JPH0610057B2 - 紙幣繰出装置 - Google Patents

紙幣繰出装置

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JPH0610057B2
JPH0610057B2 JP62267817A JP26781787A JPH0610057B2 JP H0610057 B2 JPH0610057 B2 JP H0610057B2 JP 62267817 A JP62267817 A JP 62267817A JP 26781787 A JP26781787 A JP 26781787A JP H0610057 B2 JPH0610057 B2 JP H0610057B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、紙幣を1枚ずつ分離して繰り出す紙幣繰出装
置に係わり、特に紙幣の繰り出しタイミングがずれた場
合でも、紙幣を確実に繰り出し、かつ駆動モータのトル
クを低減することができる紙幣繰出装置に関する。
「従来の技術」 従来、紙幣を1枚ずつ分離して繰り出す紙幣繰出装置
に、特公昭57−12787号公報に示すような装置が
ある。この装置は、第5(A)図及び第5(B)図に示すよ
うに、紙幣50を繰出ローラ8側へ蹴り出す蹴出ローラ
5と、該蹴出ローラ5より蹴り出された紙幣50をブレ
ーキシュー11との間で1枚ずつに分離して加速ローラ
51、51側に繰り出す繰出ローラ8とにより構成さ
れ、前記蹴出ローラ5及び繰出ローラ8の周面を高摩擦
部5a、8aと低摩擦部5b、8bとで形成し、両ロー
ラ5、8を同位相で連動させるとともに、前記加速ロー
ラ51、51が紙幣50の先端側を挾持している時に、
その紙幣50の後端側が前記蹴出ローラ5、繰出ローラ
8、ブレーキシュー11等から受ける摩擦力を最低減に
して、駆動モータのトルクを低減させようとするもので
あった。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、前記装置においては紙幣50と繰出ロー
ラ8とのタイミングが一致している時(紙幣50の先端
と繰出ローラ8の高摩擦部8aの回転方向先端とが一致
している時)には、低トルクの駆動モータで紙幣50を
確実に1枚ずつ繰り出すことができるが、例えば紙幣5
0と繰出ローラ8とのタイミングにずれが生じた時に
は、以下に説明する問題点が考えられる。
1) 紙幣50が通常の繰り出しタイミングよりも速く繰
り出された場合(第5(A)図に示す場合)には、紙幣5
0の先端側が加速ローラ51、51に挾持されているに
もかかわらず、その紙幣50の後端側はブレーキシュー
11と繰出ローラ8の高摩擦部8aとにより挾持されて
いるので、一定のトルクより高いトルクが必要となる。
2) 紙幣50が通常の繰り出しタイミングよりも遅く繰
り出された場合(第5(B)図に示す場合)には、紙幣5
0の先端が加速ローラ51、51に到達していないにも
かかわらず、その紙幣50の後端側はブレーキシュー1
1及び繰出ローラ8の高摩擦部8aの挾持状態を解かれ
てしまうため、紙幣50の送り力が急減して紙幣50が
滞留しジャムが発生する。
本発明は、紙幣の繰り出しタイミングがずれた場合でも
低トルクの駆動モータで紙幣を滞留させることなく1枚
ずつ確実に繰り出すことができる紙幣繰出装置の提供を
目的とする。
「問題点を解決するための手段」 前記目的を達成するために、本発明の紙幣繰出装置は、 連動する蹴出ローラ及び繰出ローラによって紙幣を繰り
出し、それと平行してブレーキシューと繰出ローラとで
構成される紙幣1枚のみが通過し得る間隔により紙幣を
1枚ずつ分離するとともに、分離された紙幣を加速部に
よって加速搬送し、後続の紙幣との間隔を広げるように
した紙幣繰出装置において、 前記繰出ローラと同軸上に設けられるガイドローラと、
前記繰出ローラ及びブレーキシューより繰り出される紙
幣を前記ガイドローラとの間で挟持する回転自在の圧着
ローラと、前記加速部が紙幣する最初に挟持する点より
搬送方向後方で紙幣を加速部の一部にバネ力によって押
圧する回転自在の付勢ローラとを具備し、 前記ブレーキシュー及び繰出ローラとで構成する紙幣1
枚のみが通過し得る間隔の繰出方向前端より前記付勢ロ
ーラ及び前記加速部の接点までの間隔を紙幣の搬送方向
における1枚分の長さ以上に、前記ガイドローラ及び前
記圧着ローラの接点より前記付勢ローラ及び前記加速部
の接点までの間隔を紙幣の搬送方向における1枚分の長
さ以下に、前記ガイドローラ及び前記圧着ローラの接点
より前記加速部が紙幣を最初に挟持する点までの間隔を
紙幣の搬送方向における1枚分の長さ以上にそれぞれ設
定することを特徴とする。
「作用」 本発明によれば、連動する蹴出ローラと繰出ローラとに
よって紙幣を繰り出し、それと並行し繰出ローラとブレ
ーキシューとで構成する紙幣1枚のみが通過し得る間隔
によって紙幣を1枚ずつに分離し、その分離紙幣を繰出
ローラと同軸上のガイドローラと回転自在の圧着ローラ
とで挾持して送り出し、更に加速部の一部に当接する回
転自在の付勢ローラによって送り出された紙幣を加速部
へ案内し、紙幣を加速部で挾持して加速搬送し後続の紙
幣との間隔を広げるようにしている。
また、前記ブレーキシュー及び繰出ローラによって構成
される紙幣1枚のみが通過し得る間隔より分離して繰り
出された紙幣を前記ガイドローラ及び圧着ローラが直ぐ
に挾持して搬送するので、例え通常の繰り出しタイミン
グよりも紙幣が遅く繰り出されて前記繰出ローラによる
紙幣の送り力が急減した場合でも、紙幣を確実に前方へ
送り出すことができる。この際、圧着ローラ及びガイド
ローラは繰出ローラ同速で回転するので、駆動モータに
はぼとんど負荷がかからない。
次に、圧着ローラ及びガイドローラに送り出された紙幣
の先端が前記付勢ローラ及び加速部の接点に到達した
時、その紙幣の後端は前記ブレーキシュー及び繰出ロー
ラで構成される紙幣1枚のみが通過し得る間隔を通過し
終えるので、駆動モータにはほとんど負荷がかからな
い。
更に、紙幣が送り出され、先端側が前記付勢ローラ及び
加速部の接点に、後端側が前記ガイドローラ及び圧着ロ
ーラの接点にそれぞれ挾持された時、付勢ローラがバネ
によって加速部に当接しているので圧着ローラと比較し
た場合、紙幣に対する支配力が弱い。そのため、紙幣は
付勢ローラ及び圧着ローラ間で引っ張られた状態にはな
るが、圧着ローラに支配されて繰出ローラ側と同速で前
方に送り出されることになる。この際、付勢ローラ側で
は加速部と紙幣との間ですべりが生じるので、繰出側と
加速部側との速度差は吸収され駆動モータにかかる負荷
は若干(前記ブレーキシュー及び繰出ローラが紙幣を摩
擦分離する際に駆動モータが受ける負荷よりも小さい負
荷。)で済む。また、付勢ローラは紙幣が圧着ローラの
送り力に支配されている間は、その紙幣と同速で回転す
ることになる。
次に、後端が前記ガイドローラ及び圧着ローラの接点を
通過した紙幣は、付勢ローラ側の送り力に支配されるの
で搬送速度が加速され、加速部側に取り込まれて行く。
なお、加速部が紙幣の先端を最初に挾持した時、その紙
幣の後端は前記ガイドローラ及び及び圧着ローラの接点
を通過し終えているので、駆動モータにはほとんど負荷
がかからない。
「実施例」 本発明の実施例を第1図乃至第4図に基づいて説明す
る。なお、従来技術と共通の部材には同じ番号を付して
説明する。
第1図は紙幣繰出装置1と側面を示す図であり、紙幣繰
出装置1は2つのユニットより構成されている。第1図
左側のユニットは繰出ユニット2であり、積層状態で投
入される紙幣を1枚ずつ分離しながら繰り出す機能を有
している。また、第1図右側のユニットは搬送ユニット
3であり、前記繰出ユニット2より1枚ずつ繰り出され
てくる紙幣を加速させながら搬送する機能を有してい
る。この搬送ユニット3で紙幣を加速させることで後続
の紙幣との間隔を広げ、次に行われる鑑別処理そして鑑
別結果に基づいた振分処理に備えるようにしている。
まず、繰出ユニット2の構成について説明すると、4は
投入部であり、積層紙幣を蹴り出し易くするために底面
が繰り出し側を下向きとする傾斜板4’で形成されてい
る。該傾斜板4’には切欠部(図示略)が設けられてお
り、その切欠部から傾斜板4’上へと周面の一部である
高摩擦部5aのみを出没させる蹴出ローラ5が軸6上に
複数固定されている。軸7には繰出ローラ8が固定され
るとともに、該繰出ローラ8を中心に軸7上に左右には
低摩擦係数の材質で形成されたガイドローラ9が複数個
ずつ固定されている(第2図参照)。なお、軸6及び軸
7はタイミングベルト、タイミングプーリー(図示略)
等を介して連動するようになっている。
前記蹴出ローラ5及び繰出ローラ8の周面は、従来同様
高摩擦部5a、8aと低摩擦部5b、8bとにより構成
され、それぞれ高摩擦部5a、8aの半径が低摩擦部5
b、8bの半径より大きくなるように設定されている。
また、前記ガイドローラ9の半径は前記繰出ローラ8の
高摩擦部8aの半径と同一に設定されている。前記軸7
上、かつ前記繰出ローラ8の両側には、多数枚紙幣の入
り込みを防止するフランジ10が固定されており、この
フランジ10は繰出ローラ8の低摩擦部8b側におい
て、その半径を繰出ローラ8の高摩擦部8a側の半径と
同一とし、高摩擦部8側においては、その半径より小径
となるように設定され、繰出ローラ8の低摩擦部8bが
後述するブレーキシュー11のシュー部11’側に対向
した時に紙幣が多数枚入り込むのを防止するようになっ
ている。
ブレーキシュー11はそのシュー部11’が前記繰出ロ
ーラ8の外周に沿うように形成され、繰出ローラ8と常
に非接触状態となる位置に配置させられるとともに、そ
の位置調整は位置調整機構(図示略)によって、軸12
に中心に行われる。したがって、ブレーキシュー11は
軸12を中心に揺動するので、繰出ローラ8との調整間
隔は繰出方向前方で広く(紙幣2,3枚程度)、繰出方
向後方へ狭く(紙幣1枚のみが通過できる程度)設定さ
れる。すなわち、実際に紙幣に対して摩擦分離効果が働
くのはブレーキシュー11のシュー部11’と繰出ロー
ラ8の高摩擦部8aとが紙幣1枚のみが通過できる間隔
を保っているA点よりB点迄であり、B点よりF点まで
は紙幣を案内する機能だけを有している(第3図参
照)。
ブレーキシュー11より更に繰出方向前方には、軸13
に回転自在に支持され全周が高摩擦の部材によって形成
される圧着ローラ14が前記ガイドローラ9に対応して
複数設けられており(第2図参照)、前記繰出ローラ8
及びブレーキシュー11間より繰り出された紙幣を直ぐ
にガイドローラ9との間で挾持して送り出すようになっ
ている。前記軸13の下方には軸15が設けられてお
り、該軸15にはリンク16が回転自在、かつバネ(図
示略)によって第1図反時計方向に付勢されて設けられ
ている。このリンク16の先端には、軸17を介して、
全周が高摩擦の部材によって形成される付勢ローラ18
が回転自在に設けられ、該付勢ローラ18は繰出ユニッ
ト2と後述する搬送ユニット3とが組み合わされた状態
(第1図に示す状態)時、搬送ユニット3内の上側搬送
ベルト20の一端に当接して繰り出された紙幣は搬送ユ
ニット3側に案内するようになっている。
次に、搬送ユニット3の構成について説明する。
上側搬送ベルト20はプーリー20a、20b、20c
に、また下側搬送ベルト21はプーリー21a、21
b、21cにそれぞれ張り渡されている。これら上側、
下側搬送ベルト20、21は同速度で駆動するととも
に、その速度は前記繰出ユニット2より繰り出されてく
る紙幣の速度を1.4〜1.5倍程度加速させるように
設定されている。また、上側搬送ベルト20は一端のプ
ーリー軸22を中心に時計方向に回転できる(第1図中
一点鎖線で示す)ので、仮に搬送ユニット3内でジャム
障害が発生した場合であっても、直ぐにそのジャム紙幣
を取り除くことができるようになっている。なお、図示
していないが、鑑別装置を搬送ユニット3内に設けるよ
うにしてもよい。
前記圧着ローラ14及びガイドローラ9の接点をC点、
前記付勢ローラ18及び上側搬送ベルト20の接点をD
点、前記上側搬送ベルト20及び下側搬送ベルト21が
最初に紙幣を挾持する点をE点とそれぞれすれば(第1
図参照)、前記繰出ローラ8及びブレーキシュー11側
のB点も含めた各部材間の間隔は以下の通りである。但
し、紙幣は、搬送方向における長さを基準とする。そし
て、本実施例の場合には、紙幣はその長辺側が搬送方向
の前方に向けて搬送されるので、前述した「紙幣の搬送
方向における長さ」は、紙幣の短辺側(すなわち、幅方
向の長さ)が基準となる。
B点よりD点迄が紙幣1枚以上。
C点よりD点迄が紙幣1枚以下。
C点よりE点迄が紙幣1枚以上。
次に、紙幣繰出装置1の動作を説明する。
搬出ローラ5及び繰出ローラ8によって送り出される紙
幣は、ブレーキシュー11と繰出ローラ8の高摩擦部8
aとによって形成される紙幣1枚のみが通過できる間隔
(A−B点間)に入り込む。この際、駆動モータにかか
る負荷は最大(トルクT1)となる(第4図S1時
点)。なお、この最大トルクT1は繰り出される紙幣の
後端が前記摩擦分離間隔(A−B点間)を通過し終えた
時点(第4図S2時点)で降下することになる。その間
隔(A−B点間)によって1枚に分離され、更に繰出ロ
ーラ8及びブレーキシュー11間(B−F点間)に案内
された紙幣は、次にガイドローラ9と圧着ローラ14と
によって挾持(C点にて)され、付勢ローラ18側へ送
り出される。この時、紙幣が繰り出しタイミングよりも
遅く繰り出されて、繰出ローラ8の高摩擦部8aとブレ
ーキシュー11による紙幣の送り力がなくなったとして
も、紙幣は圧着ローラ14及びガイドローラ9に挾持さ
れて送り出されるので、従来の問題点である紙幣の滞留
は防止できる。また、ガイドローラ9及び圧着ローラ1
4は前記繰出ローラ8と同速で回転しているので駆動モ
ータへ負荷をかけることはない。
前記付勢ローラ18は、ガイドローラ9及び圧着ローラ
14からの紙幣を前記上側搬送ベルト20側へ押圧(D
点にて)しながら、上側、下側搬送ベルト20,21間
に案内する。紙幣の先端が付勢ローラ18のD点に達っ
した時、前記の通りB−D点は紙幣1枚以上なので、従
来のように摩擦分離側と紙幣加速(搬送ベルト)側とで
紙幣を引っ張り合うことはない。そのため、従来のよう
な紙幣摩擦分離時に必要な前記トルクT1以上のトルク
は必要ではない。また、付勢ローラ18はバネ(図示
略)によって上側搬送ベルト20に当接しているので、
前記軸13に支持された圧着ローラ14と比較した場
合、付勢ローラ18の方が圧着ローラ14よりも紙幣に
対する支配力が弱い。そのため、圧着ローラ14及び付
勢ローラ18間(C−D点間)に位置する紙幣は両ロー
ラ14、18に引っ張られながら、圧着ローラ14に支
配されて搬送されることになる。したがって、付勢ロー
ラ18は圧着ローラ14に送り力を支配された紙幣バネ
によって押圧することになるので、その紙幣と同速すな
わち圧着ローラ14と同じ速度で回転することになる。
この時、付勢ローラ18側では紙幣と上側搬送ベルト2
0との間ですべりが生じるため、若干の(前記トルクT
1よりも小さい)トルクT1’が生じる(第4図S3〜
S4)。
紙幣の後端が圧着ローラ14及びガイドローラ9の接点
(C点)を通過した時点で、紙幣は付勢ローラ18側の
送り力に支配されるので、直ちに紙幣の搬送速度が加速
されることになる。この際、圧着ローラ14及びガイド
ローラ9の接点(C点)と、上側、下側搬送ベルト2
0、21の挾持開始点(E点)との間隔は前記の通り紙
幣1枚以上に設定されているので、C−E点間で紙幣を
引っ張り合うことはなく、トルクは送り出される紙幣の
後端が前記C点を通過した時点(第4図S4時点)で降
下しT0となる。前記付勢ローラ18、上側搬送ベルト
20、下側搬送ベルト21によって搬送速度が加速され
た紙幣は、後続の紙幣との間隔を広げられながら搬送さ
れて行き、鑑別処理等の所定の処理が成されることにな
る。
後続の紙幣についても、以上の動作を連続して行えば良
く、駆動モータのトルク自体も第4図のS5時点以降連
続して同様なものとなる。
なお、本実施例においては蹴出ローラ5を繰出ローラ8
に比べて小径にしたが、これに限るものではなく、例え
ば繰出ローラ8と同径でもよい。
また、ブレーキシュー11は、実際に紙幣の摩擦分離作
用をする部分(A−B点間)よりも繰出方向前方(B−
F点間)の部分をもシュー部11’として形成したが、
これに限るものではなく、例えばシュー部の一部(B−
F点間)にブレーキシューの形状に合致した低摩耗係数
の材質の湾曲部材を張合せるようにしてもよい。
更に、加速部を無端ベルト20、21によって構成した
が、これに限らず、複数のローラのみで構成して良いこ
とは言うまでもない。
「発明の効果」 以上説明したように本発明によれば、連動する蹴出ロー
ラと繰出ローラとによって紙幣を繰り出し、それと並行
し繰出ローラとブレーキシューとで構成する紙幣1枚の
みが通過し得る間隔によって紙幣を1枚ずつに分離し、
その分離紙幣と繰出ローラと同軸上のガイドローラと回
転自在の圧着ローラとで挾持して送り出し、更に加速部
の一部に当接する回転自在の付勢ローラによって送り出
された紙幣を加速部へ案内し、紙幣を加速部で挾持して
加速搬送し後続の紙幣との間隔を広げるようにするとと
もに、前記ブレーキシュー及び繰出ローラとで構成する
分離間隔の繰出方向前端より前記付勢ローラ及び前記加
速部の接点までの間隔の紙幣の搬送方向における1枚分
の長さ以上に、また前記ガイドローラ及び前記圧着ロー
ラの接点より前記付勢ローラ及び前記加速部の接点まで
の間隔を紙幣の搬送方向における1枚分の長さ以下に、
更に前記ガイドローラ及び前記圧着ローラの接点より前
記加速部の紙幣挾持開始点までの間隔を紙幣の搬送方向
における1枚分の長さ以上にそれぞれ設定したので、繰
り出し側と加速部側とで紙幣が引っ張られるときも、付
勢ローラ側の紙幣と加速部との間ですべりが発生するこ
とで駆動モータにかかる負荷を紙幣摩擦分離時にかかる
負荷よりも小さくでき、この結果、低トルクの小型モー
タを使うことができて、紙幣繰出装置自体のコンパクト
化を図ることができる。
また、例えば紙幣が通常の繰り出しタイミングよりも遅
く繰り出されることで繰出ローラによる紙幣の送り力が
急減したとしても、圧着ローラ及び繰出ローラと同軸上
のガイドローラにより紙幣を挾持して付勢ローラ側へ送
り出すので、紙幣を滞留させてジャムを発生させること
もない。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第4図は本発明の実施例を示す図であり、第
1図は紙幣繰出装置の側面図、第2図は第1図における
X−X線に沿う矢視図、第3図は繰出ローラ及びブレー
キシューの拡大側面図、第4図は駆動モータのトルク線
図、第5(A)、(B)図は従来技術の動作説明図であり、
第5(A)図は紙幣が通常の繰り出しタイミングよりも早
く繰り出された場合、第5(B)図は紙幣が通常の繰り出
しタイミングよりも遅く繰り出された場合をそれぞれ示
している。 5……蹴出ローラ、8……繰出ローラ、 11……ブレーキシュー、 14……圧着ローラ、18……付勢ローラ、 20……上側搬送ベルト、 21……下側搬送ベルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連動する蹴出ローラ及び繰出ローラによっ
    て紙幣を繰り出し、それと平行してブレーキシューと繰
    出ローラとで構成される紙幣1枚のみが通過し得る間隔
    により紙幣を1枚ずつ分離するとともに、分離された紙
    幣を加速部によって加速搬送し、後続の紙幣との間隔を
    広げるようにした紙幣繰出装置において、 前記繰出ローラと同軸上に設けられるガイドローラと、
    前記繰出ローラ及びブレーキシューより繰り出される紙
    幣を前記ガイドローラとの間で挟持する回転自在の圧着
    ローラと、前記加速部が紙幣を最初に挟持する点より搬
    送方向後方で紙幣を加速部の一部にバネ力によって押圧
    する回転自在の付勢ローラとを具備し、 前記ブレーキシュー及び繰出ローラとで構成する紙幣1
    枚のみが通過し得る間隔の繰出方向前端より前記付勢ロ
    ーラ及び前記加速部の接点までの間隔を紙幣の搬送方向
    における1枚分の長さ以上に、前記ガイドローラ及び前
    記圧着ローラの接点より前記付勢ローラ及び前記加速部
    の接点までの間隔を紙幣の搬送方向における1枚分の長
    さ以下に、前記ガイドローラ及び前記圧着ローラの接点
    より前記加速部が紙幣を最初に挟持する点までの間隔を
    紙幣の搬送方向における1枚分の長さ以上にそれぞれ設
    定することを特徴とする紙幣繰出装置。
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