JPH0597421A - ビール安定化処理用シリカゲルの製造方法 - Google Patents
ビール安定化処理用シリカゲルの製造方法Info
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- JPH0597421A JPH0597421A JP28229791A JP28229791A JPH0597421A JP H0597421 A JPH0597421 A JP H0597421A JP 28229791 A JP28229791 A JP 28229791A JP 28229791 A JP28229791 A JP 28229791A JP H0597421 A JPH0597421 A JP H0597421A
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- silica
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ビールの混濁の原因となるタンパク質を吸着除
去し、かつ、起泡タンパク質の吸着が極めて少ないシリ
カキセロゲルの製造方法を提供し、安定性が良好でかつ
泡持ち性の良いビールを製造する。 【構成】ケイ酸アルカリ水溶液を酸により中和して得ら
れるシリカヒドロゲルを、乾燥してキセロゲルにした
後、水蒸気雰囲気下において150〜450℃で焼成す
るビール安定化処理用シリカゲルの製造方法。
去し、かつ、起泡タンパク質の吸着が極めて少ないシリ
カキセロゲルの製造方法を提供し、安定性が良好でかつ
泡持ち性の良いビールを製造する。 【構成】ケイ酸アルカリ水溶液を酸により中和して得ら
れるシリカヒドロゲルを、乾燥してキセロゲルにした
後、水蒸気雰囲気下において150〜450℃で焼成す
るビール安定化処理用シリカゲルの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安定性および泡持ち性
の良いビールを製造するために使用する、ビール安定化
処理用シリカゲルの製造方法に関するものである。
の良いビールを製造するために使用する、ビール安定化
処理用シリカゲルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビールは、容器(瓶、缶または樽など)
に充填された後、長期保存された場合や、冷却されたと
きに混濁を生じることがある。この混濁は、ビール中の
ある種のタンパク質やポリフエノール等のコロイド成分
が会合して発生するものである。ビールとしては、この
ような混濁の発生しない安定なものが望まれる。また、
ビールの商品価値として、泡持ち性も重要である。この
泡は、タンパク質(起泡タンパク質)と糖類などの成分
が結合して皮膜を作り形成される。
に充填された後、長期保存された場合や、冷却されたと
きに混濁を生じることがある。この混濁は、ビール中の
ある種のタンパク質やポリフエノール等のコロイド成分
が会合して発生するものである。ビールとしては、この
ような混濁の発生しない安定なものが望まれる。また、
ビールの商品価値として、泡持ち性も重要である。この
泡は、タンパク質(起泡タンパク質)と糖類などの成分
が結合して皮膜を作り形成される。
【0003】従来、ビールの安定性を向上させる手段と
しては、酵素法(パパイン法)、タンニン酸法、PVP
P法、シリカゲル法などが用いられている。この中で、
シリカゲル法は安価であることや、ビールの味、香りに
対して悪影響を及ぼさない等の理由から広く用いられて
いる。シリカゲル法では、一般にビール製造の最終段階
でシリカゲルをビールに添加し、混濁の原因となる成分
(主にタンパク質)をシリカゲルに吸着した後、このシ
リカゲルをフィルターで除去している。
しては、酵素法(パパイン法)、タンニン酸法、PVP
P法、シリカゲル法などが用いられている。この中で、
シリカゲル法は安価であることや、ビールの味、香りに
対して悪影響を及ぼさない等の理由から広く用いられて
いる。シリカゲル法では、一般にビール製造の最終段階
でシリカゲルをビールに添加し、混濁の原因となる成分
(主にタンパク質)をシリカゲルに吸着した後、このシ
リカゲルをフィルターで除去している。
【0004】例えば、英国特許第938153号明細
書、英国特許981715号明細書等にはシリカゲルと
してシリカキセロゲルを使用する方法が記載されている
が、ビールの安定化効果は十分でなかった。また、特公
昭63−38188号公報には、焼成したシリカキセロ
ゲルを使用する方法が開示されている。この方法におい
ても必ずしもビール安定化の効果は十分ではなく、また
焼成温度が450℃〜750℃と高く、焼成時間も6時
間と長いものであり、工業的製造法としては経済性の面
では問題がある。さらに、従来のシリカキセロゲルで
は、一般に、得られるビールの泡持ち性が十分でないと
いう問題点があった。
書、英国特許981715号明細書等にはシリカゲルと
してシリカキセロゲルを使用する方法が記載されている
が、ビールの安定化効果は十分でなかった。また、特公
昭63−38188号公報には、焼成したシリカキセロ
ゲルを使用する方法が開示されている。この方法におい
ても必ずしもビール安定化の効果は十分ではなく、また
焼成温度が450℃〜750℃と高く、焼成時間も6時
間と長いものであり、工業的製造法としては経済性の面
では問題がある。さらに、従来のシリカキセロゲルで
は、一般に、得られるビールの泡持ち性が十分でないと
いう問題点があった。
【0005】一方、シリカヒドロゲルを用いた場合は、
ビールの泡持ち性は良いものの、ビールの安定性が不十
分であった。また、シリカヒドロゲルは水分を多量に含
むことから、かび等が発生しやすいという問題もある。
ビールの泡持ち性は良いものの、ビールの安定性が不十
分であった。また、シリカヒドロゲルは水分を多量に含
むことから、かび等が発生しやすいという問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ビールの混
濁の原因となるタンパク質を吸着除去し、かつ、起泡タ
ンパク質の吸着が極めて少ないシリカゲルの製造方法を
提供し、安定性が良好でかつ泡持ち性の良いビールを製
造することを目的とする。
濁の原因となるタンパク質を吸着除去し、かつ、起泡タ
ンパク質の吸着が極めて少ないシリカゲルの製造方法を
提供し、安定性が良好でかつ泡持ち性の良いビールを製
造することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリカヒドロ
ゲルを、乾燥してキセロゲルにした後、水蒸気雰囲気下
において焼成することを特徴とするビール安定化処理用
シリカゲルの製造方法を提供するものである。
ゲルを、乾燥してキセロゲルにした後、水蒸気雰囲気下
において焼成することを特徴とするビール安定化処理用
シリカゲルの製造方法を提供するものである。
【0008】シリカヒドロゲルの製造方法は特に限定さ
れず、種々の方法で製造したシリカヒドロゲルを使用す
ることができる。例えば、ケイ酸アルカリ水溶液を酸に
より中和する方法を好ましく採用することができる。例
えば、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム等のケイ酸ア
ルカリ水溶液と、硫酸、塩酸等の鉱酸の水溶液をある割
合、速度、温度等で均一に混合することによりゲル化
し、必要により熟成を行って、シリカヒドロゲルを製造
することができる。
れず、種々の方法で製造したシリカヒドロゲルを使用す
ることができる。例えば、ケイ酸アルカリ水溶液を酸に
より中和する方法を好ましく採用することができる。例
えば、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム等のケイ酸ア
ルカリ水溶液と、硫酸、塩酸等の鉱酸の水溶液をある割
合、速度、温度等で均一に混合することによりゲル化
し、必要により熟成を行って、シリカヒドロゲルを製造
することができる。
【0009】このようにして得られたシリカヒドロゲル
は、必要に応じて適宜水洗し、乾燥され、シリカキセロ
ゲルになる。乾燥した後、あるいは乾燥工程と同時に、
粉砕して微粒子状のシリカゲルにすることが好ましい。
は、必要に応じて適宜水洗し、乾燥され、シリカキセロ
ゲルになる。乾燥した後、あるいは乾燥工程と同時に、
粉砕して微粒子状のシリカゲルにすることが好ましい。
【0010】水蒸気雰囲気で焼成するに当たり、シリカ
ゲルはあらかじめ乾燥工程を経たキセロゲルであること
が必要であるが、ヒドロゲルをそのまま焼成工程に導入
する場合も結果的には、まず乾燥によりキセロゲルが形
成された後で焼成されることになる。
ゲルはあらかじめ乾燥工程を経たキセロゲルであること
が必要であるが、ヒドロゲルをそのまま焼成工程に導入
する場合も結果的には、まず乾燥によりキセロゲルが形
成された後で焼成されることになる。
【0011】本発明方法によって製造されるシリカゲル
は、平均粒子直径が5〜30μm程度の微粒子状のもの
が好ましい。また、シリカゲルの細孔特性としては、平
均粒子直径は5〜30μm、細孔容積は0. 8〜1. 8
ml/g、平均細孔直径は60〜180Å、比表面積は
200〜700m2/gの範囲にあることがビール安定
化処理性能および濾過性の面から好ましい。細孔特性
は、水蒸気雰囲気下の焼成によって大きくは変化しない
が、この細孔特性は焼成後のものである。
は、平均粒子直径が5〜30μm程度の微粒子状のもの
が好ましい。また、シリカゲルの細孔特性としては、平
均粒子直径は5〜30μm、細孔容積は0. 8〜1. 8
ml/g、平均細孔直径は60〜180Å、比表面積は
200〜700m2/gの範囲にあることがビール安定
化処理性能および濾過性の面から好ましい。細孔特性
は、水蒸気雰囲気下の焼成によって大きくは変化しない
が、この細孔特性は焼成後のものである。
【0012】本発明において、焼成時の雰囲気中の水蒸
気濃度は、20〜100体積%、好ましくは50〜10
0体積%が望ましい。水蒸気の濃度が20体積%に満た
ない条件では、雰囲気中の水蒸気の効果が十分発現しな
いおそれがあるので好ましくない。焼成時の雰囲気を上
記範囲に制御する方法は、種々の方法が採用できる。例
えば、ボイラー等より発生する水蒸気を、単独または空
気を所定の割合で混合した後焼成炉内に導入するか、あ
る温度に制御された水中に空気を通した後、発生する水
蒸気を含有したガスを焼成炉内に導入する方法、または
その他の方法を用いることができる。
気濃度は、20〜100体積%、好ましくは50〜10
0体積%が望ましい。水蒸気の濃度が20体積%に満た
ない条件では、雰囲気中の水蒸気の効果が十分発現しな
いおそれがあるので好ましくない。焼成時の雰囲気を上
記範囲に制御する方法は、種々の方法が採用できる。例
えば、ボイラー等より発生する水蒸気を、単独または空
気を所定の割合で混合した後焼成炉内に導入するか、あ
る温度に制御された水中に空気を通した後、発生する水
蒸気を含有したガスを焼成炉内に導入する方法、または
その他の方法を用いることができる。
【0013】焼成時の圧力は、通常の焼成装置を用いる
場合は、大気圧に近いものになるが、加圧下あるいは減
圧下においても、水蒸気の導入により本発明の効果を発
現することが可能である。この場合、水蒸気の分圧は
0.2気圧以上であることが好ましい。
場合は、大気圧に近いものになるが、加圧下あるいは減
圧下においても、水蒸気の導入により本発明の効果を発
現することが可能である。この場合、水蒸気の分圧は
0.2気圧以上であることが好ましい。
【0014】本発明において、焼成温度は150℃〜4
50℃であることが望ましい。焼成温度が150℃より
低い場合は、雰囲気中の水蒸気の効果が顕著でなく、焼
成時間が長くなるおそれがあるので好ましくない。焼成
温度が300℃以上である場合は、焼成時間を短くでき
るのでさらに好ましい。焼成温度が450℃を超える場
合は、実質的な効果は450℃以下と同等でありそれ以
上の効果は得られず、焼成装置等に耐熱性の高いものが
必要となるおそれがあるので好ましくない。
50℃であることが望ましい。焼成温度が150℃より
低い場合は、雰囲気中の水蒸気の効果が顕著でなく、焼
成時間が長くなるおそれがあるので好ましくない。焼成
温度が300℃以上である場合は、焼成時間を短くでき
るのでさらに好ましい。焼成温度が450℃を超える場
合は、実質的な効果は450℃以下と同等でありそれ以
上の効果は得られず、焼成装置等に耐熱性の高いものが
必要となるおそれがあるので好ましくない。
【0015】本発明において、シリカキセロゲルを焼成
する場合に用いる装置としては、水蒸気雰囲気に制御で
きるものであれば特に限定されない。例えば、ロータリ
ーキルン、トンネル炉、マッフル炉などの焼成装置を用
いることができる。
する場合に用いる装置としては、水蒸気雰囲気に制御で
きるものであれば特に限定されない。例えば、ロータリ
ーキルン、トンネル炉、マッフル炉などの焼成装置を用
いることができる。
【0016】
【作用】焼成時の雰囲気中の水蒸気の作用については必
ずしも明確ではないが、シリカゲル表面との反応によ
り、混濁の原因となるタンパク質が選択的に吸着し、か
つ、泡の形成に必要なタンパク質は吸着しにくい表面状
態が生成するのに寄与していると考えられる。
ずしも明確ではないが、シリカゲル表面との反応によ
り、混濁の原因となるタンパク質が選択的に吸着し、か
つ、泡の形成に必要なタンパク質は吸着しにくい表面状
態が生成するのに寄与していると考えられる。
【0017】シリカゲルの表面状態と関係があると考え
られる赤外吸収スペクトルを測定すると、シリカキセロ
ゲルの表面には、数種類の異なった形のシラノール基が
存在する。特に水素結合型シラノール基の減少速度は、
一般に行われる空気中焼成に比較して、水蒸気雰囲気下
で焼成することにより大幅に増加することから、焼成時
シリカキセロゲルの脱水過程(表面シラノール基の縮合
過程)において、水蒸気は触媒的な作用をして、上記表
面状態が、低い焼成温度、かつ短い焼成時間で生成する
ものと考えられる。
られる赤外吸収スペクトルを測定すると、シリカキセロ
ゲルの表面には、数種類の異なった形のシラノール基が
存在する。特に水素結合型シラノール基の減少速度は、
一般に行われる空気中焼成に比較して、水蒸気雰囲気下
で焼成することにより大幅に増加することから、焼成時
シリカキセロゲルの脱水過程(表面シラノール基の縮合
過程)において、水蒸気は触媒的な作用をして、上記表
面状態が、低い焼成温度、かつ短い焼成時間で生成する
ものと考えられる。
【0018】
【実施例】3号ケイ酸ナトリウムをSiO2 の濃度が5
重量%になるように脱塩水で希釈し、20重量%硫酸を
添加して、シリカゲルスラリーを調製した。このスラリ
ーを遠心分離機を用いて、水洗、脱水した後、110℃
の気流乾燥機で粉砕しつつ乾燥し、シリカキセロゲルを
得た(これをシリカゲル1とする)。
重量%になるように脱塩水で希釈し、20重量%硫酸を
添加して、シリカゲルスラリーを調製した。このスラリ
ーを遠心分離機を用いて、水洗、脱水した後、110℃
の気流乾燥機で粉砕しつつ乾燥し、シリカキセロゲルを
得た(これをシリカゲル1とする)。
【0019】このシリカゲル1を、表1の雰囲気下、温
度、時間でマッフル炉で焼成し、シリカゲル2〜9を得
た。雰囲気の圧力はいずれも大気圧で、シリカゲル4〜
6において水蒸気以外の雰囲気成分は空気である。ここ
で、シリカゲル2〜6が本発明のシリカゲルである。
度、時間でマッフル炉で焼成し、シリカゲル2〜9を得
た。雰囲気の圧力はいずれも大気圧で、シリカゲル4〜
6において水蒸気以外の雰囲気成分は空気である。ここ
で、シリカゲル2〜6が本発明のシリカゲルである。
【0020】
【表1】
【0021】上記シリカゲル1〜9、比較例として市販
のビール安定化処理用シリカキセロゲル(市販ゲル
1)、およびビール安定化処理用シリカヒドロゲル(市
販ゲル2)について各種物性を下記の方法で測定した結
果を表2に示す。
のビール安定化処理用シリカキセロゲル(市販ゲル
1)、およびビール安定化処理用シリカヒドロゲル(市
販ゲル2)について各種物性を下記の方法で測定した結
果を表2に示す。
【0022】(平均粒子直径)コールターカウンター
(日科機社製;コールターマルチサイザー)を用いて、
電解液中の懸濁粒子がアパチャー(細孔)を通過する際
に生じる電気抵抗値の変化より粒子径を求める方法で測
定した。
(日科機社製;コールターマルチサイザー)を用いて、
電解液中の懸濁粒子がアパチャー(細孔)を通過する際
に生じる電気抵抗値の変化より粒子径を求める方法で測
定した。
【0023】(細孔容積、平均細孔直径、比表面積)O
MICRON社製オムニソープ100を使用して、細孔
容積は、窒素吸着法で測定し、平均細孔直径は、その容
積50%径により求めた。比表面積は窒素吸着BET法
で求めた。
MICRON社製オムニソープ100を使用して、細孔
容積は、窒素吸着法で測定し、平均細孔直径は、その容
積50%径により求めた。比表面積は窒素吸着BET法
で求めた。
【0024】(含水率)各シリカゲルを、180℃で乾
燥したときの重量減少より求め、湿量基準重量%で表し
た。
燥したときの重量減少より求め、湿量基準重量%で表し
た。
【0025】
【表2】
【0026】次に、シリカゲル1〜9、市販ゲル1、2
を用いて、ビールの安定化試験を行った。評価のための
ビールとしては、市販のビールを使用した。安定化処理
は、ビールに、シリカゲル800ppm、けいそう土
(濾過助剤)1200ppm添加し、5分間接触させた
後フィルターで濾過する手順で行った。この安定化処理
したビールの安定性および泡持ち性を、下記の要領で測
定し、未処理のビールに比較して表3に示した。
を用いて、ビールの安定化試験を行った。評価のための
ビールとしては、市販のビールを使用した。安定化処理
は、ビールに、シリカゲル800ppm、けいそう土
(濾過助剤)1200ppm添加し、5分間接触させた
後フィルターで濾過する手順で行った。この安定化処理
したビールの安定性および泡持ち性を、下記の要領で測
定し、未処理のビールに比較して表3に示した。
【0027】(安定性)安定化処理後のビールおよび未
処理ビール(市販ビール)を、50℃の恒温槽中に5日
間保管し、続いて0℃の恒温槽で1日冷却した後、濁度
をEBC単位で測定した(寒冷混濁)。濁度が少ないほ
ど、ビールの安定性は良いことを示している。濁度計
は、東京産業社製シグリストKTL30−21を使用し
た。
処理ビール(市販ビール)を、50℃の恒温槽中に5日
間保管し、続いて0℃の恒温槽で1日冷却した後、濁度
をEBC単位で測定した(寒冷混濁)。濁度が少ないほ
ど、ビールの安定性は良いことを示している。濁度計
は、東京産業社製シグリストKTL30−21を使用し
た。
【0028】(泡持ち性)安定化処理後のビールおよび
未処理ビールについて、ASBCのシグマ法(METHOD OF
ANALYSIS OF THE AMERICAN SOCIETY OF BREWING CHEMI
STS BEER-22)に準拠して、シグマ値を測定した。シグマ
値が大きいほど、ビールの泡持ち性は良いことを示して
いる。
未処理ビールについて、ASBCのシグマ法(METHOD OF
ANALYSIS OF THE AMERICAN SOCIETY OF BREWING CHEMI
STS BEER-22)に準拠して、シグマ値を測定した。シグマ
値が大きいほど、ビールの泡持ち性は良いことを示して
いる。
【0029】
【表3】
【0030】
【発明の効果】本発明の方法により、耐久性および泡持
ち性の良いビールを製造するために使用するビール安定
化処理用シリカゲルを、低い焼成温度、かつ短い焼成時
間で製造することができる。本方法により製造したシリ
カゲルは、混濁の原因となるタンパク質を選択的に吸着
除去し、起泡タンパク質の吸着が極めて少ない。
ち性の良いビールを製造するために使用するビール安定
化処理用シリカゲルを、低い焼成温度、かつ短い焼成時
間で製造することができる。本方法により製造したシリ
カゲルは、混濁の原因となるタンパク質を選択的に吸着
除去し、起泡タンパク質の吸着が極めて少ない。
Claims (7)
- 【請求項1】シリカヒドロゲルを、乾燥してキセロゲル
にした後、水蒸気雰囲気下において焼成することを特徴
とするビール安定化処理用シリカゲルの製造方法。 - 【請求項2】シリカヒドロゲルが、ケイ酸アルカリ水溶
液を酸により中和して得られるものである請求項1のビ
ール安定化処理用シリカゲルの製造方法。 - 【請求項3】焼成時の雰囲気中に水蒸気が20〜100
体積%含まれる請求項1または請求項2のビール安定化
処理用シリカゲルの製造方法。 - 【請求項4】焼成時の雰囲気中の水蒸気の分圧が0.2
気圧以上である請求項1〜3いずれか1のビール安定化
処理用シリカゲルの製造方法。 - 【請求項5】焼成温度が、150〜450℃である請求
項1〜4いずれか1のビール安定化処理用シリカゲルの
製造方法。 - 【請求項6】焼成処理後のシリカゲルが、平均粒子直径
5〜30μm、細孔容積0. 8〜1. 8ml/g、平均
細孔直径60〜180Å、比表面積200〜700m2
/gである請求項1〜5いずれか1のビール安定化処理
用シリカゲルの製造方法。 - 【請求項7】請求項1〜6いずれか1の製造方法により
得られたシリカゲルを、ビールに接触させた後、分離す
ることによりビールを安定化処理する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28229791A JPH0597421A (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | ビール安定化処理用シリカゲルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28229791A JPH0597421A (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | ビール安定化処理用シリカゲルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0597421A true JPH0597421A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17650591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28229791A Pending JPH0597421A (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | ビール安定化処理用シリカゲルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0597421A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6565905B1 (en) | 1994-12-20 | 2003-05-20 | Fuji Silysia Chemical Ltd. | Silica gel for stabilization treatment of beer, a method of manufacturing the silica gel and a method of the stabilization treatment of beer |
| WO2008017393A1 (en) * | 2006-08-07 | 2008-02-14 | Grace Gmbh & Co. Kg | Beer clarification aid based on silica xerogel with high filterability |
| WO2010137195A1 (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-02 | 富士シリシア化学株式会社 | ビール安定化処理用シリカゲル、およびビール安定化処理方法 |
| US8409647B2 (en) | 2008-08-12 | 2013-04-02 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Silica microgels for reducing chill haze |
-
1991
- 1991-10-02 JP JP28229791A patent/JPH0597421A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2010500010A (ja) * | 2006-08-07 | 2010-01-07 | グレース・ゲーエムベーハー・ウント・コムパニー・カーゲー | 高い濾過率を有するシリカキセロゲルをベースとするビール清澄化助剤 |
| US10633621B2 (en) | 2006-08-07 | 2020-04-28 | Grace Gmbh | Beer clarification aid based on silica xerogel with high filterability |
| US8409647B2 (en) | 2008-08-12 | 2013-04-02 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Silica microgels for reducing chill haze |
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