JPH0610053A - シャドウマスク用素材鋼板及びその製造方法 - Google Patents

シャドウマスク用素材鋼板及びその製造方法

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JPH0610053A
JPH0610053A JP16872692A JP16872692A JPH0610053A JP H0610053 A JPH0610053 A JP H0610053A JP 16872692 A JP16872692 A JP 16872692A JP 16872692 A JP16872692 A JP 16872692A JP H0610053 A JPH0610053 A JP H0610053A
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JP
Japan
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shadow mask
cold rolling
grain size
manufacturing
steel sheet
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP16872692A
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English (en)
Inventor
Iwakazu Iwamura
岩一 岩村
Hideto Harada
秀人 原田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、最終冷間圧延率が、85%以上で
圧延され、プレス不良を起さないシャドウマスク用素材
鋼板とその製造方法を提供する。 【構成】 シャドウマスク用素材鋼板の製造に当り、素
材に極低炭素鋼を使用し、85%以上の冷間圧延率によ
る1回のみの冷間圧延により、その製造を行なう。本製
造方法によるシャドウマスク用素材鋼板は、シャドウマ
スクのプレス成形時、適正結晶粒度である粒度番号6.
0から9.0を満足する。 【効果】 従来の製造工程中の中間(脱炭)焼鈍、2次
冷間圧延を省略できるので、製造コストの低減が可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャドウマスク用素材
鋼板及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シャドウマスク用素材鋼板はその品質特
性として、穿孔時のエッチング性、及び穿孔径の均一性
成形時のプレス成形性、成形後の黒化処理性等が求めら
れ、これらの特性には素材鋼板の成分、最終冷間圧延
率、板厚精度、製品粗度等が大きく影響する。従来のシ
ャドウマスク用素材鋼板の製造方法は、これらの品質特
性を得る為に、例えば、特開昭60−152634号公
報の如く、低炭素熱延鋼板を1次冷間圧延し、脱炭焼鈍
(中間焼鈍)を行った後2次冷間圧延、更に、場合によ
っては3次冷間圧延を行う事により製造され、板表面に
ダル目をつける為に、最終冷間圧延の最終パス時にダル
加工したワークロールを用いて冷間圧延を行い、適当な
ダル目をつける方法がとられている。この様な製造工程
によって製造されたシャドウマスク用素材鋼板は、図1
の様なシャドウマスク製造工程により、フォトエッチン
グによる穿孔、焼鈍、プレス、黒化処理等の工程を経
て、ブラウン管に組み込まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のシャドウマスク
製造工程中、大きな問題となるのが、プレス成形時の結
晶粒度である。即ち、プレス成形時の結晶粒度が適当で
ないと、プレス成形時に成形不良が発生する。つまり、
図2の様に、結晶粒度が大きすぎるとプレス成形時に歪
が発生し、逆に結晶粒度が小さすぎるとプレス成形時に
歪、シワ模様、目切れ等が発生する。尚、プレス成形時
の結晶粒度はプレス成形前の焼鈍工程後の再結晶粒度に
同じである。従って、これらのプレス成形不良の発生し
ない、焼鈍後の適当な再結晶粒度を得る必要が有るが、
焼鈍後の再結晶粒度は、鋼種により多少の差はあるもの
の、素材鋼板製造時の最終冷間圧延率に大きく影響され
る。(図2)
【0004】シャドウマスク用鋼板は磁気特性の確保の
為、素材として、極低炭素(炭素量:40ppm以下程
度)とする必要がある為、従来のシャドウマスク用素材
鋼板の製造方法は一般的には、素材に低炭素鋼を使用
し、1次冷間圧延を実施した後、中間焼鈍を行うに当た
って、脱炭焼鈍を行った後、2次冷間圧延を行う方法に
より製造されている。この理由は、素材鋼板中の炭素含
有量が低い程、シャドウマスク製造工程中の焼鈍後の再
結晶粒度が同一のまま、素材鋼板製造時の最終冷間圧延
率を低減出来る、つまり、2次冷間圧延時のパス回数を
低減出来る為、1次冷間圧延後の中間焼鈍を脱炭焼鈍と
している。この場合、素材として極低炭素鋼を使用して
もよいが、脱炭焼鈍材と同程度の炭素含有量の極低炭素
鋼を得る事は、素材の精錬工程での能率が極端に悪化す
る事になる。
【0005】以上の理由から、従来のシャドウマスク用
素材鋼板の製造は、一般的には、低炭素熱延鋼板を1次
冷間圧延し中間焼鈍として脱炭焼鈍を行った後、2次冷
間圧延を行う方法により行われている。この様なシャド
ウマスク用素材鋼板の製造工程の中で、大きな支障とな
っているのが、脱炭焼鈍及び2次冷間圧延を行う事によ
る製造コストの増大である。つまり、脱炭焼鈍時の鋼板
への雰囲気ガス通気の為のワイヤースペーサー捲き込
み、抜き取りに伴う脱炭焼鈍前後2回の鋼帯の捲き戻し
及び2次冷間圧延時の適当な最終冷間圧延率確保の為の
多パス通板に伴う能率の低下が大きい。又、これらの工
程を経由する事による、歩留りの低下、品質上の問題点
の発生も無視できない。これらの結果として、製造コス
トの増大に繋がっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決し、最終冷間圧延率が85%以上で圧延され、シャ
ドウマスク製造時、プレス成形不良を起こさない結晶粒
度となる、つまり、プレス成形時の結晶粒度が適正な範
囲である結晶粒度番号が、6.0〜9.0となる事を特
徴とするシャドウマスク用素材鋼板とその製造方法とし
て、能率の悪い中間焼鈍(脱炭焼鈍)及び2次冷間圧延
を行わない、1回の冷間圧延のみによる、能率が良く、
安価な、シャドウマスク用素材鋼板の製造方法を提供す
るものである。即ち、本発明は、シャドウマスク用素材
鋼板を製造するに当たって、素材に極低炭素鋼を使用
し、冷間圧延率を85%以上とする事で、プレス成形時
の結晶粒度が適正な範囲である結晶粒度番号で6.0〜
9.0が得られると言う知見によりなされたものであ
り、シャドウマスク用素材鋼板の製造方法において、素
材に極低炭素鋼を使用し、冷間圧延率が85%以上での
1回の冷間圧延のみで、能率良く、安価に、製造を行う
事を特徴とするものである。
【0007】図3に本発明と従来法による、シャドウマ
スク用素材鋼板の製造方法を示す。即ち、従来法では、
素材に低炭素鋼又は極低炭素鋼を使用した熱延鋼板を、
酸洗でスケール除去した後、冷間圧延率90%程度の1
次冷間圧延で2次冷間圧延前の板厚を確保し、電解洗浄
で圧延油を除去した後、2次冷間圧延前の中間焼鈍(脱
炭焼鈍)を行う。次に、所定の板厚確保、及び製品粗度
調整を目的として2次冷間圧延を施すが、この時の使用
圧延機は、1〜2段式の圧延機で圧延を行い、適当な最
終冷間圧延率を確保する為、2〜3回の圧延を繰り返し
行う事になる。又、この最終圧延時には、所定の製品粗
度を得られる様に、使用する圧延ロール、圧延条件等を
調整する必要がある。その後、必要に応じて圧延油を除
去した後、検査、コイル精整等の目的の精整工程を経
て、製品の採取を行う。
【0008】これに対し、本発明による製造方法では、
素材に極低炭素鋼を使用した熱延鋼板を、酸洗でスケー
ル除去した後、所定の板厚確保を目的とした、冷間圧延
率85%以上の冷間圧延を施し、電解洗浄で圧延油を除
去する。次に、軽圧延率での調質圧延を実施する。この
調質圧延は1〜2段式の圧延機で圧延を行うが、その通
板目的が製品粗度調整である為、軽圧延率で良く、通板
回数は1回でよい。尚、調質圧延時に使用するワークロ
ール、圧延条件は所定の製品粗度が確保出来る様、適当
な条件としなければならない。その後、検査、コイル精
整等を目的とする精整工程を経て、製品の採取を行う。
【0009】又、本発明による製造方法により製造され
るシャドウマスク用素材鋼板は、最終冷間圧延率が85
%以上での1回のみの冷間圧延により製造されるが、シ
ャドウマスク製造工程中のプレス成形時の結晶粒度は、
プレス成形不良を起こさない適当な結晶粒度を確保出来
る。この場合、冷間圧延率が低すぎるとプレス成形時の
結晶粒度が大きくなりすぎ、プレス成形時の適正結晶粒
度番号6.0以下となる為、冷間圧延率は85%以上が
必要となる。因みに、冷間圧延時の圧延負荷の制約もあ
るが、冷間圧延率が高くなり過ぎて、プレス成形時の結
晶粒度番号が9.0以上とならない様な配慮も必要であ
る。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について述べる。本発
明により製造したシャドウマスク用素材鋼板の、シャド
ウマスク製造工程中のプレス時の結晶粒度及びプレス成
形不良の発生率は、以下の如くであった。 1).供試材及び製造条件
【0011】2).シャドウマスク製造工程中のプレス
時の結晶粒度及びプレス成形不良の発生率 以上の結果より、本発明により製造したシャドウマスク
用素材鋼板は、シャドウマスク製造工程中のプレス時の
適正結晶粒度の確保に、何ら問題が無い事を確認出来
た。
【0012】
【発明の効果】図3の様に、本発明による製造方法で
は、従来の製造工程中の中間焼鈍(脱炭焼鈍)及び2次
冷間圧延を省略できる事により、能率向上、歩留り向上
が図れ、製造コストの低減が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャドウマスク製造工程図、
【図2】プレス成形時の結晶粒度(焼鈍後の再結晶粒
度)と素材鋼板の最終冷間圧延率の関係を示す図、
【図3】本発明と従来のシャドウマスク用素材鋼板の製
造方法を各々示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャドウマスク用素材鋼板において、最
    終冷間圧延率が85%以上で圧延され、プレス成形時の
    結晶粒度番号が、6.0〜9.0となる事を特徴とする
    シャドウマスク用素材鋼板。
  2. 【請求項2】 シャドウマスク用素材鋼板の製造におい
    て、素材に極低炭素鋼を使用し、スケール除去した後、
    冷間圧延率を85%以上で冷間圧延し、圧延油を除去し
    た後、調質圧延を行い、結晶粒度番号で6.0〜9.0
    とする事を特徴とするシャドウマスク用素材鋼板の製造
    方法。
JP16872692A 1992-06-26 1992-06-26 シャドウマスク用素材鋼板及びその製造方法 Withdrawn JPH0610053A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008545060A (ja) * 2005-06-30 2008-12-11 宝山鋼鉄股▲分▼有限公司 1次冷延シャドウマスク鋼帯の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008545060A (ja) * 2005-06-30 2008-12-11 宝山鋼鉄股▲分▼有限公司 1次冷延シャドウマスク鋼帯の製造方法

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