JPH0588892U - ロボットハンド - Google Patents

ロボットハンド

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JPH0588892U
JPH0588892U JP80192U JP80192U JPH0588892U JP H0588892 U JPH0588892 U JP H0588892U JP 80192 U JP80192 U JP 80192U JP 80192 U JP80192 U JP 80192U JP H0588892 U JPH0588892 U JP H0588892U
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達雄 椿
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神鋼電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度なフィンガ移動機構の機能をさほど必
要とせず、かつワークに多少の寸法誤差が生じていたと
しても、確実にワークを把持してハンドリング操作を行
うことが可能なロボットハンドを提供することを目的と
している。 【構成】 対向配置された少なくとも2本のフィンガが
もうけられている。そして、これらフィンガを逆方向へ
移動させてフィンガ間の間隔を変化させ、かつ停止させ
たフィンガを保持するフィンガ移動機構が設けられてい
る。また、それぞれのフィンガに互いに対向配置させた
状態で取り付けられ、かつフィンガの移動方向と直交す
る方向に移動可能な複数のつめが設けられている。そし
て、それぞれのつめに設けられ、かつ一方のつめを他方
のつめに向かう方向に付勢する弾性部材が具備されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ロボットアームの先端に装着されて把持物を自動的に把持するロボ ットハンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、半導体ウェハ処理工程等においては、クリーンルーム内部において作 業者が出す塵によるクリーン度が低下するのを防止するために、作業者の工程数 を極力減らし、その替わりに種々のロボット等によりクリーンルーム内部の作業 が行なわれるようになっている。
【0003】 ロボットが行う作業の一例としては、複数枚(25〜50枚)のウェハを収納し たウェハキャリア(以下、ワークと略称する。)をクリーンルーム内部の所定位置 まで移動させる作業がある。この作業を行うロボットとしては、ロボット本体に 搭載されたアームの先端にワークのハンドリングを行うロボットハンドが設けら れ、ロボットハンドでワークを把持した後、ロボット自体を走行させることによ りウェハキャリアを所定位置まで移動させるものがある。
【0004】 前記ロボットハンドの具体的構成としては、図8及び図9に示すように、クリ ーン化のために電動により駆動し、かつワーク1を把持する力を維持する手段と してコイルバネ2が使用されたロボットハンド3が知られている。
【0005】 このロボットハンド3は、アーム4の先端部に回動自在に連結されているハン ド本体5と、このハンド本体5に内蔵された伸縮機構(フィンガ移動機構)6によ り矢印A方向に一定の距離だけ移動可能な互いに対向配置されたフィンガ7,7 と、これらフィンガ7,7上に設けられた複数のすくい部8上にフィンガ7の移 動方向(A方向)と同一方向(矢印B方向)と移動するようにコイルバネ2を介在さ せて設けられた複数のつめ9とから構成されている。
【0006】 上記構成のロボットハンド3によりワーク1のハンドリング操作を行うには、 先ず、ロボットアーム4を移動させて、ワーク1を把持する姿勢位置までロボッ トハンド3の位置決め動作を行う。次に、フィンガ移動機構6,6を作動させて フィンガ7,7を矢印A方向の閉じる方向に移動し、それぞれのつめ9をワーク 1の側面に接触させる。さらにフィンガ7を所定の間隔まで閉じることにより、 つめ9とすくい部8との間に介在させたコイルバネ2を圧縮させる。そして、こ のコイルバネ2の付勢力より、つめ9はワーク1に対して矢印C方向に押圧力を 加えてワーク1を把持する。
【0007】 ここで、つめ9のワーク1に対する押圧力をF、ワーク1の質量をM、つめ9 とワーク1間の摩擦係数をμ、ハンド本体5がロボットアーム4によって移動さ せられる際の水平方向の加速度をα及び上方向の加速度をβ、重力加速度をgと すると、 F>M×α……(1) であれば、ワーク1の移動時におけ把持が不確実になることはない。また、 F>M(g+β)/μ……(2) であれば、ワーク1を落下させてしまうおそれがない。ただし、ワーク1に凹凸 部があり、その形状を利用して引っ掛けた状態でワーク1を持ち上げて把持する 方式であれば、(2)式を満たす必要はない。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記従来のロボットハンド3においては、フィンガ移動機構6,6 により移動するフィンガ7,7間の間隔がさほど正確ではなく、また、このフィ ンガ移動機構6,6のガタ等により、所定位置において保持させたフィンガ7,7 が少しづつ開いてしまうおそれがある。さらには、把持するワーク1の形状に多 少の寸法誤差が生じている。
【0009】 しかしながら、従来のロボットハンド3においては、つめ9のワーク1に対す る押圧力Fが、コイルバネ2の圧縮量により比例する構造になっているので、上 述したフィンガ移動機構6,6の機構上の問題、さらにはワーク1の寸法誤差が 生じた場合には、つめ9のワーク1に対する押圧力Fが小さくなり、それにより ワーク1の把持力が弱くなってしまい正常なハンドリング操作が行えないという 問題があった。
【0010】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、高精 度なフィンガ移動機構の機能をさほど必要とせず、かつワークに多少の寸法誤差 が生じていたとしても、確実にワークを把持してハンドリング操作を行うことが 可能なロボットハンドを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るロボットハンドは、対向配置された少なくとも2本のフィンガと 、これらフィンガを逆方向へ移動させてフィンガ間の間隔を変化させ、かつ停止 させたフィンガを保持するフィンガ移動機構と、それぞれのフィンガに互いに対 向配置させた状態で取り付けられ、かつフィンガの移動方向と直交する方向に移 動可能な複数のつめと、それぞれのつめに設けられ、かつ一方のつめを他方のつ めに向かう方向に付勢する弾性部材とが具備されていることを特徴とするもので ある。
【0012】
【作用】
本考案に係るロボットハンドによれば、フィンガの移動方向と直交する方向に 移動可能なつめが、弾性部材の付勢力により把持物に押圧力を加えて把持する構 造になっているので、フィンガの閉じる位置によって弾性部材の圧縮量が変化せ ず、かつ把持物の寸法誤差が生じても押さえる力が変化せず、把持物が確実に把 持される。
【0013】
【実施例】
本考案のロボットハンドの実施例について、図1ないし図7を参照して説明す る。なお、図8及び図9に示したものと同一構成部には、同一符号を付してその 説明を省略する。
【0014】 図1及び図2は本考案の第1の実施例のロボットハンド10を示すものである 。
【0015】 このロボットハンド10の特徴は、それぞれのフィンガ7,7に互いに対向配 置させて取り付けられて、フィンガ7,7の移動方向(矢印A方向)と直交する方 向(矢印D方向)に移動自在となるように複数のつめ11が設けられており、さら にこのつめ11の移動する方向(矢印D方向)に向けて付勢力が働くようにコイル バネ2が設けられていることである。
【0016】 本実施例のつめ11は、外観L字状に形成されたもので、フィンガ7,7の上 面に固定されたすくい部12の側面につめ11の長辺部11aの外側面がガイド されて矢印A方向に移動可能となるように設けられている。また、把持すべきワ ーク1が最初に接触するつめ11の短辺部11bの先端部13はテーパ状に形成 されている。
【0017】 上記構成からなるロボットハンド10によりワーク1のハンドリング操作を行 うには、先ず、ロボットアーム4を移動させて、ワーク1を把持する姿勢位置ま でロボットハンド3の位置決め動作を行う。次に、フィンガ移動機構6,6を作 動させてフィンガ7,7を矢印A方向の閉じる方向に移動させ、それぞれのつめ 11のテーパ状の先端部13をワーク1と接触させる(図3参照)。そして、さら にフィンガ7,7を所定の間隔となるまで閉じる方向に移動させることにより、 つめ11が矢印D方向に移動し、つめ11とすくい部12との間に介在されたコ イルバネ2を圧縮させる。そして、このコイルバネ2の付勢力より、互いに対向 しているつめ11,11が、押圧面11c,11cでワーク1に対して押圧力を加え ていき、それによりワーク1が把持される(図4及び図5参照)。
【0018】 ここで、従来のロボットハンド3のように、フィンガ移動機構6,6のガタ等 によりフィンガ7,7の間隔が所定距離より開いている場合や、把持されるワー ク1の形状に寸法誤差が生じたとしても、つめ11の押圧面11cがワーク1に 接触しているかぎりコイルバネ2の圧縮量は変化せず、かつフィンガ7,7の移 動方向と直交する方向にコイルバネ2の付勢力が働くので、つめ11のワーク1 に対する押圧力は常に一定の大きさとなる。
【0019】 また、フィンガ移動機構6,6がフィンガ7,7を閉じる力をP、つめ11のワ ーク1に対する押圧力をF′、摩擦係数μとすると、 P=μF′ の関係にある。通常、ワーク1及びつめ11の材料として使用される金属、合成 樹脂間の摩擦係数μは、μ=0.1〜0.3程度であり、押圧力F′の値が多少大 きくても、フィンガ7,7を閉じる力Pは小さくて良い。よって、押圧力F′の 値を余裕をみて大きめに設定でき、ワーク1をより確実に把持できる。
【0020】 以上、述べたことから容易に理解できるように、フィンガ7,7の移動方向と 直交する方向に移動可能なつめが、コイルバネ2の付勢力によりワーク1に押圧 力を加えて把持する構造になっているので、従来のようにフィンガ7,7の閉じ る位置によってコイルバネ2の圧縮量が変化せず、かつワーク1の寸法誤差が生 じても押さえる力が変化しないので、ワーク1を確実に把持することができる。
【0021】 また、図6及び図7に示すものは、本考案のロボットハンドの第2の実施例を 示すものであり、本実施例にあっては、つめ15を支持しかつ矢印E方向へ付勢 力を働かせるために、板バネ16が使用されたものである。
【0022】 この板バネ16がを使用したロボットハンドでワーク1のハンドリング操作を 行うには、図1に示すように、フィンガ移動機構6,6を作動させてフィンガ7, 7を矢印A方向の閉じる方向に移動させることにより、つめ16の先端部17を ワーク1と接触させ(図6参照)、さらにフィンガ7,7を所定の間隔となるまで 閉じる方向に移動させることにより、板バネ16が下向きに変形してつめ15に ワーク1が把持される(図7参照)。そして、板バネ16の付勢力によりワーク1 に対して押圧力が加えられ、それによりワーク1が把持される。
【0023】 従って、図1ないし図5に示したロボットハンド10と同様の作用効果を得る ことができる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案のロボットハンドによれば、フィンガの移動方向と 直交する方向に移動可能なつめが、弾性部材の付勢力により把持物に押圧力を加 えて把持する構造になっているため、フィンガの閉じる位置によって弾性部材の 圧縮量が変化せず、かつ把持物の寸法誤差が生じても押さえる力が変化しないの で、把持物を確実に把持することができ、正常なハンドリング操作を行うことが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のロボットハンドの平面図である。
【図2】本考案のロボットハンドの正面図である。
【図3】ワークを把持するつめのテーパ状の先端部がワ
ークと接触した状態を示す平面図である。
【図4】ワークを把持するつめの押圧面がワークと接触
した状態を示す平面図である。
【図5】つめがワークを把持した状態を示す平面図であ
る。
【図6】第2の実施例のつめがワークを把持している途
中の状態を示す平面図である。
【図7】第2の実施例のつめがワークを把持した状態を
示す平面図である。
【図8】従来のロボットハンドの平面図である。
【図9】従来のロボットハンドの正面図である。
【符号の説明】
2 コイルバネ(弾性部材) 6 フィンガ移動機構 7 フィンガ 10 ロボットハンド 11、15 つめ 16 板バネ(弾性部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置された少なくとも2本のフィン
    ガと、これらフィンガを逆方向へ移動させてフィンガ間
    の間隔を変化させ、かつ停止させたフィンガを保持する
    フィンガ移動機構と、それぞれのフィンガに互いに対向
    配置させた状態で取り付けられ、かつフィンガの移動方
    向と直交する方向に移動可能な複数のつめと、それぞれ
    のつめに設けられ、かつ一方のつめを他方のつめに向か
    う方向に付勢する弾性部材とが具備されていることを特
    徴とするロボットハンド。
JP80192U 1992-01-13 1992-01-13 ロボットハンド Expired - Fee Related JP2563074Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6452893B1 (ja) * 2017-10-20 2019-01-16 スターテクノ株式会社 パレット移送装置
JP6452891B1 (ja) * 2017-10-20 2019-01-16 スターテクノ株式会社 パレット把持装置及びパレット把持システム
JP2020111435A (ja) * 2019-01-11 2020-07-27 進 坪井 運搬具

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JP2020111435A (ja) * 2019-01-11 2020-07-27 進 坪井 運搬具

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