JPH0597852A - プリン化合物の精製方法 - Google Patents
プリン化合物の精製方法Info
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- JPH0597852A JPH0597852A JP3282293A JP28229391A JPH0597852A JP H0597852 A JPH0597852 A JP H0597852A JP 3282293 A JP3282293 A JP 3282293A JP 28229391 A JP28229391 A JP 28229391A JP H0597852 A JPH0597852 A JP H0597852A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 2-アミノ-6- クロロプリンの合成過程で得ら
れる、2-アミノ-6- クロロプリンの粗生成物、すなわち
目的物である2-アミノ-6- クロロプリンと反応副生成物
との混合物から、2-アミノ-6- クロロプリンのみを高純
度かつ高収率で精製する方法を提供する。 【構成】 不純物を含む2-アミノ-6- クロロプリンを水
酸化ナトリウムなどのアルカリに溶解し、不溶解分を濾
過により除去し、濾液を塩酸等の酸で中和して、2-アミ
ノ-6- クロロプリンを再沈殿させる方法(方法1)と、
ジメチルホルムアミド,ジメチルスルホキシド,含水エ
タノールなどの有機溶媒に対する溶解度の差を利用して
精製する方法(方法2)より成る。
れる、2-アミノ-6- クロロプリンの粗生成物、すなわち
目的物である2-アミノ-6- クロロプリンと反応副生成物
との混合物から、2-アミノ-6- クロロプリンのみを高純
度かつ高収率で精製する方法を提供する。 【構成】 不純物を含む2-アミノ-6- クロロプリンを水
酸化ナトリウムなどのアルカリに溶解し、不溶解分を濾
過により除去し、濾液を塩酸等の酸で中和して、2-アミ
ノ-6- クロロプリンを再沈殿させる方法(方法1)と、
ジメチルホルムアミド,ジメチルスルホキシド,含水エ
タノールなどの有機溶媒に対する溶解度の差を利用して
精製する方法(方法2)より成る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬品の製造における
中間体として、有用なプリン化合物を精製する方法に関
する。
中間体として、有用なプリン化合物を精製する方法に関
する。
【0002】
式[I] に示す構造式で表される、2-アミノ-6- クロロプリン
は、例えば、特開平2-308797号公報に記載された如く、
グアニンヌクレオシド類似化合物の製造に有用な中間体
である。
は、例えば、特開平2-308797号公報に記載された如く、
グアニンヌクレオシド類似化合物の製造に有用な中間体
である。
【0003】式[I]で表される2-アミノ-6- クロロプ
リンは、式[II] で表される化合物すなわちグアニンから直接、あるい
は、式 [III] で表される化合物すなわち6-メルカプトグアニンより誘
導され合成される方法が知られている。[M.L.Hernden
(エム・エル・ハーンデン)ら、特開昭 61-227583号公
報;W.A.Nasutavicus (ダブリュー・エー・ナスタビク
ス)ら、 J.Heter-ocycl Chem. 11,77(1974) 等参
照。]
リンは、式[II] で表される化合物すなわちグアニンから直接、あるい
は、式 [III] で表される化合物すなわち6-メルカプトグアニンより誘
導され合成される方法が知られている。[M.L.Hernden
(エム・エル・ハーンデン)ら、特開昭 61-227583号公
報;W.A.Nasutavicus (ダブリュー・エー・ナスタビク
ス)ら、 J.Heter-ocycl Chem. 11,77(1974) 等参
照。]
【0004】式[I]の化合物の精製法としては、多数
の方法が提案されてきたが、いずれも満足すべきもので
はなかった。例えば、ナスタビクス(W.A.Nasutavicus)
らは、反応によって得られた粗生成物をアルカリ溶解と
それに続く酸による再沈殿で行なっているが、この方法
では再沈殿の際に不純物まで同時に沈殿してきてしま
い、純度が期待どおり上昇しない傾向にあった。また、
ハーンデン(M.L.Hernden)らの方法では、アルカリ溶解
−再沈殿のあとに、酢酸エチルによる連続抽出を行なっ
ている。この方法は、ナスタビクスらの手法に比べより
純度の高い式[I]の化合物が得られるが、式[I]の
化合物の酢酸エチルに対する溶解性が極めて悪いため
に、多大な時間を要し、かつ抽出残しが生じる等の問題
があり、工業的ではない。
の方法が提案されてきたが、いずれも満足すべきもので
はなかった。例えば、ナスタビクス(W.A.Nasutavicus)
らは、反応によって得られた粗生成物をアルカリ溶解と
それに続く酸による再沈殿で行なっているが、この方法
では再沈殿の際に不純物まで同時に沈殿してきてしま
い、純度が期待どおり上昇しない傾向にあった。また、
ハーンデン(M.L.Hernden)らの方法では、アルカリ溶解
−再沈殿のあとに、酢酸エチルによる連続抽出を行なっ
ている。この方法は、ナスタビクスらの手法に比べより
純度の高い式[I]の化合物が得られるが、式[I]の
化合物の酢酸エチルに対する溶解性が極めて悪いため
に、多大な時間を要し、かつ抽出残しが生じる等の問題
があり、工業的ではない。
【0005】以上のように、化合物[I]は、抗ウイル
ス剤,抗癌剤,免疫抑制剤,抗生物質などの医薬品原料
として用いられるため、純度の高いものが求められてい
るにもかかわらず、従来方法では純度の低い化合物しか
得られないので問題であった。
ス剤,抗癌剤,免疫抑制剤,抗生物質などの医薬品原料
として用いられるため、純度の高いものが求められてい
るにもかかわらず、従来方法では純度の低い化合物しか
得られないので問題であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】式[I]の化合物は、通
常の溶媒には解けにくく、かつ、一旦固形化すると、そ
の結晶は非常に細かいため、反応副生成物のような不純
物が共存すると、これを抱き込んで大きな塊を形成す
る。このような不純物を含む、式[I]で表されるよう
な化合物の粗生成物の簡便な精製方法は、先に述べたよ
うに従来知られていない。しかし本発明によれば、式
[I]の化合物を高純度で、しかも容易に精製する方法
が提供される。さらに本発明の方法は、ソックスレー連
続抽出器などのような特殊な装置の使用を避け、かつ、
短時間で大量に処理、精製が可能である。
常の溶媒には解けにくく、かつ、一旦固形化すると、そ
の結晶は非常に細かいため、反応副生成物のような不純
物が共存すると、これを抱き込んで大きな塊を形成す
る。このような不純物を含む、式[I]で表されるよう
な化合物の粗生成物の簡便な精製方法は、先に述べたよ
うに従来知られていない。しかし本発明によれば、式
[I]の化合物を高純度で、しかも容易に精製する方法
が提供される。さらに本発明の方法は、ソックスレー連
続抽出器などのような特殊な装置の使用を避け、かつ、
短時間で大量に処理、精製が可能である。
【0007】即ち本発明方法の1つは、反応副生成物な
どの、種々の不純物を含む式[I]で表される化合物
を、先ずアルカリ溶液に溶解させ、この段階での不溶解
分を、活性炭処理、及び濾過操作により除去して、式
[I]の化合物を含む、ほぼ無色に近い透明なアルカリ
溶液を得る。次にこれに、強酸水溶液をゆっくりと滴下
して中和させ、純度の高い式[I]の化合物を選択的に
析出させることにより、純度の高い、式[I]で表され
る化合物を得る精製方法である。[精製方法1]
どの、種々の不純物を含む式[I]で表される化合物
を、先ずアルカリ溶液に溶解させ、この段階での不溶解
分を、活性炭処理、及び濾過操作により除去して、式
[I]の化合物を含む、ほぼ無色に近い透明なアルカリ
溶液を得る。次にこれに、強酸水溶液をゆっくりと滴下
して中和させ、純度の高い式[I]の化合物を選択的に
析出させることにより、純度の高い、式[I]で表され
る化合物を得る精製方法である。[精製方法1]
【0008】また、本発明方法の他のものは、上記[精
製方法1]で得られた式[I]の化合物をさらに高純度
の化合物へと精製する方法として、[精製方法1]で得
られた式[I]の化合物を、式[I]で表される化合物
に対する選択溶解性が高い、適当な有機溶媒、あるいは
含水有機溶媒に溶解させ、溶解度の低い不純物を濾過操
作、及び必要であれば活性炭処理を行なって除去し、得
られた透明な式[I]の化合物を含む溶液を減圧により
濃縮、あるいは多量の冷水中に滴下し固化させることに
より高純度の式[I]の化合物を得る精製方法である。
[精製方法2]
製方法1]で得られた式[I]の化合物をさらに高純度
の化合物へと精製する方法として、[精製方法1]で得
られた式[I]の化合物を、式[I]で表される化合物
に対する選択溶解性が高い、適当な有機溶媒、あるいは
含水有機溶媒に溶解させ、溶解度の低い不純物を濾過操
作、及び必要であれば活性炭処理を行なって除去し、得
られた透明な式[I]の化合物を含む溶液を減圧により
濃縮、あるいは多量の冷水中に滴下し固化させることに
より高純度の式[I]の化合物を得る精製方法である。
[精製方法2]
【0009】上述の[精製方法1],および[精製方法
2]は、含む不純物の量の程度によって、それぞれ単独
であるいは繰り返して、使用できる。ただし、通常は
i) [精製方法1]のみ単独、或いはii)[精製方法2]の
み単独、或いはiii) [精製方法1],[精製方法2]の順に一度づつ、のい
ずれかの方法で充分に精製が可能である。
2]は、含む不純物の量の程度によって、それぞれ単独
であるいは繰り返して、使用できる。ただし、通常は
i) [精製方法1]のみ単独、或いはii)[精製方法2]の
み単独、或いはiii) [精製方法1],[精製方法2]の順に一度づつ、のい
ずれかの方法で充分に精製が可能である。
【0010】[精製方法1]において、精製は好ましく
は、不純物を含む化合物[I]を、アルカリ溶液、例え
ば、水酸化リチウム溶液,水酸化ナトリウム溶液,水酸
化カルシウム溶液中に溶解して行なわれる。このうち、
水酸化ナトリウム溶液が特に好ましい。適当な活性炭処
理は、市販の粒状活性炭あるいは粉末状活性炭などを用
いることが出来る。特に、粉末状の活性炭が好ましく、
使用前に水で湿らせてから用いるのが良い。適当な濾過
操作は、減圧濾過である。
は、不純物を含む化合物[I]を、アルカリ溶液、例え
ば、水酸化リチウム溶液,水酸化ナトリウム溶液,水酸
化カルシウム溶液中に溶解して行なわれる。このうち、
水酸化ナトリウム溶液が特に好ましい。適当な活性炭処
理は、市販の粒状活性炭あるいは粉末状活性炭などを用
いることが出来る。特に、粉末状の活性炭が好ましく、
使用前に水で湿らせてから用いるのが良い。適当な濾過
操作は、減圧濾過である。
【0011】不純物を含む化合物[I]をアルカリに溶
解し、活性炭処理・濾過操作を行なった後得られる透明
な化合物[I]のアルカリ溶液を酸で中和するが、その
際に適当な酸としては強酸,すなわち、塩酸あるいは硫
酸の水溶液である。特に塩酸の水溶液が好ましい。
解し、活性炭処理・濾過操作を行なった後得られる透明
な化合物[I]のアルカリ溶液を酸で中和するが、その
際に適当な酸としては強酸,すなわち、塩酸あるいは硫
酸の水溶液である。特に塩酸の水溶液が好ましい。
【0012】[精製方法2]において、不純物を含む化
合物[I]から、化合物[I]のみを、より選択的に溶
解できる有機溶媒および含水有機溶媒としては、ジメチ
ルホルムアミド,ジメチルスルホキシド,および含水エ
タノール等が好ましい。特に、50〜60℃に温めたジメチ
ルホルムアミド,室温以上のジメチルスルホキシド,及
び10%以上の水を含むエタノールが好ましい。
合物[I]から、化合物[I]のみを、より選択的に溶
解できる有機溶媒および含水有機溶媒としては、ジメチ
ルホルムアミド,ジメチルスルホキシド,および含水エ
タノール等が好ましい。特に、50〜60℃に温めたジメチ
ルホルムアミド,室温以上のジメチルスルホキシド,及
び10%以上の水を含むエタノールが好ましい。
【0013】有機溶媒への化合物[I]の溶解は、好ま
しくは20〜 100℃の温度で、液を攪拌して行なわれる。
最も好ましくは、ジメチルホルムアミドにおいては60
℃,ジメチルスルホキシドにおいては室温、含水エタノ
ールにおいては90℃でスターラーにて攪拌して、或い
は、超音波処理により攪拌して行なわれる。好ましく
は、不純物を含む化合物[I]を溶解した溶液が、大部
分透明になるまで、すなわち、溶液の攪拌中は沈殿が舞
ってはいるが、攪拌を止めると沈殿が全て速やかに下に
落ち、液の上澄みは全体として透明で懸濁ではない状態
になるまで攪拌する。通常は、上述したようにそれぞれ
各溶媒ごとに決められた温度で、30分から2時間攪拌し
て行なわれる。
しくは20〜 100℃の温度で、液を攪拌して行なわれる。
最も好ましくは、ジメチルホルムアミドにおいては60
℃,ジメチルスルホキシドにおいては室温、含水エタノ
ールにおいては90℃でスターラーにて攪拌して、或い
は、超音波処理により攪拌して行なわれる。好ましく
は、不純物を含む化合物[I]を溶解した溶液が、大部
分透明になるまで、すなわち、溶液の攪拌中は沈殿が舞
ってはいるが、攪拌を止めると沈殿が全て速やかに下に
落ち、液の上澄みは全体として透明で懸濁ではない状態
になるまで攪拌する。通常は、上述したようにそれぞれ
各溶媒ごとに決められた温度で、30分から2時間攪拌し
て行なわれる。
【0014】[精製方法2]においても、特に脱色等を
希望するときは、濾過操作の前に、活性炭処理を行なう
のが適当である。この場合、活性炭は、小量の水で湿ら
せた含水活性炭がとくに好ましい。
希望するときは、濾過操作の前に、活性炭処理を行なう
のが適当である。この場合、活性炭は、小量の水で湿ら
せた含水活性炭がとくに好ましい。
【0015】有機溶媒に溶解された化合物[I]は、必
要であれば上述の活性炭処理を行なった後、濾過操作に
より不溶解分を取り除く。得られた濾液は、ロータリー
・エバポレーター等により減圧濃縮する。あるいは、凍
結乾燥により濃縮する。あるいは、さらに濾液を冷水中
に滴下し、生じた固形分を濾取して精製物を得る。
要であれば上述の活性炭処理を行なった後、濾過操作に
より不溶解分を取り除く。得られた濾液は、ロータリー
・エバポレーター等により減圧濃縮する。あるいは、凍
結乾燥により濃縮する。あるいは、さらに濾液を冷水中
に滴下し、生じた固形分を濾取して精製物を得る。
【0016】化合物[I]のジメチルホルムアミド溶
液、あるいはジメチルスルホキシド溶液の場合には、水
中に滴下し得られる固形分を濾取し、乾燥する方法が簡
便である。化合物[I]のエタノール溶液の場合は、そ
のまま減圧濃縮する方法がより容易である。上述の精製
方法は、それが式[I]で示される化合物の大量生産の
際の大量かつ迅速な精製に適しているので有利である。
液、あるいはジメチルスルホキシド溶液の場合には、水
中に滴下し得られる固形分を濾取し、乾燥する方法が簡
便である。化合物[I]のエタノール溶液の場合は、そ
のまま減圧濃縮する方法がより容易である。上述の精製
方法は、それが式[I]で示される化合物の大量生産の
際の大量かつ迅速な精製に適しているので有利である。
【0017】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。
明する。
【0018】(精製用サンプルの調製)冷却還流管をつ
けた、5Lの三口フラスコに、グアニン( 151g,1.0m
ol),無水塩化テトラエチルアンモニウム( 199g,1.
2mol)をアセトニトリル( 2.0L)中に良く攪拌しなが
ら分散し、そこへオキシ塩化リン( 600ml)を室温にて
ゆっくりと滴下し加える。滴下終了後、水20mlをゆっく
りと反応系内に加え、そのまま室温にてしばらく攪拌す
る。その際フラスコ内部は少し熱を持つが、発熱がおち
ついたら、油浴によりフラスコを温めて還流条件下で反
応させる。そのまま、2時間還流を行なった後、油浴を
取り去り冷水にてフラスコを冷却する。フラスコ内部の
温度が室温まで下がった後、固形分を濾取し、これを多
量の水に懸濁し、さらに濾過操作、洗浄を行なって2-ア
ミノ-6- クロロプリンの粗生成物(190.0g,1.12mol) 1
12%を得た。こうして得た、2-アミノ-6- クロロプリン
の粗生成物のサンプルを、以下の精製試験に用いた。
けた、5Lの三口フラスコに、グアニン( 151g,1.0m
ol),無水塩化テトラエチルアンモニウム( 199g,1.
2mol)をアセトニトリル( 2.0L)中に良く攪拌しなが
ら分散し、そこへオキシ塩化リン( 600ml)を室温にて
ゆっくりと滴下し加える。滴下終了後、水20mlをゆっく
りと反応系内に加え、そのまま室温にてしばらく攪拌す
る。その際フラスコ内部は少し熱を持つが、発熱がおち
ついたら、油浴によりフラスコを温めて還流条件下で反
応させる。そのまま、2時間還流を行なった後、油浴を
取り去り冷水にてフラスコを冷却する。フラスコ内部の
温度が室温まで下がった後、固形分を濾取し、これを多
量の水に懸濁し、さらに濾過操作、洗浄を行なって2-ア
ミノ-6- クロロプリンの粗生成物(190.0g,1.12mol) 1
12%を得た。こうして得た、2-アミノ-6- クロロプリン
の粗生成物のサンプルを、以下の精製試験に用いた。
【0019】(比較例1) 2-アミノ-6- クロロプリン
の精製 先述の方法により得たサンプルを10g取り、ソックスレ
ー抽出器に入れて酢酸エチル1Lで24時間連続抽出し
た。白色の固体として、2-アミノ-6- クロロプリンを
1.5g(13.4%)得た。
の精製 先述の方法により得たサンプルを10g取り、ソックスレ
ー抽出器に入れて酢酸エチル1Lで24時間連続抽出し
た。白色の固体として、2-アミノ-6- クロロプリンを
1.5g(13.4%)得た。
【0020】(比較例2) 2-アミノ-6- クロロプリン
の精製 先述の方法により得たサンプルを10g取り、ソックスレ
ー抽出器に入れて酢酸エチルで48時間連続抽出した。白
色の固体として、2-アミノ-6- クロロプリンを1.8g(1
6.1%)得た。
の精製 先述の方法により得たサンプルを10g取り、ソックスレ
ー抽出器に入れて酢酸エチルで48時間連続抽出した。白
色の固体として、2-アミノ-6- クロロプリンを1.8g(1
6.1%)得た。
【0021】(比較例3) 2-アミノ-6- クロロプリン
の精製 先述の方法により得たサンプルを10g取り、ソックスレ
ー抽出器に入れて酢酸エチルで一週間連続抽出した。白
色の固体として、2-アミノ-6-クロロプリンを2.1g(1
8.8%)得た。
の精製 先述の方法により得たサンプルを10g取り、ソックスレ
ー抽出器に入れて酢酸エチルで一週間連続抽出した。白
色の固体として、2-アミノ-6-クロロプリンを2.1g(1
8.8%)得た。
【0022】(実施例1) 2-アミノ-6- クロロプリン
の精製方法(方法A) 先に調製した、2-アミノ-6- クロロプリンの粗精製物
を、10g取り、4N水酸化ナトリウム水溶液50mlに溶解
した。活性炭1gを入れ、攪拌の後、濾過操作により不
溶解分を取り除く。得られた溶液に、3Nの塩酸水溶液
をゆっくりと加えて中和し、pH8付近より析出し始め
た固形分を濾過により集める。水で良く洗浄した後、50
℃で1時間乾燥する。
の精製方法(方法A) 先に調製した、2-アミノ-6- クロロプリンの粗精製物
を、10g取り、4N水酸化ナトリウム水溶液50mlに溶解
した。活性炭1gを入れ、攪拌の後、濾過操作により不
溶解分を取り除く。得られた溶液に、3Nの塩酸水溶液
をゆっくりと加えて中和し、pH8付近より析出し始め
た固形分を濾過により集める。水で良く洗浄した後、50
℃で1時間乾燥する。
【0023】得られた乾燥固形分を、ジメチルスルホキ
シド20mlに分散し、30分攪拌して溶解させる。30分後
に、まだ溶解しないで残っているものは不純物である。
濾過により沈殿を取り除き、得られた透明なジメチルス
ルホキシド溶液を、1Lの冷水中に滴下して固型化させ
る。沈殿物を集めて乾燥すると、2-アミノ-6- クロロプ
リンの白色結晶が、 6.8g(60.7%)得られた。高速液
体クロマトグラフィー(HPLC)による純度測定によ
ると、純度99.5%以上であった。
シド20mlに分散し、30分攪拌して溶解させる。30分後
に、まだ溶解しないで残っているものは不純物である。
濾過により沈殿を取り除き、得られた透明なジメチルス
ルホキシド溶液を、1Lの冷水中に滴下して固型化させ
る。沈殿物を集めて乾燥すると、2-アミノ-6- クロロプ
リンの白色結晶が、 6.8g(60.7%)得られた。高速液
体クロマトグラフィー(HPLC)による純度測定によ
ると、純度99.5%以上であった。
【0024】(実施例2) 2-アミノ-6- クロロプリン
の精製方法(方法B) 実施例1において、ジメチルスルホキシド20mlに溶解す
るとあるを、その代わりに、60℃のジメチルホルムアミ
ド20mlに溶解した。その他は実施例1と同様の方法で行
なった。こうして、2-アミノ-6- クロロプリンの白色結
晶が 5.5g(49.1%)得られた。
の精製方法(方法B) 実施例1において、ジメチルスルホキシド20mlに溶解す
るとあるを、その代わりに、60℃のジメチルホルムアミ
ド20mlに溶解した。その他は実施例1と同様の方法で行
なった。こうして、2-アミノ-6- クロロプリンの白色結
晶が 5.5g(49.1%)得られた。
【0025】(実施例3) 2-アミノ-6- クロロプリン
の精製方法(方法C) 実施例1と同様に、アルカリによる前処理を行なった。
さらに実施例1において、ジメチルスルホキシド20mlに
溶解するとあるを、その代わりに、90℃の含水エタノー
ル 200mlに溶解した。濾過により沈殿を除去し、得られ
た含水エタノール溶液を、ロータリー・エバポレーター
により濃縮した。こうして、2-アミノ-6- クロロプリン
の淡黄白色結晶が 4.7g(42.0%)得られた。
の精製方法(方法C) 実施例1と同様に、アルカリによる前処理を行なった。
さらに実施例1において、ジメチルスルホキシド20mlに
溶解するとあるを、その代わりに、90℃の含水エタノー
ル 200mlに溶解した。濾過により沈殿を除去し、得られ
た含水エタノール溶液を、ロータリー・エバポレーター
により濃縮した。こうして、2-アミノ-6- クロロプリン
の淡黄白色結晶が 4.7g(42.0%)得られた。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、従来、その高純度精製
および反応粗成生物からの高収率精製が困難であること
が知られていた2-アミノ-6- クロロプリンを、容易な手
法で簡単しかも短時間で、かつ、何ら特殊な操作を必要
とせずに精製出来る。そして得られた2-アミノ-6- クロ
ロプリンは不純物の混入を極めて嫌う、医薬品原料の有
用な合成中間体として、充分にその使用に耐えうる程度
に高純度である。
および反応粗成生物からの高収率精製が困難であること
が知られていた2-アミノ-6- クロロプリンを、容易な手
法で簡単しかも短時間で、かつ、何ら特殊な操作を必要
とせずに精製出来る。そして得られた2-アミノ-6- クロ
ロプリンは不純物の混入を極めて嫌う、医薬品原料の有
用な合成中間体として、充分にその使用に耐えうる程度
に高純度である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】(精製用サンプルの調整)冷却還流管をつ
けた、5Lの三口フラスコに、グアニン(151g、
1.0mol)、無水塩化テトラエチルアンモニウム
(199g、1.2mol)をアセトニトリル(2.0
L)中に良く攪拌しながら分散し、そこへオキシ塩化リ
ン(600ml)を室温にてゆっくりと滴下し加える。
滴下終了後、水0.02mlをゆっくりと反応系内に加
え、そのまま室温にてしばらく攪拌する。その際フラス
コ内部は少し熱を持つが、発熱がおちついたら、油浴に
よりフラスコを温めて還流条件下で反応させる。そのま
ま、2時間還流を行なった後、油浴を取り去り冷水にて
フラスコを冷却する。フラスコ内部の温度が室温まで下
がった後、固形分を濾取し、これを多量の水に懸濁し、
さらに濾過操作、洗浄を行なって2−アミノ−6−クロ
ロプリンの粗生成物(190.0g、1.12mol)
112%を得た。 こうして得た、2−アミノ−6−ク
ロロプリンの粗生成物のサンプルを、以下の精製試験に
用いた。
けた、5Lの三口フラスコに、グアニン(151g、
1.0mol)、無水塩化テトラエチルアンモニウム
(199g、1.2mol)をアセトニトリル(2.0
L)中に良く攪拌しながら分散し、そこへオキシ塩化リ
ン(600ml)を室温にてゆっくりと滴下し加える。
滴下終了後、水0.02mlをゆっくりと反応系内に加
え、そのまま室温にてしばらく攪拌する。その際フラス
コ内部は少し熱を持つが、発熱がおちついたら、油浴に
よりフラスコを温めて還流条件下で反応させる。そのま
ま、2時間還流を行なった後、油浴を取り去り冷水にて
フラスコを冷却する。フラスコ内部の温度が室温まで下
がった後、固形分を濾取し、これを多量の水に懸濁し、
さらに濾過操作、洗浄を行なって2−アミノ−6−クロ
ロプリンの粗生成物(190.0g、1.12mol)
112%を得た。 こうして得た、2−アミノ−6−ク
ロロプリンの粗生成物のサンプルを、以下の精製試験に
用いた。
Claims (15)
- 【請求項1】 小量の不純物を含む、式[I] で表される化合物を、アルカリに溶解し、活性炭処理す
ることにより非溶解物を除去し、得られたアルカリ溶液
を酸で中和して再沈殿させ、その沈殿を冷水によって洗
浄することにより式[I]で表される化合物を得ること
を特徴とするプリン化合物の精製方法。 - 【請求項2】 アルカリが、水酸化ナトリウム水溶液で
ある請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 酸が、塩酸水溶液である請求項1又は2
記載の方法。 - 【請求項4】 活性炭が、含水粉末上活性炭である請求
項1,2又は3記載の方法。 - 【請求項5】 小量の不純物を含む上記式[I]で表さ
れる化合物を、不純物が溶解しにくく、式[I]で表さ
れる化合物がより溶解しやすい適当な有機溶媒に溶解
し、不溶解分を活性炭処理及び濾過操作により除去し、
濾液を濃縮することによって式[I]で表される化合物
を得ることを特徴とするプリン化合物の精製方法。 - 【請求項6】 適当な有機溶媒が、ジメチルホルムアミ
ドである請求項5記載の方法。 - 【請求項7】 ジメチルホルムアミドが、熱ジメチルホ
ルムアミドである請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 適当な有機溶媒が、ジメチルスルホキシ
ドである請求項5記載の方法。 - 【請求項9】 適当な有機溶媒が、含水アルコールであ
る請求項5記載の方法。 - 【請求項10】 含水アルコールが、含水エタノールで
ある請求項9記載の方法。 - 【請求項11】 含水エタノールが、熱含水エタノール
である請求項10記載の方法。 - 【請求項12】 請求項1記載の方法を行なった後、続
いて請求項5記載の方法を行なうことにより、純度の高
い上記式[I]で表される化合物を得ることを特徴とす
るプリン化合物の精製方法。 - 【請求項13】 上記式[I]で表される化合物に対し
て、小量の不純物が1〜50%含まれる請求項1〜12のい
ずれか1項記載の方法。 - 【請求項14】 請求項1〜13の何れか1項記載の方法
により精製される上記式[I]の化合物を精製する方
法。 - 【請求項15】 請求項1〜13の何れか1項記載の方法
によって製造される上記式[I]の化合物から製造され
るグアニンヌクレオシドアナログ抗ウイルス剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3282293A JPH0597852A (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | プリン化合物の精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3282293A JPH0597852A (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | プリン化合物の精製方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0597852A true JPH0597852A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17650542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3282293A Pending JPH0597852A (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | プリン化合物の精製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0597852A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996021664A1 (de) * | 1995-01-09 | 1996-07-18 | Lonza Ag | Verfahren zur herstellung von 2-amino-6-chlorpurin und zwischenprodukte dafür |
-
1991
- 1991-10-02 JP JP3282293A patent/JPH0597852A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996021664A1 (de) * | 1995-01-09 | 1996-07-18 | Lonza Ag | Verfahren zur herstellung von 2-amino-6-chlorpurin und zwischenprodukte dafür |
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