ金具135が固定されており、内鍋83が収納されていない場合に、コイルば ね132によって炊飯ヒータユニット83が上方へ上がりすぎないように規制さ れている。また、この実施例においては、温度センサ80は、熱板81の中央部 にセンサ保持金具136及びコイルばね137を介して取付けられている。した がって、温度センサ80自体も、炊飯ヒータユニット83とは独立して、コイル ばね137の作用によって上下に変位可能である。しかも、炊飯ヒータユニット 83の上下動とともに上下する。
【0040】 炊飯ヒータユニット83をかかる構成にした場合、内鍋84を内容器73内に 収納するとき、内鍋84の底面によって炊飯ヒータユニット83は下方へ押し下 げられる。そして、内鍋84は、上方フランジ部88が肩部材74で係止された 状態で収納される。よって、内鍋84のフランジ部88と肩部材74との間が確 実に接触し、内容器73の内器76と内鍋84との間がほぼ密閉された加熱空間 89となり、炊飯ヒータ82の熱が上方から逃げることがない。
【0041】 図13におけるその他の構成については、図6と同様であり、同一または対応 する部分には同一の番号を付し、ここでの説明は省略する。 図14は、図6ないし図13で説明した各実施例に適用可能な温度センサのリ ード線および炊飯ヒータのリード線の配線処理構造を表わす側面断面図であり、 図15は肩部材74の拡大部分斜視図、図16は、図14におけるB−Bに沿う 平面部分断面図である。
【0042】 次に、図14,図15および図16を参照して説明すると、炊飯ヒータ82に 接続されたリード線107は、内容器73の内器76に形成された縦溝141内 に配置され、内器76に沿って上方へ導かれ、肩部材74に形成されたリード線 挿通溝142を介して内容器73とカバー部材72との間に導き出されている。 そして、このリード線107は、底部材75に収納された回路基板85に電気的 に接続されている。
【0043】 このように構成した理由は、内容器73が、孔の全くない有底の二重化容器に なっているからであり、内容器73の底部にリード線挿通孔を形成することがで きないからである。 内器76の内側面に沿って導かれるリード線107は、縦溝141内に収めら れているため、リード線107が内器76の内表面から突出せず、内器76と内 鍋84との隙間を特に大きく成形する必要はない。また、内器76と内容器84 との隙間は狭いままでよいから、炊飯ヒータユニット83が発生する熱を有効に 内鍋84の周側面から内鍋84へ伝えることができる。
【0044】 また、図16に示すように、縦溝141内にリード線107が収納され、その 上はリード線カバー143によって覆われているので、内鍋84を頻繁に出し入 れしても、リード線107を引っ掛けたり、リード線107を傷つけたりする心 配もない。 なお、リード線カバー143を省略し、リード線107を縦溝141内に接着 剤等で固定する配線構造を採用してもよい。
【0045】 温度センサ80のリード線も、上記リード線107と同様に配線されている。 図14に示す実施例では、炊飯ヒータ82の末端108は横方向外側に曲成さ れ、そこにリード線107が接続された構成になっているが、このように炊飯ヒ ータ82の末端108を横方向に曲げて配置することにより、炊飯ヒータユニッ ト83の収納スペースをより低くすることが可能である。なお、炊飯ヒータ82 の末端108は、先に説明した図3に示す実施例のように、横向き内方に向かっ て曲成されていてもよい。
【0046】 図17は、この考案の実施例にかかるステンレス真空二重構造の内容器を備え た電気炊飯器に好適な保温ヒータ取付け構造を表わす図解的な断面図である。ス テンレス真空二重構造の内容器を採用した場合、従来の単板製の内容器の場合と 同様に内容器の外側面に保温ヒータを巻き付けても、保温ヒータの発する熱は内 容器の内部に伝わらず、保温ヒータを設けた効果がない。
【0047】 このため、ステンレス真空二重構造の内容器を採用した場合には、保温ヒータ の取付け構造を工夫しなければならない。図17では、保温ヒータ151を取り つけるために専用の鍋底容器152が配置されている。鍋底容器152は、内容 器5の内部下方に配置され、その上端周縁に保温ヒータ151が取付けられてい る。この鍋底容器152は、保温ヒータ151を保持するとともに、炊飯ヒータ ユニット14の側部および下方部の一部を取り囲み、炊飯ヒータユニット14と 内容器5との隙間を区切って、炊飯ヒータユニット14の発生する熱がより効果 的に内鍋に伝達されるようにしている。
【0048】 図17の内容器5は、その底部において内器41と外器42とが接合されたも のを例示したが、図6ないし図13において説明した内器と外器とがその底部で 接合されていない内容器を備えた電気炊飯器に対しても、図17に示す鍋底容器 152を設けることができる。 その他、この考案は、請求の範囲に記載した範囲内において、種々の設計変更 等を行うことのできることを念の為に申し添えておく。
【0049】
この考案は、以上のように真空二重構造の内容器であって、内容器の底面部が 少なくとも炊飯ヒータの下方を覆う位置まで延ばされているので、炊飯ヒータの 発生する熱が効率的に内鍋に伝えられ、炊飯効率、保温効率の良い電気炊飯器や 電気炊飯器を提供することができる。
【0050】 また、炊飯時における電力消費が少ない、いわゆる省エネルギータイプの電気 炊飯器とすることができる。
【図1】この考案の一実施例にかかる電気炊飯器の外観
形状を示す斜視図である。
形状を示す斜視図である。
【図2】図1のA−Aに沿う断面図で、電気炊飯器の構
成を図解的に示す側面断面図である。
成を図解的に示す側面断面図である。
【図3】この考案の一実施例にかかる電気炊飯器の部分
断面図である。
断面図である。
【図4】この考案の一実施例にかかる電気炊飯器を、図
3とは別の角度で切断した部分断面図である。
3とは別の角度で切断した部分断面図である。
【図5】温度ヒューズの他の取付け位置および取付け構
造を説明するための部分断面図である。
造を説明するための部分断面図である。
【図6】この考案の他の実施例にかかる電気炊飯器の全
体構成を表わす図解的な側面断面図である。
体構成を表わす図解的な側面断面図である。
【図7】上記実施例における肩部材の構造を説明するた
めの斜視図である。
めの斜視図である。
【図8】図6に示す電気炊飯器の特徴を説明するための
部分断面図である。
部分断面図である。
【図9】温度センサおよび炊飯ヒータユニットの取付け
構造を説明するための分解斜視図である。
構造を説明するための分解斜視図である。
【図10】温度センサ80の具体的な構造を示す断面図
解図である。
解図である。
【図11】温度センサおよび炊飯ヒータユニットの他の
取付け構造を説明するための部分断面図である。
取付け構造を説明するための部分断面図である。
【図12】温度センサおよび炊飯ヒータユニットの他の
取付け構造を説明するための分解斜視図である。
取付け構造を説明するための分解斜視図である。
【図13】この考案のさらに他の実施例にかかる電気炊
飯器の構造を示す側面部分断面図である。
飯器の構造を示す側面部分断面図である。
【図14】図6ないし図11に示す各実施例に適用可能
なリード線の配線処理構造を表わす側面部分断面図であ
る。
なリード線の配線処理構造を表わす側面部分断面図であ
る。
【図15】肩部材74に形成されたリード線挿通溝14
2を示す斜視図である。
2を示す斜視図である。
【図16】図14におけるB−Bに沿う平面部分断面図
である。
である。
【図17】この考案の実施例にかかる電気炊飯器に適用
可能な保温ヒータの取付け構造を表わす図解的な断面図
である。
可能な保温ヒータの取付け構造を表わす図解的な断面図
である。
1,71 炊飯器本体 2,86 蓋ユニット 3,84 内鍋 5,73 内容器 20 側面部 21 底面部 41,76 内器 42,77 外器 43,78 真空室 18 リード線挿通孔 22,80 温度センサ 23 熱板 24 炊飯ヒータ 51,60 温度ヒューズ
Claims (4)
- 【請求項1】内鍋を収納するための内容器と、内容器の
内底部に備えられた温度センサおよび炊飯ヒータとを含
む電気炊飯器において、 内容器は、側面部と、側面部と一体に形成され、側面部
の下方から内方へ向かってほぼ水平に延びる底面部とを
有し、側面部および底面部は、共に、内器と外器とによ
って二重構造にされ、かつ、二重構造の間を真空室にし
た真空二重構造にされており、真空室を備える底面部
が、少なくとも炊飯ヒータの下方を覆う位置まで延ばさ
れていることを特徴とする、電気炊飯器。 - 【請求項2】請求項1記載の電気炊飯器において、 内容器の底面部は、その中央部において内器と外器とが
接合され、接合部分には、温度センサおよび炊飯ヒータ
に接続されたリード線を挿通するための小孔が形成され
ていることを特徴とするものである。 - 【請求項3】請求項1または2記載の電気炊飯器におい
て、内容器を形成する内器および外器は、共に、金属製
であることを特徴とするものである。 - 【請求項4】請求項1、2または3に記載の電気炊飯器
に、さらに保温機能を内容器内に設けたことを特徴とす
る電気炊飯器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991042140U JP2503610Y2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 電気炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991042140U JP2503610Y2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 電気炊飯器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0588415U true JPH0588415U (ja) | 1993-12-03 |
| JP2503610Y2 JP2503610Y2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=12627638
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991042140U Expired - Fee Related JP2503610Y2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 電気炊飯器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2503610Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103356052A (zh) * | 2012-04-09 | 2013-10-23 | 日立空调·家用电器株式会社 | 电饭煲 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59132155A (ja) * | 1982-12-01 | 1984-07-30 | エス・ジ−・エス−アテス・コンポネンチ・エレツトロニシ・ソシエタ・ペル・アチオニ | 半導体装置用容器 |
| JPS6145032U (ja) * | 1984-08-29 | 1986-03-25 | シャープ株式会社 | 保温式炊飯器 |
-
1991
- 1991-06-05 JP JP1991042140U patent/JP2503610Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59132155A (ja) * | 1982-12-01 | 1984-07-30 | エス・ジ−・エス−アテス・コンポネンチ・エレツトロニシ・ソシエタ・ペル・アチオニ | 半導体装置用容器 |
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|---|---|---|---|---|
| CN103356052A (zh) * | 2012-04-09 | 2013-10-23 | 日立空调·家用电器株式会社 | 电饭煲 |
| JP2013215372A (ja) * | 2012-04-09 | 2013-10-24 | Hitachi Appliances Inc | 炊飯器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2503610Y2 (ja) | 1996-07-03 |
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