JPH0610517B2 - 埋設配管継手部の防食被覆方法 - Google Patents

埋設配管継手部の防食被覆方法

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JPH0610517B2
JPH0610517B2 JP62197945A JP19794587A JPH0610517B2 JP H0610517 B2 JPH0610517 B2 JP H0610517B2 JP 62197945 A JP62197945 A JP 62197945A JP 19794587 A JP19794587 A JP 19794587A JP H0610517 B2 JPH0610517 B2 JP H0610517B2
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明宏 玉田
敏之 安井
良孝 笹岡
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、あらかじめ工場で防食被膜の形成された鋼
管などの埋設配管施工に際して、現地で溶接接合された
継手部の防食皮膜、特に直接鋼管を土中に推進させる埋
設工法にも耐える防食皮膜の被覆方法に関する。
〔従来の技術〕
ガスや水、燃料などを輸送したり、ケーブルを通したり
するために、パイプラインが敷設されるが、その際の土
中埋設配管工事は、一般に、開削工法が用いられてい
る。開削工法では、パイプの敷設箇所に溝を掘り、パイ
プを設置して溶接して接いで行き、後から溝を埋める方
法を採る。しかしながら、地盤条件や交通量等の環境条
件により、溝を掘ることが困難な場合があり、最近で
は、溝を掘らずに、土中にパイプを直接推進させる工法
がしばしば実施されている。直接推進工法では、500m
程度の距離にわたり、溝を掘らずに、土中に先づガイド
孔を作り、その後に、敷設するパイプの先端に拡孔ビッ
トを取付け、孔径を拡大しながら、直接パイプを土中に
推し進める。この時パイプ一本分の長さ(9〜12m)進
む毎にパイプは溶接接続され、段々に長くなって敷設さ
れて行く。
土中に埋設されるパイプは、防食のため、樹脂やアスフ
ァルトで塗膜されているが、特に直接推進工法では、推
進時に土砂の抵抗を受けるので、この摩擦に耐えるた
め、あらかじめ工場でポリエチレンなどの樹脂が厚く塗
覆装されている(以下この膜を工場塗装皮膜と称す)。
しかしながら、溶接部については、現地塗覆をせざるを
得ず、溶接後に、この継手部にはテープを巻いたり、或
は熱収縮性チューブを被せたりしている。
第3図は熱収縮性チューブを用いて防食している例の断
面図である。11は鋼管で、12は溶接部である。13が工場
塗装皮膜で、管端では階段状に切られており、熱収縮性
チューブのおさまりが良いようになっている。この階段
の一段目にその端部を載せて、第一層目の熱収縮性チュ
ーブ14を被せ、その上に第二層目の熱収縮性チューブ15
を被せる。パイプは第3図の右から左へ推し進められる
が、第二層は進行方向の階段の一段目途中から、進行方
向反対側の工場塗装皮膜13の表面にまで被せる。最外層
となる第三層目の熱収縮性チューブ16は、進行方向の階
段の二段目から反対側の階段の手前まで覆う。
開削工法では、熱収縮性チューブより、むしろ取扱いの
容易な、加熱を必要としないテープがよく用いられる
が、直接推進工法では、進行時の土砂の抵抗によりテー
プがはがれるため、鋼管との付着力が大き熱収縮性チュ
ーブが用いられる。
熱収縮性チューブでは、上記したような重ね合わせ方を
することによって防食皮膜表面を出来るだけ平坦にして
いる。又、これに加えて、熱収縮性チューブでは、その
内側に接着性の樹脂やゴム歴青質糸の糊を附しており、
施工時に加熱すると、チューブが収縮すると共に、糊が
溶融して下地に接着し、土砂による摩擦に対処してい
る。(例えば、佐伯、「配管と装置」10月、1985,P.3) 従来、このような熱収縮性チューブが、埋設配管継手部
の防食被覆として用いられていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、溶接継手部を熱収縮性チューブで被覆す
る際に継手部には、溶接の盛肉があり、その外周面は、
平坦でなく、チューブはこれを吸引して了うほど厚くは
ない。又、チューブの重ね合せによって厚くなる箇所が
出来たり、工場塗装皮膜との間に段差が出来たりする。
このように、熱収縮性チューブ皮膜では、表層の平坦度
に限界があり、直性推進工法では、パイプの進行時に、
土中の砂礫との摩擦により皮膜がまくれる現象の見られ
ることがあった。わづかなまくれが一たん生じると、こ
の部分は益々抵抗が増加し、防食皮膜の欠陥にまで発展
することがある。欠陥が生じた場合、埋設後の完工検査
時の塗膜の電気絶縁抵抗測定によって欠陥が発見される
が、欠陥を補修することは、非常に困難である。鋼管の
腐食の進行を防止するために、電気防食などの対策を新
らたにとる必要が生じたりして、皮膜のまくれが与える
損害は極めて大きいものであった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、砂礫との摩擦を減らし、まくれの現象が起
きない被覆を得ることを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
この発明にかかわる方法は管外周に継手部を除いて防食
被膜を形成した鋼管を順次溶接して埋設する配管施工に
おいて前記継手部の外周に熱収縮性チューブを被覆せし
めてなる皮膜を形成し、次いで前記防食被膜と熱収縮性
チューブからなる被膜との境界部分を含む表面にプラス
チックの粉末溶射により密着性のよいプラスチック被覆
を形成することにより継手部の熱収縮性チューブからな
る被膜のまくれ等を防止し耐久性のよい埋設配管継手部
の防食被覆方法を可能ならしめるものである。
継手部を溶接した後、この外周に先ず熱収縮性チューブ
を被せ、これを加熱することによってチューブを収縮さ
せ、継手部に密着させる。このチューブは、一層でもよ
いが、二層以上重ねると、気密・水密性は確保され、砂
礫などによる損傷がなければ、これで防食の役目を充分
に果す。又熱収縮性チューブとしては、架橋ポリエチレ
ン樹脂のものが市販されており、1.5〜2.5mmの厚さで、
収縮率50%のものが、一般的で、高収縮率では75%のも
のまで容易に入手できる。
この発明では砂礫などとの摩擦によるまくれを防ぐた
め、上記の熱収縮性チューブの上に、更に樹脂を溶射す
る。溶射では、溶射層の厚さをコントロールすることは
極めて容易であり、熱収縮性チューブの凸状部には薄
く、凹状部には厚く溶射することによって、平滑な外面
をもった溶射樹脂層が形成される。特に、皮膜端部へ向
って、厚さを徐々に減ずることによって、溶射樹脂層を
工場塗装皮膜の上にかぶせて平坦に被覆することが出来
るので、工場塗装皮膜との間に段差が生じることもな
い。
溶射樹脂としては、ポリエチレン樹脂、エポキシ樹脂、
ポリブデン樹脂他種々のものが使用可能であり、熱収縮
チューブ、及び工場塗装皮膜の種類に応じて選択すれば
よい。例えば、現在では、これらにポリエチレン樹脂が
多用されているので、これらとの安定した密着性を考慮
すると、ポリエチレン樹脂やその系統、例えばエチレン
−酢酸ビニール共重合体などの樹脂がよい。
以下に、具体例を以って被覆方法と得られた皮膜のまく
れに対する強さについて述べる。
〔発明の実施例〕
工場において6mmの厚さにポリエチレン樹脂を被覆した
400Aの鋼管を、溶接接合し、この継手部に防食被覆を施
した。被覆の方法を第1図を用いて説明する。
第1図は継手部の一部を示す断面図である。
第1図(a)は溶接後で、これから防食被覆を施す所であ
る。1が鋼管で、2が溶接部である。3が工場塗装皮膜
(ポリエチレン樹脂膜)で、継手部では階段状に切られ
ている。この継手部に第一層目の熱収縮性チューブ4の
両端を階段の一段目に載せて被せ、トーチにて加熱し、
収縮させた。更に二層目の熱収縮性チューブ5の両端を
二段目に載せて、同様に加熱して収縮させた。用いた熱
収縮性チューブは延伸架橋ポリエチレン、厚さ2.0mm、
収縮率50%のものであった。被覆後の収縮はおゝよそ30
%であった。
第1図(b)は二層目の熱収縮性チューブ15の被覆までな
された状況を示すが、この段階で、最外層面は必ずしも
平坦ではなかった。この二層目の熱収縮性チューブ5の
上に、第1図(c)に示すように、ポリエチレン樹脂6を
溶射した。溶射では、皮膜の厚さのコントロールが容易
であり、工場塗装皮膜3の上にかぶせて、平坦になるよ
うに、溶射することが出来た。溶射にはプラスチック用
溶射ガンを用い、ポリエチレン粉末を毎分250g(空気圧
1.5kg/cm2.下)の量で溶射した。
このようにして得られた被覆は、溶射層の厚さが自由に
コントロール出来たので、熱収縮性チューブの凹凸を充
分に吸収し、その外層面は極めて平坦なものであった。
又、最外層の溶射皮膜6が、下地の熱収縮性チューブ5
及び工場塗装皮膜3と強力に密着していると、まくれに
対する強度が高まる。この密着性を調べた結果を第1表
に示す。
試験は、被覆材と下地とを引き剥す(ピールオフ)のに
必要な力を測定したものである。
第3図に示す従来の方法では、最外層の熱収縮性チュー
ブ16の工場塗装皮膜13との密着強度は8.0〜18.0kg/cm2
であるのに対して、この発明による溶射皮膜6では25.0
〜30.0kg/cm2とほゞ2倍の安定した強度が得られてお
り、これも又まくれや剥離に対する強度を高めている。
更に、上記の実施例で得られた被膜のまくれに対する強
さを、土中摺動試験で調べた。比較のために、前記した
従来の方法による熱収縮性チューブを3層に被せた被覆
についても測定した。
土中摺動試験は、土砂の中を試験材を摺動させ、土砂と
の摩擦によって試験材に起る変化を調べるものであり、
この時の土砂の圧力を調整出来るようになっている。実
工事の場合の土砂圧が0.1〜0.3kg/cm2なので、試験で
はそれより厳しい条件の0.5kg/cm2を撰んだ。試験の結
果を第2表に示す。
従来法による被覆では、最外層チューブがまくれてしま
ったが、この発明による被覆では、まくれの兆候すら見
られず、極めて耐久性の強いものであることが確認され
た。
本実施例では第1図に示すように熱収縮性チューブから
なる被膜の全面にプラスチック被覆を形成したが第2図
に示すように防食被膜と熱収縮性チューブからなる被膜
との境界部周辺だけにプラスチック被覆を形成しても同
様の結果を得ることが来る。
〔発明の効果〕 以上述べて来たように、この発明によれば、継手部の防
食被覆方法として、熱収縮性チューブの上に、樹脂を溶
射するので、表層面の平坦な皮膜が得られると同時に、
皮覆膜と下地との密着力も大きくなり、特に直接推進工
法においても、被覆がまくれて欠陥を生ずることもなく
なった。この事により、電気防食工事の追加を避けるこ
とが出来、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を説明するための一実施例の防食被覆
部断面図。第2図はこの発明を説明するための別の実施
例の防食被覆部断面図。第3図は従来の技術を説明する
ための防食被覆部断面図である。 1……鋼管、2……溶接部、3……工場塗装皮膜、4…
…第一層目の熱収縮性チューブ、5……第二層目の熱収
縮性チューブ、6……溶射皮膜、11……鋼管、12……溶
接部、13……工場塗装皮膜、14……第一層目の熱収縮性
チューブ、15……第二層目の熱収縮性チューブ、16……
第三層目の熱収縮性チューブ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−40788(JP,A) 特開 昭61−21494(JP,A) 特開 昭57−195993(JP,A) 特開 昭53−77324(JP,A) 特開 昭50−35713(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管外周に継手部を除いて防食被膜を形成し
    た鋼管を順次溶接して埋設配管する直接推進工法での継
    手部の防食被覆法において、前記継手部の外周に熱収縮
    チューブを被覆し収縮せしめ、次いで前記防食被膜と熱
    収縮性チューブからなる被膜との境界部分を含む表面に
    プラスチックの粉末溶射により平滑な外面を持ったプラ
    スチックの防食被覆を形成したことを特徴とする埋設配
    管継手部の防食被覆方法。
JP62197945A 1987-08-07 1987-08-07 埋設配管継手部の防食被覆方法 Expired - Lifetime JPH0610517B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57195993A (en) * 1981-05-29 1982-12-01 Tokyo Gas Kk Corrosion-proof method for joint section of steel pipe
JPS6121494A (ja) * 1984-07-06 1986-01-30 松下冷機株式会社 銅−アルミ管接合部の防食方法

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