JPH059130U - 架空送電線用難着雪リング - Google Patents
架空送電線用難着雪リングInfo
- Publication number
- JPH059130U JPH059130U JP6220991U JP6220991U JPH059130U JP H059130 U JPH059130 U JP H059130U JP 6220991 U JP6220991 U JP 6220991U JP 6220991 U JP6220991 U JP 6220991U JP H059130 U JPH059130 U JP H059130U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- overhead power
- power transmission
- snow
- transmission line
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- Pending
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 ヒンジ部4で連結された一対の剛性円弧部3
A、3Bの内周面に、架空送電線1に沿って流れる水滴
が通り抜け可能な太溝7と細溝8を交互に形成した。 【効果】 架空送電線の表面に沿って流れる水滴が難着
雪リングの所でせき止められて落下するときに氷結して
つららができることがあるが、上記構成によると、水滴
は溝7、8を通過し、難着雪リング2でせき止められる
ことがない。このためつららができず、つららの落下に
よる事故を防止できる。また太溝7と細溝8の間の凸部
9が変形して架空送電線の締め付け応力がほぼ一様にな
る。
A、3Bの内周面に、架空送電線1に沿って流れる水滴
が通り抜け可能な太溝7と細溝8を交互に形成した。 【効果】 架空送電線の表面に沿って流れる水滴が難着
雪リングの所でせき止められて落下するときに氷結して
つららができることがあるが、上記構成によると、水滴
は溝7、8を通過し、難着雪リング2でせき止められる
ことがない。このためつららができず、つららの落下に
よる事故を防止できる。また太溝7と細溝8の間の凸部
9が変形して架空送電線の締め付け応力がほぼ一様にな
る。
Description
【0001】
本考案は架空送電線用の難着雪リングに関するものである。
【0002】
架空送電線に湿った雪が付着すると、それが自重により架空送電線の撚り目に 沿って回転して、次第に太い筒雪に発達して行き、ついには雪の重みにより断線 や鉄塔倒壊などの事故に至ることがある。 このような事故を防止するため従来から、図2に示すように、架空送電線1に 適当な間隔でプラスチック製の難着雪リング2を取り付けることが行われている (実公昭52-42381号公報、実開昭60-147934 号公報等) 。
【0003】 この難着雪リング2は、一対の剛性円弧部3A、3Bを可撓性のあるヒンジ部 4で開閉可能に連結し、剛性円弧部3A、3Bの開放端側に嵌め込み式の結合部 5A、5Bを形成した構造となっている。剛性円弧部3A、3Bの内面には周方 向に架空送電線1を締めつけると潰れるリブ6が形成され、これにより架空送電 線1の締付けを確実にしている。
【0004】
架空送電線の周囲の気温が0℃以下で、架空送電線表面の温度が約5℃以上の 場合、架空送電線に雪が付着すると、付着した雪は電線表面で融けて水滴となり 、それが電線表面に沿って流れ、難着雪リングの所でせき止められて落下する。 その際、難着雪リングの構成材料が熱伝導性のよくないプラスチックであり、か つ周囲気温が0℃以下であることから、難着雪リング上で水滴が氷結することが ある。この結氷は時間の経過と共に成長し、長さ数10cmのつららとなることがあ り、そのつららが自重や温度上昇により落下して事故を起こす危険性がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上記のような課題を解決した難着雪リングを提供するもので、その 構成は、一対の剛性円弧部をヒンジ部で開閉可能に連結し、剛性円弧部の開放端 側に嵌め込み式結合部を形成してなる架空送電線用難着雪リングにおいて、前記 剛性円弧部の内周面に、架空送電線表面に沿って流れる水滴を通過させる太溝と 細溝を周方向に所定の間隔をおいて交互に形成したことを特徴とするものである 。
【0006】
難着雪リングの取付け部につららが発生するのは、架空送電線表面に沿って流 れる水滴が難着雪リングによりせき止められ、それが落下するまでに外気温によ り冷却されて氷結するためである。つまり架空送電線表面に沿って流れる水は架 空送電線表面に付着しているうちは氷結せず、電線表面から直接落下するぶんに は氷結のおそれはないということである。 したがって難着雪リングの剛性円弧部の内面に上記のような溝を形成し、架空 送電線表面に沿って流れる水滴が、それらの溝を通り抜けるようにしておけば、 難着雪リング取付け部につららが発生するおそれはなくなる。
【0007】 なお通常の場合、架空送電線表面の水滴は最外層素線の間の溝に沿って流れる ので、水滴の通り抜けを最も容易にするためには、太溝を架空送電線の最外層素 線の間の溝に対応させて形成することが望ましい。
【0008】 一方、剛性円弧部の内面に電線方向の多数の溝を形成すると、従来のように架 空送電線の締付けを確実にするための、周方向に連続するリブを形成することが できない。そこで本考案では、太溝と細溝を交互に形成することにより、溝と溝 の間の凸部を小さくし、それらの凸部が締付けの際に架空送電線の表面形状に合 わせて変形するようにして、架空送電線の締付けを確実にした。
【0009】
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例を示す。この難着雪リング2は、一対の剛性円弧部3 A、3Bをヒンジ部4で開閉可能に連結し、剛性円弧部3A、3Bの開放端側に 嵌め込み式の結合部5A、5Bを設けた点では従来と同様であるが、剛性円弧部 3A、3Bの内周面に、架空送電線1に沿って流れる水滴を通過させる太溝7と 細溝8を周方向に所定の間隔をおいて交互に形成した点に特徴がある。
【0010】 太溝7の内径は5〜8mm程度、細溝8の内径は2〜5mm程度である。太溝7は 、水滴をより通り抜けやすくするため、架空送電線1の最外層素線の間の溝に対 応させて形成されている。またこのようにすると細溝8は最外層素線の頂部に位 置し、太溝7と細溝8の間の凸部9が最外層素線を跨ぐように変形するため、架 空送電線1の締付けが確実になる。 なお架空送電線1を締め付けるときに凸部9を変形させるためには、剛性円弧 部3A、3Bの内面の(溝7、8がない状態での)曲率半径を、架空送電線1の 半径より若干小さくしておけばよいことは勿論である。
【0011】 次に本考案の難着雪リングと従来の難着雪リングの試験結果を説明する。本考 案の難着雪リングは図1のような構造で、太溝7の内径は6mm、細溝8の内径は 3mmである。一方、従来の難着雪リングは図2のような構造である。いずれも材 質はポリカーボネートである。これらの難着雪リングを2°〜4°の傾きで張設 した電線に取り付け、周囲温度を約−2℃に保ち、電線外周面温度を約5℃に保 って、電線表面に1滴/秒の割で約5℃の水を流した。
【0012】 この状態で12時間経過した後の二つの難着雪リングを観察したところ、従来の 難着雪リングには長さ約1cm、根元の直径約4mmのつららが2本が発生したが、 本考案の難着雪リングにはつららの発生は見られなかった。
【0013】
以上説明したように本考案に係る難着雪リングは、剛性円弧部の内周面に架空 送電線に沿って流れる水滴を通過させる太溝と細溝が形成されているので、架空 送電線表面に沿って流れる水滴は、これらの溝の中を通り抜けてしまい、難着雪 リングでせき止められて落下することがなくなる。このため架空送電線の難着雪 リング取付け部でつららが発生するのを防止でき、したがってつららの落下によ る事故を未然に防止できる。また太溝と細溝の間の凸部が変形して架空送電線を 締め付けるので、架空送電線を確実に締め付けることができ、かつ架空送電線の 径に多少のバラツキがあっても締め付け応力をほぼ一様にできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る難着雪リングの一実施例を示す
断面図。
断面図。
【図2】 従来の難着雪リングの一例を示す断面図。
1:架空送電線 2:難着雪リング 3A、3B:
剛性円弧部 4:ヒンジ部 5A、5B:結合部 7:太溝
8:細溝 9:凸部
剛性円弧部 4:ヒンジ部 5A、5B:結合部 7:太溝
8:細溝 9:凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中村 信之 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 一対の剛性円弧部をヒンジ部で開閉可能
に連結し、剛性円弧部の開放端側に嵌め込み式結合部を
形成してなる架空送電線用難着雪リングにおいて、前記
剛性円弧部の内周面に、架空送電線表面に沿って流れる
水滴を通過させる太溝と細溝を周方向に所定の間隔をお
いて交互に形成したことを特徴とする架空送電線用難着
雪リング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6220991U JPH059130U (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 架空送電線用難着雪リング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6220991U JPH059130U (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 架空送電線用難着雪リング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH059130U true JPH059130U (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=13193521
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6220991U Pending JPH059130U (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 架空送電線用難着雪リング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH059130U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5260381A (en) * | 1975-11-13 | 1977-05-18 | Toyota Auto Body Co Ltd | Preventing device for noize of band brake |
| JPS5432463U (ja) * | 1977-08-09 | 1979-03-03 | ||
| JP2011130559A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Kansai Electric Power Co Inc:The | 架空電線用把持装置 |
-
1991
- 1991-07-12 JP JP6220991U patent/JPH059130U/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5260381A (en) * | 1975-11-13 | 1977-05-18 | Toyota Auto Body Co Ltd | Preventing device for noize of band brake |
| JPS5432463U (ja) * | 1977-08-09 | 1979-03-03 | ||
| JP2011130559A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Kansai Electric Power Co Inc:The | 架空電線用把持装置 |
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