JPH0592596U - 噴霧給油装置 - Google Patents

噴霧給油装置

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JPH0592596U
JPH0592596U JP3888592U JP3888592U JPH0592596U JP H0592596 U JPH0592596 U JP H0592596U JP 3888592 U JP3888592 U JP 3888592U JP 3888592 U JP3888592 U JP 3888592U JP H0592596 U JPH0592596 U JP H0592596U
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政彰 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 潤滑油を霧化器に供給する際に、霧化に寄与
する空気流量に影響されることなく、適宜選択的に潤滑
油の供給量を調整できると共に、潤滑油循環経路中で混
入されるゴミを積極的に除去でき、クリーンなフォグ又
はミストを供給できる噴霧給油装置を提供するものであ
る。 【構成】 霧化器2を備えた装置本体1と、霧化器2に
対して潤滑油を供給する油槽12とを別体に形成し、潤
滑油を霧化するための空気流量に影響されることなく、
油槽12からドーム4に潤滑油を供給できる供給手段を
設けたこと、及び霧化器2と油槽12との潤滑油の循環
経路中にゴミを除去するための精密フィルター部7,7
aを設けて、循環経路中において混入してくるゴミを除
去して潤滑油をクリーンにし、噴霧したフォグ又はミス
トにゴミが混入しないようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として軸受、歯車などの潤滑を必要とする機械要素の摩擦部分に 噴霧状にした潤滑油を供給する噴霧給油装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の噴霧給油装置としては、例えば実公昭60−27462号公報に開示 された構成のものが従来例として周知である。この従来例における装置は、油槽 の上部に霧化器を直接取り付け、該霧化器の上部に潤滑油を滴下するドームを設 けると共に、霧化器の下部に噴射室を設け、前記油槽とドームとの間に潤滑油の 吸い上げ給油管を設けた構成を有している。
【0003】 そして、噴霧用の空気を霧化器のノズルに供給することにより、ノズル先端で 霧吹き現象により潤滑油を霧化してフォグ又はミストにすると共に、ドーム内を 減圧して給油管に吸引作用を付与し、同時に油槽内にフォグ又はミストが噴射さ れることによって、油槽の内圧が上昇し油面を押圧することで、給油管を介して 油槽の潤滑油がドーム内に供給されるようになっている。
【0004】 又、油槽内に噴射されたフォグ又はミストは、その粒径の比較的大きいものが 油槽内に滴下し、粒径の比較的小さいものがフォグ又はミスト送出管から機械要 素に送出されるようになっており、潤滑油の一部がフォグ又はミストとして外部 に持ち出され、大半が油槽とドームとを循環するようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来例において、ドームへの潤滑油の供給は噴霧用の空気流量及び供給圧 によって左右されるものであり、空気流量に対する給油管の太さを経験則により 設定するだけで、実質的にドームへの潤滑油の供給量の調整を行っていないのが 実情である。
【0006】 しかしながら、潤滑を必要とする機械要素においては、多くのフォグ又はミス トを必要とする場合と、少ないフォグ又はミストを必要とする場合とがあり、特 に多くのフォグ又はミストが供給されることにより余剰の潤滑油が停滞し、これ が摩擦熱によって炭化したりして、却って不都合を生ずると言う問題点を有して いる。
【0007】 又、潤滑油の循環経路の中で、例えば霧化用の空気中に含まれるゴミがフォグ 又はミストに混入して機械要素に供給されると、機械要素を傷めると言う不都合 が生ずるばかりでなく、前記循環経路中を循環している内に徐々に成長して給油 管が詰まると言う問題点も有している。 従って従来例においては、噴霧のための潤滑油の供給量の調整と、循環経路内 でのゴミの除去に解決しなければならない課題を有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記従来例の課題を解決する具体的手段として本考案は、上部に潤滑油滴下用 のドームを備えると共に噴霧用エア供給路を備えた霧化器と油槽とからなる噴霧 給油装置であって、前記油槽とドームとの間に、エア供給路からの空気流量に影 響されることなく、任意の量を調整して潤滑油を供給できる潤滑油供給手段を設 けたことを特徴とする噴霧供給装置を提供するものであり、更に前記ドーム、霧 化器、油槽及び潤滑油供給手段とからなる潤滑油の循環経路中に精密フィルター 部を設けること、並びに前記霧化器の噴射側に噴霧したフォグ又はミストを衝突 させるための衝突部を設け、該衝突部にゴミを含む成長した油滴を滴下させると 共に、粒子の小さいフォグ又はミストを吐出させるための所定の角度をもった吐 出口を横方向に形成したものである。
【0009】
【作用】
霧化器を備えた装置本体と、霧化器に対して潤滑油を供給する油槽とを別体に 形成し、潤滑油を霧化するための空気流量に影響されることなく潤滑油を供給す る供給手段を設けたことにより、要求される量を調整して最適量の潤滑油を供給 できるようにしたものであると共に、霧化器と油槽との潤滑油の循環経路中にゴ ミを除去するための精密フィルター部を設けて、循環経路中に混入してくるゴミ を除去して潤滑油をクリーンにし、噴霧したフォグ又はミストにゴミが混入しな いようにしたものである。
【0010】
【実施例】
次に、本考案を図示の実施例により更に詳しく説明すると、1は装置本体であ り、該装置本体の上部に霧化部(ベンチュリ)2が取り付けられ、該霧化部にエ ア供給路3が接続されている。
【0011】 前記霧化部2の上部側には潤滑油を滴下するためのドーム4が形成されると共 に、下部側には衝突部5が形成され、該衝突部には装置本体内に連通し且つ斜め 横方向に開口した吐出口6が形成されている。
【0012】 前記吐出口6の下部で且つ装置本体内に、着脱或は交換可能な精密フィルター 部7が配設されると共に、装置本体の底部に潤滑油の取り出し接続継手8を設け 、該接続継手に排出パイプ9を介して排出ポンプ10を設け、該ポンプで排出さ れた潤滑油は連通パイプ11を介して油槽12に吐出されて貯溜されるようにな っている。
【0013】 この油槽12には、吸い上げポンプ13が連通して設けられ、該ポンプで吸い 上げられた潤滑油は循環パイプ14を介して前記ドーム4に供給されるようにな っている。つまり、装置本体1と油槽12とを別体に形成し、油槽12と前記ド ーム4との間に、ポンプ13と循環パイプ14とからなる潤滑油供給手段が設け られる。
【0014】 従って、潤滑油の大半は油槽12から吸い上げポンプ13を介し、ドーム4、 霧化部2、衝突部5、精密フィルター部7、接続継手8及び排出ポンプ10を介 する循環系を循環するようになり、一部が霧化部2でフォグ又はミストになり、 吐出部15から所定の機械要素へ吐出又は送出されるようになる。
【0015】 この状況を詳しく説明すると、油槽12に貯溜された潤滑油16は吸い上げポ ンプ13で適量汲み上げられ、ドーム4内に滴下される。この滴下の量はポンプ 13の駆動によって適宜選択又は調整されるものである。
【0016】 ここで使用されるポンプ13は、例えばパルスモータにより駆動されるもので あり、そのパルスのタイミングをダイヤル又はマイコン等により適宜選択して設 定することにより、ポンプ13の駆動を調整して、空気流量に関係なくドーム4 内への潤滑油の供給量を任意に制御又は調整できるようにしたものである。
【0017】 ドーム4内に滴下された潤滑油は、エア供給路3からのエアと霧化部2とによ って微細なフォグ又はミストになり、衝突部5に衝突する。この場合に、粒径の 大きなフォグまたはミストは、衝突部5において付着し、順次成長して吐出口6 から滴下して回収される。
【0018】 そして、衝突部5で衝突しないような極めて微細で粒径の小さいミクロンサイ ズのフォグ又はミストのみが、浮遊状態で吐出口6から装置本体1内にフォグ又 はミストの状態を保って排出され、装置本体内で浮遊した後に、吐出部15から 所定の機械要素へ搬出され供給される。
【0019】 この場合に、供給されたエア中又は循環経路中において混入された大小のゴミ 17は、油粒が付着し易いので核となって比較的大径のフォグ又はミストになり 、前記衝突部5において壁面に付着し、成長した油滴16aと一緒に装置本体1 内に滴下する。
【0020】 滴下した油滴16a及びゴミ17は精密フィルター部7内で所定の時間を掛け て順次濾過され、装置本体内1の底部に溜る。この場合の精密フィルター部7は 200メッシュ以下であり、ゴミ同士の結合成長作用もあって相当小さいゴミも 除去される。
【0021】 従って、衝突後に吐出口6から排出されて装置本体1内に浮遊状態となるフォ グ又はミストは粒径が小さく、且つゴミ17をほとんど含まないクリーンなもの となるのである。
【0022】 装置本体1内に濾過されて溜った潤滑油は接続継手8を経て排出ポンプ10を 駆動することにより排出パイプ9を介して取り出され、且つ連通パイプ11から 貯槽12に供給され貯溜される。尚、前記精密フィルター部7は循環系の途中に 設ければ良いのであって、例えば装置本体1から外部に取り出した状態で配設す ることも出来る。
【0023】 即ち、接続継手8と排出ポンプ10との間で、排出パイプ9の途上において、 精密フィルター部7aを設ければ良い。この場合には、給油装置が稼働中であっ ても、精密フィルター部7aの交換或は清掃が容易に行えるのである。
【0024】 前記霧化器2における衝突部5及び吐出口6について、図2により更に詳しく 説明すると、衝突部5は霧化器2の噴射方向に対して対峙するように略すり鉢状 に形成され、そのすり鉢状の一側端からフォグ又はミストが吐出する吐出口6を 設けてある。
【0025】 この吐出口6の形成は、霧化器2におけるフォグ又はミストの噴射方向に対し て所定の角度θをもって横方向に形成される。この所定の角度θは、例えば50 〜80°の範囲であり、好ましくは60°程度である。
【0026】 このように、吐出口6を横方向に形成することにより、衝突部5でゴミ17を 含む粒径の大きいフォグ又はミストが衝突して付着し、ゴミを含まない粒径の小 さいフォグ又はミストは浮遊して吐出口6から装置本体1内に吐出される。従っ て、衝突部5と吐出口6とを特定した関係で形成することによっても、機械要素 部分へ排出されるフォグ又はミストからゴミ17を除去することができる。
【0027】 前記精密フィルター部7,7aに滴下された潤滑油16aは、該精密フィルタ ー部によって濾過されゴミ17が除去された状態で取り出され、油槽12に貯溜 される。そして、所定時間経過後に前記精密フィルター部を取り出して洗浄する か又は新規な精密フィルター部を装着させて給油状態を継続させることが出来る 。
【0028】 要するに、潤滑油16の循環経路中に精密フィルター部を設け、循環経路中に おいて混入してくるゴミ17を順次濾過して、機械要素に送出されるフォグ又は ミスト中にゴミを混在させないようにしたものであり、それによって機械要素を 傷つけるのを防止できるのである。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る噴霧給油装置は、上部に潤滑油滴下用のドー ムを備えると共に噴霧用エア供給路を備えた霧化器と油槽とからなる噴霧給油装 置であって、前記油槽とドームとの間に、エア供給路からの空気流量に影響され ることなく、任意の量を調整して潤滑油を供給できる潤滑油供給手段を設けた構 成とすることにより、霧化器において過剰な噴霧を行うことなく、機械要素が要 求している量のフォグ又はミストを最適な条件下で供給できると言う優れた効果 を奏する。
【0030】 又、前記ドーム、霧化器、油槽及び潤滑油供給手段とからなる潤滑油の循環経 路中に精密フィルター部を設けた構成にすることによって、循環経路中で混入し てくるゴミを除去するようにしたので、潤滑油を常時クリーンに保ち、フォグ又 はミスト中にゴミが混入しなくなるので、機械要素に悪影響を及ぼさないと言う 優れた効果を奏する。
【0031】 更に、前記霧化器の噴射側に噴霧したフォグ又はミストを衝突させるための衝 突部を設け、該衝突部にゴミを含む成長した油滴を滴下させると共に、粒子の小 さいフォグ又はミストを吐出させるための所定の角度をもった吐出口を横方向に 形成したことにより、この衝突部でも循環経路中で混入したゴミを、機械要素に 送出するフォグ又はミストに含ませないようにしたので、前記同様に機械要素に 悪影響を及ぼさないと言う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る噴霧給油装置を略示的に示した断
面図である。
【図2】本考案に係る噴霧給油装置の霧化器部分を拡大
して示した断面図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 霧化器 3 エア供給路 4 ドーム 5 衝突部 6 吐出口 7,7a 精密フィルター部 8 接続継手 9 排出パイプ 10 排出ポンプ 11 連結パイプ 12 油槽 13 汲み上げポンプ 14 供給パイプ 15 吐出部 16,16a 潤滑油

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に潤滑油滴下用のドームを備えると
    共に噴霧用エア供給路を備えた霧化器と油槽とからなる
    噴霧給油装置であって、前記油槽とドームとの間に、エ
    ア供給路からの空気流量に影響されることなく、任意の
    量を調整して潤滑油を供給できる潤滑油供給手段を設け
    たことを特徴とする噴霧給油装置。
  2. 【請求項2】 ドーム、霧化器、油槽及び潤滑油供給手
    段とからなる潤滑油の循環経路中に精密フィルター部を
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の噴霧給油装
    置。
  3. 【請求項3】 霧化器の噴射側に噴霧したフォグ又はミ
    ストを衝突させるための衝突部を設け、該衝突部にゴミ
    を含む成長した油滴を滴下させると共に、粒子の小さい
    フォグ又はミストを吐出させるための所定の角度をもっ
    た少なくとも1個の吐出口を横方向に形成した請求項1
    又は2に記載の噴霧給油装置。
JP1992038885U 1992-05-15 1992-05-15 噴霧給油装置 Expired - Lifetime JP2580280Y2 (ja)

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Cited By (3)

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WO1998023384A1 (en) 1996-11-29 1998-06-04 Fuji Koeki Co., Ltd. Liquid coater
WO1999061163A1 (en) 1998-05-25 1999-12-02 Fuji Koeki Co., Ltd. Liquid spray device and cutting method
DE102023104084A1 (de) * 2023-02-20 2024-08-22 Verein zur Förderung von Innovationen durch Forschung, Entwicklung und Technologietransfer e.V. (Verein INNOVENT e.V.) Dosiereinheit und deren Verwendung

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JPS59136098U (ja) * 1983-03-02 1984-09-11 三菱重工業株式会社 噴霧給油装置

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