JPH058945Y2 - - Google Patents

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JPH058945Y2
JPH058945Y2 JP9468288U JP9468288U JPH058945Y2 JP H058945 Y2 JPH058945 Y2 JP H058945Y2 JP 9468288 U JP9468288 U JP 9468288U JP 9468288 U JP9468288 U JP 9468288U JP H058945 Y2 JPH058945 Y2 JP H058945Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はナイフ、フオークなどの柄付き利器に
おいて、その柄の内部に浸入した水を抜くための
構造に関するものである。
[従来の技術] 例えば、第15,16図に従来のフイツシング
ナイフを示す。このフイツシングナイフにおいて
は、一対の側板20,21の先端部間に刀身28
の基端部が回動軸29によつて回動可能に支持さ
れ、この刀身28は両側板1,2間に対し出没可
能になつている。また、両側板20,21の背部
間には背金26が軸ピン25によつて回動可能に
支持され、この背金26は両側板20,21の基
端部間に固着された尻金23のバネ部24によつ
て付勢されている。そして、刀身28を突出させ
たときには、刀身28の基端部の係合部22と背
金26の突部27とが係合して刀身28を保持
し、また、刀身28を収納したときには、刀身2
8の基端部の圧接部30を背金26の突部27が
圧接して刀身28を保持するようになつている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、このナイフの両側板20,21の内
面と背金26とは互いに密着しているため、この
ナイフを川などで使用して両側板20,21の内
面と背金26との間に水などが浸入した場合、そ
こにいつまでも水が残り、両側板20,21の内
面や背金26が錆びてしまい、背金26の動きが
悪くなるという問題があつた。
本考案の目的は、各種柄付き利器において柄に
水抜溝を形成することによつて、上記の問題を解
決することにある。
[課題が解決しようとする課題] 上記の問題を解決するために、本願第1の考案
は、一対の側板間に身の基端部を回動可能に支持
して、同身を両側板間に対し出没可能にし、両側
板間には背金を支持して、身の出没状態でその基
端部に同背金を圧接させた柄付き利器において、
背金に面する両側板の背部の内面のうち少なくと
も一方の内面には、同背部の外方へ開放された水
抜溝を形成したことをその要旨とする。
第2の考案は、一対の側板間に身の基端部を回
動可能に支持して、同身を両側板間に対し出没可
能にし、両側板間には背金を支持して、身の出没
状態でその基端部に同背金を圧接させた柄付き利
器において、両側板の背部の内面に面する背金の
両側面のうち少なくとも一方の側面には、同背部
の外方へ開放された水抜溝を形成したことをその
要旨とする。
第3の考案は、両側板間に身の基端部を回動可
能に支持して、同身を両側板間に対して出没可能
にした柄付き利器において、前記両側板の背部に
は両側板間からその背部の外方へ開放された水抜
溝を形成したことをその要旨とする。
第4の考案は、一対の側板間に身の中子を狭着
して、同身を両側板から突出させた柄付き利器に
おいて、中子に面する両側板の内面のうち少なく
とも一方の内面には、両側板の背部の外方へ開放
された水抜溝を形成したことをその要旨とする。
第5の考案は、一対の側板間に身の中子を狭着
して、同身を両側板から突出させた柄付き利器に
おいて、両側板に面する中子の両側面のうち少な
くとも一方の側面には、両側板の背部の外方へ開
放された水抜溝を形成したことをその要旨とす
る。
第6の考案は、両側板間に身の中子を狭着し
て、同身を両側板から突出させた柄付き利器にお
いて、両側板の背部には、両側板間からその背部
の外方へ開放された水抜溝を形成したことをその
要旨とする。
[作用] したがつて、両側板の内部に水が浸入しても水
抜溝から水が外部に排出されるため水が両側板の
内部にたまらない。そのため、側板や背金や中子
などが容易に錆びず常に良好に保つことができ
る。
特に、背金を有するナイフにおいては、背金が
錆びないので背金の動きを常に良好に保つことが
できる。
[実施例] 以下、本考案をフイツシングナイフに具体化し
た第1実施例を第1〜4図に従つて説明する。
一対の側板1,2の背部3a間には両側板1,
2の基端から先端に延びる背金4が軸ピン5によ
つて回動可能に支持されている。この背金4の先
端部には突部6が形成されている。
前記両側板1,2の基端部間には、かしめピン
9によつて尻金7が固着されている。この尻金7
には両側板1,2の先端側へ延びるバネ部8が設
けられ、前記背金4を付勢して背金4に弾性を与
えている。
また、両側板1,2の先端部間には刀身10の
基端部が軸15によつて回動可能に支持されてい
る。この刀身10の背11aの基端部には係合部
12が設けられているとともに、刀身10の腹1
1bの基端部には圧接部18が設けられている。
第4図に示すように、刀身10の突出状態で背金
4の突部6が係合部12に係合されると、刀身1
0の回動が阻止されてその突出状態が保持され
る。一方、第1図に示すように、刀身10の収納
状態で背金4の突部6が圧接部18に圧接される
と、刀身10の回動が阻止されてその収納状態が
保持される。
両側板1,2の内面には、第3図に示すように
複数の水抜溝14が側板1,2の基端から先端に
わたり並設されている。この各水抜溝14は側板
1,2の背部3aと腹部3bとの間のほぼ中央部
から同背部3aに向かつて延び、同背部3aの外
方へ開放されている。また、両側板1,2の背部
3aの基端部にはそれぞれ切込み部13が凹設さ
れており、この切込み部13で前記背金4の基端
部を押圧することができるようになつている。そ
して、第1図の不使用状態から使用状態にする場
合、両側板1,2間に収納されている刀身10を
軸15を中心に回動させて両側板1,2から突出
させると、第4図に示すように刀身10の係合部
12と背金4の突部6とが互いに係合して刀身1
0が保持される。
また、第4図に示す使用状態から不使用状態に
する場合、まず両側板1,2の切込み部13で背
金4をバネ部8の弾性に抗して押圧すると、背金
4の突部6は軸ピン5を中心に回動し、刀身10
の係合部12から外れる。これにより、刀身10
は回動可能となつて両側板1,2間に収納するこ
とができる。
さて、このように構成されたフツシングナイフ
を川などで使用したとき、水が両側板1,2間や
これと背金4との間に浸入するが、この水は両側
板1,2の腹部3b側からばかりでなく水抜溝1
4からも両側板1,2の外部に排出され、いつま
でも水が残らないため、背金4や両側板1,2の
内面が容易に錆びないので背金4の動きを常に良
好に保つことができる。
また、両側板1,2の内面に水抜溝14を形成
したことにより、両側板1,2の内面と背金4と
の接触面積が小さくなるため、背金4の動きが円
滑になる。なお、水抜溝14は第2図に示すよう
に装飾機能もあり、見た目にも美しい。
次に、第5図に示す第2実施例を説明する。
前記第1実施例においては、水抜溝14が側板
1,2の背部3aと腹部3bとの間のほぼ中央部
から同背部3aに向かつて延び、同背部3aの外
方へ開放されているが、この第2実施例ではこの
水抜溝14がさらに側板1,2の腹部3bの外方
へ開放するように形成されている。
次に、第6,7図に示す第3実施例を説明す
る。
前記第1実施例においては、水抜溝14が両側
板1,2の内面に並設されているが、この第3実
施例ではこの水抜溝14が両側板1,2の内面に
面する背金4の両側面に並設され、側板1,2の
背部3aの外方並びに両側板1,2間へ開放され
ている。
次に、第8図に示す第4実施例を説明する。
前記第1実施例においては、背金4と尻金7と
は別体であつたが、この第4実施例ではこの背金
4と尻金7とが一体形成され、背金4自体に弾性
を持たせている。
次に、第9,10図に示す第5実施例を説明す
る。
前記第1実施例においては、背金4によつて刀
身10を保持するナイフに具体化しているが、こ
の第5実施例では、両側板1,2の背部3a間に
背部材16が狭着され、そして同両側板1,2間
に刀身10の基端部を軸15によつて回動可能に
支持して、同刀身10を両側板1,2間に対し出
没可能にしたナイフに応用している。すなわち、
両側板1,2の背部3a間に背部材16が狭着さ
れ、この背部材16と両側板1,2間でその内面
には水抜溝14が両側板1,2の背部3aの外方
並びに両側板1,2間へ開放するように形成され
ている。そのため、両側板1,2間に水が浸入し
ても、この水は両側板1,2の腹部3b側からば
かりでなく水抜溝14からも両側板1,2の外部
に排出される。
この第5実施例において、両側板1,2の背部
3aと背部材16とを一体形成してもよい。
次に、第11,12図に示す第6実施例を説明
する。
前記第1実施例においては、刀身10が回動可
能であつたが、この第6実施例では両側板1,2
間に刀身10の中子17を狭着した状態で、同刀
身10を両側板1,2から突出させたナイフに応
用している。すなわち、中子17に面する両側板
1,2の内面に水抜溝14が両側板1,2の背部
3aの外方並びに両側板1,2間に開放するよう
に形成されている。そのため、両側板1,2の内
面と中子17との間に水が浸入しても、水は水抜
溝14によつて両側板1,2の背部3a及び腹部
3bの外方へ排出され、中子17が容易に錆びず
常に良好に保つことができる。
なお、この第6実施例に別例として第13図に
示すように、両側板1,2の内面に面する中子1
7の両側面に水抜溝14が形成してもよい。
次に、第14図に示す第7実施例を説明する。
前記第6実施例では両側板1,2間に中子17
のみを狭着したが、この第7実施例では両側板
1,2の背部3a間に背部材16が狭着されて、
中子17が背部3aで露出しないようになつてお
り、背部材16及び中子17に面する両側板1,
2の内面に水抜溝14が側板1,2の背部3a及
び腹部3bの外方へ開放するように形成されてい
る。
この第7実施例において、両側板1,2の背部
3aと背部材16とを一体形成してもよい。
なお、本実施例ではフイツシングナイフに具体
化したが、スプーン、フオークなどの柄付き利器
に応用することも可能である。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案によれば、水抜溝
を形成したことにより、水が外部に排出され易く
なり、側板や背金や中子などが容易に錆びず常に
良好に保つことができる。
特に、背金を有するナイフにおいては、背金の
動きを常に良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案をフイツシングナイフに具
体化した第1実施例を示し、第1図は刀身を収納
した状態を示す断面図、第2図はこのフイツシン
グナイフの平面図、第3図は水抜溝を形成した側
板の内面を示す側面図、第4図は刀身を突出させ
た状態を示す断面図、第5図は第2実施例に係る
側板の内面を示す側面図、第6,7図は第3実施
例を示し、第6図は前記第2図相当図、第7図は
水抜溝を形成した背金を示す側面図、第8図は第
4実施例に係るナイフにおいてその刀身を収納し
た状態を示す断面図、第9,10図は第5実施例
を示し、第9図はナイフの平面図、第10図は刀
身を突出させた状態を示す断面図、第11,12
図は第6実施例を示し、第11図はナイフの平面
図、第12図は水抜溝を形成した側板の内面を示
す側面図、第13図は第5実施例の別例であつて
中子の両側面に水抜溝を形成した平面図、第14
図は第7実施例に係る柄部の断面図、第15,1
6図は従来例であつて、第15図はナイフの断面
図、第16図はナイフの平面図である。 1,2は側板、3aは背部、4は背金、10は
身、14は水抜溝、17は中子である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 一対の側板1,2間に身10の基端部を回動
    可能に支持して、同身10を両側板1,2間に
    対し出没可能にし、両側板1,2間には背金4
    を支持して、身10の出没状態でその基端部に
    同背金4を圧接させた柄付き利器において、 背金4に面する両側板1,2の背部3aの内
    面のうち少なくとも一方の内面には、同背部3
    aの外方へ開放された水抜溝14を形成したこ
    とを特徴とする柄付き利器。 2 一対の側板1,2間に身10の基端部を回動
    可能に支持して、同身10を両側板1,2間に
    対し出没可能にし、両側板1,2間には背金4
    を支持して、身10の出没状態でその基端部に
    同背金4を圧接させた柄付き利器において、 両側板1,2の背部3aの内面に面する背金
    4の両側面のうち少なくとも一方の側面には、
    同背部3aの外方へ開放された水抜溝14を形
    成したことを特徴とする柄付き利器。 3 両側板1,2間に身10の基端部を回動可能
    に支持して、同身10を両側板1,2間に対し
    て出没可能にした柄付き利器において、 前記両側板1,2の背部3aには両側板1,
    2間からその背部3aの外方へ開放された水抜
    溝14を形成したことを特徴とする柄付き利
    器。 4 一対の側板1,2間に身10の中子17を狭
    着して、同身10を両側板1,2から突出させ
    た柄付き利器において、 中子17に面する両側板1,2の内面のうち
    少なくとも一方の内面には、両側板1,2の背
    部3aの外方へ開放された水抜溝14を形成し
    たことを特徴とする柄付き利器。 5 一対の側板1,2間に身10の中子17を狭
    着して、同身10を両側板1,2から突出させ
    た柄付き利器において、 両側板1,2に面する中子17の両側面のう
    ち少なくとも一方の側面には、両側板1,2の
    背部3aの外方へ開放された水抜溝14を形成
    したことを特徴とする柄付き利器。 6 両側板1,2間に身10の中子17を狭着し
    て、同身10を両側板1,2から突出させた柄
    付き利器において、 両側板1,2の背部3aには、両側板1,2
    間からその背部3aの外方へ開放された水抜溝
    14を形成したことを特徴とする柄付き利器。
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