JPH06101320A - タイル用下地材 - Google Patents

タイル用下地材

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JPH06101320A
JPH06101320A JP24640992A JP24640992A JPH06101320A JP H06101320 A JPH06101320 A JP H06101320A JP 24640992 A JP24640992 A JP 24640992A JP 24640992 A JP24640992 A JP 24640992A JP H06101320 A JPH06101320 A JP H06101320A
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tiles
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Izumi Morita
泉 森田
Hiroshi Ishimaru
博司 石丸
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KOUNOSHIMA KAGAKU KOGYO KK
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Konoshima Chemical Co Ltd
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KOUNOSHIMA KAGAKU KOGYO KK
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Konoshima Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工性,接着強度に優れ、普通のタイルを使
用することにより、安価にタイル壁を形成できるタイル
用下地材を提供することにある。 【構成】 板状基材11のタイル貼着面12に複数本の
平行な位置決め用突条13を所定の間隔で突設するとと
もに、前記タイル貼着面12に、前記突条13に平行
で、かつ、開口部よりも底部が広い断面末広がりの取付
け用溝部14を設けたことを特徴とするタイル用下地材
10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモルタルや接着剤を用い
てタイルを貼着する場合に施工性および接着強度を高め
ることができるタイル用下地材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モルタルや接着剤を用いて壁下地
にタイルを直貼りする方法では、タイルの位置決めに手
間がかかり、作業に熟練を要するとともに、下地とモル
タルとの接着強度にバラツキが生じやすく剥離しやすい
という不具合があるので、この不具合を解消すべく、例
えば、特開平2−240363号公報に記載のタイル施
工方法が提案されている。
【0003】すなわち、平板状タイルの裏面に一対の係
止用溝を設ける一方、この係止用溝に係止する帯状凸部
を表面に有する平板状係止部材を被施工面である壁下地
に取付け、この平板状係止部材の帯状凸部に前記平板状
タイルの係止用溝を係止して接着する施工方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
施工方法では、専用のタイルを必要とするので、高価で
あり、汎用性に乏しい。しかも、平板状タイルの裏面に
係止用溝を設けるので、前記タイルが割れやすく、歩留
りが悪いという問題点がある。
【0005】本発明にかかるタイル用下地材は、前記問
題点に鑑み、施工性,接着強度を高めるとともに、普通
のタイルを使用して安価に施工できるタイル用下地材を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるタイル用
下地材は、前記目的を達成するため、板状基材のタイル
貼着面に複数本の平行な位置決め用突条を所定の間隔で
突設するとともに、少なくとも前記突条間のタイル貼着
面に、開口部よりも底部が広い断面末広がりの取付け用
溝部を少なくとも1本設けた構成としたものである。ま
た、少なくとも前記板状基材のタイル貼着面に、セメン
ト,骨材および合成樹脂エマルジョンを必須成分とする
モルタル付着処理層を設けた構成であってもよい。
【0007】
【作用】したがって、請求項1にかかる発明によれば、
位置決め用突条の間にタイルを嵌合して位置決めできる
ことになる。また、請求項2にかかる発明によれば、モ
ルタル付着処理層を介してタイル用下地材にタイルをモ
ルタルで貼着できることになる。
【0008】
【実施例】次に、本発明にかかる実施例を図1ないし図
3の添付図面に従って説明する。図1および図2に示す
ように、第1実施例にかかるタイル用下地材10は、板
状基材11のタイル貼着面12に、複数本の平行な位置
決め用突条13を、タイル20を嵌合,位置決めできる
所定の間隔で突設するとともに、前記タイル貼着面12
に、前記突条13に平行で、かつ、開口部よりも底部が
広い断面末広がりの取付け用溝部14を設けたものであ
る。また、前記板状基材11の対向する端面には突き合
わせることにより相互に位置決め手段となる嵌合突部1
5、嵌合受け部16を設けてある。さらに、前記板状基
材11には軽量化のために多数の空洞部17を設けてあ
る。
【0009】なお、取付け用溝部14は開口部よりも底
部が広い断面末広がりの形状を有しているので、その内
部に侵入して固化したモルタル(図示せず)が抜け落ちる
ことがなく、接着強度が大きい。
【0010】前記板状基材11としては、防火性,耐水
性に優れた不燃材料であるセメント系無機質基板が好ま
しく、例えば、モルタル板、樹脂モルタル板、無機また
は有機繊維を混入して強化したGRC(ガラス繊維強化
セメント板)、石綿セメント板、有機繊維強化セメント
板、セメントけい酸カルシウム板あるいは木片セメント
板等が挙げられる。
【0011】前記タイル用下地材10の成形方法は、押
し出し成形,湿式抄造,乾式プレス等の既存の方法から
任意に選択できるが、生産性の見地から押し出し成形が
好ましい。ただし、取付け用溝部のみをカッターやルー
ターで切削して形成してもよい。
【0012】なお、タイル用下地材10は、必要に応
じ、そのタイル貼着面や裏面にSBR(スチレンブタジ
エンゴム),アクリル樹脂,ウレタン樹脂等を50〜2
00g/m2の割合で塗布することにより、防水層を形成
しておいてもよい。50g/m2以下であると、防水性が
不充分であり、200g/m2以上であっても、あまり性
能向上が見られないからである。
【0013】施工方法としては、本願考案にかかるタイ
ル用下地材10を壁下地(図示せず)に釘,ビス,接着
剤等で固定した後、このタイル用下地材10の嵌合部1
5に他のタイル用下地材10の嵌合受け部16を突き合
わせて同様に固定する。以下、同様の操作を繰り返して
タイル用下地材10を壁下地に取り付ける。そして、タ
イル用下地材10の位置決め用突条13,13間にモル
タル,接着剤を介してタイル20を貼着することによ
り、タイル施工が完了する(図2)。なお、必要に応じ
てタイル20の目地に、モルタル,樹脂モルタル,ポリ
サルファイド系シーリング剤,シリコーン系シーリング
剤を詰めてもよい。
【0014】第2実施例は、図3に示すように、前述の
第1実施例とほぼ同様であり、異なる点はタイル貼着面
12にモルタル付着処理層18を形成した点である。
【0015】前記モルタル付着処理層18は高価な樹脂
モルタルを不要とし、安価な普通のモルタルで十分な接
着力を得るために設けるものである。そして、モルタル
用予備接着層18はセメント,骨材および合成樹脂エマ
ルジョンを必須成分とし、これらを水で混練して得たモ
ルタル付着処理層用材料をタイル貼着面12に塗布して
形成される。
【0016】モルタル付着処理層用材料のセメントとし
ては、普通ポルトランドセメント,早強ポルトランドセ
メント,高炉セメント,シリカセメント,アルミナセメ
ント等の一般的なセメントが挙げられる。
【0017】骨材としては、硅砂,パーライト,シリカ
バルーン,膨張頁岩等の粒径1mm前後のものが挙げら
れ、これらは、モルタル付着処理層に微細な凹凸を設け
て表面積を大きくし、モルタルの付着強度を高めるため
に用いられる。
【0018】合成樹脂エマルジョンとしては、例えば、
アクリル樹脂エマルジョン,ポリ酢酸ビニル樹脂エマル
ジョン等が挙げられる。このように合成樹脂をエマルジ
ョンとして使用するのは、セメント及び骨材を均等に混
合し、さらに、モルタルとの親水性を損なわず、馴染み
を良くするためである。なお、モルタル付着処理層の組
成比は、セメント100重量部に対して、骨材50〜5
00重量部、合成樹脂エマルジョン(固形分)10〜1
00重量部とするのが好適である。
【0019】そして、前述のセメント,骨材および合成
樹脂エマルジョンに水5〜20重量%を加えて混練する
ことにより、モルタル付着処理層用材料が得られ、必要
に応じて分散剤等を添加してもよい。
【0020】モルタル付着処理層用材料の塗布方法はス
プレーによる吹き付けの他、既存の方法から任意に選択
でき、特に限定するものではない。また、モルタル付着
処理層用材料の塗布量は必要に応じて適宜選択できる
が、タイル貼着面12に200〜1000g/m2の割合
で塗布することが好ましい。200g/m2以下である
と、モルタル付着強度が不充分であるからであり、10
00g/m2以上であっても、効果はさほど変わらないか
らである。
【0021】また、塗布した予備接着層用モルタルの養
生も既存の方法から任意に選択でき、例えば、熱風乾燥
炉で養生する場合には温度100℃の熱風乾燥炉内に5
〜10分間放置して養生すればよい。
【0022】(実験例1)厚さ15mm, 巾420mm, 長さ
2880mmの板状基材のタイル貼着面に、高さ5mm,巾
6mmの位置決め用突条をピッチ70mmで長手方向に平行
に突設するとともに、残る前記タイル貼着面に深さ3mm
の取付け用溝部を有する図1に示すようなセメントけい
酸カルシウム板を押し出し成形で得た。ついで、前記タ
イル貼着面にSBRをスプレーで吹き付け、100g/m
2の割合で塗布して防水層を形成した。
【0023】一方、セメント100重量部、6号珪砂1
00重量部、アクリル樹脂エマルジョン30重量部、消
泡剤0.1重量部、水15重量部を混練してモルタル付
着処理層用材料を得、このモルタル付着処理層用材料を
前記板状基材のタイル貼着面に500g/m2の割合で塗
布し、温度100℃の熱風乾燥炉内に約5分間放置して
養生し、得られたタイル用下地材をサンプルとした。
【0024】次に、得られたタイル用下地材を壁下地に
ネジで取り付け、このタイル用下地材に、普通の二丁掛
タイルを貼着用モルタルで貼着した後、4週間放置して
養生させた。なお、前記貼着用モルタルは、セメント1
00重量部、6号珪砂100重量部、MC(メチルセル
ロース)1重量部に、適量の水を加えて混練したもので
あり、本実験例においては約3kg/m2の割合で使用した
が、必要に応じて2〜10kg/m2程度の割合で使用され
る。
【0025】(実験例2)実験例1とほぼ同様であり、異
なる点はモルタル付着処理層用材料の成分である。すな
わち、セメント100重量部、6号珪砂100重量部、
パーライト20重量部、アクリル樹脂エマルジョン10
0重量部、炭酸カルシウム25重量部、酸化チタン2重
量部、分散剤0.5重量部、および、水50重量部を混
練して得られたものをモルタル付着処理層用材料とし
た。他は前述の実験例1と同様であるので、説明を省略
する。
【0026】(比較例)比較例は実験例1とほぼ同様であ
り、異なる点は下地材のタイル貼着面に凹溝等がなく平
坦であり、タイル貼着面に防水層およびモルタル用予備
接着層を設ける代わりに、ウレタン樹脂を100g/m2
の割合で塗布して薄膜層を形成した点である。他は実験
例1と同様に処理して得たタイル用下地材をサンプルと
し、これを実験例1と同様に施工した。
【0027】そして、実験例1,2、比較例の各サンプ
ルについて建設省建築研究所式の引っ張り試験を行い、
以下のような結果を得た。なお、比較例は下地材と貼着
用モルタルとの界面で剥離し、実験例1,2はいずれも
貼着用モルタル層内で破壊した。 実験例1 実験例2 比較例 引っ張り強度(kg/cm2) 6.5 8.5 2.1
【0028】以上の実験結果から明らかなように、実験
例1,2は比較例よりも3倍ないし4倍の引っ張り強度
を有していることがわかった。
【0029】これは、セメント,合成樹脂エマルジョン
および骨材を必須成分とするモルタル付着処理層をタイ
ル貼着面に形成することにより、タイル貼着面の親水性
が改善され、普通のモルタルとの馴染みが良くなるとと
もに、接着面積が増大したためであると考えられる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる請求項1によれば、板状基材のタイル貼着面に
突設した位置決め突条間に、普通のモルタルを介して普
通のタイルを嵌合することにより、タイルを簡単に位置
決め,貼着できるので、施工が容易となり、しかも、貼
着したタイルがずれ落ちることもない。また、タイル貼
着面に設けた取付け用溝部が開口部よりも底部が広い断
面末広がりとなっているので、その中に侵入して固化し
たモルタル等のアンカー効果により、タイルの接着強度
が向上する。さらに、前記取付け用溝部は余剰のモルタ
ル,接着剤の逃げ場ともなるので、タイルの板厚方向の
位置決めが容易となり、部分的な浮き上がりがなくな
り、仕上げが美麗となる。そして、請求項2によれば、
セメント,骨材および合成樹脂エマルジョンを含有する
モルタル付着処理層を形成することにより、タイル貼着
面の親水性が向上し、泥状の普通のモルタルが馴染みや
すくなるとともに、接着面積が増大するので、より一層
接着強度が向上する。しかも、本発明によれば、普通の
タイル,モルタルを使用して所望の接着強度を有するタ
イル壁を簡単に形成できるので、従来例よりも安価に施
工できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる第1実施例のタイル用下地材
を示す側面図である。
【図2】 本発明にかかる第1実施例のタイル用下地材
を組み付けた状態を示す部分拡大側面図である。
【図3】 本発明にかかる第2実施例のタイル用下地材
を示す側面図である。
【符号の説明】
10…タイル用下地材、11…板状基材、12…タイル
貼着面、13…位置決め用突条、14…取付け用溝部、
18…モルタル付着処理層、20…タイル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状基材のタイル貼着面に複数本の平行
    な位置決め用突条を所定の間隔で突設するとともに、少
    なくとも前記突条間のタイル貼着面に、開口部よりも底
    部が広い断面末広がりの取付け用溝部を少なくとも1本
    設けたことを特徴とするタイル用下地材。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記板状基材のタイル貼着面
    に、セメント,骨材および合成樹脂エマルジョンを必須
    成分とするモルタル付着処理層を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載のタイル用下地材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005351067A (ja) * 2004-05-10 2005-12-22 Inax Corp 建築物の外壁
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