JPH09256061A - アパーチャーグリル用薄鋼板の製造方法 - Google Patents
アパーチャーグリル用薄鋼板の製造方法Info
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- JPH09256061A JPH09256061A JP6102596A JP6102596A JPH09256061A JP H09256061 A JPH09256061 A JP H09256061A JP 6102596 A JP6102596 A JP 6102596A JP 6102596 A JP6102596 A JP 6102596A JP H09256061 A JPH09256061 A JP H09256061A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カラーテレビのブラウン管に組み込まれるア
パーチャーグリルの素材鋼板の改良。高強度,高透磁率
を有すると共に、エッチング加工されるスリットの形状
不良を抑制防止するための、残留応力が十分に低減さ
れ、良好な平坦度を有する薄鋼板の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 極低炭素鋼(C: 0.006 %以下, Si: 0.3-
0.5 %, Mn: 0.3-0.5 %,P: 0.03 % 以下, S: 0.03 % 以
下, Al: 0.01 %以下, N: 0.08 % 以下, O: 0.01% 以下,
Bal: Fe )の熱間圧延材を、一次冷延し、冷間加工性
を回復するための連続焼鈍処理(温度:730〜780 ℃, 時
間: 50〜65秒)を施した後、冷延率60〜80%の二次冷延
により所定板厚にし、ついでテンションレベラー及びロ
ーラーレベラーによる形状矯正を行ったうえ、残留応力
を除去するための連続焼鈍処理(温度:450〜500 ℃, 時
間: 14〜60秒)を施す。
パーチャーグリルの素材鋼板の改良。高強度,高透磁率
を有すると共に、エッチング加工されるスリットの形状
不良を抑制防止するための、残留応力が十分に低減さ
れ、良好な平坦度を有する薄鋼板の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 極低炭素鋼(C: 0.006 %以下, Si: 0.3-
0.5 %, Mn: 0.3-0.5 %,P: 0.03 % 以下, S: 0.03 % 以
下, Al: 0.01 %以下, N: 0.08 % 以下, O: 0.01% 以下,
Bal: Fe )の熱間圧延材を、一次冷延し、冷間加工性
を回復するための連続焼鈍処理(温度:730〜780 ℃, 時
間: 50〜65秒)を施した後、冷延率60〜80%の二次冷延
により所定板厚にし、ついでテンションレベラー及びロ
ーラーレベラーによる形状矯正を行ったうえ、残留応力
を除去するための連続焼鈍処理(温度:450〜500 ℃, 時
間: 14〜60秒)を施す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーテレビブラウン
管に色選別電極として組み込まれるアパーチャーグリル
用薄鋼板の製造方法に関する。
管に色選別電極として組み込まれるアパーチャーグリル
用薄鋼板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーテレビのブラウン管の色選別電極
であるアパーチャーグリルは、極低炭素鋼等の薄鋼板
(板厚約0.1 〜0.3 mm)を素材とし、これにレジストマ
スキングしてエッチング加工により多数のスリットを
「すだれ状」に形成した薄板部材であり、すだれ状薄板
部材にスリット方向の張力を加えてフレームに張り渡
し、溶接で固定した後、緻密な酸化皮膜を表面に形成す
るための黒化処理(温度:約400〜600℃)が施さ
れた上、ブラウン管に組み込まれる。アパーチャーグリ
ル用薄鋼板は、グリルの機能およびフレームへの取付け
態様等の点から、高強度(引張強さ: 約 700N/mm2 以
上),高透磁率(μ0.5 : 約170Ga/Oe以上)を有
すると共に、残留応力が小さく、平坦度に優れているこ
とが要求される。平坦度が悪く、また残留応力が大きい
場合には、エッチング加工によるスリット形成工程にお
いて、スリットの「すだれ形状」に歪み・位置ずれ等の
形状不良(所謂「線乱れ」)を生じ易く、その線乱れは
アパーチャーグリルの色選別電極としての機能を損なう
からである。
であるアパーチャーグリルは、極低炭素鋼等の薄鋼板
(板厚約0.1 〜0.3 mm)を素材とし、これにレジストマ
スキングしてエッチング加工により多数のスリットを
「すだれ状」に形成した薄板部材であり、すだれ状薄板
部材にスリット方向の張力を加えてフレームに張り渡
し、溶接で固定した後、緻密な酸化皮膜を表面に形成す
るための黒化処理(温度:約400〜600℃)が施さ
れた上、ブラウン管に組み込まれる。アパーチャーグリ
ル用薄鋼板は、グリルの機能およびフレームへの取付け
態様等の点から、高強度(引張強さ: 約 700N/mm2 以
上),高透磁率(μ0.5 : 約170Ga/Oe以上)を有
すると共に、残留応力が小さく、平坦度に優れているこ
とが要求される。平坦度が悪く、また残留応力が大きい
場合には、エッチング加工によるスリット形成工程にお
いて、スリットの「すだれ形状」に歪み・位置ずれ等の
形状不良(所謂「線乱れ」)を生じ易く、その線乱れは
アパーチャーグリルの色選別電極としての機能を損なう
からである。
【0003】上記アパーチャーグリル用薄鋼板は、極低
炭素鋼、アルミキルド炭素鋼等の熱間圧延材を冷間圧延
(一次冷間圧延)し、冷間加工性を回復するための中間
焼鈍処理を施した後、再冷間圧延(二次冷間圧延)に付
して所定板厚に圧延し、ついでテンションレベラーによ
る形状矯正加工を施す工程を経て製造される。上記テン
ションレベラーによる形状矯正は、薄鋼板を張力作用下
に曲げ加工するものであり、鋼板の表層部に圧縮の残留
応力、中心部に引張の残留応力が発生するので、その残
留応力を低減・緩和するための措置として、再結晶温度
以下での歪み取り焼鈍が施される。その歪み取り焼鈍処
理は、バッチ焼鈍炉においてタイトコイル状態で行われ
ており、焼鈍処理後の薄鋼板には、コイルの巻きぐせ
(反り)が残り、また焼鈍過程での熱膨張により薄鋼板
の形状が若干変形する。この薄鋼板の変形を修正するた
めの措置として、上記焼鈍処理の後、ローラーレベラー
による形状の微調整が施されて最終製品に仕上げられて
いる。
炭素鋼、アルミキルド炭素鋼等の熱間圧延材を冷間圧延
(一次冷間圧延)し、冷間加工性を回復するための中間
焼鈍処理を施した後、再冷間圧延(二次冷間圧延)に付
して所定板厚に圧延し、ついでテンションレベラーによ
る形状矯正加工を施す工程を経て製造される。上記テン
ションレベラーによる形状矯正は、薄鋼板を張力作用下
に曲げ加工するものであり、鋼板の表層部に圧縮の残留
応力、中心部に引張の残留応力が発生するので、その残
留応力を低減・緩和するための措置として、再結晶温度
以下での歪み取り焼鈍が施される。その歪み取り焼鈍処
理は、バッチ焼鈍炉においてタイトコイル状態で行われ
ており、焼鈍処理後の薄鋼板には、コイルの巻きぐせ
(反り)が残り、また焼鈍過程での熱膨張により薄鋼板
の形状が若干変形する。この薄鋼板の変形を修正するた
めの措置として、上記焼鈍処理の後、ローラーレベラー
による形状の微調整が施されて最終製品に仕上げられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、アパー
チャーグリル用素材鋼板の従来の製造工程は、二次冷間
圧延の後、テンションレベラーによる形状矯正,歪み取
り焼鈍,ローラーレベラーによる形状の微調整加工等の
各処理操作からなり、工程が煩瑣で非能率である。しか
も、最終工程のローラーレベラーによる形状の微調整加
工は、薄鋼板に応力を付与することであるから、残留応
力の発生を不可避的に付随し、その残留応力は、エッチ
ング加工で形成されるスリットに線乱れの形状不良を生
じる原因となる。本発明は、高強度および高透磁率を有
すると共に、良好なスリット形状を確保するための平坦
度に優れ、残留応力の少ないアパーチャーグリル用薄鋼
板の製造方法を提供するものである。
チャーグリル用素材鋼板の従来の製造工程は、二次冷間
圧延の後、テンションレベラーによる形状矯正,歪み取
り焼鈍,ローラーレベラーによる形状の微調整加工等の
各処理操作からなり、工程が煩瑣で非能率である。しか
も、最終工程のローラーレベラーによる形状の微調整加
工は、薄鋼板に応力を付与することであるから、残留応
力の発生を不可避的に付随し、その残留応力は、エッチ
ング加工で形成されるスリットに線乱れの形状不良を生
じる原因となる。本発明は、高強度および高透磁率を有
すると共に、良好なスリット形状を確保するための平坦
度に優れ、残留応力の少ないアパーチャーグリル用薄鋼
板の製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のアパーチャーグ
リル用素材鋼板の製造方法は、C:0.006%以下,
Si:0.3〜0.5%,Mn:0.3〜0.5%,
P:0.03%以下,S:0.03%以下,Al:0.
01%以下,N:0.01%以下,O:0.01%以
下,残部実質的にFeからなる極低炭素鋼の熱間圧延鋼
材を一次冷間圧延し、冷間圧延材を連続焼鈍ラインで、
730〜780℃の温度域に50〜65秒間保持する中
間焼鈍処理を施した後、冷延率60〜80%の二次冷間
圧延を行い、ついで冷延鋼板にテンションレベラーおよ
びローラーレベラーによる形状矯正加工を施したうえ、
連続焼鈍ラインで、450〜500℃の温度域に14〜
60秒間保持する歪み取り焼鈍処理を施すことを特徴と
している。
リル用素材鋼板の製造方法は、C:0.006%以下,
Si:0.3〜0.5%,Mn:0.3〜0.5%,
P:0.03%以下,S:0.03%以下,Al:0.
01%以下,N:0.01%以下,O:0.01%以
下,残部実質的にFeからなる極低炭素鋼の熱間圧延鋼
材を一次冷間圧延し、冷間圧延材を連続焼鈍ラインで、
730〜780℃の温度域に50〜65秒間保持する中
間焼鈍処理を施した後、冷延率60〜80%の二次冷間
圧延を行い、ついで冷延鋼板にテンションレベラーおよ
びローラーレベラーによる形状矯正加工を施したうえ、
連続焼鈍ラインで、450〜500℃の温度域に14〜
60秒間保持する歪み取り焼鈍処理を施すことを特徴と
している。
【0006】
【発明の実施の形態】最終冷間圧延により得られた薄鋼
板をテンションレベラーとローラーレベラーによる形状
矯正後、歪み取り焼鈍を連続焼鈍ラインで行うことによ
り、バッチ焼鈍炉によるタイトコイル焼鈍のような変形
がなく、平坦度が良好で、残留応力が十分に低減された
薄鋼板が得られ、その後のエッチング加工により形成さ
れるスリットの形状精度が高められる。また、一次冷間
圧延後の中間焼鈍処理を連続焼鈍ラインで行うことによ
り、鋼板の結晶組織が微細化され、その効果として最終
冷間圧延を経由して得られる製品鋼板の高強度化を可能
とし、最終冷間圧延における冷延率の制御と歪取り焼鈍
の効果により、高強度・高透磁率を有するアパーチャー
グリル用薄鋼板が得られる。
板をテンションレベラーとローラーレベラーによる形状
矯正後、歪み取り焼鈍を連続焼鈍ラインで行うことによ
り、バッチ焼鈍炉によるタイトコイル焼鈍のような変形
がなく、平坦度が良好で、残留応力が十分に低減された
薄鋼板が得られ、その後のエッチング加工により形成さ
れるスリットの形状精度が高められる。また、一次冷間
圧延後の中間焼鈍処理を連続焼鈍ラインで行うことによ
り、鋼板の結晶組織が微細化され、その効果として最終
冷間圧延を経由して得られる製品鋼板の高強度化を可能
とし、最終冷間圧延における冷延率の制御と歪取り焼鈍
の効果により、高強度・高透磁率を有するアパーチャー
グリル用薄鋼板が得られる。
【0007】以下、本発明について説明する。まず、素
材鋼の成分限定理由を説明すれば次のとおりである。 C:0.006%以下 Cは、固溶強化作用を有し、鋼の強度を高める。しか
し、その量が多くなると、透磁率の低下等をきたすの
で、0.006%を上限とする。
材鋼の成分限定理由を説明すれば次のとおりである。 C:0.006%以下 Cは、固溶強化作用を有し、鋼の強度を高める。しか
し、その量が多くなると、透磁率の低下等をきたすの
で、0.006%を上限とする。
【0008】Si:0.3〜0.5% Siは、磁気特性の向上に有効な元素であり、高透磁率
を確保するためには、少なくとも0.3%を必要とす
る。またSiは鋼の強度改善にも寄与する。しかし、多
量に含有すると、鋼中のSi化合物の増量に伴い鋼の清
浄度が低下する。清浄度の低下は、エッチング加工によ
り形成されるスリットの溝面の平滑性を損う原因とな
る。このため、0.5%を上限とする。
を確保するためには、少なくとも0.3%を必要とす
る。またSiは鋼の強度改善にも寄与する。しかし、多
量に含有すると、鋼中のSi化合物の増量に伴い鋼の清
浄度が低下する。清浄度の低下は、エッチング加工によ
り形成されるスリットの溝面の平滑性を損う原因とな
る。このため、0.5%を上限とする。
【0009】Mn:0.3〜0.5% Mnは、鋼の熱間加工性を改善し、また鋼中に置換型に
固溶して鋼を強化する。この効果を得るために、0.3
%以上を必要とする。しかし、0.5%を越えると効果
はほぼ飽和し、またそれ以上に増量すると、鋼の清浄度
の低下に伴いスリットの溝面の平滑性が損われるので、
これを上限とする。
固溶して鋼を強化する。この効果を得るために、0.3
%以上を必要とする。しかし、0.5%を越えると効果
はほぼ飽和し、またそれ以上に増量すると、鋼の清浄度
の低下に伴いスリットの溝面の平滑性が損われるので、
これを上限とする。
【0010】P:0.03%下,S:0.03%以下,
Al:0.01%以下,N:0.01%以下,O:0.
01%以下 これらの元素はいずれも鋼の溶製工程に不可避的に混入
する不純分である。Pは、粒界偏析等により鋼の圧延性
を損なうので、0.03%以下を越えてはならない。S
は、鋼の熱間加工性に有害であり、またMnSを形成
し、鋼の清浄度を悪くするので、0.03%以下とす
る。Alは、鋼の清浄度を阻害するので、0.01%を
越えてはならない。Nは、鋼の清浄度を低下させるの
で、0.01%を上限とする。Oもまた、鋼の清浄度を
低下させるので、0.01%を上限とする。
Al:0.01%以下,N:0.01%以下,O:0.
01%以下 これらの元素はいずれも鋼の溶製工程に不可避的に混入
する不純分である。Pは、粒界偏析等により鋼の圧延性
を損なうので、0.03%以下を越えてはならない。S
は、鋼の熱間加工性に有害であり、またMnSを形成
し、鋼の清浄度を悪くするので、0.03%以下とす
る。Alは、鋼の清浄度を阻害するので、0.01%を
越えてはならない。Nは、鋼の清浄度を低下させるの
で、0.01%を上限とする。Oもまた、鋼の清浄度を
低下させるので、0.01%を上限とする。
【0011】次に本発明の製造工程について説明する。
溶解・脱ガス処理を経て鋳造された鋼は、熱間圧延の
後、酸洗処理されて冷間圧延(一次冷延)に付される。
熱間圧延は、材料の均質性を確保するために、熱延仕上
げ温度をA3 変態点以上のオーステナイト単相域(約9
00℃以上)とし、熱延材の巻取りは、約500〜54
0℃の温度範囲で行うのがよい。一次冷延には特段の制
限はなく、冷延率は、製品鋼板の板厚および二次冷間圧
延での冷延率等を勘案して適宜設定される。
溶解・脱ガス処理を経て鋳造された鋼は、熱間圧延の
後、酸洗処理されて冷間圧延(一次冷延)に付される。
熱間圧延は、材料の均質性を確保するために、熱延仕上
げ温度をA3 変態点以上のオーステナイト単相域(約9
00℃以上)とし、熱延材の巻取りは、約500〜54
0℃の温度範囲で行うのがよい。一次冷延には特段の制
限はなく、冷延率は、製品鋼板の板厚および二次冷間圧
延での冷延率等を勘案して適宜設定される。
【0012】一次冷延の後、二次冷間圧延(二次冷延)
に先立って冷間加工性を回復するための中間焼鈍処理を
行う。従来法では、この焼鈍処理を、タイトコイルの箱
型焼鈍方式で行っているが、本発明はこれを連続焼鈍方
式により行う。タイトコイルの箱型焼鈍処理では、焼鈍
処理後の降温過程での冷却速度が緩慢なため、結晶組織
の粗大化が著しく、結果として製品鋼板の強度が低くな
る。連続焼鈍方式による場合は、比較的高い冷却速度で
の冷却が行われ、結晶粒の粗大化を回避し、製品鋼板に
高強度(引張強度約700N/mm2 以上)を付与するこ
とができる。連続方式による中間焼鈍処理は、730〜
780℃の温度域に、50〜65秒間保持することによ
り達成される。これにより、鋼板の冷間加工性は十分に
回復され、かつ微細な結晶組織(結晶粒度番号N,JIS
G 0552: 約8.9 〜9.4 程度)が形成される。処理温度の
下限を730℃とするのは、それより低い温度では、加
工性の回復に必要な再結晶化が不十分となり、780℃
を上限とするのは、それを高温域では、結晶粒の粗大化
をきたし、製品鋼板に高強度を付与することが困難とな
るからである。上記中間焼鈍処理においては、温度73
0〜780℃に加熱保持した後、所望により、温度33
0〜430℃に、3〜4分間加熱保持する熱処理が付加
される。その場合は、過時効(鋼中のCおよびNの固
定)の効果として、製品鋼板に高い延性を付与すること
ができる。
に先立って冷間加工性を回復するための中間焼鈍処理を
行う。従来法では、この焼鈍処理を、タイトコイルの箱
型焼鈍方式で行っているが、本発明はこれを連続焼鈍方
式により行う。タイトコイルの箱型焼鈍処理では、焼鈍
処理後の降温過程での冷却速度が緩慢なため、結晶組織
の粗大化が著しく、結果として製品鋼板の強度が低くな
る。連続焼鈍方式による場合は、比較的高い冷却速度で
の冷却が行われ、結晶粒の粗大化を回避し、製品鋼板に
高強度(引張強度約700N/mm2 以上)を付与するこ
とができる。連続方式による中間焼鈍処理は、730〜
780℃の温度域に、50〜65秒間保持することによ
り達成される。これにより、鋼板の冷間加工性は十分に
回復され、かつ微細な結晶組織(結晶粒度番号N,JIS
G 0552: 約8.9 〜9.4 程度)が形成される。処理温度の
下限を730℃とするのは、それより低い温度では、加
工性の回復に必要な再結晶化が不十分となり、780℃
を上限とするのは、それを高温域では、結晶粒の粗大化
をきたし、製品鋼板に高強度を付与することが困難とな
るからである。上記中間焼鈍処理においては、温度73
0〜780℃に加熱保持した後、所望により、温度33
0〜430℃に、3〜4分間加熱保持する熱処理が付加
される。その場合は、過時効(鋼中のCおよびNの固
定)の効果として、製品鋼板に高い延性を付与すること
ができる。
【0013】中間焼鈍処理の後、二次冷間圧延を行って
所定板厚の薄鋼板を得る。二次冷延率は、60〜80%
に設定することを要する。冷延率が60%に満たない
と、製品鋼板の強度を高めることができず、他方80%
を越える冷延率では、高透磁率を確保することができな
くなるからである。この二次冷延により得られる鋼板
は、前記中間焼鈍処理を連続焼鈍方式としたことによる
組織の微細化効果を受け継ぎ、十分な強度(引張強さ:
約 700 N/ mm2 以上)を有し、また高透磁率
(μ 0.5 : 約 170Ga/Oe以上)を備えている。な
お、製品鋼板に適度の表面粗さを付与することは、その
後のスリット形成工程(エッチング加工)でのレジスト
マスキングの密着性(その密着性の確保は、スリットの
形状精度の確保に不可欠である)を良好化するのに必要
であり、このため常法に従って、二次冷延の仕上げ圧延
は、ダルロールを使用し、鋼板表面に所要の粗度(Ra
約0.3 〜0.5 μm)を付与する。
所定板厚の薄鋼板を得る。二次冷延率は、60〜80%
に設定することを要する。冷延率が60%に満たない
と、製品鋼板の強度を高めることができず、他方80%
を越える冷延率では、高透磁率を確保することができな
くなるからである。この二次冷延により得られる鋼板
は、前記中間焼鈍処理を連続焼鈍方式としたことによる
組織の微細化効果を受け継ぎ、十分な強度(引張強さ:
約 700 N/ mm2 以上)を有し、また高透磁率
(μ 0.5 : 約 170Ga/Oe以上)を備えている。な
お、製品鋼板に適度の表面粗さを付与することは、その
後のスリット形成工程(エッチング加工)でのレジスト
マスキングの密着性(その密着性の確保は、スリットの
形状精度の確保に不可欠である)を良好化するのに必要
であり、このため常法に従って、二次冷延の仕上げ圧延
は、ダルロールを使用し、鋼板表面に所要の粗度(Ra
約0.3 〜0.5 μm)を付与する。
【0014】最終冷間圧延工程を経て得られた薄鋼板
は、中伸び(センター・バックル),耳波(エッジ・ウ
エーブ)、および反り等を付随する。中伸びは、鋼板の
板幅の中央領域に生じる波状の凹凸変形、耳波は鋼板の
耳部(端縁部)に生じる波状の凹凸変形、また反りは鋼
板のカール状の変形であり、いずれも鋼板の平坦度を悪
くする。これらの変形を低減・解消のために、テンショ
ンレベラーおよびローラーレベラーによる形状矯正加工
を行う。図1は、テンションレベラーとローラーレベラ
ーを模式的に示している。(A)はテンションレベラー
部,(B)はローラーレベラー部であり、(RA ),
(RB )は、薄鋼板(S)の形状矯正に必要な曲げ応力
を付加するための、鋼板の上下に配置されたロール群か
らなる矯正ロールである。薄鋼板(S)はテンションレ
ベラー部(A)に導入され、ついでローラーレベラー部
(RB )に導入される。
は、中伸び(センター・バックル),耳波(エッジ・ウ
エーブ)、および反り等を付随する。中伸びは、鋼板の
板幅の中央領域に生じる波状の凹凸変形、耳波は鋼板の
耳部(端縁部)に生じる波状の凹凸変形、また反りは鋼
板のカール状の変形であり、いずれも鋼板の平坦度を悪
くする。これらの変形を低減・解消のために、テンショ
ンレベラーおよびローラーレベラーによる形状矯正加工
を行う。図1は、テンションレベラーとローラーレベラ
ーを模式的に示している。(A)はテンションレベラー
部,(B)はローラーレベラー部であり、(RA ),
(RB )は、薄鋼板(S)の形状矯正に必要な曲げ応力
を付加するための、鋼板の上下に配置されたロール群か
らなる矯正ロールである。薄鋼板(S)はテンションレ
ベラー部(A)に導入され、ついでローラーレベラー部
(RB )に導入される。
【0015】テンションレベラー部(A)において、鋼
板(S)は、ブライドルロール(R 1 ) (R2 )間を、
高張力(鋼板伸び率は例えば0.3%)の作用下に走行
し、矯正ロール(RA )による曲げ応力の反復作用を受
けて、中伸び,および耳波の変形が低減される。ローラ
ーレベラー部(RB )では、テンションレベラー部
(A)と異なって、鋼板(S)の伸びを生じるような高
張力の作用はなく、鋼板(S)はブライドルロール(R
2 ) (R3 )間を低張力下に走行しつつ、矯正ロール
(RB )による曲げ応力を繰り返し受けることにより、
反り変形が低減される。また、残留応力もある程度緩和
される。なお、図は、テンションレベラー部(A)とロ
ーラーレベラー部(B)とを連設一体化し、テンション
レベラーによる形状矯正とローラーレベラーによる形状
矯正を連続的に行う例を示しているが、両工程を分離し
独立した工程として行う場合にも、同じ効果を得ること
ができる。
板(S)は、ブライドルロール(R 1 ) (R2 )間を、
高張力(鋼板伸び率は例えば0.3%)の作用下に走行
し、矯正ロール(RA )による曲げ応力の反復作用を受
けて、中伸び,および耳波の変形が低減される。ローラ
ーレベラー部(RB )では、テンションレベラー部
(A)と異なって、鋼板(S)の伸びを生じるような高
張力の作用はなく、鋼板(S)はブライドルロール(R
2 ) (R3 )間を低張力下に走行しつつ、矯正ロール
(RB )による曲げ応力を繰り返し受けることにより、
反り変形が低減される。また、残留応力もある程度緩和
される。なお、図は、テンションレベラー部(A)とロ
ーラーレベラー部(B)とを連設一体化し、テンション
レベラーによる形状矯正とローラーレベラーによる形状
矯正を連続的に行う例を示しているが、両工程を分離し
独立した工程として行う場合にも、同じ効果を得ること
ができる。
【0016】上記テンションレベラーおよびローラーレ
ベラーによる形状矯正加工を施された薄鋼板(S)は、
中伸びおよび耳波の最大波高さ(Hw ): 1mm以下,反
り量(Hc ): 20mm以下であるのが望ましい。ここ
に、中伸びおよび耳波の最大波高さ(Hw )は、図2に
示す波状凹凸の山部と谷部の高低差(但し、鋼板の板厚
を減じた値)の最大値である。その波高さ(Hw )の測
定は、図4に示すように、薄鋼板(S)を板幅方向に貫
通切断して採取した長さ(L)1500mmの切板(P)
を用いて行われ、これを平坦な定盤(T)に載置し、レ
ーザー光により測定することができる。また、反り量
(Hc )は、薄鋼板(S)を図4のように板幅方向に貫
通切断して採取した長さ(L)500mmの切板(P)
を、図3に示すように、垂直壁面(W)に添わせ(切板
の長さ500mmを上下方向とする)、切板の上端縁部
(a)を垂直壁面(W)に係着させた状態で測定される
下端縁部のカールの大きさである。中伸び,耳波および
反り量の形状矯正効果は、矯正加工前の薄鋼板の変形量
の大きさに応じて、テンションレベラーにおける鋼板の
張力および矯正ロールのインターメッシュ、ローラーレ
ベラーにおける矯正ロールのインターメッシュ等を調節
することにより確保される。
ベラーによる形状矯正加工を施された薄鋼板(S)は、
中伸びおよび耳波の最大波高さ(Hw ): 1mm以下,反
り量(Hc ): 20mm以下であるのが望ましい。ここ
に、中伸びおよび耳波の最大波高さ(Hw )は、図2に
示す波状凹凸の山部と谷部の高低差(但し、鋼板の板厚
を減じた値)の最大値である。その波高さ(Hw )の測
定は、図4に示すように、薄鋼板(S)を板幅方向に貫
通切断して採取した長さ(L)1500mmの切板(P)
を用いて行われ、これを平坦な定盤(T)に載置し、レ
ーザー光により測定することができる。また、反り量
(Hc )は、薄鋼板(S)を図4のように板幅方向に貫
通切断して採取した長さ(L)500mmの切板(P)
を、図3に示すように、垂直壁面(W)に添わせ(切板
の長さ500mmを上下方向とする)、切板の上端縁部
(a)を垂直壁面(W)に係着させた状態で測定される
下端縁部のカールの大きさである。中伸び,耳波および
反り量の形状矯正効果は、矯正加工前の薄鋼板の変形量
の大きさに応じて、テンションレベラーにおける鋼板の
張力および矯正ロールのインターメッシュ、ローラーレ
ベラーにおける矯正ロールのインターメッシュ等を調節
することにより確保される。
【0017】テンションレベラーおよびローラーレベラ
ーによる形状矯正の後、残留応力を除去するための焼鈍
処理を行う。この歪み取り焼鈍処理を、連続焼鈍ライン
で行ことにより、従来のバッチ焼鈍炉によるタイトコイ
ルの焼鈍処理と異なり、薄鋼板の形状を劣化させること
なく、残留応力を除去することが可能となる。その連続
焼鈍処理は、温度: 450〜500℃,処理時間: 14
〜60秒に設定される。焼鈍温度を450℃以上、処理
時間を14秒以上とするのは、それより低温または短時
間では、残留応力の除去効果が不足し、他方500℃,
60秒を上限としたのは、それより高温または長時間の
処理を行うと、鋼板の強度が低下し、アパーチャーグリ
ルに要求される高強度(引張強さ: 約 700N/ mm2 以
上)を満足できなくなるからである。
ーによる形状矯正の後、残留応力を除去するための焼鈍
処理を行う。この歪み取り焼鈍処理を、連続焼鈍ライン
で行ことにより、従来のバッチ焼鈍炉によるタイトコイ
ルの焼鈍処理と異なり、薄鋼板の形状を劣化させること
なく、残留応力を除去することが可能となる。その連続
焼鈍処理は、温度: 450〜500℃,処理時間: 14
〜60秒に設定される。焼鈍温度を450℃以上、処理
時間を14秒以上とするのは、それより低温または短時
間では、残留応力の除去効果が不足し、他方500℃,
60秒を上限としたのは、それより高温または長時間の
処理を行うと、鋼板の強度が低下し、アパーチャーグリ
ルに要求される高強度(引張強さ: 約 700N/ mm2 以
上)を満足できなくなるからである。
【0018】
【実施例】表1の化学組成を有する極低炭素鋼(RH脱
ガス材)の熱間圧延材(仕上げ圧延温度: 900 〜935
℃,巻取り温度: 505 〜545 ℃)を一次冷間圧延した
後、中間焼鈍処理を連続ラインで行い、ついで二次冷間
圧延に付して、薄鋼板(板厚:0.1 〜0.15 mm ,板幅: 7
00 mm)を得る。上記薄鋼板を、テンションレベラーお
よびローラーレベラーによる形状矯正加工に付し、つい
で歪み取り焼鈍処理を連続焼鈍ラインもしくはバッチ焼
鈍炉により実施し、または焼鈍処理を省略して、アパー
チャーグリル用薄鋼板を得る。
ガス材)の熱間圧延材(仕上げ圧延温度: 900 〜935
℃,巻取り温度: 505 〜545 ℃)を一次冷間圧延した
後、中間焼鈍処理を連続ラインで行い、ついで二次冷間
圧延に付して、薄鋼板(板厚:0.1 〜0.15 mm ,板幅: 7
00 mm)を得る。上記薄鋼板を、テンションレベラーお
よびローラーレベラーによる形状矯正加工に付し、つい
で歪み取り焼鈍処理を連続焼鈍ラインもしくはバッチ焼
鈍炉により実施し、または焼鈍処理を省略して、アパー
チャーグリル用薄鋼板を得る。
【0019】表2は、一次冷延から歪み取り焼鈍処理に
到る各工程の処理条件、表3は、得られた薄鋼板の諸特
性の測定結果を示している。表3中、「鋼板の形状」欄
の「中伸び」および「耳波」の数値は、薄鋼板から採取
した切板(長さ:1500 mm, 板幅: 冷延鋼板と同じ)を平
坦な定盤に載置(図2)し、レーザー光により測定され
た最大波高さ(HW )であり、「反り」欄は、薄鋼板か
ら採取した切板(長さ:500mm 板幅: 冷延鋼板と同じ)
を用いて、垂直吊り下げ試験(図3)により測定された
値(Hc)を示している。「エッチング前後の反り変動
量」とは、薄鋼板の中央領域から切り出した短冊状板材
(幅 30 mm, 長さ 200mm)の片側面をエッチングで除去
(腐食液: 塩化第二鉄溶液,除去層厚: 30μm) し、エ
ッチングの前後の短冊下端部の反り量を吊り下げ試験で
測定して求めた反りの変化量である。この反り変動量も
残留応力の指標の1つとされているものである。「スリ
ット形状精度」は、多数のスリットをエッチング加工に
より形成した後、透過光および斜光により目視判定され
る線乱れのレベルを示している。同欄の◎は「スリット
形状良好(線乱れ軽微)」、△は「線乱れ使用限界」、
×は「線乱れ使用限界外れ」、を意味している。
到る各工程の処理条件、表3は、得られた薄鋼板の諸特
性の測定結果を示している。表3中、「鋼板の形状」欄
の「中伸び」および「耳波」の数値は、薄鋼板から採取
した切板(長さ:1500 mm, 板幅: 冷延鋼板と同じ)を平
坦な定盤に載置(図2)し、レーザー光により測定され
た最大波高さ(HW )であり、「反り」欄は、薄鋼板か
ら採取した切板(長さ:500mm 板幅: 冷延鋼板と同じ)
を用いて、垂直吊り下げ試験(図3)により測定された
値(Hc)を示している。「エッチング前後の反り変動
量」とは、薄鋼板の中央領域から切り出した短冊状板材
(幅 30 mm, 長さ 200mm)の片側面をエッチングで除去
(腐食液: 塩化第二鉄溶液,除去層厚: 30μm) し、エ
ッチングの前後の短冊下端部の反り量を吊り下げ試験で
測定して求めた反りの変化量である。この反り変動量も
残留応力の指標の1つとされているものである。「スリ
ット形状精度」は、多数のスリットをエッチング加工に
より形成した後、透過光および斜光により目視判定され
る線乱れのレベルを示している。同欄の◎は「スリット
形状良好(線乱れ軽微)」、△は「線乱れ使用限界」、
×は「線乱れ使用限界外れ」、を意味している。
【0020】薄鋼板の形状矯正加工後の歪み取り焼鈍が
省略されたNo.5は、エッチング試験前後の反り変動量が
著しく大きく、エッチング加工によるスリットに大きな
線乱れ(使用限界外れ)を生じている。形状矯正後の歪
み取り焼鈍を、タイトコイル状態でバッチ焼鈍炉により
行ったNo. 3 およびNo.4は、残留応力の低減効果が十分
でなく、エッチング加工により形成されるスリットに使
用限界の線乱れを生じている。これに対し、形状矯正後
の歪み取り焼鈍を連続ラインで行った発明例(No.1,2)
は、平坦性にすぐれていると共に、エッチング試験前後
の反り変動量が小さく、エッチング加工により形成され
るスリットの形状精度は極めて良好である。また、発明
例は、上記のように形状精度の高いスリットを形成する
ことができると共に、高強度および高透磁率(引張強
さ:700N/ mm2 以上, μ0.5 :170Ga/ Oe) を具備し
ている(引張強度はスリット形成前の測定値、初透磁率
μ0.5は、黒化処理(450 ℃×15min )した後の測定値
である)。
省略されたNo.5は、エッチング試験前後の反り変動量が
著しく大きく、エッチング加工によるスリットに大きな
線乱れ(使用限界外れ)を生じている。形状矯正後の歪
み取り焼鈍を、タイトコイル状態でバッチ焼鈍炉により
行ったNo. 3 およびNo.4は、残留応力の低減効果が十分
でなく、エッチング加工により形成されるスリットに使
用限界の線乱れを生じている。これに対し、形状矯正後
の歪み取り焼鈍を連続ラインで行った発明例(No.1,2)
は、平坦性にすぐれていると共に、エッチング試験前後
の反り変動量が小さく、エッチング加工により形成され
るスリットの形状精度は極めて良好である。また、発明
例は、上記のように形状精度の高いスリットを形成する
ことができると共に、高強度および高透磁率(引張強
さ:700N/ mm2 以上, μ0.5 :170Ga/ Oe) を具備し
ている(引張強度はスリット形成前の測定値、初透磁率
μ0.5は、黒化処理(450 ℃×15min )した後の測定値
である)。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【発明の効果】本発明により製造されるアパーチャーグ
リル用素材鋼板は、残留応力が少なく、かつ良好な平坦
度を有し、エッチング加工によるスリットの形状精度を
高め、線乱れによる製品不良の発生を低減防止すること
ができる。また、その素材鋼板は、強度および磁気特性
にもすぐれており、これらの改良効果として、アパーチ
ャーグリルの機能が向上安定化され、近時のブラウン管
の大型化・フラット化にも十分対処し得るものである。
リル用素材鋼板は、残留応力が少なく、かつ良好な平坦
度を有し、エッチング加工によるスリットの形状精度を
高め、線乱れによる製品不良の発生を低減防止すること
ができる。また、その素材鋼板は、強度および磁気特性
にもすぐれており、これらの改良効果として、アパーチ
ャーグリルの機能が向上安定化され、近時のブラウン管
の大型化・フラット化にも十分対処し得るものである。
【図1】薄鋼板のテンションレベラーおよびローラーレ
ベラーによる形状矯正加工の模式的説明図である。
ベラーによる形状矯正加工の模式的説明図である。
【図2】薄鋼板の中伸び,耳波の波高さの測定要領を示
す図である。
す図である。
【図3】薄鋼板の反り変形量の測定要領を示す図であ
る。
る。
【図4】変形量測定用切板の薄鋼板からの切断採取説明
図である。
図である。
A: テンションレベラー部 B: ローラーレベラー部 RA ,RB : 矯正ロール S: 薄鋼板 T: 定盤 W: 垂直壁面。 P: 変形量測定用切板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01J 29/07 H01J 29/07 B
Claims (1)
- 【請求項1】 C:0.006%以下,Si:0.3〜
0.5%,Mn:0.3〜0.5%,P:0.03%以
下,S:0.03%以下,Al:0.01%以下,N:
0.01%以下,O:0.01%以下,残部実質的にF
eからなる極低炭素鋼の熱間圧延鋼材を一次冷間圧延
し、冷間圧延材を連続焼鈍ラインで、730〜780℃
の温度域に50〜65秒間保持する中間焼鈍処理を施し
た後、冷延率60〜80%の二次冷間圧延を行い、つい
で冷延鋼板にテンションレベラーおよびローラーレベラ
ーによる形状矯正加工を施したうえ、連続焼鈍ライン
で、450〜500℃の温度域に14〜60秒間保持す
る歪み取り焼鈍処理を施すことを特徴とするアパーチャ
ーグリル用薄鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6102596A JPH09256061A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | アパーチャーグリル用薄鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6102596A JPH09256061A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | アパーチャーグリル用薄鋼板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09256061A true JPH09256061A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13159362
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6102596A Withdrawn JPH09256061A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | アパーチャーグリル用薄鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09256061A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6566796B2 (en) | 1999-12-20 | 2003-05-20 | Nkk Corporation | Steel sheet for tension mask, making method thereof and tension mask |
| WO2005019486A1 (ja) * | 2003-08-20 | 2005-03-03 | Toyo Kohan Co., Ltd. | カラー受像管用アパーチャーグリル用素材、アパーチャーグリルおよびカラー受像管 |
| US7163592B2 (en) | 2001-03-05 | 2007-01-16 | Jfe Steel Corporation | Steel sheet for tension mask, manufacturing method of steel sheet for tension mask, tension mask and cathode ray tube |
| KR100957980B1 (ko) * | 2002-12-28 | 2010-05-17 | 주식회사 포스코 | 텐션마스크용 냉연강판과 그 제조방법 |
-
1996
- 1996-03-18 JP JP6102596A patent/JPH09256061A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6566796B2 (en) | 1999-12-20 | 2003-05-20 | Nkk Corporation | Steel sheet for tension mask, making method thereof and tension mask |
| US7163592B2 (en) | 2001-03-05 | 2007-01-16 | Jfe Steel Corporation | Steel sheet for tension mask, manufacturing method of steel sheet for tension mask, tension mask and cathode ray tube |
| KR100957980B1 (ko) * | 2002-12-28 | 2010-05-17 | 주식회사 포스코 | 텐션마스크용 냉연강판과 그 제조방법 |
| WO2005019486A1 (ja) * | 2003-08-20 | 2005-03-03 | Toyo Kohan Co., Ltd. | カラー受像管用アパーチャーグリル用素材、アパーチャーグリルおよびカラー受像管 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030603 |