JPH0593007U - 高圧用可変抵抗器 - Google Patents

高圧用可変抵抗器

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JPH0593007U
JPH0593007U JP3468892U JP3468892U JPH0593007U JP H0593007 U JPH0593007 U JP H0593007U JP 3468892 U JP3468892 U JP 3468892U JP 3468892 U JP3468892 U JP 3468892U JP H0593007 U JPH0593007 U JP H0593007U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抵抗体と重なり合う電極の下地電極部からは
アークが飛びにくく、該電極上のはんだからはアークが
飛びやすくなるように抵抗基板のパターン形状を工夫す
ることにより、アーク放電に起因する電極や抵抗体の焼
損が防止できる信頼性の高い高圧用可変抵抗器を提供す
る。 【構成】 摺動子19との間に高電圧が印加される電極
14に付着せしめたはんだ16の摺動子19側とは反対
側に、抵抗体13と重なり合う該電極14の下地電極部
14bを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばカラーテレビの電子ビームの水平バランスを調整する電流制 御用ボリュームなどとして使用され、数千〜数万ボルトの高電圧が印加される高 圧用可変抵抗器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の高圧用可変抵抗器としては、従来、図4に示す如きものが広く知られ ていた。
【0003】 同図において、セラミック基板1の表面には、カーボン等からなる略C字形の 抵抗体2が形成されていて、この抵抗体2の一端部には銀電極3が一部重なり合 って形成されており、抵抗体2の他端部には銀電極4が一部重なり合って形成さ れている。そして、銀電極3のうち抵抗体2に覆われていない部分に活電用端子 5がはんだ6付けされており、同様に、銀電極4のうち抵抗体2に覆われていな い部分にアース端子7がはんだ8付けされていて、これらの端子5,7はセラミ ック基板1の外方へ突出している。また、つまみ9aを突設した絶縁性の摺動子 受9は、セラミック基板1に対して回動自在であり、この摺動子受9には金属板 をプレス加工してなる摺動子10が固定されている。この摺動子10には一対の 摺動接点10a,10bが形成されており、一方の摺動接点10aは抵抗体2に 摺接し、他方の摺動接点10bは図示せぬ金属製のリード板に摺接している。な お、このリード板はアース端子7に接続されているので、摺動子10はリード板 を介してアース端子7と同電位に保たれている。
【0004】 上記したセラミック基板1や摺動子受9、リード板等は図示せぬケーシングの 内部に収納され、活電用端子5とアース端子7との間に例えば4000ボルトの 高電圧が印加される。そして、抵抗値を調整する際には、ケーシングの外部に突 出するつまみ9aを回動操作して、抵抗体2に対する摺動接点10aの接触位置 を変化させ、これにより電流制御が行えるようになっている。
【0005】 ところで、このような高圧用可変抵抗器は抵抗体2が100MΩ程度と高抵抗 なため、摺動接点10aを銀電極3の近傍に位置させて使用することが多いが、 両者10a,3を近接させた状態で異常電圧が印加されたとき、図5に示すよう に、抵抗体2に覆われている銀電極3の下地電極部3aから摺動子10へ向かう アーク放電Aが発生しやすく、アーク熱による抵抗体2や下地電極部3aの焼損 で設定抵抗値が変動してしまう虞があった。
【0006】 そこで、本出願人は先に、アーク放電に起因する設定抵抗値の変動を防止する ため、実開平2−131303号公報記載の高圧用可変抵抗器を提案した。この ものは、図6に示すように、抵抗体2を100MΩ程度の高抵抗域2aと50k Ω程度の低抵抗域2bとで構成し、この低抵抗域2bの先端部を活電用端子5側 の銀電極3と重ね合わせることによって、設定抵抗値を左右する高抵抗域2aが 銀電極3から遠ざけてあり、その結果、異常電圧が印加されても高抵抗域2aの 表面ではアーク放電が起こりにくくなっている。
【0007】 なお、低抵抗域2bは高抵抗域2aに比して極めて低抵抗な領域なので、通常 の使用形態では摺動子の摺動接点10aを低抵抗域2b上に位置させる必要はほ とんどなく、この低抵抗域2bがアーク熱により若干焼損しても設定抵抗値はほ とんど変化しない。また、図6中の各部の符号は、先に説明した図4,5と対応 させてある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来提案にも問題がないわけではない。すなわち、異常電 圧が印加されて摺動子へ向かうアーク放電が発生するとき、該摺動子に最も近い 個所からアークが飛ぶが、上記従来提案の場合、銀電極3側で摺動子に最も近い 個所は低抵抗域2bと重なり合う下地電極部3aであるから、アーク熱により下 地電極部3a自身が焼損しやすく、このようなアーク放電が繰り返されると、最 終的に抵抗体2と銀電極3とが断線するという重大事故を招来する虞があった。
【0009】 本考案はかかる従来技術の課題に鑑みてなされたもので、その目的は、アーク 放電に起因する電極や抵抗体の焼損が防止できる信頼性の高い高圧用可変抵抗器 を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、帯状の抵抗体の両端部に第1の電極と 第2の電極とが形成されている抵抗基板と、上記第1の電極にはんだ付けされて 上記抵抗基板から突出する第1の端子と、上記第2の電極にはんだ付けされて上 記抵抗基板から突出する第2の端子と、上記抵抗体に摺接して上記第2の端子と 略同電位に保たれる摺動子と、該摺動子を固定して回動自在な絶縁性の摺動子受 とを備え、上記第1の端子と上記第2の端子との間に高電圧が印加される高圧用 可変抵抗器において、上記第1の電極に付着せしめた上記はんだの上記摺動子側 とは反対側に、上記抵抗体と重なり合う該電極の下地電極部を設けた。
【0011】
【作用】
上記手段によれば、摺動子側から見て第1の電極上のはんだの後方に位置する 下地電極部から、該摺動子に向かってアークが飛ぶ虞がなくなり、該摺動子へ向 かうアークはほとんど該はんだから飛ぶことになるので、電極自身の焼損が回避 できるとともに、アーク経路が抵抗基板の上方に形成されやすいため抵抗体もア ーク熱の影響を受けにくくなる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図3に基づいて説明する。ここで、図1 は実施例たる高圧用可変抵抗器の内部構造を示す平面図、図2は図1のB−B線 に沿う断面図、図3は同実施例の抵抗基板の平面図である。
【0013】 図1〜3において、セラミック基板12の表面には、略C字形の高抵抗域13 aと、この高抵抗域13aの両端部に接続した一対の低抵抗域13b,13cと からなる抵抗体13が形成してあり、低抵抗域13cの一部は高抵抗域13aが 描く円弧の中心位置まで延びている。また、この抵抗体13に接続する電極とし て、低抵抗域13bの先端部と一部重なり合う銀電極14と、低抵抗域13cの 先端部と一部重なり合う銀電極15とが形成してあり、銀電極14のうち低抵抗 域13bに覆われていないはんだ付け部14aには活電用端子20がはんだ16 付けされ、銀電極15のうち低抵抗域13cに覆われていないはんだ付け部15 aにはアース端子21がはんだ17付けされていて、これらの活電用端子20と アース端子21はセラミック基板12の外方へ突出している。ただし、低抵抗域 13bおよび銀電極14のパターン形状は、図3に明らかなように、銀電極14 のうち低抵抗域13bに覆われる下地電極部14bが、高抵抗域13a側から見 て、はんだ付け部14aの後方に位置するように設定してある。
【0014】 一方、セラミック基板12上で回動自在な絶縁性の摺動子受18には、上方へ 向けて操作用のつまみ(図示せず)が突設してあり、この摺動子受18の底部に 摺動子19が固定してある。この摺動子19は、金属板をプレス加工してなるも ので、抵抗体13(主として高抵抗域13a)に摺接させるための摺動接点19 aと、低抵抗域13cの延出部分に摺接させるための摺動接点19bと、摺動子 受18の窓部18a内に挿入・配置される突片19cとを備えている。そして、 低抵抗域13cがアース端子21側の銀電極15に接続されていることから、摺 動子19はアース端子21とほぼ同電位に保たれている。
【0015】 なお、抵抗体13のうち、高抵抗域13aは100MΩ程度の高抵抗領域であ るが、低抵抗域13b,13cは50kΩ程度と高抵抗域13aに比して極めて 低抵抗な領域なので、通常の使用形態では、摺動子19の摺動接点19aを高抵 抗域13aから離れた低抵抗域13b上や低抵抗域13c上に位置させる必要は ほとんどない。しかし、高抵抗域13aの両端部に低抵抗域13b,13cを付 設することにより、設定抵抗値を左右する高抵抗域13aを銀電極14,15か ら遠ざけることができるので、異常電圧が印加されたとき、アーク経路が高抵抗 域13aに接する可能性が少なくなり、アーク熱による高抵抗域13aの焼損を 防止する効果が期待できる。
【0016】 上記したセラミック基板12や摺動子受18は図示せぬケーシングの内部に収 納され、銀電極14に接続した活電用端子20と銀電極15に接続したアース端 子21との間に、例えば4000ボルトの高電圧が印加される。そして、抵抗値 を調整する際には、ケーシングの外部に突出する上記つまみを回動操作して、抵 抗体13に対する摺動接点19aの接触位置を変化させ、これにより電流制御が 行えるようになっている。
【0017】 このような高圧用可変抵抗器は、抵抗体13の高抵抗域13aが100MΩ程 度の高抵抗領域であることから、図1に示すように、摺動接点19aを高抵抗域 13aの中間点よりも同図左側に位置させる使用形態が一般的であるが、必然的 に摺動子19と銀電極14とを大きく離間させることができないので、異常電圧 が印加されたとき、銀電極14側から摺動子19に向かってアーク放電が発生し やすい。しかし、銀電極14のパターン形状は、摺動子19側から見て下地電極 部14bがはんだ付け部14aの後方に位置しているので、実際に摺動子19に 向かうアークははんだ付け部14a上のはんだ16から飛び、該はんだ16を迂 回して下地電極部14bからアークが飛ぶ虞はない。
【0018】 具体的には、摺動接点19aが高抵抗域13a上に位置し銀電極14から十分 離れていないとき、異常電圧が印加されると、図1に示すように、銀電極14上 のはんだ16から摺動子19の突片19cに向かってアーク放電Aが起こりやす い。また、大電流を取り出すため摺動接点19aを低抵抗域13b上に位置させ たときに異常電圧が印加されると、はんだ16から該摺動接点19aへ向かって アーク放電が起こりやすく、逆に、高抵抗域13a上で摺動接点19aを銀電極 14から十分離したときに異常電圧が印加されると、両銀電極14,15上のは んだ16,17間で優先的にアーク放電が起こる。
【0019】 このように上記実施例は、摺動子19側から見て下地電極部14bをはんだ付 け部14a上のはんだ16の後方に位置させているので、該下地電極部14bか ら摺動子19へ向かうアーク放電が発生しにくく、そのため下地電極部14bが アーク熱で焼損する危険性が極めて少なくなっている。すなわち、従来品ではア ーク熱による下地電極部の焼損が進行しやすく、抵抗体と電極との断線という重 大事故が危惧されていたが、上記実施例ではかかる断線事故が確実に回避されて いるので、信頼性が高まっている。しかも、はんだ16を起点とするアーク放電 の経路はセラミック基板12から所定の高さに形成されやすいので、抵抗体13 がアーク熱により焼損する危険性も少なく、設定抵抗値の安定化が図れる。
【0020】 なお、上記実施例では摺動子をアース端子と略同電位に保った高圧用可変抵抗 器について説明しているが、摺動子を活電用端子と略同電位に保った高圧用可変 抵抗器の場合は、アース端子側の電極と該摺動子との間に高電圧が印加されるの で、該電極上のはんだの反摺動子側に、該電極の下地電極部(抵抗体と重なり合 う部分)を設けてやれば良い。
【0021】 また、上記実施例では高抵抗域の両端部に低抵抗域を付設した抵抗体を採用し ているが、低抵抗域を省略した高圧用可変抵抗器であっても、本考案が適用可能 であることは言うまでもない。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、摺動子側から見て、該摺動子との間に高電圧が印加され る電極上のはんだの後方に、抵抗体と重なり合う該電極の下地電極部を設け、該 下地電極部から該摺動子へ向かうアーク放電を大幅に抑制した本考案によれば、 下地電極部がアーク熱の影響を受けにくくなるので、抵抗体と電極との断線を招 来する該下地電極部の焼損が防止できるとともに、はんだを起点とするアーク放 電の経路は抵抗体と接する可能性が少ないので、アーク熱による該抵抗体の焼損 も低減して設定抵抗値の安定化が図れ、信頼性の高い高圧用可変抵抗器を提供す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例たる高圧用可変抵抗器の内部構造を示す
平面図である。
【図2】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図3】同実施例の抵抗基板の平面図である。
【図4】従来例の内部構造を示す平面図である。
【図5】同従来例の要部説明図である。
【図6】他の従来例の抵抗基板の平面図である。
【符号の説明】
12 セラミック基板 13 抵抗体 14,15 銀電極 14a はんだ付け部 14b 下地電極部 16,17 はんだ 18 摺動子受 19 摺動子 19a 摺動接点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の抵抗体の両端部に第1の電極と第
    2の電極とが形成されている抵抗基板と、上記第1の電
    極にはんだ付けされて上記抵抗基板から突出する第1の
    端子と、上記第2の電極にはんだ付けされて上記抵抗基
    板から突出する第2の端子と、上記抵抗体に摺接して上
    記第2の端子と略同電位に保たれる摺動子と、該摺動子
    を固定して回動自在な絶縁性の摺動子受とを備え、上記
    第1の端子と上記第2の端子との間に高電圧が印加され
    る高圧用可変抵抗器において、上記第1の電極に付着せ
    しめた上記はんだの上記摺動子側とは反対側に、上記抵
    抗体と重なり合う該電極の下地電極部が設けてあること
    を特徴とする高圧用可変抵抗器。
JP1992034688U 1992-05-25 1992-05-25 高圧用可変抵抗器 Expired - Lifetime JP2576728Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02137003U (ja) * 1989-04-17 1990-11-15

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JPH02137003U (ja) * 1989-04-17 1990-11-15

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