JPH06101095B2 - 磁気ヘツド - Google Patents
磁気ヘツドInfo
- Publication number
- JPH06101095B2 JPH06101095B2 JP5310686A JP5310686A JPH06101095B2 JP H06101095 B2 JPH06101095 B2 JP H06101095B2 JP 5310686 A JP5310686 A JP 5310686A JP 5310686 A JP5310686 A JP 5310686A JP H06101095 B2 JPH06101095 B2 JP H06101095B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic head
- lubricating oil
- recording medium
- magnetic
- fluorine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、フロッピーディスク、ハードディスク、VTR
などに使用される磁気ヘッドに係わり、特に磁気記録媒
体と潤滑油を介して接触する磁気ヘッドの吸着現象を防
止できるようにした磁気ヘッドに関する。
などに使用される磁気ヘッドに係わり、特に磁気記録媒
体と潤滑油を介して接触する磁気ヘッドの吸着現象を防
止できるようにした磁気ヘッドに関する。
(従来の技術) 近年、情報処理技術の発達に伴って記憶装置が担う情報
処理量は飛躍的に増加し、磁気記録装置に対する大容量
化および信頼性の要求が益々高まっている。
処理量は飛躍的に増加し、磁気記録装置に対する大容量
化および信頼性の要求が益々高まっている。
このため、大容量化に適したCo−Crのような金属薄膜を
用いた磁気記録媒体も使用されているが、このような金
属磁性薄膜を用いた磁気記録媒体では、特に磁気ヘッド
との表面潤滑が重要な問題となる。つまり、ハードディ
スクではコンタクト・スタート・ストップ時に磁気ヘッ
ドと磁気ディスクとが直接接触を繰返し、またフロッピ
ーディスク装置では、高速回転している磁気ディスクに
リード・ライト期間中磁気ヘッドが接触状態を保ってい
る。このため、磁気ディスクの表面潤滑が適切でない
と、その表面にスクラッチを生じ、摩耗が進行して磁気
ディスクの寿命や性能が低下してしまうという問題があ
る。勿論、このような問題は他の塗布型記録媒体に共通
する問題でもある。
用いた磁気記録媒体も使用されているが、このような金
属磁性薄膜を用いた磁気記録媒体では、特に磁気ヘッド
との表面潤滑が重要な問題となる。つまり、ハードディ
スクではコンタクト・スタート・ストップ時に磁気ヘッ
ドと磁気ディスクとが直接接触を繰返し、またフロッピ
ーディスク装置では、高速回転している磁気ディスクに
リード・ライト期間中磁気ヘッドが接触状態を保ってい
る。このため、磁気ディスクの表面潤滑が適切でない
と、その表面にスクラッチを生じ、摩耗が進行して磁気
ディスクの寿命や性能が低下してしまうという問題があ
る。勿論、このような問題は他の塗布型記録媒体に共通
する問題でもある。
そこで、例えば磁気ディスク記録媒体の場合には、本出
願人が先に出願した特願昭59−276148号(未公知)で述
べられたように媒体保護用の不織布に潤滑油を含浸する
方法や、スピンコート法等によって媒体表面に潤滑油の
保護膜を形成することが行われている。
願人が先に出願した特願昭59−276148号(未公知)で述
べられたように媒体保護用の不織布に潤滑油を含浸する
方法や、スピンコート法等によって媒体表面に潤滑油の
保護膜を形成することが行われている。
ところが、上記のように磁気記録媒体の表面に潤滑油を
コーティングすると、しばしば磁気記録媒体と磁気ヘッ
ドとの間の相対移動が困難になることがあった。
コーティングすると、しばしば磁気記録媒体と磁気ヘッ
ドとの間の相対移動が困難になることがあった。
第2図は磁気ヘッドと磁気記録媒体との間の潤滑油の膜
厚を変化させた場合の摩擦係数の測定データである。一
般に乾面同士の接触の際には、その摩擦係数が最大でも
0.5程度であるが、図に示すように潤滑油が介在する
と、膜厚によってはこの値を大きく超えてしまう。この
ような場合には接触物同士に摩擦力以外のならんかの力
が作用していることが考えられる。このような力には、
潤滑油の粘性による抵抗力や潤滑油の表面張力による吸
着力が考えられる。しかし、潤滑油の粘性力は通常、非
常に小さいため、ここでは潤滑油の表面張力による吸着
力に着目する必要がある。
厚を変化させた場合の摩擦係数の測定データである。一
般に乾面同士の接触の際には、その摩擦係数が最大でも
0.5程度であるが、図に示すように潤滑油が介在する
と、膜厚によってはこの値を大きく超えてしまう。この
ような場合には接触物同士に摩擦力以外のならんかの力
が作用していることが考えられる。このような力には、
潤滑油の粘性による抵抗力や潤滑油の表面張力による吸
着力が考えられる。しかし、潤滑油の粘性力は通常、非
常に小さいため、ここでは潤滑油の表面張力による吸着
力に着目する必要がある。
第3図は、吸着現象に関するデータであり、磁気ヘッド
と磁気記録媒体との間の潤滑油の表面張力を種々変化さ
せたときの結果である。この図から明らかなように、潤
滑油の表面張力が大きくなればなるほど強力な吸着現象
が生じている。
と磁気記録媒体との間の潤滑油の表面張力を種々変化さ
せたときの結果である。この図から明らかなように、潤
滑油の表面張力が大きくなればなるほど強力な吸着現象
が生じている。
(発明が解決しようとする問題点) このように、潤滑油を介して磁気記録媒体に接触する従
来の磁気ヘッドにおいては、磁気記録媒体と磁気ヘッド
との間にしばしば吸着が起り、磁気記録媒体と磁気ヘッ
ドとの相対移動が困難になるという問題があった。
来の磁気ヘッドにおいては、磁気記録媒体と磁気ヘッド
との間にしばしば吸着が起り、磁気記録媒体と磁気ヘッ
ドとの相対移動が困難になるという問題があった。
本発明は、このような潤滑油を介して磁気記録媒体と接
触する磁気ヘッドにあって、吸着現象を生じることのな
い磁気ヘッドを提供することを目的とする。
触する磁気ヘッドにあって、吸着現象を生じることのな
い磁気ヘッドを提供することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、相対移動する記録媒体にフッソ系潤滑油を介
して接触する磁気ヘッドにおいて、前記記録媒体との接
触面に対して、前記記録媒体よりもフッソ系潤滑油に対
する濡れ性の悪い材料がコーティングしたことを特徴と
している。
して接触する磁気ヘッドにおいて、前記記録媒体との接
触面に対して、前記記録媒体よりもフッソ系潤滑油に対
する濡れ性の悪い材料がコーティングしたことを特徴と
している。
たとえば記録媒体側の保護層がSi3N4,SiO2,ZrO2,WCの場
合には、磁気ヘッドの接触面へのコーティング材料とし
てBN,TiNなどが選択される。
合には、磁気ヘッドの接触面へのコーティング材料とし
てBN,TiNなどが選択される。
(作用) 一般に、上述したような吸着現象によって生じる吸着力
Fは、 F=(2A・δ・cosθ)/h で示される。ここに、Aは潤滑油と磁気ヘッドの接触面
積、δは潤滑油の表面張力、θは磁気ヘッドに対する潤
滑油の濡れ角、hは磁気ヘッドと磁気記録媒体との間の
距離である。
Fは、 F=(2A・δ・cosθ)/h で示される。ここに、Aは潤滑油と磁気ヘッドの接触面
積、δは潤滑油の表面張力、θは磁気ヘッドに対する潤
滑油の濡れ角、hは磁気ヘッドと磁気記録媒体との間の
距離である。
この式から明らかなように、吸着力Fを減少させるには
磁気ヘッドに対する潤滑油の濡れ角θを大きくすれば良
い。通常、この種の潤滑油にはフッ素系潤滑油が使用さ
れるため、磁気ヘッドの記録媒体接触部にフッ素系潤滑
油に対して濡れ性の悪い材料を用いれば良い。BN,TiN
は、フッ素系潤滑油に対し濡れ性が悪い。本発明では、
これらの材料を磁気ヘッドにコーティングしているの
で、吸着力Fが抑制される。
磁気ヘッドに対する潤滑油の濡れ角θを大きくすれば良
い。通常、この種の潤滑油にはフッ素系潤滑油が使用さ
れるため、磁気ヘッドの記録媒体接触部にフッ素系潤滑
油に対して濡れ性の悪い材料を用いれば良い。BN,TiN
は、フッ素系潤滑油に対し濡れ性が悪い。本発明では、
これらの材料を磁気ヘッドにコーティングしているの
で、吸着力Fが抑制される。
(実施例) 以下、図面を参照しながら、本発明の一実施例について
説明する。
説明する。
第1図は片面ヘッドのフロッピーディスク装置に本発明
を適用した例を示す図である。円板状の磁気記録媒体1
の下面には、曲率半径が例えば50mmで空気軸受に支持さ
れた移動自在の磁気ヘッド2が当接されている。磁気記
録媒体1を介して上記磁気ヘッド2と対向する位置に
は、フェルトパッド3が配設されている。
を適用した例を示す図である。円板状の磁気記録媒体1
の下面には、曲率半径が例えば50mmで空気軸受に支持さ
れた移動自在の磁気ヘッド2が当接されている。磁気記
録媒体1を介して上記磁気ヘッド2と対向する位置に
は、フェルトパッド3が配設されている。
磁気記録媒体1は、例えば可撓性樹脂フィルムからなる
基体の上にCo−Cr金属薄膜の記録磁性層を形成し、この
記録磁性層の上にSi3N4からなる保護層を形成し、さら
に上記保護層の上にフッ素系の潤滑油を、例えばスピン
コートによって形成したものである。
基体の上にCo−Cr金属薄膜の記録磁性層を形成し、この
記録磁性層の上にSi3N4からなる保護層を形成し、さら
に上記保護層の上にフッ素系の潤滑油を、例えばスピン
コートによって形成したものである。
磁気ヘッド2は、フェライト母材の摺動面にBN(窒化ボ
ロン)を例えばスパッタリングによりコーティングした
ものである。
ロン)を例えばスパッタリングによりコーティングした
ものである。
以上の構成のフロッピーディスクにおいて、磁気記録媒
体1上にフッ素系潤滑油を介して磁気ヘッド2を接触さ
せ、磁気記録媒体1を回転・停止を繰返したところ、吸
着現象は生じないことが確認できた。
体1上にフッ素系潤滑油を介して磁気ヘッド2を接触さ
せ、磁気記録媒体1を回転・停止を繰返したところ、吸
着現象は生じないことが確認できた。
ところで、従来は、磁気記録媒体1の Si3N4の保護層と、磁気ヘッドであるフェライト表面と
の間にフッ素系潤滑油が介在していた。フェライトとSi
3N4とをフッ素系潤滑油の濡れ性について比べると、Si3
N4の方が悪い。従って磁気ヘッド側のフェライト表面の
濡れ性を悪化させた方が吸着力排除という面から見て効
果がある。第4図は磁気ヘッドのコーティング材料とし
て考えられるものについてフッ素系潤滑油の濡れ性を、
濡れ広がり速度の面から調査した結果である。この図か
ら明らかなように、BN,TiN(窒化チタン)は、フェライ
トよりも濡れ性が悪いSi3N4よりも更に濡れ性が悪い。
したがって、これらの材料をコーティング材として使用
することにより吸着現象は効果的に防止できる。
の間にフッ素系潤滑油が介在していた。フェライトとSi
3N4とをフッ素系潤滑油の濡れ性について比べると、Si3
N4の方が悪い。従って磁気ヘッド側のフェライト表面の
濡れ性を悪化させた方が吸着力排除という面から見て効
果がある。第4図は磁気ヘッドのコーティング材料とし
て考えられるものについてフッ素系潤滑油の濡れ性を、
濡れ広がり速度の面から調査した結果である。この図か
ら明らかなように、BN,TiN(窒化チタン)は、フェライ
トよりも濡れ性が悪いSi3N4よりも更に濡れ性が悪い。
したがって、これらの材料をコーティング材として使用
することにより吸着現象は効果的に防止できる。
また、第4図からも明らかなように、BN,TiNは、Si3N4
やSiO2,ZrO2,WCと比較しても濡れ広がり速度が小さいの
で、これらの材料を記録媒体側にコーティングした場合
にも同様の効果が得られる。
やSiO2,ZrO2,WCと比較しても濡れ広がり速度が小さいの
で、これらの材料を記録媒体側にコーティングした場合
にも同様の効果が得られる。
なお、磁気ヘッドへのBN,TiNのコーティングは、特にス
パッタリングに限らず、蒸着等他の方法によっても良
い。
パッタリングに限らず、蒸着等他の方法によっても良
い。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、磁気ヘッドの摺動面のフ
ッ素系潤滑油に対する濡れ性を低下させることができる
ので、磁気ヘッドと磁気記録媒体との間の吸着を効果的
に防止することができる。
ッ素系潤滑油に対する濡れ性を低下させることができる
ので、磁気ヘッドと磁気記録媒体との間の吸着を効果的
に防止することができる。
第1図は本発明の一実施例に係るフロッピーディスク装
置の一部を示す側面図、第2図は磁気ヘッドと磁気記録
媒体との間の潤滑油の油膜と摩擦係数との関係を示す
図、第3図は同潤滑油の表面張力と摩擦係数との関係を
示す図、第4図は磁気ヘッドの摺動面のコーティング材
とフッ素系油の濡れ広がり速度との関係を示す図であ
る。 1…磁気記録媒体、2…磁気ヘッド、3…フェルトパッ
ド。
置の一部を示す側面図、第2図は磁気ヘッドと磁気記録
媒体との間の潤滑油の油膜と摩擦係数との関係を示す
図、第3図は同潤滑油の表面張力と摩擦係数との関係を
示す図、第4図は磁気ヘッドの摺動面のコーティング材
とフッ素系油の濡れ広がり速度との関係を示す図であ
る。 1…磁気記録媒体、2…磁気ヘッド、3…フェルトパッ
ド。
Claims (1)
- 【請求項1】相対移動する記録媒体にフッソ系潤滑油を
介して接触する磁気ヘッドにおいて、 前記記録媒体との接触面には、前記記録媒体よりもフッ
ソ系潤滑油に対する濡れ性の悪い材料がコーティングさ
れていることを特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5310686A JPH06101095B2 (ja) | 1986-03-11 | 1986-03-11 | 磁気ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5310686A JPH06101095B2 (ja) | 1986-03-11 | 1986-03-11 | 磁気ヘツド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62209709A JPS62209709A (ja) | 1987-09-14 |
| JPH06101095B2 true JPH06101095B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=12933537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5310686A Expired - Fee Related JPH06101095B2 (ja) | 1986-03-11 | 1986-03-11 | 磁気ヘツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06101095B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01311408A (ja) * | 1988-06-09 | 1989-12-15 | Victor Co Of Japan Ltd | 磁気ヘッド |
| JP2518424B2 (ja) * | 1989-11-17 | 1996-07-24 | 日新電機株式会社 | 磁気ヘッドおよびその製造方法 |
| JP2503717B2 (ja) * | 1990-04-06 | 1996-06-05 | 日新電機株式会社 | 磁気ヘッド |
-
1986
- 1986-03-11 JP JP5310686A patent/JPH06101095B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62209709A (ja) | 1987-09-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |