JPH06100842A - 粘着テープ材、粘着テープ材の製造方法、貼着方法及び貼着装置 - Google Patents
粘着テープ材、粘着テープ材の製造方法、貼着方法及び貼着装置Info
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- JPH06100842A JPH06100842A JP4247697A JP24769792A JPH06100842A JP H06100842 A JPH06100842 A JP H06100842A JP 4247697 A JP4247697 A JP 4247697A JP 24769792 A JP24769792 A JP 24769792A JP H06100842 A JPH06100842 A JP H06100842A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 貼着工程の機械化、自動化に有望な粘着テー
プ材、粘着テープの貼着方法及び貼着装置を提供する。 【構成】 本発明の粘着テープ材は、一つの面に粘着層
を有する粘着テープと、該粘着テープの被着体に対する
粘着力より弱い力で該粘着テープの他の面を担持するキ
ャリアとを備えることを特徴としている。この粘着テー
プ材の粘着層を被着体に貼着されるように接触させ、該
粘着テープがキャリアから離脱するように該キャリアを
該被着体から遠ざけることにより、粘着テープはキャリ
アから被着体に貼着される。貼着装置は、上記の粘着テ
ープ材の該粘着テープを被着体近くに位置決めする手段
と、位置決めされた該粘着テープを被着体に貼着される
ように被着体に接触させる手段と、該粘着テープがキャ
リアから離脱するように該キャリアを該被着体から遠ざ
ける手段とを備えている。
プ材、粘着テープの貼着方法及び貼着装置を提供する。 【構成】 本発明の粘着テープ材は、一つの面に粘着層
を有する粘着テープと、該粘着テープの被着体に対する
粘着力より弱い力で該粘着テープの他の面を担持するキ
ャリアとを備えることを特徴としている。この粘着テー
プ材の粘着層を被着体に貼着されるように接触させ、該
粘着テープがキャリアから離脱するように該キャリアを
該被着体から遠ざけることにより、粘着テープはキャリ
アから被着体に貼着される。貼着装置は、上記の粘着テ
ープ材の該粘着テープを被着体近くに位置決めする手段
と、位置決めされた該粘着テープを被着体に貼着される
ように被着体に接触させる手段と、該粘着テープがキャ
リアから離脱するように該キャリアを該被着体から遠ざ
ける手段とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘着テープ材、粘着テ
ープ材の製造方法、粘着テープの貼着方法及び貼着装置
に関し、より詳しくは、自動車製造工程等におけるマス
キング用粘着テープの貼着作業の自動化を実現可能な粘
着テープ材、粘着テープ材の製造方法、粘着テープの貼
着方法及び貼着装置に関するものである。
ープ材の製造方法、粘着テープの貼着方法及び貼着装置
に関し、より詳しくは、自動車製造工程等におけるマス
キング用粘着テープの貼着作業の自動化を実現可能な粘
着テープ材、粘着テープ材の製造方法、粘着テープの貼
着方法及び貼着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体は、ワイヤーハーネス配線
用の穴、部品取付用ビス穴等の直径10〜30φ程度の
穴を1台につき約50〜100個有している。これらの
穴については、車体塗装時に塗料が穴に付着したり成膜
しない様にテープでマスキングしてしてから塗装してお
り、塗装を終えた後にこのテープを剥している。
用の穴、部品取付用ビス穴等の直径10〜30φ程度の
穴を1台につき約50〜100個有している。これらの
穴については、車体塗装時に塗料が穴に付着したり成膜
しない様にテープでマスキングしてしてから塗装してお
り、塗装を終えた後にこのテープを剥している。
【0003】現行では、片面に粘着剤が塗布されたマス
キングテープを手で適当な長さに切って穴に貼り付ける
ているが、この方法では、切り取ったテープの寸法が不
正確になり仕上がりが良くなく、作業時間も長時間を必
要とする。これを改善する方法として、マスキング用に
所定形状に予めカットされたマスキングテープ片が剥離
紙に貼付けられたものを使用する方法がある。しかし、
通常、このような粘着テープは取扱中に不都合を生じな
い様にするために粘着剤層を剥離紙側に向けて張り合わ
せられているので、剥離紙から1個ずつ剥して粘着剤層
を穴に向けて貼着することになる。従って、マスキング
等を行う場合、テープを剥離紙から剥す工程、及び剥離
紙から剥したテープを貼着するまで担持する工程が、貼
着工程の前に必要となる。
キングテープを手で適当な長さに切って穴に貼り付ける
ているが、この方法では、切り取ったテープの寸法が不
正確になり仕上がりが良くなく、作業時間も長時間を必
要とする。これを改善する方法として、マスキング用に
所定形状に予めカットされたマスキングテープ片が剥離
紙に貼付けられたものを使用する方法がある。しかし、
通常、このような粘着テープは取扱中に不都合を生じな
い様にするために粘着剤層を剥離紙側に向けて張り合わ
せられているので、剥離紙から1個ずつ剥して粘着剤層
を穴に向けて貼着することになる。従って、マスキング
等を行う場合、テープを剥離紙から剥す工程、及び剥離
紙から剥したテープを貼着するまで担持する工程が、貼
着工程の前に必要となる。
【0004】この工程を機械化するには、マスク片を剥
離紙から剥す際の確実さや剥したテープを貼着位置に位
置決めする際の正確さなど解決しなければならない種々
の課題があり、従って、これらを克服しつつ車両製造ラ
インにおける限られた作業スペースで使用可能なような
簡易な機械化手段は実用化されておらず、提案もなされ
ていない。
離紙から剥す際の確実さや剥したテープを貼着位置に位
置決めする際の正確さなど解決しなければならない種々
の課題があり、従って、これらを克服しつつ車両製造ラ
インにおける限られた作業スペースで使用可能なような
簡易な機械化手段は実用化されておらず、提案もなされ
ていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の粘着テープは、工程の機械化、自動化が困難であると
いう問題点があった。
の粘着テープは、工程の機械化、自動化が困難であると
いう問題点があった。
【0006】本発明は、この様な従来技術の課題を解決
するためになされたもので、機械化、自動化に適する粘
着テープ材及びその製造方法を提供することを目的とす
るものである。
するためになされたもので、機械化、自動化に適する粘
着テープ材及びその製造方法を提供することを目的とす
るものである。
【0007】又、本発明は、上記粘着テープ材を用いる
貼着方法及び貼着装置を提供することを目的とするもの
である。
貼着方法及び貼着装置を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、片面
に粘着層を有する粘着テープをキャリア上に担持する際
に粘着層のある面をキャリアと反対の側に向けたものが
有望であることを見いだし、本発明の粘着テープ材及び
その製造方法を発明するに至った。
するために、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、片面
に粘着層を有する粘着テープをキャリア上に担持する際
に粘着層のある面をキャリアと反対の側に向けたものが
有望であることを見いだし、本発明の粘着テープ材及び
その製造方法を発明するに至った。
【0009】更に、該粘着テープ材を用いた貼着方法及
び貼着装置が貼着工程の機械化に適することを見いだし
た。
び貼着装置が貼着工程の機械化に適することを見いだし
た。
【0010】本発明の粘着テープ材は、一つの面に粘着
層を有する粘着テープと、該粘着テープの被着体に対す
る粘着力より弱い力で該粘着テープの他の面を担持する
キャリアとを備えるものである。
層を有する粘着テープと、該粘着テープの被着体に対す
る粘着力より弱い力で該粘着テープの他の面を担持する
キャリアとを備えるものである。
【0011】又、本発明の粘着テープ材の製造方法は、
一つの面に粘着層を有する粘着テープを形成する工程
と、被着体に対する該粘着テープの粘着力より弱い力で
粘着テープがキャリアに担持されるように該粘着テープ
の他の面に相当する部分をキャリアに担持させる工程と
を備えるものである。
一つの面に粘着層を有する粘着テープを形成する工程
と、被着体に対する該粘着テープの粘着力より弱い力で
粘着テープがキャリアに担持されるように該粘着テープ
の他の面に相当する部分をキャリアに担持させる工程と
を備えるものである。
【0012】更に、本発明の貼着方法は、上記の粘着テ
ープ材の粘着層を被着体に貼着されるように接触させ、
該粘着テープがキャリアから離脱するように該キャリア
を該被着体から遠ざけるものである。
ープ材の粘着層を被着体に貼着されるように接触させ、
該粘着テープがキャリアから離脱するように該キャリア
を該被着体から遠ざけるものである。
【0013】又、本発明の貼着装置は、上記の粘着テー
プ材の該粘着テープを被着体近くに位置決めする手段
と、位置決めされた該粘着テープを被着体に貼着される
ように被着体に接触させる手段と、該粘着テープがキャ
リアから離脱するように該キャリアを該被着体から遠ざ
ける手段を備えるものである。
プ材の該粘着テープを被着体近くに位置決めする手段
と、位置決めされた該粘着テープを被着体に貼着される
ように被着体に接触させる手段と、該粘着テープがキャ
リアから離脱するように該キャリアを該被着体から遠ざ
ける手段を備えるものである。
【0014】以下、本発明の粘着テープ材について説明
する。尚、本発明で用いられる用語「粘着テープ」は、
一つの面に粘着層を有する薄層状のものを意味する広義
のものであって、テープのみならずラベル、シール、リ
ボン、フィルム、シート等を含み、サイズや形状によっ
て限定されないものとする。
する。尚、本発明で用いられる用語「粘着テープ」は、
一つの面に粘着層を有する薄層状のものを意味する広義
のものであって、テープのみならずラベル、シール、リ
ボン、フィルム、シート等を含み、サイズや形状によっ
て限定されないものとする。
【0015】本発明に係る粘着テープ材は、一つの面に
粘着層を有する粘着テープと、該粘着テープの被着体に
対する粘着力より弱い力で該粘着テープの他の面を担持
するキャリアを備え、詳細には、図1に示すように、粘
着テープ1の支持体3の片面に設けられた粘着層5をキ
ャリア7と反対の方向に向けて他方の粘着層がない面で
キャリアに担持することを特徴とするものである。被着
体9にこの粘着テープを接触させることによりダイレク
トに粘着剤層が被着体に貼着され、キャリアが被着部分
から引き離されると同時に粘着テープはキャリアから離
脱する。従って、上記構成により、粘着テープの貼着と
キャリアからの離脱とを同時に行うことが可能である。
粘着テープの貼着は、図1にあるように、押圧手段10
を用いてキャリアの背面側から押圧することによりなさ
れるが、本発明の貼着方法は図示されるものに限定して
解釈されるものではなく、粘着テープを被着部分に対し
て相対的に近づけ粘着するように接触させるような操作
であればよい。
粘着層を有する粘着テープと、該粘着テープの被着体に
対する粘着力より弱い力で該粘着テープの他の面を担持
するキャリアを備え、詳細には、図1に示すように、粘
着テープ1の支持体3の片面に設けられた粘着層5をキ
ャリア7と反対の方向に向けて他方の粘着層がない面で
キャリアに担持することを特徴とするものである。被着
体9にこの粘着テープを接触させることによりダイレク
トに粘着剤層が被着体に貼着され、キャリアが被着部分
から引き離されると同時に粘着テープはキャリアから離
脱する。従って、上記構成により、粘着テープの貼着と
キャリアからの離脱とを同時に行うことが可能である。
粘着テープの貼着は、図1にあるように、押圧手段10
を用いてキャリアの背面側から押圧することによりなさ
れるが、本発明の貼着方法は図示されるものに限定して
解釈されるものではなく、粘着テープを被着部分に対し
て相対的に近づけ粘着するように接触させるような操作
であればよい。
【0016】上述において、粘着テープは、粘着層と被
着面との接着を剥離するのに要する力より小さい力でキ
ャリアからテープを離脱させることができるように担持
されるものであり、どの様な担持力であってもよい。例
えば、ゴムや樹脂の小片を紙やプラスチックシート、ガ
ラス等に軽く押し付けて手を離した後に小片がシートに
付着してはいるが容易に引き剥すことができる場合にお
けるような、僅かな付着性を利用することができ、又、
静電気による付着のような電気的な力や磁力等を用いる
ことも可能である。従って、支持体とキャリアとの間に
特別に粘着剤層を設けることを必要とするものではな
い。
着面との接着を剥離するのに要する力より小さい力でキ
ャリアからテープを離脱させることができるように担持
されるものであり、どの様な担持力であってもよい。例
えば、ゴムや樹脂の小片を紙やプラスチックシート、ガ
ラス等に軽く押し付けて手を離した後に小片がシートに
付着してはいるが容易に引き剥すことができる場合にお
けるような、僅かな付着性を利用することができ、又、
静電気による付着のような電気的な力や磁力等を用いる
ことも可能である。従って、支持体とキャリアとの間に
特別に粘着剤層を設けることを必要とするものではな
い。
【0017】上述の構成において、粘着テープが、図2
〜4に示すように、所定形状に形成され規則的にキャリ
ア上に配列させた複数の粘着テープ片11、13又は1
5であれば、粘着テープ片の配列規則に従ってキャリア
を送ることによって、粘着テープ片を貼着する位置に確
実に誘導することができる。従って、粘着テープの貼着
とキャリアからの離脱とを機械的に繰り返すことが可能
となるので、作業工程の自動化に好都合である。もちろ
ん、粘着テープ片の形状、配列間隔は、必要に応じて適
宜変えることができる。
〜4に示すように、所定形状に形成され規則的にキャリ
ア上に配列させた複数の粘着テープ片11、13又は1
5であれば、粘着テープ片の配列規則に従ってキャリア
を送ることによって、粘着テープ片を貼着する位置に確
実に誘導することができる。従って、粘着テープの貼着
とキャリアからの離脱とを機械的に繰り返すことが可能
となるので、作業工程の自動化に好都合である。もちろ
ん、粘着テープ片の形状、配列間隔は、必要に応じて適
宜変えることができる。
【0018】上述の基本的な構成による本発明の粘着テ
ープ材においては、通常の粘着テープに使用されるよう
な粘着剤を用いることが可能であり、用途に応じて適宜
選択される。支持体及びキャリアについては、上述の僅
かな担持力が得られるように、通常使用可能な材料から
適宜選択することができる。従って、本発明に係る粘着
テープ材は、広く応用、変更することが可能なものであ
るが、更に以下に示すような要素を具備することによ
り、貼着作業の効率化、取扱の容易性、製造容易性等の
実用的な点でさらに好ましいものにすることが可能であ
る。
ープ材においては、通常の粘着テープに使用されるよう
な粘着剤を用いることが可能であり、用途に応じて適宜
選択される。支持体及びキャリアについては、上述の僅
かな担持力が得られるように、通常使用可能な材料から
適宜選択することができる。従って、本発明に係る粘着
テープ材は、広く応用、変更することが可能なものであ
るが、更に以下に示すような要素を具備することによ
り、貼着作業の効率化、取扱の容易性、製造容易性等の
実用的な点でさらに好ましいものにすることが可能であ
る。
【0019】まず、粘着テープ材の運搬、取扱容易性、
貼着作業スペースの縮小を考慮すると、テープ及びキャ
リアは、ロール状に巻くことができるのが望ましい。こ
の場合、注意すべき点は、図5及び6に概念的に示され
るように、隣接するキャリアの背面がテープの粘着層と
接触するので、キャリアの背面が粘着層に接着しないよ
うに工夫する必要がある。剥離ライナーを間に挟みなが
ら巻き上げることも可能であるが、キャリアの背面に剥
離剤71で処理を施すのが効率的と考えられ、経済的で
ある。従って、キャリアは剥離剤処理が可能な材質のシ
ートを用いるのが好ましい。一般には、上質紙、グラシ
ン紙、パーチメント紙等の紙;ポリエチレン、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル
等の合成樹脂フィルム;アルミ箔等の金属フィルム等が
剥離シートの基材として使用されており、本発明の粘着
テープ材に用いられるキャリア材は、これらのものから
必要に応じて適宜選択することができる。剥離剤71
は、樹脂、シリコーン等の通常用いられるものが使用で
き、粘着層の成分に応じて適宜選択することができる。
剥離度は、好ましくは剥離力5g/50mm〜100g/
50mm程度となるように設定される。この際、図5の様
にテープを外側に配してキャリアを巻き上げると、ロー
ルの最外周にテープの粘着面がむき出しになるので、更
にキャリアのみを1周巻いて外側を覆うようにすると運
搬等に不都合を生じない。図6の様にテープを内側にし
てキャリアを巻き上げる場合は、図のように最初に芯7
3にキャリアのみを1周巻いて覆うようにするか、ある
いは、芯73の外表面に剥離処理を施すのがよい。芯は
省くことも可能である。又、製造工程上の都合等により
キャリアのテープ担持面にも剥離処理を施す必要がある
場合は、担持面の剥離度は裏面の剥離度より低く設定し
なければならない。担持面の剥離度の方が高いと、ロー
ルからキャリアを引き出した際に、テープが隣接するキ
ャリアの裏面に移行して担持面から離脱するからであ
る。
貼着作業スペースの縮小を考慮すると、テープ及びキャ
リアは、ロール状に巻くことができるのが望ましい。こ
の場合、注意すべき点は、図5及び6に概念的に示され
るように、隣接するキャリアの背面がテープの粘着層と
接触するので、キャリアの背面が粘着層に接着しないよ
うに工夫する必要がある。剥離ライナーを間に挟みなが
ら巻き上げることも可能であるが、キャリアの背面に剥
離剤71で処理を施すのが効率的と考えられ、経済的で
ある。従って、キャリアは剥離剤処理が可能な材質のシ
ートを用いるのが好ましい。一般には、上質紙、グラシ
ン紙、パーチメント紙等の紙;ポリエチレン、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル
等の合成樹脂フィルム;アルミ箔等の金属フィルム等が
剥離シートの基材として使用されており、本発明の粘着
テープ材に用いられるキャリア材は、これらのものから
必要に応じて適宜選択することができる。剥離剤71
は、樹脂、シリコーン等の通常用いられるものが使用で
き、粘着層の成分に応じて適宜選択することができる。
剥離度は、好ましくは剥離力5g/50mm〜100g/
50mm程度となるように設定される。この際、図5の様
にテープを外側に配してキャリアを巻き上げると、ロー
ルの最外周にテープの粘着面がむき出しになるので、更
にキャリアのみを1周巻いて外側を覆うようにすると運
搬等に不都合を生じない。図6の様にテープを内側にし
てキャリアを巻き上げる場合は、図のように最初に芯7
3にキャリアのみを1周巻いて覆うようにするか、ある
いは、芯73の外表面に剥離処理を施すのがよい。芯は
省くことも可能である。又、製造工程上の都合等により
キャリアのテープ担持面にも剥離処理を施す必要がある
場合は、担持面の剥離度は裏面の剥離度より低く設定し
なければならない。担持面の剥離度の方が高いと、ロー
ルからキャリアを引き出した際に、テープが隣接するキ
ャリアの裏面に移行して担持面から離脱するからであ
る。
【0020】次に、車両製造工程におけるマスキングに
使用する場合、被着面に貼着したテープを被着面から剥
離させることを考慮すると、支持体は、熱収縮性を有す
る材質のものが望ましい。熱収縮性の支持体を用いる
と、車体のマスキングの場合には、塗装後に塗料を乾燥
させるために施される加熱処理の時にテープ支持体が収
縮して被着面から剥がれ易くなるからである。熱収縮性
を有するものの例としては、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、フッソ樹脂、ポリビニルアル
コール、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸メチ
ル、ポリエチレンオキシド、ポリフェニレンオキシド、
ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレングリコール、ナイロン−6、ナイロン−66、
熱可塑性ポリウレタン等の熱可塑性の樹脂材及び繊維材
等が挙げられ、これらにおいては、加熱により結晶化度
が増加して熱収縮が進行する。更に、塗料を乾燥する際
には通常約90〜140℃の温度領域で加熱するので、
この温度域で熱収縮するものが望ましい。更に、この時
の熱収縮率は5%以上であるのが望ましく、従って、こ
れらの条件を満たすように、熱可塑性樹脂及び繊維から
1つあるいは2以上を適宜選択し、単独、組み合わせ、
あるいは混合組成物の形で用いることができる。特に好
ましいものの例としては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等の非晶性ポリオレフィン、ポリメタクリル酸、ポリ
ウレタン、スチレン−イソプレンブロック共重合体等が
挙げられる。
使用する場合、被着面に貼着したテープを被着面から剥
離させることを考慮すると、支持体は、熱収縮性を有す
る材質のものが望ましい。熱収縮性の支持体を用いる
と、車体のマスキングの場合には、塗装後に塗料を乾燥
させるために施される加熱処理の時にテープ支持体が収
縮して被着面から剥がれ易くなるからである。熱収縮性
を有するものの例としては、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、フッソ樹脂、ポリビニルアル
コール、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸メチ
ル、ポリエチレンオキシド、ポリフェニレンオキシド、
ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレングリコール、ナイロン−6、ナイロン−66、
熱可塑性ポリウレタン等の熱可塑性の樹脂材及び繊維材
等が挙げられ、これらにおいては、加熱により結晶化度
が増加して熱収縮が進行する。更に、塗料を乾燥する際
には通常約90〜140℃の温度領域で加熱するので、
この温度域で熱収縮するものが望ましい。更に、この時
の熱収縮率は5%以上であるのが望ましく、従って、こ
れらの条件を満たすように、熱可塑性樹脂及び繊維から
1つあるいは2以上を適宜選択し、単独、組み合わせ、
あるいは混合組成物の形で用いることができる。特に好
ましいものの例としては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等の非晶性ポリオレフィン、ポリメタクリル酸、ポリ
ウレタン、スチレン−イソプレンブロック共重合体等が
挙げられる。
【0021】更に、支持体をキャリア上に担持する点に
関しては、キャリアと支持体の組合せを適宜に設定する
ことによって僅かな付着性をもたせるのが最も経済的で
あると考えられるので、この方法に適したものについて
述べる。従って、静電付着し易い材料の選択や磁性体配
合などの電気的あるいは磁気的方法を取る場合は、以下
の記載中の担持性に関する点は考慮する必要がない。
関しては、キャリアと支持体の組合せを適宜に設定する
ことによって僅かな付着性をもたせるのが最も経済的で
あると考えられるので、この方法に適したものについて
述べる。従って、静電付着し易い材料の選択や磁性体配
合などの電気的あるいは磁気的方法を取る場合は、以下
の記載中の担持性に関する点は考慮する必要がない。
【0022】2つの物体の付着は接触面積が大きい方が
容易と考えられるので、織布、不織布等の繊維材よりも
フィルム状の樹脂材の方が、同じ物質であっても表面の
付着性を発揮し易く、従って、前述の担持条件を満たす
ようにキャリアに担持するのが容易と思われる。故に、
キャリアに接する支持体の表面部分は樹脂フィルムであ
る方が好ましい。従って、この点においては、支持体
は、樹脂フィルム単独、あるいはキャリアに担持される
面に樹脂フィルム層を配したもので構成されるのが好ま
しい。
容易と考えられるので、織布、不織布等の繊維材よりも
フィルム状の樹脂材の方が、同じ物質であっても表面の
付着性を発揮し易く、従って、前述の担持条件を満たす
ようにキャリアに担持するのが容易と思われる。故に、
キャリアに接する支持体の表面部分は樹脂フィルムであ
る方が好ましい。従って、この点においては、支持体
は、樹脂フィルム単独、あるいはキャリアに担持される
面に樹脂フィルム層を配したもので構成されるのが好ま
しい。
【0023】しかし、反面、支持体層、粘着剤層の積層
工程を経て連続したテープを製造した後にテープを所望
の形状に打抜き等の方法でカットして所定形状のテープ
片を製造する場合に、樹脂フィルムは圧力で変形やずれ
を起こし易いのでテープ片の形状の正確な制御が難しい
場合がある。これに比べて、繊維状のものは変形やずれ
を抑えることができるので、テープ構造中に繊維布等を
組み込むと、打抜きの際の変形やずれを防止でき、正確
にカットできる。特に、カットし易さの点で不織布を用
いるのが最適と考えられる。
工程を経て連続したテープを製造した後にテープを所望
の形状に打抜き等の方法でカットして所定形状のテープ
片を製造する場合に、樹脂フィルムは圧力で変形やずれ
を起こし易いのでテープ片の形状の正確な制御が難しい
場合がある。これに比べて、繊維状のものは変形やずれ
を抑えることができるので、テープ構造中に繊維布等を
組み込むと、打抜きの際の変形やずれを防止でき、正確
にカットできる。特に、カットし易さの点で不織布を用
いるのが最適と考えられる。
【0024】従って、上記を考え併せると、有効なテー
プの構造の例として、図7及び8に示される様なものを
挙げることができる。図7においては、テープ1の樹脂
フィルム31の層の上に設けられた粘着剤5の層内に繊
維材33の層を設けており、図8においては、樹脂フィ
ルム層31内に繊維材35を組み込んでいる。
プの構造の例として、図7及び8に示される様なものを
挙げることができる。図7においては、テープ1の樹脂
フィルム31の層の上に設けられた粘着剤5の層内に繊
維材33の層を設けており、図8においては、樹脂フィ
ルム層31内に繊維材35を組み込んでいる。
【0025】図7の場合、繊維材33は樹脂フィルム3
1と離れているため、必ずしも熱収縮性である必要はな
く、従ってレーヨン等でできた織布、不織布を使用する
ことができ、型抜きの際の変形やずれを防止できる他の
材料に代えてもよい。図7の繊維材33は、厚さ40〜
200μm程度、目付け約8〜30g/m2 、樹脂フィ
ルム層の厚さは約5〜10μm、粘着剤層の厚さは約1
0〜60μmが好適である。
1と離れているため、必ずしも熱収縮性である必要はな
く、従ってレーヨン等でできた織布、不織布を使用する
ことができ、型抜きの際の変形やずれを防止できる他の
材料に代えてもよい。図7の繊維材33は、厚さ40〜
200μm程度、目付け約8〜30g/m2 、樹脂フィ
ルム層の厚さは約5〜10μm、粘着剤層の厚さは約1
0〜60μmが好適である。
【0026】他方、図8においては、繊維材35は、樹
脂フィルム31と共に熱収縮するように熱収縮性である
のが望ましい。この場合、収縮性の観点から、繊維材3
5は、目付6〜25g/m2 程度、より好ましくは10〜
20g/m2 のポリエチレン系又はポリプロピレン系の
繊維でできた不織布を使用することが望ましい。湿式、
乾式のいずれの製法で作られた不織布でも使用できる
が、バインダー成分等の含有量が少なく多孔性のものが
適している。図8の繊維材35の厚さは30〜160μ
m程度、不織布を組み込んだキャストフィルム層全体の
厚さは約40〜200μm、より好ましくは80〜14
0μm程度、粘着剤層の厚さは約10〜60μmが適し
ている。
脂フィルム31と共に熱収縮するように熱収縮性である
のが望ましい。この場合、収縮性の観点から、繊維材3
5は、目付6〜25g/m2 程度、より好ましくは10〜
20g/m2 のポリエチレン系又はポリプロピレン系の
繊維でできた不織布を使用することが望ましい。湿式、
乾式のいずれの製法で作られた不織布でも使用できる
が、バインダー成分等の含有量が少なく多孔性のものが
適している。図8の繊維材35の厚さは30〜160μ
m程度、不織布を組み込んだキャストフィルム層全体の
厚さは約40〜200μm、より好ましくは80〜14
0μm程度、粘着剤層の厚さは約10〜60μmが適し
ている。
【0027】又、図9に示されるように、繊維材37が
支持体31と粘着剤5の層の間に位置する、中間的な構
造も使用可能であり、どの構造を選択するかについて
は、製造工程上の都合や製品の信頼性などを考慮して適
宜決められる。
支持体31と粘着剤5の層の間に位置する、中間的な構
造も使用可能であり、どの構造を選択するかについて
は、製造工程上の都合や製品の信頼性などを考慮して適
宜決められる。
【0028】本発明の粘着テープ材に使用される粘着剤
は、主成分として天然ゴム、再生ゴム、SBR、ポリイ
ソブチレンゴム、ポリイソプレンゴム等を含むゴム系粘
着剤;アクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ブチルア
クリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、オクチ
ルアクリレート、メタクリル酸、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレー
ト、iso-ブチルメタクリレート等のアクリル系モノマー
の重合体又は共重合体を主成分とするアクリル系粘着剤
などの通常の粘着テープに使用されるものを使用するこ
とができるが、マスキング材として使用するものについ
ては、十分に貼着でき且つ支持体の熱収縮力により被着
面から剥がれる程度の粘着力を有するものを選ぶのが好
ましい。シリコーン系粘着剤は、通常用いられているシ
リコーン系剥離剤の使用を困難にする場合があるので、
使用に際しては注意を要する。粘着剤は、必要に応じて
粘着付与剤、充填剤、軟化剤、架橋剤等を加えたもので
もよい。
は、主成分として天然ゴム、再生ゴム、SBR、ポリイ
ソブチレンゴム、ポリイソプレンゴム等を含むゴム系粘
着剤;アクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ブチルア
クリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、オクチ
ルアクリレート、メタクリル酸、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレー
ト、iso-ブチルメタクリレート等のアクリル系モノマー
の重合体又は共重合体を主成分とするアクリル系粘着剤
などの通常の粘着テープに使用されるものを使用するこ
とができるが、マスキング材として使用するものについ
ては、十分に貼着でき且つ支持体の熱収縮力により被着
面から剥がれる程度の粘着力を有するものを選ぶのが好
ましい。シリコーン系粘着剤は、通常用いられているシ
リコーン系剥離剤の使用を困難にする場合があるので、
使用に際しては注意を要する。粘着剤は、必要に応じて
粘着付与剤、充填剤、軟化剤、架橋剤等を加えたもので
もよい。
【0029】本発明の粘着テープ材は、コーティング、
積層、含浸、転写などの通常用いられる技術を使って製
造することができる。基本的には、一つの面に粘着層を
有する粘着テープを形成する工程と、被着体に対する該
粘着テープの粘着力より弱い力で粘着テープがキャリア
に担持されるように該粘着テープの他の面に相当する部
分をキャリアに担持させる工程とによって製造され、上
述の図7〜9のような積層構造を有する粘着テープは、
例えば、以下に記載するような製造方法によって調製す
ることができる。
積層、含浸、転写などの通常用いられる技術を使って製
造することができる。基本的には、一つの面に粘着層を
有する粘着テープを形成する工程と、被着体に対する該
粘着テープの粘着力より弱い力で粘着テープがキャリア
に担持されるように該粘着テープの他の面に相当する部
分をキャリアに担持させる工程とによって製造され、上
述の図7〜9のような積層構造を有する粘着テープは、
例えば、以下に記載するような製造方法によって調製す
ることができる。
【0030】方法(1): 片面に剥離剤71処理を施した
キャリア用フィルム7の剥離処理しない面を担持面と
し、担持面に熱可塑性樹脂フィルムを形成する。即ち、
熱可塑性樹脂31をトルエン、酢酸エチル等の溶媒に溶
解させた溶液を、ロールコーター、ダイコーター等を用
いてキャリアフィルム上にキャストコーティングする。
他方、繊維材料33の両面にゴム系あるいはアクリル系
等の粘着剤5を二層含浸又は積層したものを調製し、キ
ャリアフィルムに塗布された熱可塑性樹脂の上に貼合わ
せて、図7に示されるテープが形成される。
キャリア用フィルム7の剥離処理しない面を担持面と
し、担持面に熱可塑性樹脂フィルムを形成する。即ち、
熱可塑性樹脂31をトルエン、酢酸エチル等の溶媒に溶
解させた溶液を、ロールコーター、ダイコーター等を用
いてキャリアフィルム上にキャストコーティングする。
他方、繊維材料33の両面にゴム系あるいはアクリル系
等の粘着剤5を二層含浸又は積層したものを調製し、キ
ャリアフィルムに塗布された熱可塑性樹脂の上に貼合わ
せて、図7に示されるテープが形成される。
【0031】方法(2): キャリア用フィルム7の両面に
異なる剥離度の剥離剤処理を施し、剥離性の低い処理面
75を担持面とする。次に、熱可塑性樹脂31の溶液
を、ナイフコーター、リバースコーター等を用いて樹脂
の固形分厚が5〜10μm程度になるようにキャリアの
担持面に塗布して熱可塑性樹脂フィルムを形成する。他
方、片面剥離紙の剥離処理面上に粘着剤5を塗布し、そ
の上に繊維材33を載せ、更にその上に粘着材5を塗布
して粘着剤を繊維材の両面に含浸させる。片面剥離紙上
の二層含浸繊維材33を、キャリアに形成した熱可塑性
樹脂フィルム上に積層させると、図10に示される粘着
テープが得られる。これは、図7に示されるものと同じ
積層構造を有したものである。
異なる剥離度の剥離剤処理を施し、剥離性の低い処理面
75を担持面とする。次に、熱可塑性樹脂31の溶液
を、ナイフコーター、リバースコーター等を用いて樹脂
の固形分厚が5〜10μm程度になるようにキャリアの
担持面に塗布して熱可塑性樹脂フィルムを形成する。他
方、片面剥離紙の剥離処理面上に粘着剤5を塗布し、そ
の上に繊維材33を載せ、更にその上に粘着材5を塗布
して粘着剤を繊維材の両面に含浸させる。片面剥離紙上
の二層含浸繊維材33を、キャリアに形成した熱可塑性
樹脂フィルム上に積層させると、図10に示される粘着
テープが得られる。これは、図7に示されるものと同じ
積層構造を有したものである。
【0032】方法(3): (2) と同様の方法でキャリアフ
ィルム7の両面に異った度合の剥離剤処理を施す。熱収
縮性繊維材35を熱可塑性樹脂31の溶液中に浸漬して
含浸させ、得られた繊維材35を、ロールコーター、デ
ィップコーター等を用いてキャリア7の剥離度の低い担
持面に塗布して繊維材入り熱可塑性樹脂キャストフィル
ムを形成する。この上に、ロールコーター又はダイコー
ター等を用いて、ゴム系、アクリル系等の粘着剤を直接
塗布、あるいは片面剥離紙上に一旦塗布したものを転写
して塗布することにより、図8に示されるものと同様の
積層構造を有する粘着テープが得られる。
ィルム7の両面に異った度合の剥離剤処理を施す。熱収
縮性繊維材35を熱可塑性樹脂31の溶液中に浸漬して
含浸させ、得られた繊維材35を、ロールコーター、デ
ィップコーター等を用いてキャリア7の剥離度の低い担
持面に塗布して繊維材入り熱可塑性樹脂キャストフィル
ムを形成する。この上に、ロールコーター又はダイコー
ター等を用いて、ゴム系、アクリル系等の粘着剤を直接
塗布、あるいは片面剥離紙上に一旦塗布したものを転写
して塗布することにより、図8に示されるものと同様の
積層構造を有する粘着テープが得られる。
【0033】方法(4): (2) と同様の方法でキャリアフ
ィルム7の両面に剥離剤処理を施す。熱収縮性繊維材3
7の片面に熱可塑性樹脂31溶液を含浸させ、含浸した
面をキャリアフィルム7に向けて繊維材37をキャリア
フィルムの剥離度の低い担持面に載せる。繊維材37の
上に、ロールコーター又はダイコーター等を用いて、ゴ
ム系、アクリル系等の粘着剤を直接に、あるいは片面剥
離紙上に一旦塗布したものを転写することによって塗布
し、図9に示されるものと同様の積層構造を有する粘着
テープが得られる。
ィルム7の両面に剥離剤処理を施す。熱収縮性繊維材3
7の片面に熱可塑性樹脂31溶液を含浸させ、含浸した
面をキャリアフィルム7に向けて繊維材37をキャリア
フィルムの剥離度の低い担持面に載せる。繊維材37の
上に、ロールコーター又はダイコーター等を用いて、ゴ
ム系、アクリル系等の粘着剤を直接に、あるいは片面剥
離紙上に一旦塗布したものを転写することによって塗布
し、図9に示されるものと同様の積層構造を有する粘着
テープが得られる。
【0034】上記(1) 〜(4) の各方法を用いて連続した
粘着テープを得た場合、打抜きによりテープのみを所望
の形状にカットして不要な部分を取り除けば、粘着テー
プは図2〜4に示されるような規則的にキャリア上に並
んだテープ片を構成する。打抜きは、粘着テープの粘着
剤層を片面剥離紙で覆った状態で行うのが好ましく、テ
ープ片の上に残った剥離紙片を型抜き後に取り除いてキ
ャリアをロール状に巻き上げることにより、本発明に係
るロール状粘着テープ材が得られる。
粘着テープを得た場合、打抜きによりテープのみを所望
の形状にカットして不要な部分を取り除けば、粘着テー
プは図2〜4に示されるような規則的にキャリア上に並
んだテープ片を構成する。打抜きは、粘着テープの粘着
剤層を片面剥離紙で覆った状態で行うのが好ましく、テ
ープ片の上に残った剥離紙片を型抜き後に取り除いてキ
ャリアをロール状に巻き上げることにより、本発明に係
るロール状粘着テープ材が得られる。
【0035】上述の連続したテープを打抜きによってテ
ープ片にカットする方法は、打抜き時の圧力によってテ
ープをキャリアに適度な力で付着させることが可能であ
るので、好ましいと考えられる。しかし、本発明に係る
テープ片を担持した粘着テープ材の製造方法は、上述の
ものに限られないのは勿論であり、例えば、キャリアの
担持面に、所望の形状になるように、熱可塑性樹脂フィ
ルム、繊維材及び粘着剤を順次積層させてもよい。又、
図7〜9の積層構造の最上層の粘着剤5を欠いた連続テ
ープを形成して打抜きにより所望の形状に形成した後
に、最外層の粘着剤5を積層させることも可能である。
ープ片にカットする方法は、打抜き時の圧力によってテ
ープをキャリアに適度な力で付着させることが可能であ
るので、好ましいと考えられる。しかし、本発明に係る
テープ片を担持した粘着テープ材の製造方法は、上述の
ものに限られないのは勿論であり、例えば、キャリアの
担持面に、所望の形状になるように、熱可塑性樹脂フィ
ルム、繊維材及び粘着剤を順次積層させてもよい。又、
図7〜9の積層構造の最上層の粘着剤5を欠いた連続テ
ープを形成して打抜きにより所望の形状に形成した後
に、最外層の粘着剤5を積層させることも可能である。
【0036】本発明に係る粘着テープ材は、例えば、図
11に示されるような構成の装置100によって簡便に
貼着を行うことができる。
11に示されるような構成の装置100によって簡便に
貼着を行うことができる。
【0037】装置のケース101には、軸0を中心とし
て回転揺動可能なレバー103が設けられ、扇型歯車1
05にリンク107で連結されている。歯車105は歯
車109と噛み合い、歯車109の中心上には粘着テー
プ材のキャリアを巻取るためのホイール111がある。
この構成に従って、レバー103を一往復揺動させる
と、扇型歯車105が一回転し、歯車105の歯が歯車
109の歯と噛み合っている間だけ歯車109を回転さ
せる。従って、歯車109及びホイール111は、レバ
ー103を図中A方向に動かす間は回転せず、Aと反対
方向に動く時に回転する。ラッチ113は歯車109の
回転方向を一方向のみに規制し、バネ115はレバー1
03をAと反対の方向に付勢するために設けられてい
る。
て回転揺動可能なレバー103が設けられ、扇型歯車1
05にリンク107で連結されている。歯車105は歯
車109と噛み合い、歯車109の中心上には粘着テー
プ材のキャリアを巻取るためのホイール111がある。
この構成に従って、レバー103を一往復揺動させる
と、扇型歯車105が一回転し、歯車105の歯が歯車
109の歯と噛み合っている間だけ歯車109を回転さ
せる。従って、歯車109及びホイール111は、レバ
ー103を図中A方向に動かす間は回転せず、Aと反対
方向に動く時に回転する。ラッチ113は歯車109の
回転方向を一方向のみに規制し、バネ115はレバー1
03をAと反対の方向に付勢するために設けられてい
る。
【0038】ケース101にはロール状の粘着テープ材
を保持するためのホイール117があり、ケース101
の先端開口部119付近に、図中B方向に往復摺動可能
な押圧部材121が設けられている。ホイール117に
保持された粘着テープ材から延びたキャリア7は、ガイ
ド片123を通過して押圧部材121上を通り、ケース
内のホイール111に巻き取られる。
を保持するためのホイール117があり、ケース101
の先端開口部119付近に、図中B方向に往復摺動可能
な押圧部材121が設けられている。ホイール117に
保持された粘着テープ材から延びたキャリア7は、ガイ
ド片123を通過して押圧部材121上を通り、ケース
内のホイール111に巻き取られる。
【0039】又、レバー103の揺動端と反対の端部1
25は押圧部材121と紐127でつなげられ、押圧部
材121はバネ129によってB方向に付勢されてい
る。従って、押圧部材121は、レバー103をA方向
に動かすとバネ129によりB方向に押し出され、レバ
ー103が戻ると紐127によってBと反対の方向に引
き戻される。
25は押圧部材121と紐127でつなげられ、押圧部
材121はバネ129によってB方向に付勢されてい
る。従って、押圧部材121は、レバー103をA方向
に動かすとバネ129によりB方向に押し出され、レバ
ー103が戻ると紐127によってBと反対の方向に引
き戻される。
【0040】上記構成に従って、レバー103をA方向
に動かすと、押圧部材121がキャリア7の背面からマ
スキングテープ1を外方向へ押し、被着体9に接触、貼
着させる。レバー103を戻すと、押圧部材121がケ
ース内側方向へ戻ると同時に、歯車109が回転してホ
イール111がキャリアを所定量巻き取り、テープ1は
キャリア7から離脱し、それと共に、次のテープ1が押
圧部材121上に送られて、貼着される位置に位置決め
される。
に動かすと、押圧部材121がキャリア7の背面からマ
スキングテープ1を外方向へ押し、被着体9に接触、貼
着させる。レバー103を戻すと、押圧部材121がケ
ース内側方向へ戻ると同時に、歯車109が回転してホ
イール111がキャリアを所定量巻き取り、テープ1は
キャリア7から離脱し、それと共に、次のテープ1が押
圧部材121上に送られて、貼着される位置に位置決め
される。
【0041】上述の図11に示される装置100は手動
式の基本的な例であり、レバー103や歯車105の代
わりにモーター等を用いて歯車109を回転させ電子制
御により規則的に所定量ずつキャリアを巻き取るように
構成することも可能である。更に、押圧部材でキャリア
を押圧する代わりに、装置100全体がB方向に沿って
移動可能なように構成してマスキング用のヘッドとして
車両製造ラインに備えればマスキング工程を自動化する
ことが可能となる。
式の基本的な例であり、レバー103や歯車105の代
わりにモーター等を用いて歯車109を回転させ電子制
御により規則的に所定量ずつキャリアを巻き取るように
構成することも可能である。更に、押圧部材でキャリア
を押圧する代わりに、装置100全体がB方向に沿って
移動可能なように構成してマスキング用のヘッドとして
車両製造ラインに備えればマスキング工程を自動化する
ことが可能となる。
【0042】
【実施例】以下、実施例により、本発明をさらに詳細に
説明する。
説明する。
【0043】以下の調製方法(1) 又は(2) に従って、図
7又は8に示される層構造の粘着面を片面剥離紙で覆っ
た連続マスキングテープをキャリアに担持したものを調
製し、打抜きによりテープをカットして等間隔にキャリ
ア上に並んだ直径3cmのマスキング片にした。マスキン
グ片の粘着面上に残った片面剥離紙を除去し図5のよう
にロール状に巻いて、試料1〜8のマスキング材を得
た。このロールを解き平面上に粘着面を上に向けて載置
して、被着板を3kg/cm2 の圧力でマスキング片に1秒
間押圧した後、被着板をマスキング材から離した。この
操作を50個のマスキング片について行い、マスキング
片が被着板に移行する率を調べた。調製方法(1) で得ら
れたマスキング片による結果を表1に、調製方法(2) に
より得られた結果を表2に示す。
7又は8に示される層構造の粘着面を片面剥離紙で覆っ
た連続マスキングテープをキャリアに担持したものを調
製し、打抜きによりテープをカットして等間隔にキャリ
ア上に並んだ直径3cmのマスキング片にした。マスキン
グ片の粘着面上に残った片面剥離紙を除去し図5のよう
にロール状に巻いて、試料1〜8のマスキング材を得
た。このロールを解き平面上に粘着面を上に向けて載置
して、被着板を3kg/cm2 の圧力でマスキング片に1秒
間押圧した後、被着板をマスキング材から離した。この
操作を50個のマスキング片について行い、マスキング
片が被着板に移行する率を調べた。調製方法(1) で得ら
れたマスキング片による結果を表1に、調製方法(2) に
より得られた結果を表2に示す。
【0044】調製方法(1) キャリア用フィルムの両面に異なる剥離度の剥離剤処理
を施し、剥離性の低い処理面を担持面とした。次に、熱
可塑性樹脂の溶液を、ナイフコーターを用いて樹脂の固
形分厚が5〜10μm程度になるようにキャリアの担持
面に塗布して熱可塑性樹脂フィルムを積層して支持体を
形成した。他方、片面剥離紙の剥離処理面上に粘着剤を
塗布し、その上に繊維材を載せ、更にその上に粘着剤を
塗布して粘着剤を繊維材の両面に含浸させた。片面剥離
紙上の二層含浸繊維材を、キャリアに形成した熱可塑性
樹脂フィルム上に積層させて、図7に示されるものと同
じ積層構造を有したマスキング用粘着テープを得た。
を施し、剥離性の低い処理面を担持面とした。次に、熱
可塑性樹脂の溶液を、ナイフコーターを用いて樹脂の固
形分厚が5〜10μm程度になるようにキャリアの担持
面に塗布して熱可塑性樹脂フィルムを積層して支持体を
形成した。他方、片面剥離紙の剥離処理面上に粘着剤を
塗布し、その上に繊維材を載せ、更にその上に粘着剤を
塗布して粘着剤を繊維材の両面に含浸させた。片面剥離
紙上の二層含浸繊維材を、キャリアに形成した熱可塑性
樹脂フィルム上に積層させて、図7に示されるものと同
じ積層構造を有したマスキング用粘着テープを得た。
【0045】調製方法(2) (1) と同様の方法でキャリアフィルムの両面に異った度
合の剥離剤処理を施す。熱収縮性繊維材を熱可塑性樹脂
の溶液中に浸漬して含浸させ、得られた繊維材を、ロー
ルコーターを用いてキャリアの剥離度の低い担持面に塗
布して繊維材入り熱可塑性樹脂キャストフィルムを形成
する。この上に、ロールコーターを用いて、粘着剤を塗
布することにより、図8に示されるものと同様の積層構
造を有するマスキングテープを得た。
合の剥離剤処理を施す。熱収縮性繊維材を熱可塑性樹脂
の溶液中に浸漬して含浸させ、得られた繊維材を、ロー
ルコーターを用いてキャリアの剥離度の低い担持面に塗
布して繊維材入り熱可塑性樹脂キャストフィルムを形成
する。この上に、ロールコーターを用いて、粘着剤を塗
布することにより、図8に示されるものと同様の積層構
造を有するマスキングテープを得た。
【0046】
【表1】
【表2】 上記の結果から、キャリア上にマスキングテープを粘着
面と反対の面で担持させたマスキング材を用いて、支障
なく確実に被着体をマスキングすることが可能であるこ
とは明白であり、本発明はマスキング工程の機械化に適
することがわかる。
面と反対の面で担持させたマスキング材を用いて、支障
なく確実に被着体をマスキングすることが可能であるこ
とは明白であり、本発明はマスキング工程の機械化に適
することがわかる。
【0047】尚、本発明に係るマスキング方法及びマス
キング材は、車両製造工程におけるマスキングのみなら
ず、各種製品製造工程における種々の粘着テープ、粘着
シール、粘着ラベル等の貼着工程に利用可能であること
は勿論である。
キング材は、車両製造工程におけるマスキングのみなら
ず、各種製品製造工程における種々の粘着テープ、粘着
シール、粘着ラベル等の貼着工程に利用可能であること
は勿論である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の粘着テー
プ材、粘着テープの貼着方法及び貼着装置は、貼着工程
を機械化するのに有利なものであり、構成のシンプルさ
を十分に活かし、経済性などに優れたものであり、その
工業的価値は極めて大である。
プ材、粘着テープの貼着方法及び貼着装置は、貼着工程
を機械化するのに有利なものであり、構成のシンプルさ
を十分に活かし、経済性などに優れたものであり、その
工業的価値は極めて大である。
【図1】本発明の粘着テープ材の貼着を示す説明図であ
る。
る。
【図2】本発明の粘着テープ材の一実施例を示す平面図
である。
である。
【図3】本発明の粘着テープ材の他の実施例を示す平面
図である。
図である。
【図4】本発明の粘着テープ材の他の実施例を示す平面
図である。
図である。
【図5】本発明のロール状粘着テープ材の一実施例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図6】本発明のロール状粘着テープ材の他の実施例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図7】本発明の粘着テープの積層構造の一実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図8】本発明の粘着テープの積層構造の他の実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図9】本発明の粘着テープの積層構造の他の実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図10】図7に示される積層構造を有するテープの他
の実施例を示す断面図である。
の実施例を示す断面図である。
【図11】本発明の粘着テープを貼着する装置の一実施
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
1 粘着テープ材 3 支持体 5 粘着層 7 キャリア 9 被着体 11 粘着テープ 31 樹脂フィルム 33 繊維材 71 剥離剤
Claims (5)
- 【請求項1】 一つの面に粘着層を有する粘着テープ
と、該粘着テープの被着体に対する粘着力より弱い力で
該粘着テープの他の面を担持するキャリアとを備える、
粘着テープ材。 - 【請求項2】 一つの面に粘着層を有する粘着テープを
形成する工程と、被着体に対する該粘着テープの粘着力
より弱い力で粘着テープがキャリアに担持されるように
該粘着テープの他の面に相当する部分をキャリアに担持
させる工程とを備える、粘着テープ材の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の粘着テープ材の粘着層を
被着体に貼着されるように接触させ、該粘着テープがキ
ャリアから離脱するように該キャリアを該被着体から遠
ざける、粘着テープの貼着方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の粘着テープ材の該粘着テ
ープを被着体近くに位置決めする手段と、位置決めされ
た該粘着テープを被着体に貼着されるように被着体に接
触させる手段と、該粘着テープがキャリアから離脱する
ように該キャリアを該被着体から遠ざける手段とを備え
る、粘着テープの貼着装置。 - 【請求項5】 前記粘着テープは、90〜140℃の範
囲の加熱による熱収縮率が5%以上の熱可塑性樹脂から
なる支持体を前記他の面に備える、請求項1記載の粘着
テープ材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4247697A JPH06100842A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 粘着テープ材、粘着テープ材の製造方法、貼着方法及び貼着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4247697A JPH06100842A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 粘着テープ材、粘着テープ材の製造方法、貼着方法及び貼着装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06100842A true JPH06100842A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17167309
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4247697A Pending JPH06100842A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 粘着テープ材、粘着テープ材の製造方法、貼着方法及び貼着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06100842A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1992
- 1992-09-17 JP JP4247697A patent/JPH06100842A/ja active Pending
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