JPH0590624U - テンションレギュレータ - Google Patents
テンションレギュレータInfo
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- JPH0590624U JPH0590624U JP3326892U JP3326892U JPH0590624U JP H0590624 U JPH0590624 U JP H0590624U JP 3326892 U JP3326892 U JP 3326892U JP 3326892 U JP3326892 U JP 3326892U JP H0590624 U JPH0590624 U JP H0590624U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】早送り、または、巻き戻し状態では、テンショ
ンポストへの偏倚力を減らして、磁気テープの移送に要
する駆動力を小さくすることの可能なテンションレギュ
レータを提供する。 【構成】REC/PLAY時の第1の移送状態では、サ
ブアーム2は、(A)に示すように、トグルバネ3の付
勢力によりストッパ4aに当接した状態に保つ。F・F
時、または、REW時における第2の移送状態では、
(B)に示すよPうに、上記サブアーム2は、トグルバ
ネ3の付勢力が時計回りに働き、テンションアーム1は
時計回りに回動する。この状態ではベルト61は、ブレ
ーキが作用しない状態に保持される。そこで、F・F、
または、REWを実行すると、上記のようにブレーキが
作用しないことと、更に、テンションアーム1のテンシ
ョンポスト1bへの巻回角θが小さくなることから、テ
ープ51の移送負荷が減少する。
ンポストへの偏倚力を減らして、磁気テープの移送に要
する駆動力を小さくすることの可能なテンションレギュ
レータを提供する。 【構成】REC/PLAY時の第1の移送状態では、サ
ブアーム2は、(A)に示すように、トグルバネ3の付
勢力によりストッパ4aに当接した状態に保つ。F・F
時、または、REW時における第2の移送状態では、
(B)に示すよPうに、上記サブアーム2は、トグルバ
ネ3の付勢力が時計回りに働き、テンションアーム1は
時計回りに回動する。この状態ではベルト61は、ブレ
ーキが作用しない状態に保持される。そこで、F・F、
または、REWを実行すると、上記のようにブレーキが
作用しないことと、更に、テンションアーム1のテンシ
ョンポスト1bへの巻回角θが小さくなることから、テ
ープ51の移送負荷が減少する。
Description
【0001】
本考案は、テンションレギュレータ、詳しくは、記録・再生装置に用いられる 帯状記録媒体の移送装置における、該帯状記録媒体の移送時のテンションをコン トロールするテンションレギュレータに関する。
【0002】
帯状記録媒体である磁気記録テープを用いた記録再生装置は、据置タイプ、あ るいは、ポータブルタイプのものが各分野で用いられている。特に、電池電源を 用いるポータブルの記録再生装置であるカメラ一体型ビデオテープレコーダ等に おいては、近年、小型軽量化と同時に高速処理の可能なものが要求されるように なっている。上記高速化のためには、まず、帯状記録媒体である磁気テープの早 送りや巻き戻しの速度を上げることが考えられる。また、小型軽量化のためには 、上記早送りや巻き戻し時の負荷抵抗を減らし、駆動モータやバッテリーの体格 を小さくすることも考えられる。ところで、従来の上記記録再生装置の磁気テー プの移送機構としては、図6に示すような構成を持つものが一般的な移送機構で あった。
【0003】 上記移送機構は、シャーシ50に配設されるものであって、供給リール52か ら供給された磁気記録テープ51を各所定部に設けられたテンションポストを経 由して記録再生ヘッドを配置した回転ドラム54に所定リード角巻き付ける。更 に、その後、キャプスタン57,ピンチローラ58等を経て巻き取りリール53 で巻き取るように構成さている。上記テンションポストとして、図6に示すよう に56a,56b,56c,56d,56e等が配設されている。また、供給リ ール52側には記録,再生時のテープ51のテンション、所謂、バックテンショ ンを一定に調整するためのテンションレギュレータ機構が配設されている。
【0004】 上記テンションレギュレータ機構においては、図6に示すように、テンション ポスト55bが、シャーシ50上の支軸55aに軸支されたテンションアーム5 5に支持されており、そのテンションポスト55bに磁気テープ51が巻回され る。更に、該テンションアーム55には、反時計回りに付勢するテンションバネ 59が懸架され、また、テンションレギュレータベルト61の一端61bが支持 されている。上記ベルト61は、供給リール52回りの断面図である図7に示す ようなリール52とのスリップ機構部52cを介して摺接するブレーキ板60の 外周に巻き付き可能位置に配設されている。なお、上記ベルト61の他端61a はシャーシ50に固定されている。
【0005】 上記キャプスタン57を駆動するキャプスタンモータ(図示せず)は、供給リ ール52、または、巻き取りリール53をも駆動するが、その駆動系統の選択は ギヤ−切り換え機構(図示せず)によって行われる。 なお、上記移送機構の移送状態としては、記録再生動作、所謂、REC/PL AY動作時にテンションレギュレータを作用させてバックテンションを一定に保 ちながら一定速度で移送し、巻き取りリール53で巻き取ってゆく状態と、早送 り動作、所謂、F・F動作時にテープ51を素早く、巻き取りリール53で巻き 取ってゆく状態と、巻き戻し動作、所謂、REW動作時に、テープ51を供給リ ール52側に巻き戻す状態とがある。
【0006】 以上のように構成された従来の磁気記録装置の磁気記録テープの移送機構にお けるテープ移送動作について説明すると、まず、REC/PLAY状態において は、テープ51の移送状態を示す図8の(A)のようにテンションアーム55が テンションバネ59の付勢力により反時計回りに回動しており、テンションレギ ュレータベルト61は、ブレーキ板60に巻き付いた状態に保持される。この状 態では供給リール52はブレーキが作用した状態で駆動される。上記テープ51 は、ポスト56aとテンションポスト55bに案内されて、回転ドラム54側に 供給されるが、その速度はキャプスタン57により一定速度に設定され、巻き取 りリール53により巻き取られてゆく。そのときのテープ51のテンションは、 上記テンションレギュレータによりテンションポスト55bを介して所定の値の 範囲に自動的に調節される。
【0007】 即ち、供給リール52の巻き付け径の変化等でテンションが変化するが、その テンションが増加した場合、テンションアーム55がテンションバネ59に抗し て僅かに時計回りに回動する。その動作によって、上記ベルト61のブレーキ板 60への巻き付き力が減少し、供給リール52の回転負荷が軽くなり、テープ5 1のテンションを下げる。逆にテンションが小さくなった場合、そのテンション の減少によりテンションアーム55が僅かに反時計回りに回動する。その動作に よって、上記ベルト61のブレーキ板60への巻き付き力が増大し、供給リール 52の回転負荷が重くなり、テープ51のテンションを上げる。このようにして テンションの調整が実行される。なお、このときのテンションバネ59の付勢力 としては3〜4g程度である。
【0008】 次に、前記F・F動作での移送は、その他は上記記録再生時の移送状態と同一 の状態にて、テープ51を巻き取りリール53で高速度で巻き取ってゆく。この とき、テンションレギュレータベルト61は、前記図8の(A)に示すようにブ レーキ板60に巻き付き状態のままである。
【0009】 また、前記REW動作での移送は、供給リール52によりテープ51を巻き戻 すことになるが、この巻き戻し時には、テープ51の移送抵抗によりテンション バネ59の付勢力は20g程度になって、前記テンションアーム55が図8の( B)に示すように時計回りに回動した状態になる。その回動により、前記ベルト 61は緩められ、ブレーキ板60に圧接しない状態になる。そして、供給リール 52はブレーキは作用しない状態に保持される。
【0010】
ところが、上述の従来例の磁気記録テープの移送機構のテンションレギュレー タ機構では、F・F動作状態において、テンションレギュレータベルト61が前 記図8の(A)に示すようにブレーキ板60に巻き付き状態のままであって、テ ープ51を移送するための力として、移送抵抗fpの他に上記ブレーキ力fbが 加算されている。従って、駆動用キャプスタンモータに不必要な負荷が残った状 態になり、高速化に対しても、消費電力に対しても不利となっていた。更に、R EW動作状態においては、上記ベルト61はフリーの状態になり、上記ブレーキ 力fbはなくなるものの、テンションアーム55の時計回りの回動角が大きくで きないことからテンションポスト55bへの巻き付き角θ(図8参照)が小さく ならず、供給リール52の回転負荷が大きくなる可能性があった。
【0011】 本考案は、上述の不具合を解決するためになされたものであり、テンションレ ギュレータのテンションアームに作用する偏倚力を帯状記録媒体の移送状態によ って変化させるようにして、移送状態の早送り、または、巻き戻しのモータ負荷 の低減させ、高速化が可能となるテンションレギュレータを提供することを目的 とする。
【0012】
本考案のテンションレギュレータは、支軸の回りに回動可能に設けられ、自己 の所定部に設けられたテンションポストにより当該適用された帯状記録媒体に接 して、その移送方向と交差する方向の偏倚力を作用せしめることによって該帯状 記録媒体にテンションを加える得るようになされたテンションアームを有するテ ンションレギュレータにおいて、上記偏倚力の発生源としての同一の弾性部材に よる偏倚力が当該帯状記録媒体を記録、または、再生のために移送せしめる第1 の移送状態にあるときよりも、同帯状記録媒体を早送り、または、巻き戻しのた めに移送せしめる第2の移送状態にあるときの方が小さくなるように上記弾性部 材から上記テンションポストに偏倚力を伝達する伝達機構を備えたことを特徴と する。
【0013】
上記帯状記録媒体を早送り、または、巻き戻しする状態では、テンションポス トへの偏倚力を減らして、テンションアームの回動角を大きくとることで、上記 帯状記録媒体の移送に要する駆動力を小さくする。
【0014】
以下、図示の実施例に基づいて本考案を説明する。 図1は、本考案の第1実施例を示すものであって、帯状記録媒体である磁気記 録テープの移送機構に組み込まれるテンションレギュレータ部の作動状態を示す 平面図である。図1の(A)は、記録/再生動作のREC/PLAY動作時にお ける状態であって、磁気テープ51に所定のバックテンションを与えながら給送 する第1の移送状態での作動状態を示す。また、図1の(B)は、テープ早送り のF・F動作時、または、テープ巻き戻しのREW動作時における状態であって 、テープ51を早送り、または、巻き戻しする第2の移送状態での作動状態を示 している。なお、本装置の他の移送機構部は前記図6で説明した機構部と同一の 構成を有している。
【0015】 上記テンションレギュレータ機構部は、図1の(A),(B)に示すように、 図示しないシャーシに固着される支軸1aに軸支されテンションアーム1と、該 テンションアーム1の先端部に配設されたテンションポスト1bと、該テンショ ンアーム1の中間部にその一端部2aが回動自在に支持され、他端部2bが後述 するトグルバネ3に支持されるサブアーム2と、一端がシャーシ、他端が上記サ ブアーム2に係止され、バネのコイル部の中心が略上記支軸1a位置にある弾性 部材の上記トグルバネ3と、テンションアーム1を反時計回りに付勢するテンシ ョンバネ5と、テンションアーム1にその一端61bが支持され、他端61aが シャーシに支持されるテンションレギュレータベルト61と、上記ベルト61が 巻き付き可能なブレーキ板60と、メインシャーシに固着されるストッパであっ て、上記サブアーム2が反時計回りに回動したとき当接するストッパ4aと、サ ブシャーシに固定されるストッパであって、上記サブアーム2が時計回りに回動 したとき当接するストッパ4bとで構成される。なお、上記サブアーム2とトグ ルバネ3とは、テンションポスト1bに偏倚力を伝達する伝達機構となる部材で ある。
【0016】 そして、上記ブレーキ板60は、前記図6の移送機構部のものと同様に供給リ ール52(図6参照)とスリップ機構52c(図7参照)を介して結合している 。従って、供給リール52の回転負荷をテンションレギュレータベルト61によ って調節できることになる。
【0017】 また、REC/PLAY動作時の第1の移送状態では、上記サブアーム2は、 図1の(A)に示すように、トグルバネ3の付勢力F1 が反時計回りに働き、ス トッパ4aに当接した状態に保たれる。そのとき、テンションアーム1は、テン ションバネ5の付勢力により反時計回りに回動した位置にある。そして、上記ベ ルト61は、ブレーキ板60に巻回した状態になり、テンションアーム1の回動 位置に応じたテンションを受ける。従って、テープ51のバックテンションが変 動した場合、その増減に対応してブレーキ板60によるブレーキ力が増減するこ とになり、バックテンションの調節が行われることになる。
【0018】 一方、F・F時、または、REW時における第2の移送状態では、図1の(B )に示すように、上記サブアーム2は、トグルバネ3の付勢力F2 が時計回りに 働き、ストッパ4bに当接した状態となる。上記付勢力F2 は、テンションポス ト1bを反時計回りに偏倚させようとするテンションバネ5の付勢力を減じるよ うに作用する。従って、この状態でテープ51にテンションが作用した場合、テ ンションアーム1は、より大きく時計回りに回動できることになる。また、この 状態では上記ベルト61はブレーキ板60から離され、フリーの状態に保持され ることから、供給リール52にはブレーキ力が作用しないことになる。
【0019】 なお、テンションレギュレータ機構の前記各状態への切り換え動作について説 明すると、まず、図1の(B)に示す第2の状態から図1の(A)に示す第1の 移送状態への切り換えは、REC/PLAY,F・F,REW動作状態等の動作 モードと該動作を停止させるストップモードとの切り換え時に動作するローディ イング機構のピンチロッドの動きを利用して行われる。即ち、図2は上記ローデ ィング機構の動作状態を示す図であり、REC/PLAY動作モード等に切り換 える場合、ピンチローラ58をキャプスタン57にテープ51を介して当接せし めるために、ローディングモータ10によりピンチロッド11をH1 方向に移動 させ、シャーシに軸支されるピンチアームA13をH2 方向に回動させる。そし て、バネ15に抗してピンチアームB14を回動させ、ピンチローラ58をH3 方向に移動せしめ、キャプスタン57に当接させる。なお、F・F、または、R EW動作時も上記の状態に保持されている。
【0020】 そこで、上記REC/PLAY,F・F,REC等の動作を停止させる場合に は、ローディングモータ10を逆転させ、ピンチロッド11をH4 方向に移動さ せる。そして、ピンチアーム14を回動させ、ピンチローラ58をキャプスタン 57から離す。そのとき、テンションアーム1がF・F、または、REW動作時 の第2の移送状態位置(1B)にあれば、アーム操作レバー12がテンションア ーム1の突起1cを押圧して、テンションアーム1を反時計回りに回動させ、R EC/PLAY動作時の第1の移送状態位置(1A)に位置するように切り換え が行われる。なお、このときピンチローラ58はキャプスタン57と離間してい るので、テンションアーム1の回動のために、別動作によりテープ51を緩めて やる等の操作は不要である。なお、従来のテンションレギュレータ機構ではこの テープのゆるめ操作が必要であった。
【0021】 また、テンションレギュレータ機構を図1の(A)に示す第1の状態から図1 の(B)に示す第2の移送状態への切り換え動作について、まず、F・F動作へ の切り換えでは、別途設けられているテープたるみ防止用のソフトブレーキ部材 6を供給リール52に一時的に作用させて、テープ51のテンションを強くする 。そして、そのテンションによりテンションアーム1を時計回りに回動させる。 そのとき、トグルバネ3により図1の(B)に示すF2 の付勢力がサブアーム2 に与えられ、サブアーム2も時計回りに回動し、ストッパ4bに当接した状態に なり、切り換えが実行される。
【0022】 一方、上記第2の移送状態への切り換え動作のうちで、REW動作への切り換 えは、供給リール52による巻き戻し状態になると、REC/PLAY動作時の バックテンションよりもREW動作時のテンションの方がかなり大きくなる。そ のテンションの差によりテンションアーム1自動的に時計回りに回動してテンシ ョンアーム1が図1の(B)の状態に位置することになる。そのとき、F・F動 作への切り換え時と同様にトグルバネ3により付勢力F2 がサブアーム2に与え られ、サブアーム2も時計回りに回動し、ストッパ4bに当接した状態になる。
【0023】 次に、アンローディング時のサブアーム2とストッパ4aとの干渉状態につい て説明すると、上記ストッパ4aは、メインシャーシ側に固着されており、スト ッパ4bは、ローディング時に移動するサブシャーシに固着されている。そして 、アンローディング時には上記テンションアーム1は時計回りに大きく回動する が、テンションアーム1に軸支されるサブアーム2はサブシャーシとともに下方 に移動して、ストッパ4aとは干渉することはない。
【0024】 次に、以上のように構成された本実施例のテンションレギュレータのテープ移 送中の動作について説明する。 まず、REC/PLAY動作時には、図1の(A)の状態の第1の移送状態に にテンションアーム1が保持されている。そして、テンションバネ5等により付 勢されたテンションアーム1は、テープ51のテンションに応じてその角度が変 化する。その変化角に応じてテンションレギュレータベルト61の張力が上記テ ンションの増減とは逆に変化し、バックテンションが所定の範囲の値に抑えられ る。
【0025】 また、F・F動作時においては、テンションアーム1が図2の(B)の状態の 第2の移送状態に保持される。この状態では、前述したようにサブアーム2を介 したトグルバネ3による時計回りの偏倚力で、テンションアーム1が時計回りに 偏倚している。従って、テンションレギュレータベルト61は緩んだ状態になっ ている。この状態では前記従来例のもののように供給リール52にブレーキが作 用することがなく、巻き取りを行うキャプスタンモータのF・F動作時の負荷が 下がり、高速送りが可能となる。
【0026】 更に、REW動作時においては、テープ51に作用するテンションの増大に伴 い、図1の(B)の状態の第2の移送状態にテンションアーム1が時計回りの偏 倚して保持されている。この状態では同様に供給リール52にブレーキが作用し ていない状態である。更に、前述したように従来例のものよりもテンションアー ム1が時計回りにかなり大きく回動した状態に保持される。従って、テープ51 のテンションポスト1bに巻回される角度θが小さくなって、巻き戻し時のテー プのテンションを減じることができ、キャプスタンモータのREW動作時の負荷 を軽くすることができる。また、高速巻き戻しも可能となる。
【0027】 以上説明したように、本実施例のテンションレギュレータによると、F・F動 作時およびREW動作時におけるテープ51の巻き取り、巻き戻しの負荷を従来 のものよりも軽減することができる。従って、高速の巻き取り、巻き戻しが実現 でき、更には、キャプスタンモータ、ひいては、記録再生装置の小型軽量化が可 能となる。また、電池電源を用いる装置においては、その消費電力を抑え電池の 寿命を延ばすことが可能となる。また、このようにF・F動作時およびREW動 作時のテープ移送状態を変更したとしても、設定モードを改めて増やす必要もな く、本機構を適用した記録再生装置は使い勝手もよいとなる。 なお、上記実施例のものにおいて、テンションバネ5を取り除きトグルバネ3 のみでテンション調節と、移送時の調整を兼ねさせることも可能である。
【0028】 次に、本考案の第2実施例を示すテンションレギュレータ機構について、図3 の(A),(B)の該機構の動作状態を示す図によって説明する。 本テンションレギュレータ機構も磁気記録テープの移送機構に組み込まれる機 構であって、図3の(A)は、記録再生動作時であるREC/PLAY動作時に おける作動状態であって、磁気テープ51に所定のテンションを与えながら給送 する第1の移送状態での作動状態を示す。また、図3の(B)は、巻き戻しであ るREW動作時において、テープ51を巻き戻しする第2の移送状態での作動状 態を示している。なお、本装置の他の移送機構部も第1実施例のものと同様に前 記図6で説明した機構部と同一の構成を有している。
【0029】 上記テンションレギュレータ機構部は、図3の(A),(B)に示すように、 図示しないシャーシに固着される支軸21aに軸支されテンションアーム21と 、該テンションアーム21の先端部に配設されたテンションポスト21bと、該 テンションアーム21の中間部にてその一端部が支持され、他端部が図示しない サブシャーシに支持された弾性部材であって、偏倚力の伝達部材であるトグルバ ネ22と、テンションアーム21にその一端61bが支持され、他端61aがシ ャーシに支持されるテンションレギュレータベルト61と、上記ベルト61が巻 き付き可能なブレーキ板60と、メインシャーシに固着されるストッパであって 、上記テンションアーム21が時計回りに回動したとき当接するストッパ23と で構成される。
【0030】 本機構のREC/PLAY時の第1の移送状態では、上記テンションアーム2 1は、図3に(A)に示すように、トグルバネ22の付勢力F3 が反時計回りに 働いている。そのとき、支軸21aと上記付勢力F3 の作用線間の距離をd2 と すると、テンションアーム21の反時計回りの偏倚力となる回転モーメントはF 3 ×d2 で示される。このテンションアーム21の回動により前記ベルト61は 、ブレーキ板60に圧接して巻回した状態になり、テンションアーム1の回動位 置に応じたテンションが与えられ、供給リール52にテープ51のバックテンシ ョンを調節するためのブレーキ力が与えられる。
【0031】 一方、REW時における第2の移送状態では、図3の(B)に示すように、上 記テンションアーム21には、トグルバネ22の付勢力F4 が図示のように働く 。しかし、このときのテンションアーム21を反時計回りに偏倚させる回転モー メントは、支軸21aと上記付勢力F4 の作用線との間の距離が極めて小さくな っているため、殆ど零の状態になる。このようにテンションアーム21を反時計 回りに偏倚させようとする回転モーメントが大幅に減じられたことになり、テー プ51のテンションにより該テンションアーム21が大きく時計回りに回動可能 となる。そこで、REW動作時のテープ51のテンションが作用する状態では、 より右側に位置させたストッパ23にテンションアーム21を当接して保持でき る。即ち、テンションアーム21は、より大きく時計回りの位置に偏倚させるこ とができる。従って、上記ベルト61はブレーキ板60から離され、供給リール 52のブレーキは作用しない状態に保持されると同時に、テンションアーム21 上のテンションポスト21bに巻回される角度θは小さくなる。
【0032】 なお、本テンションレギュレータ機構を図3の(B)に示す第2の状態から図 3の(A)に示す第1の移送状態への切り換えは、僅かながら回転モーメントが 働くので自動的に復帰される。一方、上記第2の移送状態への切り換え動作は、 第1実施例のものと同様に、REW動作時のテープテンションの増大によりテン ションアーム21が自動的に時計回りに回動することによって行われる。
【0033】 また、アンローディング時に上記テンションアーム21は、時計回りに大きく 回動するが、上記ストッパ23はメインシャーシ側に固着されているので、該ス トッパ23とは干渉しない。 また、アンローディングの状態では図4に示すように、テンションアーム21 はトグルバネ22によりF5 方向に付勢されており、テンションアーム21の操 作部にガタ等があったとしても、テープカセット71内のテープ51とは離反す る方向にガタつめされる状態になって、テープ51との干渉が生じにくい。
【0034】 以上のように構成された本実施例のテンションレギュレータのテープ移送中の 動作は、前記図1の第1実施例のものと同様であり、REW動作時においては、 同様に、供給リール52にブレーキが作用していない状態で巻き戻しが行われ、 更に、前述したように従来例のものよりもテンションアーム21が時計回りにか なり大きく回動した状態に保持されることから、テープ51がテンションポスト 1bに巻回される角度θが小さくなって、巻き戻し時のテープの移送抵抗を減じ ることができる。そして、同様にキャプスタンモータのREW動作時の負荷を軽 くすることができ、高速巻き戻しが可能となる。
【0035】 以上説明したように、本実施例のテンションレギュレータは、前記第1実施例 のものと比較して、より少ない構成部品によって構成することが可能であって、 コスト的に有利となる。更に、図1に示したテンションバネ5を使用しないこと から、第2の移送状態でのテンションアーム21の偏倚力を殆ど零に近い状態ま で小さくすることができ、F・F動作時およびREW動作時におけるテープ51 の巻き取り、巻き戻しの負荷を更に軽減することができる。
【0036】 次に、本考案の第3実施例を示すテンションレギュレータ機構について、図5 の(A),(B)の該機構の動作状態を示す図によって説明する。 本テンションレギュレータ機構も磁気記録テープの移送機構に組み込まれる機 構であって、図5の(A)は、記録再生動作時であるREC/PLAY動作時に おいて磁気テープ51に所定のテンションを与えながら給送する第1の移送状態 での作動状態を示す。また、図5の(B)は、巻き戻しであるREW動作時にお いて、テープ51を巻き戻しする第2の移送状態での作動状態を示している。な お、本装置の他の移送機構部も第1実施例のものと同様に前記図6で説明した機 構部と同一の構成を有している。
【0037】 上記テンションレギュレータ機構は、図5の(A),(B)に示すように、図 示しないシャーシに固着される支軸31aに軸支され、その延長線が上記支軸3 1aに接近するような長孔31cを有するテンションアーム31と、該テンショ ンアーム31の先端部に配設されたテンションポスト31bと、その先端に上記 長孔31cに摺動可能に嵌入するピン32aを有し、他端部がシャーシ50に支 持された弾性部材であって、偏倚力の伝達部材であるバネ32と、該テンション アーム31上の一部に支持される一端部61aと他端部61bが図示しないシャ ーシ50に支持されたテンションレギュレータベルト61と、上記ベルト61が 巻き付き可能なブレーキ板60と、シャーシに固着されるストッパであって、上 記テンションアーム21が時計回りに回動したとき当接するストッパ33とで構 成される。
【0038】 本機構のREC/PLAY時の第1の移送状態では、上記テンションアーム3 1は、図5に(A)に示すように、バネ32の付勢力F5 が反時計回りに働いて いる。そのとき、支軸31aと上記付勢力F6 の作用線間の距離をd3 とすると 、テンションアーム31の反時計回りの回転モーメントはF6 ×d3 で示される 。この回転モーメントによりテンションアーム31は反時計回りに回動し、前記 ベルト61は、ブレーキ板60に圧接した状態になり、テンションアーム31の 回動位置に応じたテンションが与えられ、供給リール52にブレーキ力が作用す る。
【0039】 一方、REW動作時における第2の移送状態では、図5の(B)に示すように 、上記テンションアーム31は、テープ51のテンションが作用して、時計回り に回動するが、そのとき、バネ32の先端部のピン32aが長孔31cに沿って 支軸31a側に移動する。従って、バネ32の付勢力による回転モーメントとし ては、支軸31aと上記付勢力F7 の作用線間の距離が極めて小さいため、殆ど ない状態になる。従って、テンションポスト31bを反時計回りに偏倚させよう とする前記回転モーメントが大幅に減じられたことになる。この状態でテープ5 1のテンションが作用するとテンションアーム31は、ストッパ33に当接した 状態に保持される。そこで、上記ストッパ33の位置を、より右側に位置させる ことによって、テンションアーム31は、大きく時計回りの位置まで回動させる ことができる。なお、この状態では、上記ベルト61はブレーキ板60から離さ れ、フリーの状態に保持される。
【0040】 なお、本テンションレギュレータ機構を図5の(B)に示す第2の状態から図 5の(A)に示す第1の移送状態への切り換え、また、図5の(A)に示す第1 の状態から図5の(B)に示す第2の移送状態への切り換え動作も前記第2実施 例のものと同様にして行うことができる。
【0041】 以上のように構成された本実施例のテンションレギュレータのテープ移送中の 動作は、前記図1の第1実施例のものと同様であり、REW動作時においては、 テンションレギュレータベルト61は緩んでおり、巻き戻しを行うキャプスタン モータの負荷が軽くなり、また、高速送りが可能となる。
【0042】 以上説明したように、本実施例のテンションレギュレータによると、前記第1 実施例のものと同様に、より少ない構成部品によって構成することが可能であっ て、コスト的に有利となる。また、長孔31cの形状によって、第2の移送状態 でのテンションアーム31の偏倚力を殆ど零にすることができ、REW動作時に おけるテープ51の巻き取り、巻き戻しの負荷を更に軽減することができる。
【0043】
上述のように本考案のテンションレギュレータは、上記帯状記録媒体を早送り 、または、巻き戻しする状態では、テンションポストへの偏倚力を減らして、上 記帯状記録媒体の移送に要する駆動力を小さくするようにしたので、早送り、ま たは、巻き戻し移送状態でのモータ負荷の低減と高速化を可能とするものである 。そして、モータ負荷が低減することから消費電力も低減できるなど数多くの顕 著な効果を有する。
【図1】本考案の第1実施例を示すテンションレギュレ
ータの動作状態を示す図であって、(A)は、REC/
PLAY動作時、(B)は、F・F動作時、または、R
EW動作時のテープ移送状態を示す図。
ータの動作状態を示す図であって、(A)は、REC/
PLAY動作時、(B)は、F・F動作時、または、R
EW動作時のテープ移送状態を示す図。
【図2】上記図1のテンションレギュレータを用いた磁
気記録再生装置におけるローディング機構の動作状態を
示す図。
気記録再生装置におけるローディング機構の動作状態を
示す図。
【図3】本考案の第2実施例を示すテンションレギュレ
ータの動作状態を示す図であって、(A)は、REC/
PLAY動作時、(B)は、REW動作時のテープ移送
状態を示す図。
ータの動作状態を示す図であって、(A)は、REC/
PLAY動作時、(B)は、REW動作時のテープ移送
状態を示す図。
【図4】上記図3のテンションレギュレータを用いた磁
気記録再生装置におけるテープカセットローディングの
動作状態を示す図。
気記録再生装置におけるテープカセットローディングの
動作状態を示す図。
【図5】本考案の第3実施例を示すテンションレギュレ
ータの動作状態を示す図であって、(A)は、REC/
PLAY動作時、(B)は、REW動作時のテープ移送
状態を示す図。
ータの動作状態を示す図であって、(A)は、REC/
PLAY動作時、(B)は、REW動作時のテープ移送
状態を示す図。
【図6】従来例のテンションレギュレータを用いた磁気
記録再生装置のテープ移送機構の概略を示す図。
記録再生装置のテープ移送機構の概略を示す図。
【図7】上記図6のテープ移送機構の供給リール回りの
断面図。
断面図。
【図8】上記図6のテンションレギュレータの動作状態
を示す図であって、(A)は、REC/PLAY動作
時、(B)は、F・F動作時、または、REW動作時の
テープ移送状態を示す図。
を示す図であって、(A)は、REC/PLAY動作
時、(B)は、F・F動作時、または、REW動作時の
テープ移送状態を示す図。
1,21,31 …………………テンションアーム 1b,21b,31b…………………テンションポスト 1a,21a,31a…………………支軸 1A …………………テンションアームの
第1の移送位置 1B …………………テンションアームの
第2の移送位置 2 …………………サブアーム(伝達
機構) 3,22,32 …………………テンションバネ
(弾性部材,伝達機構) 51 …………………磁気テープ(帯状
記録媒体) F1 ,F2 ,F3 ,F4 ,F5 …………………付勢力
(偏倚力) 図1,図3,図5の(A)の状態…………………第1の
移送状態 図1,図3,図5の(B)の状態…………………第2の
移送状態
第1の移送位置 1B …………………テンションアームの
第2の移送位置 2 …………………サブアーム(伝達
機構) 3,22,32 …………………テンションバネ
(弾性部材,伝達機構) 51 …………………磁気テープ(帯状
記録媒体) F1 ,F2 ,F3 ,F4 ,F5 …………………付勢力
(偏倚力) 図1,図3,図5の(A)の状態…………………第1の
移送状態 図1,図3,図5の(B)の状態…………………第2の
移送状態
Claims (1)
- 【請求項1】支軸の回りに回動可能に設けられ、自己の
所定部に設けられたテンションポストにより当該適用さ
れた帯状記録媒体に接して、その移送方向と交差する方
向の偏倚力を作用せしめることによって該帯状記録媒体
にテンションを加える得るようになされたテンションア
ームを有するテンションレギュレータにおいて、 上記偏倚力の発生源としての同一の弾性部材による偏倚
力が当該帯状記録媒体を記録、または、再生のために移
送せしめる第1の移送状態にあるときよりも、同帯状記
録媒体を早送り、または、巻き戻しのために移送せしめ
る第2の移送状態にあるときの方が小さくなるように上
記弾性部材から上記テンションポストに偏倚力を伝達す
る伝達機構を備えたことを特徴とするテンションレギュ
レータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3326892U JPH0590624U (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | テンションレギュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3326892U JPH0590624U (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | テンションレギュレータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0590624U true JPH0590624U (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=12381780
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3326892U Withdrawn JPH0590624U (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | テンションレギュレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0590624U (ja) |
-
1992
- 1992-05-20 JP JP3326892U patent/JPH0590624U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960801 |