JPH0610363A - 地下外周壁のハーフPca板工法とそのハーフPca板 - Google Patents
地下外周壁のハーフPca板工法とそのハーフPca板Info
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- JPH0610363A JPH0610363A JP3199933A JP19993391A JPH0610363A JP H0610363 A JPH0610363 A JP H0610363A JP 3199933 A JP3199933 A JP 3199933A JP 19993391 A JP19993391 A JP 19993391A JP H0610363 A JPH0610363 A JP H0610363A
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Landscapes
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
- Building Environments (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】型枠を無くし、支保工を簡略化して、資材の揚
重を最少限に抑え、かつ、木材の使用及び産業廃棄物の
発生を極力少なくし、加えて、漏水処理用の排水溝の施
工をも簡略化し、また、ハーフPca板の建込みを容易
かつ確実に行えるようする。 【構成】根切り後の山止め1の鋼杭2に地下外周壁用セ
パレータの一端を溶接し、また、その山止めから所定間
隔を隔てて内壁ハーフPca板51を配列し、これらの
内壁ハーフPca板を前記各セパレータの他端にて適宜
に固定し、その山止めと各内壁ハーフPcaとの間に配
筋511を施して、コンクリート53を打設し、更に
は、内壁ハーフPca板を建込む基礎梁3上外縁部分
に、モルタルを詰めて内壁ハーフPca板用ばりを兼ね
る排水溝9を形成する地下外周壁5のハーフPca板工
法と、ハーフPca板本体の適所にフオークリフトのフ
オークを挿入する小さな窓孔を形成したハーフPca板
である。
重を最少限に抑え、かつ、木材の使用及び産業廃棄物の
発生を極力少なくし、加えて、漏水処理用の排水溝の施
工をも簡略化し、また、ハーフPca板の建込みを容易
かつ確実に行えるようする。 【構成】根切り後の山止め1の鋼杭2に地下外周壁用セ
パレータの一端を溶接し、また、その山止めから所定間
隔を隔てて内壁ハーフPca板51を配列し、これらの
内壁ハーフPca板を前記各セパレータの他端にて適宜
に固定し、その山止めと各内壁ハーフPcaとの間に配
筋511を施して、コンクリート53を打設し、更に
は、内壁ハーフPca板を建込む基礎梁3上外縁部分
に、モルタルを詰めて内壁ハーフPca板用ばりを兼ね
る排水溝9を形成する地下外周壁5のハーフPca板工
法と、ハーフPca板本体の適所にフオークリフトのフ
オークを挿入する小さな窓孔を形成したハーフPca板
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート型枠を無
用とする地下外周壁のハーフPca板(半製品プレキャ
ストコンクリート板)工法とそのハーフPca板に関す
る。
用とする地下外周壁のハーフPca板(半製品プレキャ
ストコンクリート板)工法とそのハーフPca板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、各種コンクリート建物における地
下外周壁の現場打ち施工には、専ら型枠が用いられてい
る。この場合、例えば、図14、図15に示すように、
地中に適数のH形鋼の鋼杭11を所定間隔ごとに打ち込ん
で山止め1を構成し、次いで、根切りをし、基礎スラ
ブ、基礎梁を構築して(図示せず)、該基礎梁の上に地
下階スラブ4を施工し、その後、その地下階スラブ4の
上に前記山止め1から所定間隔を隔てて合板等による型
枠Aを配して、該型枠Aを前記鋼杭1のフランジに係合
させたいわゆるカケセパと称されている多数の係合型セ
パレータ76で支えるとともに、これらのセパレータに備
えられた箱金物77で型枠Aの端材(角パイプ)8を受
け、更に、サポート(図示せず)で適宜に補強して、型
枠Aを支保する。なお、図中、Bは、大梁型枠である。
下外周壁の現場打ち施工には、専ら型枠が用いられてい
る。この場合、例えば、図14、図15に示すように、
地中に適数のH形鋼の鋼杭11を所定間隔ごとに打ち込ん
で山止め1を構成し、次いで、根切りをし、基礎スラ
ブ、基礎梁を構築して(図示せず)、該基礎梁の上に地
下階スラブ4を施工し、その後、その地下階スラブ4の
上に前記山止め1から所定間隔を隔てて合板等による型
枠Aを配して、該型枠Aを前記鋼杭1のフランジに係合
させたいわゆるカケセパと称されている多数の係合型セ
パレータ76で支えるとともに、これらのセパレータに備
えられた箱金物77で型枠Aの端材(角パイプ)8を受
け、更に、サポート(図示せず)で適宜に補強して、型
枠Aを支保する。なお、図中、Bは、大梁型枠である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この型枠A
は、片押し型枠であるから、支保工を一般の型枠よりも
堅固にする必要があり、縦・横のセパレータ間隔、角パ
イプ間隔を狭くしなければならない。したがって、次の
ような問題点がある。 合板、桟木、角パイプ、セパレータ、箱金物、サポ
ート等の型枠・支保工用資材を多量に必要とする。 型枠・支保工を転用する場合、短期間で多くの資材
を揚重しなければならず、多大な労力を要する。また、
時期が遅れると、揚重開口よりの揚重となるために作業
が容易でなくなり、遅れれば遅れるほど、上階の躯体工
事が進むので、資材の搬出が困難となって、型枠・支保
工の転用率が減少する。 構築した地下外周壁の内壁面直下に漏水処理用の排
水溝を設ける必要があるので、地下階スラブ4上に別途
に排水溝形成用の立上りコンクリートを打たねばなら
ず、そのための型枠C、配筋、コンクリート打設の労力
を要する。また、こうしてできた排水溝には内側に防水
処理を施す必要があり、甚だ手間がかかる。 合板による型枠は、多量の産業廃棄物となり、転用
率が悪くなればなるほどその傾向が高くなるので、事後
の廃棄処分に大変な問題がある。また、多量の木材を必
要とするため、世界的規模において、森林の無秩序な大
量の伐採による環境破壊の問題を引き起こしている。斯
る点に鑑み、請求項1乃至請求項4の発明は、型枠を無
くし、支保工を簡略化して、資材の揚重を最少限に抑
え、かつ、木材の使用及び産業廃棄物の発生を極力少な
くし、加えて、請求項3の発明では、漏水処理用の排水
溝の施工をも簡略化し、もって、従来の問題点を解決し
ようとするものである。また、請求項4の発明は、その
ように型枠を無用とするハーフPca板の建込みを、フ
オークリフトの使用により容易かつ確実に行えるように
しようとするものである。
は、片押し型枠であるから、支保工を一般の型枠よりも
堅固にする必要があり、縦・横のセパレータ間隔、角パ
イプ間隔を狭くしなければならない。したがって、次の
ような問題点がある。 合板、桟木、角パイプ、セパレータ、箱金物、サポ
ート等の型枠・支保工用資材を多量に必要とする。 型枠・支保工を転用する場合、短期間で多くの資材
を揚重しなければならず、多大な労力を要する。また、
時期が遅れると、揚重開口よりの揚重となるために作業
が容易でなくなり、遅れれば遅れるほど、上階の躯体工
事が進むので、資材の搬出が困難となって、型枠・支保
工の転用率が減少する。 構築した地下外周壁の内壁面直下に漏水処理用の排
水溝を設ける必要があるので、地下階スラブ4上に別途
に排水溝形成用の立上りコンクリートを打たねばなら
ず、そのための型枠C、配筋、コンクリート打設の労力
を要する。また、こうしてできた排水溝には内側に防水
処理を施す必要があり、甚だ手間がかかる。 合板による型枠は、多量の産業廃棄物となり、転用
率が悪くなればなるほどその傾向が高くなるので、事後
の廃棄処分に大変な問題がある。また、多量の木材を必
要とするため、世界的規模において、森林の無秩序な大
量の伐採による環境破壊の問題を引き起こしている。斯
る点に鑑み、請求項1乃至請求項4の発明は、型枠を無
くし、支保工を簡略化して、資材の揚重を最少限に抑
え、かつ、木材の使用及び産業廃棄物の発生を極力少な
くし、加えて、請求項3の発明では、漏水処理用の排水
溝の施工をも簡略化し、もって、従来の問題点を解決し
ようとするものである。また、請求項4の発明は、その
ように型枠を無用とするハーフPca板の建込みを、フ
オークリフトの使用により容易かつ確実に行えるように
しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1の地下外周壁のハーフPca板工法は、根切り後
の山止めの鋼杭に地下外周壁用セパレータの一端を溶接
し、また、その山止めから所定間隔を隔てて内壁ハーフ
Pca板を配列し、これらの内壁ハーフPca板を前記
各セパレータの他端にて適宜に固定し、その山止めと各
内壁ハーフPcaとの間に配筋を施して、コンクリート
を打設することを特徴とる。請求項2の地下外周壁のハ
ーフPca板工法は、請求項1に記載の工法にあって、
前記各内壁Pca板の横幅を前記山止め鋼杭の杭間隔に
適合させて杭間対応位置に配し、前記各セパレータを内
壁ハーフPca板の継目に通して各内壁ハーフPca板
を支持することを特徴とする。請求項3の地下外周壁の
ハーフPca板工法は、請求項1又は請求項2に記載の
工法にあって、基礎梁の上に構築する地下階スラブの周
縁を室内側に寄せて建物外周部の基礎梁上外縁部分に地
下階スラブよりも一段低くかつ地下外周壁よりもやや大
幅の窪みを形成し、該窪み内に前記各内壁ハーフPca
板を建込み、その室内側の窪みの残部にモルタルを詰め
て内壁ハーフPca板用ばりを兼ねる排水溝を形成する
ことを特徴とする。また、請求項4の地下外周壁のハー
フPca板は、表面を完成、裏面を未完成とするハーフ
Pca板本体の適所にフオークリフトのフオークを挿入
する小さな窓孔を形成したことを特徴とする。
求項1の地下外周壁のハーフPca板工法は、根切り後
の山止めの鋼杭に地下外周壁用セパレータの一端を溶接
し、また、その山止めから所定間隔を隔てて内壁ハーフ
Pca板を配列し、これらの内壁ハーフPca板を前記
各セパレータの他端にて適宜に固定し、その山止めと各
内壁ハーフPcaとの間に配筋を施して、コンクリート
を打設することを特徴とる。請求項2の地下外周壁のハ
ーフPca板工法は、請求項1に記載の工法にあって、
前記各内壁Pca板の横幅を前記山止め鋼杭の杭間隔に
適合させて杭間対応位置に配し、前記各セパレータを内
壁ハーフPca板の継目に通して各内壁ハーフPca板
を支持することを特徴とする。請求項3の地下外周壁の
ハーフPca板工法は、請求項1又は請求項2に記載の
工法にあって、基礎梁の上に構築する地下階スラブの周
縁を室内側に寄せて建物外周部の基礎梁上外縁部分に地
下階スラブよりも一段低くかつ地下外周壁よりもやや大
幅の窪みを形成し、該窪み内に前記各内壁ハーフPca
板を建込み、その室内側の窪みの残部にモルタルを詰め
て内壁ハーフPca板用ばりを兼ねる排水溝を形成する
ことを特徴とする。また、請求項4の地下外周壁のハー
フPca板は、表面を完成、裏面を未完成とするハーフ
Pca板本体の適所にフオークリフトのフオークを挿入
する小さな窓孔を形成したことを特徴とする。
【0005】
【作用】如上の構成であるから、請求項1乃至請求項3
の発明では、内壁ハーフPca板が地下外周壁に打ち込
まれて地下外周壁の一部をなし、型枠を無用にする。ま
た、内壁ハーフPca板は、合板等に比べてはるかに剛
性、力学的強度が高く、これを山止め鋼杭に溶接したセ
パレータで支えるのでその支持は強力であり、支保工を
減少させる。そして、請求項3の発明では、地下階スラ
ブの周縁が立上りコンクリートの役割を果たして、立上
りコンクリートを不要にし、窪みの残部に詰めたモルタ
ルが内壁Pca板用ばりの役割を果たして、支保工を少
なくするとともに、該モルタルによる排水溝は自らが防
水手段となって、他の防水処理を無くする。また、請求
項4の発明では、小さな窓孔にフオークリフトのフオー
クを挿入することにより、該フオークリフトによる起立
態勢での簡便な移動及び建込みを可能にする。してがっ
て、所期の目的を達成し得る。
の発明では、内壁ハーフPca板が地下外周壁に打ち込
まれて地下外周壁の一部をなし、型枠を無用にする。ま
た、内壁ハーフPca板は、合板等に比べてはるかに剛
性、力学的強度が高く、これを山止め鋼杭に溶接したセ
パレータで支えるのでその支持は強力であり、支保工を
減少させる。そして、請求項3の発明では、地下階スラ
ブの周縁が立上りコンクリートの役割を果たして、立上
りコンクリートを不要にし、窪みの残部に詰めたモルタ
ルが内壁Pca板用ばりの役割を果たして、支保工を少
なくするとともに、該モルタルによる排水溝は自らが防
水手段となって、他の防水処理を無くする。また、請求
項4の発明では、小さな窓孔にフオークリフトのフオー
クを挿入することにより、該フオークリフトによる起立
態勢での簡便な移動及び建込みを可能にする。してがっ
て、所期の目的を達成し得る。
【0006】
【実施例】図1乃至図6は、請求項1乃至請求項3の発
明に係る第1の実施例を示している。以下、施工の手順
に従い順次に説明する。 1.築造する建物の周辺において、多数本のH形鋼の鋼
杭11を所定杭間隔ごとに地中に打ち込みして、所要の山
止め1を構成する(図1,図2)。鋼杭間には、図示し
てないが、現場の状況に応じて、せき板、腹起し等の適
宜な土砂崩壊防止手段を講じる。その一方、現場サイト
又は工場で、前記鋼杭11の杭間隔に適合する横幅と地下
階壁高さに適合する高さの内壁ハーフPca板51を所要
数作製する。これらの内壁ハーフPca板は、表面が完
成状態、裏面が未完成状態の薄肉に形成し、内部に所要
の配筋511 を施し、裏面側への後打ちコンクリートとの
付着性、結合力の増大等を図るために該配筋に波筋512
等を接合して裏面へと突出させる(図1乃至図6)。 2.山止め1内の根切りの後、基礎スラブ2、基礎梁
3、地下階スラブ4を構築する。この際、地下階スラブ
4の周縁を室内側に寄せて、建物外周部の基礎梁3上外
縁部分を地下階スラブよりも一段低くかつ地下外周壁よ
りもやや大幅の窪み41に形成する(図1)。 3.各鋼杭11の室内側表出面の所定箇所に、つまり、各
鋼杭の表出面において、ウエブに沿わせて一列に、か
つ、所定の高さ関係を維持させて上下定位置に、複数の
セパレータ7の各一端を溶接73して、それぞれ室内側へ
向けて水平かつ平行に突出させる。この場合のセパレー
タ7は、短冊状の鋼製のプレート71であり、他端部に角
パイプ挿通孔72を穿設したものである( 図5)。 4.各鋼杭11の杭間に対応させて、前記窪み41内に、あ
らかじめ作製した前記内壁ハーフPca板5を次々に建
込み、その際、各鋼杭11から突出する各セパレータ7
を、建込んだ内壁ハーフPca板相互の継目に位置させ
て、それぞれの他端部を室内側へ突出させる(図2乃至
図5)。次いで、各セパレータ7の角パイプ挿通孔72に
角パイプ8すなわち横端を挿通させて各内壁ハーフPc
a板51を定位置に支保し(同図)、内壁ハーフPca板
相互の継目を木片D等で塞ぐ(図3)。また、各内壁ハ
ーフPca板51と山止め1との間に配筋52を施し(図
2)、コンクリート53を打設して、地下外周壁5を構築
する(図1)。なお、各内壁ハーフPca板51と山止め
1との間の配筋52は、各内壁ハーフPca板5の建込み
前に先行させてもよい。図1乃至図3において、6は、
大梁、61,62 は、該大梁の鉄骨と梁筋、Bは、大梁型枠
であり、地下外周壁5と同時に施工するとよい。 5.前記窪み41の室内側の残部に防水性のモルタル91を
詰めて内壁ハーフPca板用ばりを兼ねる排水溝9を形
成する(図1,図2,図6)。なお、防水性を更に高め
るときは、他に防水手段92を講じるとよい。この排水溝
9は、従来同様に基礎梁3乃至地下階スラブ4等にあら
かじめ形成された排水手段9aに連通させればよい。 6.角パイプ8、木片D等を撤去し、プレート71の突出
部分を切除した後、上記排水溝9を隔てた室内側に内周
壁5aを構築する(図1)。
明に係る第1の実施例を示している。以下、施工の手順
に従い順次に説明する。 1.築造する建物の周辺において、多数本のH形鋼の鋼
杭11を所定杭間隔ごとに地中に打ち込みして、所要の山
止め1を構成する(図1,図2)。鋼杭間には、図示し
てないが、現場の状況に応じて、せき板、腹起し等の適
宜な土砂崩壊防止手段を講じる。その一方、現場サイト
又は工場で、前記鋼杭11の杭間隔に適合する横幅と地下
階壁高さに適合する高さの内壁ハーフPca板51を所要
数作製する。これらの内壁ハーフPca板は、表面が完
成状態、裏面が未完成状態の薄肉に形成し、内部に所要
の配筋511 を施し、裏面側への後打ちコンクリートとの
付着性、結合力の増大等を図るために該配筋に波筋512
等を接合して裏面へと突出させる(図1乃至図6)。 2.山止め1内の根切りの後、基礎スラブ2、基礎梁
3、地下階スラブ4を構築する。この際、地下階スラブ
4の周縁を室内側に寄せて、建物外周部の基礎梁3上外
縁部分を地下階スラブよりも一段低くかつ地下外周壁よ
りもやや大幅の窪み41に形成する(図1)。 3.各鋼杭11の室内側表出面の所定箇所に、つまり、各
鋼杭の表出面において、ウエブに沿わせて一列に、か
つ、所定の高さ関係を維持させて上下定位置に、複数の
セパレータ7の各一端を溶接73して、それぞれ室内側へ
向けて水平かつ平行に突出させる。この場合のセパレー
タ7は、短冊状の鋼製のプレート71であり、他端部に角
パイプ挿通孔72を穿設したものである( 図5)。 4.各鋼杭11の杭間に対応させて、前記窪み41内に、あ
らかじめ作製した前記内壁ハーフPca板5を次々に建
込み、その際、各鋼杭11から突出する各セパレータ7
を、建込んだ内壁ハーフPca板相互の継目に位置させ
て、それぞれの他端部を室内側へ突出させる(図2乃至
図5)。次いで、各セパレータ7の角パイプ挿通孔72に
角パイプ8すなわち横端を挿通させて各内壁ハーフPc
a板51を定位置に支保し(同図)、内壁ハーフPca板
相互の継目を木片D等で塞ぐ(図3)。また、各内壁ハ
ーフPca板51と山止め1との間に配筋52を施し(図
2)、コンクリート53を打設して、地下外周壁5を構築
する(図1)。なお、各内壁ハーフPca板51と山止め
1との間の配筋52は、各内壁ハーフPca板5の建込み
前に先行させてもよい。図1乃至図3において、6は、
大梁、61,62 は、該大梁の鉄骨と梁筋、Bは、大梁型枠
であり、地下外周壁5と同時に施工するとよい。 5.前記窪み41の室内側の残部に防水性のモルタル91を
詰めて内壁ハーフPca板用ばりを兼ねる排水溝9を形
成する(図1,図2,図6)。なお、防水性を更に高め
るときは、他に防水手段92を講じるとよい。この排水溝
9は、従来同様に基礎梁3乃至地下階スラブ4等にあら
かじめ形成された排水手段9aに連通させればよい。 6.角パイプ8、木片D等を撤去し、プレート71の突出
部分を切除した後、上記排水溝9を隔てた室内側に内周
壁5aを構築する(図1)。
【0007】図7、図8は、請求項1乃至請求項3の発
明に係る第2の実施例を示している。この場合は、前例
において、セパレータ7の溶接及び角パイプ8の着脱を
容易にすべくセパレータ7をプレートからボルト74に代
えたものである。つまり、セパレータ7たる各ボルト74
を一端で各鋼杭11に溶接73する。この溶接は、いわゆる
スタッド溶接でよい。また、各ボルト74の他端には、角
パイプ8を受ける箱金物75を接合している。他は、前例
と同じにつき、前例をもって説明を省略する。
明に係る第2の実施例を示している。この場合は、前例
において、セパレータ7の溶接及び角パイプ8の着脱を
容易にすべくセパレータ7をプレートからボルト74に代
えたものである。つまり、セパレータ7たる各ボルト74
を一端で各鋼杭11に溶接73する。この溶接は、いわゆる
スタッド溶接でよい。また、各ボルト74の他端には、角
パイプ8を受ける箱金物75を接合している。他は、前例
と同じにつき、前例をもって説明を省略する。
【0008】図9乃至図10は、請求項1乃至請求項3
の発明に係る第3の実施例を示している。この場合は、
上記第1の実施例において、各内壁ハーフPca板51の
横幅をやや狭くして継目の幅を広げ、この継目を室内側
に当てた合板製の幅の狭いせき板10で閉じ、また、セパ
レータ7を前例のようにボルト74に代え、該ボルトの他
端をせき板10に貫通させるとともに、チャンネル材によ
る大きな座金75を嵌めてせき板10に当接させ、かつ、ナ
ット76を螺合し締付けして各内壁ハーフPca板51及び
各せき板10を支保する。したがって、この場合には、角
パイプ8が不要であり、セパレータ7の位置的融通性が
よくなる。なお、ボルト74は、長ナットにより連結させ
たものを用いてもよい。他は、第1の実施例と同じにつ
き、説明を省略する。
の発明に係る第3の実施例を示している。この場合は、
上記第1の実施例において、各内壁ハーフPca板51の
横幅をやや狭くして継目の幅を広げ、この継目を室内側
に当てた合板製の幅の狭いせき板10で閉じ、また、セパ
レータ7を前例のようにボルト74に代え、該ボルトの他
端をせき板10に貫通させるとともに、チャンネル材によ
る大きな座金75を嵌めてせき板10に当接させ、かつ、ナ
ット76を螺合し締付けして各内壁ハーフPca板51及び
各せき板10を支保する。したがって、この場合には、角
パイプ8が不要であり、セパレータ7の位置的融通性が
よくなる。なお、ボルト74は、長ナットにより連結させ
たものを用いてもよい。他は、第1の実施例と同じにつ
き、説明を省略する。
【0009】図12は、請求項4の発明に係る実施例を
示している。この例は、以上の実施例で説明した内壁ハ
ーフPca板51の上半部に、フオークリフトのフオーク
を挿入させる左右一対の小さな窓孔54を穿設して成る。
したがって、フオークリフトにより内壁ハーフPca板
51を起立状態で移動させることができ、そのまま建込む
ことができる。
示している。この例は、以上の実施例で説明した内壁ハ
ーフPca板51の上半部に、フオークリフトのフオーク
を挿入させる左右一対の小さな窓孔54を穿設して成る。
したがって、フオークリフトにより内壁ハーフPca板
51を起立状態で移動させることができ、そのまま建込む
ことができる。
【0010】なお、以上の実施例において、図13に示
すように、各内壁ハーフPca板51両側縁に凹段部55を
形成し、隣接相互間をゴムシート56で閉じるようにすれ
ば、地下外周壁5における漏水の水路を形成することが
できる。
すように、各内壁ハーフPca板51両側縁に凹段部55を
形成し、隣接相互間をゴムシート56で閉じるようにすれ
ば、地下外周壁5における漏水の水路を形成することが
できる。
【0011】
【発明の効果】請求項1乃至請求項4の発明によれば、 (1) 内壁ハーフPca板を用いてこれを地下外周壁に打
込むことにより従来の型枠が無用となり、また、内壁ハ
ーフPca板は剛性、力学的強度が高く、これを支える
セパレータを山止めの鋼杭に溶接一体化させるので強力
に支持できて、支保工を大幅に簡略化でき、型枠・支保
工用資材を大幅に削減できる。 (2) 転用する資材のほとんどが支保工資材であり、この
支保工資材も極少なくて済むから、短期間に簡単に揚重
を終えることができて、揚重の時期遅れを生ぜず、上階
の躯体工事に影響を受ける等の不都合も転用率が減少す
ることもなく、転用のための労力を低減できる。 (3) 打込みする内壁ハーフPca板を用いて、従来のよ
うな合板による型枠を用いないから、木材使用量を大幅
に削減でき、森林の大量伐採による環境破壊の問題を解
決でき、産業廃棄物を極力少なくできる。等の効果を奏
する。また、請求項3の発明によれば、地下外周壁の内
壁面直下に形成する漏水処理用の排水溝を、内壁ハーフ
Pca板の建込みに伴い内壁ハーフPca板用ばりのモ
ルタル詰めで自動的に形成できて、排水溝工事を省略で
き、労力、工期を縮減できる。更に、請求項4の発明に
よれば、ハーフPca板に設けた小さな窓孔にフオーク
リフトのフオークを挿入して、フオークリフトによりそ
のハーフPca板を起立態勢で持ち上げることができ、
かつ、そのままで移動、建込みできるから、取り扱い、
建込みが極めて容易に確実に行える。
込むことにより従来の型枠が無用となり、また、内壁ハ
ーフPca板は剛性、力学的強度が高く、これを支える
セパレータを山止めの鋼杭に溶接一体化させるので強力
に支持できて、支保工を大幅に簡略化でき、型枠・支保
工用資材を大幅に削減できる。 (2) 転用する資材のほとんどが支保工資材であり、この
支保工資材も極少なくて済むから、短期間に簡単に揚重
を終えることができて、揚重の時期遅れを生ぜず、上階
の躯体工事に影響を受ける等の不都合も転用率が減少す
ることもなく、転用のための労力を低減できる。 (3) 打込みする内壁ハーフPca板を用いて、従来のよ
うな合板による型枠を用いないから、木材使用量を大幅
に削減でき、森林の大量伐採による環境破壊の問題を解
決でき、産業廃棄物を極力少なくできる。等の効果を奏
する。また、請求項3の発明によれば、地下外周壁の内
壁面直下に形成する漏水処理用の排水溝を、内壁ハーフ
Pca板の建込みに伴い内壁ハーフPca板用ばりのモ
ルタル詰めで自動的に形成できて、排水溝工事を省略で
き、労力、工期を縮減できる。更に、請求項4の発明に
よれば、ハーフPca板に設けた小さな窓孔にフオーク
リフトのフオークを挿入して、フオークリフトによりそ
のハーフPca板を起立態勢で持ち上げることができ、
かつ、そのままで移動、建込みできるから、取り扱い、
建込みが極めて容易に確実に行える。
【図1】請求項1乃至請求項3の発明の地下外周壁ハー
フPca板工法に係る第1の実施例を示す施工後の截断
側面図である。
フPca板工法に係る第1の実施例を示す施工後の截断
側面図である。
【図2】同例の施工途中の截断側面図である。
【図3】同例の施工途中の内面図である。
【図4】同例の施工途中の要部拡大截断平面図である。
【図5】同例の施工途中の要部拡大截断斜視図である。
【図6】同例の施工途中の要部拡大截断側面図である。
【図7】請求項1乃至請求項3の発明の地下外周壁ハー
フPca板工法に係る第2の実施例を示す施工途中の截
断側面図である。
フPca板工法に係る第2の実施例を示す施工途中の截
断側面図である。
【図8】同例の施工途中の内面図である。
【図9】請求項1乃至請求項3の発明の地下外周壁ハー
フPca板工法に係る第3の実施例を示す施工途中の截
断平面図である。
フPca板工法に係る第3の実施例を示す施工途中の截
断平面図である。
【図10】同例の施工途中の内面図である。
【図11】同例の施工途中の要部拡大截断斜視図であ
る。
る。
【図12】請求項4の発明に係るハーフPca板の実施
例を示す内面図である。
例を示す内面図である。
【図13】請求項1乃至請求項4の発明に係る変形例を
示す截断平面図である。
示す截断平面図である。
【図14】従来の施工例を示す施工途中の截断側面図で
ある。
ある。
【図15】同例の施工途中の内面図である。
1 山止め 11 鋼杭 2 基礎スラブ 3 基礎梁 4 地下階スラブ 5 地下外周壁 51 内壁ハーフPca板 511 配筋 512 波筋 52 配筋 53 コンクリート 54 窓孔 55 凹段部 56 ゴムシート 6 大梁 61 鉄骨 62 梁筋 7 セパレータ 71 プレート 72 角パイプ挿通孔 73 溶接 74 ボルト 75 座金 76 ナット 8 角パイプ 9 排水溝 91 モルタル 92 防水手段 9a 排水手段 10 せき板 B 大梁型枠 D 木片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三井 健 愛知県名古屋市中区錦一丁目18番22号 株 式会社竹中工務店名古屋支店内 (72)発明者 市川 敦史 愛知県名古屋市中区錦一丁目18番22号 株 式会社竹中工務店名古屋支店内
Claims (4)
- 【請求項1】 根切り後の山止めの鋼杭に地下外周壁用
セパレータの一端を溶接し、また、その山止めから所定
間隔を隔てて内壁ハーフPca板を配列し、これらの内
壁ハーフPca板を前記各セパレータの他端にて適宜に
固定し、その山止めと各内壁ハーフPcaとの間に配筋
を施して、コンクリートを打設することを特徴とる地下
外周壁のハーフPca板工法。 - 【請求項2】 前記各内壁Pca板の横幅を前記山止め
鋼杭の杭間隔に適合させて杭間対応位置に配し、前記各
セパレータを内壁ハーフPca板の継目に通して各内壁
ハーフPca板を支持する請求項1に記載の地下外周壁
のハーフPca板工法。 - 【請求項3】 基礎梁の上に構築する地下階スラブの周
縁を室内側に寄せて建物外周部の基礎梁上外縁部分に地
下階スラブよりも一段低くかつ地下外周壁よりもやや大
幅の窪みを形成し、該窪み内に前記各内壁ハーフPca
板を建込み、その室内側の窪みの残部にモルタルを詰め
て内壁ハーフPca板用ばりを兼ねる排水溝を形成する
請求項1又は請求項2に記載の地下外周壁のハーフPc
a板工法。 - 【請求項4】 表面を完成、裏面を未完成とするハーフ
Pca板本体の適所にフオークリフトのフオークを挿入
する小さな窓孔を形成したことを特徴とする地下外周壁
のハーフPca板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3199933A JP2905625B2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 地下外周壁のハーフPca板工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3199933A JP2905625B2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 地下外周壁のハーフPca板工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0610363A true JPH0610363A (ja) | 1994-01-18 |
| JP2905625B2 JP2905625B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=16416011
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3199933A Expired - Fee Related JP2905625B2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 地下外周壁のハーフPca板工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2905625B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014152508A (ja) * | 2013-02-07 | 2014-08-25 | Marutaka Kogyo Inc | 補強壁構築方法 |
| JP2016188491A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 大成建設株式会社 | 壁体、壁体の構築方法および残存型枠 |
| KR20170087723A (ko) * | 2016-01-21 | 2017-07-31 | 삼표피앤씨 주식회사 | 누수를 방지하기 위한 더블 월 피씨들의 시공구조 |
-
1991
- 1991-07-15 JP JP3199933A patent/JP2905625B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014152508A (ja) * | 2013-02-07 | 2014-08-25 | Marutaka Kogyo Inc | 補強壁構築方法 |
| JP2016188491A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 大成建設株式会社 | 壁体、壁体の構築方法および残存型枠 |
| KR20170087723A (ko) * | 2016-01-21 | 2017-07-31 | 삼표피앤씨 주식회사 | 누수를 방지하기 위한 더블 월 피씨들의 시공구조 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2905625B2 (ja) | 1999-06-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |