JPH0590086A - チツプ状固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents
チツプ状固体電解コンデンサの製造方法Info
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- JPH0590086A JPH0590086A JP3250979A JP25097991A JPH0590086A JP H0590086 A JPH0590086 A JP H0590086A JP 3250979 A JP3250979 A JP 3250979A JP 25097991 A JP25097991 A JP 25097991A JP H0590086 A JPH0590086 A JP H0590086A
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- cathode
- anode
- lead wire
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高品質で、かつ小形大容量のチップ状固体電
解コンデンサを安価にして容易に量産することができる
チップ状固体電解コンデンサの製造方法を提供すること
を目的とする。 【構成】 コンデンサ素子11および陰極導電体層16
を陽極導出線12が片側に引き出されるように外装樹脂
18で被覆し、この外装樹脂18の陽極導出面12aと
相対する面を除去して前記陰極導電体層16を露出さ
せ、その後、サンドブラスト法などにより陽極導出線1
2表面の酸化物を除去するとともに、この陽極導出線1
2の表面および外装樹脂18の表面に凹凸を形成し、次
にコンデンサの極性,定格等の表示を施し、その後、陽
極導出線12を切断してフープ材13より切り離すこと
により個片化する。
解コンデンサを安価にして容易に量産することができる
チップ状固体電解コンデンサの製造方法を提供すること
を目的とする。 【構成】 コンデンサ素子11および陰極導電体層16
を陽極導出線12が片側に引き出されるように外装樹脂
18で被覆し、この外装樹脂18の陽極導出面12aと
相対する面を除去して前記陰極導電体層16を露出さ
せ、その後、サンドブラスト法などにより陽極導出線1
2表面の酸化物を除去するとともに、この陽極導出線1
2の表面および外装樹脂18の表面に凹凸を形成し、次
にコンデンサの極性,定格等の表示を施し、その後、陽
極導出線12を切断してフープ材13より切り離すこと
により個片化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチップ状固体電解コンデ
ンサの製造方法に関するものである。
ンサの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の軽薄短小化と面実装技
術の進展からチップ部品が急増している。チップ状固体
電解コンデンサにおいても小型大容量化が進展する中で
チップ部品自身の一層の小型化が要求されている。
術の進展からチップ部品が急増している。チップ状固体
電解コンデンサにおいても小型大容量化が進展する中で
チップ部品自身の一層の小型化が要求されている。
【0003】以下に従来のチップ状タンタル固体電解コ
ンデンサについて、図4にもとづいて説明する。この図
4において、1はコンデンサ素子で、このコンデンサ素
子1は弁作用金属であるタンタル金属粉末を成形焼結し
た多孔質の陽極体よりタンタル線からなる陽極導出線2
を導出し、かつこの陽極導出線2の一部と前記多孔質の
陽極体の全面に陽極酸化により誘電体性酸化皮膜を形成
し、その表面に二酸化マンガンなどの電解質層を形成
し、さらにその表面に陰極層4を形成することにより構
成されている。なお、前記陰極層4は浸漬法によりカー
ボン層,銀塗料層を順次積層形成したものである。3は
陽極導出線2に装着したテフロン板で、このテフロン板
3は前記電解質層の形成時に陽極導出線2へ二酸化マン
ガンが這い上がって付着するのを防止する絶縁板であ
る。5は陽極端子で、前記陽極導出線2に溶接により接
続され、そして外装樹脂成形後折り曲げられる。6は陰
極端子で、この陰極端子6は前記コンデンサ素子1に導
電性接着剤7により接続され、そして外装樹脂形成後折
り曲げられる。8はコンデンサ素子1全体をモールド成
形により被覆する外装樹脂である。
ンデンサについて、図4にもとづいて説明する。この図
4において、1はコンデンサ素子で、このコンデンサ素
子1は弁作用金属であるタンタル金属粉末を成形焼結し
た多孔質の陽極体よりタンタル線からなる陽極導出線2
を導出し、かつこの陽極導出線2の一部と前記多孔質の
陽極体の全面に陽極酸化により誘電体性酸化皮膜を形成
し、その表面に二酸化マンガンなどの電解質層を形成
し、さらにその表面に陰極層4を形成することにより構
成されている。なお、前記陰極層4は浸漬法によりカー
ボン層,銀塗料層を順次積層形成したものである。3は
陽極導出線2に装着したテフロン板で、このテフロン板
3は前記電解質層の形成時に陽極導出線2へ二酸化マン
ガンが這い上がって付着するのを防止する絶縁板であ
る。5は陽極端子で、前記陽極導出線2に溶接により接
続され、そして外装樹脂成形後折り曲げられる。6は陰
極端子で、この陰極端子6は前記コンデンサ素子1に導
電性接着剤7により接続され、そして外装樹脂形成後折
り曲げられる。8はコンデンサ素子1全体をモールド成
形により被覆する外装樹脂である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成されたチップ状タンタル固体電解コンデンサで
は、コンデンサ素子1から導出した陽極導出線2と陽極
端子5との溶接時等の組立工程や樹脂モールド工程にお
いて、機械的および熱的なストレスがかかることによ
り、漏れ電流が増加する等の特性劣化や不良率の増大が
発生するとともに、さらに前記溶接部分のスペース寸法
やコンデンサ素子1の陰極層4と陰極端子6との接続引
き出し部分を含む折り曲げスペース寸法等が大きいた
め、コンデンサ素子1の大きさ,形状については構造的
な寸法制限があった。また板材を打ち抜いた陽極端子5
および陰極端子6の材料の有効使用量は極めて低いた
め、コンデンサの体積効率や経済性の面で問題点を有し
ていた。
うに構成されたチップ状タンタル固体電解コンデンサで
は、コンデンサ素子1から導出した陽極導出線2と陽極
端子5との溶接時等の組立工程や樹脂モールド工程にお
いて、機械的および熱的なストレスがかかることによ
り、漏れ電流が増加する等の特性劣化や不良率の増大が
発生するとともに、さらに前記溶接部分のスペース寸法
やコンデンサ素子1の陰極層4と陰極端子6との接続引
き出し部分を含む折り曲げスペース寸法等が大きいた
め、コンデンサ素子1の大きさ,形状については構造的
な寸法制限があった。また板材を打ち抜いた陽極端子5
および陰極端子6の材料の有効使用量は極めて低いた
め、コンデンサの体積効率や経済性の面で問題点を有し
ていた。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、高品質で、かつ小形大容量のチップ状固体電解コン
デンサを安価にして容易に量産することができるチップ
状固体電解コンデンサの製造方法を提供することを目的
とするものである。
で、高品質で、かつ小形大容量のチップ状固体電解コン
デンサを安価にして容易に量産することができるチップ
状固体電解コンデンサの製造方法を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のチップ状固体電解コンデンサの製造方法は、
陽極導出線を具備し、かつ弁作用金属からなる陽極体の
表面に誘電体性酸化皮膜,電解質層,陰極層を順次積層
してコンデンサ素子を構成し、このコンデンサ素子の陽
極導出線をフープ材に取り付けた状態でコンデンサ素子
における陰極層の陽極導出線と反対側に位置する部分に
陰極導電体層を分厚く形成し、さらに前記コンデンサ素
子および陰極導電体層を前記陽極導出線が片側に引き出
されるように外装樹脂で被覆し、その後、この外装樹脂
の陽極導出面と相対する面を除去して前記陰極導電体層
を露出させ、さらにその後、サンドブラスト法などによ
り陰極導出線表面の酸化物を除去するとともに、この陽
極導出線の表面および外装樹脂の表面に凹凸を形成し、
次にコンデンサの極性,定格等の表示を施し、その後、
陽極導出線を切断してフープ材より切り離すことにより
個片化し、さらにその後、陽極導出線の切断面を含めた
陽極導出線の表面および外装樹脂の陽極導出面を含めた
その周囲に陽極金属層を形成するとともに、外装樹脂に
おける陰極導電体層を露出させた陰極導出面を含めたそ
の周囲に陰極金属層を形成したものである。
に本発明のチップ状固体電解コンデンサの製造方法は、
陽極導出線を具備し、かつ弁作用金属からなる陽極体の
表面に誘電体性酸化皮膜,電解質層,陰極層を順次積層
してコンデンサ素子を構成し、このコンデンサ素子の陽
極導出線をフープ材に取り付けた状態でコンデンサ素子
における陰極層の陽極導出線と反対側に位置する部分に
陰極導電体層を分厚く形成し、さらに前記コンデンサ素
子および陰極導電体層を前記陽極導出線が片側に引き出
されるように外装樹脂で被覆し、その後、この外装樹脂
の陽極導出面と相対する面を除去して前記陰極導電体層
を露出させ、さらにその後、サンドブラスト法などによ
り陰極導出線表面の酸化物を除去するとともに、この陽
極導出線の表面および外装樹脂の表面に凹凸を形成し、
次にコンデンサの極性,定格等の表示を施し、その後、
陽極導出線を切断してフープ材より切り離すことにより
個片化し、さらにその後、陽極導出線の切断面を含めた
陽極導出線の表面および外装樹脂の陽極導出面を含めた
その周囲に陽極金属層を形成するとともに、外装樹脂に
おける陰極導電体層を露出させた陰極導出面を含めたそ
の周囲に陰極金属層を形成したものである。
【0007】
【作用】上記した製造方法によれば、コンデンサ素子に
おける陰極層陽極導出線と反対側に位置する部分に陰極
導電体層を分厚く形成しているため、外装樹脂形成後に
陰極導出面を除去すれば、所定の寸法許容差内に容易に
陰極導電体層を露出させることができ、その結果、コン
デンサ素子の電解質層,陰極層等に全く影響を与えるこ
となく、コンデンサ素子とコンデンサの端子となる陰極
金属層との電気的接続が可能となる。また、陽極導出線
と陽極端子の溶接部分のスペース寸法およびコンデンサ
素子と陰極端子との接続引き出し部分を含む折り曲げス
ペース寸法が不要となり、より大きなコンデンサ素子が
収納可能となる。さらには樹脂外装されたコンデンサ素
子を個片化する前にコンデンサの極性,定格等の表示が
施されるため、次工程での整列が容易となり、また、個
片化の後に陽極金属層と陰極金属層が形成されるため、
陽極導出線の切断面にも陽極金属層が被覆され、これに
より、陽極導出線と陽極金属層との接合がより確実とな
るため、電気的特性,歩留まりにおいて優れているとと
もに、体積効率の高いチップ状固体電解コンデンサを容
易に得ることができるものである。
おける陰極層陽極導出線と反対側に位置する部分に陰極
導電体層を分厚く形成しているため、外装樹脂形成後に
陰極導出面を除去すれば、所定の寸法許容差内に容易に
陰極導電体層を露出させることができ、その結果、コン
デンサ素子の電解質層,陰極層等に全く影響を与えるこ
となく、コンデンサ素子とコンデンサの端子となる陰極
金属層との電気的接続が可能となる。また、陽極導出線
と陽極端子の溶接部分のスペース寸法およびコンデンサ
素子と陰極端子との接続引き出し部分を含む折り曲げス
ペース寸法が不要となり、より大きなコンデンサ素子が
収納可能となる。さらには樹脂外装されたコンデンサ素
子を個片化する前にコンデンサの極性,定格等の表示が
施されるため、次工程での整列が容易となり、また、個
片化の後に陽極金属層と陰極金属層が形成されるため、
陽極導出線の切断面にも陽極金属層が被覆され、これに
より、陽極導出線と陽極金属層との接合がより確実とな
るため、電気的特性,歩留まりにおいて優れているとと
もに、体積効率の高いチップ状固体電解コンデンサを容
易に得ることができるものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について添付図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の一実施例におけ
るチップ状タンタル固体電解コンデンサの断面図を示
し、また図2は図1に示すチップ状タンタル固体電解コ
ンデンサのコンデンサ素子に陰極導電体層を分厚く形成
した状態を示したものである。図1,図2において、1
1はコンデンサ素子で、このコンデンサ素子11は、弁
作用金属であるタンタル金属粉末を成形焼結した多孔質
の陽極体よりタンタル線からなる陽極導出線12を導出
し、かつ多孔質の陽極体の表面に陽極酸化により誘電体
性酸化皮膜を形成し、さらにこの表面に二酸化マンガン
などの電解質層を形成し、その後、カーボン層および銀
塗料層よりなる陰極層15を順次積層形成することによ
り構成している。14は陽極導出線12に装着したテフ
ロン板で、このテフロン板14は前記コンデンサ素子1
1の電解質層の形成時に陽極導出線12へ二酸化マンガ
ンが這い上がって付着するのを防止する絶縁板である。
16は陰極導電体層で、この陰極導電体層16はコンデ
ンサ素子11の陰極層15のうち、陽極導出線12の引
き出し面に相対する対向面17と、この対向面17に隣
接する隣接面の陰極層15の一部に形成される。この場
合、陰極導電体層16は銀粉末を主成分とする熱硬化性
樹脂からなる導電材料で、かつ適正な粘度に調整した液
にコンデンサ素子11を浸漬して、恒温槽で乾燥硬化さ
せることにより形成している。なお、この導電材料はP
d,Ni,Cuのいずれか1種、または2〜3種よりな
る金属混合粉体であってもよく、かつ熱硬化性樹脂は1
50〜180℃で硬化するものである。このような浸漬
と硬化を2〜3回繰り返すことにより、図2に示すよう
に分厚く凸状に付着させることができる。またこの陰極
導電体層16は吸水性,吸湿性が小さく、かつ耐湿性の
優れたものが望ましく、一方、ニッケル等の金属板より
なる金属材料であってもよい。すなわち、この導電材料
は後の金属層形成に使用する処理液に影響されないもの
でなくてはならない。上記陰極層15のバインダーとし
てはポリエーテルアミド樹脂系が優れており、さらに陰
極層15を含む陰極導電体層16にシリコーンオイル等
を含浸させることにより、上記処理液のコンデンサ素子
11の内部への浸入を抑えることができる。これは漏れ
電流,損失,容量変化等の特性劣化を軽減する効果を有
するものである。また図1における18は外装樹脂で、
この外装樹脂18は陽極導出線12が片側に引き出され
るように図2の陰極導電体層16を含むコンデンサ素子
11を金型にセットし、そしてトランスファーモールド
方式により樹脂外装するものである。
参照しながら説明する。図1は本発明の一実施例におけ
るチップ状タンタル固体電解コンデンサの断面図を示
し、また図2は図1に示すチップ状タンタル固体電解コ
ンデンサのコンデンサ素子に陰極導電体層を分厚く形成
した状態を示したものである。図1,図2において、1
1はコンデンサ素子で、このコンデンサ素子11は、弁
作用金属であるタンタル金属粉末を成形焼結した多孔質
の陽極体よりタンタル線からなる陽極導出線12を導出
し、かつ多孔質の陽極体の表面に陽極酸化により誘電体
性酸化皮膜を形成し、さらにこの表面に二酸化マンガン
などの電解質層を形成し、その後、カーボン層および銀
塗料層よりなる陰極層15を順次積層形成することによ
り構成している。14は陽極導出線12に装着したテフ
ロン板で、このテフロン板14は前記コンデンサ素子1
1の電解質層の形成時に陽極導出線12へ二酸化マンガ
ンが這い上がって付着するのを防止する絶縁板である。
16は陰極導電体層で、この陰極導電体層16はコンデ
ンサ素子11の陰極層15のうち、陽極導出線12の引
き出し面に相対する対向面17と、この対向面17に隣
接する隣接面の陰極層15の一部に形成される。この場
合、陰極導電体層16は銀粉末を主成分とする熱硬化性
樹脂からなる導電材料で、かつ適正な粘度に調整した液
にコンデンサ素子11を浸漬して、恒温槽で乾燥硬化さ
せることにより形成している。なお、この導電材料はP
d,Ni,Cuのいずれか1種、または2〜3種よりな
る金属混合粉体であってもよく、かつ熱硬化性樹脂は1
50〜180℃で硬化するものである。このような浸漬
と硬化を2〜3回繰り返すことにより、図2に示すよう
に分厚く凸状に付着させることができる。またこの陰極
導電体層16は吸水性,吸湿性が小さく、かつ耐湿性の
優れたものが望ましく、一方、ニッケル等の金属板より
なる金属材料であってもよい。すなわち、この導電材料
は後の金属層形成に使用する処理液に影響されないもの
でなくてはならない。上記陰極層15のバインダーとし
てはポリエーテルアミド樹脂系が優れており、さらに陰
極層15を含む陰極導電体層16にシリコーンオイル等
を含浸させることにより、上記処理液のコンデンサ素子
11の内部への浸入を抑えることができる。これは漏れ
電流,損失,容量変化等の特性劣化を軽減する効果を有
するものである。また図1における18は外装樹脂で、
この外装樹脂18は陽極導出線12が片側に引き出され
るように図2の陰極導電体層16を含むコンデンサ素子
11を金型にセットし、そしてトランスファーモールド
方式により樹脂外装するものである。
【0009】図3(a)(b)(c)(d)(e)
(f)は本発明の一実施例におけるチップ状タンタル固
体電解コンデンサの製造工程を示したもので、図3
(a)はフープ材13に陽極導出線12をそれぞれ取り
付けた多数個のコンデンサ素子群の陽極導出線12が片
側に引き出されるように金型にセットし、そしてトラン
スファーモールド方式により図2の陰極導電体層16を
含むコンデンサ素子11をエポキシ樹脂により樹脂外装
を施した状態を示したものである。この図3(a)にお
いて、12aは陽極導出面を示し、この陽極導出面12
aにおける陽極導出線12の近傍は凹形状を構成してい
る。この凹形状により陽極導出線12が外装樹脂18の
成形体の外形寸法からはみだすことはなくなり、これに
より、露出面積を多く取ることができる。
(f)は本発明の一実施例におけるチップ状タンタル固
体電解コンデンサの製造工程を示したもので、図3
(a)はフープ材13に陽極導出線12をそれぞれ取り
付けた多数個のコンデンサ素子群の陽極導出線12が片
側に引き出されるように金型にセットし、そしてトラン
スファーモールド方式により図2の陰極導電体層16を
含むコンデンサ素子11をエポキシ樹脂により樹脂外装
を施した状態を示したものである。この図3(a)にお
いて、12aは陽極導出面を示し、この陽極導出面12
aにおける陽極導出線12の近傍は凹形状を構成してい
る。この凹形状により陽極導出線12が外装樹脂18の
成形体の外形寸法からはみだすことはなくなり、これに
より、露出面積を多く取ることができる。
【0010】図3(b)は図3(a)の外装樹脂を施し
た成形体を製品規格の外形寸法にカットまたは研削した
状態を示す。図1および図3(b)の16aは陰極導出
面であり、この陰極導出面16aはカットにより表出し
た陰極導電体層15および外装樹脂18の成形体の断面
構造を示している。
た成形体を製品規格の外形寸法にカットまたは研削した
状態を示す。図1および図3(b)の16aは陰極導出
面であり、この陰極導出面16aはカットにより表出し
た陰極導電体層15および外装樹脂18の成形体の断面
構造を示している。
【0011】図3(c)はブラスト研磨により、陽極導
出線12,陰極導出面16aおよび外装樹脂18の成形
体のそれぞれの表面の粗面化と一部酸化皮膜の除去を行
い、微細な凹凸の形成と表面活性化をさせた後、コンデ
ンサの極性,定格を表示した状態を示す。なお、この表
示は後工程で識別や整列を容易にするために一ヶ所以上
に表示等が施されても何等さしつかえないものである。
出線12,陰極導出面16aおよび外装樹脂18の成形
体のそれぞれの表面の粗面化と一部酸化皮膜の除去を行
い、微細な凹凸の形成と表面活性化をさせた後、コンデ
ンサの極性,定格を表示した状態を示す。なお、この表
示は後工程で識別や整列を容易にするために一ヶ所以上
に表示等が施されても何等さしつかえないものである。
【0012】図3(d)は陽極導出線12を切断して折
り曲げることにより、陽極金属層との接触面積を大きく
とるとともに、陽極導出線12を陽極導出面12aの凹
形状内部に納めることを可能とし、これにより、外観形
状について均整の取れた直方体にまとめることができる
形態とした後、金属層を形成した状態を示したもので、
19は陽極金属層、20は陰極金属層であり、これらの
金属層19,20はアルカリ脱脂,化学エッチングと触
媒付与の前処理をした後、無電解Niメッキにより、陽
極導出線12および陽極導出面12aと、陰極導出面1
6aおよび外装樹脂18の成形体のそれぞれの表面に形
成される。またこれらの金属層19,20の膜厚は0.
5〜4.0μmの範囲において下地との接合強度に優れ
ているものである。なお、陽極導出線12に、陽極導出
面12aの凹形状の内部において圧延または切り込み等
によるウィークポイントを設ければ折り曲げ位置が定ま
り、かつ折り曲げ形状が安定するため、コンデンサ素子
11にストレスを与えないで容易に陽極導出線12を折
り曲げて陽極導出面12aの凹形状の内部に納めること
ができる。
り曲げることにより、陽極金属層との接触面積を大きく
とるとともに、陽極導出線12を陽極導出面12aの凹
形状内部に納めることを可能とし、これにより、外観形
状について均整の取れた直方体にまとめることができる
形態とした後、金属層を形成した状態を示したもので、
19は陽極金属層、20は陰極金属層であり、これらの
金属層19,20はアルカリ脱脂,化学エッチングと触
媒付与の前処理をした後、無電解Niメッキにより、陽
極導出線12および陽極導出面12aと、陰極導出面1
6aおよび外装樹脂18の成形体のそれぞれの表面に形
成される。またこれらの金属層19,20の膜厚は0.
5〜4.0μmの範囲において下地との接合強度に優れ
ているものである。なお、陽極導出線12に、陽極導出
面12aの凹形状の内部において圧延または切り込み等
によるウィークポイントを設ければ折り曲げ位置が定ま
り、かつ折り曲げ形状が安定するため、コンデンサ素子
11にストレスを与えないで容易に陽極導出線12を折
り曲げて陽極導出面12aの凹形状の内部に納めること
ができる。
【0013】図3(e)は残すべき陽極導出線12を含
む陽極導出面12aおよび陰極導出面16aと、それぞ
れの隣接面の一部にレジスト樹脂を塗布して被覆するこ
とにより、陽極金属層19と陰極金属層20を酸溶解
し、最後にレジスト樹脂層をアルカリ溶解にて除去した
状態を示したもので、陽極導出線12を含む陽極導出面
12aと陰極導出面16aにおけるそれぞれの金属層1
9,20は外装樹脂18の成形体の露出部分により絶縁
帯域を形成し、かつ電気的に完全に分離された両極部分
を構成している。
む陽極導出面12aおよび陰極導出面16aと、それぞ
れの隣接面の一部にレジスト樹脂を塗布して被覆するこ
とにより、陽極金属層19と陰極金属層20を酸溶解
し、最後にレジスト樹脂層をアルカリ溶解にて除去した
状態を示したもので、陽極導出線12を含む陽極導出面
12aと陰極導出面16aにおけるそれぞれの金属層1
9,20は外装樹脂18の成形体の露出部分により絶縁
帯域を形成し、かつ電気的に完全に分離された両極部分
を構成している。
【0014】図3(f)は両極を半田金属層で被覆した
状態を示したもので、21は陽極側の半田金属層、22
は陰極側の半田金属層で、これらは溶融半田浴中の半田
コーティングにより形成される。次に極性表示等を識別
して整列させ、そしてエージングし、かつスクリーニン
グ処理等を施した後、陽極導出線12をチップ状タンタ
ル固体電解コンデンサの外形寸法となるように切断して
フープ材13より個片化し、それを検査後、完成品とさ
せる。
状態を示したもので、21は陽極側の半田金属層、22
は陰極側の半田金属層で、これらは溶融半田浴中の半田
コーティングにより形成される。次に極性表示等を識別
して整列させ、そしてエージングし、かつスクリーニン
グ処理等を施した後、陽極導出線12をチップ状タンタ
ル固体電解コンデンサの外形寸法となるように切断して
フープ材13より個片化し、それを検査後、完成品とさ
せる。
【0015】本実施例により4V33μFのチップ状タ
ンタル固体電解コンデンサを試作し、これを試験した結
果を従来品と比較して(表1)に示す。
ンタル固体電解コンデンサを試作し、これを試験した結
果を従来品と比較して(表1)に示す。
【0016】
【表1】
【0017】この(表1)から明らかなように、本発明
により構成されたチップ状固体電解コンデンサおよびそ
の製造方法によれば、陽極金属層19と陰極金属層20
の形成時において、組立ストレスがコンデンサ素子11
にかかることはないため、電気的特性ならびに歩留まり
においても優れたものを得ることができる。
により構成されたチップ状固体電解コンデンサおよびそ
の製造方法によれば、陽極金属層19と陰極金属層20
の形成時において、組立ストレスがコンデンサ素子11
にかかることはないため、電気的特性ならびに歩留まり
においても優れたものを得ることができる。
【0018】また図4に示す従来における外部取り出し
用の陽極端子5および陰極端子6を省くことができるた
め、従来における陽極端子5,陰極端子6の板厚100
μmを最大4.0μm程度のメッキ厚に変更でき、これ
により端子材料としての使用量を大幅に削減できるとと
もに、従来における外部取り出し用の陽極端子5の溶接
スペースと陰極端子6の折り曲げスペースをそれぞれ省
けるため、体積のより大きなコンデンサ素子11を所定
寸法の外装樹脂18内に収納することができ、容量の体
積効率を大幅に向上させることができるものである。
用の陽極端子5および陰極端子6を省くことができるた
め、従来における陽極端子5,陰極端子6の板厚100
μmを最大4.0μm程度のメッキ厚に変更でき、これ
により端子材料としての使用量を大幅に削減できるとと
もに、従来における外部取り出し用の陽極端子5の溶接
スペースと陰極端子6の折り曲げスペースをそれぞれ省
けるため、体積のより大きなコンデンサ素子11を所定
寸法の外装樹脂18内に収納することができ、容量の体
積効率を大幅に向上させることができるものである。
【0019】以上のように構成されたチップ状タンタル
固体電解コンデンサの製造方法によれば、コンデンサ素
子11から導出した陽極導出線12と陰極導電体層16
に直接陽極金属層19と陰極金属層20を無電解Niメ
ッキにより形成し、そして半田金属層21,22で仕上
げをするようにしているため、外部端子のない工法によ
り、小形で、かつ大容量で高品質のチップ状タンタル固
体電解コンデンサを安価にして大量に生産できるように
なった。
固体電解コンデンサの製造方法によれば、コンデンサ素
子11から導出した陽極導出線12と陰極導電体層16
に直接陽極金属層19と陰極金属層20を無電解Niメ
ッキにより形成し、そして半田金属層21,22で仕上
げをするようにしているため、外部端子のない工法によ
り、小形で、かつ大容量で高品質のチップ状タンタル固
体電解コンデンサを安価にして大量に生産できるように
なった。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明のチップ状固体電解
コンデンサの製造方法によれば、コンデンサ素子におけ
る陰極層の陽極導出線と反対側に位置する部分に陰極導
電体層を分厚く形成しているため、外装樹脂形成後に陰
極導出面を除去すれば、所定の寸法許容差内に容易に陰
極導電体層を露出させることができ、その結果、コンデ
ンサ素子の電解質層,陰極層等に全く影響を与えること
なく、コンデンサ素子とコンデンサの端子となる陰極金
属層との電気的接続が可能となる。また、陽極導出線と
陽極端子の溶接部分のスペース寸法およびコンデンサ素
子と陰極端子との接続引き出し部分を含む折り曲げスペ
ース寸法が不要となり、より大きなコンデンサ素子が収
納可能となる。さらには樹脂外装されたコンデンサ素子
を個片化する前にコンデンサの極性,定格等の表示が施
されるため、次工程での整列が容易となり、また、個片
化の後に陽極金属層と陰極金属層が形成されるため、陽
極導出線の切断面にも陽極金属層が被覆され、これによ
り、陽極導出線と陽極金属層との接合がより確実となる
ため、電気的特性,歩留まりにおいて優れているととも
に、体積効率の高いチップ状固体電解コンデンサを容易
に得ることができるものである。
コンデンサの製造方法によれば、コンデンサ素子におけ
る陰極層の陽極導出線と反対側に位置する部分に陰極導
電体層を分厚く形成しているため、外装樹脂形成後に陰
極導出面を除去すれば、所定の寸法許容差内に容易に陰
極導電体層を露出させることができ、その結果、コンデ
ンサ素子の電解質層,陰極層等に全く影響を与えること
なく、コンデンサ素子とコンデンサの端子となる陰極金
属層との電気的接続が可能となる。また、陽極導出線と
陽極端子の溶接部分のスペース寸法およびコンデンサ素
子と陰極端子との接続引き出し部分を含む折り曲げスペ
ース寸法が不要となり、より大きなコンデンサ素子が収
納可能となる。さらには樹脂外装されたコンデンサ素子
を個片化する前にコンデンサの極性,定格等の表示が施
されるため、次工程での整列が容易となり、また、個片
化の後に陽極金属層と陰極金属層が形成されるため、陽
極導出線の切断面にも陽極金属層が被覆され、これによ
り、陽極導出線と陽極金属層との接合がより確実となる
ため、電気的特性,歩留まりにおいて優れているととも
に、体積効率の高いチップ状固体電解コンデンサを容易
に得ることができるものである。
【図1】本発明の一実施例におけるチップ状タンタル固
体電解コンデンサの断面図
体電解コンデンサの断面図
【図2】同チップ状タンタル固体電解コンデンサの陰極
導電体層を分厚く形成した状態を示す断面図
導電体層を分厚く形成した状態を示す断面図
【図3】(a)〜(f)同チップ状タンタル固体電解コ
ンデンサの製造工程を示す斜視図
ンデンサの製造工程を示す斜視図
【図4】従来のチップ状タンタル固体電解コンデンサの
断面図
断面図
11 コンデンサ素子 12 陽極導出線 12a 陽極導出面 13 フープ材 15 陰極層 16 陰極導電体層 16a 陰極導出面 18 外装樹脂 19 陽極金属層 20 陰極金属層 21 陽極側半田金属層 22 陰極側半田金属層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊田 隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】陽極導出線を具備し、かつ弁作用金属から
なる陽極体の表面に誘電体性酸化皮膜,電解質層,陰極
層を順次積層してコンデンサ素子を構成し、このコンデ
ンサ素子の陽極導出線をフープ材に取り付けた状態でコ
ンデンサ素子における陰極層の陽極導出線と反対側に位
置する部分に陰極導電体層を分厚く形成し、さらに前記
コンデンサ素子および陰極導電体層を前期陽極導出線が
片側に引き出されるように外装樹脂で被覆し、その後、
この外装樹脂の陽極導出面と相対する面を除去して前記
陰極導電体層を露出させ、そらにその後、サンドブラス
ト法などにより陽極導出線表面の酸化物を除去するとと
もに、この陽極導出線の表面および外装樹脂の表面に凹
凸を形成し、次にコンデンサの極性,定格等の表示を施
し、その後、陽極導出線を切断してフープ材より切り離
すことにより個片化し、さらにその後、陽極導出線の切
断面を含めた陽極導出線の表面および外装樹脂の陽極導
出面を含めたその周囲に陽極金属層を形成するととも
に、外装樹脂における陰極導電体層を露出させた陰極導
出面を含めたその周囲に陰極金属層を形成したチップ状
固体電解コンデンサの製造方法。 - 【請求項2】コンデンサの極性,定格等の表示は、外装
樹脂の1ヶ所以上に施した請求項1記載のチップ状固体
電解コンデンサの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3250979A JPH0590086A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | チツプ状固体電解コンデンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3250979A JPH0590086A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | チツプ状固体電解コンデンサの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0590086A true JPH0590086A (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=17215872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3250979A Pending JPH0590086A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | チツプ状固体電解コンデンサの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0590086A (ja) |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP3250979A patent/JPH0590086A/ja active Pending
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