JPH0595732A - 苗の接ぎ木方法 - Google Patents
苗の接ぎ木方法Info
- Publication number
- JPH0595732A JPH0595732A JP3063993A JP6399391A JPH0595732A JP H0595732 A JPH0595732 A JP H0595732A JP 3063993 A JP3063993 A JP 3063993A JP 6399391 A JP6399391 A JP 6399391A JP H0595732 A JPH0595732 A JP H0595732A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rootstock
- grafted
- grafting
- seedlings
- humidity
- Prior art date
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- Granted
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
Landscapes
- Greenhouses (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 接合部の活着を促進して健全な接ぎ木苗を短
期間に大量に得ることができる接ぎ木方法方法 【構成】 苗の台木1に、別に育成した穂木2を接合す
るとともに接合部を保持具4により接合状態を保持し、
次いで温度、湿度、照度等を制御する活着促進装置内に
搬入して上記制御を行ないながら少なくとも前記接合部
が活着するまで養生する。
期間に大量に得ることができる接ぎ木方法方法 【構成】 苗の台木1に、別に育成した穂木2を接合す
るとともに接合部を保持具4により接合状態を保持し、
次いで温度、湿度、照度等を制御する活着促進装置内に
搬入して上記制御を行ないながら少なくとも前記接合部
が活着するまで養生する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トマト,茄子,ピーマ
ン,西瓜,メロン,胡瓜,カーネーション,カスミ草,
菊等の果菜類、又は花卉類等の草本性植物、及び薔薇,
ライラック,葡萄,リンゴ等の花木類、又は果樹類等の
木本性植物、若しくは、組織培養苗のウイルス又はウイ
ロイド検定用のサツマイモ,苺,菊等の苗の接ぎ木方法
に関する。
ン,西瓜,メロン,胡瓜,カーネーション,カスミ草,
菊等の果菜類、又は花卉類等の草本性植物、及び薔薇,
ライラック,葡萄,リンゴ等の花木類、又は果樹類等の
木本性植物、若しくは、組織培養苗のウイルス又はウイ
ロイド検定用のサツマイモ,苺,菊等の苗の接ぎ木方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、病害対策、強健性の付与、挿し
木が困難な栄養繁殖植物の繁殖等を目的として苗を接ぎ
木して生産することは既に知られており、また、近年、
規模の拡大、専業化の進展、又は、栽培家の高齢化等の
事情から、接ぎ木苗の需要が高まっているが、現状の接
ぎ木技術では量的にもコスト的にも上記需要に対応する
ことは困難である。
木が困難な栄養繁殖植物の繁殖等を目的として苗を接ぎ
木して生産することは既に知られており、また、近年、
規模の拡大、専業化の進展、又は、栽培家の高齢化等の
事情から、接ぎ木苗の需要が高まっているが、現状の接
ぎ木技術では量的にもコスト的にも上記需要に対応する
ことは困難である。
【0003】また、最近では組織培養によるウイルスな
どのフリー苗が多く生産されているが、これらのウイル
ス検定には接ぎ木法が使用される場合があり、このため
の接ぎ木には効率的な良い方法がないのが現状である。
そして、現状の苗の接ぎ木として呼び接ぎ、割接ぎ、挿
し接ぎ、合せ接ぎ又は切り接ぎ等が行なわれている。
どのフリー苗が多く生産されているが、これらのウイル
ス検定には接ぎ木法が使用される場合があり、このため
の接ぎ木には効率的な良い方法がないのが現状である。
そして、現状の苗の接ぎ木として呼び接ぎ、割接ぎ、挿
し接ぎ、合せ接ぎ又は切り接ぎ等が行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記接ぎ木方法は、台
木と穂木との相互噛み合せ、挿し込み、接合等が必要で
あること、及び茎が柔軟であること等の事情により、苗
の茎がある程度太くなるまで、例えば、トマト、茄子等
では5葉期程度、また胡瓜、西瓜等は1葉期以降まで、
また、薔薇、りんご等の木本性植物では台木の枝幹部が
ほぼ木質化するまで育成しなければならないので接ぎ木
時期までに長日数を要すると共に操作に手数がかかり、
また、草本性植物では穂木がかなり重いので養生期間中
に接合部が剥離して穂枯れが発生する等、歩留りが悪か
った。更に、木本性植物の場合は、大量の穂木と台木の
生育ステージを合わせるには手間がかかるし、ステージ
に合わない両者を接ぎ木とした場合には、活着率が低く
なる等の困難が多かった。
木と穂木との相互噛み合せ、挿し込み、接合等が必要で
あること、及び茎が柔軟であること等の事情により、苗
の茎がある程度太くなるまで、例えば、トマト、茄子等
では5葉期程度、また胡瓜、西瓜等は1葉期以降まで、
また、薔薇、りんご等の木本性植物では台木の枝幹部が
ほぼ木質化するまで育成しなければならないので接ぎ木
時期までに長日数を要すると共に操作に手数がかかり、
また、草本性植物では穂木がかなり重いので養生期間中
に接合部が剥離して穂枯れが発生する等、歩留りが悪か
った。更に、木本性植物の場合は、大量の穂木と台木の
生育ステージを合わせるには手間がかかるし、ステージ
に合わない両者を接ぎ木とした場合には、活着率が低く
なる等の困難が多かった。
【0005】更に、サツマイモ(穂木は朝顔),苺(台
木は野生のイチゴ類),菊(穂木はミスルトー)等の栄
養繁殖性植物をウイルス又はウイロイドフリー化する目
的で組織培養により増殖する際には、培養苗が大量増殖
する過程で、又は一旦圃場で栽培された植物がウイルス
又はウイロイドに汚染されているか否かを検定する必要
が生ずる。この際、いくつかの植物では対象植物を穂木
(又は台木)とし、近縁の検定植物を台木(又は穂木)
として接いで、検定植物にウイルス又はウイロイド汚染
を示す何らかの病徴が生ずるか否かによって検定してい
る。この接ぎ木は割り接ぎ、合わせ接ぎが行われている
が、これらの方法では効率良く活着させ得ないため、体
系的な検定は困難であった。
木は野生のイチゴ類),菊(穂木はミスルトー)等の栄
養繁殖性植物をウイルス又はウイロイドフリー化する目
的で組織培養により増殖する際には、培養苗が大量増殖
する過程で、又は一旦圃場で栽培された植物がウイルス
又はウイロイドに汚染されているか否かを検定する必要
が生ずる。この際、いくつかの植物では対象植物を穂木
(又は台木)とし、近縁の検定植物を台木(又は穂木)
として接いで、検定植物にウイルス又はウイロイド汚染
を示す何らかの病徴が生ずるか否かによって検定してい
る。この接ぎ木は割り接ぎ、合わせ接ぎが行われている
が、これらの方法では効率良く活着させ得ないため、体
系的な検定は困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】育成した苗の台木に、別
に育成した穂木を接合するとともに接合部を支持具によ
り保持し、次いで温度、湿度、光量等を制御した活着促
進装置内に搬入して養生しながら少なくとも前記接合部
が活着するまで育成することにより接ぎ木時期を早める
と共に活着率を向上させることにより前述の課題を解決
した。
に育成した穂木を接合するとともに接合部を支持具によ
り保持し、次いで温度、湿度、光量等を制御した活着促
進装置内に搬入して養生しながら少なくとも前記接合部
が活着するまで育成することにより接ぎ木時期を早める
と共に活着率を向上させることにより前述の課題を解決
した。
【0007】
【作用】苗の台木と穂木を養成する。この苗の台木を剃
刀の刃のような薄くてかつ鋭利なカッターにより切断
し、穂木も切断し、この穂木を台木に切断面を平行にし
て接合すると共にこの接合部を保持具により接合状態が
一定になるように保持する。このような接ぎ木苗を多数
本作成した後、直ちに、温度、湿度、光量等を制御でき
る活着促進装置内に搬入し、望ましくは活着促進装置内
の温度を25〜30度C、湿度を70〜100%、光量
を3000〜10000Lx、CO2 を600〜120
0ppmにて養生しながら少なくとも接合部が活着する
まで育成する。
刀の刃のような薄くてかつ鋭利なカッターにより切断
し、穂木も切断し、この穂木を台木に切断面を平行にし
て接合すると共にこの接合部を保持具により接合状態が
一定になるように保持する。このような接ぎ木苗を多数
本作成した後、直ちに、温度、湿度、光量等を制御でき
る活着促進装置内に搬入し、望ましくは活着促進装置内
の温度を25〜30度C、湿度を70〜100%、光量
を3000〜10000Lx、CO2 を600〜120
0ppmにて養生しながら少なくとも接合部が活着する
まで育成する。
【0008】
実施例(1) 本発明の一実施例を図面を参照してトマトの接ぎ木につ
いて説明すると、穂木として、ほまれ114,桃太郎,
ハウス桃太郎、台木として、KNVF R-3,ジョイン
ト,BF興津101、耐病新交1号等を用い、台木育苗
容器は、適宜のトレイ3、例えば平面形状が51×30
cmで穴数が51のものであって、各穴が表面積17c
m2 ,深さ5.5cm,容量67mlものを用い、台木
1は、培養土を上記各穴に充填して播種し、温室にて本
葉が約2.5葉(平均値で、苗丈5.5cm、葉数2.
3枚、茎径1.8mm)になるまで育苗した。
いて説明すると、穂木として、ほまれ114,桃太郎,
ハウス桃太郎、台木として、KNVF R-3,ジョイン
ト,BF興津101、耐病新交1号等を用い、台木育苗
容器は、適宜のトレイ3、例えば平面形状が51×30
cmで穴数が51のものであって、各穴が表面積17c
m2 ,深さ5.5cm,容量67mlものを用い、台木
1は、培養土を上記各穴に充填して播種し、温室にて本
葉が約2.5葉(平均値で、苗丈5.5cm、葉数2.
3枚、茎径1.8mm)になるまで育苗した。
【0009】穂木2は、育苗箱に平播として本葉が台木
1と同様に約2.5枚になるまでそのまま、又は移植し
て台木1と略同時期に温室にて育苗した。台木1および
穂木2が上記のような接ぎ木適期になったならば、台木
1をトレイ3のまま集団苗として作業台上に一挙に載
せ、各苗の子葉の上部を安全剃刀の刃で約60度程度の
角度で斜めに切断する。
1と同様に約2.5枚になるまでそのまま、又は移植し
て台木1と略同時期に温室にて育苗した。台木1および
穂木2が上記のような接ぎ木適期になったならば、台木
1をトレイ3のまま集団苗として作業台上に一挙に載
せ、各苗の子葉の上部を安全剃刀の刃で約60度程度の
角度で斜めに切断する。
【0010】次いで、台木1の切口にゴム又は合成樹脂
からなる弾性材筒状の保持具4を嵌合する。この保持具
4は外周の長さ方向の多数の溝と、1本のスリット5を
有し、上下の端面は長さ方向と垂直でも良いが同一方向
に傾斜させておき、この傾斜方向を台木1の切断面と合
致させて嵌合することにより、穂木2の切断面を保持具
4の上端の傾斜方向に合致させて保持具4の上端から挿
入するだけで穂木2の切断面が台木1の切断面と平行に
なり、両切断面全体をきわめて容易にかつ密接に接合さ
せることができる。なお、台木1及び穂木2の茎径が1
mm程度でも接ぎ木が可能である。このようにしてトレ
イ3全部の接ぎ木が完了したならばトレイ3のまま活着
促進装置10内の棚に搬入する。
からなる弾性材筒状の保持具4を嵌合する。この保持具
4は外周の長さ方向の多数の溝と、1本のスリット5を
有し、上下の端面は長さ方向と垂直でも良いが同一方向
に傾斜させておき、この傾斜方向を台木1の切断面と合
致させて嵌合することにより、穂木2の切断面を保持具
4の上端の傾斜方向に合致させて保持具4の上端から挿
入するだけで穂木2の切断面が台木1の切断面と平行に
なり、両切断面全体をきわめて容易にかつ密接に接合さ
せることができる。なお、台木1及び穂木2の茎径が1
mm程度でも接ぎ木が可能である。このようにしてトレ
イ3全部の接ぎ木が完了したならばトレイ3のまま活着
促進装置10内の棚に搬入する。
【0011】次に上記活着促進装置10を第3図に付い
て説明すると、密閉し得る出入口を有する断熱外構11
内に、対向する側壁が吹込み多孔板12と吸込み多孔板
13となった箱状の断熱内構15を、風路16及び加圧
室17を隔てて設け、上記風路16の一側下部に冷却機
18と電気ヒーター19及び加湿器20とを設け、上記
風路16の終端と加圧室17の上部との間には、下方に
向けて吹出す複数の送風ファン8・・を設け、断熱外構
11の吸引側と吐出側とに換気孔21,22を設け、C
O2 ボンベ28aのCO2 瓦斯は、電磁制御弁23を経
て前記送風ファン8の吸引側のノズル28bから噴出さ
れて温度および湿度コントロールされた空気に混合され
る。
て説明すると、密閉し得る出入口を有する断熱外構11
内に、対向する側壁が吹込み多孔板12と吸込み多孔板
13となった箱状の断熱内構15を、風路16及び加圧
室17を隔てて設け、上記風路16の一側下部に冷却機
18と電気ヒーター19及び加湿器20とを設け、上記
風路16の終端と加圧室17の上部との間には、下方に
向けて吹出す複数の送風ファン8・・を設け、断熱外構
11の吸引側と吐出側とに換気孔21,22を設け、C
O2 ボンベ28aのCO2 瓦斯は、電磁制御弁23を経
て前記送風ファン8の吸引側のノズル28bから噴出さ
れて温度および湿度コントロールされた空気に混合され
る。
【0012】制御盤24はマイコンを内蔵していて、温
度調節器25、湿度調節器26、温調スイッチ27、C
O2 スイッチ28及び風力調節器29等を具備してお
り、温度及び湿度は、温湿度センサー25a、温度上限
サーモ25bの検出値と温度調節器25及び湿度調節器
26の設定値とによる制御盤24からの出力により冷却
機18又は電気ヒーター19、加湿器20を作動させて
室温及び湿度を制御し、CO2 濃度はCO2 モニター3
0の検出値と制御盤24の設定値とにより電磁制御弁2
3を作動して制御し、風速は風力調節器29により送風
ファン8の回転数を調節して制御する。
度調節器25、湿度調節器26、温調スイッチ27、C
O2 スイッチ28及び風力調節器29等を具備してお
り、温度及び湿度は、温湿度センサー25a、温度上限
サーモ25bの検出値と温度調節器25及び湿度調節器
26の設定値とによる制御盤24からの出力により冷却
機18又は電気ヒーター19、加湿器20を作動させて
室温及び湿度を制御し、CO2 濃度はCO2 モニター3
0の検出値と制御盤24の設定値とにより電磁制御弁2
3を作動して制御し、風速は風力調節器29により送風
ファン8の回転数を調節して制御する。
【0013】そして、温度、湿度及び風速は養生すべき
植物の種類、又は養生時期等に応じて設定するが、温度
25〜30度C、湿度70〜100%、CO2 600〜
1200ppm、風速30〜80cm/secの範囲で
制御し、吸込み多孔板12と吹出し多孔板13の孔は断
熱内構15のどの部分の風速も略均一になるように位置
により直径又は配列間隔を変化させてあり、孔の面積を
調節可能にしても良い。前記断熱内構15内には複数段
の棚板33aを有する棚枠33を収納してあり、二段目
以上の棚板33a及び頂板34の下面には多数の蛍光灯
又は他の照明具35・・を取付けてあり、照度は照明具
35の稼動個数又は電圧制御により3000〜1000
0Lxの範囲で制御する。
植物の種類、又は養生時期等に応じて設定するが、温度
25〜30度C、湿度70〜100%、CO2 600〜
1200ppm、風速30〜80cm/secの範囲で
制御し、吸込み多孔板12と吹出し多孔板13の孔は断
熱内構15のどの部分の風速も略均一になるように位置
により直径又は配列間隔を変化させてあり、孔の面積を
調節可能にしても良い。前記断熱内構15内には複数段
の棚板33aを有する棚枠33を収納してあり、二段目
以上の棚板33a及び頂板34の下面には多数の蛍光灯
又は他の照明具35・・を取付けてあり、照度は照明具
35の稼動個数又は電圧制御により3000〜1000
0Lxの範囲で制御する。
【0014】トマトの接ぎ木苗の養生において、前述の
接ぎ木を終った苗をトレイ3ごと搬入して各棚板33a
・・上に並べ、温度:28度C,湿度:85〜95,照
度:5000Lx,CO2 濃度:600〜900pp
m,風速:50〜70cm/secに制御しながら4日
間養生したところ、平均で、草丈:11.6cm,葉
数:4.9枚,茎径:3.6mm,に成長した。前述の
搬入に当たって、持ち運ぶ間に注意を払っていても接ぎ
木苗は、揺れるが、穂木2がきわめて幼少で軽いので、
台木1との接合面が離脱したり、ずれたりすることがな
かった。上記条件による養生と従来の温室内被覆状態で
行なった養生とを比較した実結果は次の表のとおりであ
る。
接ぎ木を終った苗をトレイ3ごと搬入して各棚板33a
・・上に並べ、温度:28度C,湿度:85〜95,照
度:5000Lx,CO2 濃度:600〜900pp
m,風速:50〜70cm/secに制御しながら4日
間養生したところ、平均で、草丈:11.6cm,葉
数:4.9枚,茎径:3.6mm,に成長した。前述の
搬入に当たって、持ち運ぶ間に注意を払っていても接ぎ
木苗は、揺れるが、穂木2がきわめて幼少で軽いので、
台木1との接合面が離脱したり、ずれたりすることがな
かった。上記条件による養生と従来の温室内被覆状態で
行なった養生とを比較した実結果は次の表のとおりであ
る。
【0015】
【0016】上記実験結果からも明らかなとおり、活着
率、成長性を示す草丈、葉数、生体重、及び健苗性を示
す子葉着生率のいずれをとっても従来の接ぎ木方法に対
し顕著な有為差が得られた。なお、保持具4は苗の茎が
太くなるとスリットが開き自然に落下するので取外し作
業を行なう必要がない。また、トマト以外の他の果菜類
でもほぼ同様の手法で実施することができる。
率、成長性を示す草丈、葉数、生体重、及び健苗性を示
す子葉着生率のいずれをとっても従来の接ぎ木方法に対
し顕著な有為差が得られた。なお、保持具4は苗の茎が
太くなるとスリットが開き自然に落下するので取外し作
業を行なう必要がない。また、トマト以外の他の果菜類
でもほぼ同様の手法で実施することができる。
【0017】実施例(2) カーネーション(台木はフジナデシコ、美女ナデシコな
ど),バラ(台木はノイバラ,R.オドラータなど),
ライラック(台木はイボタ)などの花木類、及び葡萄
(台木は耐病虫性葡萄),リンゴ(台木はマルバカイド
ウ),サクランボ(台木はアオバザクラ),西洋梨(台
木はマルメロ),梨(台木はマメナシ)等、挿し木した
場合に比較的発根し易い台木の茎部又は緑枝を5〜20
cmの長さに鋭利なカッターで切断し、その上部に所望の
それぞれの栽培品種を芽の発端から2〜10cmの長さに
鋭利なカッターで切断して穂木として接合し、保持具4
により接合状態を保持し、これらの接ぎ木苗を培土を充
填したトレイに可能な限り挿し木してトレイのまま、温
度、湿度、照度及び風速等を制御した活着促進装置内に
搬入して台木の発根促進と同時に接合部を活着させる。
ど),バラ(台木はノイバラ,R.オドラータなど),
ライラック(台木はイボタ)などの花木類、及び葡萄
(台木は耐病虫性葡萄),リンゴ(台木はマルバカイド
ウ),サクランボ(台木はアオバザクラ),西洋梨(台
木はマルメロ),梨(台木はマメナシ)等、挿し木した
場合に比較的発根し易い台木の茎部又は緑枝を5〜20
cmの長さに鋭利なカッターで切断し、その上部に所望の
それぞれの栽培品種を芽の発端から2〜10cmの長さに
鋭利なカッターで切断して穂木として接合し、保持具4
により接合状態を保持し、これらの接ぎ木苗を培土を充
填したトレイに可能な限り挿し木してトレイのまま、温
度、湿度、照度及び風速等を制御した活着促進装置内に
搬入して台木の発根促進と同時に接合部を活着させる。
【0018】実施例(3) 前記実施例(2)の木本性植物において、桜(台木はカ
イドウ),木蓮(台木はこぶし),花ミズキ(台木は花
ミズキ・花色や他の特性が通常のもの・以下同様),梅
(台木は梅),桃(台木は桃),ヤマモモ(台木はヤマ
モモ),ローバイ(台木はローバイ)等の花木類、及び
みかん類(台木はカラタチなどの柑橘類),桃(台木は
桃),柿(台木はマメガキ),梅(台木は梅),杏(台
木は杏)等の果樹類のように挿し木時の発根に日数のか
かる台木においては、台木にする緑枝を一旦5〜20cm
の長さに切断し、この緑枝を、培土を充填したトレイに
可能な限り挿し木して暗い(黒いビニールで覆った程度
で良い)高湿度の条件に必要な日数(多くは1か月以
上)おいて、十分発根させたものを予め準備し、接ぎ木
時に改めて上部を鋭利なカッターで切断し、その上部に
所望のそれぞれの栽培品種を、芽の先端から2〜10cm
の長さに鋭利なカッターで切断し、穂木として接合し、
保持具4により接合状態を保持して、これらの接ぎ木苗
をトレイのまま、温度、湿度、光量等を制御した活着促
進装置内に搬入して養生する。
イドウ),木蓮(台木はこぶし),花ミズキ(台木は花
ミズキ・花色や他の特性が通常のもの・以下同様),梅
(台木は梅),桃(台木は桃),ヤマモモ(台木はヤマ
モモ),ローバイ(台木はローバイ)等の花木類、及び
みかん類(台木はカラタチなどの柑橘類),桃(台木は
桃),柿(台木はマメガキ),梅(台木は梅),杏(台
木は杏)等の果樹類のように挿し木時の発根に日数のか
かる台木においては、台木にする緑枝を一旦5〜20cm
の長さに切断し、この緑枝を、培土を充填したトレイに
可能な限り挿し木して暗い(黒いビニールで覆った程度
で良い)高湿度の条件に必要な日数(多くは1か月以
上)おいて、十分発根させたものを予め準備し、接ぎ木
時に改めて上部を鋭利なカッターで切断し、その上部に
所望のそれぞれの栽培品種を、芽の先端から2〜10cm
の長さに鋭利なカッターで切断し、穂木として接合し、
保持具4により接合状態を保持して、これらの接ぎ木苗
をトレイのまま、温度、湿度、光量等を制御した活着促
進装置内に搬入して養生する。
【0019】実施例(4) サツマイモ、苺及び菊では予めトレイに挿し芽又は植え
られた苗を台木とし茎又は葉柄の途中を鋭利なカッター
で切断し、その上にそれぞれの芽の先端から2〜10cm
の長さの茎又は葉の付いた葉柄を鋭利なカッターで切断
し、これを穂木として接合し、保持具4により接合状態
を保持して、これらの接ぎ木苗をトレイのまま、温度、
湿度、光量及び風速等を制御した活着促進装置に搬入し
て養生する。
られた苗を台木とし茎又は葉柄の途中を鋭利なカッター
で切断し、その上にそれぞれの芽の先端から2〜10cm
の長さの茎又は葉の付いた葉柄を鋭利なカッターで切断
し、これを穂木として接合し、保持具4により接合状態
を保持して、これらの接ぎ木苗をトレイのまま、温度、
湿度、光量及び風速等を制御した活着促進装置に搬入し
て養生する。
【0020】前述の実施例において、台木の大きさ、養
生工程における期間、照度、湿度、温度又は風速等は苗
の種類により設定する。
生工程における期間、照度、湿度、温度又は風速等は苗
の種類により設定する。
【0021】
【発明の効果】本発明は、苗の台木1に、別に育成した
穂木2を接合するとともに接合部を保持具4により接合
状態を保持し、次いで温度、湿度、光量等を制御する活
着促進装置10内に搬入して上記制御を行ないながら少
なくとも前記接合部が活着するまで養生するので、接ぎ
木時期を早めることができると共に養生期間を短縮する
ことができ、その上、活着促進装置10の稼動率を向上
させて苗の生産コストを著しく低減することができると
共に小規模な設備により大量生産することができ、か
つ、大量の苗を損傷しない状態で遠距離輸送を行なうこ
とができる。
穂木2を接合するとともに接合部を保持具4により接合
状態を保持し、次いで温度、湿度、光量等を制御する活
着促進装置10内に搬入して上記制御を行ないながら少
なくとも前記接合部が活着するまで養生するので、接ぎ
木時期を早めることができると共に養生期間を短縮する
ことができ、その上、活着促進装置10の稼動率を向上
させて苗の生産コストを著しく低減することができると
共に小規模な設備により大量生産することができ、か
つ、大量の苗を損傷しない状態で遠距離輸送を行なうこ
とができる。
【図1】接ぎ木苗の正面図である。
【図2】接ぎ木の接着部の拡大図である。
【図3】活着促進装置の配置図である。
【図4】挿木した台木に接ぎ木する例を示す正面図であ
る。
る。
【図5】リンゴ苗の従来の切り接ぎ(春)を示す斜視図
である。
である。
【図6】同上緑枝切り接ぎを示す斜視図である。 1 台木 2 穂木 3 トレイ 4 保持具 8 送風ファン 10 活着促進装置 12 多孔板 13 多孔板 16 風路 33 棚
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年6月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】カーネ−ションは耐暑性が低いため、我が
国の最も多い作型である暖地普通栽培では夏季の収穫を
避けて5〜6月に定植し、10月から翌年の5月下旬乃
至6月上旬まで収穫される。現状ではカ−ネーションの
接ぎ木による栽培は行われていないが、耐暑性・強健性
のすぐれたナデシコ類を台木とし、カーネーションを穂
木として接ぎ木することにより穂木にも耐暑性・強健性
が付与され、6〜7月まで収穫期を延長することかで
き、冷涼地で生産された少量の切花しか流通しない夏期
の品薄期の生産をねらう新しい作型が成立し得るので産
業上有用である。 実施例(2) 挿し木と接ぎ木を同時に行う場合、台木としては、同じ
ダイアンサス属の中でカーネーションと親和性があり、
耐暑性もあり、強健で茎も比較的太くなるもの、例え
ば、ビジョナデシコ(別名 アメリカナデシコ;Dia
nthus barbatus L.)及びフジナデシ
コ(別名 ハマナデシコ;Dianthusjapon
icus Thunb.)等を用いることか好ましい。
これらを前年の9月頃勢いの良い芽の先を約10cmの
長さに切り取って挿芽して発根させ、発根した頃、5号
のプラスチック鉢又はプランターに植付け、台木の母株
用として大株に育て、勢いの良い多数の腋芽を発生させ
ておく。2〜4月頃このうちから10cm程度に伸びた
芽を揃えて摘み取り、その基部の節間が2cm程度に伸
びた位置の茎を、鋭利な刃物(ステンレス製カミソリノ
刃など)で、茎の長さ方向に対して約30度になるよう
に尖らせて断面が平滑になるように切断する。このよう
に切断した尖部に、前記保持具4を嵌装して置く。穂木
は栽培するカーネーションの実用品種のいずれでも良
く、ウイルスフリーの(健康な)株の栽培中に発生する
腋芽を掻き取り、その基部付近の茎を斜め30度に鋭利
な刃物で断面が平滑になるように丁寧に切断する。切断
した穂木は、台木の切断面と方向を合わせて保持具4の
穴に挿し込み、切断面を十分に圧着接合する。接合後は
殺菌したバーミキュライトなどを培土としたトレイ3に
台木を挿して、温度25度C、湿度95%、光量500
0〜10000LX、風速30cm/secに制御した
活着促進装置10に入庫し、7〜15日間養生する。活
着したら出庫し、通常の育苗室で育成する。なお、装置
内の入庫日数を多少でも短くせんとする場合は、台木を
挿す培土にオーキシン類のような発根促進剤を施用して
も良い。入庫日数を更に短くしたい時は台木のみを一旦
挿し木し、これを通常の温室内で高い湿度条件に10日
前後保って十分発根させた台木の上端を新たに斜め約3
0度に鋭利な刃物で切断し、そこに既に述べたように接
ぎ木操作してから活着促進装置10に入庫しても良い。
これらにより95%以上の活着した苗を得ることができ
る。
国の最も多い作型である暖地普通栽培では夏季の収穫を
避けて5〜6月に定植し、10月から翌年の5月下旬乃
至6月上旬まで収穫される。現状ではカ−ネーションの
接ぎ木による栽培は行われていないが、耐暑性・強健性
のすぐれたナデシコ類を台木とし、カーネーションを穂
木として接ぎ木することにより穂木にも耐暑性・強健性
が付与され、6〜7月まで収穫期を延長することかで
き、冷涼地で生産された少量の切花しか流通しない夏期
の品薄期の生産をねらう新しい作型が成立し得るので産
業上有用である。 実施例(2) 挿し木と接ぎ木を同時に行う場合、台木としては、同じ
ダイアンサス属の中でカーネーションと親和性があり、
耐暑性もあり、強健で茎も比較的太くなるもの、例え
ば、ビジョナデシコ(別名 アメリカナデシコ;Dia
nthus barbatus L.)及びフジナデシ
コ(別名 ハマナデシコ;Dianthusjapon
icus Thunb.)等を用いることか好ましい。
これらを前年の9月頃勢いの良い芽の先を約10cmの
長さに切り取って挿芽して発根させ、発根した頃、5号
のプラスチック鉢又はプランターに植付け、台木の母株
用として大株に育て、勢いの良い多数の腋芽を発生させ
ておく。2〜4月頃このうちから10cm程度に伸びた
芽を揃えて摘み取り、その基部の節間が2cm程度に伸
びた位置の茎を、鋭利な刃物(ステンレス製カミソリノ
刃など)で、茎の長さ方向に対して約30度になるよう
に尖らせて断面が平滑になるように切断する。このよう
に切断した尖部に、前記保持具4を嵌装して置く。穂木
は栽培するカーネーションの実用品種のいずれでも良
く、ウイルスフリーの(健康な)株の栽培中に発生する
腋芽を掻き取り、その基部付近の茎を斜め30度に鋭利
な刃物で断面が平滑になるように丁寧に切断する。切断
した穂木は、台木の切断面と方向を合わせて保持具4の
穴に挿し込み、切断面を十分に圧着接合する。接合後は
殺菌したバーミキュライトなどを培土としたトレイ3に
台木を挿して、温度25度C、湿度95%、光量500
0〜10000LX、風速30cm/secに制御した
活着促進装置10に入庫し、7〜15日間養生する。活
着したら出庫し、通常の育苗室で育成する。なお、装置
内の入庫日数を多少でも短くせんとする場合は、台木を
挿す培土にオーキシン類のような発根促進剤を施用して
も良い。入庫日数を更に短くしたい時は台木のみを一旦
挿し木し、これを通常の温室内で高い湿度条件に10日
前後保って十分発根させた台木の上端を新たに斜め約3
0度に鋭利な刃物で切断し、そこに既に述べたように接
ぎ木操作してから活着促進装置10に入庫しても良い。
これらにより95%以上の活着した苗を得ることができ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】実施例(3) 木本性植物、例えば、桜(台木はカイドウ),木蓮(台
木はこぶし),花ミズキ(台木は花ミズキ・花色や他の
特性が通常のもの・以下同様),梅(台木は梅),桃
(台木は桃),ヤマモモ(台木はヤマモモ),ローバイ
(台木はローバイ)等の花木類、及びみかん類(台木は
カラタチなどの柑橘類),桃(台木は桃),柿(台木は
マメガキ)・梅(台木は梅),杏(台木は杏)等の果樹
類のように挿し木時の発根に日数のかかる台木において
は、台木にする緑枝を一旦5〜20cmの長さに切断
し、この緑枝を、培土を充填したトレイに可能な限り挿
し木して暗い(黒いビニールで覆った程度で良い)高湿
度の条件に必要な日数(多くは1か月以上)おいて、十
分発根させたものを予め準備し、接ぎ木時に改めて上部
を鋭利なカッターで切断し、その上部に所望のそれぞれ
の栽培品種を、芽の先端から2〜10cmの長さに鋭利
なカッターで切断し、穂木として接合し、保持具4によ
り接合状態を保持して、これらの接ぎ木苗をトレイのま
ま、温度、湿度、光量等を制御した活着促進装置内に搬
入して養生する。
木はこぶし),花ミズキ(台木は花ミズキ・花色や他の
特性が通常のもの・以下同様),梅(台木は梅),桃
(台木は桃),ヤマモモ(台木はヤマモモ),ローバイ
(台木はローバイ)等の花木類、及びみかん類(台木は
カラタチなどの柑橘類),桃(台木は桃),柿(台木は
マメガキ)・梅(台木は梅),杏(台木は杏)等の果樹
類のように挿し木時の発根に日数のかかる台木において
は、台木にする緑枝を一旦5〜20cmの長さに切断
し、この緑枝を、培土を充填したトレイに可能な限り挿
し木して暗い(黒いビニールで覆った程度で良い)高湿
度の条件に必要な日数(多くは1か月以上)おいて、十
分発根させたものを予め準備し、接ぎ木時に改めて上部
を鋭利なカッターで切断し、その上部に所望のそれぞれ
の栽培品種を、芽の先端から2〜10cmの長さに鋭利
なカッターで切断し、穂木として接合し、保持具4によ
り接合状態を保持して、これらの接ぎ木苗をトレイのま
ま、温度、湿度、光量等を制御した活着促進装置内に搬
入して養生する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】栄養繁殖を重ねるサツマイモは、永年継代
されてきた間にウィルスに感染し、そのために塊根(イ
モ)の色沢を損ね、表皮が粗剛となり、商品性が低下す
ると共に草勢も弱化し、収量の減少をきたしている。こ
れを組織培養してウィルスフリー化することにより品質
の向上、収量増加の効果が上がり、近年広く実用化され
てきたが、一旦、ウィルスフリー化した苗を使用しても
農家で継代栽培しているうちに、ウィルスに再感染して
くるため、効果が衰えない範囲で苗を汚染していない新
しいものに更新する必要がある。サツマイモのウィルス
検定は、アサガオの一種Ipomoea setosa
を穂木として、サツマイモの台木に接ぎ木する方法によ
るが、従来行われていた割り接ぎ方法では、接ぎ木の接
合操作、活着・養生方法、及び大量処理が困難で、しか
も活着率が40〜50%程度に過ぎないため、広く普及
してきた組織培養により一旦ウィルスフリー化した継代
苗による栽培現場での感染実態を検定する方法としては
極めて不十分であった。 実施例(4) ウィルスの罹病の有無、又はその程度を検定しようとす
るサツマイモの蔓長が15〜20cm以下に伸びた頃、
展開葉・2葉を付けて茎の上下を鋏で切断し、2号(直
径5cm)程度の殺菌された培土の入ったポリエチレン
鉢、又は同大の連結穴トレイ等に挿して温室又は網室に
て発根させ、各節の葉腋から腋芽が4〜5cm以上に伸
長してきた頃、その先端部の節間1〜2cmに伸びた部
分の茎を斜め30度に、鋭利な刃物(カミソリ刃等)
で、断面が平滑になるよう切断し、断面の傾斜方向と同
じ方向に傾斜方向を合わせるようにして前記保持具4を
挿し込む。穂木となるウィルス検定植物、例えばアサガ
オ‘Ipomoea setosa’は予め育苗用バッ
トに種子の一部を鋏で切断して吸水を容易ならしめた種
子を8×3cm程度の間隔で直播し、30度Cの発芽器
で3〜4日かけて発芽させ、芽−本葉の葉身長が約3c
m程度に成長した頃、子葉下2〜3cmの下胚軸部を、
台木のサツマイモと同じ角度で切断し、これを予めサツ
マイモに挿し込んでおいた保持具4の穴に、台と穂の傾
斜方向を合わせるようにして上から強く挿し込む。接ぎ
終った苗は温度28度C、湿度95%、光量5000L
X、風速30cm/secに調節された活着促進装置1
0内に搬入し、4〜5日養生し、完全に接合部を活着さ
せる。これによりほぼ100%の活着した苗を得ること
ができる。活着し終わったなら温室内に搬出し、通常の
温室管理に準じて蔓を伸長させ、アサガオの本葉に現れ
る黄変の病徴によりウィルスの汚染の有無とその程度を
判定する。
されてきた間にウィルスに感染し、そのために塊根(イ
モ)の色沢を損ね、表皮が粗剛となり、商品性が低下す
ると共に草勢も弱化し、収量の減少をきたしている。こ
れを組織培養してウィルスフリー化することにより品質
の向上、収量増加の効果が上がり、近年広く実用化され
てきたが、一旦、ウィルスフリー化した苗を使用しても
農家で継代栽培しているうちに、ウィルスに再感染して
くるため、効果が衰えない範囲で苗を汚染していない新
しいものに更新する必要がある。サツマイモのウィルス
検定は、アサガオの一種Ipomoea setosa
を穂木として、サツマイモの台木に接ぎ木する方法によ
るが、従来行われていた割り接ぎ方法では、接ぎ木の接
合操作、活着・養生方法、及び大量処理が困難で、しか
も活着率が40〜50%程度に過ぎないため、広く普及
してきた組織培養により一旦ウィルスフリー化した継代
苗による栽培現場での感染実態を検定する方法としては
極めて不十分であった。 実施例(4) ウィルスの罹病の有無、又はその程度を検定しようとす
るサツマイモの蔓長が15〜20cm以下に伸びた頃、
展開葉・2葉を付けて茎の上下を鋏で切断し、2号(直
径5cm)程度の殺菌された培土の入ったポリエチレン
鉢、又は同大の連結穴トレイ等に挿して温室又は網室に
て発根させ、各節の葉腋から腋芽が4〜5cm以上に伸
長してきた頃、その先端部の節間1〜2cmに伸びた部
分の茎を斜め30度に、鋭利な刃物(カミソリ刃等)
で、断面が平滑になるよう切断し、断面の傾斜方向と同
じ方向に傾斜方向を合わせるようにして前記保持具4を
挿し込む。穂木となるウィルス検定植物、例えばアサガ
オ‘Ipomoea setosa’は予め育苗用バッ
トに種子の一部を鋏で切断して吸水を容易ならしめた種
子を8×3cm程度の間隔で直播し、30度Cの発芽器
で3〜4日かけて発芽させ、芽−本葉の葉身長が約3c
m程度に成長した頃、子葉下2〜3cmの下胚軸部を、
台木のサツマイモと同じ角度で切断し、これを予めサツ
マイモに挿し込んでおいた保持具4の穴に、台と穂の傾
斜方向を合わせるようにして上から強く挿し込む。接ぎ
終った苗は温度28度C、湿度95%、光量5000L
X、風速30cm/secに調節された活着促進装置1
0内に搬入し、4〜5日養生し、完全に接合部を活着さ
せる。これによりほぼ100%の活着した苗を得ること
ができる。活着し終わったなら温室内に搬出し、通常の
温室管理に準じて蔓を伸長させ、アサガオの本葉に現れ
る黄変の病徴によりウィルスの汚染の有無とその程度を
判定する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図7】カーネーション接ぎ木の斜視図である。
【図8】サツマイモ挿し木の斜視図である。
【図9】サツマイモ台木の斜視図である。
【図I0】穂木(アサガオ)の斜視図である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】追加
【補正内容】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】カーネーションは耐暑性が低いため、我が
国の最も多い作型である暖地普通栽培では夏期の収穫を
避けて5〜6月に定植し、10月から翌年の5月下旬乃
至6月上旬まで収穫される。現状ではカーネーションの
接ぎ木による栽培は行われていないが、耐暑性・強健性
のすぐれたナデシコ類を台木とし、カーネーションを穂
木として接ぎ木することにより穂木にも耐暑性・強健性
が付与され、6〜7月まで収穫期を延長することがで
き、冷涼地で生産された少量の切花しか流通しない夏期
の品薄期の生産をねらう新しい作型が成立し得るので産
業上有用である。 実施例(2) 挿し木と接ぎ木を同時に行う場合、台木としては、同じ
ダイアンサス属の中でカーネーションと親和性があり、
耐暑性もあり、強健で茎も比較的太くなるもの、例え
ば、ビジョナデシコ(別名 アメリカナデシコ;Dia
nthus barbatus L.)及びフジナデシ
コ(別名 ハマナデシコ;Dianthusjapon
icus Thunb.)等を用いることが好ましい。
これらを前年の9月頃勢いの良い芽の先を約10cmの
長さに切り取って挿芽して発根させ、発根した頃、5号
のプラスチック鉢又はプランターに植付け、台木の母株
用として大株に育て、勢いの良い多数の腋芽を発生させ
ておく。2〜4月頃このうちから10cm程度に伸びた
芽を揃えて摘み取り、その基部の節間が2cm程度に伸
びた位置の茎を、鋭利な刃物(ステンレス製カミソリの
刃など)で、茎の長さ方向に対して約30度になるよう
に尖らせて断面が平滑になるように切断する。このよう
に切断した尖部に、前記保持具4を嵌装しておく。穂木
は栽培するカーネーションの実用品種のいずれでも良
く、ウイルスフリーの(健康な)株の栽培中に発生する
腋芽を掻き取り、その基部付近の茎を斜め30度に鋭利
な刃物で断面が平滑になるように丁寧に切断する。切断
した穂木は、台木の切断面と方向を合わせて保持具4の
穴に挿し込み、切断面を十分に圧着接合する。接合後は
殺菌したバーミキュライトなどを培土としたトレイ3に
台木を挿して、温度25度C、湿度95%、光量500
0〜10000LX、風速30cm/cecに制御した
活着促進装置10に入庫し、7〜15日間養生する。活
着したら出庫し、通常の育苗室で育成する。なお、装置
内の入庫日数を多少でも短くせんとする場合は、台木を
挿す培土にオーキシン類のような発根促進剤を施用して
も良い。入庫日数を更に短くしたい時は台木のみを一旦
挿し木し、これを通常の温室内の高い湿度条件に10日
前後保って十分発根させた台木の上端を新たに斜め約3
0度に鋭利な刃物で切断し、そこに既に述べたように接
ぎ木操作してから活着促進装置10に入庫しても良い。
これらにより95%以上の活着した苗を得ることができ
る。
国の最も多い作型である暖地普通栽培では夏期の収穫を
避けて5〜6月に定植し、10月から翌年の5月下旬乃
至6月上旬まで収穫される。現状ではカーネーションの
接ぎ木による栽培は行われていないが、耐暑性・強健性
のすぐれたナデシコ類を台木とし、カーネーションを穂
木として接ぎ木することにより穂木にも耐暑性・強健性
が付与され、6〜7月まで収穫期を延長することがで
き、冷涼地で生産された少量の切花しか流通しない夏期
の品薄期の生産をねらう新しい作型が成立し得るので産
業上有用である。 実施例(2) 挿し木と接ぎ木を同時に行う場合、台木としては、同じ
ダイアンサス属の中でカーネーションと親和性があり、
耐暑性もあり、強健で茎も比較的太くなるもの、例え
ば、ビジョナデシコ(別名 アメリカナデシコ;Dia
nthus barbatus L.)及びフジナデシ
コ(別名 ハマナデシコ;Dianthusjapon
icus Thunb.)等を用いることが好ましい。
これらを前年の9月頃勢いの良い芽の先を約10cmの
長さに切り取って挿芽して発根させ、発根した頃、5号
のプラスチック鉢又はプランターに植付け、台木の母株
用として大株に育て、勢いの良い多数の腋芽を発生させ
ておく。2〜4月頃このうちから10cm程度に伸びた
芽を揃えて摘み取り、その基部の節間が2cm程度に伸
びた位置の茎を、鋭利な刃物(ステンレス製カミソリの
刃など)で、茎の長さ方向に対して約30度になるよう
に尖らせて断面が平滑になるように切断する。このよう
に切断した尖部に、前記保持具4を嵌装しておく。穂木
は栽培するカーネーションの実用品種のいずれでも良
く、ウイルスフリーの(健康な)株の栽培中に発生する
腋芽を掻き取り、その基部付近の茎を斜め30度に鋭利
な刃物で断面が平滑になるように丁寧に切断する。切断
した穂木は、台木の切断面と方向を合わせて保持具4の
穴に挿し込み、切断面を十分に圧着接合する。接合後は
殺菌したバーミキュライトなどを培土としたトレイ3に
台木を挿して、温度25度C、湿度95%、光量500
0〜10000LX、風速30cm/cecに制御した
活着促進装置10に入庫し、7〜15日間養生する。活
着したら出庫し、通常の育苗室で育成する。なお、装置
内の入庫日数を多少でも短くせんとする場合は、台木を
挿す培土にオーキシン類のような発根促進剤を施用して
も良い。入庫日数を更に短くしたい時は台木のみを一旦
挿し木し、これを通常の温室内の高い湿度条件に10日
前後保って十分発根させた台木の上端を新たに斜め約3
0度に鋭利な刃物で切断し、そこに既に述べたように接
ぎ木操作してから活着促進装置10に入庫しても良い。
これらにより95%以上の活着した苗を得ることができ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】接ぎ木苗の正面図である。
【図2】接ぎ木苗の接着部の拡大図である。
【図3】活着促進装置の配置図である。
【図4】挿し木した台木に接ぎ木する例を示す正面図で
ある。
ある。
【図5】リンゴ苗の従来の切り接ぎ(春)を示す斜視図
である。
である。
【図6】同上緑枝切り接ぎを示す斜視図である。
【図7】カーネーション接ぎ木の斜視図である。
【図8】サツマイモ挿し木の斜視図である。
【図9】サツマイモ台木の斜視図である。
【図10】穂木(アサガオ)の斜視図である。
【符号の説明】 1 台木 2 穂木 3 トレイ 4 保持具 8 送風ファン 10 活着促進装置 12 多孔板 13 多孔板 16 風路 33 棚
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】追加
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】追加
【補正内容】
【図8】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】追加
【補正内容】
【図9】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】追加
【補正内容】
【図10】
Claims (2)
- 【請求項1】 苗の台木1に、別に育成した穂木2を接
合するとともに接合部を保持具4により接合状態を保持
し、次いで温度、湿度、照度等を制御する活着促進装置
内に搬入して上記制御を行ないながら少なくとも前記接
合部が活着するまで養生することを特徴とする苗の接ぎ
木方法。 - 【請求項2】 活着促進装置内の温度を25〜30度
C、湿度を70〜100%、照度を3000〜1000
0Lx、CO2 を600〜1200ppmに制御する請
求項1の苗の接ぎ木方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3063993A JP2561755B2 (ja) | 1990-03-05 | 1991-03-04 | 苗の接ぎ木方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-53000 | 1990-03-05 | ||
| JP5300090 | 1990-03-05 | ||
| JP3063993A JP2561755B2 (ja) | 1990-03-05 | 1991-03-04 | 苗の接ぎ木方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0595732A true JPH0595732A (ja) | 1993-04-20 |
| JP2561755B2 JP2561755B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=26393680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3063993A Expired - Lifetime JP2561755B2 (ja) | 1990-03-05 | 1991-03-04 | 苗の接ぎ木方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2561755B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100472760B1 (ko) * | 2001-07-26 | 2005-03-10 | 베르그 아스 가부시키가이샤 | 뿌리 없는 접묘의 저장 방법과 사전 순화 방법, 이들방법의 실시에 의해 얻어진 접묘, 및 그러한 실시에이용하는 장치 |
| JP2008295408A (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Si Seiko Co Ltd | 接木装置 |
| CN103329738A (zh) * | 2013-07-09 | 2013-10-02 | 句容市林场 | 一种金森女贞球形树冠快速成型方法 |
| CN103947466A (zh) * | 2014-05-19 | 2014-07-30 | 徐华龙 | 一种培育优质奶枣嫁接苗的方法 |
Citations (3)
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2561755B2 (ja) | 1996-12-11 |
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