JPH0596313A - 熱間タンデムミルにおける板形状・板クラウン制御方法及び装置 - Google Patents
熱間タンデムミルにおける板形状・板クラウン制御方法及び装置Info
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- JPH0596313A JPH0596313A JP3259314A JP25931491A JPH0596313A JP H0596313 A JPH0596313 A JP H0596313A JP 3259314 A JP3259314 A JP 3259314A JP 25931491 A JP25931491 A JP 25931491A JP H0596313 A JPH0596313 A JP H0596313A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単・確実に板クラウン又は板形状を任意に
調整することができ、一方の制御が他方に予想外の影響
を与えず、直観的に理解できる結果を得る。 【構成】 熱間タンデムミルの最終圧延スタンド出側板
クラウン計測結果から必要な板クラウン調整量を求め、
これと各スタンドでの板形状変更パターンとを予め定め
たプロセスモデルに当てはめて各スタンドのメカニカル
クラウン変更量を演算する(S2)。一方、各スタンド出側
の板形状計測結果から当該スタンドでの板形状調整量を
求め、これと他のスタンドでの板形状変更パターン及び
最終スタンドでの板クラウン変更量=「0」の条件をプ
ロセスモデルに当てはめて各スタンドのメカニカル板ク
ラウン変更量を演算する(S6)。そして、これら各別個に
演算されたメカニカル板クラウン変更量を加算して得た
駆動制御信号を各スタンドのインクリースベンダ及びデ
クリースベンダに出力する(S9,S10)。
調整することができ、一方の制御が他方に予想外の影響
を与えず、直観的に理解できる結果を得る。 【構成】 熱間タンデムミルの最終圧延スタンド出側板
クラウン計測結果から必要な板クラウン調整量を求め、
これと各スタンドでの板形状変更パターンとを予め定め
たプロセスモデルに当てはめて各スタンドのメカニカル
クラウン変更量を演算する(S2)。一方、各スタンド出側
の板形状計測結果から当該スタンドでの板形状調整量を
求め、これと他のスタンドでの板形状変更パターン及び
最終スタンドでの板クラウン変更量=「0」の条件をプ
ロセスモデルに当てはめて各スタンドのメカニカル板ク
ラウン変更量を演算する(S6)。そして、これら各別個に
演算されたメカニカル板クラウン変更量を加算して得た
駆動制御信号を各スタンドのインクリースベンダ及びデ
クリースベンダに出力する(S9,S10)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間タンデムミルにお
ける板形状・板クラウン制御方法及び装置に関する。
ける板形状・板クラウン制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱間タンデムミルにおける板形状
・板クラウンの調整にはオペレータによる手動制御が行
われていた。ところが、板クラウンと板形状とは互いに
影響を与え合う性質があるため、通常のオペレータによ
る手動制御では、板クラウンを制御することによって板
形状の悪化を招いたり、板形状を制御することによって
板クラウンの変動を引き起こしたりしてしまい、相当の
熟練者にも容易ではなかった。
・板クラウンの調整にはオペレータによる手動制御が行
われていた。ところが、板クラウンと板形状とは互いに
影響を与え合う性質があるため、通常のオペレータによ
る手動制御では、板クラウンを制御することによって板
形状の悪化を招いたり、板形状を制御することによって
板クラウンの変動を引き起こしたりしてしまい、相当の
熟練者にも容易ではなかった。
【0003】このため、例えば特開昭60−15231
1号公報に記載の様に、熱間タンデムミルの最終圧延ス
タンド出側で板クラウンと板形状の両者を計測し、両者
を総合した評価関数を最小にする制御方法が提案され
た。こうした調整量の算出には、山登り法と呼ばれる手
法が採用される。
1号公報に記載の様に、熱間タンデムミルの最終圧延ス
タンド出側で板クラウンと板形状の両者を計測し、両者
を総合した評価関数を最小にする制御方法が提案され
た。こうした調整量の算出には、山登り法と呼ばれる手
法が採用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした従来
の制御方法では、評価関数の定数の選択が困難である
し、また、特定スタンドの板形状悪化のみを制御した
り、最終圧延スタンド出側の板クラウンのみを制御する
ということが困難であった。さらに、計算が複雑とな
り、得られる結果が直感的に理解しにくい等の欠点もあ
った。
の制御方法では、評価関数の定数の選択が困難である
し、また、特定スタンドの板形状悪化のみを制御した
り、最終圧延スタンド出側の板クラウンのみを制御する
ということが困難であった。さらに、計算が複雑とな
り、得られる結果が直感的に理解しにくい等の欠点もあ
った。
【0005】そこで、簡単にしかも確実に、板クラウン
又は板形状を任意に調整することができ、しかも一方の
制御が他方に予想外の影響を与えず、得られた結果を直
観的に理解することのできる熱間タンデムミルにおける
板形状・板クラウン制御方法及び装置を提供することを
目的として本発明を完成した。
又は板形状を任意に調整することができ、しかも一方の
制御が他方に予想外の影響を与えず、得られた結果を直
観的に理解することのできる熱間タンデムミルにおける
板形状・板クラウン制御方法及び装置を提供することを
目的として本発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】かかる目的を達
成するためになされた本発明の熱間タンデムミルにおけ
る板形状・板クラウン制御方法は、複数の圧延スタンド
のそれぞれがストリップの板形状・板クラウンを制御す
るための調整手段を有する熱間タンデムミルにおける板
形状・板クラウン制御方法において、前記複数の各圧延
スタンドでの板形状及び板クラウンの制御特性を表すプ
ロセスモデルを予め設定しておき、最終圧延スタンド出
側の板クラウン調整量を指定し、該板クラウン調整量
を、該指定があった場合の各圧延スタンドについての板
形状変更パターンとして予め定めた条件と共に前記プロ
セスモデルに当てはめて各圧延スタンドの調整手段毎の
制御量を算出し、いずれかの圧延スタンド出側における
板形状調整量を指定し、該板形状調整量を、該指定があ
った場合の他の圧延スタンドについての板形状変更パタ
ーン及び最終圧延スタンド出側板クラウンの変更許容量
に関する条件と共に前記プロセスモデルに当てはめて各
圧延スタンドの調整手段毎の制御量を算出し、該算出さ
れた各制御量を加算して各圧延スタンドの調整手段を駆
動制御することを特徴とする。
成するためになされた本発明の熱間タンデムミルにおけ
る板形状・板クラウン制御方法は、複数の圧延スタンド
のそれぞれがストリップの板形状・板クラウンを制御す
るための調整手段を有する熱間タンデムミルにおける板
形状・板クラウン制御方法において、前記複数の各圧延
スタンドでの板形状及び板クラウンの制御特性を表すプ
ロセスモデルを予め設定しておき、最終圧延スタンド出
側の板クラウン調整量を指定し、該板クラウン調整量
を、該指定があった場合の各圧延スタンドについての板
形状変更パターンとして予め定めた条件と共に前記プロ
セスモデルに当てはめて各圧延スタンドの調整手段毎の
制御量を算出し、いずれかの圧延スタンド出側における
板形状調整量を指定し、該板形状調整量を、該指定があ
った場合の他の圧延スタンドについての板形状変更パタ
ーン及び最終圧延スタンド出側板クラウンの変更許容量
に関する条件と共に前記プロセスモデルに当てはめて各
圧延スタンドの調整手段毎の制御量を算出し、該算出さ
れた各制御量を加算して各圧延スタンドの調整手段を駆
動制御することを特徴とする。
【0007】この板形状・板クラウン制御方法によれ
ば、板クラウンの調整に当たっては、板クラウン調整量
を指定し、各圧延スタンドについての板形状変更パター
ンとして予め定めた条件と共にプロセスモデルに当ては
めて各圧延スタンドの調整手段毎の制御量を算出する。
ここで、板形状変更パターンとしては、全ての圧延スタ
ンドにおいて板形状変更量「0」を満足することが望ま
しいが、これが可能なのは相当の厚板の場合だけに限ら
れる。この場合は板クラウンと板形状との間に完全に非
干渉となる条件が満足される。なお、この板形状変更量
「0」が満足されない場合であっても、本発明方法にて
算出された制御量により板クラウンを制御した場合に
は、板形状は予め定めた変更パターンに従って変更され
るだけであるから、予定していない事態が発生すること
がない。
ば、板クラウンの調整に当たっては、板クラウン調整量
を指定し、各圧延スタンドについての板形状変更パター
ンとして予め定めた条件と共にプロセスモデルに当ては
めて各圧延スタンドの調整手段毎の制御量を算出する。
ここで、板形状変更パターンとしては、全ての圧延スタ
ンドにおいて板形状変更量「0」を満足することが望ま
しいが、これが可能なのは相当の厚板の場合だけに限ら
れる。この場合は板クラウンと板形状との間に完全に非
干渉となる条件が満足される。なお、この板形状変更量
「0」が満足されない場合であっても、本発明方法にて
算出された制御量により板クラウンを制御した場合に
は、板形状は予め定めた変更パターンに従って変更され
るだけであるから、予定していない事態が発生すること
がない。
【0008】一方、板形状の調整に当たっては、いずれ
かの圧延スタンド出側における板形状調整量を指定し、
他の圧延スタンドについての板形状変更パターン及び最
終圧延スタンド出側板クラウンの変更許容量に関する条
件と共にプロセスモデルに当てはめて各圧延スタンドの
調整手段毎の制御量を算出する。この場合も完全な非干
渉制御の条件は、他の圧延スタンドでの板形状変更量=
「0」,最終圧延スタンド出側板クラウン変更許容量=
「0」である。一般に、最終圧延スタンド出側板クラウ
ン変更許容量=「0」は達成することが可能であるが、
前者の条件は板厚の相当大きい場合のみしか満足されな
い。なお、この板形状変更量「0」が満足されない場合
であっても、算出された制御量により特定スタンドの板
形状を制御した場合には、他のスタンドでの板形状は予
め定めた変更パターンに従って変更されるだけであるか
ら、予定していない事態が発生することがない。
かの圧延スタンド出側における板形状調整量を指定し、
他の圧延スタンドについての板形状変更パターン及び最
終圧延スタンド出側板クラウンの変更許容量に関する条
件と共にプロセスモデルに当てはめて各圧延スタンドの
調整手段毎の制御量を算出する。この場合も完全な非干
渉制御の条件は、他の圧延スタンドでの板形状変更量=
「0」,最終圧延スタンド出側板クラウン変更許容量=
「0」である。一般に、最終圧延スタンド出側板クラウ
ン変更許容量=「0」は達成することが可能であるが、
前者の条件は板厚の相当大きい場合のみしか満足されな
い。なお、この板形状変更量「0」が満足されない場合
であっても、算出された制御量により特定スタンドの板
形状を制御した場合には、他のスタンドでの板形状は予
め定めた変更パターンに従って変更されるだけであるか
ら、予定していない事態が発生することがない。
【0009】こうして算出された各制御量は加算されて
最終的な制御量として各圧延スタンドの調整手段の駆動
制御に用いられる。ここで、板クラウン調整量の指定が
ない(板クラウン調整量=「0」が指定されとと考える
ことができる)場合は、特定スタンドの板形状の調整が
単独で行われ、逆の場合には板クラウンの調整が単独で
行われる。なお、全てのスタンドについての形状調整量
を指定することも可能である。この場合は各スタンドに
ついての板形状調整に伴う複数の制御量と最終圧延スタ
ンドでの出側板クラウン調整のための制御量とが全て加
算されて各圧延スタンドの調整手段の駆動制御が実行さ
れることになる。これらいずれの場合においても、各ス
タンドにおける指定に基づく調整の結果として他のスタ
ンドに生じる板形状等の変更量はそれぞれ予定の条件の
通りにしかならない。従って、この予定条件を小さな値
に設定しておけば、これが複数重なったとしても許容し
難い悪影響となることはない。従って、従来の様に板ク
ラウンと板形状とを共に測定して両者の適合条件を求め
るのと比べ、簡単でしかも満足のできる制御を可能にす
ることができる。
最終的な制御量として各圧延スタンドの調整手段の駆動
制御に用いられる。ここで、板クラウン調整量の指定が
ない(板クラウン調整量=「0」が指定されとと考える
ことができる)場合は、特定スタンドの板形状の調整が
単独で行われ、逆の場合には板クラウンの調整が単独で
行われる。なお、全てのスタンドについての形状調整量
を指定することも可能である。この場合は各スタンドに
ついての板形状調整に伴う複数の制御量と最終圧延スタ
ンドでの出側板クラウン調整のための制御量とが全て加
算されて各圧延スタンドの調整手段の駆動制御が実行さ
れることになる。これらいずれの場合においても、各ス
タンドにおける指定に基づく調整の結果として他のスタ
ンドに生じる板形状等の変更量はそれぞれ予定の条件の
通りにしかならない。従って、この予定条件を小さな値
に設定しておけば、これが複数重なったとしても許容し
難い悪影響となることはない。従って、従来の様に板ク
ラウンと板形状とを共に測定して両者の適合条件を求め
るのと比べ、簡単でしかも満足のできる制御を可能にす
ることができる。
【0010】この様な制御方法は、複数の圧延スタンド
のそれぞれがストリップの板形状・板クラウンを制御す
るための調整手段を有する熱間タンデムミルにおける板
形状・板クラウン制御装置において、前記複数の各圧延
スタンドでの板形状及び板クラウンの制御特性を表すプ
ロセスモデルを予め設定したプロセスモデル設定手段
と、最終圧延スタンド出側の板クラウン調整量を指定す
る板クラウン調整量指定手段と、該板クラウン調整量の
指定があった場合の各圧延スタンドについての板形状変
更パターンを板クラウン調整条件として予め設定した板
クラウン調整条件設定手段と、前記指定された板クラウ
ン調整量及び前記設定された板クラウン調整条件に基づ
いて、前記プロセスモデルに対応する各圧延スタンドの
調整手段毎の制御量を算出する板クラウン調整用制御量
算出手段と、いずれかの圧延スタンド出側における板形
状調整量を指定する板形状調整量指定手段と、該板形状
調整量の指定があった場合の他の圧延スタンドについて
の板形状変更パターン及び最終圧延スタンド出側板クラ
ウンの変更許容量に関する条件を特定スタンド板形状調
整条件として予め設定した特定スタンド板形状調整条件
設定手段と、前記指定された板形状調整量及び前記設定
された特定スタンド板形状調整条件に基づいて、前記プ
ロセスモデルに対応する各圧延スタンドの調整手段毎の
制御量を算出する板形状調整用制御量算出手段と、前記
算出された各制御量を加算する制御量加算手段と、該加
算された結果に基づいて各圧延スタンドの調整手段を駆
動制御する駆動制御手段とを備えることを特徴とする熱
間タンデムミルにおける板形状・板クラウン制御装置に
より具体的に実現することができる。
のそれぞれがストリップの板形状・板クラウンを制御す
るための調整手段を有する熱間タンデムミルにおける板
形状・板クラウン制御装置において、前記複数の各圧延
スタンドでの板形状及び板クラウンの制御特性を表すプ
ロセスモデルを予め設定したプロセスモデル設定手段
と、最終圧延スタンド出側の板クラウン調整量を指定す
る板クラウン調整量指定手段と、該板クラウン調整量の
指定があった場合の各圧延スタンドについての板形状変
更パターンを板クラウン調整条件として予め設定した板
クラウン調整条件設定手段と、前記指定された板クラウ
ン調整量及び前記設定された板クラウン調整条件に基づ
いて、前記プロセスモデルに対応する各圧延スタンドの
調整手段毎の制御量を算出する板クラウン調整用制御量
算出手段と、いずれかの圧延スタンド出側における板形
状調整量を指定する板形状調整量指定手段と、該板形状
調整量の指定があった場合の他の圧延スタンドについて
の板形状変更パターン及び最終圧延スタンド出側板クラ
ウンの変更許容量に関する条件を特定スタンド板形状調
整条件として予め設定した特定スタンド板形状調整条件
設定手段と、前記指定された板形状調整量及び前記設定
された特定スタンド板形状調整条件に基づいて、前記プ
ロセスモデルに対応する各圧延スタンドの調整手段毎の
制御量を算出する板形状調整用制御量算出手段と、前記
算出された各制御量を加算する制御量加算手段と、該加
算された結果に基づいて各圧延スタンドの調整手段を駆
動制御する駆動制御手段とを備えることを特徴とする熱
間タンデムミルにおける板形状・板クラウン制御装置に
より具体的に実現することができる。
【0011】この装置において、前記板クラウン調整量
指定手段は、最終圧延スタンド出側に配設された板クラ
ウン計測手段と、該板クラウン計測手段の計測結果と目
標板クラウンとから板クラウン調整量を算出する板クラ
ウン調整量算出手段とを備えることが望ましい。板クラ
ウンは極めて微妙な問題であり、オペレータが肉眼で観
測することは不可能だからである。板形状についても、
板形状を測定する手段と、その測定結果に基づいて板形
状調整量を算出する手段とを備えるとよいが、こちらは
肉眼でも十分に観察することができる。従って、単に調
整量を「耳波大調整=**%」,「耳波中調整=**
%」,…,…、「中伸び大調整=**%」と段階的にの
みいくつか定め、これを選択するための入力スイッチ等
を配設しておき、必要に応じてオペレータが該当するス
イッチを操作することができる様な構成でも十分であ
る。
指定手段は、最終圧延スタンド出側に配設された板クラ
ウン計測手段と、該板クラウン計測手段の計測結果と目
標板クラウンとから板クラウン調整量を算出する板クラ
ウン調整量算出手段とを備えることが望ましい。板クラ
ウンは極めて微妙な問題であり、オペレータが肉眼で観
測することは不可能だからである。板形状についても、
板形状を測定する手段と、その測定結果に基づいて板形
状調整量を算出する手段とを備えるとよいが、こちらは
肉眼でも十分に観察することができる。従って、単に調
整量を「耳波大調整=**%」,「耳波中調整=**
%」,…,…、「中伸び大調整=**%」と段階的にの
みいくつか定め、これを選択するための入力スイッチ等
を配設しておき、必要に応じてオペレータが該当するス
イッチを操作することができる様な構成でも十分であ
る。
【0012】完全非干渉による制御が最も望ましいが、
これは相当板厚の大きい場合にしか成り立たないので、
取り合えずは板形状の調整によって板クラウンが変化し
ない条件だけで構わない。そのためには、前記特定スタ
ンド板形状調整条件設定手段は最終圧延スタンド出側板
クラウンの変更許容量をゼロとすればよい。
これは相当板厚の大きい場合にしか成り立たないので、
取り合えずは板形状の調整によって板クラウンが変化し
ない条件だけで構わない。そのためには、前記特定スタ
ンド板形状調整条件設定手段は最終圧延スタンド出側板
クラウンの変更許容量をゼロとすればよい。
【0013】
【実施例】次に、本発明の構成・作用・効果を一層明ら
かにするため、以下に好適な一実施例を説明する。実施
例は、図1に示す様に、圧延材入り側のF0スタンドか
ら最終のF3スタンドまでの4スタンドからなるタンデ
ムミルを対象に記述する。なお、スタンド数が変化して
も以下の考え方を適用して制御することができる。
かにするため、以下に好適な一実施例を説明する。実施
例は、図1に示す様に、圧延材入り側のF0スタンドか
ら最終のF3スタンドまでの4スタンドからなるタンデ
ムミルを対象に記述する。なお、スタンド数が変化して
も以下の考え方を適用して制御することができる。
【0014】実施例のタンデムミルの各スタンドF0〜
F3は、四重のロールF0a〜F0d,…,F3a〜F
3dを備え、中二つのワークロールF0a〜F3a,F
0b〜F3bの端部軸受け間隔を調整するインクリース
ベンダF0e〜F3eと、上側のバックアップロールF
0c〜F3cと上側のワークロールF0a〜F3aの軸
受け間隔を調整するデクリースベンダF0f〜F3f
と、下側のバックアップロールF0d〜F3dと下側の
ワークロールF0b〜F3bの軸受け間隔を調整するデ
クリースベンダF0g〜F3gとを備えている。また、
最終圧延スタンドF3の出側には板クラウンを測定する
板クラウン計Scが配設されると共に、各スタンドF0
〜F3の出側にはそれぞれ板形状を測定する板形状計ε
0〜ε3が配設されている。
F3は、四重のロールF0a〜F0d,…,F3a〜F
3dを備え、中二つのワークロールF0a〜F3a,F
0b〜F3bの端部軸受け間隔を調整するインクリース
ベンダF0e〜F3eと、上側のバックアップロールF
0c〜F3cと上側のワークロールF0a〜F3aの軸
受け間隔を調整するデクリースベンダF0f〜F3f
と、下側のバックアップロールF0d〜F3dと下側の
ワークロールF0b〜F3bの軸受け間隔を調整するデ
クリースベンダF0g〜F3gとを備えている。また、
最終圧延スタンドF3の出側には板クラウンを測定する
板クラウン計Scが配設されると共に、各スタンドF0
〜F3の出側にはそれぞれ板形状を測定する板形状計ε
0〜ε3が配設されている。
【0015】これら板クラウン計Sc及び各板形状計ε
0〜ε3の計測信号は、メカニカル板クラウン制御用演
算処理装置COMに入力される。このメカニカル板クラ
ウン制御用演算処理装置COMは、セントラルプロセッ
シングユニットCPUと、リードオンリメモリROM
と、ランダムアクセスメモリRAMとを備え、入出力ポ
ートI/Oを介して板クラウン計Sc及び各板形状計ε
0〜ε3の計測信号を入力している。そして、これらの
計測信号に基づいて、ROM内に予め設定されたプロセ
スモデル及び各種条件とを反映した演算プログラムに基
づいて、各スタンドに対するメカニカル板クラウン変更
量を演算し、この演算結果に基づく駆動制御信号を各ス
タンドF0〜F3のインクリースベンダF0e〜F3e
及びデクリースベンダF0f〜F3f,F0g〜F3g
に出力している。即ち、本実施例のシステムにおいて
は、最終スタンド出側の板クラウン計測結果及び各スタ
ンド出側の板形状計測結果に基づいてメカニカル板クラ
ウンを変更することにより、目標とする板形状・板クラ
ウンによる圧延を実行することができる様に構成されて
いる。
0〜ε3の計測信号は、メカニカル板クラウン制御用演
算処理装置COMに入力される。このメカニカル板クラ
ウン制御用演算処理装置COMは、セントラルプロセッ
シングユニットCPUと、リードオンリメモリROM
と、ランダムアクセスメモリRAMとを備え、入出力ポ
ートI/Oを介して板クラウン計Sc及び各板形状計ε
0〜ε3の計測信号を入力している。そして、これらの
計測信号に基づいて、ROM内に予め設定されたプロセ
スモデル及び各種条件とを反映した演算プログラムに基
づいて、各スタンドに対するメカニカル板クラウン変更
量を演算し、この演算結果に基づく駆動制御信号を各ス
タンドF0〜F3のインクリースベンダF0e〜F3e
及びデクリースベンダF0f〜F3f,F0g〜F3g
に出力している。即ち、本実施例のシステムにおいて
は、最終スタンド出側の板クラウン計測結果及び各スタ
ンド出側の板形状計測結果に基づいてメカニカル板クラ
ウンを変更することにより、目標とする板形状・板クラ
ウンによる圧延を実行することができる様に構成されて
いる。
【0016】次にまず、このメカニカル板クラウン制御
用演算処理装置COMが実行する演算処理の流れを図2
のフローチャートに基づいて説明する。演算処理が開始
されると、まず、板クラウン計Scが測定タイミングに
あるか否かを判定する(S1)。これは、板クラウン計
Scとして圧延板の端部の板厚測定を走査型のセンサを
用いて行う場合に必要な処理である。走査型のセンサで
は一往復の動作が完了するまで板クラウン計測を行うこ
とができないからである。
用演算処理装置COMが実行する演算処理の流れを図2
のフローチャートに基づいて説明する。演算処理が開始
されると、まず、板クラウン計Scが測定タイミングに
あるか否かを判定する(S1)。これは、板クラウン計
Scとして圧延板の端部の板厚測定を走査型のセンサを
用いて行う場合に必要な処理である。走査型のセンサで
は一往復の動作が完了するまで板クラウン計測を行うこ
とができないからである。
【0017】この処理において「YES」と判定された
ならば、板クラウン計測結果を取り込んで目標板クラウ
ンに向けて板クラウンを調整するために必要な板クラウ
ン調整量を算出し、この調整量と各スタンドF0〜F3
での板形状変更パターンとを予め定めたプロセスモデル
に当てはめて各スタンドF0〜F3でのメカニカル板ク
ラウン変更量dSCTi M(for Sc ;i=0〜3)を演算する
(S2)。詳しい演算式等は後述する。なお、S1にて
「NO」と判定された場合はS2はパスする。
ならば、板クラウン計測結果を取り込んで目標板クラウ
ンに向けて板クラウンを調整するために必要な板クラウ
ン調整量を算出し、この調整量と各スタンドF0〜F3
での板形状変更パターンとを予め定めたプロセスモデル
に当てはめて各スタンドF0〜F3でのメカニカル板ク
ラウン変更量dSCTi M(for Sc ;i=0〜3)を演算する
(S2)。詳しい演算式等は後述する。なお、S1にて
「NO」と判定された場合はS2はパスする。
【0018】そして、カウンタjを0に設定し(S
3)、Fjスタンドの形状計が使用可能か否かを判定す
る(S4)。これは、場合によっては各スタンド全てに
板形状計が配設されないこともあり、また、いずれかが
取り替え中であるとか故障中である場合を考慮するため
の処理である。なお、全く形状計の無い場合も含まれ
る。
3)、Fjスタンドの形状計が使用可能か否かを判定す
る(S4)。これは、場合によっては各スタンド全てに
板形状計が配設されないこともあり、また、いずれかが
取り替え中であるとか故障中である場合を考慮するため
の処理である。なお、全く形状計の無い場合も含まれ
る。
【0019】Fjスタンドの板形状計が使用可能な場合
には、当該Fjスタンドでの板形状計測結果εjを取り
込んで目標板形状範囲内にあるか否かを判定する(S
5)。この判定が「NO」となった場合には、当該Fj
スタンド出側の板形状を目標板形状範囲内に収めるため
の板形状調整量を算出し、この調整量と他のスタンドで
の板形状変更パターン及び最終F3スタンドでの板クラ
ウン変更量=「0」の条件をプロセスモデルに当てはめ
て各スタンドF0〜F3でのメカニカル板クラウン変更
量dScTi M(for εj ;i=0〜3 )を演算する(S
6)。これについても詳しい演算式等は後述する。
には、当該Fjスタンドでの板形状計測結果εjを取り
込んで目標板形状範囲内にあるか否かを判定する(S
5)。この判定が「NO」となった場合には、当該Fj
スタンド出側の板形状を目標板形状範囲内に収めるため
の板形状調整量を算出し、この調整量と他のスタンドで
の板形状変更パターン及び最終F3スタンドでの板クラ
ウン変更量=「0」の条件をプロセスモデルに当てはめ
て各スタンドF0〜F3でのメカニカル板クラウン変更
量dScTi M(for εj ;i=0〜3 )を演算する(S
6)。これについても詳しい演算式等は後述する。
【0020】その後、j=3になるまで、jをインクリ
メントしつつこのS4〜S6の処理を繰り返し実行する
(S7,S8)。そして、S7にてj=3になったと判
定されたら次に進み、F0〜F3スタンドそれぞれにつ
いてこれまでに演算されたメカニカル板クラウン変更量
dScTi M(for Sc;i=0〜3),dScTi M(forε1 ;
i=0〜3 ),dScTi M(for ε2 ;i=0〜3 ),…を加算
し(S9)、この結果を駆動制御信号として各スタンド
F0〜F3のインクリースベンダF0e〜F3e及びデ
クリースベンダF0f〜F3f,F0g〜F3gに出力
する(S10)。
メントしつつこのS4〜S6の処理を繰り返し実行する
(S7,S8)。そして、S7にてj=3になったと判
定されたら次に進み、F0〜F3スタンドそれぞれにつ
いてこれまでに演算されたメカニカル板クラウン変更量
dScTi M(for Sc;i=0〜3),dScTi M(forε1 ;
i=0〜3 ),dScTi M(for ε2 ;i=0〜3 ),…を加算
し(S9)、この結果を駆動制御信号として各スタンド
F0〜F3のインクリースベンダF0e〜F3e及びデ
クリースベンダF0f〜F3f,F0g〜F3gに出力
する(S10)。
【0021】以下、このS1〜S10の処理を圧延終了
まで繰り返し実行する(S11)。以上の演算処理にお
ける本システムの基本的考え方は、最終F3スタンド出
側板クラウン(ScT3)と各スタンド出側板形状(ε0〜
ε3)の“非干渉制御”である。この非干渉制御を行う
に当り、従来の様な評価関数の最小値を求めるといった
困難で複雑な演算を行わないことを目指すものである。
まで繰り返し実行する(S11)。以上の演算処理にお
ける本システムの基本的考え方は、最終F3スタンド出
側板クラウン(ScT3)と各スタンド出側板形状(ε0〜
ε3)の“非干渉制御”である。この非干渉制御を行う
に当り、従来の様な評価関数の最小値を求めるといった
困難で複雑な演算を行わないことを目指すものである。
【0022】すなわち、目指すところは以下の制御であ
る。 最終スタンド出側板クラウンScT3を制御するとき
は、各スタンド板形状ε 0〜ε3に変化が生じないよう
に、かつ、最終スタンド出側板クラウンScT3が目標値に
なるように、各スタンドのアクチュエータを操作する。
る。 最終スタンド出側板クラウンScT3を制御するとき
は、各スタンド板形状ε 0〜ε3に変化が生じないよう
に、かつ、最終スタンド出側板クラウンScT3が目標値に
なるように、各スタンドのアクチュエータを操作する。
【0023】 あるスタンドの形状を制御するとき
は、その他のスタンドの形状と最終スタンド出側板クラ
ウンScT3に変化が生じないように、かつ、その形状が目
標値になるように、各スタンドのアクチュエータを操作
する。この考え方であれば、形状計の有無に関わらず、
同一ロジックでの制御が可能となる。すなわち、特定ス
タンド毎に板形状制御を行う構成であるから、全スタン
ドの形状計が使用可能ではない場合でも、使用可能なス
タンドの形状のみのフィードバック制御が可能である。
また、形状計が全くない場合でも、形状を維持しながら
最終スタンド出側板クラウンScT3の制御を行うことがで
きる。
は、その他のスタンドの形状と最終スタンド出側板クラ
ウンScT3に変化が生じないように、かつ、その形状が目
標値になるように、各スタンドのアクチュエータを操作
する。この考え方であれば、形状計の有無に関わらず、
同一ロジックでの制御が可能となる。すなわち、特定ス
タンド毎に板形状制御を行う構成であるから、全スタン
ドの形状計が使用可能ではない場合でも、使用可能なス
タンドの形状のみのフィードバック制御が可能である。
また、形状計が全くない場合でも、形状を維持しながら
最終スタンド出側板クラウンScT3の制御を行うことがで
きる。
【0024】さらに、最も良い形態の形状計が実用化す
るまでの間はオペレータによる各スタンドの形状入力
(耳波大〜中伸び大の数レベルの選定でよいと考えられ
る)に基づいて、本ロジックで制御することも考えられ
る。これでも現在のオペレータによる形状制御に比べ
て、最終スタンド出側板クラウンScT3を一定に保ちなが
ら必要なスタンドの形状のみを制御できるというメリッ
トがある。この場合には、S4のステップに変えて「j
スタンドについて板形状調整を指示するか?」なる判定
条件とすればよい。
るまでの間はオペレータによる各スタンドの形状入力
(耳波大〜中伸び大の数レベルの選定でよいと考えられ
る)に基づいて、本ロジックで制御することも考えられ
る。これでも現在のオペレータによる形状制御に比べ
て、最終スタンド出側板クラウンScT3を一定に保ちなが
ら必要なスタンドの形状のみを制御できるというメリッ
トがある。この場合には、S4のステップに変えて「j
スタンドについて板形状調整を指示するか?」なる判定
条件とすればよい。
【0025】なお、本実施例のシステムでの制御の考え
方は、タンデムミルでの板クラウンと板形状をいかに制
御するかという方法についてであり、圧延中のフィード
バック制御にも適用できるし、前コイルの圧延状況をフ
ィードバックしてのプリセット制御にも適用できる。
方は、タンデムミルでの板クラウンと板形状をいかに制
御するかという方法についてであり、圧延中のフィード
バック制御にも適用できるし、前コイルの圧延状況をフ
ィードバックしてのプリセット制御にも適用できる。
【0026】この考え方の中で、非干渉制御を完全に実
施することが可能であるのは、制御対象としているスタ
ンドが形状変化係数ξ=0のスタンド、すなわち、十分
板厚の厚い範囲での圧延を実行するスタンドの場合であ
る。この形状変化係数ξのデータについては、「塑性と
加工,27-308,1071(1986)」においてアルミ及びアルミ
合金のものが示されている。その内容は図3に示す通り
である。形状変化係数ξ=0となるのは、5000系Al合
金では定式化パラメータγ≧0.010 、3000系Al合金で
はγ≧0.007 、純アルミ系ではγ≧0.002 であり、ワー
クロール径Dw=800mm のスタンドで、板幅 b=1000mmの
場合では、板厚 h≧26.0mm(5000系),h≧20.7mm(300
0系),h≧8.9mm (1000系)がその範囲となる。
施することが可能であるのは、制御対象としているスタ
ンドが形状変化係数ξ=0のスタンド、すなわち、十分
板厚の厚い範囲での圧延を実行するスタンドの場合であ
る。この形状変化係数ξのデータについては、「塑性と
加工,27-308,1071(1986)」においてアルミ及びアルミ
合金のものが示されている。その内容は図3に示す通り
である。形状変化係数ξ=0となるのは、5000系Al合
金では定式化パラメータγ≧0.010 、3000系Al合金で
はγ≧0.007 、純アルミ系ではγ≧0.002 であり、ワー
クロール径Dw=800mm のスタンドで、板幅 b=1000mmの
場合では、板厚 h≧26.0mm(5000系),h≧20.7mm(300
0系),h≧8.9mm (1000系)がその範囲となる。
【0027】一方、この様な板厚条件を満足せず、先頭
のF0スタンドにおいても形状変化係数ξ≠0の場合
は、完全非干渉化は達成できない。その場合の取り扱い
方は種々考えられる。例えば、以下の方法で対処するこ
とができる。なお、それ以外の方法にも容易に拡張でき
ることはもちろんである。
のF0スタンドにおいても形状変化係数ξ≠0の場合
は、完全非干渉化は達成できない。その場合の取り扱い
方は種々考えられる。例えば、以下の方法で対処するこ
とができる。なお、それ以外の方法にも容易に拡張でき
ることはもちろんである。
【0028】条件 最終スタンド出側板クラウンScT3
を制御するときは,全スタンドの形状変化が等しくなる
ようにする。 条件 Fj スタンドの形状εjを制御するときは、最
終スタンド出側板クラウンScT3は一定(変化しない)と
して、その他のスタンドの形状は、等しく変化するよう
にする。
を制御するときは,全スタンドの形状変化が等しくなる
ようにする。 条件 Fj スタンドの形状εjを制御するときは、最
終スタンド出側板クラウンScT3は一定(変化しない)と
して、その他のスタンドの形状は、等しく変化するよう
にする。
【0029】次に、計算に用いるプロセスモデルについ
て説明する。タンデム圧延における板クラウンと板形状
の関係として、下記の式が公知である。即ち、各スタン
ド出側の板クラウンと板形状の関係は、「塑性と加工,
25-286,1034(1984)」に記載される通り、下記数1の
(1)式〜(3)式にて表される。
て説明する。タンデム圧延における板クラウンと板形状
の関係として、下記の式が公知である。即ち、各スタン
ド出側の板クラウンと板形状の関係は、「塑性と加工,
25-286,1034(1984)」に記載される通り、下記数1の
(1)式〜(3)式にて表される。
【0030】
【数1】
【0031】一方、スタンド転写率ζiとスタンド遺伝
係数ηiの間には数2の(4)式の関係が成り立つ。
係数ηiの間には数2の(4)式の関係が成り立つ。
【0032】
【数2】
【0033】次に、ある定常状態と別の定常状態で各々
(1)式〜(3)式が満たされているとき、その間の変
化を考える。なお、両状態間で板厚の変化は無く、各パ
ラメータζi,ηi,ξi,ε0 iは、変化の前後で一定である
とする。 [状態1](=現時点)
(1)式〜(3)式が満たされているとき、その間の変
化を考える。なお、両状態間で板厚の変化は無く、各パ
ラメータζi,ηi,ξi,ε0 iは、変化の前後で一定である
とする。 [状態1](=現時点)
【0034】
【数3】
【0035】[状態2](=次のステップ)
【0036】
【数4】
【0037】[変化量](=(状態2)−(状態1))
【0038】
【数5】
【0039】ここで、dを付した変数は各々状態1から
の変化分を表す。すなわち、
の変化分を表す。すなわち、
【0040】
【数6】
【0041】また、(13)式は近似的に下記数7の如
く(18)式で表される。
く(18)式で表される。
【0042】
【数7】
【0043】以上の数式の内、(11)式,(12)式
を、F0〜F3スタンド分まとめて行列表示すると下記
数8の(19)式のようになる。ただし、F0スタンド
入側板クラウンは一定とした(dScT-1=0)。これが、
実施例におけるプロセスモデルである。未知数12個に
対して8式の連立方程式であるから、このままでは簡単
に解くことができない。
を、F0〜F3スタンド分まとめて行列表示すると下記
数8の(19)式のようになる。ただし、F0スタンド
入側板クラウンは一定とした(dScT-1=0)。これが、
実施例におけるプロセスモデルである。未知数12個に
対して8式の連立方程式であるから、このままでは簡単
に解くことができない。
【0044】
【数8】
【0045】[1:一般形式]非干渉制御の具体的な計
算式を以下に示す。ここでは、完全非干渉ができない場
合を対象にして記述する。完全非干渉可能な場合の計算
式は、得られた計算式でξ0 =0 とすれば良い。
算式を以下に示す。ここでは、完全非干渉ができない場
合を対象にして記述する。完全非干渉可能な場合の計算
式は、得られた計算式でξ0 =0 とすれば良い。
【0046】[1−1:最終F3スタンド出側板クラウ
ンScT3の制御(演算処理ルーチンでのS2の演算の内容
に相当する)]最終スタンド出側板クラウンScT3を制御
する場合は、以下の各条件を満たすような各スタンドの
メカニカル板クラウンScTiMを求め、それから、アクチ
ュエータの設定値を求める。
ンScT3の制御(演算処理ルーチンでのS2の演算の内容
に相当する)]最終スタンド出側板クラウンScT3を制御
する場合は、以下の各条件を満たすような各スタンドの
メカニカル板クラウンScTiMを求め、それから、アクチ
ュエータの設定値を求める。
【0047】[満たすべき条件]
【0048】
【数9】
【0049】数9に示した(20)式,(21)式の条
件を与えることにより、(19)式は式8個に対して未
知数8個の連立方程式となる。 [解くべき方程式](20)式,(21)式を考慮する
と、(19)式の後半4行は下記の通りになる。
件を与えることにより、(19)式は式8個に対して未
知数8個の連立方程式となる。 [解くべき方程式](20)式,(21)式を考慮する
と、(19)式の後半4行は下記の通りになる。
【0050】
【数10】
【0051】ここで、A1 は下記数11の(23)式の
通りである。
通りである。
【0052】
【数11】
【0053】また、(19)式の前半4行は下記数12
の(24)式の通りになる。
の(24)式の通りになる。
【0054】
【数12】
【0055】ここで、A2 ,A3 は下記数13の(2
5)式,(26)式の通りである。
5)式,(26)式の通りである。
【0056】
【数13】
【0057】(22)式より、
【0058】
【数14】
【0059】となる。従って、求めるメカニカル板クラ
ウンdScTiMは、下記数15の(28)式で計算される。
ウンdScTiMは、下記数15の(28)式で計算される。
【0060】
【数15】
【0061】なお、(27)式は、代数式で表示すると
数16の(29)式〜(33)式の通りとなる。
数16の(29)式〜(33)式の通りとなる。
【0062】
【数16】
【0063】[1−2:最終F3スタンド板形状ε3の
制御(演算処理ルーチンにおいてj=3でのS6の演算
の内容に相当する)]最終スタンド板形状ε3を制御す
る場合は、以下の各条件を満たすような各スタンドのメ
カニカル板クラウンScTiMを求め、それからアクチュエ
ータの設定値を求める。
制御(演算処理ルーチンにおいてj=3でのS6の演算
の内容に相当する)]最終スタンド板形状ε3を制御す
る場合は、以下の各条件を満たすような各スタンドのメ
カニカル板クラウンScTiMを求め、それからアクチュエ
ータの設定値を求める。
【0064】[満たすべき条件]
【0065】
【数17】
【0066】この数17の(34)式〜(36)式が与
えられることにより、未知数は8個になるので(19)
式は容易に解くことができる。 [解くべき方程式]数17に示した(34)式〜(3
6)式を考慮すると、(19)式の後半4行は下記数1
8の(37)式の通りになる。
えられることにより、未知数は8個になるので(19)
式は容易に解くことができる。 [解くべき方程式]数17に示した(34)式〜(3
6)式を考慮すると、(19)式の後半4行は下記数1
8の(37)式の通りになる。
【0067】
【数18】
【0068】また、(19)式の前半4行は数19の
(38)式の通りとなる。
(38)式の通りとなる。
【0069】
【数19】
【0070】(37)式より、
【0071】
【数20】
【0072】となる。従って、求めるメカニカル板クラ
ウンdScTiMは、数21の(40)式で計算される。
ウンdScTiMは、数21の(40)式で計算される。
【0073】
【数21】
【0074】(39)式は、代数式で表示すると数22
の(41)式〜(45)式となる。
の(41)式〜(45)式となる。
【0075】
【数22】
【0076】[1−3:F2スタンド板形状ε2の制御
(演算処理ルーチンにおいてj=2でのS6の演算の内
容に相当する)]同様に、F2スタンド板形状ε2を制
御する場合は以下の各条件を満たすような各スタンドの
メカニカル板クラウンScTiMを求め、それからアクチュ
エータの設定値を求める。
(演算処理ルーチンにおいてj=2でのS6の演算の内
容に相当する)]同様に、F2スタンド板形状ε2を制
御する場合は以下の各条件を満たすような各スタンドの
メカニカル板クラウンScTiMを求め、それからアクチュ
エータの設定値を求める。
【0077】[満たすべき条件]
【0078】
【数23】
【0079】この場合も数23の(46)式〜(48)
式が与えられることで、(19)式の未知数は8個にな
り、容易に解くことができる。 [解くべき方程式]数23の(46)式〜(48)式を
考慮すると(19)式の後半4行は下記数24の(4
9)式となる。
式が与えられることで、(19)式の未知数は8個にな
り、容易に解くことができる。 [解くべき方程式]数23の(46)式〜(48)式を
考慮すると(19)式の後半4行は下記数24の(4
9)式となる。
【0080】
【数24】
【0081】また、(19)式の前半4行は下記数25
の(50)式となる。
の(50)式となる。
【0082】
【数25】
【0083】(49)式より、
【0084】
【数26】
【0085】となる。したがって、求めるメカニカル板
クラウンdScTiMは下記数27の(52)式で計算され
る。
クラウンdScTiMは下記数27の(52)式で計算され
る。
【0086】
【数27】
【0087】(51)式は、代数式で表示すると下記数
28の(53)式〜(57)式となる。
28の(53)式〜(57)式となる。
【0088】
【数28】
【0089】[1−4:F1スタンド板形状ε1の制御
(演算処理ルーチンにおいてj=1でのS6の演算の内
容に相当する)]同様に、F1スタンド板形状1を制御
する場合は,以下の各条件を満たすような,各スタンド
の ScTiMを求め,それから,アクチュエータの設定値
を求める 。 [満たすべき条件]
(演算処理ルーチンにおいてj=1でのS6の演算の内
容に相当する)]同様に、F1スタンド板形状1を制御
する場合は,以下の各条件を満たすような,各スタンド
の ScTiMを求め,それから,アクチュエータの設定値
を求める 。 [満たすべき条件]
【0090】
【数29】
【0091】この場合も数29にて(58)式〜(6
0)式が与えられるので、(19)式の未知数は8個に
なり、容易に解くことができる。 [解くべき方程式]数29の(58)式〜(60)式を
考慮すると、(19)式の後半4行は下記の数30の
(61)式となる。
0)式が与えられるので、(19)式の未知数は8個に
なり、容易に解くことができる。 [解くべき方程式]数29の(58)式〜(60)式を
考慮すると、(19)式の後半4行は下記の数30の
(61)式となる。
【0092】
【数30】
【0093】また、(19)式の前半4行は下記数31
の(62)式となる。
の(62)式となる。
【0094】
【数31】
【0095】(61)式より、
【0096】
【数32】
【0097】となる。従って、求めるメカニカル板クラ
ウンdScTiMは、下記数33の(64)式で計算される。
ウンdScTiMは、下記数33の(64)式で計算される。
【0098】
【数33】
【0099】(63)式は、代数式で表示すると下記数
34の(65)式〜(69)式で表される。
34の(65)式〜(69)式で表される。
【0100】
【数34】
【0101】[1−5:F0スタンド板形状ε0の制御
(演算処理ルーチンにおいてj=0でのS6の演算の内
容に相当する)]同様に、F0スタンド板形状ε0を制
御する場合は、以下の各条件を満たすような各スタンド
のメカニカル板クラウンScTiMを求め、それからアクチ
ュエータの設定値を求める。
(演算処理ルーチンにおいてj=0でのS6の演算の内
容に相当する)]同様に、F0スタンド板形状ε0を制
御する場合は、以下の各条件を満たすような各スタンド
のメカニカル板クラウンScTiMを求め、それからアクチ
ュエータの設定値を求める。
【0102】[満たすべき条件]
【0103】
【数35】
【0104】この場合も上記数35の(70)式〜(7
2)式により、(19)式の未知数は8個になるので、
容易に解くことができる。 [解くべき方程式]数35の(70)式〜(72)式を
考慮すると、(19)式の後半4行は下記数36の(7
3)式となる。
2)式により、(19)式の未知数は8個になるので、
容易に解くことができる。 [解くべき方程式]数35の(70)式〜(72)式を
考慮すると、(19)式の後半4行は下記数36の(7
3)式となる。
【0105】
【数36】
【0106】また、(19)式の前半4行は、下記数3
7の(74)式となる。
7の(74)式となる。
【0107】
【数37】
【0108】(73)式より、
【0109】
【数38】
【0110】となる。従って、求めるメカニカル板クラ
ウンdScTiMは、下記数39の(76)式で計算される。
ウンdScTiMは、下記数39の(76)式で計算される。
【0111】
【数39】
【0112】(75)式は代数式で表示すると下記数4
0の(77)式〜(81)式となる。
0の(77)式〜(81)式となる。
【0113】
【数40】
【0114】[2:完全非干渉可能な場合]上記で、F
0スタンド形状変化係数ξ0=0とすれば、完全非干渉
可能な場合の計算式が得られる。 [2−1:F3スタンド板クラウンScT3の制御](2
9)式〜(33)式は、ξ0=0と置くことによって以下
の数41の(82)式のようになる。dεc=0であり、
完全非干渉可能となっている。
0スタンド形状変化係数ξ0=0とすれば、完全非干渉
可能な場合の計算式が得られる。 [2−1:F3スタンド板クラウンScT3の制御](2
9)式〜(33)式は、ξ0=0と置くことによって以下
の数41の(82)式のようになる。dεc=0であり、
完全非干渉可能となっている。
【0115】
【数41】
【0116】また、(28)式より、数42の(83)
式〜(86)式の関係が導かれる。
式〜(86)式の関係が導かれる。
【0117】
【数42】
【0118】すなわち、ξ0 = 0 の場合はF0スタン
ドは上記数42の(83)式でメカニカル板クラウンを
変更し、F1以降の各スタンドでは、そのメカニカル板
クラウンをF3出側目標板クラウン変更量と等しい値だ
け変更すれば完全非干渉化が達成できる。なお、各スタ
ンドの板クラウン変更量は板厚分だけ上流スタンドが大
となる。
ドは上記数42の(83)式でメカニカル板クラウンを
変更し、F1以降の各スタンドでは、そのメカニカル板
クラウンをF3出側目標板クラウン変更量と等しい値だ
け変更すれば完全非干渉化が達成できる。なお、各スタ
ンドの板クラウン変更量は板厚分だけ上流スタンドが大
となる。
【0119】[2−2:F3〜F1スタンド板形状ε3
〜ε1の制御]F3スタンド板形状ε3の制御も同様に、
ξ0=0とすることにより(41)式〜(45)式及び
(40)式は以下の数43の(87)式及び(88)式
〜(92)式のようになる。
〜ε1の制御]F3スタンド板形状ε3の制御も同様に、
ξ0=0とすることにより(41)式〜(45)式及び
(40)式は以下の数43の(87)式及び(88)式
〜(92)式のようになる。
【0120】
【数43】
【0121】以下、同様であるのでF2,F1スタンド
板形状ε2,ε1の制御の場合についての式の誘導は省略
する。完全非干渉化可能なのは,ξ0=0の場合であるの
で,常にε0=0である。したがって,F0スタンド板形
状ε0の制御は必要がない((77)式〜(81)式は
ξ0=0にはできない)。
板形状ε2,ε1の制御の場合についての式の誘導は省略
する。完全非干渉化可能なのは,ξ0=0の場合であるの
で,常にε0=0である。したがって,F0スタンド板形
状ε0の制御は必要がない((77)式〜(81)式は
ξ0=0にはできない)。
【0122】[3:試算例]上記各演算処理を具体的に
試算して見た。表1に試算条件を示す。ケース1は完全
非干渉化ができない場合,ケース2は完全非干渉化が可
能な場合である。
試算して見た。表1に試算条件を示す。ケース1は完全
非干渉化ができない場合,ケース2は完全非干渉化が可
能な場合である。
【0123】
【表1】
【0124】表2,3に試算結果をまとめた。表2,3
には,各スタンドの必要クラウン変更量をベンダで達成
する場合のベンダ変更量を合わせて示した。
には,各スタンドの必要クラウン変更量をベンダで達成
する場合のベンダ変更量を合わせて示した。
【0125】
【表2】
【0126】
【表3】
【0127】[4:試算結果の考察] [4−1:ScT3制御(ScT3を0.1%増加させる場
合)]ケース2では,F0〜F3スタンドとも0.1%の板
クラウン増加となるようにベンダを変更することによっ
て、各スタンドとも形状変化なしで(すなわち非干渉状
態で)dScT3=0.1%が達成されている。
合)]ケース2では,F0〜F3スタンドとも0.1%の板
クラウン増加となるようにベンダを変更することによっ
て、各スタンドとも形状変化なしで(すなわち非干渉状
態で)dScT3=0.1%が達成されている。
【0128】ケース1では,各スタンドとも0.013%(耳
歪方向)の形状変化が生じるように,ベンダが変更され
る。 [4−2:ε制御(ε3〜ε0を各々0.01%(耳歪方向
へ)増加させる場合)]ケース2では,出側形状を制御
したいスタンドのメカニカル板クラウンを増加させ(=
ベンダをディクリース方向に変更)、それより上流スタ
ンドでは逆方向に変更することによって、ScT3および他
のスタンドの形状を変化させることなく、目標スタンド
の形状の0.01%増加を達成している。
歪方向)の形状変化が生じるように,ベンダが変更され
る。 [4−2:ε制御(ε3〜ε0を各々0.01%(耳歪方向
へ)増加させる場合)]ケース2では,出側形状を制御
したいスタンドのメカニカル板クラウンを増加させ(=
ベンダをディクリース方向に変更)、それより上流スタ
ンドでは逆方向に変更することによって、ScT3および他
のスタンドの形状を変化させることなく、目標スタンド
の形状の0.01%増加を達成している。
【0129】ケース1では,上記に加えて、下流スタン
ドのメカニカル板クラウンも目標スタンドと逆方向に変
更しており、ScT3は変化なしであるが、他のスタンドの
形状は変化している。なお、各ケースにおいて、ScT
3制御だけならば表の最初の列のベンダ変更量を単独で
用いてベンダを制御すればよく、ScT3制御に加えて
ε3制御をも行う場合には1列目と2列目のベンダ変更
量を加算した結果によりベンダを制御すればよく、全て
の制御を実行する場合には、全列のベンダ変更量を横に
加算した結果を用いてベンダを制御すればよい。このと
きのメカニカル板クラウン変更量等はそれぞれ加算した
値になるが、いずれも予想の範囲内での影響しかでな
い。
ドのメカニカル板クラウンも目標スタンドと逆方向に変
更しており、ScT3は変化なしであるが、他のスタンドの
形状は変化している。なお、各ケースにおいて、ScT
3制御だけならば表の最初の列のベンダ変更量を単独で
用いてベンダを制御すればよく、ScT3制御に加えて
ε3制御をも行う場合には1列目と2列目のベンダ変更
量を加算した結果によりベンダを制御すればよく、全て
の制御を実行する場合には、全列のベンダ変更量を横に
加算した結果を用いてベンダを制御すればよい。このと
きのメカニカル板クラウン変更量等はそれぞれ加算した
値になるが、いずれも予想の範囲内での影響しかでな
い。
【0130】以上説明した本実施例の板形状・板クラウ
ン制御方法によれば、板形状の悪化を引き起こすことな
く、板クラウンを目標値に制御することができる。ま
た、出側板クラウンを一定に保ちながら、必要なスタン
ドの板形状のみを制御することができる。この結果、圧
延製品の重要な品質である板クラウンおよび板形状が良
好な製品を確実に製造することができる。
ン制御方法によれば、板形状の悪化を引き起こすことな
く、板クラウンを目標値に制御することができる。ま
た、出側板クラウンを一定に保ちながら、必要なスタン
ドの板形状のみを制御することができる。この結果、圧
延製品の重要な品質である板クラウンおよび板形状が良
好な製品を確実に製造することができる。
【0131】さらに、形状計の有無に関わらず、同一ロ
ジックでの制御が可能となる。すなわち、全スタンドの
形状計が使用可能ではない場合でも、使用可能なスタン
ドの形状のみのフィードバック制御が可能であるし、ま
た、形状計が全くない場合でも、形状を維持しながらSc
T3の制御を行うことができる。
ジックでの制御が可能となる。すなわち、全スタンドの
形状計が使用可能ではない場合でも、使用可能なスタン
ドの形状のみのフィードバック制御が可能であるし、ま
た、形状計が全くない場合でも、形状を維持しながらSc
T3の制御を行うことができる。
【0132】また、形状計が実用化するまでの間は、オ
ペレータによる各スタンドの形状入力(耳波大〜中伸び
大の数レベルの選定でよいと考えられる)に基づいて、
本ロジックで制御することも考えられる。これは、現在
のオペレータによる形状制御に比べて、ScT3を一定に保
ちながら必要なスタンドの形状のみを制御できるという
メリットがある。
ペレータによる各スタンドの形状入力(耳波大〜中伸び
大の数レベルの選定でよいと考えられる)に基づいて、
本ロジックで制御することも考えられる。これは、現在
のオペレータによる形状制御に比べて、ScT3を一定に保
ちながら必要なスタンドの形状のみを制御できるという
メリットがある。
【0133】加えて、圧延中のフィードバック制御と、
前コイルの圧延状況をフィードバックしてのプリセット
制御のいずれにも適用できる。そして、比較的簡単な計
算式で望ましいアクチュエータの設定値を決定できる。
なお、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲内で種々なる態様にて実現す
ることができる。
前コイルの圧延状況をフィードバックしてのプリセット
制御のいずれにも適用できる。そして、比較的簡単な計
算式で望ましいアクチュエータの設定値を決定できる。
なお、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲内で種々なる態様にて実現す
ることができる。
【0134】例えば、ベンダではなくVCロールによる
もの、あるいはそれらを併用したもの、さらには他の形
態のものにより板クラウン・板形状を制御する構成のシ
ステムにおいて適用することができる。
もの、あるいはそれらを併用したもの、さらには他の形
態のものにより板クラウン・板形状を制御する構成のシ
ステムにおいて適用することができる。
【0135】
【発明の効果】以上説明した本発明の熱間タンデムミル
における板形状・板クラウン制御方法によれば、簡単に
しかも確実に、板クラウン又は板形状を任意に調整する
ことができ、しかも一方の制御が他方に予想外の影響を
与えず、得られた結果を直観的に理解することができ
る。
における板形状・板クラウン制御方法によれば、簡単に
しかも確実に、板クラウン又は板形状を任意に調整する
ことができ、しかも一方の制御が他方に予想外の影響を
与えず、得られた結果を直観的に理解することができ
る。
【0136】また、本発明の熱間タンデムミルにおける
板形状・板クラウン制御装置によれば、かかる有益なる
制御方法を具体的に実施することができ、特に請求項4
記載の構成にすれば、板クラウンを正確に制御するに便
利である。
板形状・板クラウン制御装置によれば、かかる有益なる
制御方法を具体的に実施することができ、特に請求項4
記載の構成にすれば、板クラウンを正確に制御するに便
利である。
【図1】 実施例のタンデムミルの概略を示す構成図で
ある。
ある。
【図2】 制御システム適用の一例としてのフローチャ
ートである。
ートである。
【図3】 形状変化係数の文献データを示すグラフであ
る。
る。
COM・・・メカニカル板クラウン制御用演算処理装
置、F0〜F3・・・圧延スタンド、 F0a〜F3
a,F0b〜F3b・・・ワークロール、 F0c〜F
3c,F0d〜F3d・・・バックアップロール、 F
0e〜F3e・・・インクリースベンダ、F0f〜F3
f,F0g〜F3g・・・デクリースベンダ、Sc・・
・板クラウン計、ε1〜ε3・・・板形状計。
置、F0〜F3・・・圧延スタンド、 F0a〜F3
a,F0b〜F3b・・・ワークロール、 F0c〜F
3c,F0d〜F3d・・・バックアップロール、 F
0e〜F3e・・・インクリースベンダ、F0f〜F3
f,F0g〜F3g・・・デクリースベンダ、Sc・・
・板クラウン計、ε1〜ε3・・・板形状計。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の圧延スタンドのそれぞれがストリ
ップの板形状・板クラウンを制御するための調整手段を
有する熱間タンデムミルにおける板形状・板クラウン制
御方法において、 前記複数の各圧延スタンドでの板形状及び板クラウンの
制御特性を表すプロセスモデルを予め設定しておき、 最終圧延スタンド出側の板クラウン調整量を指定し、該
板クラウン調整量を、該指定があった場合の各圧延スタ
ンドについての板形状変更パターンとして予め定めた条
件と共に前記プロセスモデルに当てはめて各圧延スタン
ドの調整手段毎の制御量を算出し、 いずれかの圧延スタンド出側における板形状調整量を指
定し、該板形状調整量を、該指定があった場合の他の圧
延スタンドについての板形状変更パターン及び最終圧延
スタンド出側板クラウンの変更許容量に関する条件と共
に前記プロセスモデルに当てはめて各圧延スタンドの調
整手段毎の制御量を算出し、 該算出された各制御量を加算して各圧延スタンドの調整
手段を駆動制御することを特徴とする熱間タンデムミル
における板形状・板クラウン制御方法。 - 【請求項2】 前記最終圧延スタンド出側板クラウンの
変更許容量をゼロとすることを特徴とする請求項1に記
載の熱間タンデムミルにおける板形状・板クラウン制御
方法。 - 【請求項3】 複数の圧延スタンドのそれぞれがストリ
ップの板形状・板クラウンを制御するための調整手段を
有する熱間タンデムミルにおける板形状・板クラウン制
御装置において、 前記複数の各圧延スタンドでの板形状及び板クラウンの
制御特性を表すプロセスモデルを予め設定したプロセス
モデル設定手段と、 最終圧延スタンド出側の板クラウン調整量を指定する板
クラウン調整量指定手段と、 該板クラウン調整量の指定があった場合の各圧延スタン
ドについての板形状変更パターンを板クラウン調整条件
として予め設定した板クラウン調整条件設定手段と、 前記指定された板クラウン調整量及び前記設定された板
クラウン調整条件に基づいて、前記プロセスモデルに対
応する各圧延スタンドの調整手段毎の制御量を算出する
板クラウン調整用制御量算出手段と、 いずれかの圧延スタンド出側における板形状調整量を指
定する板形状調整量指定手段と、 該板形状調整量の指定があった場合の他の圧延スタンド
についての板形状変更パターン及び最終圧延スタンド出
側板クラウンの変更許容量に関する条件を特定スタンド
板形状調整条件として予め設定した特定スタンド板形状
調整条件設定手段と、 前記指定された板形状調整量及び前記設定された特定ス
タンド板形状調整条件に基づいて、前記プロセスモデル
に対応する各圧延スタンドの調整手段毎の制御量を算出
する板形状調整用制御量算出手段と、 前記算出された各制御量を加算する制御量加算手段と、 該加算された結果に基づいて各圧延スタンドの調整手段
を駆動制御する駆動制御手段とを備えることを特徴とす
る熱間タンデムミルにおける板形状・板クラウン制御装
置。 - 【請求項4】 前記板クラウン調整量指定手段は、最終
圧延スタンド出側に配設された板クラウン計測手段と、
該板クラウン計測手段の計測結果と目標板クラウンとか
ら板クラウン調整量を算出する板クラウン調整量算出手
段とを備えることを特徴とする請求項3に記載の熱間タ
ンデムミルにおける板形状・板クラウン制御装置。 - 【請求項5】 前記特定スタンド板形状調整条件設定手
段は最終圧延スタンド出側板クラウンの変更許容量をゼ
ロとすることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載
の熱間タンデムミルにおける板形状・板クラウン制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3259314A JPH0815610B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 熱間タンデムミルにおける板形状・板クラウン制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3259314A JPH0815610B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 熱間タンデムミルにおける板形状・板クラウン制御方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0596313A true JPH0596313A (ja) | 1993-04-20 |
| JPH0815610B2 JPH0815610B2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=17332362
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3259314A Expired - Lifetime JPH0815610B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 熱間タンデムミルにおける板形状・板クラウン制御方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0815610B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06210334A (ja) * | 1993-01-12 | 1994-08-02 | Nippon Steel Corp | 板圧延における板クラウン、板形状制御方法 |
| WO1995034388A1 (en) * | 1994-06-13 | 1995-12-21 | Davy Mckee (Poole) Limited | Strip profile control |
| AU709574B2 (en) * | 1995-12-26 | 1999-09-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Strip crown measuring method and control method for continuous rolling machines |
| CN112170501A (zh) * | 2020-09-16 | 2021-01-05 | 太原理工大学 | 一种轧辊磨损凸度和热凸度的预测方法 |
-
1991
- 1991-10-07 JP JP3259314A patent/JPH0815610B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06210334A (ja) * | 1993-01-12 | 1994-08-02 | Nippon Steel Corp | 板圧延における板クラウン、板形状制御方法 |
| WO1995034388A1 (en) * | 1994-06-13 | 1995-12-21 | Davy Mckee (Poole) Limited | Strip profile control |
| AU709574B2 (en) * | 1995-12-26 | 1999-09-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Strip crown measuring method and control method for continuous rolling machines |
| CN112170501A (zh) * | 2020-09-16 | 2021-01-05 | 太原理工大学 | 一种轧辊磨损凸度和热凸度的预测方法 |
| CN112170501B (zh) * | 2020-09-16 | 2022-05-27 | 太原理工大学 | 一种轧辊磨损凸度和热凸度的预测方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0815610B2 (ja) | 1996-02-21 |
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