JPH059646B2 - - Google Patents
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- JPH059646B2 JPH059646B2 JP57116661A JP11666182A JPH059646B2 JP H059646 B2 JPH059646 B2 JP H059646B2 JP 57116661 A JP57116661 A JP 57116661A JP 11666182 A JP11666182 A JP 11666182A JP H059646 B2 JPH059646 B2 JP H059646B2
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- JP
- Japan
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- piston
- oil
- annular groove
- piston rod
- rod
- Prior art date
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Description
本発明は油圧シリンダ、特に陸、海、空の種々
の乗物の動揺を模擬するシユミレータ装置の駆動
系統に使用される油圧シリンダに関する。
の乗物の動揺を模擬するシユミレータ装置の駆動
系統に使用される油圧シリンダに関する。
従来、この巣の油圧シリンダは摺動部(具体的
にはピストンロツド外周とこれを支承するロツド
カバー間及びピストン外周とこれを支承するシリ
ンダチユーブ間)にシール部材がそれぞれ装着さ
れているため摩擦抵抗が大きく、その抵抗によつ
て特に低速でのステイツクリツプが上記シユミレ
ータ装置において実際の乗物と異なる感覚を搭乗
員に与える欠点があつた。また、この種の油圧シ
リンダは如何なる使用状態においても迅速で円滑
な作動応答性が要求され、上記した両摺動部の摩
擦抵抗を減ずることにより効果的に達成されるこ
とが実験により確認された。
にはピストンロツド外周とこれを支承するロツド
カバー間及びピストン外周とこれを支承するシリ
ンダチユーブ間)にシール部材がそれぞれ装着さ
れているため摩擦抵抗が大きく、その抵抗によつ
て特に低速でのステイツクリツプが上記シユミレ
ータ装置において実際の乗物と異なる感覚を搭乗
員に与える欠点があつた。また、この種の油圧シ
リンダは如何なる使用状態においても迅速で円滑
な作動応答性が要求され、上記した両摺動部の摩
擦抵抗を減ずることにより効果的に達成されるこ
とが実験により確認された。
本発明は上記した問題を解決するためになされ
たものであり、ピストンロツドの外周にて周方向
において等間隔に設けられ軸方向へ所定長延びて
圧油の供給される軸受ポケツトを形成する複数の
第1直線状溝と、これら第1直線状溝間に形成さ
れる各ランドにそれぞれ設けられ前記第1直線状
溝以上に設定量軸方向へ延びる複数の第2直線状
溝と、これら第2直線状溝の両端部にそれぞれ設
けられて前記第2直線状溝の各端部をそれぞれ連
通させる一対の環状溝と、前記各第1直線状溝に
それぞれ連通する給油口と、前記各第2直線状溝
と前記各環状溝に連通してタンクに接続される排
油口とを備えて、前記ピストンロツドを保持する
静圧軸受をロツドカバーに一体的に設け、また前
記排油口に連通する一方の環状溝とロツド側油室
間及び前記排油口に連通する他方の環状溝とタン
クに接続される排出ポートを備えた油溜間には、
前記ピスロツ外周の油漏洩防止のためのシール部
材を設けることなく前記ピストンロツドの外周と
によりラビリンスを形成する複数の環状溝をそれ
ぞれ設け、また前記ピストンロツドの一端部に一
体的に組付けられシリンダチユーブ内をヘツド側
油室とロツド側油室に区画するピストンの軸方向
中間外周には、前記ピストンロツドの常時外部に
露出する部分に設けられてタンクに接続される排
出ポートに前記ピストン及びピストンロツドに設
けた連通孔を通して連通する環状溝を設け、この
環状溝とヘツド側油室とヘツド側油間及び同環状
溝とロツド側油室間には、前記ピストン外周の油
漏洩防止のためのシール部材を設けることなく前
記シリンダチユーブの内周とによりラビリンスを
形成する複数と環状溝をそれぞれ設けたことに特
徴がある。
たものであり、ピストンロツドの外周にて周方向
において等間隔に設けられ軸方向へ所定長延びて
圧油の供給される軸受ポケツトを形成する複数の
第1直線状溝と、これら第1直線状溝間に形成さ
れる各ランドにそれぞれ設けられ前記第1直線状
溝以上に設定量軸方向へ延びる複数の第2直線状
溝と、これら第2直線状溝の両端部にそれぞれ設
けられて前記第2直線状溝の各端部をそれぞれ連
通させる一対の環状溝と、前記各第1直線状溝に
それぞれ連通する給油口と、前記各第2直線状溝
と前記各環状溝に連通してタンクに接続される排
油口とを備えて、前記ピストンロツドを保持する
静圧軸受をロツドカバーに一体的に設け、また前
記排油口に連通する一方の環状溝とロツド側油室
間及び前記排油口に連通する他方の環状溝とタン
クに接続される排出ポートを備えた油溜間には、
前記ピスロツ外周の油漏洩防止のためのシール部
材を設けることなく前記ピストンロツドの外周と
によりラビリンスを形成する複数の環状溝をそれ
ぞれ設け、また前記ピストンロツドの一端部に一
体的に組付けられシリンダチユーブ内をヘツド側
油室とロツド側油室に区画するピストンの軸方向
中間外周には、前記ピストンロツドの常時外部に
露出する部分に設けられてタンクに接続される排
出ポートに前記ピストン及びピストンロツドに設
けた連通孔を通して連通する環状溝を設け、この
環状溝とヘツド側油室とヘツド側油間及び同環状
溝とロツド側油室間には、前記ピストン外周の油
漏洩防止のためのシール部材を設けることなく前
記シリンダチユーブの内周とによりラビリンスを
形成する複数と環状溝をそれぞれ設けたことに特
徴がある。
【発明の作用・効果】
本発明による油圧シリンダにおいては、
ピストンロツド外周とその支承部であるロツ
ドカバー間に静圧軸受とラビリンスにより油膜
が形成されているだけでシール部材が設けられ
ていないため、また静圧軸受によりピストンロ
ツドが常に平衡位置に浮動状態にて保持される
ため、ピストンロツドが外力(荷重)が作用し
た状態にてピストンロツドがその軸方向に移動
しても、ピストンロツド外周とロツドカバー間
の摩擦抵抗は極めて小さい値に維持される。 ピストン外周その支承部であるシリンダチユ
ーブ間にラビリスにより油膜が形成されている
だけでシール部材が設けられていないため、ピ
ストン外周とシリンダチユーブ間の摩擦抵抗は
極めて小さい値に維持される。 当該油圧シリンダの作動時にピストン外周に
沿つて軸方向に必然的に漏れる作動油をピスト
ンの軸方向中間外周に設けた環状溝に収容し
て、これをピストン及びピストンロツドに設け
た連通孔とピストンロツドに設けた排出ポート
を通してタンクに流すようにしたため、ヘツド
側またはロツド側の油室に圧油供給している場
合にロツド側またはヘツドの油室に作動油が流
入することがなくて同油室内の油圧が高められ
ことはなく、当該油圧シリンダの作動性能は良
好に維持される。 といつた各作用が総合的に得られて、迅速で円滑
な作動応答性が保証され、当該油圧シリンダをシ
ユミレータ装置の駆動系統に使用した場合に実際
の乗物に極めて近似した感覚を搭乗員に与えるこ
とができる。
ドカバー間に静圧軸受とラビリンスにより油膜
が形成されているだけでシール部材が設けられ
ていないため、また静圧軸受によりピストンロ
ツドが常に平衡位置に浮動状態にて保持される
ため、ピストンロツドが外力(荷重)が作用し
た状態にてピストンロツドがその軸方向に移動
しても、ピストンロツド外周とロツドカバー間
の摩擦抵抗は極めて小さい値に維持される。 ピストン外周その支承部であるシリンダチユ
ーブ間にラビリスにより油膜が形成されている
だけでシール部材が設けられていないため、ピ
ストン外周とシリンダチユーブ間の摩擦抵抗は
極めて小さい値に維持される。 当該油圧シリンダの作動時にピストン外周に
沿つて軸方向に必然的に漏れる作動油をピスト
ンの軸方向中間外周に設けた環状溝に収容し
て、これをピストン及びピストンロツドに設け
た連通孔とピストンロツドに設けた排出ポート
を通してタンクに流すようにしたため、ヘツド
側またはロツド側の油室に圧油供給している場
合にロツド側またはヘツドの油室に作動油が流
入することがなくて同油室内の油圧が高められ
ことはなく、当該油圧シリンダの作動性能は良
好に維持される。 といつた各作用が総合的に得られて、迅速で円滑
な作動応答性が保証され、当該油圧シリンダをシ
ユミレータ装置の駆動系統に使用した場合に実際
の乗物に極めて近似した感覚を搭乗員に与えるこ
とができる。
以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。 第1図は本発明による油圧シリンダ100を示
していて、この油圧シリンダ100においては、
シリンダチユーブ10の左端にヘツドカバー12
が固着されかつ右端にロツドカバー14が固着さ
れ、ピストンロツド16及びこれの左端部に一体
的に組付けたクツシヨンリング18とピストン2
0が軸方向へ摺動可能に組付けられている。ヘツ
ドカバー12は公知の切換弁22に接続されるポ
ート12aを有しており、このポート12aはク
ツシヨン機構Aを介してピストン20によつて区
画された左室(ヘツ側油室)R1に連通してい
る。クツシヨン機構Aは、ピストンロツド16及
びピストン20等の左端部における動きを緩衝す
るもので、シリンダチユーブ10に穿設されてピ
ストン20により順次開閉される小孔10a郡
と、ヘツドカバー12に付設されてポート12a
と左室R1間の連通を絞る絞り24及びポート1
2aから左室R1への液流通を許容するチエツク
弁26によつて構成されている。ロツドカバー1
4は切換弁22に接続されるポート14aを有し
ており、このポート14aはピストン20によつ
て区画された右室(ロツド側油室)R2に連通し
ている。 しかして、本実施例においては、第2図及び第
3図の部分拡大図に示したように、ロツドカバー
14に静圧軸受Bが一体的に切けられている。静
圧軸受Bは、ロツドカバー14と、これに組付け
たガイドブツシユ28及び軸受スリーブ30と、
この軸受スリーブ30に螺着したチヨーク32に
よつて構成されている。ガイドブツシユ28は、
内周にピストンロツド16の外周とによりラビリ
ンスを形成する3条の環状溝28aを有し、かつ
右端部に環状凹所(溝)28b及びこれをロツド
カバー14に設けた環状溝14b及び排油口14
c(図示省略のタンクに接続されている)に連通
させる半径方向に延びる溝28cを有している。 軸受スリーブ30は、ピン34によつてロツド
カバー14に位置決めされていて、右端部内周に
ピストンロツド16の外周とによりラビリンスを
形成する3条の環状溝30aを有するとともに大
小一対の環状溝30b,30cを有しており、環
状溝30bは斜めに穿設した連通孔30d及び外
周に軸方向に沿つて設けた溝30eを通してロツ
ドカバー14に設けた環状溝14d及び排油口1
4e(図示省略のタンクに接続されている)に連
通している。また環状溝30c内にはスポンジ3
6が嵌着されていて、摺動抵抗の低減とダストの
進入防止が図られている。このためスポンジ36
を通して油が漏れることは懸念されるものの、本
実施例においては、ロツドカバー14に環状の油
溜37aを有する押え板37が固着されている。
また、油溜37aに収容され作動油は下方に設け
た排出ポート37bから図示省略のタンクに排出
されるようになつている。なお、スポンジ36を
無くして実施することも可能である。 一方、軸受スリーブ30の左方内周には、軸方
向へ所定長延びてピストンロツド16の外周に圧
油の供給される軸受ポケツトPを形成する5個の
幅広な直線状溝30fが周方向において等間隔に
設けられ、また各直線状溝30f間に形成される
各ランドには、直線状溝30f以上に設定量軸方
向へ延びて両端部にてガイドブツシユ28の環状
凹所28bと軸受スリーブ30の左端面によつて
形成される環状溝(実質的には環状凹所28b)
と環状溝30bに連通する5個の幅狭な直線状溝
30gが設けられている。なお、本実施例におい
ては、軸受スリーブ30の中間部外周に設けた溝
30eと左端部外周に設けた溝30hが各直線状
溝30gな対応してそれぞれ設けられ半径方向の
連通孔30iを通して各直線状溝30gに連通し
ている。 各チヨーク32は、各直線状溝30fに対応し
て軸受スリーブ30の中間部にそれぞれ設けた半
径方向の段付孔30jに外方から脱着可能に螺着
されていて、その小孔32aの内端は、各直線状
溝30fに連通し、また外端は、軸受スリーブ3
0の外周に設けた環状溝30k及びロツドカバー
14の内周に設けた環状溝14fを通してロツド
カバー14に設けた給油口14gに連通してい
る。また本実施例においては、各チヨーク32に
対応して各チヨーク32を挿通可能な挿通孔14
hがロツドカバー14に段付孔30jと同軸的に
設けられ、かつプラグ38により閉塞されてい
る。かかる構成により本実施例においては、各チ
ヨーク32が外部から容易に交換可能であり、各
直線状溝30f内の圧力を軸受スリーブ30に設
けた半径方向の孔30lとロツドカバー14に設
けたポート14iを通して読み取ることと併せ
て、静圧軸受Bの調整を容易に行うことができ
る。 このように構成した静圧軸受Bにおいては、各
直線状溝30fが各直線状溝30g、環状凹所2
8b及び環状溝30bによつて他の各直線状溝3
0f及び右室R2から分離されていて、各直線状
溝30f内の油圧が他の各直線状溝30f及び右
室R2内の油圧の影響を受けて変動することがな
いため、ピストンロツド16に外力(荷重)が径
方向に作用し一方に片寄つたときその側の油圧が
上昇して反対側の油圧が低下して元の位置に押し
返す力が的確に得られてピストンロツド16が平
衡位置に浮動状態にて保持される。 また本実施例においては、第1図及び第4図に
示すように、ピストン20の外周にシリンダチユ
ーブ10によりラビリンスを形成する10条の環状
溝20aが全長にわたつて設けられるとともにこ
れら環状溝20aの中間に環状溝20bが設けら
れ、またピストン20の内周に環状溝20bに対
応して幅広の環状溝20cが設けられていて、こ
れら両環状溝20b,20cが半径方向に設けた
連通孔20dによつて連通されている。一方、ピ
ストンロツド16の軸心には、両端をプラグ40
により閉塞された排出孔16aが設けられてい
る。この排出孔16aの左端部は半径方向に設け
た連通孔16bを通してピストン20の環状溝2
0cに連通し、また右端部には、ピストンロツド
16の常時外部に露出する部分に設けた排出ポー
ト16cに連通している。この排出ポート16c
は、図示しないビニールホースにより図示省略の
タンクに接続されている。 かかる構成により本実施例においては、両室R
1,R2間の液流通をラビリンスにより良好に遮
断した上で、ピストン20の外周面に沿つて軸方
向に必然的に漏れる作動油をピストン20の環状
溝20b、連通孔20d、環状溝20c及びピス
トンロツド16の連通孔16b、排出孔16a、
排出ポート16cを通してタンクに導くことがで
きて、両室R1,R2をシール部材であるピスト
ンリング無くして分離できる。 以上要するに、本実施例においては、 ピストンロツド16外周とその支承部である
ロツドカバー14間に静圧軸受Bとラビリンス
により油膜が形成されているだけでシール部材
が設けられていないため、また静圧軸受Bによ
りピストンロツド16が常に平衡位置に浮動状
態にて保持されるため、ピストンロツド16に
外力(荷重)が作用した状態にてピストンロツ
ド16がその軸方向に移動しても、ピストンロ
ツド16外周とロツドカバー14間の摩擦抵抗
は極めて小さい値に維持される。 ピストン20外周とその支承部であるシリン
ダチユーブ10間にラビリンスにより油膜が形
成されているだけでシール部材が設けられてい
ないため、ピストン20外周とシリンダチユー
ブ10間の摩擦抵抗は極めて小さい値に維持さ
れる。 当該油圧シリンダの作動時にピストン20外
周に沿つて軸方向に必然的に漏れる作動油をピ
ストン20の軸方向中間外周に設けた環状溝2
0bに収容して、これをピストン20及びピス
トンロツド16に設けた連通孔20d,16
b,16aとピストンロツド16に設けた排出
ポート16cを通してタンクに流すようにした
ため、ヘツド側またはロツド側の油室R1また
はR2に圧油供給している場合にロツド側また
はヘツド側の油室R2またはR1に作動油が流
入することがなくて同油室R2またはR1内の
油圧が高められることはなく、当該油圧シリン
ダの作動性能は良好に維持される。 といつた各作用が総合的に得られて、迅速で円滑
な作動応答性が保証され、当該油圧シリンダをシ
ユミレータ装置の駆動系統に使用した場合に実際
の乗物に極めて近似した感覚を搭乗員に与えるこ
とができる。
明する。 第1図は本発明による油圧シリンダ100を示
していて、この油圧シリンダ100においては、
シリンダチユーブ10の左端にヘツドカバー12
が固着されかつ右端にロツドカバー14が固着さ
れ、ピストンロツド16及びこれの左端部に一体
的に組付けたクツシヨンリング18とピストン2
0が軸方向へ摺動可能に組付けられている。ヘツ
ドカバー12は公知の切換弁22に接続されるポ
ート12aを有しており、このポート12aはク
ツシヨン機構Aを介してピストン20によつて区
画された左室(ヘツ側油室)R1に連通してい
る。クツシヨン機構Aは、ピストンロツド16及
びピストン20等の左端部における動きを緩衝す
るもので、シリンダチユーブ10に穿設されてピ
ストン20により順次開閉される小孔10a郡
と、ヘツドカバー12に付設されてポート12a
と左室R1間の連通を絞る絞り24及びポート1
2aから左室R1への液流通を許容するチエツク
弁26によつて構成されている。ロツドカバー1
4は切換弁22に接続されるポート14aを有し
ており、このポート14aはピストン20によつ
て区画された右室(ロツド側油室)R2に連通し
ている。 しかして、本実施例においては、第2図及び第
3図の部分拡大図に示したように、ロツドカバー
14に静圧軸受Bが一体的に切けられている。静
圧軸受Bは、ロツドカバー14と、これに組付け
たガイドブツシユ28及び軸受スリーブ30と、
この軸受スリーブ30に螺着したチヨーク32に
よつて構成されている。ガイドブツシユ28は、
内周にピストンロツド16の外周とによりラビリ
ンスを形成する3条の環状溝28aを有し、かつ
右端部に環状凹所(溝)28b及びこれをロツド
カバー14に設けた環状溝14b及び排油口14
c(図示省略のタンクに接続されている)に連通
させる半径方向に延びる溝28cを有している。 軸受スリーブ30は、ピン34によつてロツド
カバー14に位置決めされていて、右端部内周に
ピストンロツド16の外周とによりラビリンスを
形成する3条の環状溝30aを有するとともに大
小一対の環状溝30b,30cを有しており、環
状溝30bは斜めに穿設した連通孔30d及び外
周に軸方向に沿つて設けた溝30eを通してロツ
ドカバー14に設けた環状溝14d及び排油口1
4e(図示省略のタンクに接続されている)に連
通している。また環状溝30c内にはスポンジ3
6が嵌着されていて、摺動抵抗の低減とダストの
進入防止が図られている。このためスポンジ36
を通して油が漏れることは懸念されるものの、本
実施例においては、ロツドカバー14に環状の油
溜37aを有する押え板37が固着されている。
また、油溜37aに収容され作動油は下方に設け
た排出ポート37bから図示省略のタンクに排出
されるようになつている。なお、スポンジ36を
無くして実施することも可能である。 一方、軸受スリーブ30の左方内周には、軸方
向へ所定長延びてピストンロツド16の外周に圧
油の供給される軸受ポケツトPを形成する5個の
幅広な直線状溝30fが周方向において等間隔に
設けられ、また各直線状溝30f間に形成される
各ランドには、直線状溝30f以上に設定量軸方
向へ延びて両端部にてガイドブツシユ28の環状
凹所28bと軸受スリーブ30の左端面によつて
形成される環状溝(実質的には環状凹所28b)
と環状溝30bに連通する5個の幅狭な直線状溝
30gが設けられている。なお、本実施例におい
ては、軸受スリーブ30の中間部外周に設けた溝
30eと左端部外周に設けた溝30hが各直線状
溝30gな対応してそれぞれ設けられ半径方向の
連通孔30iを通して各直線状溝30gに連通し
ている。 各チヨーク32は、各直線状溝30fに対応し
て軸受スリーブ30の中間部にそれぞれ設けた半
径方向の段付孔30jに外方から脱着可能に螺着
されていて、その小孔32aの内端は、各直線状
溝30fに連通し、また外端は、軸受スリーブ3
0の外周に設けた環状溝30k及びロツドカバー
14の内周に設けた環状溝14fを通してロツド
カバー14に設けた給油口14gに連通してい
る。また本実施例においては、各チヨーク32に
対応して各チヨーク32を挿通可能な挿通孔14
hがロツドカバー14に段付孔30jと同軸的に
設けられ、かつプラグ38により閉塞されてい
る。かかる構成により本実施例においては、各チ
ヨーク32が外部から容易に交換可能であり、各
直線状溝30f内の圧力を軸受スリーブ30に設
けた半径方向の孔30lとロツドカバー14に設
けたポート14iを通して読み取ることと併せ
て、静圧軸受Bの調整を容易に行うことができ
る。 このように構成した静圧軸受Bにおいては、各
直線状溝30fが各直線状溝30g、環状凹所2
8b及び環状溝30bによつて他の各直線状溝3
0f及び右室R2から分離されていて、各直線状
溝30f内の油圧が他の各直線状溝30f及び右
室R2内の油圧の影響を受けて変動することがな
いため、ピストンロツド16に外力(荷重)が径
方向に作用し一方に片寄つたときその側の油圧が
上昇して反対側の油圧が低下して元の位置に押し
返す力が的確に得られてピストンロツド16が平
衡位置に浮動状態にて保持される。 また本実施例においては、第1図及び第4図に
示すように、ピストン20の外周にシリンダチユ
ーブ10によりラビリンスを形成する10条の環状
溝20aが全長にわたつて設けられるとともにこ
れら環状溝20aの中間に環状溝20bが設けら
れ、またピストン20の内周に環状溝20bに対
応して幅広の環状溝20cが設けられていて、こ
れら両環状溝20b,20cが半径方向に設けた
連通孔20dによつて連通されている。一方、ピ
ストンロツド16の軸心には、両端をプラグ40
により閉塞された排出孔16aが設けられてい
る。この排出孔16aの左端部は半径方向に設け
た連通孔16bを通してピストン20の環状溝2
0cに連通し、また右端部には、ピストンロツド
16の常時外部に露出する部分に設けた排出ポー
ト16cに連通している。この排出ポート16c
は、図示しないビニールホースにより図示省略の
タンクに接続されている。 かかる構成により本実施例においては、両室R
1,R2間の液流通をラビリンスにより良好に遮
断した上で、ピストン20の外周面に沿つて軸方
向に必然的に漏れる作動油をピストン20の環状
溝20b、連通孔20d、環状溝20c及びピス
トンロツド16の連通孔16b、排出孔16a、
排出ポート16cを通してタンクに導くことがで
きて、両室R1,R2をシール部材であるピスト
ンリング無くして分離できる。 以上要するに、本実施例においては、 ピストンロツド16外周とその支承部である
ロツドカバー14間に静圧軸受Bとラビリンス
により油膜が形成されているだけでシール部材
が設けられていないため、また静圧軸受Bによ
りピストンロツド16が常に平衡位置に浮動状
態にて保持されるため、ピストンロツド16に
外力(荷重)が作用した状態にてピストンロツ
ド16がその軸方向に移動しても、ピストンロ
ツド16外周とロツドカバー14間の摩擦抵抗
は極めて小さい値に維持される。 ピストン20外周とその支承部であるシリン
ダチユーブ10間にラビリンスにより油膜が形
成されているだけでシール部材が設けられてい
ないため、ピストン20外周とシリンダチユー
ブ10間の摩擦抵抗は極めて小さい値に維持さ
れる。 当該油圧シリンダの作動時にピストン20外
周に沿つて軸方向に必然的に漏れる作動油をピ
ストン20の軸方向中間外周に設けた環状溝2
0bに収容して、これをピストン20及びピス
トンロツド16に設けた連通孔20d,16
b,16aとピストンロツド16に設けた排出
ポート16cを通してタンクに流すようにした
ため、ヘツド側またはロツド側の油室R1また
はR2に圧油供給している場合にロツド側また
はヘツド側の油室R2またはR1に作動油が流
入することがなくて同油室R2またはR1内の
油圧が高められることはなく、当該油圧シリン
ダの作動性能は良好に維持される。 といつた各作用が総合的に得られて、迅速で円滑
な作動応答性が保証され、当該油圧シリンダをシ
ユミレータ装置の駆動系統に使用した場合に実際
の乗物に極めて近似した感覚を搭乗員に与えるこ
とができる。
第1図は本発明による油圧シリンダの部分破断
正面図、第2図は同要部拡大図、第3図は第2図
―線に沿う断面図、第4図は第1図に示した
ピストンの拡大断面図である。 符号の説明、10……シリンダチユーブ、14
……ロツドカバー、14g……給油口、14c,
14e……排油口、16……ピストンロツド、1
6c……排出ポート、20……ピストン、20a
……ラビリンスを形成する環状溝、20b……排
出孔に連通する環状溝、28a,30a……ラビ
リンスを形成する環状溝、28b,30b……第
2直線状溝を連通させる環状溝、30f……第1
直線状溝、30g……第2直線状溝、37a……
油溜、37b……排出ポート、B……静圧軸受、
P……軸受ポケツト、R1……ヘツド側油室、R
2……ロツド側油室、100……油圧シリンダ。
正面図、第2図は同要部拡大図、第3図は第2図
―線に沿う断面図、第4図は第1図に示した
ピストンの拡大断面図である。 符号の説明、10……シリンダチユーブ、14
……ロツドカバー、14g……給油口、14c,
14e……排油口、16……ピストンロツド、1
6c……排出ポート、20……ピストン、20a
……ラビリンスを形成する環状溝、20b……排
出孔に連通する環状溝、28a,30a……ラビ
リンスを形成する環状溝、28b,30b……第
2直線状溝を連通させる環状溝、30f……第1
直線状溝、30g……第2直線状溝、37a……
油溜、37b……排出ポート、B……静圧軸受、
P……軸受ポケツト、R1……ヘツド側油室、R
2……ロツド側油室、100……油圧シリンダ。
Claims (1)
- 1 ピストンロツドの外周にて周方向において等
間隔に設けられ軸方向へ所定長延びて圧油の供給
される軸受ポケツトを形成する複数の第1直線状
溝と、これら各第1直線状溝間に形成される各ラ
ンドにそれぞれ設けられ前記第1直線状溝以上に
設定量軸方向へ延びる複数の第2直線状溝と、こ
れら第2直線状溝の両端部にそれぞれ設けられて
前記第2直線状溝の各端部をそれぞれ連通させる
一対の環状溝と、前記各第1直線状溝にそれぞれ
連通する給油口と、前記各第2直線状溝と前記各
環状溝に連通してタンクに接続される排油口とを
備えて、前記ピストンロツドを保持する静圧軸受
をロツドカバーに一体的に設け、また前記排油口
に連通する一方の環状溝とロツド側油室間及び前
記排油口に連通する他方の環状溝とタンクに接続
される排出ポートを備えた油溜間には、前記ピス
トンロツド外周の油漏洩防止のためのシール部材
を設けることなく前記ピストンロツドの外周とに
よりラビリンスを形成する複数の環状溝をそれぞ
れ設け、また前記ピストンロツドの一端部に一体
的に組付けられてシリンダチユーブ内をヘツド側
油室とロツド側油室に区画するピストンの軸方向
中間外周には、前記ピストンロツドの常時外部に
露出する部分に設けられてタンクに接続される排
出ポートに前記ピストン及びピストンロツドに設
けた連通孔を通して連通する環状溝を設け、この
環状溝とヘツド側油室間及び同環状溝とロツド側
油室間には、前記ピストン外周の油漏洩防止のた
めのシール部材を設けることなく前記シリンダチ
ユーブの内周とによりラビリンスを形成する複数
の環状溝をそれぞれ設けたことを特徴とする油圧
シリンダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11666182A JPS599304A (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | 油圧シリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11666182A JPS599304A (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | 油圧シリンダ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS599304A JPS599304A (ja) | 1984-01-18 |
| JPH059646B2 true JPH059646B2 (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=14692759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11666182A Granted JPS599304A (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | 油圧シリンダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS599304A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60114301U (ja) * | 1984-01-12 | 1985-08-02 | 三菱重工業株式会社 | 油圧シリンダ− |
| JPS6435108A (en) * | 1987-07-30 | 1989-02-06 | Canon Kk | Drive mechanism |
| JP2502658Y2 (ja) * | 1988-10-06 | 1996-06-26 | シーケーデイ株式会社 | ロツドレスシリンダ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6128085Y2 (ja) * | 1980-02-06 | 1986-08-21 |
-
1982
- 1982-07-05 JP JP11666182A patent/JPS599304A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS599304A (ja) | 1984-01-18 |
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