JPH06102178B2 - プレコート鋼板の製造方法 - Google Patents
プレコート鋼板の製造方法Info
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- JPH06102178B2 JPH06102178B2 JP3008480A JP848091A JPH06102178B2 JP H06102178 B2 JPH06102178 B2 JP H06102178B2 JP 3008480 A JP3008480 A JP 3008480A JP 848091 A JP848091 A JP 848091A JP H06102178 B2 JPH06102178 B2 JP H06102178B2
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- weight
- parts
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低光沢でソフトなビロ
ード調の手触り感を有するプレコート鋼板、さらにメタ
ル等を加えることにより低光沢でソフト感及びメタリッ
ク感を有するプレコート綱板の製造方法に関する。
ード調の手触り感を有するプレコート鋼板、さらにメタ
ル等を加えることにより低光沢でソフト感及びメタリッ
ク感を有するプレコート綱板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、艷消しでかつビロード調の外観を
呈する塗装鋼板は、40〜60μmの着色粒子とバイン
ダーとを含む被覆組成物を鋼板に塗装することにより得
ている。この方法では、塗装方法として、フローコーテ
ィング、スプレーコーティングが利用され、通常、2コ
ート2ベーク方式が採用されている。すなわち、下塗塗
料として防錆顔料を含有する防錆プライマーを塗装して
焼付け、3〜10μmの下塗塗膜を形成した後、バイン
ダー100重量部に対して着色粒子を150〜200重
量部含む上塗塗料を塗装して焼付け、30〜50μmの
上塗塗膜を形成している。一方、上記の方法において、
多量の着色顔料を含有する防錆プライマーを用いる場合
には、下塗塗膜の表面平滑性が低下し、上塗塗膜との密
着性が低下する。また上塗塗膜との密着性の低下に伴
い、加工性、防蝕性なども低下する。従って、上塗塗膜
との密着性を確保するためには、プライマー中の着色顔
料の含有量を極力小さくし、上塗塗料中の着色粒子によ
り、鋼板の化粧色を発現させる必要がある。
呈する塗装鋼板は、40〜60μmの着色粒子とバイン
ダーとを含む被覆組成物を鋼板に塗装することにより得
ている。この方法では、塗装方法として、フローコーテ
ィング、スプレーコーティングが利用され、通常、2コ
ート2ベーク方式が採用されている。すなわち、下塗塗
料として防錆顔料を含有する防錆プライマーを塗装して
焼付け、3〜10μmの下塗塗膜を形成した後、バイン
ダー100重量部に対して着色粒子を150〜200重
量部含む上塗塗料を塗装して焼付け、30〜50μmの
上塗塗膜を形成している。一方、上記の方法において、
多量の着色顔料を含有する防錆プライマーを用いる場合
には、下塗塗膜の表面平滑性が低下し、上塗塗膜との密
着性が低下する。また上塗塗膜との密着性の低下に伴
い、加工性、防蝕性なども低下する。従って、上塗塗膜
との密着性を確保するためには、プライマー中の着色顔
料の含有量を極力小さくし、上塗塗料中の着色粒子によ
り、鋼板の化粧色を発現させる必要がある。
【0003】しかしながら、上塗塗料中の着色粒子は、
粒径が大きく、着色力が小さいので、上塗塗膜の隠蔽力
が小さい。そこで、隠蔽力を大きくするために、従来、
(1)上塗塗膜の膜厚を、例えば30μm以上とする方
法、(2)上塗塗料に通常の着色顔料を混入させる方法
が採用さている。しかしながら、前記(1)の方法で
は、厚膜を形成するため、塗装鋼板が極めて高価となる
だけでなく、焼付け時に塗膜が発泡しピンホールが発生
し易くなる。また発泡現象を抑制するには、塗装技術に
熟練を要すると共に、生産性が低下する。これに対し
て、前記(2)の方法では、例えば、20μm程度の上
塗塗膜で隠蔽力を高めることができる。しかしながら、
この方法では、塗膜中で、着色顔料が着色粒子の周囲に
付着凝集するので、着色粒子の機能、すなわち、低光沢
でソフトなビロード感を発現する機能が著しく損なわれ
る。
粒径が大きく、着色力が小さいので、上塗塗膜の隠蔽力
が小さい。そこで、隠蔽力を大きくするために、従来、
(1)上塗塗膜の膜厚を、例えば30μm以上とする方
法、(2)上塗塗料に通常の着色顔料を混入させる方法
が採用さている。しかしながら、前記(1)の方法で
は、厚膜を形成するため、塗装鋼板が極めて高価となる
だけでなく、焼付け時に塗膜が発泡しピンホールが発生
し易くなる。また発泡現象を抑制するには、塗装技術に
熟練を要すると共に、生産性が低下する。これに対し
て、前記(2)の方法では、例えば、20μm程度の上
塗塗膜で隠蔽力を高めることができる。しかしながら、
この方法では、塗膜中で、着色顔料が着色粒子の周囲に
付着凝集するので、着色粒子の機能、すなわち、低光沢
でソフトなビロード感を発現する機能が著しく損なわれ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主た
る目的は、塗膜の膜厚が小さく、しかも、低光沢でソフ
トなビロード調の手触り感かつメタリック感を有し、外
観、隠蔽性、加工性及び防蝕性などにも優れたプレコー
ト鋼板の製造方法を提供することにある。
る目的は、塗膜の膜厚が小さく、しかも、低光沢でソフ
トなビロード調の手触り感かつメタリック感を有し、外
観、隠蔽性、加工性及び防蝕性などにも優れたプレコー
ト鋼板の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋼板の少なく
とも一方の面に、防錆顔料と着色顔料とを含む塗料10
0重量部に対して、ビニル共重合体を1〜20重量部含
む下塗塗料を塗布して焼付け、3〜10μmの下塗塗膜
を形成した後、バインダー100重量部に対して、下塗
塗料と同一系統色の平均粒子径1〜80μmの着色粒子
を150〜200重量部及び粒径5〜250μmのメタ
リック調物質を0.1〜10重量部含む上塗塗料を塗布
して焼付け、12〜25μmの上塗塗膜を形成するプレ
コート鋼板の製造方法を提供する。
とも一方の面に、防錆顔料と着色顔料とを含む塗料10
0重量部に対して、ビニル共重合体を1〜20重量部含
む下塗塗料を塗布して焼付け、3〜10μmの下塗塗膜
を形成した後、バインダー100重量部に対して、下塗
塗料と同一系統色の平均粒子径1〜80μmの着色粒子
を150〜200重量部及び粒径5〜250μmのメタ
リック調物質を0.1〜10重量部含む上塗塗料を塗布
して焼付け、12〜25μmの上塗塗膜を形成するプレ
コート鋼板の製造方法を提供する。
【0006】本明細書において、「同一系統色」とは、
対比する色が目視により略同色であることを意味する。
対比する色が目視により略同色であることを意味する。
【0007】「着色粒子」には、平均粒子径が1〜80
μmであり、かつ着色している限り、着色したポリマー
粒子、着色顔料が樹脂でコーティングされた粒子なども
含まれる。
μmであり、かつ着色している限り、着色したポリマー
粒子、着色顔料が樹脂でコーティングされた粒子なども
含まれる。
【0008】
【作用】本発明で使用する鋼板は、特に制限されず、例
えば、亜鉛メッキ鋼板、ステンレス鋼板、亜鉛−アルミ
ニウムメッキ鋼板、冷延鋼板などが例示される。
えば、亜鉛メッキ鋼板、ステンレス鋼板、亜鉛−アルミ
ニウムメッキ鋼板、冷延鋼板などが例示される。
【0009】下塗塗料に含有される防錆顔料としては、
例えば、クロム酸亜鉛、クロム酸ストロンチウム、クロ
ム酸鉛、トリポリリン酸二水素アルミニウム、メタホウ
酸バリウム、ホウ酸バリウム、ホウ酸亜鉛、モリブデン
酸カルシウムなどが例示される。これらの防錆顔料は少
なくとも一種含有される。
例えば、クロム酸亜鉛、クロム酸ストロンチウム、クロ
ム酸鉛、トリポリリン酸二水素アルミニウム、メタホウ
酸バリウム、ホウ酸バリウム、ホウ酸亜鉛、モリブデン
酸カルシウムなどが例示される。これらの防錆顔料は少
なくとも一種含有される。
【0010】着色顔料は、無機又は有機顔料のいずれで
あってもよく、例えば、酸化チタン、クロムイエロー、
カドミウムイエロー、ニッケルチタンイエロー、ベンガ
ラ、カドミウムレッド、モリブデンオレンジ、ミロリブ
ルー、ウルトラマリンブルー、カーボンブラックなどの
無機顔料;アゾ系顔料、トリフェニルメタン系顔料、キ
ナクリドン系顔料、スレン系顔料、ピレン系顔料、フタ
ロシアニン系顔料、イソインドリノン系顔料などの有機
顔料が挙げられる。また着色顔料には、タルク、硫酸バ
リウム、炭酸カルシウムなどの体質顔料が含まれる。こ
れらの着色顔料は、少なくとも一種使用され、二種以上
の異なる色相の着色顔料を用いて調色してもよい。
あってもよく、例えば、酸化チタン、クロムイエロー、
カドミウムイエロー、ニッケルチタンイエロー、ベンガ
ラ、カドミウムレッド、モリブデンオレンジ、ミロリブ
ルー、ウルトラマリンブルー、カーボンブラックなどの
無機顔料;アゾ系顔料、トリフェニルメタン系顔料、キ
ナクリドン系顔料、スレン系顔料、ピレン系顔料、フタ
ロシアニン系顔料、イソインドリノン系顔料などの有機
顔料が挙げられる。また着色顔料には、タルク、硫酸バ
リウム、炭酸カルシウムなどの体質顔料が含まれる。こ
れらの着色顔料は、少なくとも一種使用され、二種以上
の異なる色相の着色顔料を用いて調色してもよい。
【0011】上記防錆顔料及び着色顔料を含む下塗塗料
には、バインダーが含まれている。このバインダーは、
焼付け可能であればよく、例えば、ポリエステル樹脂、
アクリル樹脂、フッ素樹脂、シリコーンポリエステル樹
脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂などが例示される。こ
れらのバインダーは一種又は二種以上混合して使用でき
る。また下塗塗料は、上記バインダーに応じた硬化剤、
例えば、メチル化メラミン、ブチル化メラミンなどのア
ミノ樹脂、ブロックイソシアネートなどを含んでいても
よい。また焼付け硬化を促進するため、例えば、酸触媒
などを含んでいてもよい。
には、バインダーが含まれている。このバインダーは、
焼付け可能であればよく、例えば、ポリエステル樹脂、
アクリル樹脂、フッ素樹脂、シリコーンポリエステル樹
脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂などが例示される。こ
れらのバインダーは一種又は二種以上混合して使用でき
る。また下塗塗料は、上記バインダーに応じた硬化剤、
例えば、メチル化メラミン、ブチル化メラミンなどのア
ミノ樹脂、ブロックイソシアネートなどを含んでいても
よい。また焼付け硬化を促進するため、例えば、酸触媒
などを含んでいてもよい。
【0012】そして、下塗塗料100重量部に対して、
ビニル共重合体が1〜20重量部、好ましくは1〜10
重量部含有されている。ビニル共重合体が1重量部未満
である場合には、表面平滑性が損なわれるだけでなく、
鋼板との密着性が損なわれる。従って、特に、ロールコ
ーターを用いて高温高速で焼付けする2コート2ベーク
方式においては、プレコート鋼板を連続的に効率よく製
造するのが困難である。また20重量部を越える場合に
は、耐候性が低下する場合がある。上記範囲のビニル共
重合体を含有する下塗塗料は、鋼板との密着性に著しく
優れていると共に、防錆顔料及び着色顔料に対する分散
性に優れている。従って、多量の防錆顔料及び着色顔料
を含有させ、隠蔽力を大きくできると共に、表面平滑性
に優れた下塗塗膜を形成でき、上塗塗膜との密着性にも
優れる。ビニル共重合体としては、塩化ビニル、酢酸ビ
ニルなどのビニル系モノマー単位を含む共重合体、特に
塩化ビニル単位を含む共重合体が好ましい。このような
ビニル共重合体としては、例えば、ユニオンカーバイド
社製、商品名ビニライト(Vinylite)VMC
H、日本ゼオン(株)製、商品名ゼオン(Geon)4
00×110A、及びグッドリッチ・ケミカル社製、商
品名ゼオン(Geon)400×110などが挙げられ
る。
ビニル共重合体が1〜20重量部、好ましくは1〜10
重量部含有されている。ビニル共重合体が1重量部未満
である場合には、表面平滑性が損なわれるだけでなく、
鋼板との密着性が損なわれる。従って、特に、ロールコ
ーターを用いて高温高速で焼付けする2コート2ベーク
方式においては、プレコート鋼板を連続的に効率よく製
造するのが困難である。また20重量部を越える場合に
は、耐候性が低下する場合がある。上記範囲のビニル共
重合体を含有する下塗塗料は、鋼板との密着性に著しく
優れていると共に、防錆顔料及び着色顔料に対する分散
性に優れている。従って、多量の防錆顔料及び着色顔料
を含有させ、隠蔽力を大きくできると共に、表面平滑性
に優れた下塗塗膜を形成でき、上塗塗膜との密着性にも
優れる。ビニル共重合体としては、塩化ビニル、酢酸ビ
ニルなどのビニル系モノマー単位を含む共重合体、特に
塩化ビニル単位を含む共重合体が好ましい。このような
ビニル共重合体としては、例えば、ユニオンカーバイド
社製、商品名ビニライト(Vinylite)VMC
H、日本ゼオン(株)製、商品名ゼオン(Geon)4
00×110A、及びグッドリッチ・ケミカル社製、商
品名ゼオン(Geon)400×110などが挙げられ
る。
【0013】なお、防錆顔料の含有量は、防錆性を確保
できる範囲であればよい。
できる範囲であればよい。
【0014】また下塗塗料は、通常、水、アルコール
類、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、エステル
類、ケトン類、エーテル類などの有機溶媒が含まれてい
る。
類、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、エステル
類、ケトン類、エーテル類などの有機溶媒が含まれてい
る。
【0015】上記下塗塗料を前記鋼板に塗布して焼付
け、3〜10μm、好ましくは4〜7.5μmの下塗塗
膜を形成する。下塗塗膜の膜厚が3μm未満である場合
には、通常、隠蔽性が十分でなく、10μmを越える場
合には、上塗塗膜を含めた塗膜全体の膜厚が大きくな
る。
け、3〜10μm、好ましくは4〜7.5μmの下塗塗
膜を形成する。下塗塗膜の膜厚が3μm未満である場合
には、通常、隠蔽性が十分でなく、10μmを越える場
合には、上塗塗膜を含めた塗膜全体の膜厚が大きくな
る。
【0016】上塗塗料には、下塗塗料の着色顔料と同一
系統色の着色粒子が含まれている。着色粒子の平均粒子
径は1〜80μm、好ましくは20〜50μmである。
着色粒子の平均粒子径が上記範囲を外れる場合には、低
光沢でソフトなビロード調の手触り感を有する上塗塗膜
を形成するのが困難である。
系統色の着色粒子が含まれている。着色粒子の平均粒子
径は1〜80μm、好ましくは20〜50μmである。
着色粒子の平均粒子径が上記範囲を外れる場合には、低
光沢でソフトなビロード調の手触り感を有する上塗塗膜
を形成するのが困難である。
【0017】上記着色粒子としては、例えば、着色した
ポリマー粒子あるいは無機又は有機顔料をポリマー、例
えば、ポリエステル、ポリアミド、アクリル樹脂及びそ
の他の変性ポリマーなどでコーティングした粒子などが
挙げられる。特に、着色した弾性ポリマーからなる球状
粒子や、無機又は有機顔料を、弾性を有するポリマーで
コーティングした球状粒子が好ましい。上記弾性ポリマ
ーの伸び率は10〜1000%であるのが好ましい。伸
び率が10%未満の場合には、塗膜のソフト感が小さ
く、1000%を越える場合には、塗膜に傷が付き易く
なる。弾性球状粒子は、ビロード調の手触り感を向上さ
せる。
ポリマー粒子あるいは無機又は有機顔料をポリマー、例
えば、ポリエステル、ポリアミド、アクリル樹脂及びそ
の他の変性ポリマーなどでコーティングした粒子などが
挙げられる。特に、着色した弾性ポリマーからなる球状
粒子や、無機又は有機顔料を、弾性を有するポリマーで
コーティングした球状粒子が好ましい。上記弾性ポリマ
ーの伸び率は10〜1000%であるのが好ましい。伸
び率が10%未満の場合には、塗膜のソフト感が小さ
く、1000%を越える場合には、塗膜に傷が付き易く
なる。弾性球状粒子は、ビロード調の手触り感を向上さ
せる。
【0018】さらに、着色粒子のポリマーは、焼付けに
より変色しないポリマー、特にアクリル樹脂であるのが
好ましい。より詳細には、ポリウレタン又はアクリル樹
脂でコーティングされた着色粒子を用いた白色塗料と黒
色塗料を、高温高速条件下で焼付けした場合、各塗膜の
変色度をハンターのLab(ΔE)法により測定する
と、表1に示すような結果が得られる。なお、焼付け条
件は、焼付け時間2分、焼付け温度200℃、260℃
であり、焼付け温度180℃の場合を基準とした。
より変色しないポリマー、特にアクリル樹脂であるのが
好ましい。より詳細には、ポリウレタン又はアクリル樹
脂でコーティングされた着色粒子を用いた白色塗料と黒
色塗料を、高温高速条件下で焼付けした場合、各塗膜の
変色度をハンターのLab(ΔE)法により測定する
と、表1に示すような結果が得られる。なお、焼付け条
件は、焼付け時間2分、焼付け温度200℃、260℃
であり、焼付け温度180℃の場合を基準とした。
【0019】
【表1】
【0020】表1より、着色粒子のポリマーがアクリル
樹脂である場合には、変色が小さく、高温で高速焼付け
して塗装する場合に特に有用である。
樹脂である場合には、変色が小さく、高温で高速焼付け
して塗装する場合に特に有用である。
【0021】着色粒子は吸油量40〜130%、隠蔽力
30〜200g/m2であるのが好ましい。吸油量が4
0%未満の着色粒子は一般に製造が困難であり、吸油量
が130%を越える着色粒子は分散性が低下する。また
隠蔽力が30g/m2未満である場合には、上塗塗膜の
隠蔽力が小さく、200g/m2を越える場合には、手
触り感が低下する。
30〜200g/m2であるのが好ましい。吸油量が4
0%未満の着色粒子は一般に製造が困難であり、吸油量
が130%を越える着色粒子は分散性が低下する。また
隠蔽力が30g/m2未満である場合には、上塗塗膜の
隠蔽力が小さく、200g/m2を越える場合には、手
触り感が低下する。
【0022】このような着色粒子は、ウェチコン(Ue
tikon)社から商品名デコシルクの各色として、積
水化成(株)から商品名テクマーMB10X−20−B
6、大日精化工業(株)から商品名ラブコロールの各色
として、東洋紡績(株)から商品名タフチックの各色と
して入手できる。なお、これらの着色粒子の中で、アク
リル樹脂をコーティングポリマーとした商品名ラブコロ
ールの各色は、高温焼付けにおいても変色の程度が著し
く小さいので好ましい。
tikon)社から商品名デコシルクの各色として、積
水化成(株)から商品名テクマーMB10X−20−B
6、大日精化工業(株)から商品名ラブコロールの各色
として、東洋紡績(株)から商品名タフチックの各色と
して入手できる。なお、これらの着色粒子の中で、アク
リル樹脂をコーティングポリマーとした商品名ラブコロ
ールの各色は、高温焼付けにおいても変色の程度が著し
く小さいので好ましい。
【0023】着色粒子は少なくとも一種使用され、二種
以上の異なる色相の着色粒子を用いて調色してもよい。
以上の異なる色相の着色粒子を用いて調色してもよい。
【0024】上記着色粒子の含有量は、上塗塗料のバイ
ンダー100重量部に対して、150〜200重量部で
ある。着色粒子の含有量が150重量部未満である場合
には、ソフト感や、ビロード調の手触り感が低下し、2
00重量部を越える場合には、上塗塗料のコストが極め
て高くなる。
ンダー100重量部に対して、150〜200重量部で
ある。着色粒子の含有量が150重量部未満である場合
には、ソフト感や、ビロード調の手触り感が低下し、2
00重量部を越える場合には、上塗塗料のコストが極め
て高くなる。
【0025】さらに、上塗塗料に、メタリック調物質で
ある金属粉、マイカ粉を加えることにより、メタリック
感を付加でき、調色もできる。メタリック調物質の粒径
は、5〜250μm、好ましくは10〜50μm程度で
ある。またメタリック調物質の添加量は、上塗塗料のバ
インダー100重量部に対して、0.1〜10重量部、
好ましくは0.5〜1.5重量部程度である。メタリッ
ク調物質の添加量が0.1重量部未満である場合には、
メタリック感が発現せず、10重量部を越える場合に
は、ビロード調子が消失する。
ある金属粉、マイカ粉を加えることにより、メタリック
感を付加でき、調色もできる。メタリック調物質の粒径
は、5〜250μm、好ましくは10〜50μm程度で
ある。またメタリック調物質の添加量は、上塗塗料のバ
インダー100重量部に対して、0.1〜10重量部、
好ましくは0.5〜1.5重量部程度である。メタリッ
ク調物質の添加量が0.1重量部未満である場合には、
メタリック感が発現せず、10重量部を越える場合に
は、ビロード調子が消失する。
【0026】上塗塗料に含まれるバインダーとしては、
前記下塗塗料のバインダーが使用できる。上塗塗料のバ
インダーは、下塗塗膜との密着性を高めるため、下塗塗
料のバインダーと同系統のバインダーが好ましい。例え
ば、下塗塗料のバインダーがポリエステルである場合、
上塗塗料のバインダーはポリエステルであるのが好まし
い。
前記下塗塗料のバインダーが使用できる。上塗塗料のバ
インダーは、下塗塗膜との密着性を高めるため、下塗塗
料のバインダーと同系統のバインダーが好ましい。例え
ば、下塗塗料のバインダーがポリエステルである場合、
上塗塗料のバインダーはポリエステルであるのが好まし
い。
【0027】また上塗塗料には、通常、下塗塗料と同じ
く、硬化剤、水や有機溶媒などが含まれている。
く、硬化剤、水や有機溶媒などが含まれている。
【0028】上記上塗塗料を下塗塗膜に塗布して焼付
け、12〜25μm、好ましくは15〜22μmの上塗
塗膜を形成することにより、低光沢で、ソフト感、ビロ
ード調の手触り感に優れたプレコート鋼板が得られる。
またメタリック調物質を上塗塗料に加えることにより、
低光沢で、ソフト感、ビロード調の手触り感のあるメタ
リック外観に優れたプレコート鋼板が得られる。
け、12〜25μm、好ましくは15〜22μmの上塗
塗膜を形成することにより、低光沢で、ソフト感、ビロ
ード調の手触り感に優れたプレコート鋼板が得られる。
またメタリック調物質を上塗塗料に加えることにより、
低光沢で、ソフト感、ビロード調の手触り感のあるメタ
リック外観に優れたプレコート鋼板が得られる。
【0029】なお、下塗塗料及び上塗塗料の塗布には、
慣用の塗布手段、例えば、スプレーコーティングなどが
採用できるが、ロールコーティングにより、高速下で連
続的かつ効率よく塗布するのが好ましい。下塗塗料及び
上塗塗料は、鋼板の少なくとも一方の面に塗布すればよ
い。
慣用の塗布手段、例えば、スプレーコーティングなどが
採用できるが、ロールコーティングにより、高速下で連
続的かつ効率よく塗布するのが好ましい。下塗塗料及び
上塗塗料は、鋼板の少なくとも一方の面に塗布すればよ
い。
【0030】また焼付け条件は、適宜選択でき、スプレ
ー塗装の場合には、通常、温度150℃、20分の焼付
け条件で行うことができ、ロール塗装の場合には、スプ
レー塗装よりも高温高速条件、例えば、温度200〜2
60℃、50〜120秒の焼付け条件で行うことができ
る。
ー塗装の場合には、通常、温度150℃、20分の焼付
け条件で行うことができ、ロール塗装の場合には、スプ
レー塗装よりも高温高速条件、例えば、温度200〜2
60℃、50〜120秒の焼付け条件で行うことができ
る。
【0031】本発明の方法においては、表面平滑性、隠
蔽力、鋼板との密着性に優れた下塗塗膜を形成した後、
低光沢で、ソフト感、ビロード調の手触り感のあるメタ
リック外観、下塗塗膜との密着性に優れた上塗塗膜を形
成するので、ロールコーターを用いて焼付けする2コー
ト2ベーク方式、特に高温高速下で焼付けにより、プレ
コート鋼板を連続的に効率よく製造する上で特に有用で
ある。
蔽力、鋼板との密着性に優れた下塗塗膜を形成した後、
低光沢で、ソフト感、ビロード調の手触り感のあるメタ
リック外観、下塗塗膜との密着性に優れた上塗塗膜を形
成するので、ロールコーターを用いて焼付けする2コー
ト2ベーク方式、特に高温高速下で焼付けにより、プレ
コート鋼板を連続的に効率よく製造する上で特に有用で
ある。
【0032】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明する。
に説明する。
【0033】下塗塗料ベースの調製 (1)アクリル樹脂(三井東圧化学(株)製、商品名7
48−5M、固形分55重量%)100重量部、アミノ
樹脂(三井東圧化学(株)製、商品名10S−60、固
形分60重量%)20重量部、クロム酸ストロンチウム
5重量部、およびカーボンブラック4重量部をアトライ
ターにより5時間混合分散し、下塗塗料用ベース(1)
を調製した。
48−5M、固形分55重量%)100重量部、アミノ
樹脂(三井東圧化学(株)製、商品名10S−60、固
形分60重量%)20重量部、クロム酸ストロンチウム
5重量部、およびカーボンブラック4重量部をアトライ
ターにより5時間混合分散し、下塗塗料用ベース(1)
を調製した。
【0034】(2)ポリエステル(三井東圧化学(株)
製、商品名P−646、固形分60重量%)100重量
部、アミノ樹脂(三井東圧化学(株)製、商品名10S
−60)20重量部、K−ホワイト(帝国化工(株)
製)10重量部、および酸化チタン20重量部をアトラ
イターにより5時間混合分散し、下塗塗料用ベース
(2)を調製した。
製、商品名P−646、固形分60重量%)100重量
部、アミノ樹脂(三井東圧化学(株)製、商品名10S
−60)20重量部、K−ホワイト(帝国化工(株)
製)10重量部、および酸化チタン20重量部をアトラ
イターにより5時間混合分散し、下塗塗料用ベース
(2)を調製した。
【0035】(3)高分子ポリエステル(三井東圧化学
(株)製、商品名HMP−25、固形分50重量%)1
00重量部、メラミン樹脂(三井東圧化学(株)製、商
品名サイメル303、固形分98〜100重量%)15
重量部、p−トルエンスルホン酸0.15重量部、クロ
ム酸亜鉛10重量部、およびフタロシアニンブルー4重
量部をアトライターにより5時間混合分散し、下塗塗料
用ベース(3)を調製した。
(株)製、商品名HMP−25、固形分50重量%)1
00重量部、メラミン樹脂(三井東圧化学(株)製、商
品名サイメル303、固形分98〜100重量%)15
重量部、p−トルエンスルホン酸0.15重量部、クロ
ム酸亜鉛10重量部、およびフタロシアニンブルー4重
量部をアトライターにより5時間混合分散し、下塗塗料
用ベース(3)を調製した。
【0036】上塗塗料の調製 (a)アクリル樹脂(三井東圧化学(株)製、商品名7
48−5M、)100重量部に対して、アミノ樹脂(三
井東圧化学(株)製、商品名10S−60)20重量
部、着色粒子(東洋紡績(株)製、商品名タフチックC
B−107)108重量部、アルミニウム粉0.5重量
部を添加し、ペイントコンディショナーにより1時間混
合し、上塗塗料(a)を調製した。なお、着色粒子の含
有量は、アクリル樹脂及びアミノ樹脂のバインダー10
0重量部に対して161重量部である。またアルミニウ
ム粉の含有量は、バインダー100重量部に対して0.
7重量部である。
48−5M、)100重量部に対して、アミノ樹脂(三
井東圧化学(株)製、商品名10S−60)20重量
部、着色粒子(東洋紡績(株)製、商品名タフチックC
B−107)108重量部、アルミニウム粉0.5重量
部を添加し、ペイントコンディショナーにより1時間混
合し、上塗塗料(a)を調製した。なお、着色粒子の含
有量は、アクリル樹脂及びアミノ樹脂のバインダー10
0重量部に対して161重量部である。またアルミニウ
ム粉の含有量は、バインダー100重量部に対して0.
7重量部である。
【0037】(b)高分子ポリエステル(三井東圧化学
(株)製、商品名HMP−25)100重量部に対し
て、メラミン樹脂(三井東圧化学(株)製、商品名サイ
メル303)15重量部、p−トルエンスルホン酸0.
15重量部、着色粒子(大日精化工業(株)製、商品名
ラブコロール060ブルー)130重量部、マイカ粉
1.0重量部を添加し、ペイントコンディショナーによ
り1時間混合し、上塗塗料(b)を調製した。なお、着
色粒子の含有量は、ポリエステル及びメラミン樹脂のバ
インダー100重量部に対して200重量部である。ま
たマイカ粉の含有量は、バインダー100重量部に対し
て1.5重量部である。
(株)製、商品名HMP−25)100重量部に対し
て、メラミン樹脂(三井東圧化学(株)製、商品名サイ
メル303)15重量部、p−トルエンスルホン酸0.
15重量部、着色粒子(大日精化工業(株)製、商品名
ラブコロール060ブルー)130重量部、マイカ粉
1.0重量部を添加し、ペイントコンディショナーによ
り1時間混合し、上塗塗料(b)を調製した。なお、着
色粒子の含有量は、ポリエステル及びメラミン樹脂のバ
インダー100重量部に対して200重量部である。ま
たマイカ粉の含有量は、バインダー100重量部に対し
て1.5重量部である。
【0038】(c)ポリエステル(三井東圧化学(株)
製、商品名P−646)100重量部に対して、アミノ
樹脂(三井東圧化学(株)製、商品名10S−60)2
0重量部、着色粒子(ウェチコン(Uetikon)
社、商品名デコシルクホワイトNY)130重量部を添
加し、ペイントコンディショナーにより1時間混合し、
上塗塗料(c)を調製した。なお、着色粒子の含有量
は、ポリエステル及びアミノ樹脂のバインダー100重
量部に対して181重量部である。
製、商品名P−646)100重量部に対して、アミノ
樹脂(三井東圧化学(株)製、商品名10S−60)2
0重量部、着色粒子(ウェチコン(Uetikon)
社、商品名デコシルクホワイトNY)130重量部を添
加し、ペイントコンディショナーにより1時間混合し、
上塗塗料(c)を調製した。なお、着色粒子の含有量
は、ポリエステル及びアミノ樹脂のバインダー100重
量部に対して181重量部である。
【0039】
【実施例1】前記下塗塗料用ベース(1)100重量部
に、ビニル共重合体(ユニオンカーバイド社製、商品名
ビニライト(Vinylite)VMCH)を1重量部
添加し、テゾルバーにより30分間攪拌して、下塗塗料
を得た。
に、ビニル共重合体(ユニオンカーバイド社製、商品名
ビニライト(Vinylite)VMCH)を1重量部
添加し、テゾルバーにより30分間攪拌して、下塗塗料
を得た。
【0040】得られた下塗塗料を、ロールコーターを用
いて、ステンレス鋼板に塗布し、高温高速下、すなわち
温度220〜250℃で50〜90秒間で焼付け、膜厚
10μmの下塗塗膜を形成した。
いて、ステンレス鋼板に塗布し、高温高速下、すなわち
温度220〜250℃で50〜90秒間で焼付け、膜厚
10μmの下塗塗膜を形成した。
【0041】次いで、前記上塗塗料(a)を下塗塗膜に
ロールコーターを用いて塗布し、上記下塗塗料と同様の
条件で、焼付けることにより、膜厚18μmの上塗塗膜
を形成した。
ロールコーターを用いて塗布し、上記下塗塗料と同様の
条件で、焼付けることにより、膜厚18μmの上塗塗膜
を形成した。
【0042】
【実施例2】前記下塗塗料用ベース(3)100重量部
に、ビニル共重合体(日本ゼオン(株)製、商品名ゼオ
ン(Geon)400×110A)を10重量部添加
し、テゾルバーにより30分間攪拌した。得られた下塗
塗料を、ロールコーターを用いて、亜鉛メッキ鋼板に塗
布し、実施例1と同様の高温高速下で焼付け、膜厚4μ
mの下塗塗膜を形成した。
に、ビニル共重合体(日本ゼオン(株)製、商品名ゼオ
ン(Geon)400×110A)を10重量部添加
し、テゾルバーにより30分間攪拌した。得られた下塗
塗料を、ロールコーターを用いて、亜鉛メッキ鋼板に塗
布し、実施例1と同様の高温高速下で焼付け、膜厚4μ
mの下塗塗膜を形成した。
【0043】次いで、前記上塗塗料(b)を下塗塗膜に
ロールコーターを用いて塗布し、上記下塗塗料と同様の
条件で、焼付けることにより、膜厚22μmの上塗塗膜
を形成した。
ロールコーターを用いて塗布し、上記下塗塗料と同様の
条件で、焼付けることにより、膜厚22μmの上塗塗膜
を形成した。
【0044】
【比較例1及び2】下塗塗料用ベース(3)100重量
部に対して、ビニル共重合体(日本ゼオン(株)製、商
品名ゼオン400×110A)を30重量部(比較例
1)、0.5重量部(比較例2)添加し、テゾルバーに
より30分間攪拌した。得られた下塗塗料を、ロールコ
ーターを用いて、亜鉛メッキ鋼板に塗布し、実施例1と
同様の高温高速下で焼付け、膜厚4μmの下塗塗膜を形
成した。
部に対して、ビニル共重合体(日本ゼオン(株)製、商
品名ゼオン400×110A)を30重量部(比較例
1)、0.5重量部(比較例2)添加し、テゾルバーに
より30分間攪拌した。得られた下塗塗料を、ロールコ
ーターを用いて、亜鉛メッキ鋼板に塗布し、実施例1と
同様の高温高速下で焼付け、膜厚4μmの下塗塗膜を形
成した。
【0045】次いで、前記上塗塗料(b)を下塗塗膜に
ロールコーターを用いて塗布し、上記下塗塗料と同様の
条件で、焼付けることにより、膜厚22μmの上塗塗膜
を形成した。
ロールコーターを用いて塗布し、上記下塗塗料と同様の
条件で、焼付けることにより、膜厚22μmの上塗塗膜
を形成した。
【0046】
【比較例3】防錆顔料を含むプライマー(日本油脂
(株)製、商品名プレカラープライマーLP−2)を、
ロールコーターを用いて、亜鉛メッキ鋼板に塗布し、実
施例1と同様の高温高速下で焼付け、膜厚5μmの下塗
塗膜を形成した。
(株)製、商品名プレカラープライマーLP−2)を、
ロールコーターを用いて、亜鉛メッキ鋼板に塗布し、実
施例1と同様の高温高速下で焼付け、膜厚5μmの下塗
塗膜を形成した。
【0047】高分子ポリエステル(三井東圧化学(株)
製、商品名HMP−25)100重量部に対して、アミ
ノ樹脂(三井東圧化学(株)製、商品名10S−60)
20重量部、カーボンブラック3重量部、着色粒子(東
洋紡績(株)製、商品名タフチックCB−107)10
8重量部を添加し、ペイントコンディショナーにより5
時間混合分散して上塗塗料を得た。
製、商品名HMP−25)100重量部に対して、アミ
ノ樹脂(三井東圧化学(株)製、商品名10S−60)
20重量部、カーボンブラック3重量部、着色粒子(東
洋紡績(株)製、商品名タフチックCB−107)10
8重量部を添加し、ペイントコンディショナーにより5
時間混合分散して上塗塗料を得た。
【0048】次いで、この上塗塗料を下塗塗膜にロール
コーターを用いて塗布し、上記下塗塗料と同様の条件
で、焼付けることにより、膜厚20μmの上塗塗膜を形
成した。
コーターを用いて塗布し、上記下塗塗料と同様の条件
で、焼付けることにより、膜厚20μmの上塗塗膜を形
成した。
【0049】
【比較例4】ウォッシュプライマーをスプレーにより亜
鉛メッキ鋼板に塗布し、80℃で20分間焼付け、膜厚
5μmの下塗塗膜を形成した。次いで、前記上塗塗料
(c)を下塗塗膜にスプレーにより塗布し、150℃で
20分間焼付けることにより、膜厚40μmの上塗塗膜
を形成した。
鉛メッキ鋼板に塗布し、80℃で20分間焼付け、膜厚
5μmの下塗塗膜を形成した。次いで、前記上塗塗料
(c)を下塗塗膜にスプレーにより塗布し、150℃で
20分間焼付けることにより、膜厚40μmの上塗塗膜
を形成した。
【0050】そして、各実施例及び比較例で得られたプ
レコート鋼板の意匠性、すなわち、ソフト感、ビロード
調の手触り感、外観、低光沢性を、優、不可の基準で評
価した。また、実施例1及び2で得られたプレコート鋼
板のメタリック感を上記と同様の基準で評価した。
レコート鋼板の意匠性、すなわち、ソフト感、ビロード
調の手触り感、外観、低光沢性を、優、不可の基準で評
価した。また、実施例1及び2で得られたプレコート鋼
板のメタリック感を上記と同様の基準で評価した。
【0051】また、防蝕性は、JIS K−5400に
準拠し、500時間経過後の表面状態を、目視により、
上記と同様の基準で評価した。
準拠し、500時間経過後の表面状態を、目視により、
上記と同様の基準で評価した。
【0052】加工性は、JIS G3312に準拠し、
上記と同様の基準で評価した。
上記と同様の基準で評価した。
【0053】耐候性は、JIS K−5400に準拠
し、1000時間経過後の表面状態を、目視により、上
記と同様の基準で評価した。
し、1000時間経過後の表面状態を、目視により、上
記と同様の基準で評価した。
【0054】隠蔽性は、目視によりプライマーの色が見
えないものを優、見えるものを不可とした。
えないものを優、見えるものを不可とした。
【0055】耐熱性は、200℃で2分間、260℃で
2分間焼付けた塗膜の変色性が殆どないものを優、若干
あるものを良として評価した。
2分間焼付けた塗膜の変色性が殆どないものを優、若干
あるものを良として評価した。
【0056】結果を表2に示す。
【0057】
【表2】
【0058】表2より、ビニル系共重合体の含有量が本
発明の範囲から外れる比較例1及び2では、加工性又は
防蝕性が劣る。また上塗塗料に着色粒子と着色顔料とを
含む比較例3では、塗膜の意匠性が劣り、上塗塗膜が厚
い比較例4では、プレコート鋼板のコストが高くなるだ
けでなく、塗膜にピンホールが発生した。これに対し
て、実施例1及び2で得られたプレコート鋼板は、意匠
性に優れると共に、安価で各種の特性を同時に満足する
ものであった。
発明の範囲から外れる比較例1及び2では、加工性又は
防蝕性が劣る。また上塗塗料に着色粒子と着色顔料とを
含む比較例3では、塗膜の意匠性が劣り、上塗塗膜が厚
い比較例4では、プレコート鋼板のコストが高くなるだ
けでなく、塗膜にピンホールが発生した。これに対し
て、実施例1及び2で得られたプレコート鋼板は、意匠
性に優れると共に、安価で各種の特性を同時に満足する
ものであった。
【0059】また実施例1及び2のプレコート鋼板は、
メタリック感に優れていた。
メタリック感に優れていた。
【0060】
【発明の効果】(1)本発明によれば、塗膜の膜厚が小
さく、しかも、低光沢でソフトなビロード調の手触り感
に優れると共に、外観、隠蔽性、加工性及び防蝕性など
に優れたプレコート鋼板を安価に生産性よく製造でき
る。 (2)メタリック感のあるビロード調プレコート鋼板が
得られる。 (3)金属粉などのメタリック調物質を上塗塗料に加え
るので、隠蔽性があり、膜厚を薄くでき、加工性に優れ
たプレコート鋼板が得られる。
さく、しかも、低光沢でソフトなビロード調の手触り感
に優れると共に、外観、隠蔽性、加工性及び防蝕性など
に優れたプレコート鋼板を安価に生産性よく製造でき
る。 (2)メタリック感のあるビロード調プレコート鋼板が
得られる。 (3)金属粉などのメタリック調物質を上塗塗料に加え
るので、隠蔽性があり、膜厚を薄くでき、加工性に優れ
たプレコート鋼板が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 信吾 神奈川県藤沢市藤沢4271ー12 (56)参考文献 特公 平1−23188(JP,B2) 吉田豊彦他3名編「塗装の事典」(昭55 −4−30)(株)朝倉書店P.303〜P. 330(特にP.307)
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼板の少なくとも一方の面に、防錆顔料
と着色顔料とを含む塗料100重量部に対して、ビニル
共重合体を1〜20重量部含む下塗塗料を塗布して焼付
け、3〜10μmの下塗塗膜を形成した後、バインダー
100重量部に対して、下塗塗料と同一系統色の平均粒
子径1〜80μmの着色粒子を150〜200重量部及
び粒径5〜250μmのメタリック調物質を0.1〜1
0重量部含む上塗塗料を塗布して焼付け、12〜25μ
mの上塗塗膜を形成することを特徴とするプレコート鋼
板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3008480A JPH06102178B2 (ja) | 1990-02-15 | 1991-01-28 | プレコート鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3594490 | 1990-02-15 | ||
| JP2-35944 | 1990-02-15 | ||
| JP3008480A JPH06102178B2 (ja) | 1990-02-15 | 1991-01-28 | プレコート鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04215873A JPH04215873A (ja) | 1992-08-06 |
| JPH06102178B2 true JPH06102178B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=26342995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3008480A Expired - Fee Related JPH06102178B2 (ja) | 1990-02-15 | 1991-01-28 | プレコート鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06102178B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4766727B2 (ja) * | 1999-12-24 | 2011-09-07 | 関西ペイント株式会社 | 塗料組成物及びこの組成物を用いた塗装金属板 |
| WO2008105247A1 (ja) | 2007-02-28 | 2008-09-04 | Jfe Steel Corporation | 塗装鋼板および該塗装鋼板製のテレビ用パネル |
| JP5370997B2 (ja) * | 2008-03-27 | 2013-12-18 | ユケン工業株式会社 | 耐食性積層膜を有する部材、その部材の製造方法、ならびにその部材を製造するための処理液および塗料組成物 |
| JP5332424B2 (ja) | 2008-09-09 | 2013-11-06 | Jfeスチール株式会社 | 黒色塗装鋼板、加工品および薄型テレビ用パネル |
| JP2012155343A (ja) * | 2012-04-23 | 2012-08-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 二次元視野角拡大部材および表示装置 |
| CN110496759B (zh) * | 2019-08-16 | 2021-04-30 | 浙江飞剑工贸有限公司 | 一种带镭射光彩效果的不锈钢容器表面处理方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2568563B2 (ja) * | 1987-07-17 | 1997-01-08 | 松下電器産業株式会社 | 移動体識別装置 |
-
1991
- 1991-01-28 JP JP3008480A patent/JPH06102178B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 吉田豊彦他3名編「塗装の事典」(昭55−4−30)(株)朝倉書店P.303〜P.330(特にP.307) |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04215873A (ja) | 1992-08-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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