JPH0610145B2 - ジアルキルナフタレンの製造方法及び触媒 - Google Patents

ジアルキルナフタレンの製造方法及び触媒

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JPH0610145B2
JPH0610145B2 JP63186967A JP18696788A JPH0610145B2 JP H0610145 B2 JPH0610145 B2 JP H0610145B2 JP 63186967 A JP63186967 A JP 63186967A JP 18696788 A JP18696788 A JP 18696788A JP H0610145 B2 JPH0610145 B2 JP H0610145B2
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dialkylnaphthalene
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silica
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光雄 小島
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Nikki Kagaku KK
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はナフタレン類とオレフィンとからジアルキルナ
フタレン、特に2,6−ジアルキルナフタレンを得る方
法に関する。
従来の技術 特公昭56−2532号公報には、シリカ・アルミナ
やゼオライトのような固体酸触媒の存在下、ナフタレン
とプロピレンを反応させ、次いでジプロピルナフタレン
留分を分留採取する方法が記載されているが、これら固
体酸触媒はトランスアルキル化活性、異性化活性及び触
媒寿命はまだ十分とは言えない。(後述の比較例1及び
比較例8参照) 特公昭42−3617号公報には、−8.0より小さ
いハメット酸性関数値を有し、フッ素を2〜12重量
%、好ましくは2〜8重量%含むアルミナ、シリカ、シ
リカ−アルミナ、シリカ−アルミナ−マグネシア、シリ
カ−マグネシア、シリカ−ジルコニア、アルミナ−ジル
コニア、アルミナ−ボリア、二酸化ジルコニウム及び二
酸化チタンのうちから選択された耐火性無機酸化物を4
50〜700℃で実質的に無水で、酸素を含まない不活
性ガスの存在でか焼されてなる触媒を用いて1〜200
気圧、210〜325℃で芳香族炭化水素のオレフィン
アルキル化反応を行う方法、及び1〜200気圧、22
0〜350℃でアルキル芳香族炭化水素のトランスアル
キル化反応を行う方法が記載されている。実施例は単環
芳香族のアルキル化、トランスアルキル化のみである
が、芳香族としてナフタレン、アルキルナフタレンも挙
げている。
しかしナフタレン及び/又はモノアルキルナフタレンの
アルキル化によるジアルキルナフタレン製造における触
媒としては前記フッ素含有無機酸化物のすべてが適する
わけではない。(後述の比較例5及び比較例7参照)ま
たジアルキルナフタレン製造に最適な反応条件は示され
ていない。
発明が解決しようとする課題 本発明はナフタレン類とオレフィンとからジアルキルナ
フタレン、特に2,6−ジアルキルナフタレンを高収率
で長期間安定に得ることができる方法を提供することを
目的とする。
課題を解決するための手段 本発明によるジアルキルナフタレンの製造方法は、0.
1〜15重量%のフッ素を含有するシリカ・アルミナ触
媒の存在下、反応温度200〜450℃、反応圧力2〜
30Kg/cmG及びLHSV0.2〜10Hr-1
条件で、ナフタレン及びC〜Cのアルキル基を有す
るモノアルキルナフタレンよりなる群から選ばれる被ア
ルキル化体を含有する原料を、C〜Cのオレフィン
のうちから選ばれるアルキル化剤と、アルキル化剤/被
アルキル化体のモル比0.1〜10の割合で接触させる
ことを特徴とする。
ベースとなるシリカ・アルミナは、Al含有量が
10〜80重量%のものであればよい。市販されている
シリカ・アルミナ触媒も使用できる。触媒のフッ素含有
量は0.1〜15重量%、好ましくは0.5〜13重量
%とする。0.1重量%以下ではフッ素化処理の効果が
小さく、15重量%以上ではAlとの結合によっ
てAlFが形成されシリカ・アルミナの構造破壊を招
く。
シリカ・アルミナ触媒のフッ素化処理は、フッ素化剤と
してフッ化アンモニウム、フッ化水素、フッ化メチルア
ンモニウム、金属フッ化物、フロンガス等のフッ素含有
化合物を使用し、液体あるいは溶液として得られるフッ
素含有化合物の場合には通常の含浸方法によればよい。
また固体状のフッ素含有化合物とシリカ・アルミナとを
粉末にして機械的に混合成型する方法を用いてもよい。
フッ素含有化合物がガスの場合には300〜600℃に
加熱したガスを触媒層に導入してフッ素化処理を行う。
被アルキル化体を含有する原料は、ナフタレン又はC
〜Cのアルキル基を有するモノアルキルナフタレン単
独でも、これらの混合物でも、またこれ以外に、ジ−、
トリ−アルキルナフタレンを含むものでもよい。
例えば被アルキル化体とアルキル化剤とを反応させて得
られる生成物から所望のジアルキルナフタレンを分離除
去した後の混合物(ナフタレン、モノ−、ジ−、トリ
−、テトラ−アルキルナフタレンなどの混合物)を前記
反応工程に循環して用いるようにしてもよい。
前記生成物から所望のジアルキルナフタレンを分離する
には、蒸溜分離、晶析分離、吸着分離などの方法を適宜
用いることにより行うことができる。
本発明において使用する0.1〜15重量%のフッ素を
含有するシリカ・アルミナ触媒は、アルキル化のみなら
ずトランスアルキル化及び異性化能力にも優れているの
で、前記の原料から所望のジアルキルナフタレンを収率
よく得ることができる。
アルキル化剤としては、C〜Cのオレフィン、好ま
しくはプロピレンを使用する。
アルキル化剤/被アルキル化体のモル比は0.1〜1
0、好ましくは0.3〜5、さらに好ましくは0.5〜
3とする。
反応温度は200〜450℃、好ましくは220〜35
0℃とする。温度が低過ぎるとトランスアルキル化反応
が不充分となりジアルキルナフタレン、特に2,6−ジ
アルキルナフタレンの収率が低下する。温度が高過ぎる
とアルキル化と共に脱アルキル化が進み重合反応が起き
やすくなる。
反応圧賄力は2〜30Kg/cmG、好ましくは3〜
15Kg/cmGとするのがよい。
LHSVは0.2〜10Hr-1、好ましくは0.2〜5
Hr-1とするのがよい。
以下実施例及び比較例により本発明の構成及び効果を具
体的に説明する。
[実施例1] 12〜28メッシュに粉砕整粒したシリカ・アルミナ
(Al:28重量%)10ccに1−フルオルヘ
キサンを2000volppm含むデカリンを400
℃、10Kg/cmG、LHSV1.0Hr-1の条件
で24時間流通した後、530℃、空気流通下で3時間
焼成してフッ素含有量0.6重量%のシリカ・アルミナ
触媒を得た。
小型触媒活性試験機に上記のフッ素化処理したシリカ・
アルミナ触媒を6cc充填し、反応温度280℃ 圧力
7.0Kg/cmG、LHSV1.0Hr-1の条件
で、ナフタレンと、被アルキル化体(ナフタレン)に対
して2倍モルのプロピレンとを供給しアルキル化反応を
行った。
[比較例1] 比較のため、実施例1で素材として用いたフッ素化処理
をしないシリカ・アルミナ触媒を用いて実施例1と同一
条件でアルキル化反応を行った。
実施例1及び比較例1の反応試験結果を第1表に示す。
フッ素化処理したものは未処理のものに比べジイソプロ
ピルナフタレンの収率、特に2,6−ジイソプロピルナ
フタレンの収率が向上し、触媒寿命も延びている。
[実施例2〜8及び比較例2] 実施例1で使用したのと同じシリカ・アルミナ100g
に10%HF水溶液70ccを含浸後、120℃で一昼
夜乾燥し、次に530℃ 空気中で3時間焼成した。こ
のようにして調製した触媒Iの組成はF(4.3重量
%)SiO・Alであった。
同様な方法で、F(2.1重量%)SiO・Al
の組成をもつ触媒II、F(1.0重量%)・SiO
・Alの組成をもつ触媒IIIを調製した。
また実施例1で使用したのと同じシリカ・アルミナ10
0gに、NHF7gを溶解した蒸留水80ccを含浸
後120℃一昼夜乾燥し、次に530℃空気中で3時間
焼成した。このようにして調製した触媒IVの組成はF
(1.6重量%)SiO・Alであった。
同様な方法で、F(12.6重量%)SiO・Al
の組成をもつ触媒V、及びF(16重量%)SiO
・Alの組成をもつ触媒VIを調製した。触媒VI
は16重量%のフッ素を含有するので本発明の対象外で
ある。
上記の触媒I〜VIを小型触媒活性試験機に充填し、LH
SV又は反応温度を変えた以外は実施例1と同じ反応条
件で反応試験を行った。結果を第2表に示す。
第2表から明らかなように、フッ素含有量が16重量%
の触媒VIを使用した比較例2ではジイソプロピルナフタ
レン、特に2,6−ジイソプロピルナフタレンの収率が
低下している。
[比較例3〜7] 比較例3及び比較例4では比較例1で使用したのと同じ
シリカ・アルミナ触媒を使用した。
比較例5では市販のAl成型品85gにフッ化ア
ンモニウム水溶液(NHF8.4g+純水75g)を
含浸した後120℃で一昼夜乾燥し、次に530℃、3
時間 空気中にて焼成して得られたフッ素含有量2.3
重量%のアルミナ触媒を使用した。
比較例6では上記と同様な方法で得られたフッ素含有量
3.1重量%のシリカ・チタニア(TiO:90重量
%)触媒を使用した。
比較例7では上記と同様な方法で得られたフッ素含有量
2.6重量%のアルミナ・ボリア(B:20重量
%)触媒を使用した。
これらの触媒を使用してLHSVや反応温度を変えた以
外は実施例1と同様な試験を行った結果を第3表に示
す。第3表から明らかなように、各比較例ではジイソプ
ロピルナフタレン、特に2,6−ジイソプロピルナフタ
レンの収率が低い。
前記の特公昭42−3617号の実施例でベンゼンのア
ルキル化に用いられているものと同様なフッ素含有アル
ミナは、ナフタレンのジアルキル化、特に2,6−ジア
ルキル化に関しては非常に劣っている(比較例5)。ま
た前記の特公昭42−3617号で例示されているアル
ミナ−ボリア触媒についても同様である(比較例7)。
[実施例9] 実施例2で使用したのと同じ触媒I[F(4.3重量
%)SiO・Al]に、β−イソプロピルナフ
タレンと、それに対して1倍モルのプロピレンを供給し
てアルキル化反応を行った。
[比較例8] フッ素化していないSiO・Alを触媒として
使用した以外は実施例9と同じ試験を行った。
これらの試験結果を第4表に示す。
β−イソプロピルナフタレンを被アルキル化体として使
用した場合も、本発明の実施例の方が優れていることは
明らかである。
[実施例10] 実施例9で使用したのと同じ触媒Iに、α−イソプロピ
ルナフタレンと、それに対して1倍モルのプロピレンを
供給しアルキル化反応を行った。
[比較例9] フッ素化していないSiO・Alを触媒として
使用した以外は実施例10と同じ試験を行った。
これらの試験結果を第5表に示す。
α−イソプロピルナフタレンを被アルキル化体として使
用した場合も、本発明の実施例の方が優れていることは
明らかである。
特に、α−イソプロピルナフタレンを原料としたにも拘
らず未反応イソプロピルナフタレン中にはβ−イソプロ
ピルナフタレンの割合が増加しており、さらにジイソプ
ロピルナフタレンの割合も増加しており、本発明におい
て使用するフッ素を含有するシリカ・アルミナ触媒は、
アルキル化のみならずトランスアルキル化及び異性化能
力にも優れていることが明らかである。このことは、反
応生成物から目的とするジアルキルナフタレン、特に
2,6−ジアルキルナフタレンを分離除去した後の混合
物(ナフタレン、モノ−、ジ−、トリ−、テトラ−アル
キルナフタレンなどの混合物)を反応工程に循環して、
目的物の収率を向上させることができることを示してい
る。
[実施例11](寿命試験) 前記の触媒I(F4.3重量%含有SiO・Al
)400ccをベンチ反応装置に充填し、LHSV=
1.0Hr-1、圧力7.0Kg/cmGの条件で実施
例2と同じ被アルキル化体原料及びアルキル化剤を供給
し、長期間の寿命試験を行った。なお反応温度は255
℃から300℃まで段階的に上昇させた。
その結果、反応開始から3100時間を経過した時点で
2,6−ジイソプロピルナフタレンの収率は13モル%
を切った。
[比較例10](寿命試験) 比較例1で使用したのと同じシリカ・アルミナ触媒を使
用し、実施例11と同様な条件で長期間の寿命試験を行
った。
その結果、反応開始から2700時間を経過した時点で
2,6−ジイソプロピルナフタレンの収率は13モル%
を切った。
発明の効果 ジアルキルナフタレン、特に2,6−ジアルキルナフ
タレンの収率及び触媒寿命が向上する。
目的とするジアルキルナフタレン、特に2,6−ジア
ルキルナフタレンを分離した後の反応生成物を循環使用
することにより目的とするジアルキルナフタレンの収率
を高めることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】0.1〜15重量%のフッ素を含有するシ
    リカ・アルミナ触媒の存在下、反応温度200〜450
    ℃、反応圧力2〜30Kg/cmG及びLHSV0.
    2〜10Hr-1の条件で、ナフタレン及びC〜C
    アルキル基を有するモノアルキルナフタレンよりなる群
    から選ばれる被アルキル化体を含有する原料を、C
    のオレフィンのうちから選ばれるアルキル化剤と、
    アルキル化剤/被アルキル化体のモル比0.1〜10の
    割合で接触させることを特徴とするジアルキルナフタレ
    ンの製造方法。
  2. 【請求項2】0.1〜15重量%のフッ素を含有するシ
    リカ・アルミナ触媒を充填した反応塔に、ナフタレン及
    びC〜Cのアルキル基を有するモノアルキルナフタ
    レンよりなる群から選ばれる被アルキル化体を含有する
    原料とC〜Cのオレフィンのうちから選ばれるアル
    キル化剤とをアルキル化剤/被アルキル化体のモル比
    0.1〜10の割合で送入し、温度200〜450℃、
    圧力2〜30Kg/cmG、LHSV0.2〜10H
    -1の条件で反応させ、反応生成物から所望のジアルキ
    ルナフタレンを分離回収し、該ジアルキルナフタレン分
    離後の反応生成物を前記反応塔に循環送入することを特
    徴とするジアルキルナフタレンの製造方法。
  3. 【請求項3】0.1〜15重量%のフッ素を含有するシ
    リカ・アルミナよりなることを特徴とするジアルキルナ
    フタレン製造用触媒。
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