JPH06104290A - 化合物半導体装置の製造方法 - Google Patents

化合物半導体装置の製造方法

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JPH06104290A
JPH06104290A JP4252752A JP25275292A JPH06104290A JP H06104290 A JPH06104290 A JP H06104290A JP 4252752 A JP4252752 A JP 4252752A JP 25275292 A JP25275292 A JP 25275292A JP H06104290 A JPH06104290 A JP H06104290A
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JP
Japan
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layer
supply layer
carrier supply
hemt
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JP4252752A
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Shigeru Kuroda
滋 黒田
Masahiko Takigawa
正彦 滝川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】相補型トランジスタを有する化合物半導体装置
の製造方法に関し、相補型回路を形成する際に、結晶性
を損なわずにリーク電流を大幅に抑制し、しかも半導体
層の表面の平坦性を確保すること。 【構成】真性キャリア走行層2、n型キャリア供給層3
を順に積層する工程と、p型HEMTの形成領域にp型
不純物をイオン注入することにより、p型HEMTの形
成領域Xにあるn型キャリア供給層3をp型キャリア供
給層7にする工程と、p型キャリア供給層7の上にゲー
ト電極14をショットキー接触し、ゲート電極14の両側に
ソース電極15とドレイン電極16をオーミック接続してp
型HEMTを形成する工程と、p型不純物が注入されな
いn型キャリア供給層3の上に、ゲート電極11をショッ
トキー接触し、ゲート電極11の両側にソース電極12とド
レイン電極13をオーミック接続してn型HEMTを形成
する工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化合物半導体装置の製
造方法に関し、より詳しくは、相補型トランジスタを有
する化合物半導体装置の製造方法に関する。
【0002】近年、電子デバイスは、集積密度の増大に
伴って低消費電力化が必要である。このため、シリコン
半導体では、nチャネルとpチャネルを相補的に用い
て、DC成分の消費電力を小さくするコンプリメタリ
(相補型)回路がよく用いられている。
【0003】しかしながら、高速デバイスの一つである
化合物半導体材料では、nチャネルとpチャネルを制御
性良く作り分けて、低消費電力型の相補型回路を実現し
た例は少ない。
【0004】これは、化合物半導体では、シリコンのよ
うな良質な酸化膜はなく、ショットキー接合によりゲー
ト電極を作成していることに起因している。
【0005】
【従来の技術】GaAs系のMESFET(metal-semicond
uctor FET)を用いた化合物半導体相補型回路では、正孔
の移動度がシリコン並に低く(〜400cm2 /V・sec
)、高移動度の電子をチャネルとするFETとの組み
合わせでは、高速性は望めない。
【0006】従って、ヘテロ構造を用いる場合が多い。
例えば、図6に示すように、GaAs基板60の上にi-GaAs
層61とi-AlGaAs層62を積層し、そのうちのn型FE
T領域のi-AlGaAs層62の上に間隔をおいてイオン注入
法により2つのn+ 型導電層63を形成し、それらの上
にソース電極64とドレイン電極65を形成し、その間
の領域にあるi-AlGaAs層62の上にゲート電極66を形
成してn型FETt1 を形成する。一方、p型FET領
域には、同じ方法により2つのp+ 導電層67を設け、
その間のi-AlGaAs層62の上にソース電極68とドレイ
ン電極69を形成し、その間のi-AlGaAs層62の上にゲ
ート電極70を形成し、これによりp型FETt2 を形
成する。
【0007】この場合、n型FETt1 のi-GaAs層61
とi-AlGaAs層62の界面にnチャネルが形成され、また
p型FETt2 のi-GaAs層61とi-AlGaAs層62の界面
にpチャネルが形成され、これらのFETにより相補型
回路が構成される。
【0008】これによれば、p型とn型のFETの閾値
電圧の差が大きく、大きな電源電圧を必要とするため
に、逆バイアス時にゲートリーク電流が生じ、低消費電
力化が難しい。
【0009】これに対して、電子供給層を持つnチャネ
ルHEMTと正孔供給層を持つpチャネルHEMTによ
り相補型回路を構成する方法が考えられる。例えば図7
(a) に示すように、半導体絶縁性GaAs基板71の上にi-
GaAs層72とn-InGaP 電子供給層73を積層した後に、
図7(b) に示すように、p型HEMT領域Aにあるi-Ga
As層72とn-InGaP 電子供給層73をエッチングして凹
部74を形成する。ついで、図7(c) に示すように、そ
の凹部74内に、半導体を選択成長し、i-GaAs層75と
p-InGaP 正孔供給層76を順に積層する。
【0010】この後に、図7(d) に示すように、p-InGa
P 層76の上にゲート電極77をショットキー接触さ
せ、また、その両側の領域には、それぞれソース電極7
8とドレイン電極79をオーミック接続すれば、pチャ
ネルのHEMTが完成する。
【0011】さらに、n-InGaP 層73の上にゲート電極
80、ソース電極81及びドレイン電極82を形成すれ
ば、nチャネルのHEMTが完成する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法により相補型回路を形成すれば、凹部74内に積層さ
れたi-GaAs層75及びp-InGaP 正孔供給層76と、その
周囲のi-GaAs層72及びn-InGaAs電子供給層73との界
面に界面準位が形成されるので、大きなリーク電流が流
れる。しかも、凹部74の中に成長したi-GaAs層75及
びp-InGaP 正孔供給層76の周辺部分が盛り上がり、そ
の凹凸により、ゲート電極77等の電極形成に支障とな
る。
【0013】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、相補型回路を形成する際に、結晶性を損
なわずにリーク電流を大幅に抑制し、しかも半導体層の
表面の平坦性を確保できる化合物半導体装置の製造方法
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、図1に
例示するように、半導体基板1の上に、真性キャリア走
行層2、一導電型キャリア供給層3を順に積層する工程
と、反対導電型HEMTの形成領域Xに反対導電型不純
物をイオン注入することにより、該反対導電型HEMT
の形成領域Xにある前記一導電型キャリア供給層3を反
対導電型キャリア供給層7にする工程と、前記反対導電
型キャリア供給層7の上にゲート電極14をショットキー
接触し、該ゲート電極14の両側にソース電極15とドレイ
ン電極16をオーミック接続して反対導電型HEMTを形
成する工程と、前記反対導電型不純物がイオン注入され
ない前記一導電型キャリア供給層3の上に、ゲート電極
11をショットキー接触し、該ゲート電極11の両側にソー
ス電極12とドレイン電極13をオーミック接続して一導電
型HEMTを形成する工程とを有することを特徴とする
化合物半導体装置の製造方法によって達成する。
【0015】または、図3に例示するように、前記反対
導電型不純物をイオン注入する際に、加速電圧を大きく
して、前記反対導電型キャリア供給層7の上層部を一導
電型に保持するか真性化することを特徴とする化合物半
導体装置の製造方法により達成する。
【0016】または、図5に例示するように、前記反対
導電型不純物をイオン注入する前に、前記イオン注入を
行う領域の一導電型キャリア供給層3の表面をエッチン
グして該表面を空乏化する工程を有することを特徴とす
る化合物半導体装置の製造方法により達成する。
【0017】または、図4に例示するように、半導体基
板1の上に、真性キャリア走行層2、n型キャリア供給
層3、n型キャップ層4を順に積層する工程と、p型H
EMT領域Xにある前記n型キャップ層3のうちソース
領域とドレイン領域を薄層化して凹部33、34を形成する
工程と、前記p型HEMT領域Xにある前記n型キャリ
ア供給層3及び前記n型キャップ層4にp型不純物をイ
オン注入することにより、前記p型HEMT領域Xにあ
る前記n型キャリア供給層3及び前記n型キャップ層4
をp型化してp型キャリア供給層7及びp型キャップ層
8を形成するとともに、前記凹部33、34の下を高p型不
純物濃度化する工程と、前記p型キャリア供給層7の上
にゲート電極14をショットキー接触し、該ゲート電極14
の両側のp型キャップ層8にソース電極15とドレイン電
極16をオーミック接続してp型HEMTを形成する工程
と、前記p型不純物が注入されない前記n型キャリア供
給層3の上に、ゲート電極をショットキー接触し、該ゲ
ート電極の両側のn型キャップ層4にソース電極12とド
レイン電極13をオーミック接続してn型HEMTを形成
する工程とを有することを特徴とする化合物半導体装置
の製造方法によって達成する。
【0018】
【作 用】第1の本発明によれば、一導電型キャリア供
給層3の一部に反対導電型イオンを注入することによ
り、その領域を反対導電型キャリア供給層7となし、こ
の反対導電型キャリア供給層7に反対導電型HEMTを
形成するようにしている。
【0019】このため、反対導電型キャリア供給層7を
形成するために、半導体の再成長を行う必要はなく、再
成長界面の界面準位や再成長部分の凹凸が発生すること
はない。
【0020】また、一導電型HEMTや反対導電型HE
MTの双方については、不純物濃度の調整により閾値電
圧を調整することは容易であり、それらの閾値電圧差を
小さくでき、逆バイアス時のゲートリーク電流の抑制に
有効である。
【0021】また、第2の発明によれば、反対導電型不
純物のイオン注入の際の加速電圧を大きくしてるので、
反対導電型HEMT領域の反対導電型キャリア供給層7
の上部は、真性又は一導電型の領域に保持され、反対導
電型HEMTではnp接合ゲート、或いはip(又はi
n)接合ゲートとなるので、ゲートリーク電流を減らし
て相補型回路の消費電力の低減に有効である。
【0022】また、第3の本発明によれば、反対導電型
キャリア供給層7の上部をエッチングして空乏化してい
るので、反対導電型HEMTのゲート電極14の下のp
型キャリア供給層7の表面が空乏化するので、閾値電圧
を小さくすることができる。
【0023】また、第4の実施例によれば、p型HEM
Tのp型キャリア供給層7とドレイン/ソース電極1
5、16の間に介在するキャップ層8を、n型HEMT
のそれよりも薄くしているので、移動度の小さい正孔を
キャリアとするp型HEMTのソース/ドレイン電極1
5,16の下の層が、セルフアライン的にp+ 領域とな
り、p型HEMTのソースの寄生抵抗の低減に有効であ
る。
【0024】
【実施例】そこで、以下に本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。 (a)本発明の第1実施例の説明 図1は、本発明の第1実施例の工程を示す断面図であ
る。
【0025】図1において符号1は、半絶縁性のGaAs基
板で、この上には、MOCVD法等のエピタキシャル成
長法によりi-GaAsキャリア走行層2、n-InGaP キャリア
供給層3及びn-GaAsキャップ層4がそれぞれ300Åず
つ積層されている。
【0026】この場合、n-InGaP キャリア供給層3及び
n-GaAsキャップ層4はSiドープによってn型化されてお
り、その濃度は1×1018/cm3 である。この状態で、
フォトレジスト5を塗布し、これを露光、現像して、p
型HEMT形成領域Xに窓6を形成してn-GaAsキャップ
層4を露出させる。
【0027】この後に、窓6を通してBeイオンをイオン
注入する。この場合、ドーズ量を3×1012/cm2 、加
速電圧を30keV とし、n-GaAsキャップ層4とn-InGaP
キャリア供給層3の界面にBeイオンのピークが存在する
ように設定する。
【0028】次に、フォトレジスト5を剥離した後に、
700℃、30秒間のランプアニールを行うと、Beイオ
ンは100%活性化し、その領域のn-InGaP キャリア供
給層3とn-GaAsキャップ層4は補償されてp型化し、図
1(b) に示すようにp-InGaPキャリア供給層7とp-GaAs
キャップ層8となる。
【0029】なお、n-InGaP キャリア供給層の下のi-Ga
Asキャリア走行層のnチャネルは、前記条件のランプア
ニールにより劣化することはなく、二次元電子ガス濃度
は1.0×1012/cm2 、移動度は6000cm2 /V・se
c である。
【0030】この後に、図1(c) に示すように、n-GaAs
キャップ層4とp-GaAsキャップ層8のそれぞれのゲート
領域をエッチング除去して凹部9、10を設け、n-InGa
P キャリア供給層3とp-InGaP キャリア供給層7の一部
を露出させる。
【0031】そして、図1(d) に示すように、n-InGaP
キャリア供給層3の上にゲート電極11をショトキー接
触させて形成し、その両側のn-GaAsキャップ層4の上に
はソース電極12とドレイン電極13をオーミック接続
し、これによりn型のHEMTが形成される。そして、
キャリア走行層2のうちのn-InGaP キャリア供給層3と
の接合面には、二次元電子ガスが存在する。
【0032】また、p-InGaP キャリア供給層7の上にゲ
ート電極14を形成し、その両側のp-GaAsキャップ層8
の上にソース電極15とドレイン電極16を形成し、こ
れにより、p型のHEMTが完成する。そして、キャリ
ア走行層2のうちのp-InGaPキャリア供給層7との接合
面には、二次元正孔ガスが生成され、その二次元正孔ガ
ス濃度は1.2×1012/cm2 となる。
【0033】この場合、2つのドレイン電極13,16
は導通されて、図1(e) に示すような等価回路の相補型
回路が形成される。以上のような工程によれば、p型H
EMTを構成するp-GaAsキャップ層8とp-InGaP キャリ
ア供給層7は、Beのイオン注入により形成しているの
で、半導体の再成長を行う必要はなく、再成長界面の界
面準位や再成長部分の凹凸が発生することはない。
【0034】また、n型HEMTやp型HEMTの双方
について、不純物濃度の調整により閾値電圧を調整する
ことは容易であり、それらの閾値電圧差を小さくでき、
逆バイアス時のゲートリーク電流を最小限に抑えること
ができる。 (b)本発明の第2実施例の説明 上記した実施例では、p型HEMTとn型HEMTの境
界部分をpn接合としているが、その境界部分にアイソ
レーション領域を設けて素子分離を行ってもよく、その
製造工程を第2実施例として説明する。
【0035】図2は、本発明の第2実施例の製造工程を
示す断面図である。まず、図2(a) に示すように、第1
実施例と同様な方法によって、半絶縁性のGaAs基板1の
上に、i-GaAsキャリア走行層2、n-InGaP キャリア供給
層3、n-GaAsキャップ層4を順にエピタキシャル成長す
る。この場合の層厚、不純物濃度は第1実施例と同じと
する。
【0036】ついで、フォトレジストRを塗布し、これ
を露光、現像して、p型HEMT領域Xとn型HEMT
領域Yの境界部分に窓17を設ける。そして、窓17を
通して酸素イオンを加速電圧120keV、ドーズ量5×1012
/cm2 の条件で注入して、アイソレーション領域18を
形成し、ついで、フォトレジストRを剥離する。
【0037】次に、図2(b) に示すように、再びフォト
レジスト19を塗布し、これを露光、現像して、p型H
EMT領域Xに窓20を形成し、第1実施例と同様な条
件でBeイオンをp型HEMT領域Xに注入してから、約
700℃、30秒間のランプアニールを行ってBeイオン
を活性化する。これにより、n-GaAsキャップ層4をp-Ga
Asキャップ層8に変えるとともに、n-InGaP キャリア供
給層3をp-InGaP キャリア供給層7に変化させる。
【0038】この後に、第1実施例と同様にして、n-Ga
Asキャップ層4とp-GaAsキャップ層8のゲート領域を図
2(c) に示すようにエッチング除去して凹部9、10を
設け、これにより露出したn-InGaP キャリア供給層3と
p-InGaP キャリア供給層7の上に、図2(d) に示すよう
にそれぞれアルミニウムよりなるゲート電極11、14
を形成する。
【0039】また、ゲート領域により分離されるn-GaAs
キャップ層4の2つの領域に、AuGeとAuをそれぞれ20
0Å、3000Åずつ積層し、アイソレーション領域1
8に近い方をドレイン電極13、他方をソース電極12
とし、これにより、n型HEMTが完成する。
【0040】さらに、ゲート領域に分離されたp-GaAsコ
ンタクト層8の2つの領域に、CrとAuをそれぞれ500
Å、2500Åずつ積層し、アイソレーション領域18
に近い方をドレイン電極16、他方をソース電極15と
し、これにより、p型HEMTが完成する。
【0041】なお、ここで、ゲート長を1μmとした場
合の素子特性は、n型HEMTの閾値電圧Vthは0.1
V、コンダクタンスgm は250ms/mmとなり、また、
pチャネルHEMTの閾値電圧Vthは−0.1V、コン
ダクタンスgm は60ms/mmとなる。
【0042】この実施例によれば、第1実施例と同様
に、p型HEMTを構成するp-GaAsキャップ層8とp-In
GaP キャリア供給層7は、Beのイオン注入によりp型化
しているので、結晶成長の界面準位は生ぜず、しかも、
成長部分に凹凸が発生することはない。
【0043】しかも、n型HEMTとp型HEMTのド
レイン電極13,16を異なる材料により形成する場合
には、アイソレーション領域を設けることは、ドレイン
電極形成の際のマージンがとれて、歩留りの低下が抑制
される。 (c)本発明の第3実施例の説明 上記した第1、2実施例では、Beイオンの注入深さを、
キャリア供給層とキャップ層の界面にピークを設定して
いるが、さらに深くしても良く、その実施例を次に説明
する。
【0044】図3は、本発明の第3実施例の製造工程を
示す断面図である。まず、図3(a) に示すように、第2
実施例と同様に、半絶縁性のGaAs基板1の上に、i-GaAs
キャリア走行層2、n-InGaP キャリア供給層3及びn-Ga
Asキャップ層4を順に積層した後に、p型HEMT領域
Xとn型HEMT領域Yの境界に酸素イオンを注入して
アイソレーション領域18を形成する。
【0045】この後に、図3(b) に示すように、フォト
レジスト21を塗布し、これを露光、現像することによ
り、p型HEMT領域Xのゲート領域に窓22を形成
し、その窓22を通してBeイオンをイオン注入する。こ
の場合、ドーズ量を3.5×1012/cm2 とし、加速電
圧を40keV として、n-InGaP キャリア供給層4の下部
にp型不純物を存在させる。ついで、フォトレジスト2
1を剥離する。
【0046】この後に、図3(c) に示すように、再度フ
ォトレジスト23を塗布し、これを露光、現像して、n
型HEMT領域Yをフォトレジスト23により覆うとと
もに、p型HEMT領域Xのうちのゲート領域以外の部
分に窓24を形成する。
【0047】そして、第1、第2実施例と同じ条件でBe
イオンを注入し、アニールすると、p型HEMT領域X
のうちのゲート領域以外のn-GaAsキャップ層4とn-InGa
P キャリア供給層3がp型化され、p-GaAsキャップ層2
5とp型化されたInGaP キャリア供給層26が形成され
る。
【0048】この場合、p型化されたInGaP キャリア供
給層26のうち、ゲート領域の上層部はn型又はi型の
非p型領域27となる。次に、第2実施例と同様にし
て、n-GaAsキャップ層とp-GaAsキャップ層26のゲート
領域をエッチング除去し、それらの領域にアルミニウム
のゲート電極11、14を形成するとともに、それらの
両側に、第2実施例と同じ材料を用いてソース電極1
2、15及びドレイン電極13、16を形成する。
【0049】この実施例によれば、第2実施例に示すよ
うな作用の他に、p型HEMTではnp接合ゲート、或
いはip接合ゲートとなるので、ゲートリーク電流を減
らして相補型回路の消費電力を低減できることになる。 (d)本発明の第4実施例の説明 上記した3つの実施例では、n型HEMTとp型HEM
Tのキャップ層を同じ厚さにしているが、pチャネルの
HEMTのキャップ層を薄くしてもよく、その実施例を
次に説明する。
【0050】まず、第2実施例と同様にして、半絶縁性
のGaAs基板1の上に、i-GaAsキャリア走行層2、n-InGa
P キャリア供給層3及びn-GaAsキャップ層4を順に積層
した後に、p型HEMT領域Xとn型HEMT領域Yの
境界に酸素イオンを注入してアイソレーション領域18
を形成する。
【0051】この後で、図4(a) に示すように、フォト
レジスト30を塗布し、これを露光、現像して、p型H
EMT領域Xのソース/ドレイン領域に窓31を形成
し、ついで、窓31から露出したn-GaAsキャリア供給層
3の上部をRIE法等により薄層化して凹部32、33
を設ける。ついで、フォトレジスト30を剥離する。
【0052】次に、フォトレジスト35を塗布し、これ
をパターニングして、p型HEMT領域Xを露出する窓
36を形成する。そして、図4(b) に示すように、第1
実施例と同様な条件でBeイオンをイオン注入して、その
領域Xにあるn-GaAsキャップ層4、n-InGaP キャリア供
給層3をp型化してp-GaAsキャップ層8、p-InGaP キャ
リア供給層7を形成し、ついでアニールを行う。それか
らフォトレジスト35を除去する。
【0053】その後で、第2実施例と同様にして、n-Ga
Asキャップ層4とp-GaAsキャップ層8の2つのゲート領
域をエッチングして凹部9、10を設ける(図4(c))。
そして、凹部9、10から露出したn-InGaP キャリア供
給層3、p-InGaP キャリア供給層7にそれぞれゲート電
極11,14を形成し、その両側のn-GaAsキャップ層4
とp-GaAsキャップ層8にソース電極12,15とドレイ
ン電極13,16を形成する。
【0054】このような構造によれば、ソース/ドレイ
ン領域のキャップ層4を薄くしてからBeイオンを注入し
ているので、第2実施例に示した作用の他に、pチャネ
ルのHEMTのソース/ドレイン電極15,16の下の
層が、セルフアライン的にp + 領域となり、p型HEM
Tのソースの寄生抵抗の低減に有効である。 (e)本発明の第5実施例の説明 図5は、本発明の第5実施例の製造工程を示す断面図で
ある。
【0055】まず、図2(a) に示す第2実施例と同様に
して、半絶縁性のGaAs基板1の上に、i-GaAsキャリア走
行層2、n-InGaP キャリア供給層3及びn-GaAsキャップ
層4を順に積層した後に、p型HEMT領域Xとn型H
EMT領域Yの境界に酸素イオンを注入してアイソレー
ション領域18を形成する。
【0056】次に、図5(a) に示すように、フォトレジ
スト38を塗布し、これをパターニングしてp型HEM
T領域Xにあるn-GaAsキャップ層4を露出する窓39を
形成し、ついでRIE法等によってそのn-GaAsキャップ
層4及びn-InGaP キャリア供給層3をエッチングし、n-
InGaP キャリア供給層3の上部が空乏化するまで薄層化
する。ついで、フォトレジスト38を剥離する。
【0057】その後に、図5(b) に示すように、フォト
レジスト40をマスクに使用して、ドーズ量1.5×1
12/cm2 、加速電圧15keV としてBeイオンをp型H
EMT領域Xに注入して、その後で700℃、30分間
でアーニールを行う。
【0058】これにより、上記実施例と同様に、不純物
の補償によってn-InGaP キャリア供給層4はp-InGaP キ
ャリア供給層7となり、そのp-InGaP キャリア供給層7
の上部は空乏化している。
【0059】次に、図5(c) に示すように、n型HEM
T領域Yのゲート領域にあるn-GaAsキャップ層4をエッ
チングして凹部9を形成する。この後に、n-InGaP キャ
ップ層4のゲート領域にゲート電極11を形成し、その
両側のn-GaAsキャップ層4のそれぞれの上にソース電極
12、ドレイン電極13を形成する。さらに、露出した
p-InGaP キャリア供給層7の中央にゲート電極14を形
成し、その両側に間隔をおいてソース電極15及びドレ
イン電極16を形成する。
【0060】なお、ゲート電極11,14、ソース電極
12,15及びドレイン電極13,16の材料は、第2
実施例と同じものを用いている。このような実施例によ
れば、p型HEMTのゲート電極14の下のp-InGaP キ
ャリア供給層7の表面が空乏化するので、閾値電圧を小
さくすることができる。なお、その両側のソース電極1
5とドレイン電極16は、オーミック接続されるので、
空乏化による導電性の影響はない。 (f)本発明のその他の実施例の説明 上記した実施例の装置として、第3と第4実施例の双方
の特徴をもつ構造も形成でき、ゲート電極の下のキャリ
ア供給層をn型又はi型にするとともに、その両側のキ
ャップ層を薄くしてその下のキャリア走行層までをp+
領域にしてもよい。
【0061】また、HEMTの材料は、上記したものに
限定されるものではなく、キャリア供給層の材料として
InAlAsやAlGaAsを使用し、その上下のキャップ層やキャ
リア走行層の材料としてGaAsやInGaAsを使用してもよ
い。
【0062】また、上記した実施例では、Beイオンを注
入してn-InGaAs、n-GaAsをp型化するようにしたが、炭
素(C)等のp型元素を用いてもよい。さらに、上記し
た実施例では、n-InGaAs、n-GaAsをp型化するようにし
たが、この逆に、p-InGaAs、p-GaAsをn型化して相補型
回路を形成してもよい。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、一導
電型キャリア供給層の一部に反対導電型イオンを注入す
ることにより、その領域を反対導電型キャリア供給層と
なし、この反対導電型キャリア供給層に反対導電型HE
MTを形成するようにしたので、反対導電型キャリア供
給層を形成するために、半導体の再成長を行う必要はな
く、再成長界面の界面準位や再成長部分の凹凸が発生す
ることを未然に防止できる。
【0064】また、一導電型HEMTや反対導電型HE
MTの双方については、不純物濃度の調整により閾値電
圧を調整することは容易であり、それらの閾値電圧差を
小さくでき、逆バイアス時のゲートリーク電流を最小限
に抑えることができる。
【0065】また、第2の発明によれば、反対導電型不
純物のイオン注入の際の加速電圧を大きくしてるので、
反対導電型HEMT領域の反対導電型キャリア供給層の
上部は、真性又は一導電型の領域に保持され、反対導電
型HEMTではnp接合ゲート、或いはip(又はi
n)接合ゲートとなるので、ゲートリーク電流を減らし
て相補型回路の消費電力を低減できる。
【0066】また、第3の本発明によれば、反対導電型
キャリア供給層の上部をエッチングして空乏化している
ので、反対導電型HEMTのゲート電極の下のp型キャ
リア供給層の表面が空乏化するので、閾値電圧を小さく
することができる。
【0067】また、第4の実施例によれば、p型HEM
Tのp型キャリア供給層とドレイン/ソース電極の間に
介在するキャップ層を、n型HEMTのそれよりも薄く
しているので、移動度の小さい正孔をキャリアとするp
型HEMTのソース/ドレイン電極の下の層が、セルフ
アライン的にp+ 領域となり、p型HEMTのソースの
寄生抵抗を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の製造工程を示す断面図で
ある。
【図2】本発明の第2実施例の製造工程を示す断面図で
ある。
【図3】本発明の第3実施例の製造工程を示す断面図で
ある。
【図4】本発明の第4実施例の製造工程を示す断面図で
ある。
【図5】本発明の第5実施例の製造工程を示す断面図で
ある。
【図6】第1の従来例を示す断面図である。
【図7】第2の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 GaAs基板(半導体基板) 2 i-GaAsキャリア走行層 3 n-InGaP キャリア供給層 4 n-GaAsキャップ層 5 フォトレジスト 6 窓 7 p-InGaP キャリア供給層 8 p-GaAsキャップ層 9、10 凹部 11、14 ゲート電極 12、15 ソース電極 13、16 ドレイン電極 18 アイソレーション領域 25 p-InGaP キャリア供給層 26 p-GaAsキャップ層 27 非p型領域 33、34 凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板(1)の上に、真性キャリア走
    行層(2)、一導電型キャリア供給層(3)を順に積層
    する工程と、 反対導電型HEMTの形成領域(X)に反対導電型不純
    物をイオン注入することにより、該反対導電型HEMT
    の形成領域(X)にある前記一導電型キャリア供給層
    (3)を反対導電型キャリア供給層(7)にする工程
    と、 前記反対導電型キャリア供給層(7)の上にゲート電極
    (14)をショットキー接触し、該ゲート電極(14)の両
    側にソース電極(15)とドレイン電極(16)をオーミッ
    ク接続して反対導電型HEMTを形成する工程と、 前記反対導電型不純物がイオン注入されない前記一導電
    型キャリア供給層(3)の上に、ゲート電極(11)をシ
    ョットキー接触し、該ゲート電極(11)の両側にソース
    電極(12)とドレイン電極(13)をオーミック接続して
    一導電型HEMTを形成する工程とを有することを特徴
    とする化合物半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記反対導電型不純物をイオン注入する際
    に、加速電圧を大きくして、前記反対導電型キャリア供
    給層(7)の上層部を一導電型に保持するか、真性化す
    ることを特徴とする請求項1記載の化合物半導体装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】前記反対導電型不純物をイオン注入する前
    に、前記イオン注入を行う領域の一導電型キャリア供給
    層(3)の表面をエッチングして該表面を空乏化する工
    程を有することを特徴とする請求項1記載の化合物半導
    体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】半導体基板(1)の上に、真性キャリア走
    行層(2)、n型キャリア供給層(3)、n型キャップ
    層(4)を順に積層する工程と、 p型HEMT領域(X)にある前記n型キャップ層
    (3)のうちソース領域とドレイン領域を薄層化して凹
    部(33、34)を形成する工程と、 前記p型HEMT領域(X)にある前記n型キャリア供
    給層(3)及び前記n型キャップ層(4)にp型不純物
    をイオン注入することにより、前記p型HEMT領域
    (X)にある前記n型キャリア供給層(3)及び前記n
    型キャップ層(4)をp型化してp型キャリア供給層
    (7)及びp型キャップ層(8)を形成するとともに、
    前記凹部(33、34)の下を高p型不純物濃度化する工程
    と、 前記p型キャリア供給層(7)の上にゲート電極(14)
    をショットキー接触し、該ゲート電極(14)の両側のp
    型キャップ層(8)にソース電極(15)とドレイン電極
    (16)をオーミック接続してp型HEMTを形成する工
    程と、 前記p型不純物が注入されない前記n型キャリア供給層
    (3)の上に、ゲート電極をショットキー接触し、該ゲ
    ート電極の両側のn型キャップ層(4)にソース電極
    (12)とドレイン電極(13)をオーミック接続してn型
    HEMTを形成する工程とを有することを特徴とする化
    合物半導体装置の製造方法。
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