JPH0592087A - 自動車用ヘツドレストの製造方法 - Google Patents
自動車用ヘツドレストの製造方法Info
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- JPH0592087A JPH0592087A JP3253665A JP25366591A JPH0592087A JP H0592087 A JPH0592087 A JP H0592087A JP 3253665 A JP3253665 A JP 3253665A JP 25366591 A JP25366591 A JP 25366591A JP H0592087 A JPH0592087 A JP H0592087A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- headrest
- synthetic resin
- hole
- core material
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- Pending
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発泡性合成樹脂を使用した自動車用のヘッド
レストの製造において、発泡に際し、ヘッドレストの芯
材内部に上記合成樹脂が侵入しないようにする。 【構成】 ヘッドレストの回動機構が内設された芯材2
を金型内5に内装し、ついで発泡性合成樹脂を射出ノズ
ル52aから上記金型5内に射出するヘッドレストの製
造方法において、上記芯材2の外面に形成した孔25に
熱可塑性樹脂7を充填して孔25を閉止した状態で発泡
性合成樹脂を射出して成形する。
レストの製造において、発泡に際し、ヘッドレストの芯
材内部に上記合成樹脂が侵入しないようにする。 【構成】 ヘッドレストの回動機構が内設された芯材2
を金型内5に内装し、ついで発泡性合成樹脂を射出ノズ
ル52aから上記金型5内に射出するヘッドレストの製
造方法において、上記芯材2の外面に形成した孔25に
熱可塑性樹脂7を充填して孔25を閉止した状態で発泡
性合成樹脂を射出して成形する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型内に発泡性合成樹
脂を射出して製造する自動車用ヘッドレストの製造方法
に関するものである。
脂を射出して製造する自動車用ヘッドレストの製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用のヘッドレストは、自動車のシ
ートに着座している者の頭部を休めるため、また、とき
によっては頭部を衝撃から保護するために装着されたも
のであり、通常、弾力性がありかつ構造的な強度を有す
る材料をからつくられる。
ートに着座している者の頭部を休めるため、また、とき
によっては頭部を衝撃から保護するために装着されたも
のであり、通常、弾力性がありかつ構造的な強度を有す
る材料をからつくられる。
【0003】このような目的に合致した材料として、古
くはゴムが多用されたが、近年合成化学の発達により、
ウレタンフォームなどの発泡性の合成樹脂が採用される
場合が多い。発泡性の合成樹脂は、発泡しながら固まる
性質を有しているものである。発泡して固まった上記合
成樹脂は、内部に微小な気泡を多数有するため弾力性が
あり、しかも保形性も良好であるから緩衝材として優れ
ている。また製造上の取扱いも容易であるためシートや
ヘッドレストなどクッション性を要するものの製造原料
として最適である。
くはゴムが多用されたが、近年合成化学の発達により、
ウレタンフォームなどの発泡性の合成樹脂が採用される
場合が多い。発泡性の合成樹脂は、発泡しながら固まる
性質を有しているものである。発泡して固まった上記合
成樹脂は、内部に微小な気泡を多数有するため弾力性が
あり、しかも保形性も良好であるから緩衝材として優れ
ている。また製造上の取扱いも容易であるためシートや
ヘッドレストなどクッション性を要するものの製造原料
として最適である。
【0004】ところで、このようなヘッドレストは、図
6に示すように自動車のシートバックSの頂部に着脱自
在に設けられるものであり、中心部の芯材2とその周り
のクッション材3とヘッドレスト1をシートバックSに
嵌合させるポール4とからなる。そして芯材2の内部は
空洞とされ、その空洞の中に装着したヘッドレスト1の
角度を変える回動機構20が設けられることが多い。例
えば、回動機構20は一対のポール4の上部に設けられ
たブラケット21とこのブラケット21とに回動軸22
によって回動自在に軸支された回動板23から構成さ
れ、回動板23は芯材2に一体に固設してなるものが一
般的である。このように構成することにより、回動板2
3は回動軸22を中心として回動自在となるため、回動
板23に一体に固設された芯材2、ひいてはこの芯材2
を内設したヘッドレスト1は、シートバックSに装着さ
れた状態で自在に前後に角度を変えることができる。
6に示すように自動車のシートバックSの頂部に着脱自
在に設けられるものであり、中心部の芯材2とその周り
のクッション材3とヘッドレスト1をシートバックSに
嵌合させるポール4とからなる。そして芯材2の内部は
空洞とされ、その空洞の中に装着したヘッドレスト1の
角度を変える回動機構20が設けられることが多い。例
えば、回動機構20は一対のポール4の上部に設けられ
たブラケット21とこのブラケット21とに回動軸22
によって回動自在に軸支された回動板23から構成さ
れ、回動板23は芯材2に一体に固設してなるものが一
般的である。このように構成することにより、回動板2
3は回動軸22を中心として回動自在となるため、回動
板23に一体に固設された芯材2、ひいてはこの芯材2
を内設したヘッドレスト1は、シートバックSに装着さ
れた状態で自在に前後に角度を変えることができる。
【0005】このようなヘッドレスト1は、図3ないし
図5に示すように、上型51および下型52からなる金
型5に芯材2を内装し、図3の射出ノズル52aから発
泡性合成樹脂を射出して金型5の内部で発泡させて製造
されるのが一般的である。
図5に示すように、上型51および下型52からなる金
型5に芯材2を内装し、図3の射出ノズル52aから発
泡性合成樹脂を射出して金型5の内部で発泡させて製造
されるのが一般的である。
【0006】ところで、上記のように芯材2を金型5の
内部に装着した場合、芯材2の空洞部分には回動機構2
0が内設されており、しかもそれからポール4が芯材2
および金型5を貫通して外部に突出していること、およ
びヘッドレスト1の回動量を確保するために芯材2の表
面には長孔24が穿孔されていることから、金型5の内
部で合成樹脂を発泡させたとき、上記長孔24から発泡
した合成樹脂が芯材2の内部に侵入し、回動機構20に
付着して芯材2のスムーズな回動を阻害することがあ
る。
内部に装着した場合、芯材2の空洞部分には回動機構2
0が内設されており、しかもそれからポール4が芯材2
および金型5を貫通して外部に突出していること、およ
びヘッドレスト1の回動量を確保するために芯材2の表
面には長孔24が穿孔されていることから、金型5の内
部で合成樹脂を発泡させたとき、上記長孔24から発泡
した合成樹脂が芯材2の内部に侵入し、回動機構20に
付着して芯材2のスムーズな回動を阻害することがあ
る。
【0007】そこで、上記のような不都合を回避するた
めに、芯材2の長孔24が形成された面と金型5の内面
との間にパッキン材6を挾持させることが行われる。こ
うすることによって、上記長孔24からの樹脂の侵入は
防止することができる。
めに、芯材2の長孔24が形成された面と金型5の内面
との間にパッキン材6を挾持させることが行われる。こ
うすることによって、上記長孔24からの樹脂の侵入は
防止することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように芯材2の孔の開いた面と金型5の内面とが接触す
るような場合には、それらの間にパッキン材6を嵌挿す
ることによって芯材2の内部への樹脂の侵入を防止する
ことはできるが、上記接触が行われない部分に孔が存在
する場合には、パッキン材6を挾持することができない
ため、有効に孔を閉止することは難しい。従来、粘着テ
ープを貼付してその孔を閉止することが行われていた
が、孔の開いた部分が同一面上にあるときはまだしも、
凹凸部分に穿孔された孔である場合など、効果的に粘着
テープを貼付することは困難であり、畢竟手間と時間と
がかかり、発泡性の合成樹脂を用いたヘッドレスト製造
上のネックとなっていた。
ように芯材2の孔の開いた面と金型5の内面とが接触す
るような場合には、それらの間にパッキン材6を嵌挿す
ることによって芯材2の内部への樹脂の侵入を防止する
ことはできるが、上記接触が行われない部分に孔が存在
する場合には、パッキン材6を挾持することができない
ため、有効に孔を閉止することは難しい。従来、粘着テ
ープを貼付してその孔を閉止することが行われていた
が、孔の開いた部分が同一面上にあるときはまだしも、
凹凸部分に穿孔された孔である場合など、効果的に粘着
テープを貼付することは困難であり、畢竟手間と時間と
がかかり、発泡性の合成樹脂を用いたヘッドレスト製造
上のネックとなっていた。
【0009】本発明は、従来の上述のような不都合を解
消するためになされたものであり、発泡性合成樹脂を使
用した自動車用のヘッドレストの製造において、パッキ
ン材6の嵌挿によって対処することができないヘッドレ
スト1の芯材2内部への合成樹脂の侵入を、効果的に防
止することができる製造方法を提供することを目的とす
るものである。
消するためになされたものであり、発泡性合成樹脂を使
用した自動車用のヘッドレストの製造において、パッキ
ン材6の嵌挿によって対処することができないヘッドレ
スト1の芯材2内部への合成樹脂の侵入を、効果的に防
止することができる製造方法を提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用ヘッド
レストの製造方法は、ヘッドレストの回動機構が内設さ
れた芯材を金型内に内装し、ついで発泡性合成樹脂を上
記金型内に射出するヘッドレストの製造方法において、
上記芯材の外面に形成した孔に熱可塑性樹脂を充填する
ことによってこの孔を閉止し、その状態で発泡性合成樹
脂を金型内に射出して成形することを特徴とするもので
ある。
レストの製造方法は、ヘッドレストの回動機構が内設さ
れた芯材を金型内に内装し、ついで発泡性合成樹脂を上
記金型内に射出するヘッドレストの製造方法において、
上記芯材の外面に形成した孔に熱可塑性樹脂を充填する
ことによってこの孔を閉止し、その状態で発泡性合成樹
脂を金型内に射出して成形することを特徴とするもので
ある。
【0011】
【作用】本発明の自動車用ヘッドレストの製造方法によ
れば、熱可塑性樹脂を用いて、ヘッドレストの芯材外面
に形成した孔に充填するものであるため、熱可塑性樹脂
を加熱して柔らかくし、自在に変形させて孔を完全に閉
止することができる。従って、ヘッドレストの製造時に
金型に発泡性合成樹脂を射出して発泡させた際、芯材内
部に発泡した樹脂が侵入することはない。
れば、熱可塑性樹脂を用いて、ヘッドレストの芯材外面
に形成した孔に充填するものであるため、熱可塑性樹脂
を加熱して柔らかくし、自在に変形させて孔を完全に閉
止することができる。従って、ヘッドレストの製造時に
金型に発泡性合成樹脂を射出して発泡させた際、芯材内
部に発泡した樹脂が侵入することはない。
【0012】
【実施例】本発明に係るヘッドレスト1は、図6に示す
ように、芯材2とその外周に形成させたクッション材3
と芯材2内部から外部に突出したポール4とから構成さ
れる。そしてその製造は、図3ないし図5に示すよう
に、芯材2が内装された金型5の中に発泡性合成樹脂を
射出することによって行うものである。
ように、芯材2とその外周に形成させたクッション材3
と芯材2内部から外部に突出したポール4とから構成さ
れる。そしてその製造は、図3ないし図5に示すよう
に、芯材2が内装された金型5の中に発泡性合成樹脂を
射出することによって行うものである。
【0013】以下図3に例示する金型5を使用する場合
について説明する。金型5は、下面に芯材2を係止する
平板状の上型51と内面がヘッドレスト1の外形を形成
するように加工された箱型の下型52とから構成されて
いる。発泡性合成樹脂は下型52の側部に設けられた射
出ノズル52aから金型5内に供給される。
について説明する。金型5は、下面に芯材2を係止する
平板状の上型51と内面がヘッドレスト1の外形を形成
するように加工された箱型の下型52とから構成されて
いる。発泡性合成樹脂は下型52の側部に設けられた射
出ノズル52aから金型5内に供給される。
【0014】本発明において使用する発泡性合成樹脂
は、加熱することによって発泡しながら硬化する合成樹
脂である。このような発泡性合成樹脂としてはポリスチ
レンやポリウレタンなどが例示される。
は、加熱することによって発泡しながら硬化する合成樹
脂である。このような発泡性合成樹脂としてはポリスチ
レンやポリウレタンなどが例示される。
【0015】芯材2の外枠は、金属製の蓋体2aとこの
蓋体2aによって閉止される合成樹脂製の箱体2bとか
らなる。2cは蓋体2aの外表面に両端部が垂直に溶接
されたC字形状の骨体であり、ヘッドレスト1全体の補
強効果を高める役目を担っている。箱体2bの内部は空
洞とされており、この空洞には図6に示すようにヘッド
レスト1の回動機構20が内装されている。この回動機
構20は、蓋体2aの内面に立設された一対の回動板2
3とポール4の上端に固設された一対のブラケット21
とからなり、それらは回動軸22によって互いに回動自
在に軸支されているため、回動板23がブラケット21
に対して回動軸22周りに回転することができる。な
お、図6におけるポール4の上端は、箱体2bの底部に
穿孔された長孔24から箱体2b内部に没入するように
されている。
蓋体2aによって閉止される合成樹脂製の箱体2bとか
らなる。2cは蓋体2aの外表面に両端部が垂直に溶接
されたC字形状の骨体であり、ヘッドレスト1全体の補
強効果を高める役目を担っている。箱体2bの内部は空
洞とされており、この空洞には図6に示すようにヘッド
レスト1の回動機構20が内装されている。この回動機
構20は、蓋体2aの内面に立設された一対の回動板2
3とポール4の上端に固設された一対のブラケット21
とからなり、それらは回動軸22によって互いに回動自
在に軸支されているため、回動板23がブラケット21
に対して回動軸22周りに回転することができる。な
お、図6におけるポール4の上端は、箱体2bの底部に
穿孔された長孔24から箱体2b内部に没入するように
されている。
【0016】以上のように構成された芯材2が、図1ま
たは図3に示すパッキン材6を介して上型51に装着さ
れる。この装着は、まず、パッキン材6の長手方向中心
線に沿って並設された一対の嵌挿孔61にポール4を通
し、その後上記嵌挿孔61に対応して穿孔された上型5
1の嵌挿孔51aにポール4を差し込む。そして、上型
51と箱体2bとがパッキン材6を介して圧接される。
また、この芯材2の上型51への係止は、図1または図
3に示すように外部に突出したポール4に嵌合させる係
止片51bを螺子止めすることによって行う。
たは図3に示すパッキン材6を介して上型51に装着さ
れる。この装着は、まず、パッキン材6の長手方向中心
線に沿って並設された一対の嵌挿孔61にポール4を通
し、その後上記嵌挿孔61に対応して穿孔された上型5
1の嵌挿孔51aにポール4を差し込む。そして、上型
51と箱体2bとがパッキン材6を介して圧接される。
また、この芯材2の上型51への係止は、図1または図
3に示すように外部に突出したポール4に嵌合させる係
止片51bを螺子止めすることによって行う。
【0017】以上のように箱体2bと上型51との間に
パッキン材6を介在させることによって、箱体2bの面
上に開いた孔を閉止することはできるが、箱体2bの表
面が金型5の内面に当接しない部分に開いた孔は、パッ
キン材6を介在させることができないため、従来粘着テ
ープを貼付することによって閉止していた。
パッキン材6を介在させることによって、箱体2bの面
上に開いた孔を閉止することはできるが、箱体2bの表
面が金型5の内面に当接しない部分に開いた孔は、パッ
キン材6を介在させることができないため、従来粘着テ
ープを貼付することによって閉止していた。
【0018】例えば、図6に示すように、蓋体2aの表
面には加工時に必要な一対の作業孔25が設けられてい
る。そして、それらに亙って短冊状の平板2dが溶接さ
れ、それには骨体2cが更に溶接されているが、作業孔
25の両端部は開放された状態とされている。このよう
な部分を粘着テープの貼付によって閉止しようとすれ
ば、蓋体2aの表面と平板2dの表面との段差のついた
2平面に亙って貼付しなければならないため、その作業
は面倒であり人手と時間がかかるうえ、完全に閉止する
ことは困難であった。
面には加工時に必要な一対の作業孔25が設けられてい
る。そして、それらに亙って短冊状の平板2dが溶接さ
れ、それには骨体2cが更に溶接されているが、作業孔
25の両端部は開放された状態とされている。このよう
な部分を粘着テープの貼付によって閉止しようとすれ
ば、蓋体2aの表面と平板2dの表面との段差のついた
2平面に亙って貼付しなければならないため、その作業
は面倒であり人手と時間がかかるうえ、完全に閉止する
ことは困難であった。
【0019】図2は図1のA−A断面図であり、上段は
作業孔25に熱可塑性樹脂7を充填した直後の状態、下
段は熱可塑性樹脂7が金型5内に射出され、それが加熱
されて発泡した状態を示す。すなわち、本発明において
は、図1または図2上段に示すように作業孔25に、粘
着テープを貼り付ける代わりに、そこに熱可塑性の樹脂
7を充填して閉止するのである。
作業孔25に熱可塑性樹脂7を充填した直後の状態、下
段は熱可塑性樹脂7が金型5内に射出され、それが加熱
されて発泡した状態を示す。すなわち、本発明において
は、図1または図2上段に示すように作業孔25に、粘
着テープを貼り付ける代わりに、そこに熱可塑性の樹脂
7を充填して閉止するのである。
【0020】熱可塑性樹脂7は、加熱により反応が起る
ことなく軟化して塑性を示し、冷却すると固化する。そ
して、冷却と加熱を繰り返しても塑性が可逆的に保持さ
れるような樹脂である。
ことなく軟化して塑性を示し、冷却すると固化する。そ
して、冷却と加熱を繰り返しても塑性が可逆的に保持さ
れるような樹脂である。
【0021】このような樹脂を例示すれば、付加重合系
のものとしてはポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
スチレン、ポリ塩化ビニリデン、フッ素樹脂、ポリメタ
クリル酸メチルなどがあげられ、重縮合系のものとして
は、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポ
リフェニレンオキシドなどがあげられ、重付加系のもの
としては可塑性ポリウレタンがあげられ、開環重合系の
ものとしてはポリアセタールなどがあげられる。通常こ
れらの熱可塑性樹脂は粒状または粉末状で市販されてい
る場合が多いが、本発明方法を実施するためには、棒状
に予め成形されているものを用いるのが好ましい。
のものとしてはポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
スチレン、ポリ塩化ビニリデン、フッ素樹脂、ポリメタ
クリル酸メチルなどがあげられ、重縮合系のものとして
は、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポ
リフェニレンオキシドなどがあげられ、重付加系のもの
としては可塑性ポリウレタンがあげられ、開環重合系の
ものとしてはポリアセタールなどがあげられる。通常こ
れらの熱可塑性樹脂は粒状または粉末状で市販されてい
る場合が多いが、本発明方法を実施するためには、棒状
に予め成形されているものを用いるのが好ましい。
【0022】開口部を閉止するために、上記棒状の熱可
塑性樹脂7をいわゆる金属のろう付けと同じ要領で加熱
用具によって加熱し、それを作業孔25周辺に押し当て
るようにする。そうすると、熱可塑性樹脂7は軟化して
流動状態を呈するため、図2の上段に示すように開口の
形状や状態に拘りなく周りの蓋体2aの縁部と平板2d
の縁部とに付着して容易に作業孔25を塞ぐことができ
る。
塑性樹脂7をいわゆる金属のろう付けと同じ要領で加熱
用具によって加熱し、それを作業孔25周辺に押し当て
るようにする。そうすると、熱可塑性樹脂7は軟化して
流動状態を呈するため、図2の上段に示すように開口の
形状や状態に拘りなく周りの蓋体2aの縁部と平板2d
の縁部とに付着して容易に作業孔25を塞ぐことができ
る。
【0023】熱可塑性樹脂による作業孔25の閉止が完
了すると、図1または図2に示すように芯材2を下にし
て上型51を下型52に被せ、下型52の上縁四隅に立
設した雄螺子52bに、それに対応して設けた上型51
の嵌合孔51dを嵌合させ、ナット52cを螺着して上
型51を下型52に締結する。この状態で金型5内への
芯材2の装着が完了する。
了すると、図1または図2に示すように芯材2を下にし
て上型51を下型52に被せ、下型52の上縁四隅に立
設した雄螺子52bに、それに対応して設けた上型51
の嵌合孔51dを嵌合させ、ナット52cを螺着して上
型51を下型52に締結する。この状態で金型5内への
芯材2の装着が完了する。
【0024】ついで、射出ノズル52aから所定の発泡
性合成樹脂の出発原料の所定量を金型5内に射出し、金
型5ごと所定の温度に加熱する。そうすると、上記出発
原料はこの加熱によってガスを発生しながら重合反応が
進行し、多孔質のクッション材3(図2下段の点描で表
示)が形成され、図6に示すようにその内部に芯材2が
内包されたヘッドレスト1を得ることができる。作業孔
25を閉止した熱可塑性樹脂7は、金型5内に射出され
た発泡性合成樹脂を加熱して発泡させる工程において、
図2の下段に示すように軟化して発泡後の合成樹脂と一
体化する。従って、作業孔25から芯材2の内部への発
泡性合成樹脂の侵入は有効に防止することができる。
性合成樹脂の出発原料の所定量を金型5内に射出し、金
型5ごと所定の温度に加熱する。そうすると、上記出発
原料はこの加熱によってガスを発生しながら重合反応が
進行し、多孔質のクッション材3(図2下段の点描で表
示)が形成され、図6に示すようにその内部に芯材2が
内包されたヘッドレスト1を得ることができる。作業孔
25を閉止した熱可塑性樹脂7は、金型5内に射出され
た発泡性合成樹脂を加熱して発泡させる工程において、
図2の下段に示すように軟化して発泡後の合成樹脂と一
体化する。従って、作業孔25から芯材2の内部への発
泡性合成樹脂の侵入は有効に防止することができる。
【0025】図4は金型5の他の例を示す一部切欠き斜
視図であり、図5はそのA−A断面図である。この金型
5の場合は、上型51と下型52とが一方の側で蝶番5
3によって回動自在に結合されている。他方の側には、
下型52を閉止した上型51を押え付けるための左右一
対の押圧クランプ55(一方のみ図示)と、結合した上
型51と下型52とを係止する係止クランプ54とが設
けられている。
視図であり、図5はそのA−A断面図である。この金型
5の場合は、上型51と下型52とが一方の側で蝶番5
3によって回動自在に結合されている。他方の側には、
下型52を閉止した上型51を押え付けるための左右一
対の押圧クランプ55(一方のみ図示)と、結合した上
型51と下型52とを係止する係止クランプ54とが設
けられている。
【0026】押圧クランプ55は、下型52の側部に設
けられたブラケット55cに軸55dによって回動自在
に軸支されたS字形押圧具55bからなっている。この
S字形押圧具55bは、その上部先端に押圧片55aが
付設され、他端には把手55fが設けられて、バネなど
の付勢手段55eによって時計方向に付勢されている。
けられたブラケット55cに軸55dによって回動自在
に軸支されたS字形押圧具55bからなっている。この
S字形押圧具55bは、その上部先端に押圧片55aが
付設され、他端には把手55fが設けられて、バネなど
の付勢手段55eによって時計方向に付勢されている。
【0027】係止クランプ54は、下型52の側面に設
けられたブラケット54cと、このブラケット54cに
軸54d周りに回動自在に軸支された連結片54gと、
この連結片54gに軸54e周りに回動自在に軸支され
たS字形状の係止具54bとからなっている。そして、
係止具54bの上部先端には、上型51上に穿孔された
樹脂供給孔54fに対応するように独楽形の閉止栓54
aが設けられている。この金型5のその他の構成は、噴
射ノズル52aが下型52に付設されていないこと、お
よび上型51に後述する樹脂供給孔54fが設けられて
いること以外は、先に説明したものと全く同じである。
けられたブラケット54cと、このブラケット54cに
軸54d周りに回動自在に軸支された連結片54gと、
この連結片54gに軸54e周りに回動自在に軸支され
たS字形状の係止具54bとからなっている。そして、
係止具54bの上部先端には、上型51上に穿孔された
樹脂供給孔54fに対応するように独楽形の閉止栓54
aが設けられている。この金型5のその他の構成は、噴
射ノズル52aが下型52に付設されていないこと、お
よび上型51に後述する樹脂供給孔54fが設けられて
いること以外は、先に説明したものと全く同じである。
【0028】この金型5は以上のように構成されている
ので、芯材2は、上型51を蝶番53を中心として跳ね
上げてから上型51に装着される。芯材2の装着が完了
すれば、蝶番53を中心に上型51を回動させて下型5
2に被せ、押圧クランプ55の把手55fを操作してS
字形押圧具55bを時計方向に軸55dを中心に回動さ
せて、押圧片55aによって上型51を押え付ける。こ
の場合、S字形押圧具55bは付勢手段55eによって
時計方向に付勢されているため、その付勢力によって把
手55fから手を離しても、上型51に対する押圧は保
持されている。
ので、芯材2は、上型51を蝶番53を中心として跳ね
上げてから上型51に装着される。芯材2の装着が完了
すれば、蝶番53を中心に上型51を回動させて下型5
2に被せ、押圧クランプ55の把手55fを操作してS
字形押圧具55bを時計方向に軸55dを中心に回動さ
せて、押圧片55aによって上型51を押え付ける。こ
の場合、S字形押圧具55bは付勢手段55eによって
時計方向に付勢されているため、その付勢力によって把
手55fから手を離しても、上型51に対する押圧は保
持されている。
【0029】そしてこの状態で、発泡性合成樹脂が図示
のないノズルから樹脂供給孔54fを介して金型5内に
供給される。
のないノズルから樹脂供給孔54fを介して金型5内に
供給される。
【0030】金型5内への樹脂の供給の完了後、係止ク
ランプ54の係止具54bを軸54eを中心として時計
方向に回動させて、その先端の閉止栓54aを樹脂供給
孔54fに嵌合させる。その状態で連結片54gを軸5
4dを中心として反時計方向に回動させると、閉止栓5
4aが樹脂供給孔54fに嵌合した状態で下向きに押し
付けられることにより係止クランプ54は金型5の上型
51と下型52とを係止する。
ランプ54の係止具54bを軸54eを中心として時計
方向に回動させて、その先端の閉止栓54aを樹脂供給
孔54fに嵌合させる。その状態で連結片54gを軸5
4dを中心として反時計方向に回動させると、閉止栓5
4aが樹脂供給孔54fに嵌合した状態で下向きに押し
付けられることにより係止クランプ54は金型5の上型
51と下型52とを係止する。
【0031】金型5内におけるヘッドレスト1形成後の
上型51の開放は、以上の操作の逆を行えばよい。
上型51の開放は、以上の操作の逆を行えばよい。
【0032】この金型5を使用すれば、下型52に対す
る上型51の着脱が容易であるから、作業の合理化上好
都合である。
る上型51の着脱が容易であるから、作業の合理化上好
都合である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動車用
ヘッドレストの製造方法は、ヘッドレストの芯材の外面
に形成した孔に熱可塑性樹脂を充填してその孔を閉止し
て後、発泡性合成樹脂を芯材の内装された金型に射出し
て製造するものであるため、従来の粘着テープ貼付によ
る孔の閉止に比し形状や部位に拘りなく完全な閉止を行
うことができる。従って、芯材内部への発泡性合成樹脂
の侵入を完全に遮断することができるため、芯材内部へ
の発泡性合成樹脂の侵入による製品の不良を完全になく
すことができる。
ヘッドレストの製造方法は、ヘッドレストの芯材の外面
に形成した孔に熱可塑性樹脂を充填してその孔を閉止し
て後、発泡性合成樹脂を芯材の内装された金型に射出し
て製造するものであるため、従来の粘着テープ貼付によ
る孔の閉止に比し形状や部位に拘りなく完全な閉止を行
うことができる。従って、芯材内部への発泡性合成樹脂
の侵入を完全に遮断することができるため、芯材内部へ
の発泡性合成樹脂の侵入による製品の不良を完全になく
すことができる。
【0034】また、熱可塑性樹脂は加熱することによっ
て軟化し、極めて高い流動性を示すため、孔の閉止作業
が容易であり、従来に比し大幅な製造工数の短縮を図る
ことができる。
て軟化し、極めて高い流動性を示すため、孔の閉止作業
が容易であり、従来に比し大幅な製造工数の短縮を図る
ことができる。
【図1】本発明方法の実施に用いる金型の一例を示す断
面図である。
面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明方法の実施に用いる金型の一例を示す一
部切欠き断面図である。
部切欠き断面図である。
【図4】本発明を実施するための金型の他の例を示す一
部切欠き斜視図である。
部切欠き斜視図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】ヘッドレストをシートバックに装着した状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
1 ヘッドレスト 2 芯材 2a 蓋体 2b 箱体 2c 骨体 3 クッション材 4 ポール 5 金型 51 上型 51a 嵌挿孔 51b 係止片 52 下型 52a 射出ノズル 52b雄螺子 6 パッキン材 7 熱可塑性樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹村 喜八郎 広島県安芸郡府中町新地1番14号 デルタ 工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 ヘッドレストの回動機構が内設された芯
材を金型内に内装し、ついで発泡性合成樹脂を上記金型
内に射出するヘッドレストの製造方法において、上記芯
材の外面に形成した孔に熱可塑性樹脂を充填することに
よってこの孔を閉止し、その状態で発泡性合成樹脂を金
型内に射出して成形することを特徴とする自動車用ヘッ
ドレストの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3253665A JPH0592087A (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 自動車用ヘツドレストの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3253665A JPH0592087A (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 自動車用ヘツドレストの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0592087A true JPH0592087A (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=17254481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3253665A Pending JPH0592087A (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 自動車用ヘツドレストの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0592087A (ja) |
-
1991
- 1991-10-01 JP JP3253665A patent/JPH0592087A/ja active Pending
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