JPH06100395B2 - 冷凍装置の運転制御装置 - Google Patents
冷凍装置の運転制御装置Info
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- JPH06100395B2 JPH06100395B2 JP29819787A JP29819787A JPH06100395B2 JP H06100395 B2 JPH06100395 B2 JP H06100395B2 JP 29819787 A JP29819787 A JP 29819787A JP 29819787 A JP29819787 A JP 29819787A JP H06100395 B2 JPH06100395 B2 JP H06100395B2
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- evaporation temperature
- compressor
- refrigerant
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、冷凍装置の運転制御装置に関し、特に、過負
荷運転時での高圧保護装置の作動を未然に防止して、装
置の連続運転を可能にしたものの改良に関する。
荷運転時での高圧保護装置の作動を未然に防止して、装
置の連続運転を可能にしたものの改良に関する。
(従来の技術) 従来、一台の室外ユニットに対して複数台の室内ユニッ
トを並列に接続した,いわゆるマルチ形式の冷凍装置に
おいては、多くの室内ユニットが運転する過大容量時
(過負荷運転時)に、圧縮機が高容量で運転するときに
は、冷媒循環系統における高圧が異常に上昇して高圧保
護装置が作動し、冷凍装置の運転が強制的に停止してし
まうことがある。そのため、高圧の異常上昇時には、予
め圧縮機の容量を低減して、その高圧の上昇を抑制ない
し解消して高圧保護装置の作動を未然に防止し、装置の
運転を連続的に行うこととするのが好ましい。
トを並列に接続した,いわゆるマルチ形式の冷凍装置に
おいては、多くの室内ユニットが運転する過大容量時
(過負荷運転時)に、圧縮機が高容量で運転するときに
は、冷媒循環系統における高圧が異常に上昇して高圧保
護装置が作動し、冷凍装置の運転が強制的に停止してし
まうことがある。そのため、高圧の異常上昇時には、予
め圧縮機の容量を低減して、その高圧の上昇を抑制ない
し解消して高圧保護装置の作動を未然に防止し、装置の
運転を連続的に行うこととするのが好ましい。
そこで、従来、例えば圧縮機にアンロード機構を備え、
このアンロード機構の作動する時点の高圧の値を、上記
高圧保護装置の作動する時点の高圧の値よりも低く設定
して、高圧の上昇時には、高圧保護装置の作動前にアン
ロード機構を作動させて圧縮機の容量を低減し、装置の
連続運転を可能としたものがある。
このアンロード機構の作動する時点の高圧の値を、上記
高圧保護装置の作動する時点の高圧の値よりも低く設定
して、高圧の上昇時には、高圧保護装置の作動前にアン
ロード機構を作動させて圧縮機の容量を低減し、装置の
連続運転を可能としたものがある。
また、例えば特開昭62-196542号公報に開示されるもの
では、圧縮機の容量を調整するインバータを設け、圧縮
機の容量を室内ユニットの運転台数に応じて複数ステッ
プに増減制御すると共に、室外ユニットの能力が外気温
度に応じて変化する点を考慮して、多くの室内ユニット
が運転する冷房運転時に、外気温度が高くなって室外ユ
ニットの能力が増大した時(つまり高圧の上昇時)に
は、圧縮機の容量をインバータで一段低減して、高圧保
護装置の作動を未然に防止し、装置の連続運転を可能に
している。
では、圧縮機の容量を調整するインバータを設け、圧縮
機の容量を室内ユニットの運転台数に応じて複数ステッ
プに増減制御すると共に、室外ユニットの能力が外気温
度に応じて変化する点を考慮して、多くの室内ユニット
が運転する冷房運転時に、外気温度が高くなって室外ユ
ニットの能力が増大した時(つまり高圧の上昇時)に
は、圧縮機の容量をインバータで一段低減して、高圧保
護装置の作動を未然に防止し、装置の連続運転を可能に
している。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前者にあっては、アンロード機構の作動
でもって容量を低減する構成であるため、容量が半減し
て、その低減幅が大きく、冷凍性が大きく低下する欠点
がある。
でもって容量を低減する構成であるため、容量が半減し
て、その低減幅が大きく、冷凍性が大きく低下する欠点
がある。
また、後者にあっては、第10図に示す如く、室内湿球温
度NWB(X軸)と、室外乾球温度GDB(Y軸)とで定まる
運転領域に対し、高圧保護装置の作動する領域は、実線
で示す等高圧線以上の領域となるが、圧縮機の容量を一
段下げる領域は、図中破線で示す等温度線以上の領域で
あって、両者の線の傾きが異なるため、高圧保護装置の
作動する領域でないにも拘らず圧縮機の容量を一段下げ
る制御となる領域が生じて、その領域では負荷に応じた
容量制御が行なわれず、上記と同様に冷凍性が低下する
欠点がある。
度NWB(X軸)と、室外乾球温度GDB(Y軸)とで定まる
運転領域に対し、高圧保護装置の作動する領域は、実線
で示す等高圧線以上の領域となるが、圧縮機の容量を一
段下げる領域は、図中破線で示す等温度線以上の領域で
あって、両者の線の傾きが異なるため、高圧保護装置の
作動する領域でないにも拘らず圧縮機の容量を一段下げ
る制御となる領域が生じて、その領域では負荷に応じた
容量制御が行なわれず、上記と同様に冷凍性が低下する
欠点がある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、特に、
冷媒の蒸発温度を目標値に保持するよう圧縮機の容量を
複数ステップに増減制御するものでは、蒸発温度が目標
値を越えて高くなると、圧縮機の容量も増大制御される
が、この圧縮機の高容量状態では、第4図及び第5図に
示す如く、高圧保護装置の作動する冷媒の凝縮温度TcO
に対応する蒸発温度Te1が、一定外気温度下では、その
ときの圧縮機の容量ステップとほぼ比例関係にあって、
圧縮機の容量が増大するほど上記蒸発温度Te1は低くな
る点に着目し、その目的は、マルチ形式の冷凍装置にお
いて、圧縮機にインバータを備えてその容量を複数ステ
ップに制御可能とし、該圧縮機の容量を、上記の如く冷
媒の蒸発温度を目標値に保持するよう増減制御すると共
に、その各容量ステップ毎に上記高圧保護装置の作動す
る冷媒の蒸発温度Te1をそれぞれ設定することにより、
高圧の上昇時には、高圧保護装置の作動しない前の段階
で圧縮機の容量を低減し、その容量を可及的高い容量に
確保した状態で装置の連続運転を可能にすると共に、こ
の圧縮機の容量を低減する領域を上記第10図の実線で示
す等高圧線を越える領域とほぼ同領域にして、無駄に圧
縮機の容量を低減することとなる領域を縮小させて、可
及的に負荷に応じた容量運転を行い、よって冷凍性の向
上を図ることにある。
冷媒の蒸発温度を目標値に保持するよう圧縮機の容量を
複数ステップに増減制御するものでは、蒸発温度が目標
値を越えて高くなると、圧縮機の容量も増大制御される
が、この圧縮機の高容量状態では、第4図及び第5図に
示す如く、高圧保護装置の作動する冷媒の凝縮温度TcO
に対応する蒸発温度Te1が、一定外気温度下では、その
ときの圧縮機の容量ステップとほぼ比例関係にあって、
圧縮機の容量が増大するほど上記蒸発温度Te1は低くな
る点に着目し、その目的は、マルチ形式の冷凍装置にお
いて、圧縮機にインバータを備えてその容量を複数ステ
ップに制御可能とし、該圧縮機の容量を、上記の如く冷
媒の蒸発温度を目標値に保持するよう増減制御すると共
に、その各容量ステップ毎に上記高圧保護装置の作動す
る冷媒の蒸発温度Te1をそれぞれ設定することにより、
高圧の上昇時には、高圧保護装置の作動しない前の段階
で圧縮機の容量を低減し、その容量を可及的高い容量に
確保した状態で装置の連続運転を可能にすると共に、こ
の圧縮機の容量を低減する領域を上記第10図の実線で示
す等高圧線を越える領域とほぼ同領域にして、無駄に圧
縮機の容量を低減することとなる領域を縮小させて、可
及的に負荷に応じた容量運転を行い、よって冷凍性の向
上を図ることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明の解決手段は、第1
図に示すように、インバータ(2a)により複数段の容量
ステップに調整される圧縮機(1)を内蔵する室外ユニ
ット(A)に対して、室内熱交換器(12)を内蔵する複
数台の室内ユニット(B)〜(F)を並列に接続してな
る冷媒循環系統(Z)を備え、上記冷媒循環系統(Z)
における冷媒の蒸発温度を目標値に保持するよう圧縮機
(1)を容量制御するようにしたマルチ形式の冷凍装置
を前提とする。そして、上記冷媒循環系統(Z)におけ
る冷媒の蒸発温度を検出する蒸発温度検出手段(50)を
設けると共に、高圧保護装置の作動する直前の冷媒の凝
縮温度に対応する冷媒の蒸発温度を、高圧保護に対する
上限蒸発温度として、上記圧縮機(1)の各容量ステッ
プ毎に設定する上限蒸発温度設定手段(51)と、上記蒸
発温度検出手段(50)の出力を受け、冷媒の蒸発温度が
その時の圧縮機(1)の容量ステップに対応する上記上
限蒸発温度設定手段(51)の上限蒸発温度を越えると
き、上記圧縮機(1)の容量ステップを強制的に下げる
ようインバータ(2a)を制御する容量低減手段(52)と
を設ける構成したものである。
図に示すように、インバータ(2a)により複数段の容量
ステップに調整される圧縮機(1)を内蔵する室外ユニ
ット(A)に対して、室内熱交換器(12)を内蔵する複
数台の室内ユニット(B)〜(F)を並列に接続してな
る冷媒循環系統(Z)を備え、上記冷媒循環系統(Z)
における冷媒の蒸発温度を目標値に保持するよう圧縮機
(1)を容量制御するようにしたマルチ形式の冷凍装置
を前提とする。そして、上記冷媒循環系統(Z)におけ
る冷媒の蒸発温度を検出する蒸発温度検出手段(50)を
設けると共に、高圧保護装置の作動する直前の冷媒の凝
縮温度に対応する冷媒の蒸発温度を、高圧保護に対する
上限蒸発温度として、上記圧縮機(1)の各容量ステッ
プ毎に設定する上限蒸発温度設定手段(51)と、上記蒸
発温度検出手段(50)の出力を受け、冷媒の蒸発温度が
その時の圧縮機(1)の容量ステップに対応する上記上
限蒸発温度設定手段(51)の上限蒸発温度を越えると
き、上記圧縮機(1)の容量ステップを強制的に下げる
ようインバータ(2a)を制御する容量低減手段(52)と
を設ける構成したものである。
(作用) 以上の構成により、本発明では、冷凍運転時には、冷媒
循環系統(Z)における冷媒の蒸発温度が目標値を越え
るときには、圧縮機(1)の容量がインバータ(2a)で
調整されて高く制御されることにより、蒸発温度は目標
値に向かって低下する一方、冷媒の蒸発温度が目標値未
満のときには、圧縮機(1)の容量が逆に低く制御され
て、蒸発温度が目標値に向かって上昇するので、この蒸
発温度は目標値に収束する。
循環系統(Z)における冷媒の蒸発温度が目標値を越え
るときには、圧縮機(1)の容量がインバータ(2a)で
調整されて高く制御されることにより、蒸発温度は目標
値に向かって低下する一方、冷媒の蒸発温度が目標値未
満のときには、圧縮機(1)の容量が逆に低く制御され
て、蒸発温度が目標値に向かって上昇するので、この蒸
発温度は目標値に収束する。
而して、上記の如く、冷媒の蒸発温度が目標値を越える
とき、特に、多くの室内ユニット(B)〜(F)が運転
して室内熱交換器(12)の容量が最大容量近傍になる
と、冷媒循環系統(Z)の高圧が大きく上昇して、高圧
保護装置の作動する圧力値に近づくが、このときには、
冷媒の蒸発温度がその時の圧縮機(1)の容量ステップ
に対応する上限蒸発温度設定手段(51)の上限蒸発温度
以上になった時点で、圧縮機(1)の容量ステップが容
量低減手段(52)により強制的に下げられるので、高圧
の上昇が抑制ないし解消されて、高圧保護装置の作動が
未然に防止され、その結果、装置は運転を続行すること
になる。
とき、特に、多くの室内ユニット(B)〜(F)が運転
して室内熱交換器(12)の容量が最大容量近傍になる
と、冷媒循環系統(Z)の高圧が大きく上昇して、高圧
保護装置の作動する圧力値に近づくが、このときには、
冷媒の蒸発温度がその時の圧縮機(1)の容量ステップ
に対応する上限蒸発温度設定手段(51)の上限蒸発温度
以上になった時点で、圧縮機(1)の容量ステップが容
量低減手段(52)により強制的に下げられるので、高圧
の上昇が抑制ないし解消されて、高圧保護装置の作動が
未然に防止され、その結果、装置は運転を続行すること
になる。
その場合、高圧保護装置の作動する時点での冷媒の凝縮
温度に対応する蒸発温度は、そのときに取っている圧縮
機(1)の容量ステップで異なるが、この各容量ステッ
プ毎に高圧保護装置の作動する直前の冷媒の蒸発温度が
上限蒸発温度設定手段(51)によって設定されるので、
従来の如くアンロード機構を作動させて容量を一律に半
減させるものに比べて、容量を可及的に高く確保しつつ
装置の連続運転を行うことができる。
温度に対応する蒸発温度は、そのときに取っている圧縮
機(1)の容量ステップで異なるが、この各容量ステッ
プ毎に高圧保護装置の作動する直前の冷媒の蒸発温度が
上限蒸発温度設定手段(51)によって設定されるので、
従来の如くアンロード機構を作動させて容量を一律に半
減させるものに比べて、容量を可及的に高く確保しつつ
装置の連続運転を行うことができる。
しかも、上限蒸発温度設定手段(51)で設定される蒸発
温度の上限蒸発温度の一定線は、第9図に示す如く、各
容量ステップ毎に破線で示す等高圧線に対し、従来のも
の(第10図参照)に比べて近い傾きを有して、圧縮機の
容量を不必要に一段下げる領域を狭くできるので、負荷
に応じた容量制御を行なう領域を拡大することができ
る。
温度の上限蒸発温度の一定線は、第9図に示す如く、各
容量ステップ毎に破線で示す等高圧線に対し、従来のも
の(第10図参照)に比べて近い傾きを有して、圧縮機の
容量を不必要に一段下げる領域を狭くできるので、負荷
に応じた容量制御を行なう領域を拡大することができ
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に基づいて説
明する。
明する。
第2図は本発明をマルチ型式の空気調和装置に適用した
実施例を示し、(A)は室外ユニット、(B)〜(F)
は該室外ユニット(A)に並列に接続された室内ユニッ
トである。上記室外ユニット(A)には、圧縮機(1)
と、上記圧縮機(1)から吐出されるガス中の油を分離
する油分離器(4)と、暖房運転時には図中実線の如く
切換わり冷房運転時には図中破線の如く切換わる四路切
換弁(5)と、冷房運転時に凝縮器、暖房運転時に蒸発
器となる室外熱交換器(6)およびそのファン(6a)
と、過冷却コイル(7)と、冷房運転時には冷媒流量を
調節し、暖房運転時には冷媒の絞り作用を行う室外電動
膨張弁(8)と、液化した冷媒を貯蔵するレシーバ
(9)と、アキュムレータ(10)とが主要機器として内
蔵されていて、該各機器(1)〜(10)は各々冷媒の連
絡配管(11)を介して冷媒の流通可能に接続されてい
る。
実施例を示し、(A)は室外ユニット、(B)〜(F)
は該室外ユニット(A)に並列に接続された室内ユニッ
トである。上記室外ユニット(A)には、圧縮機(1)
と、上記圧縮機(1)から吐出されるガス中の油を分離
する油分離器(4)と、暖房運転時には図中実線の如く
切換わり冷房運転時には図中破線の如く切換わる四路切
換弁(5)と、冷房運転時に凝縮器、暖房運転時に蒸発
器となる室外熱交換器(6)およびそのファン(6a)
と、過冷却コイル(7)と、冷房運転時には冷媒流量を
調節し、暖房運転時には冷媒の絞り作用を行う室外電動
膨張弁(8)と、液化した冷媒を貯蔵するレシーバ
(9)と、アキュムレータ(10)とが主要機器として内
蔵されていて、該各機器(1)〜(10)は各々冷媒の連
絡配管(11)を介して冷媒の流通可能に接続されてい
る。
そして、上記圧縮機(1)には、該圧縮機(1)の運転
周波数(つまり容量ステップ)を複数段(例えば5段
階)に可変に調整するインバータ(2a)が備えられてい
ると共に、パイロット圧の高低に応じて圧縮機(1)の
容量を、容量100%のフルロード状態と、容量50%のア
ンロード状態との2段階に調節するアンロード機構(2
b)と、該アンロード機構(2b)のパイロット管(図示
せず)へのパイロット圧を圧縮機(1)の吐出管(11
n)側(高圧側)または吸入管(11q)側(低圧側)に切
換える電磁弁(2c)とが付設されており、該電磁弁(2
c)が高圧側に切換えられると、圧縮機(1)の運転容
量が100%のフルロード状態に切換られる一方、電磁弁
(2c)が低圧側に切換えられると、圧縮機(1)の運転
容量が50%のアンロード状態に切換られるように構成さ
れている。
周波数(つまり容量ステップ)を複数段(例えば5段
階)に可変に調整するインバータ(2a)が備えられてい
ると共に、パイロット圧の高低に応じて圧縮機(1)の
容量を、容量100%のフルロード状態と、容量50%のア
ンロード状態との2段階に調節するアンロード機構(2
b)と、該アンロード機構(2b)のパイロット管(図示
せず)へのパイロット圧を圧縮機(1)の吐出管(11
n)側(高圧側)または吸入管(11q)側(低圧側)に切
換える電磁弁(2c)とが付設されており、該電磁弁(2
c)が高圧側に切換えられると、圧縮機(1)の運転容
量が100%のフルロード状態に切換られる一方、電磁弁
(2c)が低圧側に切換えられると、圧縮機(1)の運転
容量が50%のアンロード状態に切換られるように構成さ
れている。
また、上記室内ユニット(B)〜(F)は同一構成であ
り、各々その内部には、冷房運転時には蒸発器、暖房運
転時には凝縮器となる室内熱交換器(12)…及びその送
風ファン(12a)…と、液冷媒分岐管(11a)…に介設さ
れて冷媒流量を調節し、冷房運転時に冷媒の絞り作用を
行う室内電動膨張弁(13)…が備えられ、該各機器(1
2),(13)は手動閉鎖弁(17)を配した連絡配管(11
b)を介して室外ユニット(A)に接続されて、冷媒を
室外ユニット(A)と複数台(5台)の室内ユニット
(B)〜(F)に循環させる冷媒循環系統(Z)が形成
されている。
り、各々その内部には、冷房運転時には蒸発器、暖房運
転時には凝縮器となる室内熱交換器(12)…及びその送
風ファン(12a)…と、液冷媒分岐管(11a)…に介設さ
れて冷媒流量を調節し、冷房運転時に冷媒の絞り作用を
行う室内電動膨張弁(13)…が備えられ、該各機器(1
2),(13)は手動閉鎖弁(17)を配した連絡配管(11
b)を介して室外ユニット(A)に接続されて、冷媒を
室外ユニット(A)と複数台(5台)の室内ユニット
(B)〜(F)に循環させる冷媒循環系統(Z)が形成
されている。
また、各室内ユニット(B)〜(F)内において、(TH
1)…は各室内温度を検出する室温センサ、(TH2)…お
よび(TH3)…は各々室内熱交換器(12)…の液側およ
びガス側配管の温度を検出する温度センサである。ま
た、室外ユニット(A)において、(TH4)は圧縮機
(1)の吐出管の温度を検出する温度センサ、(TH5)
は暖房運転時に室外熱交換器(6)における蒸発温度を
検出する蒸発温度センサ、(TH6)は圧縮機(1)の吸
入ガス温度を検出する吸入ガス温度センサ、(P1)は暖
房運転時には吐出ガスの圧力、冷房運転時には吸入ガス
の圧力を検知する圧力センサである。
1)…は各室内温度を検出する室温センサ、(TH2)…お
よび(TH3)…は各々室内熱交換器(12)…の液側およ
びガス側配管の温度を検出する温度センサである。ま
た、室外ユニット(A)において、(TH4)は圧縮機
(1)の吐出管の温度を検出する温度センサ、(TH5)
は暖房運転時に室外熱交換器(6)における蒸発温度を
検出する蒸発温度センサ、(TH6)は圧縮機(1)の吸
入ガス温度を検出する吸入ガス温度センサ、(P1)は暖
房運転時には吐出ガスの圧力、冷房運転時には吸入ガス
の圧力を検知する圧力センサである。
なお、第2図において上記各主要機器以外に補助用の諸
機器が設けられている。(1h)は油分離器(4)から圧
縮機(1)に潤滑油を戻す油戻し配管(11u)に介設さ
れ、返油量をコントロールするキャピラリーチューブ、
(21)は吐出管と吸入管とを接続する均圧ホットガスバ
イパス回路(11d)に介設され、デフロスト時等に開作
動するホットガス用電磁弁である。また、(11e)は暖
房過負荷制御用バイパス回路であって、該バイパス回路
(11e)には、補助コンデンサ(22)、第1逆止弁(2
3)、暖房運転時に室内熱交換器(12)(凝縮器)が低
負荷時のとき開作動する高圧制御弁(24)および第2逆
止弁(25)が順次直列に接続されており、その一部には
運転停止時に液封を防止するための液封防止バイパス回
路(11f)および(11f′)が第3逆止弁(27)およびキ
ャピラリーチューブ(CP3)を介して設けられている。
さらに、(11g)は上記暖房過負荷バイパス回路(11e)
の液冷媒側配管と主配管の吸入ガス管との間を接続し、
冷暖房運転時に吸入ガスの過熱度を調節するためのリキ
ッドインジェクションバイパス回路であって、該リキッ
ドインジェクションバイパス回路(11g)には圧縮機
(1)のオン・オフと連動して開閉するインジェクショ
ン用電磁弁(29)と、感温筒(TP1)により検出される
吸入ガスの過熱度に応じて開度調節される自動膨張弁
(30)とが介設されている。
機器が設けられている。(1h)は油分離器(4)から圧
縮機(1)に潤滑油を戻す油戻し配管(11u)に介設さ
れ、返油量をコントロールするキャピラリーチューブ、
(21)は吐出管と吸入管とを接続する均圧ホットガスバ
イパス回路(11d)に介設され、デフロスト時等に開作
動するホットガス用電磁弁である。また、(11e)は暖
房過負荷制御用バイパス回路であって、該バイパス回路
(11e)には、補助コンデンサ(22)、第1逆止弁(2
3)、暖房運転時に室内熱交換器(12)(凝縮器)が低
負荷時のとき開作動する高圧制御弁(24)および第2逆
止弁(25)が順次直列に接続されており、その一部には
運転停止時に液封を防止するための液封防止バイパス回
路(11f)および(11f′)が第3逆止弁(27)およびキ
ャピラリーチューブ(CP3)を介して設けられている。
さらに、(11g)は上記暖房過負荷バイパス回路(11e)
の液冷媒側配管と主配管の吸入ガス管との間を接続し、
冷暖房運転時に吸入ガスの過熱度を調節するためのリキ
ッドインジェクションバイパス回路であって、該リキッ
ドインジェクションバイパス回路(11g)には圧縮機
(1)のオン・オフと連動して開閉するインジェクショ
ン用電磁弁(29)と、感温筒(TP1)により検出される
吸入ガスの過熱度に応じて開度調節される自動膨張弁
(30)とが介設されている。
また、第2図中、(F1)〜(F6)は冷媒回路あるいは油
戻し管中に介設された液浄化用フィルタ、(HPS)は圧
縮機保護用の高圧圧力開閉器、(SP)はサービスポート
である。
戻し管中に介設された液浄化用フィルタ、(HPS)は圧
縮機保護用の高圧圧力開閉器、(SP)はサービスポート
である。
次に、上記圧縮機(1)の運転容量の制御を冷房運転時
を例に挙げて説明する。尚、この容量制御は室外ユニッ
ト(A)に接続した室外制御装置(15)により行われ
る。
を例に挙げて説明する。尚、この容量制御は室外ユニッ
ト(A)に接続した室外制御装置(15)により行われ
る。
すなわち、圧力センサ(P1)により検出した吸入ガス圧
力を相当飽和温度に換算して得られる冷媒温度Te、つま
り冷媒循環系統(Z)における冷媒の蒸発温度を検出す
る蒸発温度検出手段(50)として機能した後、この蒸発
温度Teを目標値T2Oに保持するよう、圧縮機(1)の運
転容量のフィードバック制御としてPI制御(比例−積分
制御)を行うこととし、圧縮機(1)の目標容量L1を、
上記蒸発温度Teとその目標値T2Oとの偏差の,今回と前
回の値e(t),e(t−Δt)に基いて、蒸発温度Teが
その目標値T2Oになるよう下記式 L1=LO+Kc{e(t)−e(t−Δt) +(Δt/2Ti)(e(t)+e(t−Δt)} LO;現在の運転容量 Kc;ゲイン(定数) Ti;積分時間 Δt;サンプリング時間 で演算して、冷媒の蒸発温度Teの目標値TeOを越えると
きには、圧縮機(1)の容量ステップを高める一方、逆
に蒸発温度Teが目標値TeO未満のときには、圧縮機
(1)の容量ステップを低くすることとする。
力を相当飽和温度に換算して得られる冷媒温度Te、つま
り冷媒循環系統(Z)における冷媒の蒸発温度を検出す
る蒸発温度検出手段(50)として機能した後、この蒸発
温度Teを目標値T2Oに保持するよう、圧縮機(1)の運
転容量のフィードバック制御としてPI制御(比例−積分
制御)を行うこととし、圧縮機(1)の目標容量L1を、
上記蒸発温度Teとその目標値T2Oとの偏差の,今回と前
回の値e(t),e(t−Δt)に基いて、蒸発温度Teが
その目標値T2Oになるよう下記式 L1=LO+Kc{e(t)−e(t−Δt) +(Δt/2Ti)(e(t)+e(t−Δt)} LO;現在の運転容量 Kc;ゲイン(定数) Ti;積分時間 Δt;サンプリング時間 で演算して、冷媒の蒸発温度Teの目標値TeOを越えると
きには、圧縮機(1)の容量ステップを高める一方、逆
に蒸発温度Teが目標値TeO未満のときには、圧縮機
(1)の容量ステップを低くすることとする。
しかる後、予め設定した容量マップに基いて上記目標容
量L1に対応した圧縮機(1)の運転容量を把握して、こ
の運転容量になるよう、圧縮機(1)の実際の運転容量
をインバータ(2a)及びアンロード機構(2b)で制御す
る。そして、サンプリング時間Δtの経過を待って以上
の動作を繰返して、冷媒循環系統(Z)における冷媒の
蒸発温度Teを目標値TeOに保持するよう圧縮機(1)を
容量制御するようにしている。
量L1に対応した圧縮機(1)の運転容量を把握して、こ
の運転容量になるよう、圧縮機(1)の実際の運転容量
をインバータ(2a)及びアンロード機構(2b)で制御す
る。そして、サンプリング時間Δtの経過を待って以上
の動作を繰返して、冷媒循環系統(Z)における冷媒の
蒸発温度Teを目標値TeOに保持するよう圧縮機(1)を
容量制御するようにしている。
而して、上記室外制御装置(15)は、冷房過負荷時での
高圧の異常上昇を抑制ないし解消すべく、圧縮機(1)
の容量制御を下記の如く行うものである。
高圧の異常上昇を抑制ないし解消すべく、圧縮機(1)
の容量制御を下記の如く行うものである。
つまり、第3図に示す如く、圧縮機(1)の運転周波
数、つまり容量ステップFmaxが、Fmax=0,40,50,60,70H
zの5段階の下で、各容量ステップ毎に、高圧保護装置
の作動する直前の冷媒循環系統(Z)の冷媒の凝縮温度
Tcに対応する蒸発温度(以下、上限蒸発温度という)を
所定ディファレンシャルを有する値として、下記式 Tel=TeS-C1(FT−40) −C2(Tair−TO) Te2=TeL-C1(Fmax−40) −C2−(Tair−TO) に基いて算出して設定する。
数、つまり容量ステップFmaxが、Fmax=0,40,50,60,70H
zの5段階の下で、各容量ステップ毎に、高圧保護装置
の作動する直前の冷媒循環系統(Z)の冷媒の凝縮温度
Tcに対応する蒸発温度(以下、上限蒸発温度という)を
所定ディファレンシャルを有する値として、下記式 Tel=TeS-C1(FT−40) −C2(Tair−TO) Te2=TeL-C1(Fmax−40) −C2−(Tair−TO) に基いて算出して設定する。
ここに、Te1は上限蒸発温度のディファレンシャル上限
値、Te2は上限蒸発温度のディファレンシャル下限値、F
Tは圧縮機(1)の運転周波数、Tairは外気温度、TeSは
圧縮機(1)の運転周波数が基準周波数(40Hz)の状況
の下での上限蒸発温度、TeLは上記上限蒸発温度TeSに対
して所定偏差を有する上限蒸発温度(TeS>TeL)、Fmax
は規制される圧縮機(1)の上限周波数、TOは基準温
度、C1は運転周波数に対する比例定数、C2は外気温度に
対する比例定数である。
値、Te2は上限蒸発温度のディファレンシャル下限値、F
Tは圧縮機(1)の運転周波数、Tairは外気温度、TeSは
圧縮機(1)の運転周波数が基準周波数(40Hz)の状況
の下での上限蒸発温度、TeLは上記上限蒸発温度TeSに対
して所定偏差を有する上限蒸発温度(TeS>TeL)、Fmax
は規制される圧縮機(1)の上限周波数、TOは基準温
度、C1は運転周波数に対する比例定数、C2は外気温度に
対する比例定数である。
尚、以上の如く、外気温度Tairで上限蒸発温度Te1,Te2
を補正設定するのは、圧縮機(1)の容量が一定なら
ば、第6図に示す如く、冷媒の凝縮温度Tcがほぼ外気温
度Tairと比例関係にある点を考慮して、この外気温度Ta
irで補正して、第9図に示す上限蒸発温度Te1の一定線
の傾きを等高圧線の傾きにほぼ一致させるためである。
を補正設定するのは、圧縮機(1)の容量が一定なら
ば、第6図に示す如く、冷媒の凝縮温度Tcがほぼ外気温
度Tairと比例関係にある点を考慮して、この外気温度Ta
irで補正して、第9図に示す上限蒸発温度Te1の一定線
の傾きを等高圧線の傾きにほぼ一致させるためである。
而して、第3図に示す如く、サーモがON作動すると、Fm
ax=0の停止状態から図中のFmax=40Hzに相当する容
量にし、その後は、その時の運転周波数(容量ステッ
プ)の上限に応じた上限蒸発温度のディファレンシャル
下限値Te2に対して、蒸発温度Teが、Te<Te2の関係にあ
るときには、順次図中〜に移行して、運転周波数
(容量ステップ)の上限を1ステップ上げて、遂には最
高ステップ(Fmax=70Hz)にする。一方、上記各容量ス
テップ〜で、蒸発温度Teが上限蒸発温度のディファ
レンシャル上限値Te1に対し、Te>Te1の関係にあるとき
には、高圧の異常上昇時で高圧保護装置が作動すること
のある状況と判断して、図中の容量ステップ(Fmax=
40Hz)に戻り、ここからTe<Te2の関係を満足する容量
ステップに移行する。
ax=0の停止状態から図中のFmax=40Hzに相当する容
量にし、その後は、その時の運転周波数(容量ステッ
プ)の上限に応じた上限蒸発温度のディファレンシャル
下限値Te2に対して、蒸発温度Teが、Te<Te2の関係にあ
るときには、順次図中〜に移行して、運転周波数
(容量ステップ)の上限を1ステップ上げて、遂には最
高ステップ(Fmax=70Hz)にする。一方、上記各容量ス
テップ〜で、蒸発温度Teが上限蒸発温度のディファ
レンシャル上限値Te1に対し、Te>Te1の関係にあるとき
には、高圧の異常上昇時で高圧保護装置が作動すること
のある状況と判断して、図中の容量ステップ(Fmax=
40Hz)に戻り、ここからTe<Te2の関係を満足する容量
ステップに移行する。
また、上記各容量ステップ〜にて、サーモがOFF作
動したときには、Fmax=0の停止状態に移行する。
動したときには、Fmax=0の停止状態に移行する。
よって、以上の構成により、上限蒸発温度Te1,Te2(高
圧保護装置の作動する直前の冷媒の凝縮温度に対応する
冷媒の蒸発温度)を、高圧保護に対する上限蒸発温度と
して、上記式に基いて、圧縮機(1)の各容量ステップ
〜毎に設定するようにした上限蒸発温度設定手段
(51)を構成している。また、第3図の状態遷移図によ
り、上記蒸発温度検出手段(50)の出力を受け、冷媒の
蒸発温度Teがその時の容量ステップに対応する上限蒸発
温度設定手段(51)の上限蒸発温度(上限蒸発温度のデ
ィファレンシャル上限値Te1)を越えるとき、圧縮機
(1)の容量ステップを最低段の容量ステップに戻し
た後、蒸発温度TeがTe<Te2の関係を満足する容量ステ
ップ〜にまで強制的に下げるよう、インバータ(2
a)を制御するようにした容量低減手段(52)を構成し
ている。
圧保護装置の作動する直前の冷媒の凝縮温度に対応する
冷媒の蒸発温度)を、高圧保護に対する上限蒸発温度と
して、上記式に基いて、圧縮機(1)の各容量ステップ
〜毎に設定するようにした上限蒸発温度設定手段
(51)を構成している。また、第3図の状態遷移図によ
り、上記蒸発温度検出手段(50)の出力を受け、冷媒の
蒸発温度Teがその時の容量ステップに対応する上限蒸発
温度設定手段(51)の上限蒸発温度(上限蒸発温度のデ
ィファレンシャル上限値Te1)を越えるとき、圧縮機
(1)の容量ステップを最低段の容量ステップに戻し
た後、蒸発温度TeがTe<Te2の関係を満足する容量ステ
ップ〜にまで強制的に下げるよう、インバータ(2
a)を制御するようにした容量低減手段(52)を構成し
ている。
したがって、上記実施例においては、基本的に圧縮機
(1)の容量がインバータ(2a)で増減調整されて、冷
媒の蒸発温度Teが目標値TeOに保持されるように制御さ
れ、この蒸発温度Teが目標値TeOを越えるときには、圧
縮機(1)の容量はより高いステップに移行して、蒸発
温度Teを低下させ、目標値TeOに収束させようとする。
(1)の容量がインバータ(2a)で増減調整されて、冷
媒の蒸発温度Teが目標値TeOに保持されるように制御さ
れ、この蒸発温度Teが目標値TeOを越えるときには、圧
縮機(1)の容量はより高いステップに移行して、蒸発
温度Teを低下させ、目標値TeOに収束させようとする。
その場合、特に、室内ユニット(B)〜(F)の多くが
運転して冷房過負荷状態となる場合には、冷媒循環系統
(Z)の高圧が異常上昇して、高圧保護装置の作動を招
く状況となるが、その作動前において、冷媒の蒸発温度
Teが上限蒸発温度設定手段(51)で設定された上限蒸発
温度のディファレンシャル上限値Te1を越えた段階で、
圧縮機(1)の容量ステップが容量低減手段(52)で強
制的に低減されるので、高圧保護装置の作動を招くこと
なく、装置の運転が良好に続行されることになる。
運転して冷房過負荷状態となる場合には、冷媒循環系統
(Z)の高圧が異常上昇して、高圧保護装置の作動を招
く状況となるが、その作動前において、冷媒の蒸発温度
Teが上限蒸発温度設定手段(51)で設定された上限蒸発
温度のディファレンシャル上限値Te1を越えた段階で、
圧縮機(1)の容量ステップが容量低減手段(52)で強
制的に低減されるので、高圧保護装置の作動を招くこと
なく、装置の運転が良好に続行されることになる。
その際、上限蒸発温度設定手段(51)における上限蒸発
温度のディファレンシャル上限値Te1は、圧縮機(1)
の容量ステップ毎に設定されて、例えば第7図に示す如
く、圧縮機(1)の100%容量時には低くてTe1(100)
となり、圧縮機(1)の容量が漸次90%、80%…と低下
するのに応じて順次大きくなる(Te1(90)<Te1(80)
…)ので、例えば100%容量時に蒸発温度Teがこの100%
容量に対応する上限蒸発温度のディファレンシャル上限
値Te1(100)を越えた時点で、圧縮機(1)の容量ステ
ップが容量低減手段(52)で低減されて、上限蒸発温度
のディファレンシャル下限値Te2に対してTe<Te2の関係
を満足する容量ステップ(例えばFmax=60Hz(90%容量
時))になるので、従来の如くアンロード機構(2b)の
作動により容量を一律に半減するものに比べて、圧縮機
(1)の運転容量を可及的に高く確保しながら装置の連
続運転を行うことができる。
温度のディファレンシャル上限値Te1は、圧縮機(1)
の容量ステップ毎に設定されて、例えば第7図に示す如
く、圧縮機(1)の100%容量時には低くてTe1(100)
となり、圧縮機(1)の容量が漸次90%、80%…と低下
するのに応じて順次大きくなる(Te1(90)<Te1(80)
…)ので、例えば100%容量時に蒸発温度Teがこの100%
容量に対応する上限蒸発温度のディファレンシャル上限
値Te1(100)を越えた時点で、圧縮機(1)の容量ステ
ップが容量低減手段(52)で低減されて、上限蒸発温度
のディファレンシャル下限値Te2に対してTe<Te2の関係
を満足する容量ステップ(例えばFmax=60Hz(90%容量
時))になるので、従来の如くアンロード機構(2b)の
作動により容量を一律に半減するものに比べて、圧縮機
(1)の運転容量を可及的に高く確保しながら装置の連
続運転を行うことができる。
また、上限蒸発温度のディファレンシャル上限値Te1の
一定線は、第9図に示すように、高圧保護装置の作動す
る等高圧線の傾きに近づくので、従来の第10図に示すも
のに比べて、圧縮機(1)の容量ステップを不必要に低
下制御する領域を狭くでき、その分、負荷に応じた圧縮
機(1)の容量制御を行う領域を拡大することができ
る。しかも、本実施例では、上限蒸発温度Te1,Te2を外
気温度Tairに応じて補正して、その一定線の傾きを等高
圧線の傾きにほぼ一致させることができるので、負荷に
応じた圧縮機(1)の容量制御の領域を最大限に拡大す
ることができる。
一定線は、第9図に示すように、高圧保護装置の作動す
る等高圧線の傾きに近づくので、従来の第10図に示すも
のに比べて、圧縮機(1)の容量ステップを不必要に低
下制御する領域を狭くでき、その分、負荷に応じた圧縮
機(1)の容量制御を行う領域を拡大することができ
る。しかも、本実施例では、上限蒸発温度Te1,Te2を外
気温度Tairに応じて補正して、その一定線の傾きを等高
圧線の傾きにほぼ一致させることができるので、負荷に
応じた圧縮機(1)の容量制御の領域を最大限に拡大す
ることができる。
また、上限蒸発温度にディファレンシャルを設けている
ので、第8図に示す如く、100%容量時に蒸発温度Teが
ディファレンシャル上限値Te1(100)を越えて圧縮機
(1)の容量が90%容量に低下したときにも、ディファ
レンシャル下限値Te2(90)未満になった時点で、初め
て容量の増大制御が行われることになり、ハンチングを
生じることはない。
ので、第8図に示す如く、100%容量時に蒸発温度Teが
ディファレンシャル上限値Te1(100)を越えて圧縮機
(1)の容量が90%容量に低下したときにも、ディファ
レンシャル下限値Te2(90)未満になった時点で、初め
て容量の増大制御が行われることになり、ハンチングを
生じることはない。
さらに、装置の始動時には、均圧している場合には冷媒
の蒸発温度Teは極端に高く、第3図の各容量ステップ
〜でのTe<Te2の関係を満足せず、圧縮機(1)は当
初は最低ステップのFmax=40Hzで運転するが、この運
転により蒸発温度Teが低下すると、Te<Te2(40)の関
係を満足した時点でFmax=50Hz運転となり、以後、同様
にして順次60Hz運転、70Hz運転に移行するので、運転の
立上がりは比較的速く行われることになる。しかも、蒸
発温度を下げるべく始動時に圧縮機(1)が最大容量で
回転し始めるので、オーバシュートに起因する高圧カッ
トの危険性も回避できる。
の蒸発温度Teは極端に高く、第3図の各容量ステップ
〜でのTe<Te2の関係を満足せず、圧縮機(1)は当
初は最低ステップのFmax=40Hzで運転するが、この運
転により蒸発温度Teが低下すると、Te<Te2(40)の関
係を満足した時点でFmax=50Hz運転となり、以後、同様
にして順次60Hz運転、70Hz運転に移行するので、運転の
立上がりは比較的速く行われることになる。しかも、蒸
発温度を下げるべく始動時に圧縮機(1)が最大容量で
回転し始めるので、オーバシュートに起因する高圧カッ
トの危険性も回避できる。
尚、上記実施例では、圧縮機(1)の運転周波数をイン
バータ(2a)で停止時を含んで5段階に制御したが、容
量の制御段数は、これに限らず、多段階に制御してもよ
い。また、圧縮機は往復式、回転式、遠心式等の何れで
もよく、またアンロード機構としては吸込み式、開放
式、ホットガスバイパス式など何れを採用してもよいも
のである。
バータ(2a)で停止時を含んで5段階に制御したが、容
量の制御段数は、これに限らず、多段階に制御してもよ
い。また、圧縮機は往復式、回転式、遠心式等の何れで
もよく、またアンロード機構としては吸込み式、開放
式、ホットガスバイパス式など何れを採用してもよいも
のである。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、マルチ形式の冷
凍装置において、インバータにより容量が複数ステップ
に調整される圧縮機の各容量ステップ毎に上限蒸発温度
(高圧保護装置の作動する直前の冷媒の凝縮温度に相当
する冷媒の蒸発温度)を設定して、この上限蒸発温度を
越えた時点で圧縮機の容量を強制的に低減制御したの
で、特に多くの室内ユニットが運転する過負荷時での高
圧の上昇を、圧縮機の高い容量ステップを確保した状態
で、高圧保護装置作動する前の段階で抑制ないし解消し
たので、冷凍能力を高く維持しながら装置の連続運転を
可能にできると共に、負荷に対応した圧縮機の容量制御
を行う領域を拡大できて、冷凍性の向上を図ることがで
きるものである。
凍装置において、インバータにより容量が複数ステップ
に調整される圧縮機の各容量ステップ毎に上限蒸発温度
(高圧保護装置の作動する直前の冷媒の凝縮温度に相当
する冷媒の蒸発温度)を設定して、この上限蒸発温度を
越えた時点で圧縮機の容量を強制的に低減制御したの
で、特に多くの室内ユニットが運転する過負荷時での高
圧の上昇を、圧縮機の高い容量ステップを確保した状態
で、高圧保護装置作動する前の段階で抑制ないし解消し
たので、冷凍能力を高く維持しながら装置の連続運転を
可能にできると共に、負荷に対応した圧縮機の容量制御
を行う領域を拡大できて、冷凍性の向上を図ることがで
きるものである。
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。第2図
ないし第9図は本発明の実施例を示し、第2図は空気調
和機に適用した冷媒配管系統図、第3図は状態遷移図、
第4図は圧縮機の容量変化に対する上限蒸発温度の変化
特性を示す図、第5図は上限蒸発温度と圧縮機の容量と
の関係を示す図、第6図は外気温度の変化に対する冷媒
の凝縮温度の変化特性を示す図、第7図及び第8図は作
動説明図、第9図は不必要に圧縮機の容量の低減制御が
行われる領域が縮小されることを示す図である。第10図
は従来例を示す第9図相当図である。 (A)……室外ユニット、(B)〜(F)……室内ユニ
ット、(1)……圧縮機、(2a)……インバータ、(P
1)……圧力センサ、(12)……室内熱交換器、(Z)
……冷媒循環系統、(50)……蒸発温度検出手段、(5
1)……上限蒸発温度設定手段、(52)……容量低減手
段。
ないし第9図は本発明の実施例を示し、第2図は空気調
和機に適用した冷媒配管系統図、第3図は状態遷移図、
第4図は圧縮機の容量変化に対する上限蒸発温度の変化
特性を示す図、第5図は上限蒸発温度と圧縮機の容量と
の関係を示す図、第6図は外気温度の変化に対する冷媒
の凝縮温度の変化特性を示す図、第7図及び第8図は作
動説明図、第9図は不必要に圧縮機の容量の低減制御が
行われる領域が縮小されることを示す図である。第10図
は従来例を示す第9図相当図である。 (A)……室外ユニット、(B)〜(F)……室内ユニ
ット、(1)……圧縮機、(2a)……インバータ、(P
1)……圧力センサ、(12)……室内熱交換器、(Z)
……冷媒循環系統、(50)……蒸発温度検出手段、(5
1)……上限蒸発温度設定手段、(52)……容量低減手
段。
Claims (1)
- 【請求項1】インバータ(2a)により複数段の容量ステ
ップに調整される圧縮機(1)を内蔵する室外ユニット
(A)に対して、室内熱交換器(12)を内蔵する複数台
の室内ユニット(B)〜(F)を並列に接続してなる冷
媒循環系統(Z)を備え、上記冷媒循環系統(Z)にお
ける冷媒の蒸発温度を目標値に保持するよう圧縮機
(1)を容量制御するようにしたマルチ形式の冷凍装置
であって、上記冷媒循環系統(Z)における冷媒の蒸発
温度を検出する蒸発温度検出手段(50)と、高圧保護装
置の作動する直前の冷媒の凝縮温度に相当する冷媒の蒸
発温度を、高圧保護に対する上限蒸発温度として、上記
圧縮機(1)の各容量ステップ毎に設定する上限蒸発温
度設定手段(51)と、上記蒸発温度検出手段(50)の出
力を受け、冷媒の蒸発温度がその時の圧縮機(1)の容
量ステップに対応する上記上限蒸発温度設定手段(51)
の上限蒸発温度を越えるとき、上記圧縮機(1)の容量
ステップを強制的に下げるようインバータ(2a)を制御
する容量低減手段(52)とを備えたことを特徴とする冷
凍装置の運転制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29819787A JPH06100395B2 (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | 冷凍装置の運転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29819787A JPH06100395B2 (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | 冷凍装置の運転制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01139965A JPH01139965A (ja) | 1989-06-01 |
| JPH06100395B2 true JPH06100395B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=17856471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29819787A Expired - Lifetime JPH06100395B2 (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | 冷凍装置の運転制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06100395B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016174750A1 (ja) * | 2015-04-28 | 2016-11-03 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4720641B2 (ja) * | 2006-06-20 | 2011-07-13 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置 |
| JP5735441B2 (ja) * | 2012-02-22 | 2015-06-17 | 日立アプライアンス株式会社 | 冷凍装置 |
| JP6277005B2 (ja) * | 2014-01-31 | 2018-02-07 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置 |
| JP6785982B2 (ja) * | 2017-09-25 | 2020-11-18 | 三菱電機株式会社 | 冷凍装置 |
| CN113028674B (zh) * | 2021-03-31 | 2022-06-21 | 四川长虹空调有限公司 | 制冷系统的控制保护方法 |
-
1987
- 1987-11-26 JP JP29819787A patent/JPH06100395B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016174750A1 (ja) * | 2015-04-28 | 2016-11-03 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
| JPWO2016174750A1 (ja) * | 2015-04-28 | 2017-11-24 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01139965A (ja) | 1989-06-01 |
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