JPH0592980A - ピラゾロ[1,5−aピリジン−3−カルボン酸誘導体、その製造法およびその用途 - Google Patents

ピラゾロ[1,5−aピリジン−3−カルボン酸誘導体、その製造法およびその用途

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JPH0592980A
JPH0592980A JP28421191A JP28421191A JPH0592980A JP H0592980 A JPH0592980 A JP H0592980A JP 28421191 A JP28421191 A JP 28421191A JP 28421191 A JP28421191 A JP 28421191A JP H0592980 A JPH0592980 A JP H0592980A
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pyridine
azabicyclo
oct
pyrazolo
carboxylate
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JP28421191A
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Takeo Tono
武郎 東野
Yukio Suzuki
幸男 鈴木
Takehiko Sasahara
剛彦 笹原
Satoru Saito
哲 齋藤
Daisuke Mochizuki
大介 望月
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1およびR2は、水素原子または低級アルキル
基を、R3は第3級窒素原子を含むアザビシクロ環式基
を示し、Yは−O−または−NH−を示す)で表される
ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸誘導
体またはその塩、その製造法ならびにそれらを有効成分
とするセロトニン3受容体拮抗剤。 【効果】 本発明化合物(I)は優れたセロトニン3受
容体拮抗活性を有するので、制吐剤、特に制ガン剤の副
作用による吐き気、嘔吐を抑制するための制吐剤として
有利に使用することができる。また、消化管機能調節剤
や抗不安剤等の向精神薬剤としても有利に使用すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なピラゾロ[1,5
−a]ピリジン−3−カルボン酸誘導体に関し、更に詳
細には、制吐剤、抗不安剤等の医薬品として有用な、ピ
ラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸誘導
体、その製造法ならびにその用途に関する。
【0002】
【従来の技術】セロトニン受容体拮抗活性を有する化合
物が向神経剤、制吐剤等として有用なことは知られてお
り、これら化合物について既に多くの報告がなされてい
る(EP 158,265(特開昭60−231677
号)、USP 4,886,808(特開昭61−275
276号)、USP 4,882.327(特開昭63−
280061号)等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、より優れた上
記の薬理作用を有する化合物を広く検索、見出し、これ
を提供することが望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々の化
合物を合成し、それらの薬理作用について検討していた
ところ、下記式(I)で表されるピラゾロ[1,5−a]
ピリジン−3−カルボン酸誘導体は文献未記載であり、
優れたセロトニン3( 5 -Hydroxytryptamin 3; 5−H
T3)受容体拮抗活性を有することを見出し本発明を完
成した。
【0005】したがって本発明の第1の目的は、次の一
般式(I)
【化14】 (式中、R1およびR2は、水素原子または低級アルキル
基を、R3は第3級窒素原子を含むアザビシクロ環式基
を示し、Yは−O−または−NH−を示す)で表される
ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸誘導
体を提供することである。また、本発明の他の目的は、
ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸誘導
体(I)の製造法を提供することである。更に、本発明
の他の目的は、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−
カルボン酸誘導体(I)を有効成分として含有するセロ
トニン受容体拮抗剤を提供することである。
【0006】本発明のピラゾロ[1,5−a]ピリジン
−3−カルボン酸誘導体(I)の基R1およびR2におけ
る低級アルキル基としては、炭素数1〜5の直鎖または
分枝のアルキル基が挙げられる。 低級アルキル基とし
ては、特に、メチル基、エチル基、プロピル基等が好ま
しい例として挙げられる。またその置換位置としては、
特に、7位置換体が好ましいが、基R1および基R2がと
もに水素原子である無置換体や、基R1および基R2がと
もに低級アルキル基であるジ置換体も好ましい。 ま
た、R3は、第3級窒素原子を含むアザビシクロ環式基
を示すが、キヌクリジル基、8−メチル−8−アザビシ
クロ[3.2.1]オクチル基、9−メチル−9−アザビ
シクロ [3.3.1]ノニル基等が好ましく、特にキヌ
クリジル基が好ましい。 キヌクリジル基を有するピラ
ゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸誘導体
(I)としては、ラセミ体あるいは光学活性体であって
も良いが、とりわけ、そのS体が好ましい。 8−メチ
ル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル基又は9−
メチル−9−アザビシクロ[3.3.1]ノニル基を有す
るピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸誘
導体(I)としては、そのエンド体が好ましい。Yは−
O−または−NH−を示すが、一般的に−O−である化
合物のほうが、セロトニン3受容体との親和性に優れて
いる。 また、体内においては−NH−である化合物の
ほうが加水分解されにくく有利である。
【0007】本発明のピラゾロ[1,5−a]ピリジン
−3−カルボン酸誘導体(I)は、例えば次式に従い、
ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸化合
物(II)またはその反応性誘導体にアザビシクロ化合物
(III)を反応させることにより得られる。
【0008】
【化15】 (式中、R1、R2、R3およびYは前記した意味を有す
る)
【0009】ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カ
ルボン酸化合物(II)またはその反応性誘導体とアザビ
シクロ化合物(III)の反応は、公知のエステル化又は
アミド化反応に準じて実施することができる。
【0010】ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カ
ルボン酸化合物(II)の反応性誘導体としては、その酸
ハライド、酸無水物、酸アジド、活性エステル、活性ア
ミドなどが挙げられ、その好ましい例としては、酸クロ
ライド、酸ブロマイド、酢酸、ピバリン酸、イソ吉草
酸、トリクロロ酢酸、炭酸モノアルキルエステルなどと
の混合酸無水物、p−ニトロフェニルエステル、2,4
−ジニトロフェニルエステル、トリクロロフェニルエス
テル、ペンタクロロフェニルエステル、1−ヒドロキシ
−1H−ピリドン、N−ヒドロキシスクシンイミドエス
テル、N−ヒドロキシフタルイミドエステルなどの活性
エステル、ピラゾール、イミダゾール、ジメチルピラゾ
ール、ベンゾトリアゾールなどの活性アミドが挙げられ
る。
【0011】また、この反応においてピラゾロ[1,5
−a]ピリジン−3−カルボン酸(II)を遊離酸の形で
使用する場合には、結合剤の存在下で反応を行うのが好
ましく、その結合剤の例としては、N,N−ジシクロヘ
キシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)カルボジイミド、N−シクロヘキシ
ル−N'−モルホリノエチルカルボジイミド、N−シク
ロヘキシル−N'−(4−ジエチルアミノシクロヘキシ
ル)カルボジイミドなどのカルボジイミド化合物、ジフ
ェニルホスホリルアジド、ベンゾトリアゾリル−N−ヒ
ドロキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサ
フルオロリン化物塩、カルボニルジイミダゾールなどの
試薬、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホル
ムアミドなどのアミド化合物を塩化チオニル、オキシ塩
化リン、ホスゲンなどのハロゲン化物との反応によって
生成する試薬(いわゆるビルスマイヤー試薬)などが挙
げられる。その他の公知の縮合剤も使用できる。
【0012】本反応における反応性誘導体の中で、酸ハ
ロゲン化物および酸無水物を用いる反応は脱酸剤の存在
下で行ってもよい。 脱酸剤としては、例えばトリエチ
ルアミン、トリブチルアミン、エチルジイソプロピルア
ミン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルモルホリ
ン、ピリジンなどの有機塩基や無機塩基が使用される。
【0013】ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カ
ルボン酸化合物(II)またはその反応性誘導体とアザビ
シクロ化合物(III)との量的割合は理論的には等モル
でよいが、通常はアザビシクロ化合物(III)が過剰に
用いられる。 その量は多くてもせいぜい5倍モル程度
までである。
【0014】本反応は通常、反応に悪影響を及ぼさない
溶媒中で行われ、溶媒としてはクロロホルム、塩化メチ
レン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトンまたはこれ
らの混合溶媒が使用される。
【0015】反応温度は特に限定されないが、通常は室
温で充分に進行する。 反応時間は反応温度、ピラゾロ
[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸化合物(II)
またはその反応性誘導体の種類により左右され、一般に
は特定出来ないが、勢々24時間程度までである。
【0016】出発原料のうち、ピラゾロ[1,5−a]
ピリジン−3−カルボン酸化合物(II)は既に公知の化
合物であるか、公知化合物から容易に製造しうる化合物
である。 例えば、4および6位低級アルキル置換体
は、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサエティ; パーキン・
トランス・アクションズ・パート1(J.C.S. PerkinI)第
406〜409頁(1975)に開示の方法にしたがっ
て、5位低級アルキル置換体は( J.C.S. PerkinI, 第2
580-2583頁 (1973))に開示の方法にしたがって、無置
換および7位低級アルキル置換体はジャーナル・オブ・オ
ーガニック・ケミストリー ( The Journal of Organic
Chemistry)、第33巻、第5号、第2062〜206
4頁(1968)に開示の方法にしたがって、また
2,7位低級アルキル置換体は、薬学雑誌 第91巻、第
11号、第1154〜1157頁(1971)に開示の
方法に従って、それぞれ製造することができる。
【0017】一方、反応に用いるアザビシクロ化合物
(III)としては、例えば、次の式(IV)
【化16】 (式中、Yは前記した意味を有する)で表される化合物
や式(V)
【化17】 (式中、Y、Zおよびnは前記した意味を有する)で表
される化合物が挙げられ、化合物(V)の例としては、
8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−
3−オール、8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.
1]オクタン−3−アミン、9−メチル−9−アザビシ
クロ[3.3.1]ノナン−3−アミン等が挙げられる。
これらのうち、エンド型構造をもつものが好ましい。
また、アザビシクロ化合物(III)は、本製造に好適な
反応性誘導体としても良い。
【0018】これらのうち、例えば、3−アミノキヌク
リジン、3−キヌクリジノールやエンド−8−メチル−
8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−オール
(tropine)は試薬メーカーのカタログに掲載されてい
る化合物であって容易に入手可能である。 又、エンド
−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン
−3−アミン及びエンド−9−メチル−9−アザビシク
ロ[3.2.1]ノナン−3−アミンも公知化合物であ
り、それぞれジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソ
サエティー(J. Am.Chem.soc)、第79巻 4194頁
(1957年)およびヨーロッパ特許(Eur.Pat. Appl.
EP13.138,)(1979年)の方法により製造できる。
また、(S)−3−アミノキヌクリジンと(R)−3−
アミノキヌクリジンは、特開昭63−196583号
(EP 280,603)の方法により、(S)−3−キ
ヌクリジノールと(R)−3−キヌクリジノールは、ユ
ーロピアン・ジャーナル・オブ・メデシナル・ケミストリー
( Eur.J. Med. Chem.)、第14巻,第111〜114
頁(1979)に記載の方法により製造できる。
【0019】上記の方法によって製造された本発明化合
物(I)は、更に、例えば、カラムクロマトグラフィ
ー、再結晶などの公知の精製法により更に精製すること
ができる。
【0020】また、得られた本発明化合物(I)は、必
要に応じてその医薬上許容される非毒性塩とすることも
可能である。このような塩の例としては、塩酸、硫酸、
リン酸などの無機酸の塩、酢酸、プロピオン酸、酒石
酸、クエン酸、グリコール酸、グルコン酸、コハク酸、
リンゴ酸、グルタミン酸、アスパラギン酸、メタンスル
ホン酸などの有機酸の塩等が挙げられる。
【0021】本発明化合物(I)のいずれの化合物もラ
ット(3匹)に30mg/kg静脈内投与しても死亡例
は認められなかったことから明らかなように、医薬とし
て使用しても安全な化合物ということができる。
【0022】本発明化合物を医薬として使用するには、
これを製剤化し、通常経口投与もしくは点滴を含む注射
等の非経口投与すれば良く、その投与量は、投与経路、
被投与者の年齢、体重、症状等によって異なるが、一般
には、成人1日当たり0.1mg〜100mg/kg程
度である。
【0023】上記製剤化のための剤型としては、錠剤、
丸薬、散剤、顆粒剤、カプセル剤、注射剤、等が挙げら
れるが、その製造のためには、これら製剤に応じた各種
担体、例えば、錠剤、顆粒剤、カプセル剤などの経口剤
は、澱粉、乳糖、白糖、マンニット、カルボキシメチル
セルロース、コーンスターチ、無機塩類などの賦形剤、
澱粉、デキストリン、アラビアゴム、ゼラチン、ヒドロ
キシプロピルスターチ、メチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセル
ロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポリビニ
ルピロリドン、マクロゴールなどの結合剤、澱粉、ヒド
ロキシプロピルスターチ、カルボキシメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキ
シプロピルセルロースなどの崩壊剤、ラウリル硫酸ナト
リウム、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソ
ルベート80などの界面活性剤、タルク、ロウ、水素添
加植物油、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネ
シウム、ステアリン酸カルシウムなどの滑沢剤、流動性
促進剤、矯味剤、着色剤、香料などを使用することがで
きる。
【0024】また、本発明化合物(I)またはその塩
は、懸濁液、エマルジョン剤、シロップ剤、エリキシル
剤としても使用することができる。
【0025】非経口剤は希釈剤として一般に注射用蒸留
水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、注射用植物油、プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコールなどを用い
ることができる。さらに必要に応じ、殺菌剤、防腐剤、
安定剤、等張化剤、無痛化剤などを加えてもよい。
【0026】
【作用および発明の効果】後記試験例から明らかなよう
に、本発明化合物(I)は優れたセロトニン3受容体拮
抗活性を有するので、制吐剤、特に制ガン剤の副作用に
よる吐き気、嘔吐を抑制するための制吐剤として有利に
使用することができる。また、消化管機能調節剤や抗不
安剤等の向精神薬剤としても有利に使用することができ
る。
【0027】
【実施例】次に実施例および試験例を挙げ、本発明を更
に詳しく説明する。
【0028】実 施 例 1 N−(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イ
ル)−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンカルボキサ
ミド<N−(3−キヌクリジニル)−3−ピラゾロ
[1,5−a]ピリジンカルボキサミド>の合成:3−
アミノキヌクリジン・2塩酸塩(ヤンセン社製)1gを
5N NaOH水溶液で中和し、クロロホルムで抽出
し、Na2SO4で乾燥後、クロロホルムを留去した。一
方、ザ・ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー
( The Journal ofOrganic Chemistry)、第33巻、
第5号、第2062〜2064頁(1968)に従って
調製した 3−ピラゾロ[1.5−a]ピリジンカルボン
酸(0.27g、1.7mmol)にSOCl2 3mlを
加え、30分間加熱還流した。 過剰の SOCl2を留
去した後、この残渣にクロロホルム5mlに溶解した前
述の3−アミノキヌクリジンを氷冷下加え、室温にて1
2時間撹拌した。 反応液に2N HClを加え、塩酸層
をNa2CO3にてアルカリ性とし、水を留去後、クロロ
ホルム抽出した。 Na2SO4乾燥後、溶媒を留去し残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、クロ
ロホルム−メタノール(20:1)溶出部より標題化合
物 0.4g(収率 88%)を得た。
【0029】上で得た化合物を無水ベンゼンに溶解し、
HClガスを氷冷下導入し、放出する結晶を吸引濾取し
ベンゼン−メタノールより再結晶してN−(3−キヌク
リジニル)−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンカル
ボキサミドの塩酸塩を得た。 MS(m/z): 270
【0030】参 考 例 1 5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カル
ボン酸の合成:J.C.S Perkin I, 第2580-2583頁(1973)
に記載の方法により調製されたエチル5−メチルピラゾ
ロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレート 1.
00g(4.9mmol)に5N NaOH水溶液10m
lおよびメタノール3mlを加え、室温で24時間撹拌
した。 反応後、溶媒を留去し、残留物を水に溶かし、
ベンゼンで洗浄した。 水層を濃塩酸で酸性として析出
する結晶を濾取し、水洗した。 収量 0.60g(3.4
mmol)(収率 70%)
【0031】融 点:232〜234℃ 元素分析値(C9822として): 計算値 ; C 61.36;H 4.58;N 15.90 実測値 ; C 61.11;H 4.57;N 15.78 IRνmax cm-1(KBr):1654(C=0)
【0032】実 施 例 2 5−メチル−N−(1−アザビシクロ[2.2.2]オク
ト−3−イル)−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
カルボキサミド<5−メチル−N−(3−キヌクリジニ
ル)−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンカルボキサ
ミド>の合成:3−アミノキヌクリジン・2塩酸塩1g
を5N NaOH水溶液で中和し、クロロホルムで抽出
し、Na2SO4で乾燥後、クロロホルムを留去した。一
方、参考例1で得た5−メチル−3−ピラゾロ[1,5
−a]ピリジンカルボン酸(0.2g)を塩化チオニル
(3ml)に溶かし30分間還流した。塩化チオニル留
去後得られた酸クロリドに前述の3−アミノキヌクリジ
ンを加えクロロホルム5ml中で一昼夜撹拌した。 反
応混合物を2N HCl水溶液で抽出し、塩酸層をNa2
CO3にてアルカリ性とし、水を留去した。 残留物をク
ロロホルムで抽出し、抽出液をNa2SO4で乾燥し、ク
ロロホルムを留去して得られる残留物をシリカゲルカラ
ムに付し、CHCl3−MeOH(20:1)溶出部よ
り表題化合物 0.15g(収率 47.1%)を得た。 融 点 : 100−102℃
【0033】実 施 例 3 6−メチル−N−(1−アザビシクロ[2.2.2]オク
ト−3−イル)−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
カルボキサミド<6−メチル−N−(3−キヌクリジニ
ル)−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンカルボキサ
ミド>の合成:3−アミノキヌクリジン・2塩酸塩 0.
9gをNaOH溶液で中和し、クロロホルムで抽出し、
乾燥後、クロロホルムを留去した。一方、J. C. S., Pe
rkin I, 406-409頁(1975)に従って調製した 6−メチル
−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンカルボン酸 0.
18gを塩化チオニル2.7mlに溶かし、30分間還
流した。 塩化チオニル留去後得られた酸クロリドに前
述の3−アミノキヌクリジンを加えクロロホルム5ml
中で一昼夜撹拌した。反応混合物を2N HClで抽出
し、塩酸層をNa2CO3にてアルカリ性とし、水を留去
した。 残留物をクロロホルムで抽出し、抽出液を Na
2SO4で乾燥し、クロロホルムを留去した。 残留物を
シリカゲルカラムに付し、CHCl3−MeOH(2
0:1)溶出部より表題化合物 0.15g( 収率 5
4.4%)を得た。 融 点 :142−144℃
【0034】実 施 例 4 7−メチル−N−(1−アザビシクロ[2.2.2]オク
ト−3−イル)−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
カルボキサミド<7−メチル−N−(3−キヌクリジニ
ル)−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンカルボキサ
ミド>の合成:3−アミノキヌクリジン・2塩酸塩 1g
をNaOH溶液で中和し、クロロホルムで抽出し、乾燥
後、クロロホルムを留去した。一方、J. Org, Chem., 3
3巻5号第2062-2064頁(1968)に従って調製した7−メチ
ル−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンカルボン酸
0.2gを塩化チオニル3mlに溶かし、30分間還流
した。 塩化チオニル留去後、得られた酸クロリドに前
述の3−アミノキヌクリジンを加え、クロロホルム5m
l中で一昼夜撹拌した。 反応混合物を2N HClで抽
出し、塩酸層をNa2CO3にてアルカリ性とし水を留去
した。 残渣をクロロホルムで抽出した。 抽出液をNa
2SO4で乾燥し、クロロホルム留去後、得られる残留物
をシリカゲルカラムに付し、CHCl3−MeOH(2
0:1)溶出部より表題化合物 0.26g(収率 82
%)を得た。
【0035】1H−NMR(CDCl3, CD3OD)
δ;8.29(1H,s,C2−H),8.19(1H,d,J
=8.4Hz,C4−H) 7.31(1H,dd,J=8.4Hz,J=6.8Hz,C5
−H) 6.79(1H,d,J=6.8Hz,C6−H),4.14−
4.28(1H,m,キヌクリジン 3−H),1.46−
3.48(11H,m,キヌクリジン H)2.78(3H,
s,C7−CH3) MS(m/e):284(M+) IRνmax cm-1: 1637(C=O) 融 点 :198−200℃
【0036】参 考 例 2(1) エチル 2−メチル−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジ
ン カルボキシレートの合成:Org. Syn., 1巻43頁(1963)に
従って調製した1−アミノピリジニウム アイオダイド
(2.0g、9mmol)のエタノール溶液(100m
l)にK2CO3(3.0g、21.4mmol)を加え、
室温で30分撹拌後、エチルアセトアセテート(1.8
g、13.8mmol)を加えて、さらに24時間撹拌
した。 K2CO3を濾別後、エタノールを留去し、得ら
れる残渣に水を加えた後、ベンゼンにて抽出した。ベン
ゼン留去後、得られる残渣をシリカゲルカラムに付し、
石油ベンジン−ベンゼン(2:1)溶出部より得られる
結晶を石油ベンジンより再結晶し、表題化合物 0.74
g(収率 42%)を得た。 融 点 : 93−94℃
【0037】参 考 例 2(2) 2−メチル−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンカル
ボン酸の合成:エチル 2−メチル−3−ピラゾロ[1,
5−a]ピリジンカルボキシレート(0.356g)の
5N NaOH(10ml)水溶液にメチルアルコール
を少量加え、室温で24時間撹拌した。 反応液をベン
ゼンにて洗浄後、濃塩酸にて酸性とし、析出する結晶を
吸引濾取した。 得られた結晶を乾燥後、ベンゼンより
再結晶して表題化合物 0.16g(52.4%)を得
た。 融 点 : 235−237℃(分解)
【0038】実 施 例 5 2−メチル−N−(1−アザビシクロ[2.2.2]オク
ト−3−イル)−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
カルボキサミド<2−メチル−N−(3−キヌクリジニ
ル)−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンカルボキサ
ミド>の合成:3−アミノキヌクリジン・2塩酸塩 0.
7gをNaOH溶液で中和し、クロロホルムで抽出し、
乾燥後、クロロホルムを留去した。一方、参考例2
(2)で得た 2−メチル−3−ピラゾロ[1,5−
a]ピリジンカルボン酸 0.14gを塩化チオニル 2.
1mlに溶かし、30分間還流した。 塩化チオニル留
去後、得られた酸クロリドに前述の3−アミノキヌクリ
ジンを加え、クロロホルム5ml中で一昼夜撹拌した。
反応混合物を 2N HClで抽出し、塩酸層を Na2
CO3にてアルカリ性とし、水を留去した。 残留物をク
ロロホルムで抽出し、抽出液をNa2SO4で乾燥し、ク
ロロホルムを留去して得られる残留物をシリカゲルカラ
ムに付し、CHCl3−MeOH(20:1)溶出部よ
り表題化合物 0.15g(66.8%)を得た。
【0039】1H−NMR(CDCl3,CD3OD)δ;
8.40(1H,d,J=7.0Hz,C7−H),8.01
(1H,d,J=9.2Hz,C4−H),7.35(1H,d
d,J=9.2Hz,J=6.8Hz,C5−H),6.89
(1H,dd,J=7.0Hz,J=6.8,C6−H),4.
16−4.28(1H,m,キヌクリジン 3−H),1.5
5−3.48(11H,m,キヌクリジン H)2.68
(3H,s,C2−CH3) MS(m/e): 284(M+) IRνmax cm-1: 1614(C=O) 融 点 : 124−125℃
【0040】実 施 例 6 エンド−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イル ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3
−カルボキシレートの合成:ジャーナル・オブ・オーガニ
ック・ケミストリー 第33巻、第5号、第2062−2
064(1968)の記載に準じて調製した3−ピラゾ
ロ[1,5−a]ピリジンカルボン酸 0.2gを塩化チ
オニル 2mlに溶かし、1時間還流した。塩化チオニ
ルを留去後、エンド−8−メチル−8−アザビシクロ
[3.2.1]オクタン−3−オール(トロピン;アルド
リッチ社製)0.2gを加え、クロロホルム 3.5ml
中で一夜還流した。 撹拌しながら水を加えNa2CO3
を入れてアルカリ性にし、クロロホルム層を留去して得
た残留物をシリカゲルカラムにかけクロロホルム−メタ
ノール混液(クロロホルム:メタノール=40:1)溶
出部より結晶として標題化合物 0.09g(収率25.
5%)を得た。
【0041】1H−NMR(CDCl3)δ:8.50
(1H,d,J=7Hz),8.25(1H,s),8.15
(1H,d,J=10Hz),7.42(1H,dd,J=1
0Hz,J=8Hz),6.96(1H,dd,J=7Hz,
J=8Hz),5.15−5.35(1H,m),3.10−
3.40(2H,m),2.35(3H,s),1.50−2.
30(8H,m) M S(m/e): 285(M+) IRνmax cm-1(KBr): 1692(C=O)
【0042】実 施 例 7 エンド−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イル 7−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリ
ジン−3−カルボキシレートの合成:ジャーナル・オブ・
オーガニック・ケミストリー( The Journal of Orga
nicChemistry)第3巻、第5号、第2062−2064
頁(1968)の記載に準じて調製した7−メチル−3
−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンカルボン酸 0.4g
を塩化チオニル 4mlに溶かし30分間還流した。 塩
化チオニルを留去し、エンド−8−メチル−8−アザビ
シクロ[3.2.1]オクタン−3−オール(アルドリッ
チ社製)を0.32g加え、クロロホルム 5ml中で2
4時間還流した。 水と5NNaOH水溶液を少量加え
てアルカリ性とし、クロロホルム層を留去して得た油状
物質をシリカゲルカラムにかけ、クロロホルム−メタノ
ール混液(クロロホルム:メタノール=50:1)溶出
部より粉末として標題化合物0.19g(収率28%)
を得た。
【0043】1H−NMR(CDCl3)δ:8.27
(1H,s),8.00(1H,d,J=8.4Hz),7.2
6(1H,dd,J=8.4Hz,J=7.8Hz), 6.7
4(1H,d,J=7.8Hz),4.95−5.43(1
H,m),2.97−3.50(2H,m),2.76(3H,
s),2.38(3H,s),1.55−2.65(8H,
m) M S(m/e): 299(M+) IRνmax cm-1(KBr): 1694(C=O)
【0044】実 施 例 8 エンド−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イル 7−メチル−ピラゾロ[1,5−a]ピ
リジン−3−カルボキサミドの合成:7−メチル−3−
ピラゾロ[1,5−a]ピリジンカルボン酸 0.4gを
塩化チオニル4mlに溶かし、30分間還流した。 塩
化チオニルを留去後、エンド−8−メチル−8−アザビ
シクロ[3.2.1]オクタン−3−アミン( J. Am.Che
m. soc. 79, 4194,(1957)) 0.56gとトリエチルア
ミン 0.4g加え、クロロホルム7ml中で24時間還
流した。 水とNa2CO3を加えてクロロホルム層をと
り、Na2SO4 で乾燥を行ない、溶媒を留去後、残渣
をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、クロロホルム
−メタノール混液(クロロホルム:メタノール=30:
1)溶出部より粉末として標題化合物 0.52g(収率
76.7%)を得た。
【0045】1H−NMR(CDCl3)δ:8.18
(1H,d,J=8.4Hz),8.13(1H,s),7.2
6(1H,dd,J=8.4Hz,J=7.8Hz),6.7
7(1H,d,J=7.8Hz),4.21−4.70(1
H,m),2.95−3.40(2H,m),2.76(3H,
s),2.36(3H,s),1.53−2.41(8H,
m) M S(m/e): 298(M+) IRνmax cm-1(KBr): 1637(C=0)
【0046】実 施 例 9 エンド−9−メチル−9−アザビシクロ[3.3.1]ノ
ン−3−イル 7−メチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリ
ジン−3−カルボキサミドの合成:7−メチル−3−ピ
ラゾロ[1,5−a]ピリジンカルボン酸 0.4gを塩
化チオニル 4mlに溶かし、30分間還流した。 塩化
チオニルを留去後、エンド−9−メチル−9−アザビシ
クロ[3.3.1]ノナン−3−アミン( Eur. Pat.App
l. EP 13.138,(1979))0.62gとトリエチルアミン
0.4gを加え、クロロホルム 7ml中で24時間還流
した。 水とNa2CO3を加えてクロロホルム層をと
り、Na2SO4で乾燥を行ない、溶媒を留去後、残渣を
シリカゲルクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−
メタノール混液(クロロホルム:メタノール=30:
1)溶出部より標題化合物を0.47g( 収率66%)
を得た。
【0047】1H−NMR(CDCl3)δ:8.23
(1H,d),8.16(1H,s),7.26(1H,dd,
J=8.4Hz,J=7.8Hz),6.75(1H,d,J
=7.7Hz),4.5−4.7(1H,m),3.10(2
H,d),2.78(3H,s),2.51(3H,s),1.
0−2.6(10H,m) M S(m/e): 212(M+) IRνmax cm-1(KBr): 1636(C=O)
【0048】実 施 例 10 (S)−(−)−N−(1−アザビシクロ[2.2.2]
オクト−3−イル)−7−メチルピラゾロ[1,5−
a]ピリジン−3−カルボキサミドの合成:7−メチル
−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンカルボン酸 88
0mg(5mmol)の塩化チオニル 10ml溶液を
30分間加熱還流した。 塩化チオニルを減圧下に留去
し、得られた残渣を塩化メチレン 30mlに溶解し
た。 それを氷冷下、特開昭63−196583号明細
書に記載の方法により調製した(S)−(−)−1−ア
ザビシクロ[2.2.2]オクタン−3−アミン 644
mg(5.1mmol)の塩化メチレン 30ml溶液に
滴下し、氷冷下30分間、更に室温で40分間撹拌し
た。 反応混合物に2N水酸化ナトリウムを加え、10
分間撹拌後、有機層を分取した。 さらに水層より塩化
メチレン抽出を行ないそれを無水炭酸カリウムで乾燥し
た。 減圧下に塩化メチレンを留去し得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メ
タノール=10:1,5:1)で精製し、得られた油状
物を酢酸エチルに溶解した。 溶媒を減圧下に留去し、
得られた結晶をエーテルで洗浄して標題化合物 1.2g
(4.2mmol,84.5%)を白色結晶として得た。
【0049】1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):
8.25(1H,s,C2−H),8.20(1H,d,J=
8.9Hz,C4−H)7.31(1H,dd,J=8.9H
z,J=6.9Hz,C5−H),6.79(1H,d,J=
6.9Hz,C6−H),6.12(1H,d,J=6.9H
z,NH),4.1−4.3(1H,m,CH),1.5−3.
6(11H,m,キヌクリジン−H),2.78(3H,s,
7−CH3). MS:FAB(Pos.)285(MH+). [α]20 D=−12.7(c=1.0, 1NHCl).
【0050】実 施 例 11 (R)−(+)−N−(1−アザビシクロ[2.2.2]
オクト−3−イル)−7−メチルピラゾロ[1,5−
a]ピリジン−3−カルボキサミドの合成:7−メチル
−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンカルボン酸 16
6mg(0.945mmol)の塩化チオニル 3ml溶
液を30分間加熱還流した。 塩化チオニルを減圧下に
留去し得られた残渣を塩化メチレン5mlに溶解した。
それを氷冷下、特開昭63−196583号明細書に記
載の方法により調製した(R)−(+)−1−アザビシ
クロ[2.2.2]オクタン−3−アミン 200mg
(1mmol)の塩化メチレン 5ml溶液に滴下し、
氷冷下30分間室温にて40分間撹拌した。 反応混合
物に2N水酸化ナトリウム水溶液を加え、10分間撹拌
後、有機層を分取した。 さらに水層より塩化メチレン
抽出を行ない、それを無水炭酸カリウムで乾燥した。
減圧下に塩化メチレンを留去し、得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー( クロロホルム:メタ
ノール=10:1、5:1)で精製し、得られた油状物
を酢酸エチルに溶解した。 溶媒を減圧下に留去し、得
られた結晶をエーテルで洗浄して標題化合物 207m
g(0.73mmol,77.0%)を白色結晶として得
た。
【0051】1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):
8.26(1H,s,C2−H),8.20(1H,ds,J=
8.9Hz,C4−H),7.31(1H,dd,J=8.9H
z,J=6.9Hz,C5−H),6.79(1H,d,J=
6.9Hz,C6−H),6.14(1H,d,J=6.3H
z,NH),4.1−4.3(1H,m,CH),1.5−3.
6(11H,m,キヌクリジン−H),2.78(3H,s,
7−CH). MS:FAB(Pos.)285(MH+). [α]20 D=+13.2(c=1.0, 1NHCl).
【0052】実 施 例 12 1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル 7−
メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキ
シレートの合成:3−キヌクリジノール 370mg
(アルドリッチ社製;2.9mmol)のベンゼン 30
ml懸濁液を1.5時間ディーン−スターク装置を用い
て還流後、金属ナトリウム0.1gを加え、さらに2.5
時間撹拌下還流した。 未反応のナトリウムを取り除
き、エチル 7−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン
−3−カルボキシレート 200mg(0.98mmo
l)を加え、24時間加熱還流した。 反応混合物の溶
媒を減圧下留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:
1)で精製して標題化合物240mg(0.84mmo
l,86%)を白色結晶として得た。
【0053】1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):
8.45(1H,s,C2−H),8.06(1H,d,J=
8.9Hz,C4−H),7.38(1H,dd,J=8.9H
z,6.9Hz,C5−H),6.83(1H,d,J=6.9
Hz,C6−H),5.0−5.1(1H,m,CH),1.4
−3.5(11H,m,キヌクリジン−H),2.80(3
H,s,CH3) MS:FAB(Pos.)286(MH+).
【0054】実 施 例 13 (S)−(−)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト
−3−イル 7−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジ
ン−3−カルボキシレートの合成:Eur. J, Med, Che
m., 14巻, 111-114頁(1979)の方法により調製した
(S)−(+)−3−キヌクリジノール 760mg
(0.76mmol)のベンゼン60ml懸濁液を1.5
時間ディーン−スターク装置を用いて還流後、金属ナト
リウム 0.2gを加え、さらに2.5時間撹拌下還流し
た。 未反応のナトリウムを取り除き、エチル 7−メチ
ルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレ
ート 440mg(2.2mmol)を加え、24時間加
熱還流した。 反応混合物の溶媒を減圧下留去し、得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム:メタノール=10:1)で精製し、標題化合
物 500mg(1.8mmol,81%)を白色結晶と
して得た。
【0055】1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):
8.45(1H,s,C2−H),8.06(1H,d,J=
8.9Hz,C4−H),7.38(1H,dd,J=8.9H
z,6.9Hz,C5−H),6.83(1H,d,J=6.9
Hz,C6−H),5.0−5.1(1H,m,CH),1.4
−3.5(11H,m,キヌクリジン−H),2.81(3
H,s,CH3) MS:FAB(Pos.)286(MH+). [α]20 D=−21.5(c=1.0,クロロホルム).
【0056】実 施 例 14 (R)−(+)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト
−3−イル 7−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジ
ン−3−カルボキシレートの合成:Eur. J, Med, Che
m., 14巻, 111-114頁(1979)の方法により調製した
(R)−(−)−3−キヌクリジノール 90mg(0.
71mmol)のベンゼン15ml懸濁液を1.5時間
ディーン−スターク装置を用いて還流後、金属ナトリウ
ム 0.05gを加え、さらに2.5時間撹拌下還流し
た。 未反応のナトリウムを取り除き、エチル 7−メチ
ルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレ
ート 100mg(0.49mmol)を加え、24時間
加熱還流した。 反応混合物の溶媒を減圧留去し、得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム:メタノール=10:1)で精製し、標題化合
物 15mg(0.05mmol,12%)を白色結晶と
して得た。
【0057】1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):
8.45(1H,s,C2−H),8.06(1H,d,J=
8.9Hz,C4−H)7.38(1H,dd,J=8.9H
z,6.9Hz,C5−H),6.83(1H,d,J=6.9
Hz,C6−H),5.0−5.1(1H,m,CH),1.4
−3.5(11H,m,キヌクリジン−H),2.81(3
H,s,CH3). MS:FAB(Pos.)286(MH+). [α]20 D=+20.8(c=1.0,クロロホルム).
【0058】実 施 例 15 エンド−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イル 2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピ
リジン−3−カルボキシレートの合成:2−メチルピラ
ゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸 0.5g
(3mmol)を塩化チオニル5mlに溶かし、30分
間還流した。 溶媒を留去後、蒸留クロロホルム6ml
を加え、さらにトロピン 0.4g(3mmol)を加え
て24時間撹拌した。 5N水酸化ナトリウム水溶液2
mlを加え、さらに30分間撹拌した後、水を加えて分
液した。 クロロホルム層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
後留去し、残った油状物質をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーで精製し、クロロホルム:メタノール=5
0:1溶出部より結晶を得た。それをベンゼン−メタノ
ールで再結晶し、標題化合物 0.27g(0.90mm
ol,30%)を結晶として得た。
【0059】融 点 : 253〜257℃1 H−NMR(CDCl3)δ:8.37(1H,d,J=
7.2Hz,C7−H),8.07(1H,d,J=8.4H
z,C4−H),7.33(1H,dd,J=7.8Hz,J=
8.4Hz,C5−H),6.83(1H,dd,J=7.2H
z,J=7.8Hz,C6−H),5.0〜5.5(1H,m,
トロピン 3−H),2.9〜3.6(2H,m,トロピン
1,5−H),2.71(3H,s,C2−H3),2.40
(3H,s,トロピンN−CH3),1.5〜2.6(8H,
m,トロピン H) MS(m/e): 299(M) IRνmax cm-1(KBr): 1685(C=0)
【0060】実 施 例 16 エンド−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イル 4−メチルピラゾロ[1,5−a]ピ
リジン−3−カルボキシレートの合成:ジャーナル・オ
ブ・ケミカル・ソサエティ, パーキン・トランス・アクショ
ンズ・パート 1(J・C・S Parkin I)406〜
409頁(1975)の記載に従って調製した4−メチ
ルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸0.
5g(3mmol)を塩化チオニル 5mlに溶かし、
30分間還流した。溶媒を留去後、蒸留クロロホルム
6mlを加え、さらにトロピン 0.4g(3mmol)
を加えて24時間撹拌した。 5N水酸化ナトリウム水
溶液 2mlを加え、さらに30分間撹拌した後、水を
加えて分液した。 クロロホルム層を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後留去し、残った油状物質をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製し、クロロホルム:メタノー
ル=50:1溶出部より結晶を得た。 それをベンゼン
−メタノールで再結晶し、標題化合物 0.27g( 0.
90mmol,30%)を結晶として得た。
【0061】融 点 : 144〜146℃1 H−NMR(CDCl3)δ:8.39(1H,d,J=
6.0Hz,C7−H),8.27(1H,s,J=C2
H),7.19(1H,d,J=7.2Hz,C5−H),6.
88(1H,dd,J=6.0Hz,J=7.2Hz,C6
H),5.1〜5.5(1H,m,トロピン3−H),3.5
〜4.1(2H,m,トロピン 1,5−H),2.87(3
H,s,C4−CH3),2.78(3H,s,トロピン N−
CH3),2.1〜2.8(8H,m,トロピン H) M S(m/e):299(M) IRνmax cm-1(KBr): 1705(C=0)
【0062】実 施 例 17 エンド−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イル 5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピ
リジン−3−カルボキシレートの合成:5−メチルピラ
ゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸 0.5g
(3mmol)を塩化チオニル5mlに溶かし、30分
間還流した。 塩化チオニルを留去後、トロピン 0.4
g(3mmol)を加え、クロロホルム 6.3ml中で
24時間還流した。 水と5N NaOH水溶液少量を加
えてアルカリ性にし、クロロホルム層を留去して得た油
状物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し
(クロロホルム:メタノール=20:1)、標題化合物
を0.11g(0.37mmol 12.3%)得た。
【0063】M S(m/e): 299(M+1 H−NMR(CDCl3)δ:8.39(1H,d,J=
6.0Hz,C7−H),8.27(1H,s,C2−H),7.
19(1H,d,J=7.2Hz,C5−H),6.88(1
H,dd,J=6.0Hz,J=7.2Hz,C6−H),5.
1〜5.5(1H,m,トロピン3−H),3.5〜4.1
(2H,m,トロピン 1,5−H),2.87(3H,s,C
5−CH3),2.78(3H,s,トロピン N−CH3),
2.1〜2.8(8H,m,トロピン H)
【0064】実 施 例 18 エンド−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オ
クト−3−イル 6−メチルピラゾロ[1,5−a]ピ
リジン−3−カルボキシレートの合成:6−メチルピラ
ゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸 0.6g
(0.003mol)を塩化チオニル6mlに溶かし、
30分間還流した。 溶媒を留去後、蒸留クロロホルム
7mlを加え、さらにトロピン 0.4g(0.003m
ol)を加えて24時間撹拌した。5N水酸化ナトリウ
ム水溶液2mlを加え、さらに30分間撹拌した後、水
を加えて分液した。 クロロホルム層を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後留去し、残った油状物質をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製し、クロロホルム:メタノ
ール=50:1溶出部より標題化合物 0.13g(13
%)を結晶として得た。それをベンゼン−メタノールで
再結晶した。
【0065】1H−NMR(CDCl3)δ: 8.33(1H,s,C7−H),8.26(1H,s,C2
H),8.06(1H,d,J=7.8Hz,C4−H),7.
21(1H,d,J=7.8Hz,C5−H)5.08〜5.
50(1H,m,トロピン 3−H),3.10〜3.64
(2H,m,トロピン 1,5−H),2.48(3H,s,C
6−CH3),2.36(3H,s,トロピン N−CH3),
1.68〜2.43(8H,m,トロピンH) M S(m/e):299(M)
【0066】参 考 例 3 2,7−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−
カルボン酸の合成:薬学雑誌91(11)、1154−1157
頁(1971)の記載に従い調製したエチル2,7−ジメチ
ルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレ
ート 1.00g(4.6mmol)に3N NaOH水溶
液 5mlおよびエタノール2mlを加え、100℃で
8時間撹拌した。 反応後、溶媒を留去し、残留物を水
に溶かし、ベンゼンで洗浄した。 水層を濃塩酸で酸性
として析出する結晶を濾取し、水洗した。 収量 0.8
5g(4.5mmol)(収率97%)
【0067】1H−NMR(CDCl3):2.76(s,
3H),2.78(s,3H), 6.78(d,1H,J=6.
9Hz), 7.35(dd,1H,J=8.9Hz,J=6.9
Hz), 8.09(d,1H,J=8.9Hz)
【0068】実 施 例 19 N−(1−アザビシクロ[2.2.2]−オクト−3−イ
ル)−2,7−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン
−3−カルボキサミドの合成:参考例3で得られた2,
7−ジメチル−3−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンカ
ルボン酸 200mg(1.1mmol)の塩化チオニル
5ml溶液を30分間加熱還流した。 塩化チオニルを
減圧下に留去し、得られた残渣を塩化メチレン 5ml
に溶解した。 それを氷冷下、1−アザビシクロ−[2.
2.2]−オクト−3−イルアミン 140ml(1.1
mmol)の塩化メチレン5ml溶液に滴下し、氷冷下
30分間室温にて40分間攪拌した。 反応混合物に2
N水酸化ナトリウムを加え10分間攪拌後、有機層を分
取した。 さらに水層より塩化メチレン抽出を行い、そ
れを無水炭酸カリウムで乾燥した。 減圧下に塩化メチ
レンを留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:1)
で精製し、得られた油状物を酢酸エチルに溶解した。溶
媒を減圧下に留去し得られた結晶をエーテルで洗浄し、
標題化合物 170mg(0.57mmol,54%)を
白色結晶として得た。
【0069】1H−NMR(CDCl3)δ(ppm):
7.98(1H,d,J=8.9Hz,C4−H),7.26
(1H,dd,J=8.9Hz,J=6.6Hz,C5−H),
6.71(1H,d,J=6.6Hz,C6−H),6.03
(1H,d,J=6.6Hz,NH),4.2−4.3(1H,
m,CH),1.5−3.6(11H,m,キヌクリジン−
H),2.74(3H,s,CH3),2.73(3H,s,C
3). M S:FAB(Pos.) 299(MH+
【0070】実 施 例 20 1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル2,7
−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カル
ボキシレートの合成:3−キヌクリジノール 350m
g(2.76mmol)のベンゼン 30ml懸濁液を
1.0時間ディーン−スターク装置を用いて還流後、金
属ナトリウム0.1gを加え、さらに3時間撹拌下還流
した。 未反応のナトリウムを取り除き、エチル 2,7
−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カル
ボキシレート200mg(0.92mmol)を加え2
4時間加熱還流した。 反応混合物の溶媒を減圧下留去
し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(クロロホルム:メタノール=10:1)で精製して
標題化合物 60mg(0.20mmol,22%)を白
色結晶として得た。
【0071】1H−NMR(CDCl3)δ(ppm):
8.01(1H,d,J=8.9Hz,C4−H),7.33
(1H,dd,J=8.9Hz,6.9Hz,C5−H),6.
76(1H,d,J=6.9Hz,C6−H),5.0−5.1
(1H,m,CH),1.4−3.5(11H,m,キヌクリ
ジン−H),2.77(3H,s,CH3),2.73(3H,
s,CH3). M S:FAB(Pos.) 300(MH+
【0072】参 考 例 4(1) エチル 7−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3
−カルボキシレートの合成:ヒドロキシルアミン−O−
スルホン酸 5.0g(37.6mmol)の水70ml
溶液に、2−エチルピリジン 12.0g(112.1m
mol)を加え、攪拌下12時間加熱還流した。 Na2
CO3 4.70gで中和した後、水及び2−エチルピリ
ジンを留去した。 残留物をエタノールに溶かし、不溶
物は濾去した。濾液を20mlに濃縮後、57%ヨウ化
水素酸 6.0ml(42.9mmol)を加え、冷凍庫
に放置した。 析出してくる1−アミノ−2−エチルピ
リジニウムアイオダイドの粗結晶を濾取し、エタノール
で洗浄した。 収量 4.5g(18.0mmol)(48
%).
【0073】次に、1−アミノ−2−エチルピリジニウ
ムアイオダイド 4.5g(18.0mmol)のDMF
20ml溶液にNa2CO3 2.2g(20.8mmo
l)を加え、室温で1時間攪拌した。 それにプロピオ
ール酸 エチル 3.6g(36.7mmol)加え、室温
でさらに20時間攪拌した。 反応混合物の溶媒を留去
し、残留物に水を加え、塩化メチレンで抽出した。 塩
化メチレン層をNa2SO4で乾燥後、溶媒を留去し、残
留物をシリカゲルカラムクラフトグラフィー(CH2
2:ヘキサン=1:1)で精製し、標題化合物 0.9
3g(4.3mmol)(24%)を結晶として得た。
(2−stepで12%)
【0074】1H−NMR(CDCl3):1.42(t,
3H,J=7.6Hz),1.44(t,3H,J=7.3H
z),3.23(q,2H,J=7.6Hz), 4.39(q,
2H,J=7.3Hz),6.81(d,1H,J=7.3H
z),7.39(dd,1H,J=8.9Hz,J=7.3H
z),8.08(d,1H,J=8.9Hz),8.43(s,
1H)
【0075】参 考 例 4(2) 7−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カル
ボン酸の合成:エチル 7−エチルピラゾロ[1,5−
a]ピリジン−3−カルボキシレート0.40g(1.8
3mmol)に2.5N NaOH水溶液8ml及びエ
タノール8mlを加え、100℃で8時間攪拌した。
反応後、5−メチル、2,7−ジメチル体を合成した際
と同様の後処理を行い、結晶を得た。 収量0.34g
(1.79mmol)(98%)
【0076】1H−NMR(CDCl3):1.45(t,
3H,J=7.6Hz),3.25(q,2H,J=7.6H
z),6.87(d,1H,J=6.6Hz), 7.49(d
d,1H,J=8.9Hz,J=6.6Hz),8.13(d,
1H,J=8.9Hz),8.52(s,1H)
【0077】実 施 例 21 N−(1−アザビシクロ−[2.2.2]−オクト−3−
イル)−7−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−
3−カルボキサミドの合成:参考例4(2で得られた)
7−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カル
ボン酸 150mg( 0.79mmol)の塩化チオニ
ル4ml溶液を30分間加熱還流した。 塩化チオニル
を減圧下に留去し、得られた残渣を塩化メチレン5ml
に溶解した。 それを氷冷下、1−アザビシクロ−[2.
2.2]−オクト−3−イルアミン 100ml(0.7
9mmol)の塩化メチレン5ml溶液に滴下し、氷冷
下30分間室温にて40分間攪拌した。 反応混合物に
2N水酸化ナトリウムを加え10分間攪拌後、有機層を
分取した。 さらに水層より塩化メチレン抽出を行いそ
れを無水炭酸カリウムで乾燥した。 減圧下に塩化メチ
レンを留去し得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム:メタノール=10:1)で
精製し、得られた油状物を酢酸エチルに溶解した。 溶
媒を減圧下に留去し得られた結晶をエーテルで洗浄し、
標題化合物 200mg(0.67mmol,85%)を
白色結晶として得た。
【0078】1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):
8.38(1H,s,C2−H),8.19(1H,d,J=
8.9Hz,C4−H)7.33(1H,dd,J=8.9H
z,J=6.9Hz,C5−H),6.77(1H,d,J=
6.9Hz,C6−H),6.25(1H,d,J=6.6H
z,NH),4.2−4.3(1H,m,CH),1.5−3.
5(11H,m,キヌクリジン−H),3.20(2H,q,
J=7.6Hz,CH2),1.42(3H,t,J=7.6H
z,CH3). M S:FAB(Pos.) 299(MH+
【0079】参 考 例 5(1) エチル 7−プロピルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−
3−カルボキシレートの合成:ヒドロキシルアミン−O
−スルホン酸 9.0g(67.7mmol)の水100
ml溶液に2−n−プロピルピリジン 25.0g(20
6.6mmol)を加え、攪拌下17時間加熱還流し
た。 反応混合物をNa2CO3 8.46g(79.8mm
ol)で中和した後、水及び2−n−プロピルピリジン
を留去した。 残留物をエタノールに溶かし、不溶物は
濾去した。 濾液に57%ヨウ化水素酸11.5ml(8
2.1mmol)を加え、溶媒を留去した。 残留物にエ
ーテルを加え、冷凍庫に放置して析出してくる1−アミ
ノ−2−プロピルピリジニウムアイオダイドの粗結晶
5.0g(18.9mmol)(28%)を得た。
【0080】次に、1−アミノ−2−プロピルピリジニ
ウムアイオダイド 5.0g(18.9mmol)のDM
F20ml溶液にNa2CO3 2.41g(22.7mm
ol)を加え、室温で1時間攪拌した。 それにプロピ
オール酸エチル3.71g(37.9mmol)を加え、
室温でさらに20時間攪拌した。 反応後、7−エチル
体と同様の後処理を行い、CH2Cl2:ヘキサン=1:
1溶出部より表題化合物を結晶として 1.45g(6.
25mmol)(33%)得た。(2stepで9%)
【0081】1H−NMR(CDCl3):1.06(t,
3H,J=7.4Hz),1.42(t,3H,J=7.2H
z),1.82−1.96(m,2H),3.17(t,2H,
J=7.6Hz),4.39(q,2H,J=7.2Hz),
6.79(d,1H,J=6.9Hz),7.37(dd,1
H,J=8.9Hz,J=6.9Hz),8.07(d,1H,
J=8.9Hz),8.42(s,1H).
【0082】参 考 例 5(2) 7−プロピルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カ
ルボン酸の合成:エチル 7−プロピルピラゾロ[1,5
−a]ピリジン−3−カルボキシレート0.46g(1.
98mmol)に2.5N NaOH水溶液 8ml及び
エタノール5mlを加え、100℃で3時間攪拌した。
反応後、5−メチル、2,7−ジメチル体を合成した際
と同様の後処理を行い、表題化合物を結晶として 0.3
7g(1.81mmmol)(91%)得た。
【0083】1H−NMR(CDCl3):1.07(t,
3H,J=7.4Hz),1.83−1.97(m,2H),
3.19(t,2H,J=7.6Hz), 6.84(d,1
H,J=6.9Hz), 7.42(dd,1H,J=8.9H
z,J=6.9Hz),8.12(d,1H,J=8.9H
z),8.51(s,1H).
【0084】実 施 例 22 N−(1−アザビシクロ−[2.2.2]−オクト−3−
イル)−7−プロピルピラゾロ[1,5−a]ピリジン
−3−カルボキサミドの合成:参考例5(2)で得た7
−プロピルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カル
ボン酸 150mg(0.74mmol)の塩化チオニル
4ml溶液を30分間加熱還流した。 塩化チオニルを
減圧下に留去し得られた残渣を塩化メチレン5mlに溶
解した。 それを氷冷下、1−アザビシクロ−[2.2.
2]−オクト−3−イルアミン 110ml(0.87m
mol)の塩化メチレン5ml溶液に滴下し、氷冷下3
0分間室温にて40分間攪拌した。 反応混合物に2N
水酸化ナトリウムを加え、10分間攪拌後、有機層を分
取した。 さらに水層より塩化メチレン抽出を行い、そ
れを無水炭酸カリウムで乾燥した。 減圧下に塩化メチ
レンを留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:1)
で精製し、得られた油状物を酢酸エチルに溶解した。
溶媒を減圧下に留去し、得られた結晶をエーテルで洗浄
し、 標題化合物 200mg(0.64mmol,87
%)を白色結晶として得た。
【0085】1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):
8.37(1H,s,C2−H),8.19(1H,d,J=
8.3Hz,C4−H)7.32(1H,dd,J=8.3H
z,J=6.6Hz,C5−H),6.77(1H,d,J=
6.6Hz,C6−H),6.49(1H,d,J=6.9H
z,NH),4.2−4.3(1H,m,CH),1.5−3.
5(11H,m,キヌクリジン−H),3.15(2H,t,
J=7.7Hz,CH2),1.81−1.96(2H,m,C
2),1.05(3H,t,J=7.4Hz,CH3). M S:FAB(Pos.) 299(MH+
【0086】実 施 例 23 1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル 7−
エチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキ
シレートの合成:3−キヌクリジノール 140mg
(1.10mmol)のベンゼン 20ml懸濁液を0.
5時間ディーン−スターク装置を用いて還流後、金属ナ
トリウム0.05gを加え、さらに1.5時間撹拌下還流
した。未反応のナトリウムを取り除き、エチル 7−エ
チルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシ
レート 80mg(0.37mmol)を加え、12時間
加熱還流した。 反応混合物の溶媒を減圧下留去し、得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム:メタノール=10:1)で精製して標題化
合物 100mg(0.33mmol,91%)を油状物
として得た。
【0087】1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):
8.44(1H,s,C2−H),8.05(1H,d,J=
8.9Hz,C4−H)7.40(1H,dd,J=8.9H
z,7.3Hz,C5−H),6.83(1H,d,J=7.3
Hz,C6−H),5.0−5.1(1H,m,CH),1.4
−3.5(11H,m,キヌクリジン −H),3.23(2
H,q,J=7.6Hz,CH2),1.44(3H,t,J=
7.6Hz,CH3). M S:FAB(Pos.) 300(MH+
【0088】実 施 例 24 1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル 7−
プロピルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボ
キシレートの合成:3−キヌクリジノール 330mg
(2.60mmol)のベンゼン 30ml懸濁液を0.
5時間ディーン−スターク装置を用いて還流後、金属ナ
トリウム0.1gを加え、さらに2時間撹拌下還流し
た。 未反応のナトリウムを取り除き、エチル 7−プロ
ピルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシ
レート200mg(0.86mmol)を加え、20時
間加熱還流した。 反応混合物の溶媒を減圧下留去し、
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム:メタノール=10:1)で精製して標
題化合物 230mg(0.73mmol,85%)を油
状物として得た。
【0089】1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):
8.43(1H,s,C2−H),8.05(1H,d,J=
8.6Hz,C4−H)7.39(1H,dd,J=8.6H
z,6.9Hz,C5−H),6.81(1H,d,J=6.9
Hz,C6−H),5.0−5.1(1H,m,CH),1.4
−3.5(11H,m,キヌクリジン −H),3.17(2
H,t,J=7.6Hz,CH2),1.82−1.96(2
H,m,CH2),1.06(3H,t,J=7.3Hz,C
3). M S:FAB(Pos.) 314(MH+
【0090】試 験 例 1 5−HT3受容体結合実験 (A)ラット大脳皮質膜画分の調製:SD系雄性ラット
(200−300g)を断頭後、すばやく脳を取り出
し、これを氷冷下0.32M ショ糖溶液に浸しながら大
脳皮質を摘出した。 これに50mM N−2−ヒドロキ
シエチルピペラジン−N'−2−エタンスルホン酸緩衝
液(HEPES、pH7.4)を加えホモジネートし
た。 このホモジネートを遠心分離(1,000×g、1
0min)し、その上清をさらに遠心(48,000×
g、15min)して沈渣を得た。 この沈渣を0.03
%トリトン X−100で再浮遊させた後、遠心(48,
000×g、15min)により得た沈渣を大脳皮質膜
画分とした。
【0091】(B)3H−クイパジン結合能の測定 方法:上記で調製したラット大脳皮質膜画分(約200
μg蛋白質)と3H−クイパジン(ニューイングランド
ニュークレア社:NEN)(最終濃度1nM)で反応さ
せたものを総結合量(TB)とし、これに5−HT3
容体の拮抗剤であるICS 205−930(リサーチ
バイオケミカルズ インコーポレーテッド)(最終濃度
100nM)を加えて反応させたものを非特異的結合量
(NB)とした。 検体の結合能を調べるのには、膜画
分、3H−クイパジンに検体を加えて反応させた(DT
B)。 反応は、計1mlを用い、25℃で45分間行
なった。反応液をワットマンGF/Cフィルターで吸引
濾過することにより反応を停止させた。 フィルターに
吸着した放射活性を液体シンチレーションカウンターで
測定した。 検体の結合能は以下の計算式で算出し、3
−クイパジンの5−HT3受容体への結合阻害率として
求め、その結果を表1に示す。
【0092】( 計 算 式 )
【0093】( 結 果 )
【0094】また、各化合物ごとに適宜の濃度における
結合阻害率を求め、横軸に濃度の対数値、縦軸に結合阻
害率を表示した濃度−結合阻害曲線を作成し、その曲線
より各化合物のIC50値(50%結合阻害する濃度)を
求めた。 この結果は表2の通りである。
【0095】
【0096】比較化合物* 1: ピラゾロ[1,5−a]
ピリジン−3−カルボン酸 比較化合物* 2: 2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピ
リジン−3−カルボン酸; 参考例2で得たもの 比較化合物* 3: 4−メチルピラゾロ[1,5−a]ピ
リジン−3−カルボン酸 比較化合物* 4: 5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピ
リジン−3−カルボン酸; 参考例1で得たもの 比較化合物* 5: 6−メチルピラゾロ[1,5−a]ピ
リジン−3−カルボン酸 比較化合物* 6: 7−メチルピラゾロ[1,5−a]ピ
リジン−3−カルボン酸 比較化合物* 7: 2,7−ジメチルピラゾロ[1,5−
a]ピリジン−3−カルボン酸; 参考例3で得たもの
【0097】試 験 例 2 制 吐 作 用 :体重7.5〜9.6Kg、9〜13ケ月齢の
雌ビーグル犬(東洋実験動物センター製)4頭を用い、
本発明化合物の制吐作用を調べた。被験化合物として
は、実施例8および実施例9で得た化合物をそれぞれ秤
量し、0.01N 塩酸により溶解した後、0.01N 水
酸化ナトリウムでpH約7に中和した投与用水溶液を用
いた。 一方、催吐薬としてはシスプラチン (ブリプラ
チン注、ブリストル・マイヤーズ製)を用いた。
【0098】まず、各動物におけるシスプラチンの催吐
作用について検討するため、シスプラチン投与後の嘔吐
について観察した(対照群)。 次に7週間後、各2例
に対して シスプラチンの投与75分後に実施例8の化
合物または実施例9の化合物0.1mg/kg(0.2m
l/kg)を静脈内投与し、嘔吐について観察した(実
施例8の化合物、実施例9の化合物の投与群)。 シス
プラチンは、投与量 3mg/kg、容量 6ml/k
g、投与速度 10ml/minとして静脈内投与し
た。
【0099】実験動物は、シスプラチン投与前約24時
間絶食を行ない、シスプラチン投与1時間後に給餌し
た。 また、嘔吐は嘔吐物が口より排泄されるかどうか
により判定し、観察は嘔吐回数およびその潜伏時間につ
いてシスプラチン投与4時間後まで行った。
【0100】この結果、各実験動物のシスプラチン投与
後の初回嘔吐の潜伏時間および嘔吐回数を表3−Aおよ
び表3−Bに示した。
【0101】
【0102】
【0103】実施例8の化合物の投与試験を示す表3−
Aでは、被験化合物を投与しないコントロールで初回嘔
吐の潜伏時間が126および114分であり、嘔吐回数
は、それぞれ、13および22回であったが、実施例8
の化合物を 0.1mg/kg投与することにより、嘔吐
は2例とも観察されず、制吐作用が認められた。
【0104】また、実施例9の化合物投与試験の結果を
示す表3−Bでも、コントロールで初回嘔吐の潜伏時間
が106および98分であり、嘔吐回数は、それぞれ、
12および27回であったのに対し、実施例9の化合物
を 0.1mg/kg投与した場合は、初回嘔吐の潜伏時
間が132および173分に延長し、嘔吐回数も、それ
ぞれ、12および10回と1例で減少した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/46 ACJ 7252−4C //(C07D 519/00 451:00 471:00) (C07D 519/00 453:00 471:00)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1およびR2は、水素原子または低級アルキル
    基を、R3は第3級窒素原子を含むアザビシクロ環式基
    を示し、Yは−O−または−NH−を示す)で表される
    ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸誘導
    体またはその塩。
  2. 【請求項2】 第3級窒素原子を含むアザビシクロ環式
    基R3が、下記の式 【化2】 で表される基である請求項1記載のピラゾロ[1,5−
    a]ピリジン−3−カルボン酸誘導体またはその塩。
  3. 【請求項3】 第3級窒素原子を含むアザビシクロ環式
    基R3が、下記の式 【化3】 (式中、Zは低級アルキル基を示し、nは2または3の
    数を示す)で表される基である請求項1記載のピラゾロ
    [1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸誘導体または
    その塩。
  4. 【請求項4】 ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−
    カルボン酸誘導体が、下記の一般式(I') 【化4】 (式中、R1は低級アルキル基を示し、YおよびR3は前
    記した意味を有する)で表される化合物である請求項1
    記載のピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン
    酸誘導体またはその塩。
  5. 【請求項5】 ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−
    カルボン酸誘導体が、光学活性体またはラセミ体のN−
    (1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)−
    ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキサミ
    ド、N−(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−
    イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−
    3−カルボキサミド、N−(1−アザビシクロ[2.2.
    2]オクト−3−イル)−7−メチルピラゾロ[1,5
    −a]ピリジン−3−カルボキサミド、N−(1−アザ
    ビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)−2−メチル
    ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキサミ
    ド、N−(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−
    イル)−2,7−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリジ
    ン−3−カルボキサミド、N−(1−アザビシクロ
    [2.2.2]オクト−3−イル)−7−エチルピラゾロ
    [1,5−a]ピリジン−3−カルボキサミド、N−
    (1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)−
    7−プロピルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カ
    ルボキサミド、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−
    3−イル 7−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン
    −3−カルボキシレート、1−アザビシクロ[2.2.
    2]オクト−3−イル 2,7−ジメチルピラゾロ[1,
    5−a]ピリジン−3−カルボキシレート、1−アザビ
    シクロ[2.2.2]オクト−3−イル 7−エチルピラ
    ゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレート、
    1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル 7−
    プロピルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボ
    キシレートからなる群より選ばれた化合物のいずれか1
    つである請求項2記載のピラゾロ[1,5−a]ピリジ
    ン−3−カルボン酸誘導体またはその塩。
  6. 【請求項6】 ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−
    カルボン酸誘導体が、エンド−8−アザビシクロ[3.
    2.1]オクト−3−イルピラゾロ[1,5−a]ピリジ
    ン−3−カルボキシレート、エンド−8−メチル−8−
    アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル 7−メチ
    ルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレ
    ート、エンド−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.
    1]オクト−3−イル 2−メチルピラゾロ[1,5−
    a]ピリジン−3−カルボキシレート、エンド−8−メ
    チル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル
    4−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カ
    ルボキシレート、エンド−8−メチル−8−アザビシク
    ロ[3.2.1]オクト−3−イル 5−メチルピラゾロ
    [1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレート、エン
    ド−N−(8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]
    オクト−3−イル −7−メチルピラゾロ[1,5−a]
    ピリジン−3−カルボキシサミド、エンド−N−(9−
    メチル−9−アザビシクロ[3.2.1]ノン−3−イ
    ル)−7−メチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−
    3−カルボキサミドからなる群より選ばれた化合物のい
    ずれか1つである請求項3記載のピラゾロ[1,5−
    a]ピリジン−3−カルボン酸誘導体またはその塩。
  7. 【請求項7】 一般式(II) 【化5】 (式中、R1はおよびR2は水素原子または低級アルキル
    基を示す)で表されるピラゾロ[1,5−a]ピリジン
    −3−カルボン酸化合物またはその反応性誘導体と式
    (III) H−Y−R3 (III) (式中、Yは−O−または−NH−であり、R3は第3
    級窒素原子を含むアザビシクロ環式基を示す)で表され
    るアザビシクロ化合物とを反応させることを特徴とする
    一般式(I) 【化6】 (式中、R1、R2、YおよびR3は前記と同様の基を示
    す)で表されるピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−
    カルボン酸誘導体またはその塩の製造法。
  8. 【請求項8】 第3級窒素原子を含むアザビシクロ環式
    基R3が、下記の式 【化7】 で表される基である請求項7記載の製造法。
  9. 【請求項9】 第3級窒素原子を含むアザビシクロ環式
    基R3が、下記の式 【化8】 (式中、Zは低級アルキル基を示し、nは2または3の
    数を示す)で表される基である請求項7記載の製造法。
  10. 【請求項10】 ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3
    −カルボン酸誘導体が、下記の一般式(I') 【化9】 (式中、R1は低級アルキル基であり、YおよびR3は前
    記と同様の基を示す)で表される化合物である請求項7
    記載の製造法。
  11. 【請求項11】 ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3
    −カルボン酸誘導体が、光学活性体またはラセミ体のN
    −(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)
    −ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキサミ
    ド、N−(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−
    イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−
    3−カルボキサミド、N−(1−アザビシクロ[2.2.
    2]オクト−3−イル)−7−メチルピラゾロ[1,5
    −a]ピリジン−3−カルボキサミド、N−(1−アザ
    ビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)−2−メチル
    ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキサミ
    ド、N−(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−
    イル)−2,7−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリジ
    ン−3−カルボキサミド、N−(1−アザビシクロ
    [2.2.2]オクト−3−イル)−7−エチルピラゾロ
    [1,5−a]ピリジン−3−カルボキサミド、N−
    (1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)−
    7−プロピルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カ
    ルボキサミド、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−
    3−イル 7−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン
    −3−カルボキシレート、1−アザビシクロ[2.2.
    2]オクト−3−イル 2,7−ジメチルピラゾロ[1,
    5−a]ピリジン−3−カルボキシレート、1−アザビ
    シクロ[2.2.2−]オクト−3−イル 7−エチルピ
    ラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレー
    ト、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル
    7−プロピルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カ
    ルボキシレートからなる群より選ばれた化合物のいずれ
    か1つである請求項8記載の製造法。
  12. 【請求項12】 ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3
    −カルボン酸誘導体が、エンド−8−メチル−8−アザ
    ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル ピラゾロ
    [1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレート、エン
    ド−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト
    −3−イル 7−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジ
    ン−3−カルボキシレート、エンド−8−メチル−8−
    アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル 2−メチ
    ルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレ
    ート、エンド−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.
    1]オクト−3−イル 4−メチルピラゾロ[1,5−
    a]ピリジン−3−カルボキシレート、エンド−8−メ
    チル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル
    5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カ
    ルボキシレート、エンド−N−(8−メチル−8−アザ
    ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−7−メチル
    −ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキサミ
    ド、エンド−N−(9−メチル−9−アザビシクロ
    [3.2.1]ノン−3−イル)−7−メチル−ピラゾロ
    [1,5−a]ピリジン−3−カルボキサミドからなる
    群より選ばれた化合物のいずれか1つである請求項9記
    載の製造法。
  13. 【請求項13】 一般式(I) 【化10】 (式中、R1およびR2は水素原子または低級アルキル基
    を、R3は第3級窒素原子を含むアザビシクロ環式基を
    示し、Yは−O−または−NH−を示す)で表されるピ
    ラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸化合物
    またはその塩を有効成分として含有することを特徴とす
    るセロトニン3受容体拮抗剤。
  14. 【請求項14】 第3級窒素原子を含むアザビシクロ環
    式基が、下記の式 【化11】 で表される基である請求項13記載のセロトニン3受容
    体拮抗剤。
  15. 【請求項15】 第3級窒素原子を含むアザビシクロ環
    式基R3が、下記の式 【化12】 (式中、Zは低級アルキル基を示し、nは2または3の
    数を示す)で表される基である請求項13記載のセロト
    ニン3受容体拮抗剤。
  16. 【請求項16】 ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3
    −カルボン酸誘導体が、下記の一般式(I') 【化13】 (式中、R1は低級アルキル基であり、YおよびR3は前
    記した意味を有する)で表される化合物である請求項1
    3記載のセロトニン3受容体拮抗剤。
  17. 【請求項17】 ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3
    −カルボン酸誘導体が、光学活性体またはラセミ体のN
    −(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)
    −ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキサミ
    ド、N−(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−
    イル)−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−
    3−カルボキサミド、N−(1−アザビシクロ[2.2.
    2]オクト−3−イル)−7−メチルピラゾロ[1,5
    −a]ピリジン−3−カルボキサミド、N−(1−アザ
    ビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)−2−メチル
    ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキサミ
    ド、N−(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−
    イル)−2,7−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリジ
    ン−3−カルボキサミド、N−(1−アザビシクロ
    [2.2.2]オクト−3−イル)−7−エチルピラゾロ
    [1,5−a]ピリジン−3−カルボキサミド、N−
    (1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)−
    7−プロピルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カ
    ルボキサミド、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−
    3−イル 7−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン
    −3−カルボキシレート、1−アザビシクロ[2.2.
    2]オクト−3−イル 2,7−ジメチルピラゾロ[1,
    5−a]ピリジン−3−カルボキシレート、1−アザビ
    シクロ[2.2.2]オクト−3−イル 7−エチルピラ
    ゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレート、
    1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル 7−
    プロピルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボ
    キシレートからなる群より選ばれた化合物のいずれか1
    つである請求項14記載のセロトニン3受容体拮抗剤。
  18. 【請求項18】 ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3
    −カルボン酸誘導体が、エンド−8−メチル−8−アザ
    ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル ピラゾロ
    [1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレート、エン
    ド−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト
    −3−イル 7−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジ
    ン−3−カルボキシレート、エンド−8−メチル−8−
    アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル 2−メチ
    ルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレ
    ート、エンド−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.
    1]オクト−3−イル 4−メチルピラゾロ[1,5−
    a]ピリジン−3−カルボキシレート、エンド−8−メ
    チル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル
    5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カ
    ルボキシレート、エンド−N−(8−メチル−8−アザ
    ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−7−メチル
    ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキサミ
    ド、エンド−N−(9−メチル−9−アザビシクロ
    [3.2.1]ノン−3−イル)−7−メチルピラゾロ
    [1,5−a]ピリジン−3−カルボキサミドからなる
    群より選ばれた化合物のいずれか1つである請求項15
    記載のセロトニン3受容体拮抗剤。
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