JPH059336A - 紙塗工用共重合体ラテツクスの製造方法 - Google Patents

紙塗工用共重合体ラテツクスの製造方法

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JPH059336A
JPH059336A JP18300391A JP18300391A JPH059336A JP H059336 A JPH059336 A JP H059336A JP 18300391 A JP18300391 A JP 18300391A JP 18300391 A JP18300391 A JP 18300391A JP H059336 A JPH059336 A JP H059336A
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Wataru Fujiwara
渡 藤原
Yoritsune Hiyouda
順恒 兵田
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Sumitomo Dow Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 脂肪族共役ジエン系単量体およびこれと共重
合可能な他の単量体を乳化重合するに際し、下記化合物
2種を添加して重合する紙塗工用共重合体ラテックスの
製造方法。 1) 共重合反応性のない炭素数5〜12の非水溶性炭化
水素類。 2) 水に対する溶解度が5重量%以上であり、かつヒド
ロキシル基、オキソ基またはニトリル基を置換基として
有する水溶性炭化水素類。 【効果】 重合時の凝固物発生を抑制し、優れた重合安
定性を有すると共に、紙塗工において優れた表面強度と
印刷光沢ならびに耐ブリスター性を付与するラテックス
を製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙塗工用のバインダー
として好適に用いられる紙塗工用共重合体ラテックスの
製造方法に関する。さらに詳しくは、特に塗工紙物性に
おける表面強度と印刷光沢ならびに耐ブリスター性に優
れる塗工紙を与え、かつ、重合時の凝固物発生を著しく
抑えてなる紙塗工用共重合体ラテックスの製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ブタジエンを主要成分としてなる、いわ
ゆるブタジエン系共重合体ラテックスが紙加工分野にお
けるバインダーとして用いられていることはよく知られ
ているところである。
【0003】近年、出版用あるいは包装用として大量の
顔料塗工紙が使用されており、それに伴い印刷の高速
化、印刷方式の多様化の傾向が強まってきている。
【0004】従って、紙塗工用のバインダーとして使用
される上記ブタジエン系共重合体ラテックスにもより過
酷な物性の改良が要求されている。
【0005】例えば、シアン化ビニル系単量体を導入す
ることにより、塗工紙の印刷光沢を向上させることが行
われているが、このシアン化ビニル系単量体の割合を大
きくすると塗工層の接着強度が低下するという問題が生
じる。塗工層のピッキングは、印刷速度の増大に比例し
て発生しやすくなるものであり、この接着強度の低下は
特に高速印刷において好ましくない傾向である。
【0006】また、近年、オフセット輪転印刷の普及に
はめざましいものがあるが、このオフセット輪転印刷の
場合には、その印刷方式の性質から、高温乾燥を必要と
するが、その際に塗工紙内の含有水分が気化膨張し紙の
表面に火ぶくれ(ブリスター)が発生し易く、このブリ
スターが発生すると著しく商品価値を損なうことにな
る。
【0007】これらの問題を解決するために、特開昭 6
3-235593号公報には、重合反応に不活性な水溶性有機溶
媒を溶解させた水系媒体中で乳化重合してなる共重合体
ラテックスをバインダーとして使用することが提案され
ている。
【0008】しかしながら、該水溶性有機溶媒を用いて
乳化重合すると、共重合体ラテックス中に微細凝固物が
発生するという問題が生じる。この微細凝固物はコーテ
ィングカラーの機械的安定性を悪化させるばかりでな
く、ブレード塗工時のストリークトラブルやキャレンダ
ー処理時の汚れ等の原因となるものである。
【0009】従って、塗工紙物性に優れ、かつ、重合時
の凝固物発生を著しく抑えてなる紙塗工用のバインダー
として用いられる共重合体ラテックスが求められてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする問題点】本発明者らは、上述
の問題点につき鋭意検討した結果、共重合反応性のない
炭素数が5〜12の非水溶性炭化水素類と共重合反応性
がなく、水に対する溶解度が5重量%以上である特定の
水溶性炭化水素類を特定量添加して重合することによ
り、塗工紙物性に優れ、かつ微細凝固物の発生を著しく
抑えてなる紙塗工用のバインダーとして用いられる共重
合体ラテックスが得られるという事実を見い出し本発明
に到達した。
【0011】
【問題点を解決するための手段】すなわち、本発明は、
脂肪族共役ジエン系単量体およびこれと共重合可能な他
の単量体を乳化重合するに際し、前記単量体混合物10
0重量部に対して共重合反応性のない炭素数が5〜12
の非水溶性炭化水素類1〜70重量部および共重合反応
性がなく、水に対する溶解度が5重量%以上であり、か
つヒドロキシル基、オキソ基またはニトリル基を置換基
として有する水溶性炭化水素類 0.5〜30重量部を添加
して重合することを特徴とする紙塗工用共重合体ラテッ
クスの製造方法を提供するものである。以下、本発明を
更に詳しく説明する。
【0012】本発明における脂肪族共役ジエン系単量体
としては、1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−
ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、
2−クロル−1,3−ブタジエン、置換直鎖共役ペンタ
ジエン類、置換および側鎖共役ヘキサジエン類などが挙
げられ、1種または2種以上用いることができる。
【0013】上記脂肪族共役ジエン系単量体と共重合可
能な他の単量体としては、エチレン系不飽和カルボン酸
単量体、アルケニル芳香族単量体、不飽和カルボン酸ア
ルキルエステル単量体、ヒドロキシアルキル基を含有す
る不飽和単量体、シアン化ビニル単量体、不飽和カルボ
ン酸アミド単量体等が挙げられる。
【0014】エチレン系不飽和カルボン酸単量体として
は、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン
酸、フマール酸、イタコン酸などのモノまたはジカルボ
ン酸(無水物)を挙げることができる。
【0015】アルケニル芳香族単量体としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、メチルα−メチルスチレン、
ビニルトルエンおよびジビニルベンゼン等が挙げられ
る。
【0016】不飽和カルボン酸アルキルエステル単量体
としては、メチルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、ブチ
ルアクリレート、グリシジルメタクリレート、ジメチル
フマレート、ジエチルフマレート、ジメチルマレエー
ト、ジエチルマレエート、ジメチルイタコネート、モノ
メチルフマレート、モノエチルフマレート、2−エチル
ヘキシルアクリレート等が挙げられる。
【0017】ヒドロキシアルキル基を含有する不飽和単
量体としては、β−ヒドロキシエチルアクリレート、β
−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、
ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロキシブチルメタ
クリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタ
クリレート、ジ−(エチレングリコール)マレエート、
ジ−(エチレングリコール)イタコネート、2−ヒドロ
キシエチルマレエート、ビス(2−ヒドロキシエチル)
マレエート、2−ヒドロキシエチルメチルフマレートな
どが挙げられる。
【0018】シアン化ビニル単量体としては、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル、α−クロルアクリロニ
トリル、α−エチルアクリロニトリルなどが挙げられ
る。
【0019】不飽和カルボン酸アミド単量体としては、
アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールア
クリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N,
N−ジメチルアクリルアミド等が挙げられる。これらの
単量体はそれぞれ1種又は2種以上用いることができ
る。
【0020】上記単量体組成については何ら制限はない
が、脂肪族共役ジエン系単量体10〜80重量%、エチ
レン系不飽和カルボン酸単量体0〜10重量%およびア
ルケニル芳香族単量体、不飽和カルボン酸アルキルエス
テル、ヒドロキシアルキル基を含有する不飽和単量体、
シアン化ビニル単量体、不飽和カルボン酸アミド単量体
から選ばれた単量体20〜90重量%であることが好ま
しい。
【0021】本発明で使用する共重合反応性のない炭素
数5〜12の非水溶性炭化水素類としては芳香族炭化水
素、脂環式炭化水素、鎖状炭化水素等が挙げられる。
【0022】芳香族炭化水素としては、ベンゼン、トル
エン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、ク
メン、1,2,3−トリメチルベンゼン、1,2,4−
トリメチルベンゼン、1,2,5−トリメチルベンセン
等が挙げられる。
【0023】脂環式炭化水素としては、シクロペンタ
ン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタ
ン、メチルシクロヘキサン等が挙げられる。
【0024】鎖状炭化水素としては、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、2−メチルペンタン、3−メチルイソオ
クタン、デカン、ドデカン等が挙げられる。これらは1
種または2種以上で用いることができる。
【0025】本発明における非水溶性炭化水素類の使用
量は、単量体混合物100重量部に対し1〜70重量部
であるが、1重量部未満では上記効果の発現が不十分で
あり、またこれら炭化水素類は重合反応終了後に水蒸気
蒸留によって容易に回収ができ再利用可能であるが、そ
の使用量が70重量部を越えると回収にかかるエネルギ
ーが多大になるため好ましくない。好ましくは1〜50
重量部である。
【0026】また、本発明における非水溶性炭化水素類
の炭素数は5〜12のものが使用されるが、炭素数が5
未満では常温で気体であり取扱いが困難であり、炭素数
が12を越えると沸点が高い為、重合終了後の回収が困
難になる。
【0027】また、本発明では、共重合反応性がなく、
水に対する溶解度が5重量%以上であり、かつヒドロキ
シル基、オキソ基またはニトリル基を置換基として有す
る水溶性炭化水素類を使用するが、ここでいう水に対す
る溶解度とは、温度20℃において水100重量%に対
して均一に溶解可溶な物質の重量%である。
【0028】該水溶性炭化水素類としては、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、シクロヘ
キサノール、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘ
キサノン、アセトニトリル、プロピオニトリル等が挙げ
られる。
【0029】該水溶性炭化水素類の使用量は、単量体混
合物100重量部に対して 0.5〜30重量部であり、
0.5重量部未満では前記した効果を発揮することがで
きず、30重量部を超えると重合安定性が低下する為、
共重合体ラテックスの収率が低下するので好ましくな
い。
【0030】これらの水溶性炭化水素類は重合反応終了
後に水蒸気蒸留によって容易に回収でき再利用できる。
【0031】また、該水溶性炭化水素類の水に対する溶
解度は5重量%以上であるが、5重量%未満では前記し
た効果を発揮できない。
【0032】上記水溶性炭化水素類および非水溶性炭化
水素類を重合系に添加する方法としては、それぞれ特に
制限はなく初期一括添加方法、分割添加方法、連続添加
方法のいずれでも良い。
【0033】本発明における共重合体ラテックスの乳化
重合法としては、例えば一括重合法、二段重合法、パワ
ーフィード重合法を採用することができる。また、各種
成分の添加方法についても特に制限するものではなく、
一括添加方法、分割添加方法、連続添加方法の何れでも
採用することができる。更に、乳化重合において、常用
の乳化剤、分子量調整剤、重合開始剤、電解質、重合促
進剤、キレート剤等を使用することができる。
【0034】乳化剤としては、例えば両性界面活性剤、
アニオン性界面活性剤、あるいはノニオン性界面活性剤
が使用できる。
【0035】ここで、両性界面活性剤としては、アニオ
ン部分としてカルボン酸塩、硫酸エステル塩、スルホン
酸塩、リン酸エステル塩を、カチオン部分としてはアミ
ン塩、第4級アンモニウム塩を持つものが挙げられ、具
体的にはアルキルベタインの塩としてはラウリルベタイ
ン、ステアリルベタイン、ココアミドプロピルベタイ
ン、2−ウンデシル−ヒドロキシエチルイミダゾリニウ
ムベタインの各々の塩が、アミノ酸タイプのものとして
はラウリル−β−アラニン、ステアリル−β−アラニ
ン、ラウリルジ(アミノエチル)グリシン、オクチルジ
(アミノエチル)グリシン、ジオクチルジ(アミノエチ
ル)グリシンの各々の塩が挙げられる。
【0036】また、アニオン性界面活性剤としては、例
えば高級アルコールの硫酸エステル、アルキルベンゼン
スルホン酸塩、脂肪族スルホン酸塩などが挙げられる。
【0037】さらに、ノニオン性界面活性剤としては、
通常のポリエチレングリコールのアルキルエステル型、
アルキルエーテル型、アルキルフェニルエーテル型など
が用いられる。
【0038】分子量調節剤としては、例えばクロロホル
ム、ブロモホルム、四塩化炭素、四臭化炭素等のハロゲ
ン化炭化水素類:n−ヘキシルメルカプタン、n−オク
チルメルカプタン、t−オクチルメルカプタン、n−ド
デシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−
ステアリルメルカプタンなどのメルカプタン類:ジイソ
プロピルキサントゲンジスルフィド、ジメチルキサント
ゲンジスルフィド、ジエチルキサントゲンジスルフィド
などのキサントゲンジスルフィド類:テトラエチルチウ
ラムモノスルフィド、ジペンタメチレンチウラムヘキサ
スルフィド、チウラムジスルフィドなどのチウラムスル
フィド類:チオグリコール酸エチルヘキシルなどのチオ
グリコール酸アルキルエステル類:アクロレイン、メタ
クロレイン、ターピノーレン、α−テルピネン、γ−テ
ルピネン、ジペンテン、α−メチルスチレンダイマーな
ど通常の乳化重合で使用可能なもの全てを使用すること
ができる。これらの分子量調節剤は、単独又は併用する
ことができる。
【0039】開始剤としては、過硫酸ナトリウム、過硫
酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの水溶性開始剤:
過酸化ベンゾイルなどの油溶性開始剤:あるいはレドッ
クス系開始剤のいずれでも使用できる。また、キレート
剤、無機塩なども、乳化重合において公知のものが用い
られる。
【0040】本発明の紙塗工用共重合体ラテックスは、
無機顔料あるいは有機顔料、さらに必要に応じてその他
の結合剤とともに水性分散液として調製され、塗工用紙
に塗布される。
【0041】この際、固形分換算で顔料100重量部に
対し、本発明の共重合体ラテックスが5〜30重量部、
好ましくは9〜20重量部、その他の結合剤が0〜10
重量部、好ましくは2〜5重量部使用される。
【0042】ここで、顔料としては、カオリンクレー、
タルク、硫酸バリウム、酸化チタン(ルチルアナター
ゼ)、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化亜
鉛、サチンホワイトなどの無機顔料、あるいはポリスチ
レンラテックスのような有機顔料が挙げられ、これらは
単独または混合して使用される。
【0043】また、その他の結合剤としては、澱粉、酸
化澱粉、大豆蛋白、カゼインなどの天然バインダー、あ
るいはポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニルラテック
ス、アクリル系ラテックスなどの合成ラテックスが使用
される。
【0044】さらに、本発明の共重合体ラテックスを用
いて紙塗工用組成物を調整する際には、さらにその他の
助剤、例えば分散剤(ピロリン酸ナトリウム、ヘキサメ
タリン酸ナトリウムなど)、消泡剤(ポリグリコール、
脂肪酸エステル、リン酸エステル、シリコーンオイルな
ど)、レベリング剤(ロート油、ジシアンジアミド、尿
素など)、防腐剤、耐水化剤(ホルマリン、ヘキサミ
ン、メラミン樹脂、尿素樹脂、グリオキサルなど)、離
型剤(ステアリン酸カルシウム、パラフィンエマルジョ
ンなど)、蛍光染料、カラ−保水性向上剤(カルボキシ
メチルセルロース、アルギン酸ナトリウムなど)を必要
に応じて添加することができる。
【0045】
【実施例】以下、実施例を挙げ本発明をさらに具体的に
説明するが本発明はその要旨を越えない限り、これらの
実施例に限定されるものではない。なお、実施例中、割
合を示す部および%は重量基準によるものである。
【0046】また実施例における諸物性の測定は次の方
法に拠った。
【0047】反応器内の汚れ 重合後反応器内壁上の付着物を肉眼観察により ○:非常に少ない △:少ない ×:多い この3段階で評価を行う。
【0048】微細凝固物 顕微鏡観察により数μm〜50μmの微細凝固物量を観
察し ○:非常に少ない △:少ない ×:多い この3段階で評価を行う。
【0049】ゲル含有量 室温乾燥にてラテックスフィルムを作製する。その後ラ
テックスフィルム約1.0gを正確に秤量後400ccの
トルエンに入れ48時間放置溶解し300メッシュの金
網で濾過後トルエンを飛散させトルエン溶解分(ゾル含
有量)を測定する。そしてゲル含有量を算出する。
【0050】RI Dry Pick RI印刷機にて印刷した時のピッキングの程度を肉眼で
判定し1級(一番良好なもの)から5級(一番悪いも
の)の5段階法で評価した。6回の平均値を示す。
【0051】印刷光沢 RI印刷機を用い、市販オフセット印刷用紅インクを一
定量使用して1回印刷を行い、塗被紙の印刷面を村上式
光沢度計で入射角75°反射角75°で測定する。印刷
光沢値は数字の大きい方が良好。
【0052】耐ブリスター性 両面印刷塗工紙を約6%に調湿した後に、加熱したオイ
ルバス中に投入し、ブリスターが発生した時の最低温度
を示した。
【0053】共重合体ラテックスの作製 表−1に示す14種類のラテックスを作成した。共重合
体ラテックス1〜12は実施例、共重合体ラテックス1
3〜14は比較例である。
【0054】表−1に示す各単量体、t−ドデシルメル
カプタン、非水溶性炭化水素類、水溶性炭化水素類およ
びドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ0.6部、炭酸水
素ナトリウム0.5部、過硫酸アンモニウム0.8部、
水100部の混合液を10lオートクレーブに仕込み、
攪拌しながら重合を行った。重合温度は65℃で行っ
た。得られたラテックスの重合転化率はすべて99%以
上であった。
【0055】ラテックス4については、二段重合を実施
した。即ち表−1の( )内に示す各モノマーを第1段
階の転化率が80%になった時点で追加添加し、重合を
完了した。最終重合転化率は99%以上であった。これ
らのラテックスは、濃度5%のアンモニア水を加えてp
Hを6.0に調整し未反応単量体、非水溶性炭化水素類
および水溶性炭化水素類を水蒸気蒸留で除去し共重合体
ラテックス1〜14を得た。
【0056】紙塗工用組成物の調整及び塗工紙の評価 共重合体ラテックス1〜10を用いて下記の処方に基づ
いて紙塗工用組成物を作成し、塗工紙を得た。得られた
塗工紙についてRI Dry Pick、印刷光沢およ
び耐ブリスター性を測定した。結果を表−2に示す。
【0057】(処 方) カオリンクレー 80部 炭酸カルシウム 20部 変性デンプン 8部 共重合体ラテックス 12部(固形分)
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の製造方法を採用
することにより、塗工紙物性に優れ、かつ微細凝固物の
発生を著しく抑えてなる紙塗工用のバインダーとして用
いられる共重合体ラテックスが得られるものであり、工
業的に非常に有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 脂肪族共役ジエン系単量体およびこれと
    共重合可能な他の単量体を乳化重合するに際し、前記単
    量体混合物100重量部に対して共重合反応性のない炭
    素数が5〜12の非水溶性炭化水素類1〜70重量部お
    よび共重合反応性がなく、水に対する溶解度が5重量%
    以上であり、かつヒドロキシル基、オキソ基またはニト
    リル基を置換基として有する水溶性炭化水素類 0.5〜3
    0重量部を添加して重合することを特徴とする紙塗工用
    共重合体ラテックスの製造方法。
JP18300391A 1990-06-26 1991-06-26 紙塗工用共重合体ラテツクスの製造方法 Pending JPH059336A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008084860A1 (ja) 2007-01-11 2008-07-17 Bridgestone Corporation ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ

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