JPH0589122U - ワイパ駆動装置 - Google Patents
ワイパ駆動装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レイアウトの制限を緩和し、組付作業の容易
化および小型化を促進する。 【構成】 モータのスイッチを構成する導電板24、2
5と停止位置部片27とにターミナル片73、74、7
5に接続される接続片45、46、47がそれぞれ一体
的に形成され、これら接続片45、46、47がハウジ
ング1の裏面側から表面側に貫通されて突出されている
とともに、これらの突出端側がチョークコイル収納壁5
4内において一直線状に配列されている。 【効果】 チョークコイル収納壁54内に無駄な空間が
形成されるのを回避することができるとともに、一直線
を中心として左右対称形のレイアウトを採用することが
できる。
化および小型化を促進する。 【構成】 モータのスイッチを構成する導電板24、2
5と停止位置部片27とにターミナル片73、74、7
5に接続される接続片45、46、47がそれぞれ一体
的に形成され、これら接続片45、46、47がハウジ
ング1の裏面側から表面側に貫通されて突出されている
とともに、これらの突出端側がチョークコイル収納壁5
4内において一直線状に配列されている。 【効果】 チョークコイル収納壁54内に無駄な空間が
形成されるのを回避することができるとともに、一直線
を中心として左右対称形のレイアウトを採用することが
できる。
Description
【0001】
本考案はワイパ駆動装置に関し、特に、ワイパの定位置停止装置の改良に係り 、例えば、降雪地帯を走行することがある自動車等の車両に搭載されるワイパ駆 動装置に利用して有効なものに関する。
【0002】
一般に、自動車等の車両に搭載されるワイパ駆動装置においては、安全運転を 確保するため、手元スイッチが無作為に切られた場合であっても、ワイパブレー ドを窓の下隅まで移動させてから停止させるための自動定位置停止装置が、設け られている。
【0003】 従来のこの種の定位置停止装置は、一部に非導電部を有する導電板が駆動ギヤ の端面に添着されており、この導電板と共にモータの電気回路を開閉するスイッ チを構成する接点が、ハウジングに駆動ギヤの回転に伴って導電板を摺動するよ うに配設されて構成されている。
【0004】 そして、手元スイッチが無作為に切られた場合、導電板と接点とにより定位置 までの電気回路が形成される。その後、定位置において、導電板の非導電部によ って主回路が遮断される。同時に、アーマチュア回路が短絡されて、電気ブレー キがかけられる。これらにより、ワイパモータが定位置に自動停止される。
【0005】 しかし、このような定位置停止装置を備えているワイパ駆動装置においては、 窓の下辺に雪がかき寄せられた場合等のように、駆動ギヤに正回転と反対方向の 外力が加わったときに、導電板と接点との間において導通と非導通とが繰り返さ れるチャタリング現象が発生するため、この部分の発熱による劣化や、耐久性の 低下等を招くという問題点がある。
【0006】 そこで、本出願人はチャタリング現象を防止することができるワイパ駆動装置 として、次のようなものを開発した(実開昭61−21657号公報、実開昭6 1−191960号公報、実開昭62−176068号公報および実開平2−4 1857号公報参照)。
【0007】 すなわち、このワイパ駆動装置には、クラッチ部材が駆動ギヤの付勢方向に共 回りするように回転自在に設けられている。このクラッチ部材とハウジングとの 間には、導電板および接点からなり、モータの電気回路を開閉するスイッチが介 設されている。
【0008】 通常時には、クラッチ部材によって駆動ギヤの回転に伴って導電板と接点とが 相対回転される。そして、駆動ギヤにこれを逆回転させようとする外力が加わっ た時には、クラッチ部材により駆動ギヤの逆回転に追従されずに、導電板と接点 との相対的な後戻り現象が阻止される。
【0009】
このような従来のワイパ駆動装置において、充分に小型化するには各導電板の ターミナル接続片をハウジングを貫通して外部へ突出させることが望ましい。
【0010】 しかし、導電板のターミナル接続片をハウジングに単に貫通しただけでは、こ の接続片に接続されたターミナル片に相手方のターミナル片を接続するためのカ プラの挿入方向が駆動軸の軸心方向になってしまうため、ターミナル設置部の高 さが高くなり、ワイパ駆動装置全体の高さが高くなる。
【0011】 また、各導電板は内外二重の同心円に配設されているため、一方の接続片の位 置が他方の接続片の位置からずれるため、無駄な空間が形成されるだけでなく、 接続片に対するターミナル片やリード線の溶着作業が実施しにくく、また、左右 対称のレイアウトを採用することができないため、左右方向の向きについてのレ イアウトが左右いずれか一方向のみに制限されてしまう。
【0012】 本考案の目的は、レイアウトの制限を緩和することができるとともに、作業性 の容易化および小型化を促進することができるワイパ駆動装置を提供することに ある。
【0013】
本考案に係るワイパ駆動装置は、モータにより回転されてワイパを駆動する駆 動ギヤと、駆動ギヤの付勢方向に共回りするように回転自在に設けられているク ラッチ部材と、前記モータの電気回路を開閉するスイッチを構成している一対の 導電板と、各導電板にそれぞれ摺接しながら相対回転する一対の可動接点片と、 前記クラッチ部材を支軸で回転自在に支承するとともに、内面には両導電板が支 軸を中心として同心的にそれぞれ配されている絶縁性ハウジングとを備えており 、前記可動接点片が前記クラッチ部材にこれと一体回転するように配設されてい るワイパ駆動装置において、 前記各導電板にターミナル片に接続するための接続片が一体的にそれぞれ突設 され、これら接続片が前記ハウジングを貫通してハウジングの外面側に突出され ているとともに、互いに一直線に配列されており、 また、前記ハウジング外面側には一部に切欠部を有する略環形状のチョークコ イル収納壁が前記接続片群を取り囲むように膨出形成されており、この収納壁内 にはチョークコイルが収納されていることを特徴とする。
【0014】
前記した手段によれば、各導電板にそれぞれ一体的に形成されたターミナル接 続片がハウジングの外面側において一直線に配列されているため、チョークコイ ル収納壁内に無駄な空間が形成されるのを防止することができる。また、一直線 を中心として左右対称のレイアウトが可能になるため、左右の向きについてのレ イアウトの自由度を増すことができる。
【0015】
【実施例】 図1は本考案の一実施例であるワイパ駆動装置の要部を示す縦断面図、図2は 分解斜視図、図3はハウジングを開けた状態を示す図1のIII-III 線に沿う平面 図、図4は同じく図1のIV-IV 線に沿う平面図、図5は作用を説明するための模 式図である。図6は本考案の一実施例であるワイパ駆動装置のハウジング外部を 示す分解斜視図、図7はその組立途中を示す分解斜視図、図8(a)、(b)は 蓋体を示す平面図および底面図、図9(a)、(b)は組立後の蓋体を示す平面 図および部分側面図である。
【0016】 本実施例において、このワイパ駆動装置はハウジング1を備えており、ハウジ ング1はギヤボックスを形成している本体2の開口部に蓋体3を被せ着けられる ことにより密閉室を形成している。
【0017】 本体2の略中央部にはドライブシャフト4が回転自在に支承されており、この シャフト4と一体回転するリンク5の自由端には、ロッド7の一端がボールジョ イント6を介して回転自在に結合され、ロッド7の他端はリンケージ8の自由端 に回転自在に結合されている。
【0018】 リンケージ8の一端は自動車の窓枠における下方位置に回転自在に支承された シャフト9に固着されており、シャフト9には自由端でワイパブレード11を保 持しているワイパアーム10が一体回転するように支持されている。
【0019】 ハウジング1の室内におけるドライブシャフト4の端部には、硬質の合成樹脂 により一体成形された駆動ギヤ12が一体回転するように嵌着されており、駆動 ギヤ12の蓋体3側(以下、上側とする。)における端面の一部には駆動側係合 部13が突設されている。
【0020】 蓋体3は硬質の合成樹脂等のような絶縁材料が用いられて大略三角形の皿形状 に一体成形されている。この蓋体3の天井面には支軸14が一体的に突設されて おり、この支軸14はドライブシャフト4に軸芯合わせされて垂直方向下向きに 突出されている。
【0021】 この支軸14にはクラッチ部材15が中央の軸孔15aを嵌合されて取り付け られている。さらに、支軸14にはウエーブワッシャ20、平ワッシャ21およ びストッパリング22が順次嵌着されており、これらにより、クラッチ部材15 は支軸14周りの蓋体3下面との間に位置決めされている。そして、この状態で 、クラッチ部材15は支軸14に回転自在に支承された状態になっている。
【0022】 クラッチ部材15は銅等の導電性材料が用いられて、一端が閉じ短尺の円筒形 状に一体成形されている。クラッチ部材15の閉塞壁における外周辺部には、第 1可動接点16が軸心方向外側へ膨出形成されている。第1可動接点16は断面 が半円形のリング形状に形成されており、第1可動接点16自体およびウエーブ ワッシャ20の弾性力によって、後記する導電板に適度な付勢力で押接するよう になっている。
【0023】 クラッチ部材15には可動接点片17が一端を固定されて、一体回転するよう に取り付けられている。そして、この可動接点片17と第1可動接点16とはク ラッチ部材15自体を介して互いに電気的に接続された状態になっている。
【0024】 可動接点片17は黄銅等のような導電性および適度な弾性を有する板材が用い られて、平面形状が矩形形状にそれぞれ打抜き成形されている。また、可動接点 片17は厚さ方向に若干反るように屈曲されており、この反りは可動接点片17 自身の弾性と協働することによって、この可動接点片17の自由端部に突設され た第2可動接点18を後記する導電板に適度な付勢力で押接するようになってい る。
【0025】 クラッチ部材15の開口側端辺には従動側係合部19が垂直方向下向きに駆動 ギヤ12側へ突設されており、従動側係合部19は駆動ギヤ12が正回転すると きにのみ、駆動ギヤ12の駆動側係合部13に係合するように構成されている。 また、この係合部19は可動接点17の固定部近傍に配置されている。
【0026】 蓋体3の天井面には、第1導電板24と第2導電板25とが支軸14の中心線 に対してそれぞれ同心円になるように配されて、植え込み成形等のような適当な 手段により固着されている。
【0027】 内側に配された第1導電板24は円形形状に形成されており、この第1導電板 24にはクラッチ部材15に膨出形成された第1可動接点16が、前述したよう に第1可動接点16自身およびウエーブワッシャ20の弾性力により常時押接す るようになっている。
【0028】 外側に配された第2導電板25は略C字形状に形成されており、その切欠部は 非導電部26を実質的に形成している。非導電部26の中央部には、導電板材に よって略扇形状に形成された停止位置部片27が同心円に配設されている。
【0029】 第2導電板25、非導電部26および停止位置部片27の描く円軌道には、ク ラッチ部材15に突設された第2可動接点18が第2可動接点片17の弾性力に よって常時押接するようになっている。
【0030】 そして、これら第1導電板24、第2導電板25および停止位置部片27は、 電源29、ワイパスイッチ30、モータ31、チョークコイル42、43、44 等からなる電気回路において、図5に示されているように結線されることにより 、モータの電気回路を開閉するスイッチ28を構成するようになっている。
【0031】 他方、ハウジング1の片側にはモータ31が連設されており、モータ31の回 転軸32は本体2を貫通してハウジング1内にドライブシャフト4の軸芯方向と 直角になるように挿入されている。
【0032】 回転軸32の挿入部外周上には互いに反対向きのねじれを有する一対のウォー ム(以下、右ねじれウォーム、左ねじれウォームということがある。)33、3 4がそれぞれ一体的に形成されており、両ウォーム33、34にそれぞれ対向す る位置であって、回転軸32の互いに反対側の位置には、一対の支軸35、36 がドライブシャフト4と平行にそれぞれ突設されている。
【0033】 両支軸35、36にはウォームホイール37、38が外嵌されて回転自在に支 持されており、これらウォームホイール37、38は各ウォーム33、34にそ れぞれ噛合されている。両ウォームホイール37、38には中間ギヤ39、40 が軸芯合わせされて一体的にそれぞれ連設されており、両中間ギヤ39、40は 駆動ギヤ12に噛合されている。
【0034】 次に、本考案の主要部である各導電板の電気接続構造について説明する。 両導電板24、25および停止位置部片27には、後記するターミナル片を接 続するための第1〜第3ターミナル接続片(以下、接続片という。)45、46 、47がそれぞれ一体的に形成されており、各接続片45、46、47は蓋体3 を貫通してハウジング1の外面側(以下、表面側とする。)にそれぞれ突出され て、一直線に配列されている。
【0035】 すなわち、第1導電板24の非導電部26に対向する位置には第1接続片45 が径方向外向きに突設されて、垂直方向上向きに屈曲形成されている。また、第 2導電板25の第1接続片45の近傍位置には第2接続片46が、内周辺部が内 向きに突設されて、垂直方向上向きに屈曲されている。さらに、停止位置部片2 7の第1接続片45を挟んだ第2接続片46と反対側位置には第3接続片が、内 周辺部が内向きに突設されて、垂直方向上向きに屈曲されている。そして、これ ら接続片45、46、47は第1導電板25の接線と平行な一直線上で一列縦隊 に整列されている。
【0036】 他方、ハウジング蓋体3の表面側には、略三角形形状のベース部48が形成さ れており、ベース部48の周囲には段部49が形成されている。この段部49に は取付孔50が4個、約90度の間隔で形成されている。
【0037】 そして、ベース部48上には一対のカプラケース係止壁51、52が、接続片 45、46、47群の整列方向(以下、前後方向とする。)の両側端部に配され て、左右方向に延在するように上向きにそれぞれ膨出形成されている。また、ベ ース部48上にはターミナル装着部53が前後の係止溝51、52の間において 右方向に配されて膨出形成されている。さらに、ベース部48上にはチョークコ イル収納壁54がターミナル装着部53の右側に配されて、長方形の角筒形状に 膨出形成されている。
【0038】 このチョークコイル収納壁54の筒壁の一部には切欠部55が長方形形状に開 設されている。また、チョークコイル収納壁54に取り囲まれた領域の蓋体3に は、第1〜第3接続片挿通孔56、57、58が一列縦隊に整列されてそれぞれ 開設されている。そして、これら挿通孔56、57、58内には前記した各接続 片45、46、47の上端側がそれぞれ挿通されるようになっている。また、チ ョークコイル収納壁54内には各チョークコイル42、43、44がそれぞれ収 納されるようになっている。
【0039】 チョークコイル収納壁54における右側壁の上端辺には第1〜第3リード線装 着溝59、60、61が開設されており、これらリード線装着溝59、60、6 1内には各リード線62、63、64が装着されるようになっている。そして、 各リード線62、63、64はその端末が各支持片65、66、67に、それぞ れはんだ付けされて固定されている。
【0040】 ターミナル装着部53は細長い棒形状にそれぞれ形成された第1〜第3ガイド 68、69、70と、略長方形の平板形状に形成された固定台71を備えている 。各ガイド68、69、70は互いに平行に左右方向に敷設されている。また、 固定台71には係止溝72が複数個、互いに平行に配されて開設されている。
【0041】 ターミナル装着部53には第1〜第3ターミナル片73、74、75が装着さ れるようになっている。すなわち、各ターミナル片73、74、75の中程には 各係止爪76、77、78が一対宛、垂直方向下向きにそれぞれ屈曲形成されて いる。また、各ターミナル片73、74、75の右側端部には各溶着代部79、 80、81が垂直方向上向きにそれぞれ屈曲形成されている。
【0042】 そして、各係止爪76、77、78が各係止溝72内にそれぞれ挿入されるこ とによって、各ターミナル片73、74、75がターミナル装着部53に装着さ れ、各溶着部79、80、81が各接続片45、46、47の突出端部とスポッ ト溶接によってそれぞれ固着されるようになっている。
【0043】 この装着状態において、各ターミナル片73、74、75はベース48に水平 に配されて各接続片45、46、47と直角に固着されるようになっている。そ して、各ターミナル片73、74、75にはカプラケース82が装着されるよう になっている。
【0044】 カプラケース82は絶縁性を有する樹脂が用いられて一体成形されており、雌 嵌合部83とターミナル収納部84とを備えている。雌嵌合部83は略アングル 形状に形成され、ベース部48に伏せられた状態で被着されるようになっている 。また、嵌合部83の前後の側壁外面には一対の固定爪85、86がそれぞれ一 体的に突設されている。ターミナル収納部84は略直方体形状に形成されており 、一対のターミナル収納室88、89が前後に配されて、前後方向に長く延在す るようにそれぞれ開設されている。
【0045】 雌嵌合部83はカプラ(図示せず)の雄嵌合部を嵌入し得るように形成されて いる。また、ターミナル収納部84に開設された各ターミナル収納室87、88 の左側壁にはターミナル挿通口89、90がそれぞれ開設されている。各ターミ ナル収納室87、88内にはチョークコイル用の第4、第5ターミナル片91、 92が収納されるようになっている。
【0046】 第4ターミナル片91は略長方形の板形状に形成されており、両側の長辺には 左側突起93および右側突起94が一対宛、左右にそれぞれ配されて一体的に突 設されている。第4ターミナル片91の左側突起93よりも左側端部はターミナ ル挿通口89内に挿通可能に形成されており、また、第4ターミナル片91の右 端にはチョークコイルの端末を装着するための係止溝95が開設されている。
【0047】 そして、第4ターミナル片91がターミナル収納室87内に収納された状態に おいて、左側突起93、93がターミナル挿通口89の開口縁辺部に当接するこ とにより、第4ターミナル片91の左方向への抜けが防止されるようになってい る。
【0048】 他方、第5ターミナル片92はクランク形の板形状に形成されており、左側部 分の両端辺には一対の突起96がそれぞれ突設されている。第5ターミナル片9 2の左側突起96の左側端部はターミナル挿通口90内に挿通可能に形成されて いる。第5ターミナル片92の右端にはチョークコイルの端末を装着するための 係止溝97が開設されている。
【0049】 そして、第5ターミナル片92がターミナル収納室88内に収納された状態に おいて、左側突起96がターミナル挿通口90の開口縁辺に当接することにより 、第5ターミナル片92の左方向への抜けが防止されるようになっている。
【0050】 また、第4、第5ターミナル片91、92の各右端部は仕切り板98にそれぞ れ開設された各挿通孔99、100内にそれぞれ挿通されることによって、仕切 り板98に支持された状態で、ターミナル装着部53の上部に配されるようにな っている。
【0051】 この仕切り板98は矩形の板形状に形成されて、チョークコイル収納壁54の 切欠部55を塞ぐように構成されている。第4、第5ターミナル片91、92に カプラケース82が収納された状態において、仕切り板98はカプラケース82 とチョークコイル収納壁54とによって狭着されるようになっている。そして、 各ターミナル片91、92の係止溝95、97には第3、第1チョークコイル4 4、42の端末がそれぞれ接続されてはんだ付けされるようになっている。
【0052】 次に、ハウジング1の蓋体3の表面側における接続片、ターミナル片、チョー クコイル等の組付作業について説明する。
【0053】 前工程で、導電板24、25および停止位置部片27等がハウジング蓋体3の 裏面に同心的に配されるとともに、第1〜第3接続片45、46、47が各挿通 孔56、57、58を蓋体3の表面側にそれぞれ挿通される。挿通されると、第 1〜第3接続片45、46、47は一列縦隊に整列された状態になる。
【0054】 続いて、ターミナル装着部53に第1〜第3ターミナル片73、74、75が それぞれ装着され、各溶着部79、80、81が第1〜第3接続片45、46、 47にスポット溶接によってそれぞれ固着される。
【0055】 次に、チョークコイル収納壁54内に各チョークコイル42、43、44が収 納され、各チョークコイル42、43、44のコイル端末に各支持片65、66 、67がそれぞれはんだ付けされる。続いて、各リード線装着溝59、60、6 1内に各リード線62、63、64がそれぞれ装着され、各リード線の端末が各 支持片65、66、67にそれぞれはんだ付けされる。
【0056】 次に、仕切り板98の各挿通孔99、100内に第4、第5ターミナル片91 、92の右端側がそれぞれ挿入され、仕切り板98がチョークコイル収納壁54 の切欠部55に配されて、切欠部55が仕切り板98によって塞がれる。このと き、第4ターミナル片91の係止溝95が第3チョークコイル44の端末に、第 5ターミナル片92の係止溝97が第1チョークコイル42の端末にそれぞれ嵌 合される。
【0057】 続いて、両ターミナル片91、92の係止溝95、97とチョークコイル44 、42の端末とがそれぞれはんだ付けされる。この状態において、両ターミナル 片91、92はその片側が仕切り板98によって支持された状態となる。また、 第4ターミナル片91は右側の突起94、94が挿通孔99の開口縁辺部にそれ ぞれ当接する。他方の第5ターミナル片92は右端側の折曲部が挿通孔100の 開口縁辺に当接する。この当接によって、第4〜第5ターミナル片91、92は 右方向への抜けがそれぞれ防止されるようになっている。
【0058】 以上のようにして、チョークコイル収納壁54内に各種電気部品が収納された 後、仕切り板98とチョークコイク収納壁54とによって囲まれた空間部内に、 封止剤としてシリコーンゴム等の充填材(図示せず)が注入される。この充填材 により、接続片挿通孔56、57、58からハウジング1内部に水等が浸入する のを防止することができる。
【0059】 他方、仕切り板98によって支持された第4、第5ターミナル片91、92に はカプラケース82が相対的に挿入される。この挿入によって、両ターミナル片 91、92が各ターミナル収納室87、88内にそれぞれ収納され、その左端側 が各ターミナル挿通口89、90内にそれぞれ挿通される。
【0060】 そして、各係止爪85、86が各係止壁51、52の端部にそれぞれ係合する ことによって、カプラケース82がベース48に固定された状態になる。カプラ ケース82が固定されると、仕切り板98はカプラケース82とチョークコイル 収納壁54とで挟持された状態で固定されることになる。
【0061】 次に作用を説明する。 (1)払拭作動 ワイパスイッチ30がONされると、電源29、ワイパスイッチ30のON接 点、アースと通電するため、モータ31が回転する。
【0062】 モータ31の回転は回転軸32の両方のウォーム33、34から両方のウォー ムホイール37、38および中間ギヤ39、49を経由して駆動ギヤ12に伝達 される。
【0063】 駆動ギヤ12が回転すると、この回転は、ドライブシャフト4のリンク5、ロ ッド7、リンケージ8、シャフト9によりワイパアーム10の往復回動に変換さ れ、この往復回動によって、ワイパアーム10はワイパブレード11に払拭作動 を行わせる。
【0064】 この払拭作動中、駆動側係合部13と従動側係合部19とが係合するため、ク ラッチ部材15は駆動ギヤ12と共回りし、このクラッチ部材15に一体回転す るように取り付けられている第1可動接点16および第2可動接点18は、第1 および第2導電板24、25に摺接しながら公転することになる。
【0065】 しかし、モータ31への通電はスイッチ28を迂回して行われているため、こ れら可動接点16、18および導電板24、25の相対摺動がモータ31の回転 に影響を及ぼすことはない。
【0066】 (2)通常の定位置停止作動 ワイパスイッチ30がOFFされると、ワイパスイッチ30におけるON接点 は開かれ、OFF接点が閉じられる。
【0067】 ワイパスイッチ30が無作為にOFFされることにより、OFFされた時にワ イパブレードが窓の途中に位置する場合、例えば、図5に想像線で示されている ように、第1および第2可動接点16、18は第1および第2導電板24、25 にそれぞれ接触している状態にある。これによって、電源29、モータ31、ワ イパスイッチ30のOFF接点、第1導電板24、第1可動接点16、クラッチ 部材15、可動接点片17、第2可動接点18、第2導電板25、アースと通電 するため、モータ31は回転を持続することになる。
【0068】 モータ31の回転継続に伴って、第2可動接点18が第2導電板25の非導電 部26に達すると、第2可動接点18と第2導電板25との導通が切られるため 、モータ31には通電しなくなることになる。
【0069】 モータ31、駆動ギヤ12等の回転系における惰性により、第2可動接点18 が停止位置部片27まで移動してこれに接触すると、第2可動接点18、停止位 置部片27、モータ31、ワイパスイッチ30のOFF接点、第1導電板24、 第1可動接点16、クラッチ部材15、可動接点片17、第2可動接点18の閉 回路が形成されるため、電気ブレーキが作用してモータ31は急停止されること になる。
【0070】 このようにしてモータ31が急停止された時、ワイパブレード11が窓の下隅 における定位置に来るように、各構成部分の相関関係が設定されているため、ワ イパスイッチ30が無作為にOFFされても、ワイパブレード11は定位置に常 に停止されることになる。
【0071】 (3)異常時の停止作動 例えば、図5に示されているように、窓の下辺に雪41が溜ったために、ワイ パブレード11に押し戻し力が作用したような場合、ワイパアーム10やロッド 7等には破線矢印で示されているような外力Fが作用し、ドライブシャフト4に はリンク5を介して、実線矢印で示されている通常の回転方向Rと逆向きの回転 力Pが作用することになる。
【0072】 仮に、従来例のように、第2導電板25または第2可動接点18が駆動ギヤ1 2と常に一体回転するように構成されている場合、駆動ギヤ12の正回転に伴っ て非導電部26まで相対移動した第2可動接点18は、ドライブシャフト4に加 わる逆回転力Pにより駆動ギヤ12が逆回転されるため、相対的に元の方向に戻 されて第2導電板25に再接触することになる。
【0073】 この再接触により、再通電してモータ31が再回転し、駆動ギヤ12が正方向 Rに回転するため、第2可動接点18は非導電部26に再移動することになる。 第2可動接点18が非導電部26に再移動すると、ドライブシャフト4に逆回転 力Pが再び加わるため、第2可動接点18は第2導電板25に押し戻される。
【0074】 以降、この作動が繰り返されることによって、第2可動接点18と第2導電板 25との間で導通と非導通とを繰り返すチャタリング現象が発生されることにな る。
【0075】 しかし、本実施例においては、駆動ギヤ12と第2可動接点18との間に一方 向クラッチ部材15が介設されているため、このようなチャタリング現象は防止 される。
【0076】 すなわち、図5に示されているように、ワイパブレード11が窓の下辺まで移 動されて雪41により押し戻し力を受けた時、第2可動接点18が第2導電板2 5を移動して非導電部26に達した場合、第2可動接点18と第2導電板25と の間が電気的に開かれるため、モータ31には通電しなくなる。
【0077】 このとき、ドライブシャフト4に逆回転力Pが作用すると、このシャフト4に 一体化されているため、駆動ギヤ12は逆向きに回転されることになる。しかし 、駆動側係合部13と従動側係合部19とは駆動ギヤ12が逆回転する場合には 係合を解除するように構成されているため、駆動ギヤ12が逆回転しても、クラ ッチ部材15は逆回転しないことになる。
【0078】 つまり、駆動ギヤ12だけが逆回転し、クラッチ部材15は取り残されること になるため、クラッチ部材15に一体回転するように取り付けられている可動接 点片17の第2可動接点18は非導電部26との接触状態を維持することになる 。これにより、モータ31への非通電状態が持続されるため、モータ31は停止 し続けることになり、ワイパブレード11は窓の下隅に停止され続けることにな る。
【0079】 本実施例によれば、クラッチ部材15がインシュレータではなく導電性部材に よって構成されているとともに、クラッチ部材15に一方の可動接点16が一体 的に形成されているため、第1導電板24を支軸14の周囲に近接して配置する ことができる。したがって、蓋体3、さらにハウジング1を小型化させることが できるとともに、部品点数、組付工数を低減させることができる。
【0080】 クラッチ部材15自体に形成された第1可動接点16が第1導電板14と摺接 するように構成されているため、クラッチ部材15がインシュレータによって形 成されている場合よりも、その厚さの分だけ蓋体3の厚さを薄くすることができ る。
【0081】 さらに、蓋体3が樹脂により一体成形されており、この蓋体3に各導電板24 、25、27が一体的に植設されているため、蓋体3の厚さをより一層薄くする ことができるとともに、部品点数、組付工数を低減させることができる。
【0082】 また、本実施例によれば、第1導電板24、第2導電板25および停止位置部 片27の各接続片45、46、47が一直線上に配列されているため、チョーク コイル収納壁54内の空間部に無駄な空間が形成されるのを防止することができ 、ハウジング1の小型化に寄与することができる。
【0083】 さらに、各接続片45、46、47が一直線に配列されていることにより、そ の直線を中心として左右対称形のレイアウトが可能になるため、レイアウトの自 由度が増し、ターミナル装着部53の向きを左右逆向きのレイアウトに構成する ことができる。
【0084】 そして、第1〜第3ターミナル片73、74、75の統合化が図れるとともに 、各ターミナル片73、74、75と各接続片45、46、47とを同一直線上 にてスポット溶接することができる。
【0085】
以上説明したように、本考案によれば、ハウジングの径方向寸法および厚さ方 向(軸心方向)の寸法を減少させることができるとともに、チョークコイル収納 壁内に無駄な空間が形成されてしまうのを回避することができるため、ワイパ駆 動装置全体を小型化することができる。また、ターミナルを配列するためのレイ アウトの自由度を増すことができるとともに、部品点数および組付工数を減少す ることができるため、製造コストを低減させることができる。
【図1】本考案の一実施例であるワイパ駆動装置の要部
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図2】分解斜視図である。
【図3】ハウジングを開けた状態を示す図1のIII-III
線に沿う平面図である。
線に沿う平面図である。
【図4】図1のIV-IV 線に沿う平面図である。
【図5】作用を説明するための模式図である。
【図6】本考案の一実施例であるワイパ駆動装置のハウ
ジング外部を示す分解斜視図である。
ジング外部を示す分解斜視図である。
【図7】組立途中を示す分解斜視図である。
【図8】(a)は蓋体を示す平面図、(b)は底面図で
ある。
ある。
【図9】(a)は組立後の蓋体を示す平面図、(b)は
部分側面図である。
部分側面図である。
1…ハウジング、2…本体、3…蓋体、4…ドライブシ
ャフト、5…リンク、6…ボールジョイント、7…ロッ
ド、8…リンケージ、9…シャフト、10…ワイパアー
ム、11…ワイパブレード、12…駆動ギヤ、13…駆
動側係合部、14…支軸、15…クラッチ部材、15a
…軸孔、16…第1可動接点、17…可動接点片、18
…第2可動接点、19…従動側係合部、20…ウエーブ
ワッシャ、21…平ワッシャ、22…ストッパリング、
24…第1導電板、25…第2導電板、26…非導電
部、27…停止位置部片、28…スイッチ、29…電
源、30…ワイパスイッチ、31…モータ、32…回転
軸、33、34…ウォーム、35、36…支軸、37、
38…ウォームホイール、39、40…中間ギヤ、41
…雪、42、43、44…チョークコイル、45、4
6、47…接続片、48…ベース、49…段部、50…
取付孔、51、52…係止壁、53…ターミナル装着
部、54…チョークコイル収納壁、55…切欠部、5
6、57、58…接続片挿通孔、59、60、61…リ
ード線装着溝、62、63、64…リード線、65、6
6、67…支持片、68、69、70…ガイド、71…
固定台、72…係止孔、73、74、75…第1〜第3
ターミナル片、76、77、78…係止爪、79、8
0、81…溶着代部、82…カプラケース、83…雌嵌
合部、84…ターミナル収納部、85、86…係止爪、
87、88…ターミナル収納室、89、90…ターミナ
ル挿通孔、91、92…チョークコイル用の第4、第5
ターミナル片、93、94、96…突起、95、97…
係止溝、98…仕切り板、99、100…挿通孔。
ャフト、5…リンク、6…ボールジョイント、7…ロッ
ド、8…リンケージ、9…シャフト、10…ワイパアー
ム、11…ワイパブレード、12…駆動ギヤ、13…駆
動側係合部、14…支軸、15…クラッチ部材、15a
…軸孔、16…第1可動接点、17…可動接点片、18
…第2可動接点、19…従動側係合部、20…ウエーブ
ワッシャ、21…平ワッシャ、22…ストッパリング、
24…第1導電板、25…第2導電板、26…非導電
部、27…停止位置部片、28…スイッチ、29…電
源、30…ワイパスイッチ、31…モータ、32…回転
軸、33、34…ウォーム、35、36…支軸、37、
38…ウォームホイール、39、40…中間ギヤ、41
…雪、42、43、44…チョークコイル、45、4
6、47…接続片、48…ベース、49…段部、50…
取付孔、51、52…係止壁、53…ターミナル装着
部、54…チョークコイル収納壁、55…切欠部、5
6、57、58…接続片挿通孔、59、60、61…リ
ード線装着溝、62、63、64…リード線、65、6
6、67…支持片、68、69、70…ガイド、71…
固定台、72…係止孔、73、74、75…第1〜第3
ターミナル片、76、77、78…係止爪、79、8
0、81…溶着代部、82…カプラケース、83…雌嵌
合部、84…ターミナル収納部、85、86…係止爪、
87、88…ターミナル収納室、89、90…ターミナ
ル挿通孔、91、92…チョークコイル用の第4、第5
ターミナル片、93、94、96…突起、95、97…
係止溝、98…仕切り板、99、100…挿通孔。
Claims (1)
- 【請求項1】 モータにより回転されてワイパを駆動す
る駆動ギヤと、駆動ギヤの付勢方向に共回りするように
回転自在に設けられているクラッチ部材と、前記モータ
の電気回路を開閉するスイッチを構成している一対の導
電板と、各導電板にそれぞれ摺接しながら相対回転する
一対の可動接点片と、前記クラッチ部材を支軸で回転自
在に支承するとともに、内面には両導電板が支軸を中心
として同心的にそれぞれ配されている絶縁性ハウジング
とを備えており、前記可動接点片が前記クラッチ部材に
これと一体回転するように配設されているワイパ駆動装
置において、 前記各導電板にターミナル片に接続するための接続片が
一体的にそれぞれ突設され、これら接続片が前記ハウジ
ングを貫通してハウジングの外面側に突出されていると
ともに、互いに一直線に配列されており、 また、前記ハウジング外面側には一部に切欠部を有する
略環形状のチョークコイル収納壁が前記接続片群を取り
囲むように膨出形成されており、この収納壁内にはチョ
ークコイルが収納されていることを特徴とするワイパ駆
動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3800292U JPH0589122U (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | ワイパ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3800292U JPH0589122U (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | ワイパ駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0589122U true JPH0589122U (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=12513373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3800292U Pending JPH0589122U (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | ワイパ駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0589122U (ja) |
-
1992
- 1992-05-11 JP JP3800292U patent/JPH0589122U/ja active Pending
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