JPH0593712A - 塩基配列決定装置 - Google Patents

塩基配列決定装置

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JPH0593712A
JPH0593712A JP3280760A JP28076091A JPH0593712A JP H0593712 A JPH0593712 A JP H0593712A JP 3280760 A JP3280760 A JP 3280760A JP 28076091 A JP28076091 A JP 28076091A JP H0593712 A JPH0593712 A JP H0593712A
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JP
Japan
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lane
time
fluorescence
base sequence
signal
Prior art date
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Application number
JP3280760A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Fujii
英彦 藤井
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スラブゲルを用いた塩基配列決定装置で投入
された試料が泳動するレーンを自動的に決定できるよう
にする。 【構成】 レーンが決定されるまでは走査方向の全座標
の蛍光信号を蛍光時間信号記憶手段42に記憶してお
き、時間領域設定手段44に設定された時間領域で時間
変動量算出手段46で各測定座標について蛍光信号の時
間変動量を算出し、算出された時間変動量と設定された
スロット情報との相互相関関数を相互相関関数計算手段
72で計算し、レーン決定手段52では相互相関関数の
極大値に基づいた量でレーンを決定する。塩基配列決定
手段54は決定されたレーンの蛍光時間信号をもとに塩
基配列を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDNAなどの核酸の塩基
配列を決定する装置に関し、特に蛍光ラベルした核酸断
片をゲル電気泳動装置のスラブ状ゲルのサンプル投入部
に例えばシャーク型コウムを用いて互いに接近して配置
された複数の泳動レーンに末端塩基別に投入して同時に
泳動させ、泳動方向と直交する方向に走査される励起・
検出系によって泳動途中で蛍光を検出して、データ処理
装置で塩基配列を決定するオンライン式の塩基配列決定
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スラブ状ゲルを用いたオンライン式の塩
基配列決定装置では、予めサンガー法によって処理した
核酸断片にその末端塩基の種類A(アデニン)、G(グ
アニン)、T(チミン)、C(シトシン)に応じて別々
の泳動レーンで電気泳動させる。しかし、その試料投入
位置はシャーク型コームのような試料投入部材を用いる
場合には固定されていない。そのようなDNA塩基配列
決定装置は、例えば Bio/Technology, Vol.6, pp.816-
821(1988)や J. Biochemical and BiophysicalMethod
s, Vol.13, pp.315-323(1986)などに記載されている。
しかし、それらの文献では投入された試料がスラブゲル
のどの座標に出てくるかを決定する方法については触れ
ていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スラブゲルを用いて塩
基配列を決定する装置では、ゲル上で泳動方向と直交す
る座標上のどの位置が投入したサンプルの最適な検出場
所であるかを自動的に決定することが重要であるが、従
来の装置ではその点についての方法が示されておらず、
検出されて出てきた信号パターンを見ながらユーザーが
手動で設定しているのが現状である。本発明は投入され
た試料が泳動するレーンを自動的に決定できるようにす
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】図1に本発明を示す。4
2は蛍光時間信号記憶手段であり、蛍光信号と走査方向
の座標を示す走査データが入力され、少なくとも後記レ
ーン決定手段52により試料が泳動するレーンが決定さ
れるまでは泳動方向と直交する方向(走査方向)の測定
座標のすべてについて蛍光信号を記憶する。44はレー
ン決定のための時間領域を設定する時間領域設定手段、
46は設定された時間領域で各測定座標について蛍光信
号の時間変動量、すなわち蛍光信号の最大値と最小値の
差を算出する時間変動量算出手段、50は試料投入スロ
ットと試料との関係を示す情報が設定されたスロット情
報設定手段、72は算出された時間変動量と設定された
スロット情報との相互相関関数を計算する手段、52は
相互相関関数の極大値に基づいた量でレーンを決定する
レーン決定手段、54は決定されたレーンの蛍光時間信
号をもとに塩基配列を決定する塩基配列決定手段であ
る。
【0005】図2(A)に相互相関関数計算手段72と
レーン決定手段52の詳細を示す。相互相関関数計算手
段72はスロット情報を矩形の関数に変換する手段72
aと、矩形化された全部のスロット関数を合成する手段
72bと、その合成されたスロット関数と時間変動量算
出手段46からの時間変動量との相互相関をとる計算手
段72cとから構成されている。
【0006】レーン決定手段52は相互相関関数のピー
クを与える変位量を計算する手段74と、その変位量を
もとに個々のスロットとレーン領域との対応を計算する
手段75と、個々のスロット内で時間変動量が極大にな
る点を算出する手段76とから構成されている。図2
(B)は請求項2に対応し、レーン決定手段52−1〜
52−3はそれぞれ泳動の異なる時間領域に対応してお
り、それらの時間領域のレーン決定を順次実行し、それ
らの結果を手段78で直線で結ぶ。
【0007】
【作用】スロット情報の矩形化手段72aでサンプルが
投入されている個々のスロットをスロットの幅をもち高
さが1の矩形関数で置き換えたものを手段72bで合成
し、その合成関数と、時間変動量算出手段46によって
算出されたレーンごとの信号時間変動量との相互相関関
数をとり、相互相関関数のピークを与える変位量計算手
段74によってそのピークを与える変位量を求め、その
変位量だけシフトさせた領域でさらに時間変動量が極大
になる点をさがすことにより、投入部分の位置が左右に
ずれたり、また近傍にガラスの傷などのノイズがあって
も、正しくサンプルの最適検出位置を知ることができ
る。なお、矩形化手段72aで矩形関数化する際、シャ
ーク型コウムのスロットにサンプルを隣合わせに入れる
場合は矩形の幅が広くなる。
【0008】一般にゲル電気泳動ではゲルとサンプルの
塩濃度が等しくないために泳動が進む(時間が経過す
る)につれて、サンプルの泳動位置(レーン)が僅かに
ずれてくるという現象がある(所謂、レーンの歪み)
が、図1(C)のように、レーン決定手段を1つの泳動
の複数の時間領域に適用し、それぞれで得られたレーン
を直線で結ぶと、そのような歪みに対しても常にピーク
の追跡が可能になる。
【0009】
【実施例】図3は本発明が適用される塩基配列決定装置
の一実施例を表わす。2はスラブ状泳動ゲルであり、ポ
リアクリルアミドゲルが使用されている。泳動ゲル2の
両端は電極層4,6に浸され、電極層4,6には電解液
が収容されている。電極層4,6の間には泳動電源8に
よって泳動電圧が印加される。泳動ゲル2の一端には試
料を注入するためのシャーク型コウム33が設けられて
いる。シャーク型コウム33には10個の試料投入スロ
ット34が形成されており、投入される試料はテンプレ
ートを用いて末端塩基A,G,C,T別に投入される。
試料は蛍光物質であるFITCにより既知の方法で標識
化され、サンガー法により末端に塩基A,G,T,Cの
それぞれがくるように処理された4種類のDNA断片で
ある。FITCは488nmの波長のアルゴンレーザで
励起され、520nmの波長の蛍光を発する。
【0010】泳動電源8から泳動電圧が印加されると、
サンプルは泳動バンド16となって泳動方向14に時間
とともに泳動ゲル2中を泳動して分離されていき、測定
部に達する。測定部には488nmのレーザ光を発する
アルゴンレーザ18からの励起光を集光レンズ20とミ
ラー21によって照射する励起系と、その励起光ビーム
が当たった所に泳動バンド16があればその泳動バンド
16の蛍光物質から発せられた蛍光を対物レンズ22で
集め、520nmの干渉フィルタ24、集光レンズ26
から光ファイバ束27を経て光電子増倍管28で検出す
る検出系とが設けられている。集光レンズ20、ミラー
21、対物レンズ22、干渉フィルタ24、集光レンズ
26及び光ファイバ束27を含む励起・検出系には、励
起光ビーム照射位置が泳動方向14と直交する方向(走
査方向29)の測定ライン上を一定時間、例えば5秒ご
とに走査するように機械的に移動する走査ステージ30
が備えられている。
【0011】光電子増倍管28の検出信号(蛍光信号)
は増幅器及びA/D変換器32を経てデータ処理装置で
ある信号処理マイクロコンピュータ31に取り込まれ
る。マイクロコンピュータ31にはまた、励起光ビーム
が泳動ゲル2上の測定部を照射するときに、その照射部
の位置に対応した信号が走査データとして取り込まれ
る。このようにして、走査方向に走査して得られた全蛍
光信号が場所情報とともにマイクロコンピュータ31に
取り込まれる。
【0012】次に、図4から図9を用いて動作を説明す
る。シャーク型コーム33を用いて投入される試料は、
図4に示されるようにテンプレートaを用いて末端塩基
A,G,C,Tの順に注入され、テンプレートbを用い
て末端塩基A,G,C,Tの順に注入される。各試料が
投入されるスロット34の番号は、図3の光学系から見
て左側から順に1,2,3,……と順につけられてい
る。5番目と10番目のスロットには試料を投入しな
い。シャーク型コームの性質上、試料は密着して泳動す
る。また、シャーク型コーム33を入れる場所に任意性
があるため、スロット34の位置は確定していない。
【0013】ゲル2に試料を泳動させ、走査ステージ3
0を走査して得られる蛍光パターンの例を図5に示す。
横軸は座標(泳動方向と直交している)であり、この場
合、200mmの走査領域に対して512点の測定点、
すなわちデータサンプリング点が与えられている。縦軸
は検出された蛍光の強さ、奥行きは時間経過を表わして
いる。
【0014】初めに出る信号41は過剰プライマーの信
号であり、これは隣のレーンとつながっている。時間が
経つにつれて過剰プライマーの信号の裾の影響が少なく
なり、試料の信号が明確になってくる。
【0015】時間領域43で各座標点(0〜512)の
蛍光時間信号の最大値と最小値の差、すなわち時間変動
量を算出し、座標に対してプロットしたのが図6であ
る。図6の(A)と(B)はそれぞれ時間領域が(t1
〜t1+Δt)と(t2〜t2+Δt)というように異な
る。泳動ゲルとして厚さが0.25mm、幅が260m
m、長さが373mmの5%ポリアクリルアミドゲルを
用いて、上端より約270mmのところで蛍光を検出す
る場合の例として、(A)は泳動開始の2時間後から2
時間40分後までの時間領域の信号、(B)は泳動開始
の6時間後から6時間40分後までの時間領域の信号で
あり、それぞれ150塩基及び400塩基付近の信号が
現われている。図6(A)の頂点y1〜y8と(B)の頂
点x1〜x8の位置はレーンの歪みのためにずれている。
【0016】図7はスロットの位置を示す矩形信号であ
る。横軸はスロットの位置、矩形の幅はスロットの幅、
縦軸は該当するところが1になるように規格化されてい
る。図7(1A)は時間領域(t1〜t1+Δt)でのサ
ンプルaのAのレーンを表わす関数である。図7(1
B)はサンプルaのGのレーンを表わす関数である。同
様に、図示はしないが、サンプルa,bの全レーン、例
えばサンプルaのC,TレーンやサンプルbのA,G,
C,Tのレーンについてもこのような孤立矩形波でスロ
ットを表わすことができる。図7(2A),(2B)も
同じくサンプルaのそれぞれA,Gレーンの矩形スロッ
ト関数であるが、時刻(t2〜t2+Δt)に対応するも
のであり、一般に泳動時間の経過により拡散等でバンド
の幅方向への広がりが考えられるので、例えば図7の
(1A)と(2A)はこれを考慮して適当な形に変化さ
せる方がより精密な分析には望ましい。
【0017】図7(1C)と(2C)はそれぞれ(t1
〜t1+Δt),(t2〜t2+Δt)の時間領域で前記
のように求めた各レーンの孤立スロット信号を合成した
ものである。以下、これをもとにして、一例として(t
1〜t1+Δt)の領域でサンプルaのAの信号レーンを
決めるための計算を示す。(t1〜t1+Δt)でのスロ
ット情報(図7(1C))と変動量信号(図6(A))
との相互相関関数をとる。これを図8(A)に示す。図
8(A)の相関関数でピークを与える変位量をw1
し、w1だけ図7(1A)の個別スロット信号をずらし
たものと再び図6(A)の信号の積をとる。これを図9
(A)に示す。この信号の積の図9(A)のピークをあ
たえる幅方向の座標(y1)が求める(t1〜t1+Δ
t)領域でのサンプルaのAのレーンの座標に他ならな
い。
【0018】以上のような計算を同様に時間領域(t2
〜t2+Δt2)のサンプルaのレーンAについて行なっ
たのが図9(B)である。すなわち、ここでは図6
(B)と図7(2C)との相関をとり(図8(B))、
その後で図7(2A)と図6(B)の積をとる。図9
(B)の最大値を与えるゲルの座標をx1とすると、時
刻(t1+Δt)から時刻t2の間の時間はレーンはy1
→x1へ移動していると考えられるから、これを直線で
近似することによってピークの追跡ができたことにな
る。以上のような計算をサンプルa,bの全レーン、す
なわちサンプルaのG,C,Tレーン及びサンプルbの
A,G,C,Tレーンについても行なえば、全てのレー
ンについて座標の決定と追跡を行なうことができる。
【0019】
【発明の効果】本発明では設定された時間領域の中での
各座標についての時間変動量を計算し、この時間変動量
が極大値を与える座標を求めてそれを試料の泳動するレ
ーンとするので、試料を投入するコームの形状や位置が
不定でも、投入された試料の順序さえ分かれば自動的に
最適検出座標が決定され、試料投入後の泳動から塩基配
列決定までの自動化が可能になる。さらに、このような
レーン決定手段を複数の時間領域で行なうことにより、
レーンの歪みなどが起こっても自動的にレーンを追跡し
ていくことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示すブロック図である。
【図2】(A)は図1中の相互相関関数72とレーン決
定手段52を詳細に示す図、(B)は請求項2に対応し
た部分を示す図である。
【図3】一実施例を示す要部斜視図である。
【図4】テンプレートによる試料投入順序を示す図であ
る。
【図5】検出された蛍光信号の例を示す図である。
【図6】算出された蛍光時間変動量を示す図である。
【図7】矩形化されたスロット信号を示す波形図であ
る。
【図8】矩形化されたスロット信号を合成したものと蛍
光信号の時間変動量との相互相関関数を示す波形図であ
る。
【図9】レーン決定方法を示す波形図である。
【符号の説明】
42 蛍光時間信号記憶手段 44 時間領域設定手段 46 時間変動量算出手段 50 スロット情報設定手段 52,52−1〜52−3 レーン決定手段 54 塩基配列決定手段 72 相互相関関数計算手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光ラベルした核酸断片をゲル電気泳動
    させ、泳動中に順次蛍光検出することよってその展開パ
    ターンを求めて塩基配列を決定する装置において、少な
    くとも後記レーン決定手段により試料が泳動するレーン
    が決定されるまでは泳動方向と直交する方向の測定座標
    のすべてについて蛍光信号を記憶する蛍光時間信号記憶
    手段と、レーン決定のための時間領域を設定する時間領
    域設定手段と、設定された時間領域で各測定座標につい
    て蛍光信号の時間変動量、すなわち蛍光信号の最大値と
    最小値の差を算出する時間変動量算出手段と、試料投入
    スロットと試料との関係を示す情報が設定されたスロッ
    ト情報設定手段と、算出された時間変動量と設定された
    スロット情報との相互相関関数を計算する手段と、相互
    相関関数の極大値に基づいた量でレーンを決定するレー
    ン決定手段と、決定されたレーンの蛍光時間信号をもと
    に塩基配列を決定する塩基配列決定手段とを備えたこと
    を特徴とする塩基配列決定装置。
  2. 【請求項2】 時間変動量の算出領域として泳動開始か
    らの複数の時間領域をとり、各々の領域で計算されたレ
    ーンを対応の順に直線でつなぐ請求項1に記載の塩基配
    列決定装置。
JP3280760A 1991-09-30 1991-09-30 塩基配列決定装置 Pending JPH0593712A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014061146A1 (ja) * 2012-10-19 2014-04-24 株式会社日立製作所 遺伝子分析方法および遺伝子分析装置および分析用キット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014061146A1 (ja) * 2012-10-19 2014-04-24 株式会社日立製作所 遺伝子分析方法および遺伝子分析装置および分析用キット
JP5723993B2 (ja) * 2012-10-19 2015-05-27 株式会社日立製作所 遺伝子分析方法および遺伝子分析装置および分析用キット

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