JPH0597621A - 接着性前処理剤組成物 - Google Patents
接着性前処理剤組成物Info
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- JPH0597621A JPH0597621A JP4090156A JP9015692A JPH0597621A JP H0597621 A JPH0597621 A JP H0597621A JP 4090156 A JP4090156 A JP 4090156A JP 9015692 A JP9015692 A JP 9015692A JP H0597621 A JPH0597621 A JP H0597621A
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- meth
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- adhesive
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- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯質特に象牙質に接着剤を施す前に処理する
ことにより、歯質に強い接着力を発現し、しかも歯髄に
対し刺激性の無い接着性前処理剤組成物を提供する。 【構成】 1分子中に少なくとも1個の水酸基と(メ
タ)アクリロイル基とを有する重合性単量体、1分子中
に少なくとも1個の(メタ)アクリロイル基とカルボキ
シル基を有する重合性単量体、多官能(メタ)アクリレ
−ト系単量体、可視光重合開始剤および水を含有する組
成物。
ことにより、歯質に強い接着力を発現し、しかも歯髄に
対し刺激性の無い接着性前処理剤組成物を提供する。 【構成】 1分子中に少なくとも1個の水酸基と(メ
タ)アクリロイル基とを有する重合性単量体、1分子中
に少なくとも1個の(メタ)アクリロイル基とカルボキ
シル基を有する重合性単量体、多官能(メタ)アクリレ
−ト系単量体、可視光重合開始剤および水を含有する組
成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は接着性前処理剤組成物に
関する。さらに詳しくは、特に歯科治療において象牙質
に対して優れた接着性能を示し且つ歯髄に対する刺激性
などの悪影響などの無い接着性前処理剤組成物に関す
る。
関する。さらに詳しくは、特に歯科治療において象牙質
に対して優れた接着性能を示し且つ歯髄に対する刺激性
などの悪影響などの無い接着性前処理剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】歯科治療の分野において、歯の保存修復
のため、歯質とポリマー材料あるいは金属、歯科用陶材
などとの接着が不可欠である。十分な接着力を達成する
ために、前処理剤、接着剤などについて種々の技術が提
案されている。歯質特に象牙質への接着に際しては、接
着力を向上させるために、一般に酸エッチングによる表
面処理が行われており、典型的な象牙質エッチング剤と
して、リン酸、クエン酸と金属塩を含む水溶液、EDT
A水溶液などが用いられている。しかし、酸処理によ
り、健全な象牙質が脱灰されるとともに象牙細管が開口
されるため、二次感染および歯髄刺激性が懸念されてい
る。このような現状で、象牙質に対して優れた接着性を
示し且つ歯髄に対する刺激性などの悪影響が無い接着性
前処理剤組成物の出現が望まれている。
のため、歯質とポリマー材料あるいは金属、歯科用陶材
などとの接着が不可欠である。十分な接着力を達成する
ために、前処理剤、接着剤などについて種々の技術が提
案されている。歯質特に象牙質への接着に際しては、接
着力を向上させるために、一般に酸エッチングによる表
面処理が行われており、典型的な象牙質エッチング剤と
して、リン酸、クエン酸と金属塩を含む水溶液、EDT
A水溶液などが用いられている。しかし、酸処理によ
り、健全な象牙質が脱灰されるとともに象牙細管が開口
されるため、二次感染および歯髄刺激性が懸念されてい
る。このような現状で、象牙質に対して優れた接着性を
示し且つ歯髄に対する刺激性などの悪影響が無い接着性
前処理剤組成物の出現が望まれている。
【0003】
【発明が解決すべき課題】本発明の目的は、新規な接着
性前処理剤組成物を提供することにある。本発明の他の
目的は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決しよ
うとするものであって、歯質に特に象牙質に対して優れ
た接着性を示し且つ歯髄に対する刺激性などの悪影響が
無い接着性前処理剤を提供することにある。本発明のさ
らに他の目的および利点は以下の説明から明らかであろ
う。
性前処理剤組成物を提供することにある。本発明の他の
目的は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決しよ
うとするものであって、歯質に特に象牙質に対して優れ
た接着性を示し且つ歯髄に対する刺激性などの悪影響が
無い接着性前処理剤を提供することにある。本発明のさ
らに他の目的および利点は以下の説明から明らかであろ
う。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の上記目的および利点は、第1に、(A)1分子中に少
なくとも1個の水酸基と(メタ)アクリロイル基機とを
有する重合性単量体、(B)1分子中に少くとも1個の
(メタ)アクリロイル基とカルボキシル基を有する重合
性単量体、(C)下記一般式(I)
の上記目的および利点は、第1に、(A)1分子中に少
なくとも1個の水酸基と(メタ)アクリロイル基機とを
有する重合性単量体、(B)1分子中に少くとも1個の
(メタ)アクリロイル基とカルボキシル基を有する重合
性単量体、(C)下記一般式(I)
【0005】
【化3】
【0006】で表わされる多官能(メタ)アクリレ−ト
系単量体、(D)可視光重合開始剤、および(E)水を
含有してなることを特徴とする接着性前処理剤組成物に
よって達成される。
系単量体、(D)可視光重合開始剤、および(E)水を
含有してなることを特徴とする接着性前処理剤組成物に
よって達成される。
【0007】本発明の組成物は歯質に親和性を有してお
り、歯質特に象牙質に対して高い浸透力を示しそして歯
質内部から重合開始することができ、しかも象牙質に対
して優れた接着性を示し且つ歯髄に対する刺激性などの
悪影響も無い。
り、歯質特に象牙質に対して高い浸透力を示しそして歯
質内部から重合開始することができ、しかも象牙質に対
して優れた接着性を示し且つ歯髄に対する刺激性などの
悪影響も無い。
【0008】本発明の組成物において、(A)成分は1
分子中に少くとも1個の水酸基と(メタ)アクリロイル
基とを含有する重合性単量体である。かかる単量体とし
ては、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−
ト、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ−ト、ジ
エチレングリコールモノ(メタ)アクリレ−ト、トリエ
チレングリコールモノ(メタ)アクリレ−ト、ポリエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレ−ト、2−ヒドロ
キシプロピル−1,3−ジ(メタ)アクリレ−トなどが
好ましく用いられる。
分子中に少くとも1個の水酸基と(メタ)アクリロイル
基とを含有する重合性単量体である。かかる単量体とし
ては、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−
ト、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ−ト、ジ
エチレングリコールモノ(メタ)アクリレ−ト、トリエ
チレングリコールモノ(メタ)アクリレ−ト、ポリエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレ−ト、2−ヒドロ
キシプロピル−1,3−ジ(メタ)アクリレ−トなどが
好ましく用いられる。
【0009】(B)成分は1分子中に少くとも1個の
(メタ)アクリロイル基とカルボキシル基を有する重合
性単量体である。かかる単量体としては、1分子中に少
くとも1個の(メタ)アクリロイル基を有する芳香族ポ
リカルボン酸が好ましく用いられる。(B)成分として
は、例えば4−(メタ)アクリロイルオキシメトキシカ
ルボニルフタル酸、4−(メタ)アクリロイルオキシエ
トキシカルボニルフタル酸、4−(メタ)アクリロイル
オキシブトキシカルボニルフタル酸、4−[2−ヒドロ
キシ−3−(メタ)アクリロイルオキシプロポキシカル
ボニル]フタル酸、2,3−ビス(3,4−ジカルボキシ
ベンゾイルオキシ)ポロピル(メタ)アクリレート、2
−(3,4−ジカルボキシベンゾイルオキシ)1,3−ジ
メタクリロイルオキシプロパン、4−メタクリロイルア
ミノサリチル酸、5−メタクリロイルアミノサリチル
酸、4−メタクリロキシサリチル酸、5−メタクリロキ
シサリチル酸などが好ましく用いられる
(メタ)アクリロイル基とカルボキシル基を有する重合
性単量体である。かかる単量体としては、1分子中に少
くとも1個の(メタ)アクリロイル基を有する芳香族ポ
リカルボン酸が好ましく用いられる。(B)成分として
は、例えば4−(メタ)アクリロイルオキシメトキシカ
ルボニルフタル酸、4−(メタ)アクリロイルオキシエ
トキシカルボニルフタル酸、4−(メタ)アクリロイル
オキシブトキシカルボニルフタル酸、4−[2−ヒドロ
キシ−3−(メタ)アクリロイルオキシプロポキシカル
ボニル]フタル酸、2,3−ビス(3,4−ジカルボキシ
ベンゾイルオキシ)ポロピル(メタ)アクリレート、2
−(3,4−ジカルボキシベンゾイルオキシ)1,3−ジ
メタクリロイルオキシプロパン、4−メタクリロイルア
ミノサリチル酸、5−メタクリロイルアミノサリチル
酸、4−メタクリロキシサリチル酸、5−メタクリロキ
シサリチル酸などが好ましく用いられる
【0010】(C)成分は上記一般式(I)で表わされ
る多官能(メタ)アクリレ−ト系単量体である。
る多官能(メタ)アクリレ−ト系単量体である。
【0011】一般式(I)中、R1およびR2は互いに独
立に水素原子またはメチル基を示す。
立に水素原子またはメチル基を示す。
【0012】Aは、−CH2CH2(OCH2CH2)l−
(lは0又は、正の整数である)で表わされる基である
か、又は−(CH2CH2O)n−R3−(OCH2CH2)
m−(R3は少なくとも1個の芳香環を有しそして酸素原
子を含有していてもよい2価の芳香族基を示し、そして
nおよびmは正の整数を示す)で表わされる基である。
(lは0又は、正の整数である)で表わされる基である
か、又は−(CH2CH2O)n−R3−(OCH2CH2)
m−(R3は少なくとも1個の芳香環を有しそして酸素原
子を含有していてもよい2価の芳香族基を示し、そして
nおよびmは正の整数を示す)で表わされる基である。
【0013】上記式(I)で表わされる多官能(メタ)
アクリレ−ト単量体としては、例えばエチレングリコ−
ル、ジエチレングリコ−ル、トリエチレングリコ−ル、
ポリエチレングリコ−ルなどのジ(メタ)アクリレ−ト
類;2,2−ビス(4−メタクリロキシエトキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−メタクリロキシポリ
エトキシフェニル)プロパン類などを好ましいものとし
て挙げることができる。
アクリレ−ト単量体としては、例えばエチレングリコ−
ル、ジエチレングリコ−ル、トリエチレングリコ−ル、
ポリエチレングリコ−ルなどのジ(メタ)アクリレ−ト
類;2,2−ビス(4−メタクリロキシエトキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−メタクリロキシポリ
エトキシフェニル)プロパン類などを好ましいものとし
て挙げることができる。
【0014】(D)成分は可視光重合開始剤である。可
視光重合開始剤としては、好ましくはαージケトン類で
あり、代表的な例としてジアセチル、ベンジル、カンフ
ァ−キノンなどが例示されるが、特に歯質に親和性を有
するカンファ−キノン誘導体が好ましく用いられる。か
かる化合物としては、例えば7,7−ジメチル−2,3−
ジオキソビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン
酸、および10−ヒドロキシカンファ−キノンなどを好
適な化合物として挙げることができる。
視光重合開始剤としては、好ましくはαージケトン類で
あり、代表的な例としてジアセチル、ベンジル、カンフ
ァ−キノンなどが例示されるが、特に歯質に親和性を有
するカンファ−キノン誘導体が好ましく用いられる。か
かる化合物としては、例えば7,7−ジメチル−2,3−
ジオキソビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン
酸、および10−ヒドロキシカンファ−キノンなどを好
適な化合物として挙げることができる。
【0015】(E)成分は水である。
【0016】本発明の組成物は、上記(A)、(B)、
(C)、(D)および(E)の各成分について、これら
(A)、(B)、(C)、(D)および(E)成分の合
計重量に基づいて、(A)成分を1〜90重量%、
(B)成分を1〜50重量%、(C)成分を1〜90重
量%、(D)成分を0.01〜10重量%および(E)
成分を10〜90重量%で含有するのが有利である。さ
らに好ましい組成は、(A)成分が20〜60重量%で
あり、(B)成分が1〜10重量%であり、(C)成分
が5〜20重量%であり、(D)成分が0.05〜0.5
重量%であり、そして(E)成分が30〜60重量%で
ある。
(C)、(D)および(E)の各成分について、これら
(A)、(B)、(C)、(D)および(E)成分の合
計重量に基づいて、(A)成分を1〜90重量%、
(B)成分を1〜50重量%、(C)成分を1〜90重
量%、(D)成分を0.01〜10重量%および(E)
成分を10〜90重量%で含有するのが有利である。さ
らに好ましい組成は、(A)成分が20〜60重量%で
あり、(B)成分が1〜10重量%であり、(C)成分
が5〜20重量%であり、(D)成分が0.05〜0.5
重量%であり、そして(E)成分が30〜60重量%で
ある。
【0017】この場合、重合促進剤としてアミン化合物
(F)を添加することができる。それ故、本発明によれ
ば、第2に、上記(A)〜(E)の5成分の他に、さら
に(F)アミン化合物を含有する接着性前処理剤組成物
が提供される。
(F)を添加することができる。それ故、本発明によれ
ば、第2に、上記(A)〜(E)の5成分の他に、さら
に(F)アミン化合物を含有する接着性前処理剤組成物
が提供される。
【0018】かかるアミン化合物(F)としては、芳香
族アミンまたは脂肪族アミンが好ましい。好適な芳香族
アミンは、下記式(II)で表わされる置換芳香族アミ
ンである。
族アミンまたは脂肪族アミンが好ましい。好適な芳香族
アミンは、下記式(II)で表わされる置換芳香族アミ
ンである。
【0019】
【化4】
【0020】かかる置換芳香族アミンの具体例として
は、例えば4−ジメチルアミノベンズアルデヒド、4−
ジエチルアミノベンズアルデヒド、4−(メチルフェニ
ルアミノ)ベンズアルデヒド、4−(β−ヒドロキシエ
チルアミノ)ベンズアルデヒドのようなアルデヒド類;
は、例えば4−ジメチルアミノベンズアルデヒド、4−
ジエチルアミノベンズアルデヒド、4−(メチルフェニ
ルアミノ)ベンズアルデヒド、4−(β−ヒドロキシエ
チルアミノ)ベンズアルデヒドのようなアルデヒド類;
【0021】4−ジメチルアミノ安息香酸、4−ジエチ
ルアミノ安息香酸、4−(メチルフェニルアミノ)安息
香酸、4−(β−ヒドロキシエチルメチルアミノ)安息
香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジエチ
ルアミノ安息香酸メチル、4−(メチルフェニルアミ
ノ)安息香酸メチル、4−(β−ヒドロキシエチルメチ
ルアミノ)安息香酸プロピルおよび4−ジメチルアミノ
安息香酸フェニルのような安息香酸誘導体;
ルアミノ安息香酸、4−(メチルフェニルアミノ)安息
香酸、4−(β−ヒドロキシエチルメチルアミノ)安息
香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジエチ
ルアミノ安息香酸メチル、4−(メチルフェニルアミ
ノ)安息香酸メチル、4−(β−ヒドロキシエチルメチ
ルアミノ)安息香酸プロピルおよび4−ジメチルアミノ
安息香酸フェニルのような安息香酸誘導体;
【0022】4−ジメチルアミノフタル酸および4−ジ
メチルアミノイソフタル酸ジメチルのようなフタル酸誘
導体;N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチル−p
−トルイジン、N,N−ジ(ヒドロキシエチル)−p−
トルイジン、N,N−ジメチルシアノアニリン、N,N−
ジメチルニトロアニリン、N,N−ジメチルクロロアニ
リン、N,N−ジメチルブロモアニリン、N,N−ジメチ
ル−o−ヨードアニリン、N,N−ジエルシアノアニリ
ン、N,N−ジエチル−p−クロロアニリン、N,N−ジ
プロピル−p−シアノアニリン、N,N−メチルフェニ
ル−p−シアノアニリン、N,N−β−ヒドロキシエチ
ルメチル−p−クロロアニリン、N,N−ジメチル−2,
4−ジシアノアニリン、N,N−ジメチル−2,4−ジニ
トロアニリンおよびN,N−ジメチル−2,4−ジクロロ
アニリンのようなアニリン化合物を挙げることができ
る。
メチルアミノイソフタル酸ジメチルのようなフタル酸誘
導体;N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチル−p
−トルイジン、N,N−ジ(ヒドロキシエチル)−p−
トルイジン、N,N−ジメチルシアノアニリン、N,N−
ジメチルニトロアニリン、N,N−ジメチルクロロアニ
リン、N,N−ジメチルブロモアニリン、N,N−ジメチ
ル−o−ヨードアニリン、N,N−ジエルシアノアニリ
ン、N,N−ジエチル−p−クロロアニリン、N,N−ジ
プロピル−p−シアノアニリン、N,N−メチルフェニ
ル−p−シアノアニリン、N,N−β−ヒドロキシエチ
ルメチル−p−クロロアニリン、N,N−ジメチル−2,
4−ジシアノアニリン、N,N−ジメチル−2,4−ジニ
トロアニリンおよびN,N−ジメチル−2,4−ジクロロ
アニリンのようなアニリン化合物を挙げることができ
る。
【0023】また、N−フェニルグリシン、N−メチル
グリシンのようなアミノ酸誘導体、(N,N−ジメチル
アミノ)エタノール、N,N−ジメチルアミノエチルメ
タクリレート、N,N−ジエチルアミノメタクリレート
などの脂肪族3級アミンも好ましい。
グリシンのようなアミノ酸誘導体、(N,N−ジメチル
アミノ)エタノール、N,N−ジメチルアミノエチルメ
タクリレート、N,N−ジエチルアミノメタクリレート
などの脂肪族3級アミンも好ましい。
【0024】これらのうち、カルボキシル基及び/又は
ヒドロキシル基を有するアミン化合物が好適に使用され
る。かかるアミン化合物としては、例えばN−フェニル
グリシン、N,N−ジメチルアミノ安息香酸、N,N−ジ
エチルアミノ安息香酸、N,N−ジ(ヒドロキシエチ
ル)−p−トルイジン、N−メチルグリシン、2−
(N,N−ジメチルアミノ)エタノールなどを挙げるこ
とができる。このうち特に、N,N−ジエチルアミノ安
息香酸が好ましい。
ヒドロキシル基を有するアミン化合物が好適に使用され
る。かかるアミン化合物としては、例えばN−フェニル
グリシン、N,N−ジメチルアミノ安息香酸、N,N−ジ
エチルアミノ安息香酸、N,N−ジ(ヒドロキシエチ
ル)−p−トルイジン、N−メチルグリシン、2−
(N,N−ジメチルアミノ)エタノールなどを挙げるこ
とができる。このうち特に、N,N−ジエチルアミノ安
息香酸が好ましい。
【0025】また、アミン化合物(F)は、(A)〜
(E)成分およびアミン化合物(F)の合計重量当た
り、好ましくは0.01〜10重量%、特に好ましくは
0.05〜0.5重量%の割合で用いられる。
(E)成分およびアミン化合物(F)の合計重量当た
り、好ましくは0.01〜10重量%、特に好ましくは
0.05〜0.5重量%の割合で用いられる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、
実施例中、接着力は次のようにして評価した。
発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、
実施例中、接着力は次のようにして評価した。
【0027】牛前歯象牙質またはエナメル質を、回転式
研磨機(BUEHLER社製、ECOMAT III)で注水、指圧下
で、耐水エメリ−紙600番まで研削して、平滑な面を
得た。研削した牛歯を37℃の水中に15分間浸漬し、
接着試料とした。接着性前処理剤組成物でその歯面を3
0秒処理し、5秒間エアブロ−した。そのうえに光重合
型接着剤をスポンジで塗布し、可視光照射器(Kulzer社
製、TransluxCL)を用いて光を20秒照射した。つづい
て、直径5.1mmの円孔のあいた厚さ1mmの厚紙をはり
つけ、コンポジットレジン(3M社製、Silux)をそこ
に詰め、1分間光照射した。硬化したコンポジットレジ
ンの上に即重レジン(サンメディカル(株)製、メタフ
ァスト)でアクリル棒をつけ、37℃の水中に24時間
浸漬後、インストロン社製万能試験機を用いて2mm/min
の引張り速度で、引張り実験を行なった。
研磨機(BUEHLER社製、ECOMAT III)で注水、指圧下
で、耐水エメリ−紙600番まで研削して、平滑な面を
得た。研削した牛歯を37℃の水中に15分間浸漬し、
接着試料とした。接着性前処理剤組成物でその歯面を3
0秒処理し、5秒間エアブロ−した。そのうえに光重合
型接着剤をスポンジで塗布し、可視光照射器(Kulzer社
製、TransluxCL)を用いて光を20秒照射した。つづい
て、直径5.1mmの円孔のあいた厚さ1mmの厚紙をはり
つけ、コンポジットレジン(3M社製、Silux)をそこ
に詰め、1分間光照射した。硬化したコンポジットレジ
ンの上に即重レジン(サンメディカル(株)製、メタフ
ァスト)でアクリル棒をつけ、37℃の水中に24時間
浸漬後、インストロン社製万能試験機を用いて2mm/min
の引張り速度で、引張り実験を行なった。
【0028】実施例1 水60重量部に2−ヒドロキシエチルメタクリレ−ト
(HEMA)30重量部、ポリエチレングリコ−ル(n
=9)ジメタクリレ−ト(9G)10重量部、4ーメタ
クリロイルオキシエトキシカルボニルフタル酸(4−M
ET)3重量部、7,7−ジメチル−2,3−ジオキソビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸(CAC
Q)0.1重量部、N,N−ジエチルアミノ安息香酸0.
1重量部(DEABA)を溶解して接着性前処理剤組成
物とした。また、2,2−ビス(4−メタクリロキシポ
リエトキシ(n+m=10)フェニル)プロパン(10
E)75重量部に7,7−ジメチル−2,3−ジオキソビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸0.5重
量部、N,N−ジエチルアミノ安息香酸0.5重量部、メ
チルメタクリレ−ト25重量部を溶かして接着剤とし
た。この接着性前処理剤組成物と接着剤とを用いて接着
実験を行った。象牙質への接着を行ったところ、143
kg/cm2の接着力が得られた。
(HEMA)30重量部、ポリエチレングリコ−ル(n
=9)ジメタクリレ−ト(9G)10重量部、4ーメタ
クリロイルオキシエトキシカルボニルフタル酸(4−M
ET)3重量部、7,7−ジメチル−2,3−ジオキソビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸(CAC
Q)0.1重量部、N,N−ジエチルアミノ安息香酸0.
1重量部(DEABA)を溶解して接着性前処理剤組成
物とした。また、2,2−ビス(4−メタクリロキシポ
リエトキシ(n+m=10)フェニル)プロパン(10
E)75重量部に7,7−ジメチル−2,3−ジオキソビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸0.5重
量部、N,N−ジエチルアミノ安息香酸0.5重量部、メ
チルメタクリレ−ト25重量部を溶かして接着剤とし
た。この接着性前処理剤組成物と接着剤とを用いて接着
実験を行った。象牙質への接着を行ったところ、143
kg/cm2の接着力が得られた。
【0029】実施例2 実施例1において、前処理剤組成における4−METの
量を5重量部にした他は、実施例1と同様にして行った
ところ、接着力は108kg/cm2であった。
量を5重量部にした他は、実施例1と同様にして行った
ところ、接着力は108kg/cm2であった。
【0030】実施例3 実施例1において、前処理剤組成における4−METの
量を7重量部にした他は、実施例1と同様にして行った
ところ、接着力は133kg/cm2であった。
量を7重量部にした他は、実施例1と同様にして行った
ところ、接着力は133kg/cm2であった。
【0031】実施例4 実施例1において、接着性前処理剤組成物よりN,N−
ジエチルアミノ安息香酸を除いた他は、実施例1と同様
にして行ったところ、接着力は124kg/cm2であった。
ジエチルアミノ安息香酸を除いた他は、実施例1と同様
にして行ったところ、接着力は124kg/cm2であった。
【0032】実施例5 水50重量部にHEMA 40重量部、トリエチレング
リコールジメタクリレート(3G)10重量部、4−M
ET 5重量部、カンファーキノン0.1重量部、DEA
BA 0.1重量部を溶解した接着性前処理剤組成物を用
いた他は、実施例1と同様にして行ったところ、接着力
は121kg/cm2であった。
リコールジメタクリレート(3G)10重量部、4−M
ET 5重量部、カンファーキノン0.1重量部、DEA
BA 0.1重量部を溶解した接着性前処理剤組成物を用
いた他は、実施例1と同様にして行ったところ、接着力
は121kg/cm2であった。
【0033】実施例6 水50重量部にHEMA 40重量部、トリエチレング
リコールジメタクリレート(3G)10重量部、4−M
ET 5重量部、カンファーキノン0.1重量部を溶解し
た接着性前処理剤組成物を用いた他は、実施例1と同様
にして行ったところ、接着力は105kg/cm2であった。
リコールジメタクリレート(3G)10重量部、4−M
ET 5重量部、カンファーキノン0.1重量部を溶解し
た接着性前処理剤組成物を用いた他は、実施例1と同様
にして行ったところ、接着力は105kg/cm2であった。
【0034】比較例1 実施例1において、前処理剤による象牙質の処理を施さ
ず、接着剤を直接象牙質に塗布して行なったところ、接
着力は17kg/cm2であった。
ず、接着剤を直接象牙質に塗布して行なったところ、接
着力は17kg/cm2であった。
【0035】比較例2 実施例1において、前処理剤組成を水60重量部、HE
MA 30重量部、9G 10重量部、CACQ 0.1重
量部、DEABA 0.1重量部とした他は、実施例1と
同様にして行ったところ、接着力は61kg/cm2であっ
た。
MA 30重量部、9G 10重量部、CACQ 0.1重
量部、DEABA 0.1重量部とした他は、実施例1と
同様にして行ったところ、接着力は61kg/cm2であっ
た。
【0036】比較例3 実施例1において、前処理剤組成を水70重量部、HE
MA 30重量部、4−MET 3重量部、CACQ 0.
1重量部、DEABA 0.1重量部とした他は、実施例
1と同様にして行ったところ、接着力は71kg/cm2であ
った。
MA 30重量部、4−MET 3重量部、CACQ 0.
1重量部、DEABA 0.1重量部とした他は、実施例
1と同様にして行ったところ、接着力は71kg/cm2であ
った。
【0037】比較例4 実施例1において、前処理剤組成を水70重量部、9G
30重量部、4−MET 3重量部、CACQ 0.1重
量部、DEABA 0.1重量部とした他は、実施例1と
同様にして行ったところ、接着力は48kg/cm2であっ
た。
30重量部、4−MET 3重量部、CACQ 0.1重
量部、DEABA 0.1重量部とした他は、実施例1と
同様にして行ったところ、接着力は48kg/cm2であっ
た。
【0038】比較例5 実施例1において、前処理剤組成を水60重量部、HE
MA 30重量部、9G 10重量部、4−MET 3重
量部とした他は、実施例1と同様にして行ったところ、
接着力は77kg/cm2であった。
MA 30重量部、9G 10重量部、4−MET 3重
量部とした他は、実施例1と同様にして行ったところ、
接着力は77kg/cm2であった。
【0039】
【発明の効果】本発明の接着性前処理剤組成物は、歯質
特に象牙質と他の物質とを接着するに際して、健全な象
牙質にダメージを与えず、接着界面での収縮による接着
力の低下を抑制することができ、歯髄に対する刺激性な
どの悪影響を無くせるとともに優れた接着力を発現す
る。
特に象牙質と他の物質とを接着するに際して、健全な象
牙質にダメージを与えず、接着界面での収縮による接着
力の低下を抑制することができ、歯髄に対する刺激性な
どの悪影響を無くせるとともに優れた接着力を発現す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 4/02 JBL 7921−4J
Claims (4)
- 【請求項1】 (A)1分子中に少くとも1個の水酸基
と(メタ)アクリロイル基とを有する重合性単量体、 (B)1分子中に少くとも1個の(メタ)アクリロイル
基とカルボキシル基を有する重合性単量体、 (C)下記一般式(I) 【化1】 で表わされる多官能(メタ)アクリレ−ト系単量体、 (D)可視光重合開始剤、および (E)水 を含有してなることを特徴とする接着性前処理剤組成
物。 - 【請求項2】 上記(A)、(B)、(C)、(D)お
よび(E)成分の合計重量に基づいて、(A)成分が1
〜90重量%、(B)成分が1〜50重量%、(C)成
分が1〜90重量%、(D)成分が0.01〜10重量
%および(E)成分が10〜90重量%を占める、請求
項1に記載の接着性前処理剤組成物。 - 【請求項3】 (A)1分子中に少くとも1個の水酸基
と(メタ)アクリロイル基とを有する重合性単量体、 (B)1分子中に少くとも1個の(メタ)アクリロイル
基とカルボキシル基を有する重合性単量体、 (C)下記一般式(I) 【化2】 で表わされる多官能(メタ)アクリレ−ト系単量体、 (D)可視光重合開始剤、 (E)水 および (F)アミン化合物 を含有してなることを特徴とする接着性前処理剤組成
物。 - 【請求項4】 上記(A)、(B)、(C)、(D)、
(E)および(F)成分の合計重量に基づいて、(A)
成分が1〜90重量%、(B)成分が1〜50重量%、
(C)成分が1〜90重量%、(D)成分が0.01〜
10重量%、 (E)成分が10〜90重量%および(F)成分が0.
01〜10重量%を占める、請求項1に記載の接着性前
処理剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4090156A JP2922358B2 (ja) | 1991-03-22 | 1992-03-17 | 接着性前処理剤組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8111391 | 1991-03-22 | ||
| JP3-81113 | 1991-03-22 | ||
| JP4090156A JP2922358B2 (ja) | 1991-03-22 | 1992-03-17 | 接着性前処理剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0597621A true JPH0597621A (ja) | 1993-04-20 |
| JP2922358B2 JP2922358B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=26422157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4090156A Expired - Lifetime JP2922358B2 (ja) | 1991-03-22 | 1992-03-17 | 接着性前処理剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2922358B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2578201A1 (de) * | 2011-10-06 | 2013-04-10 | Ivoclar Vivadent AG | Dentalmaterialien mit verbesserter Hydrolysestabilität auf der Basis von Phthalsäuremonomeren |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP4090156A patent/JP2922358B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2578201A1 (de) * | 2011-10-06 | 2013-04-10 | Ivoclar Vivadent AG | Dentalmaterialien mit verbesserter Hydrolysestabilität auf der Basis von Phthalsäuremonomeren |
| US9393181B2 (en) | 2011-10-06 | 2016-07-19 | Ivoclar Vivadent Ag | Dental materials with improved hydrolysis stability based on phthalic acid monomers |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2922358B2 (ja) | 1999-07-19 |
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