JPH0592917U - 電磁波シールドチューブ - Google Patents
電磁波シールドチューブInfo
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- JPH0592917U JPH0592917U JP3851892U JP3851892U JPH0592917U JP H0592917 U JPH0592917 U JP H0592917U JP 3851892 U JP3851892 U JP 3851892U JP 3851892 U JP3851892 U JP 3851892U JP H0592917 U JPH0592917 U JP H0592917U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案の目的は、軽量かつ製造が簡単でコス
トの安い電磁波シールドチューブを提供する。 【構成】 本考案の電磁波シールドチューブは、中空筒
状に縦添成形された金属箔テープと、その外周に押出被
覆された絶縁体とからなる電磁波シールドチューブにお
いて、前記金属箔テープは、金属箔とプラスチックフィ
ルムで構成され、且つ前記金属箔のヤング率と断面二次
モーメントの積と前記プラスチックフィルムのヤング率
と断面二次モーメントの積の和で表される金属箔テープ
の剛性が0.1MPa・mm4以上であることを特徴と
するものである。
トの安い電磁波シールドチューブを提供する。 【構成】 本考案の電磁波シールドチューブは、中空筒
状に縦添成形された金属箔テープと、その外周に押出被
覆された絶縁体とからなる電磁波シールドチューブにお
いて、前記金属箔テープは、金属箔とプラスチックフィ
ルムで構成され、且つ前記金属箔のヤング率と断面二次
モーメントの積と前記プラスチックフィルムのヤング率
と断面二次モーメントの積の和で表される金属箔テープ
の剛性が0.1MPa・mm4以上であることを特徴と
するものである。
Description
【0001】
本考案は、電線,ケーブル等に被覆して電磁波の悪影響を防止または抑止する 目的で使用される電磁波シールドチューブに係り、更に詳しくは、シールド部材 として金属箔テープを用い、該金属箔テープを中空筒状に縦添成形してなる構造 に構成したものに関する。
【0002】
従来より、自動車等車輌の電気配線やコンピュータ、通信機器、事務機器、医 療機器等の電子機器の機内及び機器間配線には、電磁波による障害を防止し、あ るいは抑止するために電磁波シールドチューブが多く使用されている。
【0003】 この種の電磁波シールドチューブとしては、例えば図4に示すように、中空筒 状に押出成形されてなる絶縁チューブ13上に、シールド部材として金属編組1 2が施されたものが良く知られている。
【0004】
しかしながら、上記従来の電磁波シールドチューブ11は、その構成上次ぎの ような問題がある。 まず、絶縁チューブ上に金属編組を施す時の作業スピードが非常に遅く、また製 造工程が絶縁チューブの押出工程と金属編組工程の2工程からなるため生産性が 著しく悪い。更に、シールド部材として金属編組を用いているため、製品の重量 が非常に重くなるという問題もある。
【0005】 本考案はこのような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、 軽量かつ製造が簡単でコストの安い電磁波シールドチューブを提供することにあ る。
【0006】
前記目的を達成するべく本考案による電磁波シールドチューブは、中空筒状に 縦添成形された金属箔テープと、その外周に押出被覆された絶縁体とからなる電 磁波シールドチューブにおいて、前記金属箔テープは、金属箔とプラスチックフ ィルムで構成され、且つ前記金属箔のヤング率と断面二次モーメントの積と前記 プラスチックフィルムのヤング率と断面二次モーメントの積の和で表される金属 箔テープの剛性が0.1MPa・mm4以上であることを特徴とするものである 。
【0007】 本考案で使用する金属箔テープは、銅、アルミニウム、銅合金、アルミニウム 合金等の金属箔と、熱可塑性ポリエステル樹脂、ビニル系樹脂、ポリアミド等の プラスチックフィルムとから構成されたものである。 その構成は金属箔/プラスチックフィルムの2層は勿論のこと、金属箔/プラス チックフィルム/金属箔、プラスチックフィルム/金属箔/プラスチックフィル ムなど、金属箔とプラスチックフィルムが多層、多材質であっても良い。 また、この金属箔テープの片面(絶縁体と接する面)に、熱融着性の接着層を設 けることも考えられる。この接着層は、金属箔テープの外周に絶縁体を押出被覆 する際の熱により溶融し、金属箔テープ外表面と絶縁体内面とを融着させる。
【0008】 上記金属箔テープを中空筒状に縦添成形し、その後連続して外周に絶縁体を押 出被覆して電磁波シールドチューブとする。 この時、金属箔テープは、数1に示した「はりのたわみ式」において、E・Iで 表される金属箔とプラスチックフィルムの各々のヤング率と断面二次モーメント の積の和(剛性)が0.1MPa・mm4に満たないと、絶縁体押出時の圧力と 、絶縁体冷却時の熱収縮による圧力によって中空筒状に縦添成形された金属箔テ ープが変形したり、潰れてしまい電磁波シールドチューブの製造が困難となって しまう。 この場合、絶縁体の押出速度や押出圧力を低減させることにより金属箔テープの 変形や潰れを防ぐことも考えられるが、こうすると生産性が著しく悪くなるとと もに、金属箔テープと絶縁体との間に隙間が生じ良好な密着性が得られなくなる など品質上の問題が発生してしまう。 尚、数1において、Wで表される「荷重」は絶縁体押出時の圧力及び絶縁体冷却 時の熱収縮による圧力、Lで表される「はりの長さ」は金属箔テープの幅、hで 表される「厚さ」は金属箔またはプラスチックフィルムの厚さとして考える。
【0009】
【数1】
【0010】
本考案によれば、シールド部材として、充分な剛性を有する金属箔テープを用 いているため、絶縁体押出時の圧力や、絶縁体冷却時の熱収縮による圧力によっ て該金属箔テープが変形したり、潰れたりすることが無くなる。 そのため、金属箔テープを中空筒状に縦添成形した後、連続して絶縁体を押出被 覆するという一工程での製造が可能となって生産性が向上するとともに、金属箔 テープは従来の金属編組に比べ安価であるため優れたコストパフォーマンスを有 した電磁波シールドチューブを得ることができる。 また、金属箔テープが接着層を有している場合には、該金属箔テープと絶縁体と の密着性がより一層向上するため、実使用時の屈曲等により金属箔テープと絶縁 体との間に隙間が生じることもなく良好な品質を維持することができる。
【0011】
以下、図1乃至図3を参照して本考案の一実施例を説明する。 本実施例による電磁波シールドチューブの構成は図1に示すように、まず中空筒 状に縦添成形されてなる金属箔テープ2があり、この金属箔テープ2の外周には 絶縁体3が押出被覆されている。
【0012】 上記構成の電磁波シールドチューブ1は、図2に示すような製造工程により製 造することができる。 図2において、給線台4に巻かれた金属箔テープ2は、縦添成形部5に供給され て中空筒状に縦添成形された後、更に連続して押出成形部6(ノズル9とダイス 10とで構成される。図3に拡大断面図を示す)に導入されて、その外周に絶縁 体が押出被覆される。 続いて、冷却部7内で絶縁体が冷却されて電磁波シールドチューブ1となり、巻 取機8に巻き取られる。
【0013】 本実施例では、シールド部材として表1に示した構成の金属箔テープを、絶縁 体としては塩化ビニル樹脂を用い、同じ押出条件(押出速度:通常の塩化ビニル 樹脂チューブの押出速度の60%の速度)のもとに8種類の電磁波シールドチュ ーブを製造し、その押出特性(押出外観)を評価した。
【0014】
【表1】
【0015】 表1を見ても明らかなように、試料No.1〜試料No.3は、絶縁体押出時 や絶縁体の冷却時に金属箔テープが変形したり潰れてしまい、外観の良好な電磁 波シールドチューブを製造することができなかった。 一方、試料No.4〜試料No.8は金属箔テープに変形や潰れなどは全く生じ ることなく外観の良好な電磁波シールドチューブを得ることができた。
【0016】 ここで、金属箔テープの剛性を「はりのたわみ式」で考えると、数1よりW= 荷重(絶縁体押出時の圧力及び絶縁体冷却時の熱収縮による圧力)、β=たわみ 係数、L=はりの長さ(金属箔テープの幅)は各金属箔テープどれも同じ値であ るため、E・Iで表される金属箔とプラスチックフィルムの各々のヤング率と断 面二次モーメントの積の和が大きいほど剛性があるといえ、表1に示した各金属 箔テープごとのヤング率と断面二次モーメントの積の和を見ると、押出外観の良 好な電磁波シールドチューブを得ることのできない金属箔テープの中で、ヤング 率と断面二次モーメントの積の和(剛性)が一番大きいものは試料No.3の0 .09MPa・mm4であり、本考案の請求の範囲(0.1MPa・mm4以上 )を満たしていない。 一方、押出外観が良好であった試料No.4〜No.8は、剛性が0.11〜0 .73MPa・mm4であり、本考案の請求の範囲を満たしている。
【0017】
【数1】
【0018】 尚、本考案の電磁波シールドチューブは前記一実施例に限定されるものではな く、金属箔テープと絶縁体との間に接地線を配した構造であっても良い。
【0019】
以上説明したように本考案によれば、シールド部材として、金属箔のヤング率 と断面二次モーメントの積とプラスチックフィルムのヤング率と断面二次モーメ ントの積の和で表される金属箔テープの剛性が0.1MPa・mm4以上である 金属箔テープを用いることにより、中空筒状の金属箔テープ上に絶縁体を押出被 覆しても、該金属箔テープに変形や潰れなどが生じることがなく、かつ金属箔テ ープと絶縁体との間に隙間などが生じることのない良好な品質の電磁波シールド チューブを提供することができる。 また、金属箔テープが安価であるとともに一工程での製造が可能であるため、 経済的にも大変優位な電磁波シールドチューブを提供できる。 更に、金属箔テープは軽量であることから電磁波シールドチューブも軽量化さ れる。よって電磁波シールドチューブを組み込むコンピュータ等の電子機器の軽 量化も可能となるという効果も有する。
【図1】本考案の一実施例を示す図で電磁波シールドチ
ューブの横断面説明図である。
ューブの横断面説明図である。
【図2】本考案の一実施例を示す図で電磁波シールドチ
ューブを製造する場合の製造工程の概略説明図である。
ューブを製造する場合の製造工程の概略説明図である。
【図3】本考案の一実施例を示す図で押出成形部の拡大
断面図である。
断面図である。
【図4】従来例を示す図で、電磁波シールドチューブの
横断面説明図である。
横断面説明図である。
1 電磁波シールドチューブ 2 金属箔テープ 3 絶縁体 4 給線台 5 縦添成形部 6 押出成形部 7 冷却部 8 巻取機 9 ノズル 10 ダイス
Claims (1)
- 【請求項1】 中空筒状に縦添成形された金属箔テープ
と、その外周に押出被覆された絶縁体とからなる電磁波
シールドチューブにおいて、前記金属箔テープは、金属
箔とプラスチックフィルムで構成され、且つ前記金属箔
のヤング率と断面二次モーメントの積と前記プラスチッ
クフィルムのヤング率と断面二次モーメントの積の和で
表される金属箔テープの剛性が0.1MPa・mm4以
上であることを特徴とする電磁波シールドチューブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3851892U JPH0592917U (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 電磁波シールドチューブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3851892U JPH0592917U (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 電磁波シールドチューブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0592917U true JPH0592917U (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=12527497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3851892U Pending JPH0592917U (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 電磁波シールドチューブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0592917U (ja) |
-
1992
- 1992-05-12 JP JP3851892U patent/JPH0592917U/ja active Pending
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