JPH08277207A - 歯科レジン複合材料用接着剤 - Google Patents

歯科レジン複合材料用接着剤

Info

Publication number
JPH08277207A
JPH08277207A JP7103214A JP10321495A JPH08277207A JP H08277207 A JPH08277207 A JP H08277207A JP 7103214 A JP7103214 A JP 7103214A JP 10321495 A JP10321495 A JP 10321495A JP H08277207 A JPH08277207 A JP H08277207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
adhesive
resin composite
parts
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7103214A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Ueno
貴之 上野
Tomohiro Kumagai
知弘 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
G C KK
GC Corp
Original Assignee
G C KK
GC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by G C KK, GC Corp filed Critical G C KK
Priority to JP7103214A priority Critical patent/JPH08277207A/ja
Priority to GB9606304A priority patent/GB2299586B/en
Priority to US08/622,384 priority patent/US5770638A/en
Priority to DE19613607A priority patent/DE19613607B4/de
Priority to BE9600286A priority patent/BE1012338A3/fr
Publication of JPH08277207A publication Critical patent/JPH08277207A/ja
Priority to US09/010,856 priority patent/US6001896A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J4/00—Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Dental Preparations (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 適度な粘度を有し色残りを生じることが無く
操作性や審美性に優れ且つ充分な接着強度を有し、口腔
内で使用しても安全な歯科レジン複合材料用の接着剤を
開発することを目的とした。 【構成】 テトラヒドロフルフリルメタクリレートと特
定のメタクリレートとから成る特定割合の単量体混合物
に、光重合開始剤を特定量配合させた構成から成る歯科
レジン複合材料用接着剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬質レジンやコンポジ
ットレジン等の重合後のアクリル樹脂系複合材料に対し
て、新たに未重合アクリル樹脂系複合材料を築盛する際
に使用する歯科レジン複合材料用接着剤に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より審美性を要求される歯科修復の
場合には、レジンクラウン,ポーセレンクラウン,レジ
ン前装鋳造冠,ポーセレン前装鋳造冠等の歯科補綴物に
よる修復や、コンポジットレジン充填による修復が多用
されている。特に、近年では、レジンの性能が大幅に改
善されたことから、操作が容易で安価なレジン前装鋳造
冠やコンポジットレジン充填による修復が主流になって
来ている。
【0003】レジン前装鋳造冠は硬質レジンと呼ばれる
歯冠用レジンを鋳造冠の表面に築盛して形態を整え重合
硬化させる操作によって作製されている。この硬質レジ
ンの築盛はオペーク,デンチン,エナメルの順に行われ
形態付与されるものであるが、オペーク,デンチン,エ
ナメルと築盛する度に仮重合(未重合部分を残した重
合)させ、所定の形態が完成したところで完全重合させ
る作業が行われている。しかし、この硬質レジンは一度
完全重合させて了うと、未重合部分が残存しないため、
後に築盛した硬質レジンは接着せず、追加部分から剥が
れ落ちて了う。そのため、一旦完全重合させた後の形態
修正は殆ど不可能な状態にある。己むを得ず形態修正を
行う時は、重合硬化したレジンの表面を1層削り取り、
その表面に硬質レジンのオペーク液や色調調整用ペース
トの希釈液等の多官能性(メタ)アクリレートを主成分
とするラジカル重合性の物質を塗布し、再度硬質レジン
を築盛する操作を行っているが、追加部分の接着強度は
精々60kgf/cm2程度であり、充分な接着強度は得られ
ていない。更に、硬質レジンのオペーク液や色調調整用
ペーストの希釈液等は粘性が高く、光重合開始剤の色調
が残って了うため接着剤として使用するには到底満足出
来るものではない。
【0004】コンポジットレジンの場合は、口腔内の歯
牙窩洞に充填し、形態を整えた後に、重合硬化させて修
復が行われるものであるが、コンポジットレジン同士を
強固に接着させる接着剤が存在しないため、一度完全重
合させて了うと、後に形態修正のために追加充填するこ
とは出来ない。そのため窩洞内で充填硬化させたコンポ
ジットレジンを撤去し、改めて充填し直す作業が必要と
なっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この様に、本発明者等
は硬質レジンやコンポジットレジン等の歯科レジン複合
材料同士を接着することを目的とした接着剤が存在しな
いこと、またその代用品として用いられている硬質レジ
ンのオペーク液や色調調整用ペーストの希釈液等では充
分な接着強さが得られておらず且つ粘度が高く色が残り
操作性や審美性も満足出来ないという現状に鑑み、適度
な粘度を有し色残りを生じることが無く操作性や審美性
に優れ且つ充分な接着強度を有し、口腔内で使用しても
安全な歯科レジン複合材料専用の接着剤を開発すること
をを課題とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
解決するために鋭意検討した結果、重合硬化したレジン
表面に対して濡れ性の良いテトラヒドロフルフリルメタ
クリレートを用いることによってレジン表面の細かな凹
凸の中にもモノマーが入り込み、機械的な嵌合力の増大
による接着強さの向上が得られ、更に操作性の面では、
適度な粘度を有し、塗布の際にレジン表面に素早く拡散
することにより良好な塗布感が得られ、更に接着層を薄
く出来るため色残りすることが無く研磨後に境界面が目
立つことも無く審美性にも優れる歯科レジン複合材料用
接着剤を開発することに成功した。
【0007】即ち、本発明は、 a)テトラヒドロフルフリルメタクリレート 10〜40重量部 b)1分子内に少なくとも1つの不飽和二重結合を持つメタクリレートの1種ま たは2種以上 90〜60重量部 上記a)とb)から成る単量体混合物100重量部に対
し、 c)光重合開始剤 0.04〜0.12重量部 から成る歯科レジン複合材料用接着剤を創製したもので
ある。尚、この組成に保存性を高めるための重合禁止剤
が微量配合されることは通常のことである。以下に各成
分に就いて詳細に説明する。
【0008】a)テトラヒドロフルフリルメタクリレー
トは、重合硬化したレジン表面に対して濡れ性が良く、
レジン表面の細かな凹凸の中に入り込み、機械的な嵌合
力の増大による接着強さの向上に有効に作用するもので
あり、操作性の面では、適度な粘度を有し、塗布の際に
レジン表面に素早く拡散する効果を有しており、その配
合割合はa)とb)とより成る単量体混合物100重量
部中に10〜40重量部配合されておれば良く、10重
量部未満であると粘度が高く塗布し難く、40重量部を
超えると却って接着強度が低下して来る。より高い接着
強度が必要な場合には10〜20重量部であることが望
ましい。尚、類似の構造を有するテトラヒドロフルフリ
ルアクリレートもテトラヒドロフルフリルメタクリレー
トと同様に接着力と濡れ性には効果的であるが、毒性が
強く刺激性を有するため口腔内環境で使用することは適
当でない。
【0009】b)1分子内に少なくとも1つの不飽和二
重結合を持つメタクリレートは、接着剤成分の中でマト
リックスとして作用し接着剤自身の強度を維持する成分
であり、その配合割合はa)とb)とより成る単量体混
合物100重量部中に90〜60重量部配合されておれ
ば良く、90重量部を超えると接着剤の粘度が高くなり
操作性が低下し、60重量部未満であると接着剤自体に
充分な強度を与えることが出来ない。1分子内に少なく
とも1つの不飽和二重結合を持つメタクリレートの具体
例としては、メチルメタクリレート、エチルメタクリレ
ート、イソプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピルメタクリ
レート、2−ヒドロキシ−1,3−ジメタクリロキシプ
ロパン、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタク
リレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、2−メトキシエチルメタクリレー
ト、2−エチルヘキシルメタクリレート、ベンジルメタ
クリレート、2,2−ビス(メタクリロキシフェニル)
プロパン、2,2−ビス[4−(2−ヒドロキシ−3−
メタクリロキシプロポキシ)フェニル]プロパン、2,
2−ビス(4−メタクリロキシジエトキシフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−メタクリロキシポリエトキ
シフェニル)プロパン、エチレングリコールジメタクリ
レート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリ
エチレングリコールジメタクリレート、ブチレングリコ
ールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタ
クリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレー
ト、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,6−
ヘキサンジオールジメタクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、トリメチロールエタントリ
メタクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレ
ート、トリメチロールメタントリメタクリレート、ペン
タエリスリトールテトラメタクリレート、また分子中に
ウレタン結合を有するメタクリレート等がある。その
他、ジ−2−メタクリロキシエチル−2,2,4−トリメ
チルヘキサメチレンジカルバメート、また下記構造式で
示される化合物
【0010】
【式1】
【0011】も使用可能である。これ等のメタクリレー
トは必要に応じて単独で、或いは2種以上を混合して使
用することが出来る。
【0012】光重合開始剤は接着剤が硬化するために必
要な成分であり、前記a)とb)とから成る単量体混合
物100重量部に対して、0.04〜0.12重量部配合
される。0.04重量部未満であると接着剤の硬化に時
間が掛かり、0.12重量部を超えると接着剤が色残り
する傾向がある。この光重合開始剤としては増感剤と還
元剤の組合せから成り可視光線で分解する触媒が使用さ
れる。増感剤には、カンファーキノン、ベンジル、ジア
セチル、ベンジルジメチルケタール、ベンジルジエチル
ケタール、ベンジルジ(2−メトキシエチル)ケター
ル、4,4'−ジメチルベンジル−ジメチルケタール、ア
ントラキノン、1−クロロアントラキノン、2−クロロ
アントラキノン、1,2−ベンズアントラキノン、1−
ヒドロキシアントラキノン、1−メチルアントラキノ
ン、2−エチルアントラキノン、1−ブロモアントラキ
ノン、チオキサントン、2−イソプロピルチオキサント
ン、2−ニトロチオキサントン、2−メチルチオキサン
トン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチ
ルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサン
トン、2−クロロ−7−トリフルオロメチルチオキサン
トン、チオキサントン−10,10−ジオキシド、チオ
キサントン−10−オキサイド、2,4,6−トリメチル
ベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、ベンゾイ
ンメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、イソプ
ロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベン
ゾフェノン、ビス(4−ジメチルアミノフェニル)ケト
ン、4,4'−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、アジ
ド基を含む化合物などがあり、中でも長波長域に吸収が
あるカンファーキノンが歯科材料としては好適である。
これ等の増感剤は単独若しくは2種以上混合しても使用
することが出来る。
【0013】還元剤としては3級アミン等が一般に使用
される。3級アミンとして、N,N−ジメチル−p−ト
ルイジン、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、トリエタノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香
酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジ
メチルアミノ安息香酸イソアミルが好ましい。また他の
還元剤として、ベンゾイルパーオキサイド、スルフィン
酸ソーダ誘導体、有機金属化合物等が挙げられる。中で
も、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、ベンゼンスル
フィン酸ナトリウムは保存安定性が良く、黄変を生じる
こともないため好適である。これ等の還元剤は必要に応
じて単独若しくは2種以上を混合して使用することも出
来る。本発明の接着剤は、可視光線を照射することによ
り重合反応が達せられる。光源としてはハロゲンラン
プ、キセノンランプ、高圧水銀灯、蛍光灯などを使用し
た波長350〜800nmの光線を利用することが出来
る。
【0014】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。
【0015】実施例1 テトラヒドロフルフリルメタクリレート 20重量部 1,3−ブタンジオールジメタクリレート 40重量部 メチルメタクリレート 20重量部 ジ−2−メタクリロキシエチル−2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジ カルバメート 20重量部 カンファーキノン 0.04重量部 4−ジメチルアミノ安息香酸エチル 0.04重量部 から成る歯科レジン複合材料用接着剤を作製して接着強
さ、細胞毒性、濡れ性に就いて以下に示す方法にて試験
を行った。結果は表1に纏めて示す。
【0016】実施例2〜6 実施例1と同様に表1に示す組成及び配合量にて歯科レ
ジン複合材料用接着剤を調整し、実施例1と同様の試験
を行った。結果は表1に纏めて示した。
【0017】比較例1〜4 比較例1,2では本発明の必要成分であるテトラヒドロ
フルフリルメタクリレートの配合が適正でないものを、
比較例3ではテトラヒドロフルフリルメタクリレートの
代わりにテトラヒドロフルフリルアクリレートを使用し
たものを、表2に示す組成及び配合割合で調製し、実施
例1と同様の試験を行った。また比較例4では、硬質レ
ジン[商品名「サーモレジンLCII」(株式会社ジーシ
ー社製)]のオペーク液を使用して実施例1と同様の試
験を行った。尚、結果は表2に纏めて示した。
【0018】<接着強さの測定> (1)硬質レジンの場合には、可視光重合型硬質レジ
ン:商品名「サーモレジンLCII」(株式会社ジーシー
社製)のデンチンペーストを用い、重合には可視光重合
器:商品名「ラボライトLV−II」(株式会社ジーシー
社製)を使用し、コンポジットレジンの場合には、可視
光重合型コンポジットレジン:商品名「エスティオL
C」(株式会社ジーシー社製)を用い、重合には可視光
重合器:商品名「ジーシーニューライトVL−II」(株
式会社ジーシー社製)を使用し、それぞれ円盤状(φ1
5.0×3.0mm)の重合硬化体を作製し、37℃の水中
に1週間保存し、被着体とした。
【0019】(2)被着体表面を耐水研磨紙#1000
にて研磨し、表面にφ3.0mmの孔のあいたビニールテ
ープを貼り面積を一定とし、実施例及び比較例の接着剤
を塗布し、それぞれの可視光重合器にて1分間可視光線
を照射した。 (3)接着剤を塗布した上に前記の可視光重合型の硬質
レジン,コンポジットレジンをそれぞれ再度築盛して可
視光線を照射し硬化させ試験体を作製した。 (4)引張接着試験は試験体を37℃の水中に1日間浸
漬の後、島津社製オートグラフにてクロスヘッドスペー
ド1.0mm/minにて引張り、接着強度を測定した。表に
示した数値は、各5個の測定値の平均値である。
【0020】<細胞毒性試験> (1)実施例及び比較例で調製した接着剤をアクリルリ
ング(内径6mm,高さ1mm)内に充填し、ガラス板(厚
さ3mm)を載せ、試料の高さを一定にして可視光照射器
にて60秒間光照射し試料を作製した。試料を培地(イ
ーグルのMEM)に565.49〜6.28mm2/mlとな
る様に浸漬し、37℃、100rpmの条件下で24時間
抽出した液を以下の測定に供した。 (2)測定方法はMosmannのMTTアッセイ法に準じて
行った。即ち、対数増殖期にあるHeLa3細胞(2×105
cell/ml)を、12穴マルチプレートに各々1ml幡種
し、24時間(37℃、湿度100%)培養後、培地を
採り除き各濃度の抽出液を1ml宛投与した。
【0021】(3)24時間(37℃、湿度100%)
培養し細胞形態の観察を行った後、MTT液(MTT
0.5mg/mlPBS)を0.1ml添加し、更に4時間培養
した後、酸−イソプロパノール(0.4N HCl−イ
ソプロパノール)を各々1.5ml添加し反応を終了させ
た。 (4)マルチプレートリコーダー(MTP32、コロナ
社製)により波長570nm及び630nmに於ける吸光度
を測定して相対細胞数を求め、相対細胞数50%を示す
試料抽出濃度(ID50値)を比較した。
【0022】<濡れ性の判定> (1)歯科レジン複合材料として、可視光重合型硬質レ
ジン:商品名「サーモレジンLCII」(株式会社ジーシ
ー社製)のデンチンペーストを用い、重合には可視光重
合器:商品名「ラボライトLV−II」(株式会社ジーシ
ー社製)を使用し、φ20.0×2.0mmの円盤状の硬化
体を作製し、粒径30μmのアルミナを用いて表面を鏡
面研磨した。 (2)硬化体の研磨表面を水平に保ち、その中心に実施
例及び比較例で調製した接着剤を1滴(約0.025m
l)滴下し、10秒間静置し拡がった直径を測定した。 (3)濡れ性は、拡がった直径の大きさに基づき下記a
〜dの4段階に判定した。 a:直径20mm(全面)に拡がった b:直径15mm以上20mm未満 c:直径10mm以上15mm未満 d:直径10mm未満
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】表1及び表2の結果から明らかな様に、各
実施例の接着剤は、従来の硬質レジンのオペーク液や色
調調整用ペーストの希釈液に比べて格段に優れた接着強
度を有しており、また濡れ性もaまたはb評価であり非
常に塗布し易い操作性に優れたものであった。また細胞
毒性試験に就いても各実施例の接着剤は大きなID50値
を示し、生体親和性にも優れており口腔内でも安心して
使用出来ることが確認出来た。比較例1のテトラヒドロ
フルフリルメタクリレートが多く配合された場合には接
着強度が低下して来ることが確認された。比較例2のテ
トラヒドロフルフリルメタクリレートが少ない場合には
接着強度が充分に得られないばかりでなく、濡れ性がc
評価となり、歯科の補綴物や修復物の様に細かく複雑な
形状を有するものに充分な濡れが生ぜず、臨床的に使用
することは難しいものであることが確認された。また、
比較例3に示したテトラヒドロフルフリルアクリレート
を使用した場合には接着強度及び濡れ性は満足出来るも
のであったが細胞毒性試験に於いてID50値が小さく強
い毒性を示し、口腔内で使用することは出来ないことが
確認された。比較例4の硬質レジンのオペーク液を接着
剤として使用した場合には、接着強度が低いばかりでな
く、濡れ性もd評価と非常に劣るものであった。
【0026】
【発明の効果】本発明の歯科レジン複合材料用接着剤
は、重合硬化したレジン表面に対して濡れ性の良いテト
ラヒドロフルフリルメタクリレートを用いることによっ
てレジン表面の細かな凹凸の中にもモノマーが入り込
み、機械的な嵌合力の増大による優れた接着強度を有
し、且つ生体親和性にも優れているため、口腔内の修復
物や補綴物に安心して使用することが出来、更に操作性
の面では、適度な粘度を有し、レジン表面に素速く拡散
し且つ接着層を薄く出来るため色残りすることが無く審
美性にも優れ、歯科医にとっても安心して硬質レジンや
コンポジットレジンの追加築盛を行うことが可能とな
り、歯科医療に貢献するする処の大なるものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】<細胞毒性試験> (1)実施例及び比較例で調製した接着剤をアクリルリ
ング(内径6mm,高さ1mm)内に充填し、ガラス板
(厚さ3mm)を載せ、試料の高さを一定にして可視光
照射器にて60秒間光照射し試料を作製した。試料を培
地(イーグルのMEM)に565.49〜6.28mm
2/mlとなる様に浸漬し、37℃、100rpmの条
件下で24時間抽出した液を以下の測定に供した。 (2)測定方法はMosmannのMTTアッセイ法に
準じて行った。即ち、対数増殖期にあるHeLa3細胞
(2×105cell/ml)を、12穴マルチプレー
トに各々1ml播種し、24時間(37℃、湿度100
%)培養後、培地を採り除き各濃度の抽出液を1ml宛
投与した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)テトラヒドロフルフリルメタクリレート 10〜40重量部 b)1分子内に少なくとも1つの不飽和二重結合を持つメタクリレートの1種 または2種以上 90〜60重量部 上記a)とb)から成る単量体混合物100重量部に対
    し、 c)光重合開始剤 0.04〜0.12重量部 から成ることを特徴とする歯科レジン複合材料用接着
    剤。
JP7103214A 1995-04-05 1995-04-05 歯科レジン複合材料用接着剤 Pending JPH08277207A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7103214A JPH08277207A (ja) 1995-04-05 1995-04-05 歯科レジン複合材料用接着剤
GB9606304A GB2299586B (en) 1995-04-05 1996-03-26 Adhesive for dental resin composite materials
US08/622,384 US5770638A (en) 1995-04-05 1996-03-27 Adhesive for dental resin composite materials
DE19613607A DE19613607B4 (de) 1995-04-05 1996-04-04 Klebstoff für Dentalharz-Verbundmaterialien
BE9600286A BE1012338A3 (fr) 1995-04-05 1996-04-04 Adhesif pour materiaux dentaires a base de resines composites.
US09/010,856 US6001896A (en) 1995-04-05 1998-01-23 Adhesive for dental resin composite materials

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7103214A JPH08277207A (ja) 1995-04-05 1995-04-05 歯科レジン複合材料用接着剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08277207A true JPH08277207A (ja) 1996-10-22

Family

ID=14348261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7103214A Pending JPH08277207A (ja) 1995-04-05 1995-04-05 歯科レジン複合材料用接着剤

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5770638A (ja)
JP (1) JPH08277207A (ja)
BE (1) BE1012338A3 (ja)
DE (1) DE19613607B4 (ja)
GB (1) GB2299586B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3143979A1 (en) 2015-09-16 2017-03-22 Shofu Inc. Dental primer composition having adhesive property to resin cured material

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6001896A (en) * 1995-04-05 1999-12-14 Gc Corporation Adhesive for dental resin composite materials
JP2000080013A (ja) 1998-09-02 2000-03-21 Gc Corp 歯科用修復材組成物
JP2003095838A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Gc Corp 光重合性歯科用コーティング組成物
JP2003105008A (ja) 2001-09-28 2003-04-09 Gc Corp ペースト状重合性組成物
JP2003126120A (ja) * 2001-10-19 2003-05-07 Gc Corp 人工歯保持体と義歯作製方法
AU2002301366B2 (en) * 2002-10-07 2007-10-04 Gc Corporation Paste-like polymerizable composition
NO2788577T3 (ja) * 2014-08-01 2018-07-28

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63162769A (ja) * 1986-12-26 1988-07-06 Mitsui Petrochem Ind Ltd 裏装剤
JPH0429911A (ja) * 1990-05-25 1992-01-31 Mitsubishi Rayon Co Ltd 歯科用材料
GB2247685A (en) * 1990-09-05 1992-03-11 Johnson Matthey Plc Improvements in cross-linked polymers
JPH04295408A (ja) * 1991-03-22 1992-10-20 Mitsui Petrochem Ind Ltd 接着性組成物
JPH06227935A (ja) * 1993-01-29 1994-08-16 G C:Kk 歯科用接着方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4001483A (en) * 1974-10-22 1977-01-04 Lee Jr Henry L Dental sealant for amalgam restorations
JPS6010554B2 (ja) * 1977-07-05 1985-03-18 東亞合成株式会社 紫外線硬化型接着剤組成物
US4264489A (en) * 1980-01-14 1981-04-28 Den-Mat, Inc. Provisional crown-and-bridge resin containing tetrahydrofuryl methacrylate
US4340529A (en) * 1980-04-11 1982-07-20 Lee Pharmaceuticals, Inc. No-mix orthodontic adhesive formulations
US4380432A (en) * 1980-09-03 1983-04-19 Scientific Pharmaceuticals Method for adhering structures to teeth
JPH0653647B2 (ja) * 1986-04-18 1994-07-20 而至歯科工業株式会社 歯科修復用組成物
US5264533A (en) * 1988-06-16 1993-11-23 Basf Aktiengesellschaft Benzophenone derivatives and their preparation
DE4102627A1 (de) * 1991-01-30 1992-08-06 Bayer Ag Verfahren zur herstellung vernetzter dentalformkoerper

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63162769A (ja) * 1986-12-26 1988-07-06 Mitsui Petrochem Ind Ltd 裏装剤
JPH0429911A (ja) * 1990-05-25 1992-01-31 Mitsubishi Rayon Co Ltd 歯科用材料
GB2247685A (en) * 1990-09-05 1992-03-11 Johnson Matthey Plc Improvements in cross-linked polymers
JPH04295408A (ja) * 1991-03-22 1992-10-20 Mitsui Petrochem Ind Ltd 接着性組成物
JPH06227935A (ja) * 1993-01-29 1994-08-16 G C:Kk 歯科用接着方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3143979A1 (en) 2015-09-16 2017-03-22 Shofu Inc. Dental primer composition having adhesive property to resin cured material
US10206857B2 (en) 2015-09-16 2019-02-19 Shofu Inc. Dental primer composition having adhesive property to resin cured material

Also Published As

Publication number Publication date
GB2299586B (en) 1999-03-17
BE1012338A3 (fr) 2000-10-03
US5770638A (en) 1998-06-23
DE19613607A1 (de) 1996-11-14
GB9606304D0 (en) 1996-05-29
GB2299586A (en) 1996-10-09
DE19613607B4 (de) 2005-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3399573B2 (ja) 歯面処理キット
US6174935B1 (en) Dental adhesive kit
US5444104A (en) Dental resin materials
US5472991A (en) Two-stage photocuring process for a dental composition
JP3276388B2 (ja) 歯科用修復材組成物
JP2868448B2 (ja) 重合性歯科材料
US5290172A (en) Method for preparing a tooth surface for bonding
JPH0237349B2 (ja)
EP0393617B1 (en) Dental adhesive composition
JPH0768172B2 (ja) (メタ)アクリル酸エステルおよびその歯科材料製造への使用
JPH0818947B2 (ja) 重合可能な歯科材料、該材料からなる充填剤及びインレー並びに固定セメント
EP0983762A1 (en) Dental restorative composition
JP2003073218A (ja) 歯科用接着性組成物
JP4986437B2 (ja) 歯科用硬化性組成物
US5770638A (en) Adhesive for dental resin composite materials
JP3449378B2 (ja) 歯科用充填修復材料及び義歯床用樹脂組成物
US6001896A (en) Adhesive for dental resin composite materials
JPH0374310A (ja) 歯科用接着剤組成物
JPS63162769A (ja) 裏装剤
BE1005918A5 (fr) Composition dentaire adhesive.
JPH0331684B2 (ja)
JP2000026225A (ja) 歯科用接着性組成物
BE1014369A3 (fr) Matiere de resine pour base de denture artificielle.
JPS62175412A (ja) 歯科用修復材組成物
JPH10109916A (ja) 歯科レジン材料用接着剤