JPH0599593A - 飛翔体発射装置の逆火安全方法及びその装置 - Google Patents
飛翔体発射装置の逆火安全方法及びその装置Info
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- JPH0599593A JPH0599593A JP32941791A JP32941791A JPH0599593A JP H0599593 A JPH0599593 A JP H0599593A JP 32941791 A JP32941791 A JP 32941791A JP 32941791 A JP32941791 A JP 32941791A JP H0599593 A JPH0599593 A JP H0599593A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 逆火現象時における燃料室内の爆轟を抑制
し、装置の安全を確保する。 【構成】 内側ピストン8を固定し、外側ピストン9を
前後方向に移動可能に設け、始動時には各ピストン8、
9を係合し燃料室5と燃焼室6とを閉塞し、燃焼時には
外側ピストン9が後退し両者13、15間に間隙を生
じ、燃料室5の液体燃料を噴射する。また、外側ピスト
ン9の後部には、退避用流体圧機構23の圧力が作用し
ている。退避用流体圧機構23は、非圧縮性流体を収納
した補助流体室24と主流体室25とを備え、外側ピス
トン9に作用する前方への圧力が設定圧以上に達した時
に補助流体室24の流体が主流体室25に流入し、外側
ピストン9が始動位置よりも前方に移動することを許容
している。これにより、逆火現象時には、外側ピストン
9と内側ピストン8間に間隙が生じ、燃料室5の密封状
態を解除し、燃料室5の燃焼ガス圧を解放する。
し、装置の安全を確保する。 【構成】 内側ピストン8を固定し、外側ピストン9を
前後方向に移動可能に設け、始動時には各ピストン8、
9を係合し燃料室5と燃焼室6とを閉塞し、燃焼時には
外側ピストン9が後退し両者13、15間に間隙を生
じ、燃料室5の液体燃料を噴射する。また、外側ピスト
ン9の後部には、退避用流体圧機構23の圧力が作用し
ている。退避用流体圧機構23は、非圧縮性流体を収納
した補助流体室24と主流体室25とを備え、外側ピス
トン9に作用する前方への圧力が設定圧以上に達した時
に補助流体室24の流体が主流体室25に流入し、外側
ピストン9が始動位置よりも前方に移動することを許容
している。これにより、逆火現象時には、外側ピストン
9と内側ピストン8間に間隙が生じ、燃料室5の密封状
態を解除し、燃料室5の燃焼ガス圧を解放する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体燃料を使用して飛
翔体を発射する飛翔体発射装置に関し、詳細には、逆火
現象による燃料室の液体燃料の瞬間的燃焼(爆轟)を抑
制し、飛翔体発射装置の安全を確保する逆火安全方法及
びその装置に関する。
翔体を発射する飛翔体発射装置に関し、詳細には、逆火
現象による燃料室の液体燃料の瞬間的燃焼(爆轟)を抑
制し、飛翔体発射装置の安全を確保する逆火安全方法及
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体燃料を使用して飛翔体を発射
する飛翔体発射装置において、砲尾の内部に燃料室と燃
焼室とに仕切る内側ピストンと外側ピストンとを設け、
各ピストンは始動時に互いのピストンノーズが係合し燃
料室と燃焼室とを閉塞し、燃焼時に燃焼室の燃焼ガス圧
により相対的に後退して各ピストンノーズ間に噴射ノズ
ル部となる間隙を生じ、この間隙から燃料室の液体燃料
を所定割合で燃焼室に噴射するようになつており、燃焼
室で発生した燃焼ガス圧で砲身内の飛翔体を発射するよ
うにしたものが各種提案されている。
する飛翔体発射装置において、砲尾の内部に燃料室と燃
焼室とに仕切る内側ピストンと外側ピストンとを設け、
各ピストンは始動時に互いのピストンノーズが係合し燃
料室と燃焼室とを閉塞し、燃焼時に燃焼室の燃焼ガス圧
により相対的に後退して各ピストンノーズ間に噴射ノズ
ル部となる間隙を生じ、この間隙から燃料室の液体燃料
を所定割合で燃焼室に噴射するようになつており、燃焼
室で発生した燃焼ガス圧で砲身内の飛翔体を発射するよ
うにしたものが各種提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
飛翔体発射装置については、燃焼時に燃焼室から燃料室
に火炎が入り込む逆火現象が発生し易く、燃料室内で爆
轟し、装置を破損するという問題点がある。例えば、内
側ピストンを固定して設け、外側ピストンを前後方向に
移動可能に設けてなるものついては、燃焼時に燃焼室の
燃焼ガス圧により外側ピストンが後退し、各ピストンの
ピストンノーズ間に生じる間隙(噴射ノズル部)から所
定割合で液体燃料を噴出し、燃焼室で順次燃焼し所定の
燃焼ガス圧を発生する。これにより、飛翔体を発射する
ことになる。ところが、万一逆火現象が発生した時には
燃料室の液体燃料が燃焼し、その燃焼ガス圧により外側
ピストンが前進し始動位置に達する。外側ピストンが始
動位置に達することにより、燃焼室に密封状に係合し燃
料室を密封するため、燃料室の圧力が上昇する。液体燃
料は、作用する圧力が高くなる程燃焼し易いため、燃料
室の圧力上昇により爆轟することがある。その結果、燃
料室が異常に高圧になり、これにより各ピストン等が破
損されることになる。
飛翔体発射装置については、燃焼時に燃焼室から燃料室
に火炎が入り込む逆火現象が発生し易く、燃料室内で爆
轟し、装置を破損するという問題点がある。例えば、内
側ピストンを固定して設け、外側ピストンを前後方向に
移動可能に設けてなるものついては、燃焼時に燃焼室の
燃焼ガス圧により外側ピストンが後退し、各ピストンの
ピストンノーズ間に生じる間隙(噴射ノズル部)から所
定割合で液体燃料を噴出し、燃焼室で順次燃焼し所定の
燃焼ガス圧を発生する。これにより、飛翔体を発射する
ことになる。ところが、万一逆火現象が発生した時には
燃料室の液体燃料が燃焼し、その燃焼ガス圧により外側
ピストンが前進し始動位置に達する。外側ピストンが始
動位置に達することにより、燃焼室に密封状に係合し燃
料室を密封するため、燃料室の圧力が上昇する。液体燃
料は、作用する圧力が高くなる程燃焼し易いため、燃料
室の圧力上昇により爆轟することがある。その結果、燃
料室が異常に高圧になり、これにより各ピストン等が破
損されることになる。
【0004】そこで、各ピストンの動作制御、噴射ノズ
ル部の構造等を検討し、逆火現象を防止することが種々
試みられている。ところが、燃焼時には噴射ノズル部か
ら噴射される液体燃料により燃焼室と燃料室とが連通
し、しかも燃料室の液体燃料が後退するピストンにより
加圧されるため、逆火現象を確実に防止することが困難
な状況である。
ル部の構造等を検討し、逆火現象を防止することが種々
試みられている。ところが、燃焼時には噴射ノズル部か
ら噴射される液体燃料により燃焼室と燃料室とが連通
し、しかも燃料室の液体燃料が後退するピストンにより
加圧されるため、逆火現象を確実に防止することが困難
な状況である。
【0005】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たものであり、その課題は、逆火現象による燃料室内で
の爆轟を抑制し、安全を確保し得る飛翔体発射装置の逆
火安全方法及びその装置を提供することにある。
たものであり、その課題は、逆火現象による燃料室内で
の爆轟を抑制し、安全を確保し得る飛翔体発射装置の逆
火安全方法及びその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、砲尾の内部に燃料室と燃焼室とに仕切
る内側ピストンと外側ピストンとを設け、各ピストンは
始動時に互いのピストンノーズが係合して燃料室と燃焼
室とを閉塞し、燃焼時に燃焼室の燃焼ガス圧により相対
的に後退して各ピストンノーズ間に間隙を生じ、この間
隙から燃料室の液体燃料を所定割合で燃焼室に噴射する
ようになつており、燃焼室で発生した燃焼ガス圧で砲身
内の飛翔体を発射するようにした飛翔体発射装置におい
て、逆火現象による燃料室の燃焼ガス圧が所定圧以上に
達した時に、内側ピストンと外側ピストンの少なくとも
一方を始動位置よりも前方に移動し、各ピストンのピス
トンノーズ間に間隙を生じ、この間隙により燃料室と燃
焼室とを連通し、逆火現象時における燃料室の密封状態
を速やかに解除して燃料室の燃焼ガス圧を解放するよう
になつている。
に、本発明では、砲尾の内部に燃料室と燃焼室とに仕切
る内側ピストンと外側ピストンとを設け、各ピストンは
始動時に互いのピストンノーズが係合して燃料室と燃焼
室とを閉塞し、燃焼時に燃焼室の燃焼ガス圧により相対
的に後退して各ピストンノーズ間に間隙を生じ、この間
隙から燃料室の液体燃料を所定割合で燃焼室に噴射する
ようになつており、燃焼室で発生した燃焼ガス圧で砲身
内の飛翔体を発射するようにした飛翔体発射装置におい
て、逆火現象による燃料室の燃焼ガス圧が所定圧以上に
達した時に、内側ピストンと外側ピストンの少なくとも
一方を始動位置よりも前方に移動し、各ピストンのピス
トンノーズ間に間隙を生じ、この間隙により燃料室と燃
焼室とを連通し、逆火現象時における燃料室の密封状態
を速やかに解除して燃料室の燃焼ガス圧を解放するよう
になつている。
【0007】内側ピストンと外側ピストンのいづれか一
方を始動位置となるように固定して設け、他方を前後方
向に移動可能で、逆火現象による燃料室の燃焼ガス圧が
所定圧以上に達した時に燃料室の燃焼ガス圧により始動
位置よりも前方に移動可能に設けたものでもよい。
方を始動位置となるように固定して設け、他方を前後方
向に移動可能で、逆火現象による燃料室の燃焼ガス圧が
所定圧以上に達した時に燃料室の燃焼ガス圧により始動
位置よりも前方に移動可能に設けたものでもよい。
【0008】内側ピストンと外側ピストンのいづれか一
方を前方に弾性的に付勢し、燃焼室の燃焼ガス圧による
後退速度を制御する後退制御手段と、この後退制御手段
に抗して始動位置に保持するとともに、逆火現象による
燃料室の燃焼ガス圧が所定圧以上に達した時に始動位置
よりも前方に移動することを許容し、燃料室の燃焼ガス
圧が減少した時に始動位置に復帰させる逆火退避手段を
設けていてもよい。その際、後退制御手段は圧縮性流体
を収納した制御用圧力室を有し、逆火退避手段は非圧縮
性流体を収納した退避用流体室を有するものでもよい。
方を前方に弾性的に付勢し、燃焼室の燃焼ガス圧による
後退速度を制御する後退制御手段と、この後退制御手段
に抗して始動位置に保持するとともに、逆火現象による
燃料室の燃焼ガス圧が所定圧以上に達した時に始動位置
よりも前方に移動することを許容し、燃料室の燃焼ガス
圧が減少した時に始動位置に復帰させる逆火退避手段を
設けていてもよい。その際、後退制御手段は圧縮性流体
を収納した制御用圧力室を有し、逆火退避手段は非圧縮
性流体を収納した退避用流体室を有するものでもよい。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図により説明する。図1は
飛翔体発射装置の発射作動直前の状態を示している。図
1に示す飛翔体発射装置1は、砲身2の後部を飛翔体起
動位置とし、弾丸等の飛翔体3を気密状に装填するよう
になつている。砲身2の後部にねじ結合した砲尾4に
は、内部に燃料室5と燃焼室6を形成するように後部に
鎖栓7をねじ結合し、中間に内側ピストン8と外側ピス
トン9を設けている。
飛翔体発射装置の発射作動直前の状態を示している。図
1に示す飛翔体発射装置1は、砲身2の後部を飛翔体起
動位置とし、弾丸等の飛翔体3を気密状に装填するよう
になつている。砲身2の後部にねじ結合した砲尾4に
は、内部に燃料室5と燃焼室6を形成するように後部に
鎖栓7をねじ結合し、中間に内側ピストン8と外側ピス
トン9を設けている。
【0010】燃料室5は、内側ピストン8、外側ピスト
ン9及び鎖栓7により区画されており、鎖栓7を鎖栓駆
動装置10で回転し前後方向に移動することにより容積
を変更し、飛翔体3の飛翔距離、初速度等の飛翔特性に
応じて液体燃料の貯留量を調整するようになつている。
燃料室5には、燃料注入口(図示せず)が設けられてお
り、発射毎に液体燃料を注入し充填するようになつてい
る。一方、燃焼室6は、内側ピストン8、外側ピストン
9及び砲尾4の壁面により区画されており、点火装置1
1が接続されている。
ン9及び鎖栓7により区画されており、鎖栓7を鎖栓駆
動装置10で回転し前後方向に移動することにより容積
を変更し、飛翔体3の飛翔距離、初速度等の飛翔特性に
応じて液体燃料の貯留量を調整するようになつている。
燃料室5には、燃料注入口(図示せず)が設けられてお
り、発射毎に液体燃料を注入し充填するようになつてい
る。一方、燃焼室6は、内側ピストン8、外側ピストン
9及び砲尾4の壁面により区画されており、点火装置1
1が接続されている。
【0011】内側ピストン8は、ピストン軸12が鎖栓
7に貫通状に密封して支持され、ピストンノーズ13が
図1に示す位置となるように固定機構14により取付ら
れている。固定機構14は、内側ピストン8を鎖栓7に
対して前後方向に位置調整可能で、鎖栓7を前後方向に
位置調整した際に内側ピストンピのピストンノーズ13
が始動位置となるように位置決め保持するようになつて
いる。ピストン軸12の外周壁は、燃焼時に外側ピスト
ンのピストンノーズ15との間で間隙(噴射ノズル部)
を生じ、この間隙から燃料室5の液体燃料を所定割合で
燃焼室6に噴射するように形成されている。また、ピス
トン軸12には飛翔体3を挿入案内する飛翔体案内孔1
6を砲身2と同軸に貫通状に形成し、飛翔体3を飛翔体
案内孔16に落下挿入する飛翔体挿入口17を後部側壁
に形成し、飛翔体案内孔16に内側鎖栓18を装着して
緊塞するようになつており、これにより飛翔体の装填構
造を構成している。なお、内側鎖栓18は、飛翔体案内
孔16に挿入した飛翔体3を砲身2の飛翔体起動位置に
押込み得る寸法を有する鎖栓本体19を備え、鎖栓本体
19に緊塞機構20を設けて飛翔体案内孔16を緊塞
し、鎖栓ロツク機構21により内側ピストン8に着脱可
能に固定するようになつている。
7に貫通状に密封して支持され、ピストンノーズ13が
図1に示す位置となるように固定機構14により取付ら
れている。固定機構14は、内側ピストン8を鎖栓7に
対して前後方向に位置調整可能で、鎖栓7を前後方向に
位置調整した際に内側ピストンピのピストンノーズ13
が始動位置となるように位置決め保持するようになつて
いる。ピストン軸12の外周壁は、燃焼時に外側ピスト
ンのピストンノーズ15との間で間隙(噴射ノズル部)
を生じ、この間隙から燃料室5の液体燃料を所定割合で
燃焼室6に噴射するように形成されている。また、ピス
トン軸12には飛翔体3を挿入案内する飛翔体案内孔1
6を砲身2と同軸に貫通状に形成し、飛翔体3を飛翔体
案内孔16に落下挿入する飛翔体挿入口17を後部側壁
に形成し、飛翔体案内孔16に内側鎖栓18を装着して
緊塞するようになつており、これにより飛翔体の装填構
造を構成している。なお、内側鎖栓18は、飛翔体案内
孔16に挿入した飛翔体3を砲身2の飛翔体起動位置に
押込み得る寸法を有する鎖栓本体19を備え、鎖栓本体
19に緊塞機構20を設けて飛翔体案内孔16を緊塞
し、鎖栓ロツク機構21により内側ピストン8に着脱可
能に固定するようになつている。
【0012】一方、外側ピストン9は、ピストンノーズ
15が内側ピストンのピストンノーズ13と係合し燃料
室5と燃焼室6を閉塞するように形成され、砲尾4の壁
面に前後方向に移動可能に案内支持されている。後部に
は、後退制御手段である制御用圧力室22の圧力と、逆
火退避手段である退避用流体圧機構23の圧力を作用さ
せて外側ピストン9の動作を制御するようになつてい
る。
15が内側ピストンのピストンノーズ13と係合し燃料
室5と燃焼室6を閉塞するように形成され、砲尾4の壁
面に前後方向に移動可能に案内支持されている。後部に
は、後退制御手段である制御用圧力室22の圧力と、逆
火退避手段である退避用流体圧機構23の圧力を作用さ
せて外側ピストン9の動作を制御するようになつてい
る。
【0013】制御用圧力室22は、砲尾4と鎖栓7によ
り区画され、窒素ガス等の圧縮性流体が収納されてお
り、外側ピストン9の後部に前方への圧力を作用するよ
うになつている。すなわち、始動時には、後退用流体圧
機構23との圧力バランスにより外側ピストン9をその
ピストンノーズ15が内側ピストンのピストンノーズ1
3と係合する始動位置に保持し、燃焼時には燃焼室6の
燃焼ガス圧との圧力バランスにより後退速度を制御する
ようになつている。
り区画され、窒素ガス等の圧縮性流体が収納されてお
り、外側ピストン9の後部に前方への圧力を作用するよ
うになつている。すなわち、始動時には、後退用流体圧
機構23との圧力バランスにより外側ピストン9をその
ピストンノーズ15が内側ピストンのピストンノーズ1
3と係合する始動位置に保持し、燃焼時には燃焼室6の
燃焼ガス圧との圧力バランスにより後退速度を制御する
ようになつている。
【0014】退避用流体圧機構23は、補助流体室24
と主流体室25とを接続管26で連結し、これらに非圧
縮性流体を充填している。補助流体室24は、砲尾4と
外側ピストン9の後部で区画されており、外側ピストン
9の移動により容積が変化するようになつている。主流
体室25は、シリンダ本体27の小径シリンダ部の一端
を大ピストン28で密閉し、他端を小ピストン29で密
閉して区画されている。大ピストン28の背面には、圧
縮バネ材からなる圧力設定バネ30のバネ力を作用さ
せ、小ピストン29の背面には、圧力タンク31のガス
圧により小ピストン29の摺動抵抗、接続管路抵抗等に
相当す圧力を作用させている。そして、始動時には、図
1に示すように、補助流体室24の流体に外側ピストン
9を介して制御用流体室22の圧力が作用し、大ピスト
ン28と小ピストン29が主流体室25の各端に位置す
るようになつており、圧力設定バネ30のバネ力を制御
用流体室22の圧力よりもはるかに大きく設定し、外側
ピストン9を始動位置に保持するようになつている。従
つて、外側ピストン9が後退する際には、補助流体室2
4の容積が増大するが、この増大分に見合つた流体が主
流体室25から流出し補助流体室24を充填する。一
方、主流体室25の容積は、流体の流出にともなつて小
ピストン29のみが移動し、補助流体室24の容積の増
大分に見合つて減少する。外側ピストン9が前進する際
には、補助流体室24の流体が押圧され主流体室25に
流入し、小ピストン29を圧力タンク31のガス圧に抗
して復帰させる。外側ピストン9の前進力が圧力設定バ
ネ30のバネ力以上である際には、補助流体室24の流
体が主流体室25に流入し、大ピストン28を圧力設定
バネ30に抗して移動することになる。また、外側ピス
トン9の前進力が上記バネ力よりも低下した際には、圧
力設定バネ30により大ピストン28が復帰され、これ
により主流体室25の流体が補助流体室24に押出さ
れ、外側ピストン9を始動位置まで後退させることにな
る。
と主流体室25とを接続管26で連結し、これらに非圧
縮性流体を充填している。補助流体室24は、砲尾4と
外側ピストン9の後部で区画されており、外側ピストン
9の移動により容積が変化するようになつている。主流
体室25は、シリンダ本体27の小径シリンダ部の一端
を大ピストン28で密閉し、他端を小ピストン29で密
閉して区画されている。大ピストン28の背面には、圧
縮バネ材からなる圧力設定バネ30のバネ力を作用さ
せ、小ピストン29の背面には、圧力タンク31のガス
圧により小ピストン29の摺動抵抗、接続管路抵抗等に
相当す圧力を作用させている。そして、始動時には、図
1に示すように、補助流体室24の流体に外側ピストン
9を介して制御用流体室22の圧力が作用し、大ピスト
ン28と小ピストン29が主流体室25の各端に位置す
るようになつており、圧力設定バネ30のバネ力を制御
用流体室22の圧力よりもはるかに大きく設定し、外側
ピストン9を始動位置に保持するようになつている。従
つて、外側ピストン9が後退する際には、補助流体室2
4の容積が増大するが、この増大分に見合つた流体が主
流体室25から流出し補助流体室24を充填する。一
方、主流体室25の容積は、流体の流出にともなつて小
ピストン29のみが移動し、補助流体室24の容積の増
大分に見合つて減少する。外側ピストン9が前進する際
には、補助流体室24の流体が押圧され主流体室25に
流入し、小ピストン29を圧力タンク31のガス圧に抗
して復帰させる。外側ピストン9の前進力が圧力設定バ
ネ30のバネ力以上である際には、補助流体室24の流
体が主流体室25に流入し、大ピストン28を圧力設定
バネ30に抗して移動することになる。また、外側ピス
トン9の前進力が上記バネ力よりも低下した際には、圧
力設定バネ30により大ピストン28が復帰され、これ
により主流体室25の流体が補助流体室24に押出さ
れ、外側ピストン9を始動位置まで後退させることにな
る。
【0015】本実施例は上記のように構成されており、
その作動を次に説明する。図1に示す発射作動直前の状
態において、飛翔体3が砲身2の飛翔体起動位置に気密
状に装填され、外側ピストン9が制御用圧力室22と退
避用流体圧機構23の作動により始動位置に保持され、
燃料室5に飛翔特性に応じた量の液体燃料が充填されて
おり、点火装置11を作動して発射作動する。点火装置
11の作動により燃焼室6の圧力が上昇し、外側ピスト
ン9を後方に押圧し制御用圧力室22の圧力に抗して後
退する。外側ピストン9の後退により、燃料室5の液体
燃料が加圧されるとともに、外側ピストンのピストンノ
ーズ15と内側ピストンのピストン軸12の外周壁間に
間隙が生じ、この間隙から液体燃料が燃焼室6に所定割
合で噴射される。そして、燃焼室6で順次燃焼し高圧の
燃焼ガス圧を発生し、これにより飛翔体3が発射され
る。
その作動を次に説明する。図1に示す発射作動直前の状
態において、飛翔体3が砲身2の飛翔体起動位置に気密
状に装填され、外側ピストン9が制御用圧力室22と退
避用流体圧機構23の作動により始動位置に保持され、
燃料室5に飛翔特性に応じた量の液体燃料が充填されて
おり、点火装置11を作動して発射作動する。点火装置
11の作動により燃焼室6の圧力が上昇し、外側ピスト
ン9を後方に押圧し制御用圧力室22の圧力に抗して後
退する。外側ピストン9の後退により、燃料室5の液体
燃料が加圧されるとともに、外側ピストンのピストンノ
ーズ15と内側ピストンのピストン軸12の外周壁間に
間隙が生じ、この間隙から液体燃料が燃焼室6に所定割
合で噴射される。そして、燃焼室6で順次燃焼し高圧の
燃焼ガス圧を発生し、これにより飛翔体3が発射され
る。
【0016】ところで、燃焼時に逆火現象が生じ燃料室
5の液体燃料が燃焼し始めると、燃料室5の燃焼ガス圧
により外側ピストン9が前進する。外側ピストン9が前
進し始動位置に達すると、そのピストンノーズ15が内
側ピストンのピストンノーズ13に密封状に係合し燃料
室5を密封する。これにより、燃料室5の圧力が上昇
し、外側ピストン9に高圧が作用し、退避用流体圧機構
の補助流体室24の流体を加圧することになる。補助流
体室24の流体の加圧力が設定圧力以上に達した時に、
補助流体室24の流体が主流体室25に流入し、大ピス
トン28を圧力設定バネ30に抗して移動する。すなわ
ち、外側ピストン9は、燃料室5の燃焼ガス圧により退
避用流体圧機構23の圧力に抗して前進され、始動位置
よりも前方に移動されることになる。そして、外側ピス
トンのピストンノーズ15と内側ピストンのピストンノ
ーズ13間に間隙が生じ、燃料室5の密封状態が解除さ
れ、燃料室5の燃焼ガスが上記間隙を通り燃焼室6に流
出し、燃料室5の圧力が解放され減少する。これによ
り、燃料室5内での爆轟が抑制され、仮に爆轟したとし
ても即座に燃焼ガスが燃焼室6に流出し燃焼ガス圧が解
放されるため、内側ピストン8、外側ピストン9等の破
損が防止される。従つて、爆轟後においても、新規の飛
翔体3を装填し継続して飛翔体3を発射することができ
る。
5の液体燃料が燃焼し始めると、燃料室5の燃焼ガス圧
により外側ピストン9が前進する。外側ピストン9が前
進し始動位置に達すると、そのピストンノーズ15が内
側ピストンのピストンノーズ13に密封状に係合し燃料
室5を密封する。これにより、燃料室5の圧力が上昇
し、外側ピストン9に高圧が作用し、退避用流体圧機構
の補助流体室24の流体を加圧することになる。補助流
体室24の流体の加圧力が設定圧力以上に達した時に、
補助流体室24の流体が主流体室25に流入し、大ピス
トン28を圧力設定バネ30に抗して移動する。すなわ
ち、外側ピストン9は、燃料室5の燃焼ガス圧により退
避用流体圧機構23の圧力に抗して前進され、始動位置
よりも前方に移動されることになる。そして、外側ピス
トンのピストンノーズ15と内側ピストンのピストンノ
ーズ13間に間隙が生じ、燃料室5の密封状態が解除さ
れ、燃料室5の燃焼ガスが上記間隙を通り燃焼室6に流
出し、燃料室5の圧力が解放され減少する。これによ
り、燃料室5内での爆轟が抑制され、仮に爆轟したとし
ても即座に燃焼ガスが燃焼室6に流出し燃焼ガス圧が解
放されるため、内側ピストン8、外側ピストン9等の破
損が防止される。従つて、爆轟後においても、新規の飛
翔体3を装填し継続して飛翔体3を発射することができ
る。
【0017】なお、本発明は、本実施例のみに限定され
るものではなく、例えば、内側ピストン8と外側ピスト
ン9とは、前後方向に相対的に移動し得るようになつて
いればよい。後退制御手段及び逆火退避手段は、流体圧
のみではなく、弾性力を作用するものであつてもよく、
また、始動位置よりも前方に移動する内側ピストン8又
は外側ピストン9の後部のみではなく、いづれの部位に
作用するように設けられていてもよい。
るものではなく、例えば、内側ピストン8と外側ピスト
ン9とは、前後方向に相対的に移動し得るようになつて
いればよい。後退制御手段及び逆火退避手段は、流体圧
のみではなく、弾性力を作用するものであつてもよく、
また、始動位置よりも前方に移動する内側ピストン8又
は外側ピストン9の後部のみではなく、いづれの部位に
作用するように設けられていてもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、内側ピストン又は外側
ピストンのいづれか一方が始動位置よりも前方に移動可
能になつていることから、逆火現象時に各ピストンのピ
ストンノーズが密封状に係合し燃料室が密封状態になつ
たとしても、即座に一方のピストンが前進し密封状態が
解除されるため、燃料室の燃焼ガスが燃焼室に流出し、
燃料室の燃焼ガス圧が解放され減少する。従つて、燃料
室内での爆轟が抑制され、仮に爆轟したとしても即座に
燃料室の燃焼ガス圧が解放され減少するため、装置の破
損が防止され、安全を確保することが可能になつた。
ピストンのいづれか一方が始動位置よりも前方に移動可
能になつていることから、逆火現象時に各ピストンのピ
ストンノーズが密封状に係合し燃料室が密封状態になつ
たとしても、即座に一方のピストンが前進し密封状態が
解除されるため、燃料室の燃焼ガスが燃焼室に流出し、
燃料室の燃焼ガス圧が解放され減少する。従つて、燃料
室内での爆轟が抑制され、仮に爆轟したとしても即座に
燃料室の燃焼ガス圧が解放され減少するため、装置の破
損が防止され、安全を確保することが可能になつた。
【図1】本発明の実施例を説明する縦断面図で、発射作
動直前の状態を示す。
動直前の状態を示す。
1 飛翔体発射装置 2 砲身 3 飛翔体 4 砲尾 5 燃料室 6 燃焼室 8 内側ピストン 9 外側ピストン 22 制御用圧力室 23 退避用流体圧機構 24 補助流体室 25 主流体室 30 圧力設定バネ 31 圧力タンク
Claims (6)
- 【請求項1】 砲尾の内部に燃料室と燃焼室とに仕切る
内側ピストンと外側ピストンとを設け、各ピストンは始
動時に互いのピストンノーズが係合して燃料室と燃焼室
とを閉塞し、燃焼時に燃焼ガス圧により相対的に後退し
て各ピストンノーズ間に間隙を生じ、この間隙から燃料
室の液体燃料を所定割合で燃焼室に噴射するようになつ
ており、燃焼室で発生した燃焼ガス圧で砲身内の飛翔体
を発射するようにした飛翔体発射装置の逆火安全方法で
あつて、逆火現象による燃料室の燃焼ガス圧が所定圧以
上に達した時に、この燃焼ガス圧により内側ピストンと
外側ピストンの少なくとも一方を始動位置よりも前方に
移動し、各ピストンノーズ間に間隙が生じるようにした
ことを特徴とする飛翔体発射装置の逆火安全方法。 - 【請求項2】 砲尾の内部に燃料室と燃焼室とに仕切る
内側ピストンと外側ピストンとを設け、各ピストンは始
動時に互いのピストンノーズが係合して燃料室と燃焼室
とを閉塞し、燃焼時に燃焼ガス圧により相対的に後退し
て各ピストンノーズ間に間隙を生じ、この間隙から燃料
室の液体燃料を所定割合で燃焼室に噴射するようになつ
ており、燃焼室で発生した燃焼ガス圧で砲身内の飛翔体
を発射するようにした飛翔体発射装置の逆火安全装置で
あつて、逆火現象による燃料室の燃焼ガス圧が所定圧以
上に達した時に、この燃焼ガス圧により内側ピストンと
外側ピストンの少なくとも一方を始動位置よりも前方に
移動し、各ピストンノーズ間に間隙が生じるようにした
ことを特徴とする飛翔体発射装置の逆火安全装置。 - 【請求項3】 内側ピストンと外側ピストンのいづれか
一方を始動位置に固定して設け、他方を前後方向に移動
可能で、逆火現象による燃料室の燃焼ガス圧が所定圧以
上に達した時に、この燃焼ガス圧により始動位置よりも
前方に移動可能に設けている請求項2記載の飛翔体発射
装置の逆火安全装置。 - 【請求項4】 内側ピストンと外側ピストンのいづれか
一方を前方に弾性的に付勢し、燃焼室の燃焼ガス圧によ
る後退速度を制御する後退制御手段と、この後退制御手
段に抗して始動位置に保持するとともに、逆火現象によ
る燃料室の燃焼ガス圧が所定圧以上に達した時に始動位
置よりも前方に移動することを許容し、燃料室の燃焼ガ
ス圧が減少した時に始動位置に復帰させる逆火退避手段
を設けている請求項2又は3記載の飛翔体発射装置の逆
火安全装置。 - 【請求項5】 後退制御手段は、圧縮性流体を収納した
制御用圧力室を有している請求項4記載の飛翔体発射装
置の逆火安全装置。 - 【請求項6】 逆火退避手段は、非圧縮性流体を収納し
た退避用流体室を有している請求項4又は5記載の飛翔
体発射装置の逆火安全装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32941791A JPH0599593A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 飛翔体発射装置の逆火安全方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32941791A JPH0599593A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 飛翔体発射装置の逆火安全方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0599593A true JPH0599593A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=18221169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32941791A Pending JPH0599593A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 飛翔体発射装置の逆火安全方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0599593A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108981505A (zh) * | 2018-07-04 | 2018-12-11 | 北京大学 | 一种高速入水发射装置 |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP32941791A patent/JPH0599593A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108981505A (zh) * | 2018-07-04 | 2018-12-11 | 北京大学 | 一种高速入水发射装置 |
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