JPH11210110A - 耐火化粧工法 - Google Patents
耐火化粧工法Info
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- JPH11210110A JPH11210110A JP1029398A JP1029398A JPH11210110A JP H11210110 A JPH11210110 A JP H11210110A JP 1029398 A JP1029398 A JP 1029398A JP 1029398 A JP1029398 A JP 1029398A JP H11210110 A JPH11210110 A JP H11210110A
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- stone
- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】優れた耐火性を付与しつつ、意匠性にも優れた
耐火化粧工法を提供することを主な目的とする。 【解決手段】耐火性を付与すべき躯体に対し、(1)発
泡耐火シートにより躯体を被覆する第一工程、(2)石
材調貼り仕上材を貼着する第二工程からなる耐火化粧工
法。
耐火化粧工法を提供することを主な目的とする。 【解決手段】耐火性を付与すべき躯体に対し、(1)発
泡耐火シートにより躯体を被覆する第一工程、(2)石
材調貼り仕上材を貼着する第二工程からなる耐火化粧工
法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な耐火化粧工
法に関する。
法に関する。
【0002】
【従来技術】建築物、土木構築物等の構造物が火災等に
よる高温に晒された場合には、これら構造物の鉄骨及び
コンクリートの物理的強度が急激に低下するという問題
がある。これに対し、耐火性塗材を基材に塗布し、基材
の温度上昇を遅延させ、物理的強度の低下を一時的に抑
える方法が採られている。代表的な方法としては、例え
ばセメント等の無機質バインダーに1)ロックウール、ア
スベスト、ガラス繊維等の無機質繊維状物質、2)パーラ
イト、バーミキュライト等の軽量骨材、3)結晶水を含有
する無機質粉体等を適宜混合し、水と混練し、ペースト
状又はスラリー状とした混合組成物を基材表面に厚付け
する湿式耐火被覆方法が知られている。
よる高温に晒された場合には、これら構造物の鉄骨及び
コンクリートの物理的強度が急激に低下するという問題
がある。これに対し、耐火性塗材を基材に塗布し、基材
の温度上昇を遅延させ、物理的強度の低下を一時的に抑
える方法が採られている。代表的な方法としては、例え
ばセメント等の無機質バインダーに1)ロックウール、ア
スベスト、ガラス繊維等の無機質繊維状物質、2)パーラ
イト、バーミキュライト等の軽量骨材、3)結晶水を含有
する無機質粉体等を適宜混合し、水と混練し、ペースト
状又はスラリー状とした混合組成物を基材表面に厚付け
する湿式耐火被覆方法が知られている。
【0003】しかし、上記方法で使用される塗材組成物
では、使用する材料の種類にもよるが、例えば鉄骨鉄筋
コンクリート構造物の柱、梁等に対する1時間耐火性能
(標準加熱曲線において1時間加熱した場合、鋼材温度
が平均で350℃以下、最高温度で450℃以下である
こと)でみると、約20〜40mmという被覆厚みが必
要となり、かなりの厚付けとなる。このため、建築現場
において施工を行う際には比較的大量の塗材を搬入しな
ければならないので、コスト上からも非常に不利であ
る。また、厚付けのため、施工部が基材から大幅に突出
し、外観上圧迫感を与えることにもなりかねない。さら
に、施工後に被覆層の剥離、脱落等が生じるおそれもあ
る。従って、より軽量で薄くて済む塗材組成物の開発が
必要とされている。
では、使用する材料の種類にもよるが、例えば鉄骨鉄筋
コンクリート構造物の柱、梁等に対する1時間耐火性能
(標準加熱曲線において1時間加熱した場合、鋼材温度
が平均で350℃以下、最高温度で450℃以下である
こと)でみると、約20〜40mmという被覆厚みが必
要となり、かなりの厚付けとなる。このため、建築現場
において施工を行う際には比較的大量の塗材を搬入しな
ければならないので、コスト上からも非常に不利であ
る。また、厚付けのため、施工部が基材から大幅に突出
し、外観上圧迫感を与えることにもなりかねない。さら
に、施工後に被覆層の剥離、脱落等が生じるおそれもあ
る。従って、より軽量で薄くて済む塗材組成物の開発が
必要とされている。
【0004】基材に耐火性を付与する他の方法として、
火災等の温度上昇に伴い塗膜が発泡し、これによって基
材に耐火性を与える発泡耐火性塗料を各種の手法により
基材に塗布する方法が知られている。これに用いる発泡
耐火性塗料は、温度上昇により分解して不燃性ガスを発
生する発泡成分と、炭素化して多孔質の炭化層を形成す
る成分とを含有している。すなわち、不燃性ガスの発生
により火災の消火効果を発揮するとともに、炭素化成分
による多孔質炭化層の形成によって断熱効果を発揮する
ものである。
火災等の温度上昇に伴い塗膜が発泡し、これによって基
材に耐火性を与える発泡耐火性塗料を各種の手法により
基材に塗布する方法が知られている。これに用いる発泡
耐火性塗料は、温度上昇により分解して不燃性ガスを発
生する発泡成分と、炭素化して多孔質の炭化層を形成す
る成分とを含有している。すなわち、不燃性ガスの発生
により火災の消火効果を発揮するとともに、炭素化成分
による多孔質炭化層の形成によって断熱効果を発揮する
ものである。
【0005】従って、発泡耐火性塗料によれば、当初の
塗膜は通常数mm以下と薄くても、火災時における加熱
等により数倍〜数十倍の倍率で発泡して有効な断熱層を
形成できる。従って、湿式耐火被覆塗材に比べて塗膜は
極端に薄くでき、圧迫感も少なく、すっきりとした感じ
に仕上がるという利点がある。また、湿式耐火被覆塗材
に比べて使用材料が少なくて済み、コスト面の問題等も
解消できる。
塗膜は通常数mm以下と薄くても、火災時における加熱
等により数倍〜数十倍の倍率で発泡して有効な断熱層を
形成できる。従って、湿式耐火被覆塗材に比べて塗膜は
極端に薄くでき、圧迫感も少なく、すっきりとした感じ
に仕上がるという利点がある。また、湿式耐火被覆塗材
に比べて使用材料が少なくて済み、コスト面の問題等も
解消できる。
【0006】ところが、発泡耐火塗料を塗布する際には
耐火性能を均等にするため、厚みも均等にする必要があ
るので、塗装時の厚み管理を徹底する必要がある。この
ため、塗装作業を熟練した職人に頼らざるを得ない。ま
た、湿式の塗装方法であるため、その養生等に手間がか
かるという欠点もあり、工期の短縮化に限界がある。
耐火性能を均等にするため、厚みも均等にする必要があ
るので、塗装時の厚み管理を徹底する必要がある。この
ため、塗装作業を熟練した職人に頼らざるを得ない。ま
た、湿式の塗装方法であるため、その養生等に手間がか
かるという欠点もあり、工期の短縮化に限界がある。
【0007】最近では、このような湿式塗装工法に代わ
って乾式シートによる耐火被覆が行われている。これ
は、予め用意された乾式シートを基材に被覆する方法で
ある。乾式シートとしては、例えば不燃性の繊維類を不
織布状にしたもの、不燃性の不織布、織布等の布状物に
発泡耐火塗料を含浸させたもの、アルミ箔等の不燃性物
をシート状にしたものの上に発泡耐火塗料を積層したも
の等様々であるが、いずれも厚み管理が容易であり、養
生等も必要ないために注目されつつある。このような乾
式シートによる耐火被覆のうち、特に施工時には厚みが
少なく、火災時には発泡して炭化層をつくるタイプのも
のが脚光を浴びている。
って乾式シートによる耐火被覆が行われている。これ
は、予め用意された乾式シートを基材に被覆する方法で
ある。乾式シートとしては、例えば不燃性の繊維類を不
織布状にしたもの、不燃性の不織布、織布等の布状物に
発泡耐火塗料を含浸させたもの、アルミ箔等の不燃性物
をシート状にしたものの上に発泡耐火塗料を積層したも
の等様々であるが、いずれも厚み管理が容易であり、養
生等も必要ないために注目されつつある。このような乾
式シートによる耐火被覆のうち、特に施工時には厚みが
少なく、火災時には発泡して炭化層をつくるタイプのも
のが脚光を浴びている。
【0008】このようなシートは発泡耐火シートと呼ば
れているが、これは施工時には美観ないし意匠性を付与
するような部位への施工要望が多く、発泡耐火シート上
に保護仕上げ層を設けることが頻繁に行われている。
れているが、これは施工時には美観ないし意匠性を付与
するような部位への施工要望が多く、発泡耐火シート上
に保護仕上げ層を設けることが頻繁に行われている。
【0009】例えば、特開平7−276552号公報に
よれば、保護仕上げ層は一般に仕上げ面がフラットにな
るような単色系の塗料によって形成する場合がほとんど
であり、仕上げ面がフラットになることが要求される。
よれば、保護仕上げ層は一般に仕上げ面がフラットにな
るような単色系の塗料によって形成する場合がほとんど
であり、仕上げ面がフラットになることが要求される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
発泡耐火シートを施工部位に貼着した場合、シートの突
き合わせ部分、重ね合わせ部分等に段差ができ、不陸が
発生してしまう。このため、わざわざサンダー等により
不陸部分のケレンを行い、耐火被覆面をフラットな状態
にした後、保護仕上げ面を形成するという煩雑な方法を
とっている。このような方法は、保護仕上げ層がフラッ
トな面になるような単色系塗料によって形成される場合
には必ず行われているが、これは工期を長引かせる原因
となる。また、単色系塗料によって形成される保護仕上
げ面は、特に発泡耐火シートの保護に重点がおかれてお
り、意匠性についてはあまり考慮されていないのが現状
である。
発泡耐火シートを施工部位に貼着した場合、シートの突
き合わせ部分、重ね合わせ部分等に段差ができ、不陸が
発生してしまう。このため、わざわざサンダー等により
不陸部分のケレンを行い、耐火被覆面をフラットな状態
にした後、保護仕上げ面を形成するという煩雑な方法を
とっている。このような方法は、保護仕上げ層がフラッ
トな面になるような単色系塗料によって形成される場合
には必ず行われているが、これは工期を長引かせる原因
となる。また、単色系塗料によって形成される保護仕上
げ面は、特に発泡耐火シートの保護に重点がおかれてお
り、意匠性についてはあまり考慮されていないのが現状
である。
【0011】従って、本発明は、優れた耐火性を付与し
つつ、意匠性にも優れた耐火化粧工法を提供することを
主な目的とする。
つつ、意匠性にも優れた耐火化粧工法を提供することを
主な目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の従来
技術の問題に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、特定の工程
からなる耐火化粧工法によって上記目的を達成できるこ
とを見出し、ついに本発明を完成するに至った。
技術の問題に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、特定の工程
からなる耐火化粧工法によって上記目的を達成できるこ
とを見出し、ついに本発明を完成するに至った。
【0013】すなわち、本発明は、耐火性を付与すべき
躯体に対し、(1)発泡耐火シートにより躯体を被覆す
る第一工程、(2)石材調貼り仕上材を貼着する第二工
程からなる耐火化粧工法に係るものである。
躯体に対し、(1)発泡耐火シートにより躯体を被覆す
る第一工程、(2)石材調貼り仕上材を貼着する第二工
程からなる耐火化粧工法に係るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】(1)耐火性を付与すべき躯体 耐火性を付与すべき躯体(基材)としては、建築物、土
木構築物等の構造物において耐火構造にできる部分をす
べて含み、また鉄骨、鉄筋、木造等の別を問わない。構
造物の部位についても、壁、柱、床、梁、屋根、階段等
のすべての部位を含む。特に意匠性が求められるのは人
目に触れる部分であることから、本発明の工法は柱、
床、梁等への施工が有効である。このような施工部位
は、コンクリート、金属等で形成されていることがほと
んどであり、特に、金属で形成されている部位・部材
(例えばH型鋼、鉄骨丸柱、鉄骨角柱等)は、予め防錆
塗料を塗布して防錆処理をしておいても良い。
木構築物等の構造物において耐火構造にできる部分をす
べて含み、また鉄骨、鉄筋、木造等の別を問わない。構
造物の部位についても、壁、柱、床、梁、屋根、階段等
のすべての部位を含む。特に意匠性が求められるのは人
目に触れる部分であることから、本発明の工法は柱、
床、梁等への施工が有効である。このような施工部位
は、コンクリート、金属等で形成されていることがほと
んどであり、特に、金属で形成されている部位・部材
(例えばH型鋼、鉄骨丸柱、鉄骨角柱等)は、予め防錆
塗料を塗布して防錆処理をしておいても良い。
【0015】(2)発泡耐火シートによる被覆 本発明では、第一工程として、躯体を発泡耐火シート
(単に「シート」ともいう)で被覆する。これによっ
て、主として躯体に耐火性を付与することができる。本
発明で使用する発泡耐火シートは、火災等により周辺温
度が所定の発泡温度に達すると発泡し、炭化断熱層を形
成するものであれば特に制限されず、公知のものも使用
できる。
(単に「シート」ともいう)で被覆する。これによっ
て、主として躯体に耐火性を付与することができる。本
発明で使用する発泡耐火シートは、火災等により周辺温
度が所定の発泡温度に達すると発泡し、炭化断熱層を形
成するものであれば特に制限されず、公知のものも使用
できる。
【0016】具体的には、適用する部位等に応じて適宜
変更できるが、例えば特開平5−220879号公報、
特開平7−276552号公報等に開示されるような発
泡耐火塗料を公知の方法により塗膜化してシート状とし
たもの、これら発泡耐火塗料を不織布、織布等の布状物
に含浸させたもの、あるいはこれらを積層したもの、不
燃性布状物(金属箔等を含む)上に積層したもの等が本
発明のシートとして使用できる。
変更できるが、例えば特開平5−220879号公報、
特開平7−276552号公報等に開示されるような発
泡耐火塗料を公知の方法により塗膜化してシート状とし
たもの、これら発泡耐火塗料を不織布、織布等の布状物
に含浸させたもの、あるいはこれらを積層したもの、不
燃性布状物(金属箔等を含む)上に積層したもの等が本
発明のシートとして使用できる。
【0017】本発明では、特に上記特開平7−2765
52号公報に開示されたものが好ましい。すなわち、固
形分換算でバインダー100重量部に対して難燃剤20
0〜600重量部、発泡剤40〜150重量部、炭化剤
40〜150重量部及び充填剤50〜160重量部から
なる発泡耐火塗料を用いてシート状に形成したものが好
適に使用できる。
52号公報に開示されたものが好ましい。すなわち、固
形分換算でバインダー100重量部に対して難燃剤20
0〜600重量部、発泡剤40〜150重量部、炭化剤
40〜150重量部及び充填剤50〜160重量部から
なる発泡耐火塗料を用いてシート状に形成したものが好
適に使用できる。
【0018】発泡耐火シートの厚みは、適用部位等によ
り適宜設定すれば良いが、通常は0.1〜2mm程度、
好ましくは0.5〜1mmとする。0.1mm未満の場
合には十分な耐火性能が得られず、またシートの強度も
低くなり取り扱いが困難となる。また、2mmを超える
場合は、厚みに相当するだけの耐火性能の向上が十分得
られない場合がある。但し、必要に応じて2mmを超え
る厚みとしても差し支えない。
り適宜設定すれば良いが、通常は0.1〜2mm程度、
好ましくは0.5〜1mmとする。0.1mm未満の場
合には十分な耐火性能が得られず、またシートの強度も
低くなり取り扱いが困難となる。また、2mmを超える
場合は、厚みに相当するだけの耐火性能の向上が十分得
られない場合がある。但し、必要に応じて2mmを超え
る厚みとしても差し支えない。
【0019】発泡耐火シートで躯体を被覆する方法とし
ては、シートの性能を妨げない限りいずれの方法で被覆
しても良い。例えば、躯体及び発泡耐火シートの少なく
とも一方に公知の接着剤による接着剤層を形成し、発泡
耐火シートを躯体に貼着する方法、釘、錨、リベット、
ネジ等の結合部材により発泡耐火シートを躯体に係止す
る方法等が挙げられる。
ては、シートの性能を妨げない限りいずれの方法で被覆
しても良い。例えば、躯体及び発泡耐火シートの少なく
とも一方に公知の接着剤による接着剤層を形成し、発泡
耐火シートを躯体に貼着する方法、釘、錨、リベット、
ネジ等の結合部材により発泡耐火シートを躯体に係止す
る方法等が挙げられる。
【0020】発泡耐火シートで躯体を被覆するにあた
り、躯体がシートにより完全に覆われるようにすればよ
り優れた耐火性を得ることができる。この場合には、例
えばシートとシートの突き合わせ部をシートを重ね合わ
せて接着剤等で貼り合わせたり、あるいは耐火性のパテ
材を充填すれば良い。また、耐火性の隙間テープ、発泡
耐火シートをテープ状に裁断したもの等で突き合わせ部
分を埋めて全体を覆い隠すことも可能である。なお、上
記の耐火性パテ、耐火性の隙間テープ等は、前記の発泡
耐火シートと同様の組成を採用することができる。
り、躯体がシートにより完全に覆われるようにすればよ
り優れた耐火性を得ることができる。この場合には、例
えばシートとシートの突き合わせ部をシートを重ね合わ
せて接着剤等で貼り合わせたり、あるいは耐火性のパテ
材を充填すれば良い。また、耐火性の隙間テープ、発泡
耐火シートをテープ状に裁断したもの等で突き合わせ部
分を埋めて全体を覆い隠すことも可能である。なお、上
記の耐火性パテ、耐火性の隙間テープ等は、前記の発泡
耐火シートと同様の組成を採用することができる。
【0021】(3)石材調貼り仕上材の貼着 本発明では、例えば図1に示すように、耐火性を付与す
べき躯体上に発泡耐火シート(B)を積層した後、主と
して意匠性を付与するために石材調貼り仕上材(A)を
貼着する。
べき躯体上に発泡耐火シート(B)を積層した後、主と
して意匠性を付与するために石材調貼り仕上材(A)を
貼着する。
【0022】また、本発明では、前記(2)の発泡耐火
シートの被覆に先立って、当該シートに石材調貼り仕上
材を予め貼着した積層シートを躯体に被覆することもで
きる。この場合には、上記積層シートによる被覆後にあ
らためて石材調貼り仕上材を貼着しなくても良い。
シートの被覆に先立って、当該シートに石材調貼り仕上
材を予め貼着した積層シートを躯体に被覆することもで
きる。この場合には、上記積層シートによる被覆後にあ
らためて石材調貼り仕上材を貼着しなくても良い。
【0023】石材調貼り仕上材としては、発泡耐火シー
トを躯体に貼着した場合に生じる不陸等が目立たないよ
うにできる効果を有するものである限り特に限定され
ず、公知のものも使用できる。例えば、石材調仕上塗
材を不織布、織布等のシート状物に塗布又は含浸したも
の、予め後記の補強層形成用塗材と石材調仕上塗材と
を積層し、かつ、両層の間にシート状物を挟んだものが
挙げられる。
トを躯体に貼着した場合に生じる不陸等が目立たないよ
うにできる効果を有するものである限り特に限定され
ず、公知のものも使用できる。例えば、石材調仕上塗
材を不織布、織布等のシート状物に塗布又は含浸したも
の、予め後記の補強層形成用塗材と石材調仕上塗材と
を積層し、かつ、両層の間にシート状物を挟んだものが
挙げられる。
【0024】上記及びで用いる石材調仕上塗材とし
ては、例えばイ)石模様を形成する水性仕上塗材、ロ)
多彩模様塗料のうち石材調の意匠を与えるもの等が挙げ
られる。
ては、例えばイ)石模様を形成する水性仕上塗材、ロ)
多彩模様塗料のうち石材調の意匠を与えるもの等が挙げ
られる。
【0025】イ)石模様を形成する水性仕上塗材は、骨
材として天然石粉砕物及び着色骨材の少なくとも1種を
含有する塗材等が例示される。一般には、天然石調塗材
と呼ばれるものもそのまま使用できる。これは、厚付仕
上塗材に陶石リシン(スキン)等の骨材等を配合したも
のであり、これら骨材による骨材発色性を有し、仕上が
りが厚み0.5〜6mm程度であって、御影石、インド
砂岩、大理石(トラバーチン)等の天然石の風合いを再
現できるものである。
材として天然石粉砕物及び着色骨材の少なくとも1種を
含有する塗材等が例示される。一般には、天然石調塗材
と呼ばれるものもそのまま使用できる。これは、厚付仕
上塗材に陶石リシン(スキン)等の骨材等を配合したも
のであり、これら骨材による骨材発色性を有し、仕上が
りが厚み0.5〜6mm程度であって、御影石、インド
砂岩、大理石(トラバーチン)等の天然石の風合いを再
現できるものである。
【0026】天然石粉砕物としては、公知のものが使用
でき、例えば重晶石、石灰石、カオリナイト、滑石、珪
灰石、珪藻土、石英等が使用できる。
でき、例えば重晶石、石灰石、カオリナイト、滑石、珪
灰石、珪藻土、石英等が使用できる。
【0027】着色骨材としては、有色のものであれば特
に限定されない。また、いずれの方法で製造されたもの
も使用できる。例えば、珪砂、砕石、ガラスビーズ等の
粒状物の表面に耐熱性の高い顔料を含有した珪酸ソーダ
系バインダーを高温で焼き付けたもの、アミノアルキッ
ド樹脂塗料等による焼き付けコーティングを施したも
の、着色ラッカーにより焼き付け工程を省略したもの、
アルコキシシリル基を官能基として含み、主鎖がアクリ
ルであるシロキサン架橋型反応性オリゴマーと顔料及び
硬化剤とを含む着色材によって着色コーティングしたも
の、顔料とともに焼成したセラミックスの粉砕物、陶磁
器タイルの粉砕物等が挙げられる。
に限定されない。また、いずれの方法で製造されたもの
も使用できる。例えば、珪砂、砕石、ガラスビーズ等の
粒状物の表面に耐熱性の高い顔料を含有した珪酸ソーダ
系バインダーを高温で焼き付けたもの、アミノアルキッ
ド樹脂塗料等による焼き付けコーティングを施したも
の、着色ラッカーにより焼き付け工程を省略したもの、
アルコキシシリル基を官能基として含み、主鎖がアクリ
ルであるシロキサン架橋型反応性オリゴマーと顔料及び
硬化剤とを含む着色材によって着色コーティングしたも
の、顔料とともに焼成したセラミックスの粉砕物、陶磁
器タイルの粉砕物等が挙げられる。
【0028】その他にも、骨材として、珪砂、ガラスビ
ーズ、セラミックスの粉砕物、樹脂ビーズ、有機又は無
機発泡粒子等を用い、石材調の模様になるように添加す
ることもできる。
ーズ、セラミックスの粉砕物、樹脂ビーズ、有機又は無
機発泡粒子等を用い、石材調の模様になるように添加す
ることもできる。
【0029】これら天然石粉砕物、着色骨材等の骨材の
平均粒径は通常0.05〜5mm程度、好ましくは0.
1〜3mmのものを単独で又は数種組み合わせて使用す
ることができる。場合によっては、上記粒径範囲外のも
のを使用しても良い。
平均粒径は通常0.05〜5mm程度、好ましくは0.
1〜3mmのものを単独で又は数種組み合わせて使用す
ることができる。場合によっては、上記粒径範囲外のも
のを使用しても良い。
【0030】前記の水性仕上塗材は、上記骨材のほか、
結合材として合成樹脂エマルション、珪酸質結合材等を
使用することができる。また、必要に応じて着色顔料、
体質顔料のほか、各種の塗料用添加剤を配合することも
できる。
結合材として合成樹脂エマルション、珪酸質結合材等を
使用することができる。また、必要に応じて着色顔料、
体質顔料のほか、各種の塗料用添加剤を配合することも
できる。
【0031】合成樹脂エマルションとしては、特に限定
されず、塗料として公知のものを使用できる。合成樹脂
の種類として、例えばポリ酢酸ビニル系、ポリアクリル
酸エステル系、アクリル−スチレン共重合体系、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体系、酢酸ビニル−アクリル共重
合体系、エチレン−塩化ビニル共重合体系、酢酸ビニル
−ベオバ共重合体系等の合成樹脂が使用できる。これら
は、単独で又は2種以上で用いることができる。内部架
橋型又は反応硬化型のアクリル系、ウレタン系、エポキ
シ系等の合成樹脂も使用できる。また、いずれの製法に
よるエマルションも採用できる。例えば、重合性不飽和
二重結合を有するモノマーをエマルション重合して得ら
れたもの、あるいは予め製造した合成樹脂を水系分散媒
に分散剤を使用して分散させたもの等が挙げられる。本
発明では、粉末型のエマルションも使用できる。粉末型
エマルションは塗装時に水を添加しても良い。
されず、塗料として公知のものを使用できる。合成樹脂
の種類として、例えばポリ酢酸ビニル系、ポリアクリル
酸エステル系、アクリル−スチレン共重合体系、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体系、酢酸ビニル−アクリル共重
合体系、エチレン−塩化ビニル共重合体系、酢酸ビニル
−ベオバ共重合体系等の合成樹脂が使用できる。これら
は、単独で又は2種以上で用いることができる。内部架
橋型又は反応硬化型のアクリル系、ウレタン系、エポキ
シ系等の合成樹脂も使用できる。また、いずれの製法に
よるエマルションも採用できる。例えば、重合性不飽和
二重結合を有するモノマーをエマルション重合して得ら
れたもの、あるいは予め製造した合成樹脂を水系分散媒
に分散剤を使用して分散させたもの等が挙げられる。本
発明では、粉末型のエマルションも使用できる。粉末型
エマルションは塗装時に水を添加しても良い。
【0032】着色顔料としては、公知の無機又は有機顔
料が使用できる。無機顔料としては、例えば酸化チタ
ン、酸化亜鉛、カーボンブラック、酸化第二鉄(べんが
ら)、クロム酸鉛(モリブデートオレンジ)、黄鉛、黄
色酸化鉄、オーカー、群青、コバルトグリーン等の顔料
が挙げられる。有機顔料としては、例えばアゾ系、ナフ
トール系、ピラゾロン系、アントラキノン系、ペリレン
系、キナクドリン系、ジスアゾ系、イソイントリノン
系、ベンヅイミダゾール系、フタロシアニン系、キノフ
タリン系等の顔料が挙げられる。
料が使用できる。無機顔料としては、例えば酸化チタ
ン、酸化亜鉛、カーボンブラック、酸化第二鉄(べんが
ら)、クロム酸鉛(モリブデートオレンジ)、黄鉛、黄
色酸化鉄、オーカー、群青、コバルトグリーン等の顔料
が挙げられる。有機顔料としては、例えばアゾ系、ナフ
トール系、ピラゾロン系、アントラキノン系、ペリレン
系、キナクドリン系、ジスアゾ系、イソイントリノン
系、ベンヅイミダゾール系、フタロシアニン系、キノフ
タリン系等の顔料が挙げられる。
【0033】体質顔料も、特に限定されず、公知のもの
を使用できる。例えば、重質炭酸カルシウム、クレー、
カオリン、タルク、沈降性バリウム、ホワイトカーボ
ン、珪藻土等が挙げられる。
を使用できる。例えば、重質炭酸カルシウム、クレー、
カオリン、タルク、沈降性バリウム、ホワイトカーボ
ン、珪藻土等が挙げられる。
【0034】塗料用添加剤としては、例えば可塑剤、防
腐剤、防黴剤、防藻剤、消泡剤、レベリング剤、顔料分
散剤、沈降防止剤、たれ防止剤、艶消し剤、紫外線吸収
剤等の公知の各種添加剤が挙げられる。
腐剤、防黴剤、防藻剤、消泡剤、レベリング剤、顔料分
散剤、沈降防止剤、たれ防止剤、艶消し剤、紫外線吸収
剤等の公知の各種添加剤が挙げられる。
【0035】石模様を形成する水性仕上塗材は、前記の
ように、天然石粉砕物及び着色骨材の少なくとも1つを
含有している。従って、例えば天然粉砕物又は着色骨材
のうち単一で使用しても又は両者を併用しても良い。ま
た、異なる数種の天然石と異なる種類の着色顔料とを各
数種ずつ組み合わせて使用しても良い。
ように、天然石粉砕物及び着色骨材の少なくとも1つを
含有している。従って、例えば天然粉砕物又は着色骨材
のうち単一で使用しても又は両者を併用しても良い。ま
た、異なる数種の天然石と異なる種類の着色顔料とを各
数種ずつ組み合わせて使用しても良い。
【0036】上記水性仕上塗材による施工方法も特に制
限されず、公知の塗装方法に従えば良い。例えば、天然
石粉砕物、着色骨材等と合成樹脂の混合物を単色でロー
ラー、コテ等により塗装したり、あるいは数種の単色を
組み合わせて吹き付けて多彩な模様を作り出すことも可
能である。
限されず、公知の塗装方法に従えば良い。例えば、天然
石粉砕物、着色骨材等と合成樹脂の混合物を単色でロー
ラー、コテ等により塗装したり、あるいは数種の単色を
組み合わせて吹き付けて多彩な模様を作り出すことも可
能である。
【0037】また、石材調貼り仕上材には、必要に応じ
て石材調意匠層を補強するための補強層を設けることも
できる。このような補強層形成用塗材としては、例え
ば、前記の石模様を形成する水性仕上塗材から天然石粉
砕物、着色骨材等の模様を形成する骨材を除いたものが
使用できる。
て石材調意匠層を補強するための補強層を設けることも
できる。このような補強層形成用塗材としては、例え
ば、前記の石模様を形成する水性仕上塗材から天然石粉
砕物、着色骨材等の模様を形成する骨材を除いたものが
使用できる。
【0038】ロ)多彩模様塗料としては、例えば、JIS
K5667(1995)「多彩模様塗料」に規定されるような、液
状又はゲル状の2色以上の色の粒(着色粒)が懸濁した
もので、1回の塗装で色散らし模様ができる塗料を好適
に使用できる。この場合、一つの着色粒は、単色であっ
ても又は2色以上を有していても良い。このように分散
媒と分散粒子とから構成されている多彩模様塗料は、そ
の組み合わせにより、水中油型(O/W型)、油中水型
(W/O型)、油中油型(O/O型)及び水中水型(W
/W型)の4種類に分類される。O/W型は、水溶性の
分散媒中に、色付けした有機溶剤ベースの塗料である分
散相を識別できる程度の大きさに不連続相としたもので
ある。W/O型は、油性の分散媒に対して、色付けした
水性の分散相を不連続相として分散させたものである。
O/O型は、油性の分散媒を用い、分散媒に相溶しない
ように有機溶剤ベースのエナメルにより色付けをしたゲ
ル状物質を不連続相として分散させたものである。W/
W型は、水性の分散媒中に、色付けをした水性ゲル状物
質を不連続相として分散させたものである。
K5667(1995)「多彩模様塗料」に規定されるような、液
状又はゲル状の2色以上の色の粒(着色粒)が懸濁した
もので、1回の塗装で色散らし模様ができる塗料を好適
に使用できる。この場合、一つの着色粒は、単色であっ
ても又は2色以上を有していても良い。このように分散
媒と分散粒子とから構成されている多彩模様塗料は、そ
の組み合わせにより、水中油型(O/W型)、油中水型
(W/O型)、油中油型(O/O型)及び水中水型(W
/W型)の4種類に分類される。O/W型は、水溶性の
分散媒中に、色付けした有機溶剤ベースの塗料である分
散相を識別できる程度の大きさに不連続相としたもので
ある。W/O型は、油性の分散媒に対して、色付けした
水性の分散相を不連続相として分散させたものである。
O/O型は、油性の分散媒を用い、分散媒に相溶しない
ように有機溶剤ベースのエナメルにより色付けをしたゲ
ル状物質を不連続相として分散させたものである。W/
W型は、水性の分散媒中に、色付けをした水性ゲル状物
質を不連続相として分散させたものである。
【0039】本発明では、いずれのタイプの多彩模様塗
料でも使用でき、また市販品も使用でき、これらの中か
ら塗装箇所、発泡耐火シートの種類等に応じて適宜選択
すれば良い。
料でも使用でき、また市販品も使用でき、これらの中か
ら塗装箇所、発泡耐火シートの種類等に応じて適宜選択
すれば良い。
【0040】次に、前記及びで用いるシート状物と
しては、不織布、織布のほか、アクリル樹脂、塩化ビニ
ル樹脂等を含浸させたガラス繊維不織布、不織布とポリ
エステルネットを積層したもの、合成繊維基布、寒冷
紗、金属製薄板等が挙げられる。これらシート状物を用
いて石材調貼り仕上材を作製するに際し、予め化粧目地
のあるタイル調にすることも可能である。
しては、不織布、織布のほか、アクリル樹脂、塩化ビニ
ル樹脂等を含浸させたガラス繊維不織布、不織布とポリ
エステルネットを積層したもの、合成繊維基布、寒冷
紗、金属製薄板等が挙げられる。これらシート状物を用
いて石材調貼り仕上材を作製するに際し、予め化粧目地
のあるタイル調にすることも可能である。
【0041】石材調貼り仕上材の貼着方法としては、下
地である発泡耐火シート等に固定できる限りはいずれの
方法であっても良い。例えば、図1のように、各種の接
着剤(D)を用いて貼着することもできる。この場合に
用いる接着剤は、特に限定されず、公知の接着剤を使用
できる。例えば、アクリル系、エポキシ系等の接着剤、
あるいはシート状の離型紙付き接着剤も使用できる。ま
た、接着剤は、水系・溶剤系のいずれであっても良く、
使用部位等に応じて適宜選択すれば良い。例えば、内装
部位に施工する場合は、水系のものが好ましい。
地である発泡耐火シート等に固定できる限りはいずれの
方法であっても良い。例えば、図1のように、各種の接
着剤(D)を用いて貼着することもできる。この場合に
用いる接着剤は、特に限定されず、公知の接着剤を使用
できる。例えば、アクリル系、エポキシ系等の接着剤、
あるいはシート状の離型紙付き接着剤も使用できる。ま
た、接着剤は、水系・溶剤系のいずれであっても良く、
使用部位等に応じて適宜選択すれば良い。例えば、内装
部位に施工する場合は、水系のものが好ましい。
【0042】具体的な貼着方法としては、例えば発泡耐
火シート面に接着剤を塗布した後、石材調貼り仕上材を
貼着しても良いし、あるいは石材調貼り仕上材の接着面
側に予め接着剤層を形成し、圧着によって貼着しても良
い。なお、接着剤を塗布する場合は、養生の手間等を考
えると飛散の少ないローラーによって塗布したり、ある
いは予め石材調貼り仕上材側に接着剤層を形成しておく
ことが好ましい。
火シート面に接着剤を塗布した後、石材調貼り仕上材を
貼着しても良いし、あるいは石材調貼り仕上材の接着面
側に予め接着剤層を形成し、圧着によって貼着しても良
い。なお、接着剤を塗布する場合は、養生の手間等を考
えると飛散の少ないローラーによって塗布したり、ある
いは予め石材調貼り仕上材側に接着剤層を形成しておく
ことが好ましい。
【0043】(4)クリヤー塗料の塗布 本発明では、耐火性を付与すべき躯体に発泡耐火シート
を積層し、石材調貼り仕上材を貼着した後に化粧面の保
護を目的としてさらにクリヤー塗料を塗布することもで
きる。特に耐候性が要求される構造物外部の部位に施工
する際には保護の目的でクリヤー塗料を塗布するのが好
ましい。
を積層し、石材調貼り仕上材を貼着した後に化粧面の保
護を目的としてさらにクリヤー塗料を塗布することもで
きる。特に耐候性が要求される構造物外部の部位に施工
する際には保護の目的でクリヤー塗料を塗布するのが好
ましい。
【0044】本発明クリヤー塗料は、特に限定されず公
知のものが使用できる。例えば、アクリル樹脂系、ウレ
タン樹脂系、エポキシ樹脂系、アクリルシリコン系、フ
ッ素系等の塗料が挙げられる。また、水系又は溶剤系の
いずれであっても良いが、特に内装部分に塗装する際に
は水系の方が望ましい。また、クリヤー塗料は、非汚染
タイプの方が好ましい。さらに、艶消しタイプでも艶有
りタイプでもいずれであっても良い。本発明では、耐候
性を考慮すると、アクリルシリコン系、フッ素系等が望
ましい。
知のものが使用できる。例えば、アクリル樹脂系、ウレ
タン樹脂系、エポキシ樹脂系、アクリルシリコン系、フ
ッ素系等の塗料が挙げられる。また、水系又は溶剤系の
いずれであっても良いが、特に内装部分に塗装する際に
は水系の方が望ましい。また、クリヤー塗料は、非汚染
タイプの方が好ましい。さらに、艶消しタイプでも艶有
りタイプでもいずれであっても良い。本発明では、耐候
性を考慮すると、アクリルシリコン系、フッ素系等が望
ましい。
【0045】クリヤー塗料による塗装は、公知の塗装に
よれば良く、例えば吹き付け塗装、ローラー塗装、刷毛
塗り等の各種の塗装方法により実施することができる。
特に、内装部分を塗装する場合には、ローラー塗装、刷
毛塗り等により行うことが好ましい。クリヤー塗料の膜
厚としては、適用する部位等に応じて適宜設定すれば良
く、通常は10〜100μm程度、好ましくは20〜5
0μmとすれば良い。
よれば良く、例えば吹き付け塗装、ローラー塗装、刷毛
塗り等の各種の塗装方法により実施することができる。
特に、内装部分を塗装する場合には、ローラー塗装、刷
毛塗り等により行うことが好ましい。クリヤー塗料の膜
厚としては、適用する部位等に応じて適宜設定すれば良
く、通常は10〜100μm程度、好ましくは20〜5
0μmとすれば良い。
【0046】(5)化粧用下塗材の塗布 発泡耐火シートを積層する工程に続いて、例えば図2に
示すように、石材調貼り仕上材を貼着するに先立って必
要に応じて化粧用下塗材(単に「下塗材」ともいう)
(C)を発泡耐火シートに塗布しても良い。下塗材の塗
布によって、主として、発泡耐火シート積層後における
シートと石材調貼り仕上材との密着性をより高めること
ができる。また、化粧目地を形成する際には、着色タイ
プの下塗材を使用して目地部分とすることも可能であ
る。
示すように、石材調貼り仕上材を貼着するに先立って必
要に応じて化粧用下塗材(単に「下塗材」ともいう)
(C)を発泡耐火シートに塗布しても良い。下塗材の塗
布によって、主として、発泡耐火シート積層後における
シートと石材調貼り仕上材との密着性をより高めること
ができる。また、化粧目地を形成する際には、着色タイ
プの下塗材を使用して目地部分とすることも可能であ
る。
【0047】下塗材としては、シート及び石材調貼り仕
上材との密着性が確保できる限り特に限定されず、公知
のものも使用できる。例えば、シーラー、プライマー、
下地調整材、サーフェーサー等のほか、通常のフラット
タイプの塗料も適用できる。また、クリヤータイプ又は
着色タイプのいずれでも良い。また、発泡耐火シートの
耐水性を損なわない限り、水系・溶剤系のいずれでも良
く、塗装箇所等に応じて適宜選択できる。例えば、内装
部分を施工する場合には、水系のものを使用するのが好
ましい。化粧仕上げを行う際に目地を形成させる場合
は、下塗材を目地色に着色しても良い。本発明では、特
に目地部分に下塗材が露出することを考慮すると、耐候
性に優れた粒子間架橋タイプのアクリル樹脂エマルショ
ン系塗料を用いることが好ましい。
上材との密着性が確保できる限り特に限定されず、公知
のものも使用できる。例えば、シーラー、プライマー、
下地調整材、サーフェーサー等のほか、通常のフラット
タイプの塗料も適用できる。また、クリヤータイプ又は
着色タイプのいずれでも良い。また、発泡耐火シートの
耐水性を損なわない限り、水系・溶剤系のいずれでも良
く、塗装箇所等に応じて適宜選択できる。例えば、内装
部分を施工する場合には、水系のものを使用するのが好
ましい。化粧仕上げを行う際に目地を形成させる場合
は、下塗材を目地色に着色しても良い。本発明では、特
に目地部分に下塗材が露出することを考慮すると、耐候
性に優れた粒子間架橋タイプのアクリル樹脂エマルショ
ン系塗料を用いることが好ましい。
【0048】本発明における化粧用下塗材の塗装は、公
知の塗装方法に従えば良く、例えば吹き付け塗装、ロー
ラー塗装、刷毛塗り等により行うことができる。特に、
内装部分に使用する場合は養生等の手間を考慮するとロ
ーラー塗装、刷毛塗り等によるのが適当である。
知の塗装方法に従えば良く、例えば吹き付け塗装、ロー
ラー塗装、刷毛塗り等により行うことができる。特に、
内装部分に使用する場合は養生等の手間を考慮するとロ
ーラー塗装、刷毛塗り等によるのが適当である。
【0049】(6)目地有り化粧仕上げ 本発明では、発泡耐火シートに石材調貼り仕上材を貼着
するに際し、一定間隔で目地を形成しながら仕上げを行
うことも可能である。なお、本発明における目地は、図
3に示すように発泡耐火シートの突き合わせ部を覆う耐
火シート片が露出するようなかたちで形成された目地の
ほか、図4のように下地(発泡耐火シート)自体が露出
して形成された目地も含まれる。
するに際し、一定間隔で目地を形成しながら仕上げを行
うことも可能である。なお、本発明における目地は、図
3に示すように発泡耐火シートの突き合わせ部を覆う耐
火シート片が露出するようなかたちで形成された目地の
ほか、図4のように下地(発泡耐火シート)自体が露出
して形成された目地も含まれる。
【0050】なお、本発明では、例えば図3〜図5に示
すように、石材調貼り仕上材又は発泡耐火シート自体を
加工することによって形成された凹部を目地とする場合
には、目地形成用型枠等は特に必要としない。
すように、石材調貼り仕上材又は発泡耐火シート自体を
加工することによって形成された凹部を目地とする場合
には、目地形成用型枠等は特に必要としない。
【0051】目地を形成させる場合には、通常は下地が
目地として露出するので、下地である発泡耐火シート面
又は化粧用下塗材を予め目地色に着色しておくことが好
ましい。
目地として露出するので、下地である発泡耐火シート面
又は化粧用下塗材を予め目地色に着色しておくことが好
ましい。
【0052】特に、本発明では、石材調貼り仕上材どう
しの突き合わせ部において目地を形成した上で、さらに
その目地を目地パテのほか、ウレタン系、エポキシ系、
シリコーン系、ブチルゴム系、変成シリコーン系等の公
知のシーリング材によってシーリング処理を施すことが
好ましい。
しの突き合わせ部において目地を形成した上で、さらに
その目地を目地パテのほか、ウレタン系、エポキシ系、
シリコーン系、ブチルゴム系、変成シリコーン系等の公
知のシーリング材によってシーリング処理を施すことが
好ましい。
【0053】例えば、下地である発泡耐火シートの一部
が露出するように石材調貼り仕上材を貼着して目地を形
成し、その目地部分を目地パテ等で埋めたり、あるいは
目地幅に切断した発泡耐火シートで被覆することができ
る。また、図3又は図4に示すように、予め段差が形成
されるように発泡耐火シートと石材調貼り仕上材を積層
し、当該段差部分から構成される凹部を目地とし、必要
に応じてその目地を目地パテ等(F)で埋める方法をと
っても良い。さらには、図5に示すように、発泡耐火シ
ートを石材調貼り仕上材で完全に覆った上で、石材調貼
り仕上材の両端部にそれぞれ斜面を形成し、両端部の斜
面からなる凹部(V字状部分)を目地とし、目地パテ等
(H)で埋めても良い。
が露出するように石材調貼り仕上材を貼着して目地を形
成し、その目地部分を目地パテ等で埋めたり、あるいは
目地幅に切断した発泡耐火シートで被覆することができ
る。また、図3又は図4に示すように、予め段差が形成
されるように発泡耐火シートと石材調貼り仕上材を積層
し、当該段差部分から構成される凹部を目地とし、必要
に応じてその目地を目地パテ等(F)で埋める方法をと
っても良い。さらには、図5に示すように、発泡耐火シ
ートを石材調貼り仕上材で完全に覆った上で、石材調貼
り仕上材の両端部にそれぞれ斜面を形成し、両端部の斜
面からなる凹部(V字状部分)を目地とし、目地パテ等
(H)で埋めても良い。
【0054】なお、図4では、化粧用下塗材が形成され
ていない場合の施工例を示しているが、化粧用下塗材を
積層した発泡耐火シートと、石材調貼り仕上材を積層し
たものを使用して処理をしても良い。
ていない場合の施工例を示しているが、化粧用下塗材を
積層した発泡耐火シートと、石材調貼り仕上材を積層し
たものを使用して処理をしても良い。
【0055】
【発明の効果】本発明の耐火化粧工法によれば、耐火性
を付与すべき躯体に耐火性と意匠性を併せて付与するこ
とができる。特に、石材調貼り仕上材を発泡耐火シート
と組み合わせて用いることから、石材調貼り仕上材によ
る被覆効果によって発泡耐火シートで被覆した際に発生
する不陸を目立たなくすることができる。その結果とし
て、工期を短縮することも可能となる。また、無機質に
なりがちな建築・土木構造物に自然な風合いを与えるこ
とができる。
を付与すべき躯体に耐火性と意匠性を併せて付与するこ
とができる。特に、石材調貼り仕上材を発泡耐火シート
と組み合わせて用いることから、石材調貼り仕上材によ
る被覆効果によって発泡耐火シートで被覆した際に発生
する不陸を目立たなくすることができる。その結果とし
て、工期を短縮することも可能となる。また、無機質に
なりがちな建築・土木構造物に自然な風合いを与えるこ
とができる。
【0056】本発明は、耐火性を付与すべき躯体に耐火
化粧工法により耐火性と意匠性を付与するものである
が、既存の建築物・土木構造物の耐火性を付与すべき躯
体に適用できることはもちろん、建築・土木構造物を形
成する資材に工場にて先に施工し、次いで組立てを行う
ようないわゆる「プレコート」も可能である。
化粧工法により耐火性と意匠性を付与するものである
が、既存の建築物・土木構造物の耐火性を付与すべき躯
体に適用できることはもちろん、建築・土木構造物を形
成する資材に工場にて先に施工し、次いで組立てを行う
ようないわゆる「プレコート」も可能である。
【0057】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明の特
徴とするところをより一層明確にする。
徴とするところをより一層明確にする。
【0058】製造例1 (1)石材調貼り仕上材1 表1に示す配合の水性石材調仕上塗材A色を、離型剤を
塗布した底面が長方形の型枠内に約3kg/m2の塗布
量で吹付け塗装し、未乾燥状態のうちにガラス繊維製メ
ッシュシートを載置し、さらにその表面に表2の補強層
形成用塗材を約1kg/m2の塗布量で吹付け塗装し、
乾燥後に脱型して石材調貼り仕上材1を製造した。
塗布した底面が長方形の型枠内に約3kg/m2の塗布
量で吹付け塗装し、未乾燥状態のうちにガラス繊維製メ
ッシュシートを載置し、さらにその表面に表2の補強層
形成用塗材を約1kg/m2の塗布量で吹付け塗装し、
乾燥後に脱型して石材調貼り仕上材1を製造した。
【0059】(2)石材調貼り仕上材2 離型剤を塗布した底面が長方形の型枠内に、ガラス繊維
製メッシュシートを載置し、このガラス繊維製メッシュ
シートを埋めるように、その表面に表1に示す配合の水
性石材調仕上塗材B色を約3kg/m2の塗布量で吹付
け塗装し、乾燥後に脱型して石材調貼り仕上材2を製造
した。
製メッシュシートを載置し、このガラス繊維製メッシュ
シートを埋めるように、その表面に表1に示す配合の水
性石材調仕上塗材B色を約3kg/m2の塗布量で吹付
け塗装し、乾燥後に脱型して石材調貼り仕上材2を製造
した。
【0060】(3)石材調貼り仕上材3 底面が長方形の型枠内に厚み1mmの不織布を載置し、
その表面に表1に示す配合の水性石材調仕上塗材C色を
約3kg/m2の塗布量で吹付け塗装し、乾燥後に脱型
して石材調貼り仕上材3を製造した。
その表面に表1に示す配合の水性石材調仕上塗材C色を
約3kg/m2の塗布量で吹付け塗装し、乾燥後に脱型
して石材調貼り仕上材3を製造した。
【0061】(4)発泡耐火シート1 表3に示す配合の耐火塗料組成物1を離型剤を塗布した
底面が長方形の型枠内に流し込んで乾燥後に脱型し、厚
み1.5mmの白色の発泡耐火シート1を製造した。
底面が長方形の型枠内に流し込んで乾燥後に脱型し、厚
み1.5mmの白色の発泡耐火シート1を製造した。
【0062】(5)発泡耐火シート2 表3に示す配合の耐火塗料組成物2を離型剤を塗布した
底面が長方形の型枠内に流し込んで乾燥後に脱型し、厚
み1.5mmの灰色の発泡耐火シート2を製造した。
底面が長方形の型枠内に流し込んで乾燥後に脱型し、厚
み1.5mmの灰色の発泡耐火シート2を製造した。
【0063】(6)石材調貼り仕上材/発泡耐火シート
積層シート1 石材調貼り仕上材2のガラス繊維面に、アクリル樹脂系
接着剤を塗布量約200g/m2で刷毛により塗布し、
発泡耐火シート2を石材調貼り仕上材2の大きさより
も、その四辺が10mm大きくなるように切断したもの
を四辺とも10mmずつはみ出すように接着し、石材調
貼り仕上材/発泡耐火シート積層シート1を製造した。
積層シート1 石材調貼り仕上材2のガラス繊維面に、アクリル樹脂系
接着剤を塗布量約200g/m2で刷毛により塗布し、
発泡耐火シート2を石材調貼り仕上材2の大きさより
も、その四辺が10mm大きくなるように切断したもの
を四辺とも10mmずつはみ出すように接着し、石材調
貼り仕上材/発泡耐火シート積層シート1を製造した。
【0064】(7)石材調貼り仕上材/発泡耐火積層シ
ート2 石材調貼り仕上材3の不織布面に、アクリル樹脂系接着
剤を塗布量約300g/m2で刷毛により塗布し、発泡
耐火シート2を石材調貼り仕上材3の大きさよりも、そ
の四辺が7.5mm大きくなるように切断したものを隣
接する二辺がそれぞれ20mmずつはみ出すようにずら
して接着し、石材調貼り仕上材/発泡耐火シート積層シ
ート2を製造した。
ート2 石材調貼り仕上材3の不織布面に、アクリル樹脂系接着
剤を塗布量約300g/m2で刷毛により塗布し、発泡
耐火シート2を石材調貼り仕上材3の大きさよりも、そ
の四辺が7.5mm大きくなるように切断したものを隣
接する二辺がそれぞれ20mmずつはみ出すようにずら
して接着し、石材調貼り仕上材/発泡耐火シート積層シ
ート2を製造した。
【0065】(8)石材調貼り仕上材/発泡耐火シート
積層シート3 石材調貼り仕上材1の補強層面に、アクリル樹脂系接着
剤を塗布量約300g/m2で刷毛により塗布し、発泡
耐火シート1を石材調貼り仕上材1と同じ大きさに切断
したものを積層接着し、石材調貼り仕上材/発泡耐火シ
ート積層シート3を製造した。
積層シート3 石材調貼り仕上材1の補強層面に、アクリル樹脂系接着
剤を塗布量約300g/m2で刷毛により塗布し、発泡
耐火シート1を石材調貼り仕上材1と同じ大きさに切断
したものを積層接着し、石材調貼り仕上材/発泡耐火シ
ート積層シート3を製造した。
【0066】実施例1 火災時における木材の燃焼を抑える目的で耐火被覆を行
った。まず200mm角の集成木材に、図2に示すよう
にアクリル樹脂系接着剤を塗布量約200g/m2にて
刷毛で塗布し、その上から発泡耐火シート1を幅200
mm、長さ900mmに切断したものを木材の長手方向
にその長辺が対応するように順次隙間なく貼り付けた。
このとき、発泡耐火シートの突き合わせ部分は、木材の
角部ではなく、各面上に位置するように調整した。接着
剤が乾燥硬化した後に発泡耐火シート1の表面に化粧用
下塗材として表4に示す配合の合成樹脂系水性エマルシ
ョン塗料をエアスプレーにより塗布量約1200g/m
2にて全面に塗布し、その塗膜が未乾燥のうちに前記の
石材調仕上材1を幅190mm、長さ900mmに切断
したものの補強層面を密着させて木材各面ごとに貼り付
けた。このとき、石材調貼り仕上材1どうしは完全に突
き合わせずに1cm幅の目地を設けるように接着した。
合成樹脂系水性エマルション塗料が乾燥硬化した後、目
地色が灰色でその他の部分が赤御影石調の凹凸模様が形
成された。また、発泡耐火シートの継ぎ目部分は全く見
えなかった。
った。まず200mm角の集成木材に、図2に示すよう
にアクリル樹脂系接着剤を塗布量約200g/m2にて
刷毛で塗布し、その上から発泡耐火シート1を幅200
mm、長さ900mmに切断したものを木材の長手方向
にその長辺が対応するように順次隙間なく貼り付けた。
このとき、発泡耐火シートの突き合わせ部分は、木材の
角部ではなく、各面上に位置するように調整した。接着
剤が乾燥硬化した後に発泡耐火シート1の表面に化粧用
下塗材として表4に示す配合の合成樹脂系水性エマルシ
ョン塗料をエアスプレーにより塗布量約1200g/m
2にて全面に塗布し、その塗膜が未乾燥のうちに前記の
石材調仕上材1を幅190mm、長さ900mmに切断
したものの補強層面を密着させて木材各面ごとに貼り付
けた。このとき、石材調貼り仕上材1どうしは完全に突
き合わせずに1cm幅の目地を設けるように接着した。
合成樹脂系水性エマルション塗料が乾燥硬化した後、目
地色が灰色でその他の部分が赤御影石調の凹凸模様が形
成された。また、発泡耐火シートの継ぎ目部分は全く見
えなかった。
【0067】実施例2 錆止め塗装された直径400mmの鉄骨円柱に対して、
石材調貼り仕上材/発泡耐火シート積層シート1を図3
に示すように予め石材調部分が300mm×900mm
の寸法、発泡耐火シート部分が315mm×915mm
の寸法となるように製造し、これを円柱の長手方向にそ
の長辺が対応するように塩化ビニル系接着剤を用いて貼
り付けた。接着剤が乾燥硬化した後に、1cm強幅で形
成された目地部に発泡耐火シート2を1cm強幅に切断
したものを塩化ビニル系接着剤を用いて貼り付けた。目
地部分の塩化ビニル系接着剤が乾燥硬化した後、目地部
分が灰色でその他の部分が御影石調の凹凸模様が形成さ
れた。また、発泡耐火シートの継ぎ目部分は、全く見え
なくなっていた。
石材調貼り仕上材/発泡耐火シート積層シート1を図3
に示すように予め石材調部分が300mm×900mm
の寸法、発泡耐火シート部分が315mm×915mm
の寸法となるように製造し、これを円柱の長手方向にそ
の長辺が対応するように塩化ビニル系接着剤を用いて貼
り付けた。接着剤が乾燥硬化した後に、1cm強幅で形
成された目地部に発泡耐火シート2を1cm強幅に切断
したものを塩化ビニル系接着剤を用いて貼り付けた。目
地部分の塩化ビニル系接着剤が乾燥硬化した後、目地部
分が灰色でその他の部分が御影石調の凹凸模様が形成さ
れた。また、発泡耐火シートの継ぎ目部分は、全く見え
なくなっていた。
【0068】実施例3 直径400mmの高強度コンクリート丸柱に、石材調貼
り仕上材/発泡耐火シート積層シート2を図4に示すよ
うに予め石材調部分が300mm×900mmの寸法、
発泡耐火シート部分が315mm×915mmの寸法と
なるように製造した。次いで、これを円柱の長手方向に
その長辺が対応するように塩化ビニル系接着剤を用いて
貼り付けた。このとき、石材調貼り仕上材/発泡耐火シ
ート積層シート2の二辺からはみ出した発泡耐火シート
2の部分を隣接する石材調貼り仕上材/発泡耐火シート
積層シート2の発泡耐火シートが引っ込んだ二辺の部分
に挿入するように貼り付けた。接着剤が乾燥硬化した
後、目地部分が15mm幅で灰色となり、その他の部分
が御影石調の凹凸模様が形成された。また、発泡耐火シ
ートの継ぎ目部分は、全く見えなくなっていた。
り仕上材/発泡耐火シート積層シート2を図4に示すよ
うに予め石材調部分が300mm×900mmの寸法、
発泡耐火シート部分が315mm×915mmの寸法と
なるように製造した。次いで、これを円柱の長手方向に
その長辺が対応するように塩化ビニル系接着剤を用いて
貼り付けた。このとき、石材調貼り仕上材/発泡耐火シ
ート積層シート2の二辺からはみ出した発泡耐火シート
2の部分を隣接する石材調貼り仕上材/発泡耐火シート
積層シート2の発泡耐火シートが引っ込んだ二辺の部分
に挿入するように貼り付けた。接着剤が乾燥硬化した
後、目地部分が15mm幅で灰色となり、その他の部分
が御影石調の凹凸模様が形成された。また、発泡耐火シ
ートの継ぎ目部分は、全く見えなくなっていた。
【0069】実施例4 錆止め塗装された直径400mmの鉄骨円柱に対して、
図5に示すように、アクリル樹脂系接着剤を目安として
塗布量約200g/m2にて刷毛で塗布し、その上から
石材調貼り仕上材/発泡耐火シート積層シート3を幅4
20mm、長さ900mmに切断したものを、さらに石
材調貼り仕上材3の部分の四辺を45°の角度で斜めに
研磨したものを柱の長手方向にその長辺が対応するよう
に順次隙間なく貼り付けた。アクリル樹脂系接着剤が乾
燥硬化後に石材調貼り仕上材3の突き合わせ部分に形成
されたV字状目地部分に灰色に調色したエポキシ樹脂系
シーリング材を充填して防水処理を行った。このように
して形成された表面は御影石調の長方形パターンと灰色
の目地が交差する模様が形成された。また、発泡耐火シ
ートの継ぎ目部分は、全く見えなくなっていた。
図5に示すように、アクリル樹脂系接着剤を目安として
塗布量約200g/m2にて刷毛で塗布し、その上から
石材調貼り仕上材/発泡耐火シート積層シート3を幅4
20mm、長さ900mmに切断したものを、さらに石
材調貼り仕上材3の部分の四辺を45°の角度で斜めに
研磨したものを柱の長手方向にその長辺が対応するよう
に順次隙間なく貼り付けた。アクリル樹脂系接着剤が乾
燥硬化後に石材調貼り仕上材3の突き合わせ部分に形成
されたV字状目地部分に灰色に調色したエポキシ樹脂系
シーリング材を充填して防水処理を行った。このように
して形成された表面は御影石調の長方形パターンと灰色
の目地が交差する模様が形成された。また、発泡耐火シ
ートの継ぎ目部分は、全く見えなくなっていた。
【0070】
【表1】
【0071】
【表2】
【0072】
【表3】
【0073】
【表4】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において、発泡耐火シート上に石材調貼
り仕上材を貼着した状態の一例を示す図である。
り仕上材を貼着した状態の一例を示す図である。
【図2】化粧用下塗材をさらに形成した状態の一例を示
す図である。
す図である。
【図3】石材調貼り仕上材/発泡耐火シート積層シート
を用いて、さらに目地部分に発泡耐火シートを貼着した
施工例を示す図である。
を用いて、さらに目地部分に発泡耐火シートを貼着した
施工例を示す図である。
【図4】石材調貼り仕上材/発泡耐火シート積層シート
を用いて、目地部分に発泡耐火シートの突き合わせ部が
現れないようにした施工例を示す図である。
を用いて、目地部分に発泡耐火シートの突き合わせ部が
現れないようにした施工例を示す図である。
【図5】石材調貼り仕上材/発泡耐火シート積層シート
を用いて、さらに目地部分にシーリング処理を行った施
工例を示す図である。
を用いて、さらに目地部分にシーリング処理を行った施
工例を示す図である。
A…石材調貼り仕上材 B…発泡耐火シート C…化粧用下塗材 D…接着剤 E…基材(躯体) F…目地処理用発泡耐火シート G…石材調貼り仕上材/発泡耐火シート積層シート H…シーリング材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 武士 大阪府茨木市清水1丁目25番10号 エスケ ー化研株式会社研究所内 (72)発明者 西田 博幸 大阪府茨木市清水1丁目25番10号 エスケ ー化研株式会社研究所内 (72)発明者 大内 富夫 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 宮本 圭一 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内
Claims (7)
- 【請求項1】耐火性を付与すべき躯体に対し、(1)発
泡耐火シートにより躯体を被覆する第一工程、(2)石
材調貼り仕上材を貼着する第二工程からなる耐火化粧工
法。 - 【請求項2】発泡耐火シートに、第二工程における石材
調貼り仕上材が予め貼着されている請求項1記載の耐火
化粧工法。 - 【請求項3】石材調貼り仕上材の上に、さらにクリヤー
塗料を塗布する第三工程を含む請求項1又は2に記載の
耐火化粧工法。 - 【請求項4】発泡耐火シート上に化粧用下塗材を塗布し
た後に、石材調貼り仕上材を貼着する請求項1又は2に
記載の耐火化粧工法。 - 【請求項5】石材調貼り仕上材を貼着する際に目地を形
成させる請求項1乃至4のいずれかに記載の耐火化粧工
法。 - 【請求項6】形成された目地にシーリング処理を施す請
求項5に記載の耐火化粧工法。 - 【請求項7】予め目地色に着色した発泡耐火シート又は
化粧用下塗材を使用する請求項5に記載の耐火化粧工
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1029398A JPH11210110A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 耐火化粧工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1029398A JPH11210110A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 耐火化粧工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11210110A true JPH11210110A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11746250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1029398A Pending JPH11210110A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 耐火化粧工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11210110A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006194077A (ja) * | 1999-12-01 | 2006-07-27 | Sk Kaken Co Ltd | 発泡耐火シート被覆工法 |
| GB2452492A (en) * | 2007-09-04 | 2009-03-11 | Weyerhaeuser Products Ltd | Improvements in or relating to floor/roof structures |
| JP2014105566A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-09 | Dainippon Toryo Co Ltd | 構造物の耐火施工方法 |
| JP2016014300A (ja) * | 2014-07-03 | 2016-01-28 | 旭化成ホームズ株式会社 | ガスケット |
| JP2020197081A (ja) * | 2019-06-04 | 2020-12-10 | 菊水化学工業株式会社 | シート状表装材の施工方法 |
-
1998
- 1998-01-22 JP JP1029398A patent/JPH11210110A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006194077A (ja) * | 1999-12-01 | 2006-07-27 | Sk Kaken Co Ltd | 発泡耐火シート被覆工法 |
| GB2452492A (en) * | 2007-09-04 | 2009-03-11 | Weyerhaeuser Products Ltd | Improvements in or relating to floor/roof structures |
| JP2014105566A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-09 | Dainippon Toryo Co Ltd | 構造物の耐火施工方法 |
| JP2016014300A (ja) * | 2014-07-03 | 2016-01-28 | 旭化成ホームズ株式会社 | ガスケット |
| JP2020197081A (ja) * | 2019-06-04 | 2020-12-10 | 菊水化学工業株式会社 | シート状表装材の施工方法 |
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