JPH061032B2 - 吸音壁体 - Google Patents

吸音壁体

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JPH061032B2
JPH061032B2 JP62119526A JP11952687A JPH061032B2 JP H061032 B2 JPH061032 B2 JP H061032B2 JP 62119526 A JP62119526 A JP 62119526A JP 11952687 A JP11952687 A JP 11952687A JP H061032 B2 JPH061032 B2 JP H061032B2
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louver
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sound
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光孝 吉田
久鑑 松里
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Kokuyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、オフィスに配置されるロッカー、キャビネッ
ト等の家具類の扉や、間仕切壁のような屋内で使用され
る内壁部材を対象として広範に適用される吸音壁体に関
するものである。
[従来の技術] 近年、建物の内装やオフィスの室内備品には、不燃化や
耐用性の目的でスチール製のものが多く使用される傾向
にある。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、金属表面を周囲に多く露呈する室内環境で
は、音響効果の点から不利で、快適なオフィス空間をつ
くる上での有害要因となる。
具体的には、金属表面が音声をよく反射する性質に基づ
き、木材表面等に比較し吸音性に劣ることが学理的にも
知られており、オフィスの静粛化を妨げ、喧騒を助長す
るからである。
本発明は、このような問題点に対処すべくなされたもの
で、オフィスに配置する金属製の家具類や内壁部材の前
面に簡易に適用することができ、壁面の吸音性能を改善
することができるとともに、外観が良好で製作するため
の設備を簡略なものにすることができる合理的な構造を
備え、しかも、接近して移動する人に衣類等を傷付ける
おそれがなく、清掃も容易に行うことができる吸音壁体
を提供せんとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明が新たに提唱する吸音壁体は、立体的なルーバを
有する表板と、この表板と共通の金型を用いてプレス成
形された立体的なルーバを有する裏板との間に吸音材を
挟み込んでなるものであって、表板をそのルーバの通気
孔が下を向く姿勢で配設するとともに、裏板をそのルー
バの通気孔が上を向く姿勢で配設しており、屋内に面す
る表板のルーバが、平板状をなす該表板の周縁部分より
も内方に膨出するように構成していることを特徴として
いる。
[作用] かかる構成の壁体では、該壁体を具備する家具や内壁等
に室内から音声が響くと、その表板のルーバに形成され
た通気孔から内側に音声が伝播して裏板との間に挟み込
んだ吸音材に吸収される。このため、金属表面からの音
声の反復反射を早期に減衰し、室内の騒音レベルを低く
抑えることができる。
そして、吸収材をバックアップする裏板にもルーバを設
けて、該裏板に通気孔を開口させた壁体構造では、吸音
材に吸収され難い低音域の音声を減衰する上で特に優れ
た効果を発現することが知られる。加えて、表板のルー
バと裏板のルーバとを共通の金型を用いてプレス成形し
得るようにしているので、裏板として別途にパンチング
プレートのような通気孔を穿ったものを使用する場合に
比較して製造設備の簡略化を図ることが可能となる。更
に、表板を、そのルーバの通気孔が下を向く姿勢に配設
しているので、オフィス空間や通路等に面して配して
も、見栄えが良好であり、内部の吸音材が目につくよう
な不具合がなくなる。また、裏板を、そのルーバの通気
孔が上を向く姿勢に配設しているので、扉を開いた状態
で裏板の各ルーバが内側にポケットを有する引掛部を多
段につくり出すものとなり、家具類の内部での物品収納
に一層のバリエーションを付加することができるという
派生効果も得られることになる。
しかも、屋内に面する表板のルーバが、平板状をなす該
表板の周縁部分よりも内方に膨出するように構成してあ
るので、表板の表面に部材が突出したり板金素材の切口
が露呈することがなくなる。
そのため、表板の表面に歩行中の人間の衣類が摺接する
ようなことがあっても、衣類が表板に引っ掛かって傷付
くようなことがなくなる。また、屋内に表出するため人
目につきやすい表板は裏板に比べてより頻繁に清掃され
る傾向があるが、表板を前記のようにしておけば、布等
により表板の表面汚れを拭き取るような場合にも、布等
の引っ掛かりがなく、清掃作業を円滑かつ迅速に行うこ
とができる。
[実施例] 以下、図示の一実施例に基づき、本発明をより具体的に
説明する。
この実施例は、好適な一例として、本発明に係る吸音壁
体を、第4図に図示するスチール製ロッカーの前面に表
出する扉に適用した場合を示している。
ここに第4図のロッカーLは、その前面に観音開き式の
長寸の扉1,1を設け、この扉1,1にに第1図に示す
ような断面構造の吸音壁体を一体に設けたものである。
この扉1,1に適用される吸音壁体は、金型プレスによ
り各下向きの通気孔6を開口するルーバ5…を表面中央
部で縦長に刻設した表板2と、この表板2に補強材を兼
ねて背面から添設されるとともに、前記ルーバ5…に対
応する部分に金型プレスにより各上向きの通気孔8を開
口するルーバ7…を刻設した裏板3と、両者の間に密に
挟み込んだガラスウールやロックウール等からなる適当
な厚みの吸音材4とからなっている。なお、表板2のル
ーバ5…と裏板3のルーバ7…とは共通の金型プレスで
刻設したもので、表板2はそのルーバ5…を内側に打ち
込み、裏板3はそのルーバ7…を外側に打ち出したもの
である。しかして、屋内に面する前記表板2のルーバ5
…は、平板状をなす該表板2の周縁部分2aよりも内方
に膨出するように構成されている。
以上のような吸音壁体を前面に配したロッカーLでは、
室内に響く音声が、表板2のルーバ5…に開口される各
通気孔6を通して内部に伝播すると、裏板3との間に挟
み込んだ吸音材4に吸収されることになるため、その表
面での反射を抑え、騒音レベルの減衰に奏効するものと
なる。
この際、表板2の通気孔6から内部に伝播される音声は
吸音材4に吸収されるが、吸音材4で吸収され得ない一
部は、裏板3に設けたルーバ7…の通気孔8を通してロ
ッカーL内部の収納空間に拡散される。しかして、裏板
3から音声の一部を積極的に家具の内部空間に伝播させ
るようにすると、裏板3に通気孔8の無いものに比較
し、特に低音域の音声を早期に減衰させる上で効果的な
ことが実証されている。これは、一般に吸音材4がオフ
ィス等で最も響き易い低音域の音声吸収能に劣るため、
むしろ吸音材4を介し音声をその背面空間に拡散させた
方がより大きな減衰効果が発現されると考えられるから
である。
そして、この吸音壁体では、その表板2と裏板3とに同
種のルーバ5,7を設けるようにしているので、これら
を共通の金型を用いて成形することが可能となり、製造
設備の簡略化を推進してコストダウンが図れる合理的な
壁体構造を実現することができる。すなわち、本発明に
係る吸音壁体では、その表板2と裏板3とに、シート素
材に一種類の金型でルーバ5,7をプレスした共通の板
材を用いて製作することができ、これは裏板3に通気孔
8を設けるためパンチングプレート等の別材を使用する
場合に比較すると、遥かに合理的かつ経済的なものとな
る。
更に、扉1,1の裏板3に上向きの通気孔8を開口する
ルーバ7…を刻設したものであるため、第2図に示すよ
うに、扉1,1の裏面から外側に打ち出された各ルーバ
7の内側にポケット9が形成され、これに例えば各種の
携帯小物品やタオル等の物品10,11を直接引掛け或
いはハンガ12に懸けて吊持し収納することができ、ロ
ッカーL内に多種の物品をコンパクトに整理して納める
上で利便が図られる。
本発明に係る吸音壁体を具備したロッカーLでは、その
扉表面にルーバ5…が形成されるためルーバ(鎧戸)様
の装飾も同時に達せられ、更に表裏面のルーバ5,7で
開口する通気孔6,8から吸音材3を介して本来の通気
作用も営まれることにもなる。
しかも、屋内に面する表板2のルーバ5…が、平板状を
なす該表板2の周縁部分2aよりも内方に膨出するよう
に構成してあるので、表板2の表面に部材が突出したり
板金素材の切口が露呈することがなくなる。そのため、
表板2の表面に歩行中の人間の衣類が摺接するようなこ
とがあっても、衣類が表板に引っ掛かって傷付くような
ことがなくなる。また、屋内に表出する表板2は裏板3
に比べてより頻繁に清掃される傾向があるが、表板2を
前記のようにしておけば、布等により表板2の表面汚れ
を拭き取るような場合にも、布等の引っ掛かりがなく、
清掃作業を円滑かつ迅速に行うことができる。
以上は一例として、ロッカーの扉に適用する場合につい
て述べたが、本発明の吸音壁体は家具類の扉等に広範に
利用することができ、またこれら以外にも間仕切壁のよ
うな金属面を露出する内装や室内備品についても同様に
適用できて、装飾を兼ねつつオフィスの騒音吸収に効果
を発揮するものとなる。
[発明の効果] 以上のように、本発明の吸音壁体は家具類の扉やその他
の内装、室内備品に適用して、その壁面のルーバ装飾を
兼ねながら吸音効果を果し、静粛なオフィス環境の実現
に寄与するものとなる。
そして、この吸音壁体ではその表板と裏板とに共通の金
型により成形可能なルーバを有するものを配したこと
で、製造簡便なる合理的な壁体構造としつつ特に低音域
での吸音特性に優れる特徴を発揮するものとなり、さら
に特に家具類の扉に用いた場合には扉裏面に便利な引掛
部をつくり出すという利点も得られる。
しかも、屋内に面する表板のルーバが、平板状をなす該
表板の周縁部分よりも内方に膨出するように構成してあ
るので、表板の表面に歩行中の人間の衣類が摺接するよ
うなことがあっても、衣類が表板に引っ掛かって傷付く
ようなことがなくなる。また、表板を前記のようにして
おけば、布等により表板の表面汚れを拭き取るような場
合にも、布等の引っ掛かりがなく、清掃作業を円滑かつ
迅速に行うことができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す吸音壁体の縦断面図で
あり、第4図のA−A線断面図に相当する。第2図は同
実施例の吸音壁体の裏面ポケットの利用例を示す縦断面
図である。第3図は本発明の適用具体例を示す家具の正
面図である。 L…ロッカー 1…扉 2…表板 2a…周縁部分 3…裏板 4…吸音材 5…ルーバ 6…通気孔 7…ルーバ 8…通気孔 9…ポケット 10,11…物品 12…ハンガ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】立体的なルーバを有する表板と、この表板
    と共通の金型を用いてプレス成形された立体的なルーバ
    を有する裏板との間に吸音材を挟み込んでなる吸音壁体
    であって、表板をそのルーバの通気孔が下を向く姿勢で
    配設するとともに、裏板をそのルーバの通気孔が上を向
    く姿勢で配設してなり、屋内に面する表板のルーバが、
    平板状をなす該表板の周縁部分よりも内方に膨出するよ
    うに構成していることをを特徴とする吸音壁体。
JP62119526A 1987-05-15 1987-05-15 吸音壁体 Expired - Fee Related JPH061032B2 (ja)

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