JPH0599686A - アブソリユ−ト・エンコ−ダ - Google Patents
アブソリユ−ト・エンコ−ダInfo
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- JPH0599686A JPH0599686A JP3287211A JP28721191A JPH0599686A JP H0599686 A JPH0599686 A JP H0599686A JP 3287211 A JP3287211 A JP 3287211A JP 28721191 A JP28721191 A JP 28721191A JP H0599686 A JPH0599686 A JP H0599686A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンを符
号板に形成したアブソリュ−ト・エンコ−ダにおいて
は、符号板にインクリメンタル・パタ−ンが並設される
のが一般的である。本願によれば、インクリメンタル・
パタ−ンの機能を損なわずに、インクリメンタル・パタ
−ンの実際の本数を減らすことができる。これにより、
アブソリュ−ト・エンコ−ダの機構が簡略化され、全体
の小型化も容易になる。 【構成】 1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンをそ
の最小読取単位長さλの1/mのピッチで配列した複数
のセンサで読取って、1トラック型アブソリュ−ト・パ
タ−ンの反転部分からλ/mごとに立上る(立下がる)
信号を得る。該信号を用いて、1トラック型アブソリュ
−ト・パタ−ンを読取るタイミングを制御して、最小読
取単位の境界領域を避けた1トラック型アブソリュ−ト
・パタ−ン読取りを行うとともに、最小読取単位内を分
割する細かい刻みの絶対位置信号を組立てる。
号板に形成したアブソリュ−ト・エンコ−ダにおいて
は、符号板にインクリメンタル・パタ−ンが並設される
のが一般的である。本願によれば、インクリメンタル・
パタ−ンの機能を損なわずに、インクリメンタル・パタ
−ンの実際の本数を減らすことができる。これにより、
アブソリュ−ト・エンコ−ダの機構が簡略化され、全体
の小型化も容易になる。 【構成】 1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンをそ
の最小読取単位長さλの1/mのピッチで配列した複数
のセンサで読取って、1トラック型アブソリュ−ト・パ
タ−ンの反転部分からλ/mごとに立上る(立下がる)
信号を得る。該信号を用いて、1トラック型アブソリュ
−ト・パタ−ンを読取るタイミングを制御して、最小読
取単位の境界領域を避けた1トラック型アブソリュ−ト
・パタ−ン読取りを行うとともに、最小読取単位内を分
割する細かい刻みの絶対位置信号を組立てる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1トラック型アブソリ
ュ−ト・パタ−ンの最小読取単位長さλよりも細かい刻
みで絶対位置信号を得ることができるロ−タリ−型およ
びリニア型のアブソリュ−ト・エンコ−ダに関し、詳し
くは、符号板に形成されるインクリメンタル・パタ−ン
の本数を節約する技術に関する。
ュ−ト・パタ−ンの最小読取単位長さλよりも細かい刻
みで絶対位置信号を得ることができるロ−タリ−型およ
びリニア型のアブソリュ−ト・エンコ−ダに関し、詳し
くは、符号板に形成されるインクリメンタル・パタ−ン
の本数を節約する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】符号板に対する検出部の位置情報をそれ
ぞれの相対位置に固有な絶対位置信号として出力するア
ブソリュ−ト・エンコ−ダは、相対移動可能に組合せた
符号板と検出部とで基本的に構成されており、符号板に
は絶対位置信号の数字を特定の物理情報に置換えて連続
的に配置したアブソリュ−ト・パタ−ンが形成され、検
出部には該パタ−ンの物理情報を判別するセンサが配置
される。アブソリュ−ト・エンコ−ダは外観上、帯状の
符号板に沿って検出部が直線的に移動するリニア型のも
のと、円盤または円筒状の符号板に対して検出部が角移
動するロ−タリ−型のものとに大別されるが、いずれに
せよアブソリュ−ト・パタ−ン上に物理情報として記録
された目盛値(絶対位置信号)を検出部のセンサにより
直接に読取って再び数字に組立て直す計測器である。
ぞれの相対位置に固有な絶対位置信号として出力するア
ブソリュ−ト・エンコ−ダは、相対移動可能に組合せた
符号板と検出部とで基本的に構成されており、符号板に
は絶対位置信号の数字を特定の物理情報に置換えて連続
的に配置したアブソリュ−ト・パタ−ンが形成され、検
出部には該パタ−ンの物理情報を判別するセンサが配置
される。アブソリュ−ト・エンコ−ダは外観上、帯状の
符号板に沿って検出部が直線的に移動するリニア型のも
のと、円盤または円筒状の符号板に対して検出部が角移
動するロ−タリ−型のものとに大別されるが、いずれに
せよアブソリュ−ト・パタ−ン上に物理情報として記録
された目盛値(絶対位置信号)を検出部のセンサにより
直接に読取って再び数字に組立て直す計測器である。
【0003】アブソリュ−ト・エンコ−ダとして、従来
は、それぞれピッチが異なる複数本のインクリメンタル
・パタ−ン(多トラック型アブソリュ−ト・パタ−ン)
を並列に読取って、パタ−ン数だけの桁数の絶対位置信
号を組立てる多トラック型アブソリュ−ト・エンコ−ダ
が一般的であった。しかし、近年では、多トラック型に
代って、1トラック型のものが盛んに研究され実用化さ
れている。1トラック型アブソリュ−ト・エンコ−ダ
は、1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンと呼ばれる
1本の不規則なパタ−ンによってアブソリュ−ト・パタ
−ンが構成されており、パタ−ン本数が少ない分、多ト
ラック型アブソリュ−ト・エンコ−ダに比較して機械構
成が簡略で済み、機械全体の小型化および組立ての自動
化に有利である。
は、それぞれピッチが異なる複数本のインクリメンタル
・パタ−ン(多トラック型アブソリュ−ト・パタ−ン)
を並列に読取って、パタ−ン数だけの桁数の絶対位置信
号を組立てる多トラック型アブソリュ−ト・エンコ−ダ
が一般的であった。しかし、近年では、多トラック型に
代って、1トラック型のものが盛んに研究され実用化さ
れている。1トラック型アブソリュ−ト・エンコ−ダ
は、1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンと呼ばれる
1本の不規則なパタ−ンによってアブソリュ−ト・パタ
−ンが構成されており、パタ−ン本数が少ない分、多ト
ラック型アブソリュ−ト・エンコ−ダに比較して機械構
成が簡略で済み、機械全体の小型化および組立ての自動
化に有利である。
【0004】1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ン
は、全周期系列やM系列等の特殊な二値数列の1と0を
2種類の最小読取単位(例えば透明、不透明)に置換え
て1列に並べたもので、該パタ−ン上で連続して隣接し
た所定複数個の最小読取単位をそれぞれ独立に読取って
二進数を組立てれば、パタ−ン上における最小読取単位
数だけの絶対位置が該二進数(絶対位置信号)によって
相互に判別される。この絶対位置信号は、「それぞれ異
なるが順序は全くでたらめな二進数」に過ぎないが、安
価に得られる近年の半導体メモリ素子を用いてバイナリ
−コ−ドのような規則正しく取扱い易い信号に1対1に
変換することができる。
は、全周期系列やM系列等の特殊な二値数列の1と0を
2種類の最小読取単位(例えば透明、不透明)に置換え
て1列に並べたもので、該パタ−ン上で連続して隣接し
た所定複数個の最小読取単位をそれぞれ独立に読取って
二進数を組立てれば、パタ−ン上における最小読取単位
数だけの絶対位置が該二進数(絶対位置信号)によって
相互に判別される。この絶対位置信号は、「それぞれ異
なるが順序は全くでたらめな二進数」に過ぎないが、安
価に得られる近年の半導体メモリ素子を用いてバイナリ
−コ−ドのような規則正しく取扱い易い信号に1対1に
変換することができる。
【0005】ところで、実用的なアブソリュ−ト・エン
コ−ダの多くは、1トラック型アブソリュ−ト・パタ−
ンに並べて1本以上のインクリメンタル・パタ−ンを符
号板に配置したものである。このインクリメンタル・パ
タ−ンの用途は、1トラック型アブソリュ−ト・パタ
−ンを読取るタイミング(位相位置)を制御して、最小
読取単位の境界領域を避けた1トラック型アブソリュ−
ト・パタ−ン読取りを行わせる、インクリメンタル・
パタ−ンの検出信号を用いて最小読取単位内を分割し、
細かい刻みの絶対位置信号を組立てる、インクリメン
タル・パタ−ンの検出信号に1トラック型アブソリュ−
ト・パタ−ンおよび他のインクリメンタル・パタ−ンの
検出信号を同期させて、絶対位置信号の立ち上がり立ち
下がりの位置精度を向上させる、3つに大別される。
コ−ダの多くは、1トラック型アブソリュ−ト・パタ−
ンに並べて1本以上のインクリメンタル・パタ−ンを符
号板に配置したものである。このインクリメンタル・パ
タ−ンの用途は、1トラック型アブソリュ−ト・パタ
−ンを読取るタイミング(位相位置)を制御して、最小
読取単位の境界領域を避けた1トラック型アブソリュ−
ト・パタ−ン読取りを行わせる、インクリメンタル・
パタ−ンの検出信号を用いて最小読取単位内を分割し、
細かい刻みの絶対位置信号を組立てる、インクリメン
タル・パタ−ンの検出信号に1トラック型アブソリュ−
ト・パタ−ンおよび他のインクリメンタル・パタ−ンの
検出信号を同期させて、絶対位置信号の立ち上がり立ち
下がりの位置精度を向上させる、3つに大別される。
【0006】の用途にインクリメンタル・パタ−ンを
用いたアブソリュ−ト・エンコ−ダとして、本願出願人
は、先に、特開平2−168115号の「アブソリュ−
ト・エンコ−ダ」を提案した。ここでは、1トラック型
アブソリュ−ト・パタ−ン読取り用として、相互の位相
差を最小読取単位長さλの1/2とした2組のセンサ群
が検出部に配置されており、それぞれのセンサ群はピッ
チλでセンサを所定複数個配列したもので、この2組の
センサ群をインクリメンタル・パタ−ンから得たピッチ
λの方形波の1、0に応じて交互に切り替えている。こ
れにより、一方のセンサ群が最小読取単位の境界部分に
接近するごとに、最小読取単位の中央部分に位置する他
方のセンサ群へと切り替えられ、センサ出力が不安定に
なる境界部分が読取られないで済む。
用いたアブソリュ−ト・エンコ−ダとして、本願出願人
は、先に、特開平2−168115号の「アブソリュ−
ト・エンコ−ダ」を提案した。ここでは、1トラック型
アブソリュ−ト・パタ−ン読取り用として、相互の位相
差を最小読取単位長さλの1/2とした2組のセンサ群
が検出部に配置されており、それぞれのセンサ群はピッ
チλでセンサを所定複数個配列したもので、この2組の
センサ群をインクリメンタル・パタ−ンから得たピッチ
λの方形波の1、0に応じて交互に切り替えている。こ
れにより、一方のセンサ群が最小読取単位の境界部分に
接近するごとに、最小読取単位の中央部分に位置する他
方のセンサ群へと切り替えられ、センサ出力が不安定に
なる境界部分が読取られないで済む。
【0007】また、およびの用途にインクリメンタ
ル・パタ−ンを用いた光学式のアブソリュ−ト・エンコ
−ダの例として、本願出願人は、先に、特願昭平2−1
87988号の「アブソリュ−ト・エンコ−ダ」を提案
した。ここでは、1トラック型アブソリュ−ト・パタ−
ンに並べて、2本のインクリメンタル・パタ−ンが符号
板に配置されており、片方のインクリメンタル・パタ−
ンのピッチは最小読取単位長さλに等しいが、他方のイ
ンクリメンタル・パタ−ンのピッチは最小読取単位長さ
λの1/2n (n:2以上の自然数)と細かく定めてあ
る。そして、ピッチλのインクリメンタル・パタ−ンを
1/8λづつ位相をずらせた8個のセンサで検出し、こ
れらのセンサの検出信号を細かいピッチのインクリメン
タル・パタ−ンの検出信号に同期させて検出信号の位置
精度を高めるとともに、この検出信号を組合せてピッチ
λ内の絶対位置を表わす補助信号を形成し、1トラック
型アブソリュ−ト・パタ−ンから読取った絶対位置信号
に該補助信号を組合せて、細かい刻みの絶対位置信号を
得ている。
ル・パタ−ンを用いた光学式のアブソリュ−ト・エンコ
−ダの例として、本願出願人は、先に、特願昭平2−1
87988号の「アブソリュ−ト・エンコ−ダ」を提案
した。ここでは、1トラック型アブソリュ−ト・パタ−
ンに並べて、2本のインクリメンタル・パタ−ンが符号
板に配置されており、片方のインクリメンタル・パタ−
ンのピッチは最小読取単位長さλに等しいが、他方のイ
ンクリメンタル・パタ−ンのピッチは最小読取単位長さ
λの1/2n (n:2以上の自然数)と細かく定めてあ
る。そして、ピッチλのインクリメンタル・パタ−ンを
1/8λづつ位相をずらせた8個のセンサで検出し、こ
れらのセンサの検出信号を細かいピッチのインクリメン
タル・パタ−ンの検出信号に同期させて検出信号の位置
精度を高めるとともに、この検出信号を組合せてピッチ
λ内の絶対位置を表わす補助信号を形成し、1トラック
型アブソリュ−ト・パタ−ンから読取った絶対位置信号
に該補助信号を組合せて、細かい刻みの絶対位置信号を
得ている。
【0008】ここで、この特願平2−187988号の
先願に示されるように、インクリメンタル・パタ−ンの
光学的な検出については、インクリメンタル・パタ−ン
の一部からなるマスク(インデックス・スケ−ル)をセ
ンサ上に固定して、パタ−ンとインデックス・スケ−ル
との重なりを検出する方法を採用できる。この方法によ
れば、インクリメンタル・パタ−ンの複数ピッチ分をま
とめたSN比の高い検出信号が得られる。従って、アブ
ソリュ−ト・エンコ−ダの分解能を向上させようとする
場合、インクリメンタル・パタ−ンを用いて最小読取単
位を分割する方法は極めて有効である。
先願に示されるように、インクリメンタル・パタ−ンの
光学的な検出については、インクリメンタル・パタ−ン
の一部からなるマスク(インデックス・スケ−ル)をセ
ンサ上に固定して、パタ−ンとインデックス・スケ−ル
との重なりを検出する方法を採用できる。この方法によ
れば、インクリメンタル・パタ−ンの複数ピッチ分をま
とめたSN比の高い検出信号が得られる。従って、アブ
ソリュ−ト・エンコ−ダの分解能を向上させようとする
場合、インクリメンタル・パタ−ンを用いて最小読取単
位を分割する方法は極めて有効である。
【0009】また、インクリメンタル・パタ−ンを用い
て最小読取単位長さを分割する別の方法として、本願出
願人は、先に、特願平3−103723号の「アブソリ
ュ−ト・エンコ−ダ」を提案した。ここでは、インクリ
メンタル・パタ−ンとインデックス・スケ−ルとの重な
りを検出して得られる位相差が1/4λの2本の三角波
を疑似的に正弦波、余弦波と見立てて、tan(正割)
をアナログ式に演算しており、これによりピッチλ内の
絶対位置を表わす補助信号を得ている。
て最小読取単位長さを分割する別の方法として、本願出
願人は、先に、特願平3−103723号の「アブソリ
ュ−ト・エンコ−ダ」を提案した。ここでは、インクリ
メンタル・パタ−ンとインデックス・スケ−ルとの重な
りを検出して得られる位相差が1/4λの2本の三角波
を疑似的に正弦波、余弦波と見立てて、tan(正割)
をアナログ式に演算しており、これによりピッチλ内の
絶対位置を表わす補助信号を得ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにインクリ
メンタル・パタ−ンは、実用的なアブソリュ−ト・エン
コ−ダに採用されてそれぞれ重要な役割りを果たしてお
り、符号板に配置されるインクリメンタル・パタ−ンの
本数も3本以上に達する例もあるが、符号板にインクリ
メンタル・パタ−ンを追加すること自体は、1トラック
型アブソリュ−ト・パタ−ンを採用して多トラック型ア
ブソリュ−ト・パタ−ンからパタ−ン数を削減した試み
に逆行するものであって、アブソリュ−ト・エンコ−ダ
の設計、製作上の大きな負担である。つまり、インクリ
メンタル・パタ−ンの本数が増えると符号板の製作工程
が複雑になり、符号板の歩留が低下し、製作費が余計に
かかり、さらに、符号板の小型化(小径化)も困難にな
る。
メンタル・パタ−ンは、実用的なアブソリュ−ト・エン
コ−ダに採用されてそれぞれ重要な役割りを果たしてお
り、符号板に配置されるインクリメンタル・パタ−ンの
本数も3本以上に達する例もあるが、符号板にインクリ
メンタル・パタ−ンを追加すること自体は、1トラック
型アブソリュ−ト・パタ−ンを採用して多トラック型ア
ブソリュ−ト・パタ−ンからパタ−ン数を削減した試み
に逆行するものであって、アブソリュ−ト・エンコ−ダ
の設計、製作上の大きな負担である。つまり、インクリ
メンタル・パタ−ンの本数が増えると符号板の製作工程
が複雑になり、符号板の歩留が低下し、製作費が余計に
かかり、さらに、符号板の小型化(小径化)も困難にな
る。
【0011】また、インクリメンタル・パタ−ンの本数
が増えると、組合わされる検出部においてインクリメン
タル・パタ−ン検出用センサの取付け数が増え、これに
伴って内蔵される配線や波形整形、演算論理素子の数も
増え、各センサの位置調整機構が交錯して筐体構造が複
雑化することに加え、1トラック型アブソリュ−ト・パ
タ−ンを基準にして行う各インクリメンタル・パタ−ン
検出用センサの位置調整も格段に面倒なものとなる。従
って、上記のような先願においても、インクリメンタル
・パタ−ンの役割りを代行できる手段さえ確保できるな
ら、インクリメンタル・パタ−ンが1本でも少ない、で
きれば1本も無いようにすることが望ましい。
が増えると、組合わされる検出部においてインクリメン
タル・パタ−ン検出用センサの取付け数が増え、これに
伴って内蔵される配線や波形整形、演算論理素子の数も
増え、各センサの位置調整機構が交錯して筐体構造が複
雑化することに加え、1トラック型アブソリュ−ト・パ
タ−ンを基準にして行う各インクリメンタル・パタ−ン
検出用センサの位置調整も格段に面倒なものとなる。従
って、上記のような先願においても、インクリメンタル
・パタ−ンの役割りを代行できる手段さえ確保できるな
ら、インクリメンタル・パタ−ンが1本でも少ない、で
きれば1本も無いようにすることが望ましい。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来、インク
リメンタル・パタ−ンを検出して得ていた各種の信号を
基本的に1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンから得
て、上述のインクリメンタル・パタ−ンの用途のうちの
少なくとも1つを代行したものであって、インクリメン
タル・パタ−ンの本数が1本でも少なくて済む、究極的
にはインクリメンタル・パタ−ンが無くて済むアブソリ
ュ−ト・エンコ−ダを提供することを目的としている。
リメンタル・パタ−ンを検出して得ていた各種の信号を
基本的に1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンから得
て、上述のインクリメンタル・パタ−ンの用途のうちの
少なくとも1つを代行したものであって、インクリメン
タル・パタ−ンの本数が1本でも少なくて済む、究極的
にはインクリメンタル・パタ−ンが無くて済むアブソリ
ュ−ト・エンコ−ダを提供することを目的としている。
【0013】請求項1のアブソリュ−ト・エンコ−ダ
は、最小読取単位長さλの1トラック型アブソリュ−ト
・パタ−ンを形成した符号板と、該符号板に相対移動可
能に組合わせた該パタ−ンの検出部とからなるアブソリ
ュ−ト・エンコ−ダにおいて、検出部にλ/m(m:2
以上の自然数)のピッチで配列した複数のセンサと、該
複数のセンサの出力を検出して最小読取単位長さλ内の
λ/mごとの位置で同期信号を発生する同期信号発生手
段と、を有するものである。
は、最小読取単位長さλの1トラック型アブソリュ−ト
・パタ−ンを形成した符号板と、該符号板に相対移動可
能に組合わせた該パタ−ンの検出部とからなるアブソリ
ュ−ト・エンコ−ダにおいて、検出部にλ/m(m:2
以上の自然数)のピッチで配列した複数のセンサと、該
複数のセンサの出力を検出して最小読取単位長さλ内の
λ/mごとの位置で同期信号を発生する同期信号発生手
段と、を有するものである。
【0014】請求項2のアブソリュ−ト・エンコ−ダ
は、最小読取単位長さλの1トラック型アブソリュ−ト
・パタ−ンを形成した符号板と、該符号板に相対移動可
能に組合わせた該パタ−ンの検出部とからなるアブソリ
ュ−ト・エンコ−ダにおいて、検出部にλ/m(m:2
以上の自然数)のピッチで配列した複数のセンサと、該
複数のセンサの出力を調べて最小読取単位長さλ内にお
ける符号板と検出部のλ/mごとの位相位置を相互に判
別する補助信号出力手段と、を有するものである。
は、最小読取単位長さλの1トラック型アブソリュ−ト
・パタ−ンを形成した符号板と、該符号板に相対移動可
能に組合わせた該パタ−ンの検出部とからなるアブソリ
ュ−ト・エンコ−ダにおいて、検出部にλ/m(m:2
以上の自然数)のピッチで配列した複数のセンサと、該
複数のセンサの出力を調べて最小読取単位長さλ内にお
ける符号板と検出部のλ/mごとの位相位置を相互に判
別する補助信号出力手段と、を有するものである。
【0015】請求項3のアブソリュ−ト・エンコ−ダ
は、請求項2のアブソリュ−ト・エンコ−ダにおいて、
前記補助信号出力手段が、複数のセンサの連続するm個
ごとに設けられ、該連続するm個のセンサの出力から該
センサ中の出力反転位置を検出し、該検出した出力反転
位置を判別信号として出力する判別手段と、前記連続す
るm個のセンサにおける前記出力反転位置から任意の反
転位置を選択する選択手段と、前記出力反転位置以外の
センサを指定し、該指定したセンサからの出力を位置信
号として出力する指定手段と、前記位置信号と前記判別
信号から前記ピッチに対応した絶対位置信号を出力する
変換手段と、を有するものである。
は、請求項2のアブソリュ−ト・エンコ−ダにおいて、
前記補助信号出力手段が、複数のセンサの連続するm個
ごとに設けられ、該連続するm個のセンサの出力から該
センサ中の出力反転位置を検出し、該検出した出力反転
位置を判別信号として出力する判別手段と、前記連続す
るm個のセンサにおける前記出力反転位置から任意の反
転位置を選択する選択手段と、前記出力反転位置以外の
センサを指定し、該指定したセンサからの出力を位置信
号として出力する指定手段と、前記位置信号と前記判別
信号から前記ピッチに対応した絶対位置信号を出力する
変換手段と、を有するものである。
【0016】
【作用】本発明のアブソリュ−ト・エンコ−ダは、最小
読取単位長さλの1/m(m:2以上の自然数)ピッチ
で配列した複数のセンサを用いて、1トラック型アブソ
リュ−ト・パタ−ン自身から従来のインクリメンタル信
号に同等な信号を作成しており、この信号により、前述
したインクリメンタル・パタ−ンの3つの機能のうちの
少なくとも1つを代行させるものである。すなわち、
1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンを読取るタイミ
ングを制御して、最小読取単位の境界領域を避けた1ト
ラック型アブソリュ−ト・パタ−ン読取りを行わせる、
最小読取単位長さλ内を分割して、細かい刻みの絶対
位置信号を組立てる、1トラック型アブソリュ−ト・
パタ−ンの検出信号の立ち上がり立ち下がりの位置精度
を向上させる、ことのうちの少なくとも1つである。
読取単位長さλの1/m(m:2以上の自然数)ピッチ
で配列した複数のセンサを用いて、1トラック型アブソ
リュ−ト・パタ−ン自身から従来のインクリメンタル信
号に同等な信号を作成しており、この信号により、前述
したインクリメンタル・パタ−ンの3つの機能のうちの
少なくとも1つを代行させるものである。すなわち、
1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンを読取るタイミ
ングを制御して、最小読取単位の境界領域を避けた1ト
ラック型アブソリュ−ト・パタ−ン読取りを行わせる、
最小読取単位長さλ内を分割して、細かい刻みの絶対
位置信号を組立てる、1トラック型アブソリュ−ト・
パタ−ンの検出信号の立ち上がり立ち下がりの位置精度
を向上させる、ことのうちの少なくとも1つである。
【0017】請求項1のアブソリュ−ト・エンコ−ダに
おいては、複数のセンサに対して少なくとも1個所存在
する1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンのパタ−ン
反転部分をλ/mごとに並んだ複数のセンサから検出
し、2λ/mピッチのインクリメンタル信号に同等な信
号を作成する。すなわち、同期信号発生手段が、複数の
センサの出力を調べて、符号板と検出部のλ/mの相対
移動ごとに反転する同期(タイミング)信号を発生す
る。
おいては、複数のセンサに対して少なくとも1個所存在
する1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンのパタ−ン
反転部分をλ/mごとに並んだ複数のセンサから検出
し、2λ/mピッチのインクリメンタル信号に同等な信
号を作成する。すなわち、同期信号発生手段が、複数の
センサの出力を調べて、符号板と検出部のλ/mの相対
移動ごとに反転する同期(タイミング)信号を発生す
る。
【0018】請求項2のアブソリュ−ト・エンコ−ダに
おいては、複数のセンサに対して少なくとも1個所存在
する1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンのパタ−ン
反転部分において、複数のセンサがλ/mごとに順番に
出力の立上りまたは立ち下がりを発生することを利用し
て、従来のインクリメンタル信号に同等な信号を作成す
る。すなわち、補助信号出力手段が、複数のセンサの出
力を調べて符号板と検出部の現在の相対位置が最小読取
単位長さλ内におけるλ/mごとのどの相対位置にある
かを判別し、細かいλ/m刻みの最小読取単位長さλ内
絶対位置を表わす補助信号を出力する。
おいては、複数のセンサに対して少なくとも1個所存在
する1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンのパタ−ン
反転部分において、複数のセンサがλ/mごとに順番に
出力の立上りまたは立ち下がりを発生することを利用し
て、従来のインクリメンタル信号に同等な信号を作成す
る。すなわち、補助信号出力手段が、複数のセンサの出
力を調べて符号板と検出部の現在の相対位置が最小読取
単位長さλ内におけるλ/mごとのどの相対位置にある
かを判別し、細かいλ/m刻みの最小読取単位長さλ内
絶対位置を表わす補助信号を出力する。
【0019】1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンを
読取ってn桁の絶対位置信号を組立てる場合、複数のセ
ンサは、少なくともn個の最小読取単位に対してそれぞ
れm個配置され、合計の個数はnm個以上である。つま
り、複数のセンサは検出部にnλ以上の長さに渡ってピ
ッチλ/mで配列され、最小読取単位長さλごとに選択
されたn個のセンサにより、1トラック型アブソリュ−
ト・パタ−ンの読取りが遂行される。読取り用のn個の
センサは、常に固定されていてもよいが、符号板と検出
部の最小読取単位長さλ内の位置に応じて、最小読取単
位の中央部分に位置する組に自動的に切替えるようにし
てもよい。
読取ってn桁の絶対位置信号を組立てる場合、複数のセ
ンサは、少なくともn個の最小読取単位に対してそれぞ
れm個配置され、合計の個数はnm個以上である。つま
り、複数のセンサは検出部にnλ以上の長さに渡ってピ
ッチλ/mで配列され、最小読取単位長さλごとに選択
されたn個のセンサにより、1トラック型アブソリュ−
ト・パタ−ンの読取りが遂行される。読取り用のn個の
センサは、常に固定されていてもよいが、符号板と検出
部の最小読取単位長さλ内の位置に応じて、最小読取単
位の中央部分に位置する組に自動的に切替えるようにし
てもよい。
【0020】n桁の絶対位置信号ですべての最小読取単
位が判別される1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ン
上においては、n個を越えて同一種類の最小読取単位
(0または1)が連続することはないから、nm個λの
センサに全くパタ−ン反転部分が検出されない状態は最
大2つであり、この2つの状態は、センサ出力(0また
は1)により明白に判別され、符号板と検出部のわずか
λ/mの移動により直ちに消失する。nm+1個のセン
サによれば、この2つの状態においても、同期信号また
は補助信号を発生することができる。一方、読取信号の
訂正を目的としてn個以上の最小読取単位を読取る場合
には、当然、冗長な最小読取単位数のm倍以上のセンサ
がさらに追加される。
位が判別される1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ン
上においては、n個を越えて同一種類の最小読取単位
(0または1)が連続することはないから、nm個λの
センサに全くパタ−ン反転部分が検出されない状態は最
大2つであり、この2つの状態は、センサ出力(0また
は1)により明白に判別され、符号板と検出部のわずか
λ/mの移動により直ちに消失する。nm+1個のセン
サによれば、この2つの状態においても、同期信号また
は補助信号を発生することができる。一方、読取信号の
訂正を目的としてn個以上の最小読取単位を読取る場合
には、当然、冗長な最小読取単位数のm倍以上のセンサ
がさらに追加される。
【0021】最小読取単位長さλの1/m(m:2以上
の自然数)ピッチで配列した複数のセンサの光学的なも
のとして、例えば、近年に進歩の著しい半導体集積回路
の製造技術を応用して、複数のフォトセンサを1枚の基
板上に一括形成したセンサアレイを用いることができ
る。
の自然数)ピッチで配列した複数のセンサの光学的なも
のとして、例えば、近年に進歩の著しい半導体集積回路
の製造技術を応用して、複数のフォトセンサを1枚の基
板上に一括形成したセンサアレイを用いることができ
る。
【0022】請求項3のアブソリュ−ト・エンコ−ダ
は、1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンを読取るタ
イミングを制御して、最小読取単位の境界領域を避けた
1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ン読取りを行わせ
るとともに、最小読取単位長さλ内を分割した細かい刻
みの絶対位置信号を組立てるものである。
は、1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンを読取るタ
イミングを制御して、最小読取単位の境界領域を避けた
1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ン読取りを行わせ
るとともに、最小読取単位長さλ内を分割した細かい刻
みの絶対位置信号を組立てるものである。
【0023】ここで、複数のセンサは、連続m個ごと
(最小読取単位長さλごと)のn組以上のブロックに分
けられており、最小読取単位の中央部に位置するセンサ
は、各ブロックごとに少なくとも1個以上づつ選択され
る。
(最小読取単位長さλごと)のn組以上のブロックに分
けられており、最小読取単位の中央部に位置するセンサ
は、各ブロックごとに少なくとも1個以上づつ選択され
る。
【0024】判別手段は、この各ブロックごとに出力反
転位置の有無を判別し、出力反転位置が存在すれば該出
力反転位置のセンサを特定する。この特定されたセンサ
は、最小読取単位の境界領域を検出しており、各ブロッ
クについて共通な位置(またはセンサ番号)を占めてい
る。
転位置の有無を判別し、出力反転位置が存在すれば該出
力反転位置のセンサを特定する。この特定されたセンサ
は、最小読取単位の境界領域を検出しており、各ブロッ
クについて共通な位置(またはセンサ番号)を占めてい
る。
【0025】選択手段は、各ブロックごとに特定された
センサおよび該センサ近傍のセンサを避けたセンサの出
力を選択する。
センサおよび該センサ近傍のセンサを避けたセンサの出
力を選択する。
【0026】そして、指定手段は、各ブロックから選択
された合計n個以上のセンサから、1トラック型アブソ
リュ−ト・パタ−ン上の連続n個以上の最小読取単位を
境界領域を避けて読取ることで位置信号を出力する。
された合計n個以上のセンサから、1トラック型アブソ
リュ−ト・パタ−ン上の連続n個以上の最小読取単位を
境界領域を避けて読取ることで位置信号を出力する。
【0027】前記判別手段が特定したセンサ(センサ番
号)は、最小読取単位長さλ内のλ/mごとに細分化さ
れた絶対位置を示す補助信号(以下、判別信号と言う)
である。
号)は、最小読取単位長さλ内のλ/mごとに細分化さ
れた絶対位置を示す補助信号(以下、判別信号と言う)
である。
【0028】従って、変換手段により前記選択手段が選
択したセンサの出力からなる判別信号と指定手段から出
力された位置信号とを組合わせて、λ/mごとの細かい
刻みの絶対位置信号に変換することができる。
択したセンサの出力からなる判別信号と指定手段から出
力された位置信号とを組合わせて、λ/mごとの細かい
刻みの絶対位置信号に変換することができる。
【0029】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0030】図1は実施例のアブソリュ−ト・エンコ−
ダの機構部分の平面図、図2は図1のアブソリュ−ト・
エンコ−ダの回路図、図3は図1のアブソリュ−ト・エ
ンコ−ダの動作を説明するためのチャ−ト図である。こ
こでは、1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンを平行
光で照明して、該パタ−ンの影をセンサアレイにより光
学式に読取っている。
ダの機構部分の平面図、図2は図1のアブソリュ−ト・
エンコ−ダの回路図、図3は図1のアブソリュ−ト・エ
ンコ−ダの動作を説明するためのチャ−ト図である。こ
こでは、1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンを平行
光で照明して、該パタ−ンの影をセンサアレイにより光
学式に読取っている。
【0031】図1において、符号板Aには、透明基板上
の透明不透明パタ−ンとして、最小読取単位長さλの1
トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンPと並列に、ピッ
チ1/5λのインクリメンタル・パタ−ンQが配置され
ている。一方、符号板Aに沿って移動可能な検出部Bに
は、λ/10のピッチで40個のセンサs1〜s40
(図2参照)を同一基板上に一括形成した1トラック型
アブソリュ−ト・パタ−ンP検出用のセンサアレイS
と、インクリメンタル・パタ−ンQ検出用の4個のセン
サI、J、K、Lが配置されている。センサI、J、
K、Lは、インデックス・スケ−ルを介して5ピッチ分
のインクリメンタル・パタ−ンQの透過光を検出するも
ので、センサIのインデックス・スケ−ルに対してセン
サJ、K、Lのインデックス・スケ−ルは、それぞれ1
/4ピッチ(λ/20に相当)、2/4ピッチ、3/4
ピッチだけ位相をずらして配置されている。検出部Bの
符号板Aの背面に折返された部分には、センサアレイS
およびセンサI、J、K、Lに対向させて各パタ−ン読
取り用の光源が配置される。
の透明不透明パタ−ンとして、最小読取単位長さλの1
トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンPと並列に、ピッ
チ1/5λのインクリメンタル・パタ−ンQが配置され
ている。一方、符号板Aに沿って移動可能な検出部Bに
は、λ/10のピッチで40個のセンサs1〜s40
(図2参照)を同一基板上に一括形成した1トラック型
アブソリュ−ト・パタ−ンP検出用のセンサアレイS
と、インクリメンタル・パタ−ンQ検出用の4個のセン
サI、J、K、Lが配置されている。センサI、J、
K、Lは、インデックス・スケ−ルを介して5ピッチ分
のインクリメンタル・パタ−ンQの透過光を検出するも
ので、センサIのインデックス・スケ−ルに対してセン
サJ、K、Lのインデックス・スケ−ルは、それぞれ1
/4ピッチ(λ/20に相当)、2/4ピッチ、3/4
ピッチだけ位相をずらして配置されている。検出部Bの
符号板Aの背面に折返された部分には、センサアレイS
およびセンサI、J、K、Lに対向させて各パタ−ン読
取り用の光源が配置される。
【0032】図2において、センサアレイSのセンサs
1〜s40は、4つのブロックに組分けされ、それぞれ
の組に対して境界検出回路C、D、E、Fが接続され
る。境界検出回路C、D、E、Fは、各組の10個のセ
ンサs1〜s10、s11〜s20、s21〜30、s
31〜s40のそれぞれのうちで出力レベルの異なる境
界に位置するセンサ(出力反転位置)を探し、存在すれ
ば、そのセンサ番号(1〜40)を4桁のバイナリ−コ
−ドで選択回路Gに出力する。一方、センサI、J、
K、Lの出力は波形整形回路Nに入力されて、1/4ピ
ッチ(λ/20)位相の異なる周期λ/5の2本のイン
クリメンタル信号n1、n2(A相、B相)が形成され
る。
1〜s40は、4つのブロックに組分けされ、それぞれ
の組に対して境界検出回路C、D、E、Fが接続され
る。境界検出回路C、D、E、Fは、各組の10個のセ
ンサs1〜s10、s11〜s20、s21〜30、s
31〜s40のそれぞれのうちで出力レベルの異なる境
界に位置するセンサ(出力反転位置)を探し、存在すれ
ば、そのセンサ番号(1〜40)を4桁のバイナリ−コ
−ドで選択回路Gに出力する。一方、センサI、J、
K、Lの出力は波形整形回路Nに入力されて、1/4ピ
ッチ(λ/20)位相の異なる周期λ/5の2本のイン
クリメンタル信号n1、n2(A相、B相)が形成され
る。
【0033】選択回路Gは、境界検出回路C、D、E、
Fによる最大4個の出力反転位置から1つを選択して指
定回路Hに入力する。ここで、センサs1〜s40が連
続4個の透明または不透明最小読取り単位にぴったり重
なって出力反転位置が全く入力されない場合には000
0を指定回路Hに入力する。指定回路Hは、A相出力n
1の反転のタイミングで、出力反転位置から遠くて最小
読取単位の中央部分に位置するセンサを1、3、5、
7、9番のうちから1つ選択し、該番号を示す3桁のバ
イナリ−コ−ドhとして境界検出回路C、D、E、Fに
対して指定し、境界検出回路C、D、E、Fは、指定に
基いて該番号のセンサの出力をそのまま1桁づつメモリ
Mに入力する。
Fによる最大4個の出力反転位置から1つを選択して指
定回路Hに入力する。ここで、センサs1〜s40が連
続4個の透明または不透明最小読取り単位にぴったり重
なって出力反転位置が全く入力されない場合には000
0を指定回路Hに入力する。指定回路Hは、A相出力n
1の反転のタイミングで、出力反転位置から遠くて最小
読取単位の中央部分に位置するセンサを1、3、5、
7、9番のうちから1つ選択し、該番号を示す3桁のバ
イナリ−コ−ドhとして境界検出回路C、D、E、Fに
対して指定し、境界検出回路C、D、E、Fは、指定に
基いて該番号のセンサの出力をそのまま1桁づつメモリ
Mに入力する。
【0034】このとき、指定回路Hは、同時に、最小読
取単位長さλ内のλ/5ごとの位置を相互に判別する3
桁のバイナリ−コ−ドhを直接にメモリMに入力する。
メモリMは、境界検出回路C、D、E、Fから得る4桁
の絶対位置信号に3桁のバイナリ−コ−ドhを組合せた
「1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンP上のλ/5
ごとの位置を相互に判別する細分化された絶対位置信
号」の入力に基いて、これを7桁のバイナリ−コ−ドに
1対1に変換して出力する。
取単位長さλ内のλ/5ごとの位置を相互に判別する3
桁のバイナリ−コ−ドhを直接にメモリMに入力する。
メモリMは、境界検出回路C、D、E、Fから得る4桁
の絶対位置信号に3桁のバイナリ−コ−ドhを組合せた
「1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンP上のλ/5
ごとの位置を相互に判別する細分化された絶対位置信
号」の入力に基いて、これを7桁のバイナリ−コ−ドに
1対1に変換して出力する。
【0035】図3において、センサs1〜s10の間を
センサs1側からセンサs10側に向って最小読取単位
長さλの透明部分が移動するとき、センサs1〜s10
の出力はλ/10ごとに順番に1から0、その後0から
1となる。ここで、センサs1〜s10のアブソリュ−
ト信号と波形整形回路NのA相出力n1のインクリメン
タル信号との位相を完全に一致させることは不可能であ
る。よって、指定回路Hでは、A相出力n1と同期が取
れているバイナリ−コ−ドhを作っている。
センサs1側からセンサs10側に向って最小読取単位
長さλの透明部分が移動するとき、センサs1〜s10
の出力はλ/10ごとに順番に1から0、その後0から
1となる。ここで、センサs1〜s10のアブソリュ−
ト信号と波形整形回路NのA相出力n1のインクリメン
タル信号との位相を完全に一致させることは不可能であ
る。よって、指定回路Hでは、A相出力n1と同期が取
れているバイナリ−コ−ドhを作っている。
【0036】選択回路Gは、バイナリ−コ−ドhに応じ
てセンサs1、s3、s5、s7、s9のうちの1つを
選択し、その出力をメモリMに入力させる。符号板と検
出部の相対移動に応じて、バイナリ−コ−ドhも変化
し、選択されるセンサも変化する。こうして1個の最小
読取単位が連続的に中央部分において読取られ、境界部
分は検出されないで済む。
てセンサs1、s3、s5、s7、s9のうちの1つを
選択し、その出力をメモリMに入力させる。符号板と検
出部の相対移動に応じて、バイナリ−コ−ドhも変化
し、選択されるセンサも変化する。こうして1個の最小
読取単位が連続的に中央部分において読取られ、境界部
分は検出されないで済む。
【0037】以上の実施例においては、インクリメンタ
ル・パタ−ンQの検出信号(実際にはA相出力n1)に
1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンPの検出信号
(実際には指定回路Hの動作)を同期させることとし、
細かい刻みの1本のインクリメンタル・パタ−ンQを絶
対位置信号の立ち上がり立ち下がりの位置精度を向上さ
せる用途に用いたが、本発明によれば、A相出力n1に
相当するインクリメンタル信号をセンサアレイS出力か
ら作成することも、また、A相出力n1を用いないでセ
ンサアレイSの出力変化にそのまま同期させて絶対位置
信号を出力させることも共に可能である。
ル・パタ−ンQの検出信号(実際にはA相出力n1)に
1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンPの検出信号
(実際には指定回路Hの動作)を同期させることとし、
細かい刻みの1本のインクリメンタル・パタ−ンQを絶
対位置信号の立ち上がり立ち下がりの位置精度を向上さ
せる用途に用いたが、本発明によれば、A相出力n1に
相当するインクリメンタル信号をセンサアレイS出力か
ら作成することも、また、A相出力n1を用いないでセ
ンサアレイSの出力変化にそのまま同期させて絶対位置
信号を出力させることも共に可能である。
【0038】このとき、図1の外観図においては、イン
クリメンタル・パタ−ンQおよびセンサI、J、K、L
が省略され、アブソリュ−ト・エンコ−ダの全体構成の
一段の簡略化が達成される。また、後者(A相出力n1
を用いない)の場合、図2の回路図においては、センサ
I、J、K、Lおよび波形整形回路Nが省略され、指定
回路Hは、符号板Aと検出部Bの相対移動に応じて境界
検出回路C、D、E、Fおよび選択回路Gの出力が変化
するごとに、3桁のバイナリ−コ−ドhを変化させる。
以下、上記の実施例と同様に、境界検出回路C、D、
E、Fによる4桁の絶対位置信号にλ/5ごとの3桁の
バイナリ−コ−ドhを組合せた「細分化された絶対位置
信号」に応じてメモリMからは7桁のバイナリ−コ−ド
が出力される。
クリメンタル・パタ−ンQおよびセンサI、J、K、L
が省略され、アブソリュ−ト・エンコ−ダの全体構成の
一段の簡略化が達成される。また、後者(A相出力n1
を用いない)の場合、図2の回路図においては、センサ
I、J、K、Lおよび波形整形回路Nが省略され、指定
回路Hは、符号板Aと検出部Bの相対移動に応じて境界
検出回路C、D、E、Fおよび選択回路Gの出力が変化
するごとに、3桁のバイナリ−コ−ドhを変化させる。
以下、上記の実施例と同様に、境界検出回路C、D、
E、Fによる4桁の絶対位置信号にλ/5ごとの3桁の
バイナリ−コ−ドhを組合せた「細分化された絶対位置
信号」に応じてメモリMからは7桁のバイナリ−コ−ド
が出力される。
【0039】このとき、インクリメンタル・パタ−ンQ
を省略した分、絶対位置信号の立ち上がり立ち下がりの
位置精度はいくぶん低下するが、該精度はセンサピッチ
を越えることはなく、センサピッチを縮小すれば、この
位置精度をさらに向上させることも可能である。
を省略した分、絶対位置信号の立ち上がり立ち下がりの
位置精度はいくぶん低下するが、該精度はセンサピッチ
を越えることはなく、センサピッチを縮小すれば、この
位置精度をさらに向上させることも可能である。
【0040】以上の実施例においては、1トラック型ア
ブソリュ−ト・パタ−ンPとして4桁(4ビット)の絶
対位置信号が得られるものを採用したが、さらにビット
数の多い絶対位置信号が得られる1トラック型アブソリ
ュ−ト・パタ−ンを採用することもできる。例えば、1
0ビット(一周1024パルス)で最小読取単位長さλ
が100μm の1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ン
をピッチ10μm で配列した100個のセンサで読取る
場合、10μm 刻みの絶対位置信号を得られるアブソリ
ュ−ト・エンコ−ダが得られる。また、センサアレイ出
力から1ピッチ20μm のインクリメンタル信号を発生
させ、これを適当な回路で信号処理して例えば20分割
すれば、1μm 刻みの絶対位置信号を得られるアブソリ
ュ−ト・エンコ−ダが得られる。
ブソリュ−ト・パタ−ンPとして4桁(4ビット)の絶
対位置信号が得られるものを採用したが、さらにビット
数の多い絶対位置信号が得られる1トラック型アブソリ
ュ−ト・パタ−ンを採用することもできる。例えば、1
0ビット(一周1024パルス)で最小読取単位長さλ
が100μm の1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ン
をピッチ10μm で配列した100個のセンサで読取る
場合、10μm 刻みの絶対位置信号を得られるアブソリ
ュ−ト・エンコ−ダが得られる。また、センサアレイ出
力から1ピッチ20μm のインクリメンタル信号を発生
させ、これを適当な回路で信号処理して例えば20分割
すれば、1μm 刻みの絶対位置信号を得られるアブソリ
ュ−ト・エンコ−ダが得られる。
【0041】
【発明の効果】本発明のアブソリュ−ト・エンコ−ダに
おいては、1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンと複
数のセンサとの組合せによって、インクリメンタル・パ
タ−ンの用途の少なくとも1つを代行しているから、符
号板に形成される合計のパタ−ン本数が削減され、これ
に伴って検出部のインクリメンタル・パタ−ン検出用の
センサ個数も少なくて済む。
おいては、1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ンと複
数のセンサとの組合せによって、インクリメンタル・パ
タ−ンの用途の少なくとも1つを代行しているから、符
号板に形成される合計のパタ−ン本数が削減され、これ
に伴って検出部のインクリメンタル・パタ−ン検出用の
センサ個数も少なくて済む。
【0042】特に、検出部のセンサ個数が減ると、内蔵
される配線や波形整形、演算論理素子の数も減り、セン
サの位置調整機構を含む筐体構造が簡単なものとなり、
組立後のセンサの位置調整も単純化される。従って、ア
ブソリュ−ト・エンコ−ダの設計、製作上の自由度が増
し、符号板および検出部の機械構成が簡単になり、製作
工程も単純化され、製品歩留が低下し、製作費が削減さ
れ、全体の小型化(小径化)も容易になる。
される配線や波形整形、演算論理素子の数も減り、セン
サの位置調整機構を含む筐体構造が簡単なものとなり、
組立後のセンサの位置調整も単純化される。従って、ア
ブソリュ−ト・エンコ−ダの設計、製作上の自由度が増
し、符号板および検出部の機械構成が簡単になり、製作
工程も単純化され、製品歩留が低下し、製作費が削減さ
れ、全体の小型化(小径化)も容易になる。
【図1】実施例のアブソリュ−ト・エンコ−ダの機構部
分の平面図である。
分の平面図である。
【図2】図1のアブソリュ−ト・エンコ−ダの回路図で
ある。
ある。
【図3】図1のアブソリュ−ト・エンコ−ダの動作を説
明するチャ−ト図である。
明するチャ−ト図である。
A 符号板 B 検出部 C 境界検出回路(判別手段) D 境界検出回路(判別手段) E 境界検出回路(判別手段) F 境界検出回路(判別手段) G 選択回路(選択手段) H 指定回路(指定手段) I センサ J センサ K センサ L センサ M メモリ(変換手段) N 波形整形回路 P 1トラック型アブソリュ−ト・パタ−ン Q インクリメンタル・パタ−ン S センサアレイ
Claims (3)
- 【請求項1】 最小読取単位長さλの1トラック型アブ
ソリュ−ト・パタ−ンを形成した符号板と、該符号板に
相対移動可能に組合わせた該パタ−ンの検出部とからな
るアブソリュ−ト・エンコ−ダにおいて、検出部にλ/
m(m:2以上の自然数)のピッチで配列した複数のセ
ンサと、該複数のセンサの出力を検出して最小読取単位
長さλ内のλ/mごとの位置で同期信号を発生する同期
信号発生手段と、を有することを特長とするアブソリュ
−ト・エンコ−ダ。 - 【請求項2】 最小読取単位長さλの1トラック型アブ
ソリュ−ト・パタ−ンを形成した符号板と、該符号板に
相対移動可能に組合わせた該パタ−ンの検出部とからな
るアブソリュ−ト・エンコ−ダにおいて、検出部にλ/
m(m:2以上の自然数)のピッチで配列した複数のセ
ンサと、該複数のセンサの出力を調べて最小読取単位長
さλ内における符号板と検出部のλ/mごとの位相位置
を相互に判別する補助信号出力手段と、を有することを
特長とするアブソリュ−ト・エンコ−ダ。 - 【請求項3】 請求項2のアブソリュ−ト・エンコ−ダ
において、前記補助信号出力手段が、複数のセンサの連
続するm個ごとに設けられ、該連続するm個のセンサの
出力から該センサ中の出力反転位置を検出し、該検出し
た出力反転位置を判別信号として出力する判別手段と、
前記連続するm個のセンサにおける前記出力反転位置か
ら任意の反転位置を選択する選択手段と、前記出力反転
位置以外のセンサを指定し、該指定したセンサからの出
力を位置信号として出力する指定手段と、前記位置信号
と前記判別信号から前記ピッチに対応した絶対位置信号
を出力する変換手段と、を有することを特徴とするアブ
ソリュ−ト・エンコ−ダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3287211A JPH0599686A (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | アブソリユ−ト・エンコ−ダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3287211A JPH0599686A (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | アブソリユ−ト・エンコ−ダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0599686A true JPH0599686A (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=17714494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3287211A Pending JPH0599686A (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | アブソリユ−ト・エンコ−ダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0599686A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06347288A (ja) * | 1993-04-16 | 1994-12-20 | Res:Kk | アブソリュートエンコーダ |
| JP2015219180A (ja) * | 2014-05-20 | 2015-12-07 | 三菱電機株式会社 | 絶対位置検出装置 |
-
1991
- 1991-10-08 JP JP3287211A patent/JPH0599686A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06347288A (ja) * | 1993-04-16 | 1994-12-20 | Res:Kk | アブソリュートエンコーダ |
| JP2015219180A (ja) * | 2014-05-20 | 2015-12-07 | 三菱電機株式会社 | 絶対位置検出装置 |
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