JPH0610278Y2 - 筒内圧最大クランク角位置検出装置 - Google Patents

筒内圧最大クランク角位置検出装置

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JPH0610278Y2
JPH0610278Y2 JP16679587U JP16679587U JPH0610278Y2 JP H0610278 Y2 JPH0610278 Y2 JP H0610278Y2 JP 16679587 U JP16679587 U JP 16679587U JP 16679587 U JP16679587 U JP 16679587U JP H0610278 Y2 JPH0610278 Y2 JP H0610278Y2
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crank angle
angle position
cylinder pressure
maximum
pmax
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正浩 入山
博 佐藤
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、例えば内燃機関の点火時期フィードバック制
御等に必要な筒内圧最大クランク角位置の検出装置に関
する。
〈従来の技術〉 一般に、内燃機関にあっては、筒内圧力が最大となるク
ランク角位置θPmaxが上死点後15°(ATDC15°)近
傍の位置にあるときにその機関の発生トルクが最大とな
るということが知られている。
そこで、筒内圧力が最大となるクランク角位置θPmax
検出し、θPmaxが例えばATDC15°より大きければ点
火時期を進角させ、また、θPmaxがATDC15°より小
さければ点火時期を遅角させるように、検出したθPmax
に基づいて点火時期をフィードバック制御し最大トルク
が得られるようにしている。
そして、前記θPmaxの検出について、その検出精度を高
めるには、筒内圧力を細く測定すればよいが、この場
合、マイクロコンピュータでこれら検出値を演算処理し
ようとすればCPUの負担等が増大するという問題があ
り、このため、関数近似を用い少ない測定点で精度良く
θPmaxを検出する方法が開示されている(例えば特開昭
61−68533号公報等参照)。
このような関数近似を用いてθPmaxを検出する例として
例えば以下に述べるようなものがある。
そのクランク角位置で筒内圧力が最大となるよう予め設
定したθPmaxの目標値(例えばATDC15°)近傍にお
いて複数の測定点θ〜θ(例えばθ=ATDC7
°,θ=ATDC15°,θ=ATDC23°)を予め
定め、これら各測定点で検出された筒内圧力値P〜P
により、2次関数近似を用いθPmaxを推定するという
ものである。
これによれば、θPmaxが最初と最後の測定点間θ〜θ
にあり、第6図に示すように各測定点の筒内圧力値P
1,P2,Pによる筒内圧力波形が上に凸のときには、2
次関数近似により精度良くθPmaxを求めることができ
る。
また、θPmaxがθ〜θの範囲外にあるときは、前記
1,P2,Pによる筒内圧力波形が下に凸となり2次関
数近似は使用できないが、この場合はPとPの大小
関係を調べることにより、P>PのときはθPmax
目標値より進角側(第7図)であり、P<Pのとき
は遅角側(第8図)であると判定することができる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところが、従来のように筒内圧力波形が下に凸のときP
とPの大小関係からθPmaxを判別する方式にあって
は、失火した場合に、モータリングによる筒内圧波形が
第9図に示すようにP>Pの関係にあるため、この
失火の状態とθPmaxが目標値より進角側にある第7図の
状態とを判別することができないという問題がある。
本考案は上記の実情に鑑みてなされたもので、必要最小
限の筒内圧力測定で筒内圧最大のクランク角位置を正確
に判別でき、失火状態も検出できる筒内圧最大クランク
角位置検出装置を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため本考案は第1図に示すように、機関のクランク
角位置を検出する手段と、所定のクランク角位置で筒内
圧力が最大となるよう予め設定した目標クランク角位置
に一致させた第1クランク角位置、該第1クランク角位
置と上死点との略中間位置の第2クランク角位置及び第
1クランク角位置に対して第2クランク角位置と対称位
置の第3クランク角位置の3つの所定クランク角位置に
おける筒内圧力を検出する筒内圧力検出手段と、該筒内
圧力検出手段の検出値に基づいて前記第2クランク角位
置から第3クランク角位置の範囲での筒内圧力波形が上
に凸か否かを判定する筒内圧力波形形状判定手段と、該
筒内圧力波形形状判定手段が上に凸と判定した時に前記
3つの筒内圧力検出値に基づいて2次関数近似により筒
内圧最大クランク角位置を推定する筒内圧最大クランク
角位置推定手段と、前記筒内圧力波形形状判定手段が上
に凸でないと判定した時に第2クランク角位置と第3ク
ランク角位置の各筒内圧力値の大小を比較し、第2クラ
ンク角位置側が大のとき筒内圧最大クランク角位置は進
角と判定し、第3クランク角位置側が大のとき筒内圧最
大クランク角位置は遅角と判定する進・遅角判定手段
と、該進・遅角判定手段で筒内圧最大クランク角位置が
進角と判定されたときに前記第2クランク角位置の筒内
圧検出値を予め設定した所定値と比較し所定値以下のと
き失火と判定する失火判定手段とを備えて構成した。
〈作用〉 上記の構成において、筒内圧最大クランク角位置判定の
ための筒内圧力値検出用クランク角位置を、筒内圧最大
としたい目標クランク角位置に一致させた第1クランク
角位置とこの第1クランク角位置と上死点との略中間位
置の第2クランク角位置及び第1クランク角位置に対し
て第2クランク角位置と対称位置とした第3クランク角
位置の3つのクランク角位置とし、これら3つのクラン
ク角位置での筒内圧検出値に基づく筒内圧力波形が上に
凸になったときは、2次関数近似によりθPmaxを精度良
く推定する。また、前記筒内圧力波形が下に凸となった
ときは、第2クランク角位置の筒内圧力値と第3クラン
ク角位置の筒内圧力値の大小関係に基づいてθPmaxの進
角又は遅角を判定する。そして、第2クランク角位置側
が大きい時は進角と判定し、この時には、筒内圧力が燃
焼による場合とモータリングによる場合とで後者の方が
小さいことから第2クランク角位置での検出値を、予め
設定したスライスレベルと比較することにより、検出値
がスライスレベル以下のときに失火と判定する。このよ
うに、筒内圧検出クランク角位置を適切に設定すること
で、2次関数近似による筒内最大クランク角位置の近似
精度を高めることができ、少ない筒内圧力測定値でθ
Pmaxを正確に判別でき、且つ、失火も検出できるように
なる。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本実施例のハードウェア構成を示し、図におい
て、1は筒内圧力検出手段として図示しない機関本体の
点火プラグ座金部等に設けられる例えば圧電式の筒内圧
センサで、A/D変換器2に筒内圧信号を出力する。A
/D変換器2は後述するマイクロコンピュータ(以下マ
イコンとする)5からのA/D変換タイミング信号の入
力によって筒内圧信号のA/D変換を行なう。
3はクランク角位置検出手段としてクランクシャフトに
同期して回転するクランク角センサで、クランクシャフ
トが2回転(720°)する毎に所定位置で基準信号を発
生すると共に、クランクシャフトの単位角度(例えば1
°)毎に単位信号を出力し、波形整形回路等からなる信
号処理回路4を介してマイコン5に入力される。
マイコン5は、I/Oインタフェース,CPU,RAM
及びROMを備えており、クランク角センサ3からの信
号に基づいて、筒内圧最大クランク角位置の目標値θ
近傍の予め設定した3つの筒内圧測定クランク角位置θ
〜θでA/D変換タイミング信号をA/D変換器2
に出力し、筒内センサ1から筒内圧力値P〜Pを読
込む。ここで、2次関数近似による誤差を最小限に抑え
筒内圧最大クランク角位置の検出精度を高めるため、前
記3つの筒内圧測定クランク角位置として、中央のクラ
ンク角位置θを前記目標値θ(例えばATDC15
°)と一致、即ち、θ=θ=ATDC15°に設定
し、上死点側のクランク角位置θと前記クランク角位
置θと上死点との略中間位置、即ち、θ=ATDC
7°に設定し、上死点とは反対側のクランク角位置θ
を中央のクランク角位置θに対してクランク角位置θ
と対称位置、即ち、θ=ATDC23°に設定する。
従って、クランク角位置θが第1クランク角位置に相
当し、クランク角位置θが第2クランク角位置に相当
し、クランク角位置θが第3クランク角位置に相当す
る。
そして、読み込んだ筒内圧力値P〜Pの値に基づい
て、第3図のフローチャートに示す如く、圧力波形形状
が上に凸の場合は2次関数近似を用いて筒内圧最大クラ
ンク角位置θPmaxを推定し、一方、上に凸でない時は、
前記クランク角位置θとクランク角位置θにおける
筒内圧力値PとPの大小関係から、目標値θ(A
TDC15°)に対しθPmaxが進角又は遅角かの判定を行
い点火時期制御装置6に出力する。そして、θPmaxの判
定結果が進角側であるときには、上死点に最も近いクラ
ンク角位置θの筒内圧力値PをスライスレベルPSL
と比較し、P<PSLのときには失火と判定する。従っ
て、マイコン5が筒内圧力波形形状判定手段、筒内圧最
大クランク角位置推定手段、進・遅角判定手段及び失火
判定手段に相当する。また、θ,θ,θは本実施
例のクランク角位置に限定するものではなく、目標値の
設定に応じ変更されるものである。
次に第3図のフローチャートに基づいて本実施例の筒内
圧最大クランク角位置検出動作を説明する。
まず、ステップ(図中Sで示し以下同様とする)1で
は、クランク角センサ3からのクランク角信号が所定の
クランク角位置θ123,になったときに、A/D変
換器2にタイミング信号を出力して筒内圧センサ1から
の筒内圧力信号を読込み、各位置θ〜θでの筒内圧
力値P〜Pを得る。
ステップ2では、測定した3つの筒内圧力値P〜P
に基づいて、これら3点での筒内圧力波形が上に凸か下
に凸かの判定を行なう。ここで、2P>P+P
成立すれば上に凸であり、ステップ3に進み、P〜P
から2次関数近似により筒内圧最大クランク角位置θ
Pmaxを算出し、ステップ4で、算出したθPmaxを点火時
期制御装置6に出力する。
この場合、点火時期制御装置6ではこのθPmaxと目標θ
とを比較して、その比較結果により点火時期を進角又
は遅角させる従来と同様の点火時期フィードバック制御
が行なわれる。
一方、ステップ2において2P>P+Pが成立せ
ず、P〜Pによる筒内圧力波形が下に凸であると判
定された場合は、ステップ5に進みPとPの大小を
比較する。
ステップ5でP<PとなればθPmaxは遅角と判定
し、ステップ6で遅角判定出力を発生する。この場合、
点火時期制御装置6では、例えば予め設定した一定値点
火時期を進角補正する所定の点火時期進角処理を実行す
る。
また、ステップ5でP>Pのときは、ステップ7に
進み、クランク角位置θにおける測定値Pと予め設
定したスライスレベルPSLとを比較する。ここで第4図
実線で示す筒内圧力波形のようにP>PSLであれば、
θPmaxが進角状態であると判定しステップ8に進み進角
判定出力を発生し、点火時期制御装置6は、予め設定し
た一定値点火時期を遅角補正する所定の点火時期遅角処
理を実行する。
一方、第4図破線で示す筒内圧力波形のようにP≦P
SLであれば、失火と判定してステップ9に進み失火判定
出力を発生し、点火時期制御装置6により所定の失火時
の点火時期処理が実行される。
このようにすれば、所定クランク角位置θ〜θの測
定値P〜Pだけでは判定できなかったθPmaxの進角
状態(第7図)と失火状態(第9図)とを正確に判別す
ることができる。また、筒内圧力波形の最大値付近は、
必ずしも2次曲線ではなく厳密にはより高次の曲線近似
が必要であり、これを2次関数近似で推定する場合、筒
内圧最大クランク角位置θPmaxが中央の検出クランク角
位置θから離れるほど近似誤差が大きくなってしまう
ことから、本実施例のように、3つの筒内圧検出クラン
ク角位置を、中央を制御目標値と一致させ、且つ両端を
中央位置に対して対称の位置に設定することで、2次関
数近似による近似誤差を少なくすることができる。更に
加えて、混合気のリーンリミット下では第10図のAで示
すように、筒内圧力が上死点通過後に低下してから上昇
するという筒内圧力波形を示すことが実験的に知られて
おり、このような筒内圧力波形を考慮した場合、筒内圧
検出用のクランク角位置θを、上死点と中央クランク
角位置θの略中間位置にすることで筒内圧最大クラン
ク角位置θPmaxの近似精度を更に高めることができる。
尚、第10図中、Bは正常燃焼の筒内圧力波形を示し、C
は失火時の筒内圧力波形を示す。
以上のことから本実施例によれば、必要最小限の筒内圧
測定数でθPmaxの進角,遅角及び失火の各状態を判別で
きると共に、θPmaxが目標値θ(=ATDC15°)付
近にあるときには精度良くその位置を推定することがで
き、点火時期フィードバック制御の精度の向上を図るこ
とができる。
また、機関高回転時に筒内圧センサ1からの信号を確実
にA/D変換させるため、筒内圧の検出間隔はある程度
広くすることが望ましい。一方、通常の運転時のMTB
制御により点火時期を制御したい範囲は、回転と負荷と
で設定される点火時期の±10°の巾である。このことか
ら、A/D変換間隔をクランク角で10°に近付けたい
が、A/D変換間隔が8°を越えると筒内圧最大クラン
ク角位置θPmaxの検出誤差が大きくなる。従って、本実
施例のように、筒内センサ1の信号のA/D変換間隔を
8°とすれば、機関高回転時でのA/D変換の信頼性と
筒内圧最大クランク角位置θPmaxの検出誤差抑制の両立
を図ることができ、より一層検出精度の向上を図ること
ができる。
尚、筒内圧センサが絶対圧力センサでない場合には、第
5図に示すように燃焼によって筒内圧力が影響されない
上死点より十分離れたクランク角位置θにおける筒内
圧力値Pを基準として、この基準筒内圧力値Pとク
ランク角位置θにおける筒内圧力値Pとの相対値を
スライスレベルPSL′と比較することにより、失火判定
を行なうようにすればよい。
〈考案の効果〉 以上述べたように本考案によれば、目標値と一致させた
第1クランク角位置とこの第1クランク角位置と上死点
との略中間位置の第2クランク角位置及び第1クランク
角位置に対して第2クランク角位置と対称な第3クラン
ク角位置の3つの所定クランク角位置における筒内圧検
出値に基づいて、2次関数近似或いは測定値の大小関係
により筒内圧最大のクランク角位置の判定を行ない、更
に、筒内圧最大クランク角位置が進角状態のときは、予
め定めたスライスレベルと上死点近傍の筒内圧力値との
大小を比較して失火判定を行なう構成としたので、必要
最小限の筒内圧力測定で筒内圧最大クランク角位置を精
度良く検出又は判別できると共に、失火の検出ができ
る。従って、点火時期のフィードバック制御等の精度を
向上でき、機関の出力及び燃費の向上をより一層図るこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を説明するためのブロック図、第
2図は本考案の一実施例のハードウェア構成図、第3図
は同上実施例の制御フローチャート、第4図は同上実施
例の失火判定動作の説明図、第5図は本考案の別の実施
例における失火判定動作の説明図、第6図〜第9図は従
来のθPmax検出動作を説明するための筒内圧力波形例を
示す図で、第6図は関数近似が可能な場合、第7図は進
角状態の場合、第8図は遅角状態の場合、第9図は失火
状態の場合、第10図はリーンリミット下での燃焼時の筒
内圧力波形例を示す図である。 1……筒内圧センサ、2……A/D変換器 3……クランク角センサ、4……信号処理回路 5……マイクロコンピュータ、6……点火時期制御装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関のクランク角位置を検出する手段と、
    所定のクランク角位置で筒内圧力が最大となるよう予め
    設定した目標クランク角位置に一致させた第1クランク
    角位置、該第1クランク角位置と上死点との略中間位置
    の第2クランク角位置及び第1クランク角位置に対して
    第2クランク角位置と対称位置の第3クランク角位置の
    3つの所定クランク角位置における筒内圧力を検出する
    筒内圧力検出手段と、該筒内圧力検出手段の検出値に基
    づいて前記第2クランク角位置から第3クランク角位置
    の範囲での筒内圧力波形が上に凸か否かを判定する筒内
    圧力波形形状判定手段と、該筒内圧力波形形状判定手段
    が上に凸と判定した時に前記3つの筒内圧力検出値に基
    づいて2次関数近似により筒内圧最大クランク角位置を
    推定する筒内圧最大クランク角位置推定手段と、前記筒
    内圧力波形形状判定手段が上に凸でないと判定した時に
    第2クランク角位置と第3クランク角位置の各筒内圧力
    値の大小を比較し、第2クランク角位置側が大のとき筒
    内圧最大クランク角位置は進角と判定し、第3クランク
    角位置側が大のとき筒内圧最大クランク角位置は遅角と
    判定する進・遅角判定手段と、該進・遅角判定手段で筒
    内圧最大クランク角位置が進角と判定されたときに前記
    第2クランク角位置の筒内圧検出値を予め設定した所定
    値と比較し所定値以下のとき失火と判定する失火判定手
    段とを備えたことを特徴とする筒内圧最大クランク角位
    置検出装置。
JP16679587U 1987-11-02 1987-11-02 筒内圧最大クランク角位置検出装置 Expired - Lifetime JPH0610278Y2 (ja)

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