JPH06105482B2 - 磁気記録信号再生装置 - Google Patents
磁気記録信号再生装置Info
- Publication number
- JPH06105482B2 JPH06105482B2 JP58215223A JP21522383A JPH06105482B2 JP H06105482 B2 JPH06105482 B2 JP H06105482B2 JP 58215223 A JP58215223 A JP 58215223A JP 21522383 A JP21522383 A JP 21522383A JP H06105482 B2 JPH06105482 B2 JP H06105482B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- high frequency
- magnetic recording
- signal
- frequency circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/33—Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、磁気記録媒体からの記録信号に基く信号磁
界による強磁性体の特性変化を利用して記録信号を再生
する磁気記録信号再生装置に関する。
界による強磁性体の特性変化を利用して記録信号を再生
する磁気記録信号再生装置に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 磁気記録再生方式は現在、VTRや各種ディスクメモリ,
テープメモリ等に広く利用されているが、情報量の増
大,装置の小型化等から記録密度のより一層の向上が要
求されるようになっている。しかしながら、従来の装置
では再生にリング形ヘッドに代表される磁束感応型ヘッ
ドを用いているため、記録密度を上げるべくトラック幅
を狭くすると再生レベルが減少し、S/Nの良好な再生が
困難となる。
テープメモリ等に広く利用されているが、情報量の増
大,装置の小型化等から記録密度のより一層の向上が要
求されるようになっている。しかしながら、従来の装置
では再生にリング形ヘッドに代表される磁束感応型ヘッ
ドを用いているため、記録密度を上げるべくトラック幅
を狭くすると再生レベルが減少し、S/Nの良好な再生が
困難となる。
そこで、発明者らはより高感度の再生方式として、磁気
記録媒体からの記録信号に基く磁界(信号磁界)による
磁性体の高周波特性の変化を利用して磁気記録信号を再
生する方式を提案している。すなわち、磁気記録媒体表
面に対向してパーマロイ等の磁界変化に対し透磁率や高
周波損失が変化する磁性体のチップを高周波共振回路の
一要素として用い、この高周波共振回路に高周波エネル
ギーを注入する。この場合、信号磁界により磁性体の特
性が変化すると、高周波共振回路の共振周波数やQが変
化するので、この共振回路の出力に現われる高周波電圧
もそれに応じて変化する。従ってこの高周波電圧の変化
を検波回路等によって検出することにより、信号再生出
力を得ることができる。
記録媒体からの記録信号に基く磁界(信号磁界)による
磁性体の高周波特性の変化を利用して磁気記録信号を再
生する方式を提案している。すなわち、磁気記録媒体表
面に対向してパーマロイ等の磁界変化に対し透磁率や高
周波損失が変化する磁性体のチップを高周波共振回路の
一要素として用い、この高周波共振回路に高周波エネル
ギーを注入する。この場合、信号磁界により磁性体の特
性が変化すると、高周波共振回路の共振周波数やQが変
化するので、この共振回路の出力に現われる高周波電圧
もそれに応じて変化する。従ってこの高周波電圧の変化
を検波回路等によって検出することにより、信号再生出
力を得ることができる。
この方式は再生出力レベルが高周波発振器等から共振回
路に注入される高周波エネルギーのみに依存し、従来の
磁束感応型ヘッドのようにトラック幅には依存しないこ
とから、原理的に20μm以下というような極めて狭いト
ランク幅でも高レベル,高S/Nの再生出力を得ることが
可能である。
路に注入される高周波エネルギーのみに依存し、従来の
磁束感応型ヘッドのようにトラック幅には依存しないこ
とから、原理的に20μm以下というような極めて狭いト
ランク幅でも高レベル,高S/Nの再生出力を得ることが
可能である。
ところが、この再生方式は一般的に磁気記録媒体からの
信号磁界は高周波成分ほど媒体の表面近傍に集中的に存
在することから周波数特性の点でやや難点があり、その
改善が望まれていた。すなわち、記録周波数が高くなる
と磁気記録媒体上での記録波長が短くなるが、それに伴
い信号磁界の強さは媒体面からの距離の増加により指数
関数的に減少する。従って高周波信号の再生を感度よく
行なうためには、前記磁性体の寸法、特に磁気記録媒体
の厚み方向における寸法を5μm以下に短くする必要が
あるが、磁性体をこのような微細形状に加工することは
技術的に困難であるばかりでなく、その摩耗による寿命
の低下という問題が生じ、また再生上有害な磁性体の反
磁界が増加するという問題がある。
信号磁界は高周波成分ほど媒体の表面近傍に集中的に存
在することから周波数特性の点でやや難点があり、その
改善が望まれていた。すなわち、記録周波数が高くなる
と磁気記録媒体上での記録波長が短くなるが、それに伴
い信号磁界の強さは媒体面からの距離の増加により指数
関数的に減少する。従って高周波信号の再生を感度よく
行なうためには、前記磁性体の寸法、特に磁気記録媒体
の厚み方向における寸法を5μm以下に短くする必要が
あるが、磁性体をこのような微細形状に加工することは
技術的に困難であるばかりでなく、その摩耗による寿命
の低下という問題が生じ、また再生上有害な磁性体の反
磁界が増加するという問題がある。
[発明の目的] この発明の目的は、磁気記録媒体からの信号磁界による
磁性体の高周波特性の変化を利用して磁気記録信号を再
生するに当り、信号磁界を高い周波数成分に基く磁界も
含めて感度よく検出し超高密度の磁気記録信号を良好な
周波数特性で再生することを可能とする磁気記録信号再
生装置を提供することにある。
磁性体の高周波特性の変化を利用して磁気記録信号を再
生するに当り、信号磁界を高い周波数成分に基く磁界も
含めて感度よく検出し超高密度の磁気記録信号を良好な
周波数特性で再生することを可能とする磁気記録信号再
生装置を提供することにある。
[発明の概要] この発明は、磁気記録媒体からの信号磁界に基づく強磁
性体の高周波における磁気共鳴に基づくテンソル透磁率
の変化を利用して磁気記録媒体に記録されている信号を
再生する装置であって、磁気記録媒体からの信号磁界が
作用するように該磁気記録媒体に端部を対向させて設け
られた強磁性体と、この強磁性体を前記磁気記録媒体に
対向する側の端部を除いて取り囲むように設けられ、高
周波エネルギーが注入されるコイル状の1次側高周波回
路と、この1次側高周波回路に対し直交して設けられ、
前記信号磁界に基づく前記強磁性体の高周波における磁
気共鳴に基づくテンソル透磁率の変化により該1次側高
周波回路と結合するコイル状の2次側高周波回路と、こ
の2次側高周波回路の高周波出力の変化を検出して前記
磁気記録媒体に記録されている信号を再生する再生手段
とを有することを特徴とする。
性体の高周波における磁気共鳴に基づくテンソル透磁率
の変化を利用して磁気記録媒体に記録されている信号を
再生する装置であって、磁気記録媒体からの信号磁界が
作用するように該磁気記録媒体に端部を対向させて設け
られた強磁性体と、この強磁性体を前記磁気記録媒体に
対向する側の端部を除いて取り囲むように設けられ、高
周波エネルギーが注入されるコイル状の1次側高周波回
路と、この1次側高周波回路に対し直交して設けられ、
前記信号磁界に基づく前記強磁性体の高周波における磁
気共鳴に基づくテンソル透磁率の変化により該1次側高
周波回路と結合するコイル状の2次側高周波回路と、こ
の2次側高周波回路の高周波出力の変化を検出して前記
磁気記録媒体に記録されている信号を再生する再生手段
とを有することを特徴とする。
[発明の効果] この発明によれば、1次側高周波回路と2次側高周波回
路が直交しているため、1次側高周波回路から2次側高
周波回路への結合は、信号磁界に基づく強磁性体の高周
波における磁気共鳴に基づくテンソル透磁率の変化によ
り、強磁性体に信号磁界が加わった時のみ起こり、それ
によって高周波出力に重畳された形で再生信号が得られ
る。そして、強磁性体に信号磁界が加わらないときは、
1次側高周波回路に注入された高周波エネルギーは2次
側高周波回路へ伝達されず、高周波エネルギー源からの
ノイズが再生信号に混入することもない。従って、磁性
体に高周波電流を直接注入する構成や、1次側高周波回
路と2次側高周波回路が常時結合している構成に比較し
て、再生信号のS/Nを高くとることができる。
路が直交しているため、1次側高周波回路から2次側高
周波回路への結合は、信号磁界に基づく強磁性体の高周
波における磁気共鳴に基づくテンソル透磁率の変化によ
り、強磁性体に信号磁界が加わった時のみ起こり、それ
によって高周波出力に重畳された形で再生信号が得られ
る。そして、強磁性体に信号磁界が加わらないときは、
1次側高周波回路に注入された高周波エネルギーは2次
側高周波回路へ伝達されず、高周波エネルギー源からの
ノイズが再生信号に混入することもない。従って、磁性
体に高周波電流を直接注入する構成や、1次側高周波回
路と2次側高周波回路が常時結合している構成に比較し
て、再生信号のS/Nを高くとることができる。
しかも、この発明ではコイル状の1次側高周波回路が強
磁性体を磁気記録媒体に対向する側の端部を除いて取り
囲むように設けられていることにより、この強磁性体の
磁気共鳴が生じる領域が磁気記録媒体に対向する側の端
部、すなわち高い周波数成分の信号磁界が集中する媒体
の表面近傍の制限されているため、記録周波数の高い信
号でも感度よく再生することができ、周波数特性が大き
く改善される。
磁性体を磁気記録媒体に対向する側の端部を除いて取り
囲むように設けられていることにより、この強磁性体の
磁気共鳴が生じる領域が磁気記録媒体に対向する側の端
部、すなわち高い周波数成分の信号磁界が集中する媒体
の表面近傍の制限されているため、記録周波数の高い信
号でも感度よく再生することができ、周波数特性が大き
く改善される。
[発明の実施例] この発明の一実施例を具体的に説明する前に、まず強磁
性体の高周波における磁性共鳴に基くテンソル透磁率の
変化を利用して磁気記録信号を再生する原理について説
明する。
性体の高周波における磁性共鳴に基くテンソル透磁率の
変化を利用して磁気記録信号を再生する原理について説
明する。
今、第1図に示すように1次側および2次側の2つのル
ープコイルL1,L2を直交する2軸にそれぞれのループ面
が直交するように配置して、その中心に強磁性体Mを置
く。この状態で両ループコイルL1,L2に平行な方向、つ
まりX,Yに直交するZ方向の外部磁界Hを強磁性体Mに
加えるとともに、この外部磁界Hによって定まる磁気共
鳴周波数と同じ周波数のマイクロ波を1次側ループコイ
ルL1に注入して高周波磁界を発生させると、強磁性体M
の磁気モーメントはX,Y軸のまわりに才差運動を生じ
る。この結果、強磁性体Mのテンソル透磁率が大きくな
って、1次側ループコイルL1から2次側ループコイルL2
への結合が起り、注入されたマイクロ波はL1からL2へと
伝達される。すなわち、磁界Hの強弱によってループコ
イルL1,L2間の結合度が変化することになる。
ープコイルL1,L2を直交する2軸にそれぞれのループ面
が直交するように配置して、その中心に強磁性体Mを置
く。この状態で両ループコイルL1,L2に平行な方向、つ
まりX,Yに直交するZ方向の外部磁界Hを強磁性体Mに
加えるとともに、この外部磁界Hによって定まる磁気共
鳴周波数と同じ周波数のマイクロ波を1次側ループコイ
ルL1に注入して高周波磁界を発生させると、強磁性体M
の磁気モーメントはX,Y軸のまわりに才差運動を生じ
る。この結果、強磁性体Mのテンソル透磁率が大きくな
って、1次側ループコイルL1から2次側ループコイルL2
への結合が起り、注入されたマイクロ波はL1からL2へと
伝達される。すなわち、磁界Hの強弱によってループコ
イルL1,L2間の結合度が変化することになる。
ここで、強磁性体Mとして例えばパーマロイフィルムや
YIG等を用いて再生ヘッドを構成し、磁気記録媒体面に
この再生ヘッドを当接して再生を行なう。この場合、磁
気記録媒体からの信号磁界Hと2次側ループコイルL2の
出力電圧V2との関係は第2図のようになる。すなわち加
えられたマイクロ波に対する磁気共鳴はHRで起り、この
ときテンソル透磁率によるL1,L2の結合が生じるので、
図のごとくΔV2なる振幅の出力を得ることができる。こ
れはテンソル透磁率を利用しない場合の再生出力電圧V1
の振幅ΔV1に比べて十分大きい。信号磁界Hが磁気共鳴
磁界HRから離れてくると、出力電圧V2はループコイルL
1,L2が直交関係にあることから極めて小さい値となり、
信号磁界Hが磁気共鳴磁界HRに近づくにつれてV2は大き
くなる。換言すれば、直交しているループコイルL1,L2
間の結合は、信号磁界Hが加わった時にのみ強磁性体M
のテンソル透磁率の変化によって起こり、このとき1次
側のコイルL1に注入されたマイクロ波(高周波エネルギ
ー)が2次側のコイルL2に伝達され、再生出力電圧V1が
得られることになる。このようにして信号磁界Hを高感
度に検出してS/Nの良好な再生を行なうことができる。
そして、この場合磁性体Mの磁気記共鳴が生ずる領域を
磁気記録媒体面に対向する側の端部に制限すれば、信号
磁界Hが媒体表面近傍に集中する高周波の信号について
も感度よく再生することができる。
YIG等を用いて再生ヘッドを構成し、磁気記録媒体面に
この再生ヘッドを当接して再生を行なう。この場合、磁
気記録媒体からの信号磁界Hと2次側ループコイルL2の
出力電圧V2との関係は第2図のようになる。すなわち加
えられたマイクロ波に対する磁気共鳴はHRで起り、この
ときテンソル透磁率によるL1,L2の結合が生じるので、
図のごとくΔV2なる振幅の出力を得ることができる。こ
れはテンソル透磁率を利用しない場合の再生出力電圧V1
の振幅ΔV1に比べて十分大きい。信号磁界Hが磁気共鳴
磁界HRから離れてくると、出力電圧V2はループコイルL
1,L2が直交関係にあることから極めて小さい値となり、
信号磁界Hが磁気共鳴磁界HRに近づくにつれてV2は大き
くなる。換言すれば、直交しているループコイルL1,L2
間の結合は、信号磁界Hが加わった時にのみ強磁性体M
のテンソル透磁率の変化によって起こり、このとき1次
側のコイルL1に注入されたマイクロ波(高周波エネルギ
ー)が2次側のコイルL2に伝達され、再生出力電圧V1が
得られることになる。このようにして信号磁界Hを高感
度に検出してS/Nの良好な再生を行なうことができる。
そして、この場合磁性体Mの磁気記共鳴が生ずる領域を
磁気記録媒体面に対向する側の端部に制限すれば、信号
磁界Hが媒体表面近傍に集中する高周波の信号について
も感度よく再生することができる。
第3図はこの発明の一実施例を示すものである。図にお
いて、磁気記録媒体1はベース層2の上にバリウム・フ
ェライトやコバルト・クロム等の記録磁性膜3を形成し
たもので、この磁気記録媒体1の上に再生ヘッド4が配
置されている。再生ヘッド4は、この例では強磁性体5
と1次側高周波回路6および2次側高周波回路7を主体
として構成されている。
いて、磁気記録媒体1はベース層2の上にバリウム・フ
ェライトやコバルト・クロム等の記録磁性膜3を形成し
たもので、この磁気記録媒体1の上に再生ヘッド4が配
置されている。再生ヘッド4は、この例では強磁性体5
と1次側高周波回路6および2次側高周波回路7を主体
として構成されている。
1次側高周波回路6は数ターンのコイルからなり、高周
波発振器8から高周波エネルギーが注入される。2次側
高周波回路7はこの例では比較的厚い銅のような高周波
的に磁気シールド効果のある導体によりU字型の1ター
ンコイルとして形成されたもので、この2次側高周波回
路7を構成するコイルは、1次側高周波回路6を構成す
るコイルとその軸心を直交させて設けられ、かつ両コイ
ルは静電シールド部材9によって静電的には非結合とな
っている。2次側高周波回路7にはピーク検波回路等か
らなる検出回路10が接続され、この検出回路10から再生
出力が取出されるようになっている。そして、強磁性体
5はこの2次側高周波回路7を構成するコイルの内側に
配置されている。強磁性体5は例えば400Å程度の膜厚
のパーマロイフィルムからなり、2次側高周波回路7を
構成するU字型コイルのギャップGの中心部に位置する
よう図示しない支持体上に被着されている。
波発振器8から高周波エネルギーが注入される。2次側
高周波回路7はこの例では比較的厚い銅のような高周波
的に磁気シールド効果のある導体によりU字型の1ター
ンコイルとして形成されたもので、この2次側高周波回
路7を構成するコイルは、1次側高周波回路6を構成す
るコイルとその軸心を直交させて設けられ、かつ両コイ
ルは静電シールド部材9によって静電的には非結合とな
っている。2次側高周波回路7にはピーク検波回路等か
らなる検出回路10が接続され、この検出回路10から再生
出力が取出されるようになっている。そして、強磁性体
5はこの2次側高周波回路7を構成するコイルの内側に
配置されている。強磁性体5は例えば400Å程度の膜厚
のパーマロイフィルムからなり、2次側高周波回路7を
構成するU字型コイルのギャップGの中心部に位置する
よう図示しない支持体上に被着されている。
このように再生ヘッド4を構成すると、強磁性体5は高
周波発振器8からの高周波エネルギーが供給された1次
側高周波回路6から発生される高周波磁界に対し2次側
高周波回路7により大部分シールドされ、その先端部つ
まり磁気記録媒体1に対向する側の端部のみ上記高周波
磁界が作用して磁気共鳴を起こす。従って磁気記録媒体
1からの記録信号に基く信号磁界は、その表面近傍、つ
まり強磁性体5の先端部にのみ作用するような高周波成
分の信号磁界でも強磁性体5により十分に検出され、検
出回路9から十分なレベルの再生出力として取出される
ことになる。
周波発振器8からの高周波エネルギーが供給された1次
側高周波回路6から発生される高周波磁界に対し2次側
高周波回路7により大部分シールドされ、その先端部つ
まり磁気記録媒体1に対向する側の端部のみ上記高周波
磁界が作用して磁気共鳴を起こす。従って磁気記録媒体
1からの記録信号に基く信号磁界は、その表面近傍、つ
まり強磁性体5の先端部にのみ作用するような高周波成
分の信号磁界でも強磁性体5により十分に検出され、検
出回路9から十分なレベルの再生出力として取出される
ことになる。
すなわち、強磁性体5を図のように配置すると、1次側
高周波回路6から発生する高周波磁界による磁束は、強
磁性体5に対しては先端部から微小距離d以内の領域に
のみ選択的に作用するので、強磁性体5の磁気記録媒体
1の厚み方向における寸法をdにしたものと等価とな
り、高い周波数の記録信号に対する再生感度が向上する
訳である。この場合、磁気記録媒体1の走行による強磁
性体5の摩耗が生じても、強磁性体5の磁気記録媒体1
の厚み方向における実際の寸法は十分に長くてよいの
で、寿命の問題は解消する。また、同じ理由により反磁
界の影響の問題も解決される。このように1次側高周波
回路6の発生磁界による磁束が強磁性体5に作用する領
域の深さ、いわゆる等価デプスdは2次側高周波回路7
を構成するコイルのギャップGの大きさに比例して増加
する。これはギャップGが小さいほどシールド効果が増
すためである。
高周波回路6から発生する高周波磁界による磁束は、強
磁性体5に対しては先端部から微小距離d以内の領域に
のみ選択的に作用するので、強磁性体5の磁気記録媒体
1の厚み方向における寸法をdにしたものと等価とな
り、高い周波数の記録信号に対する再生感度が向上する
訳である。この場合、磁気記録媒体1の走行による強磁
性体5の摩耗が生じても、強磁性体5の磁気記録媒体1
の厚み方向における実際の寸法は十分に長くてよいの
で、寿命の問題は解消する。また、同じ理由により反磁
界の影響の問題も解決される。このように1次側高周波
回路6の発生磁界による磁束が強磁性体5に作用する領
域の深さ、いわゆる等価デプスdは2次側高周波回路7
を構成するコイルのギャップGの大きさに比例して増加
する。これはギャップGが小さいほどシールド効果が増
すためである。
なお、第3図(b)に示すように1次側高周波回路6を
構成するコイルの軸心と、2次側高周波回路7を構成す
るコイル内の強磁性体5のフィルム面とのなす角度θは
45°前後が好ましい。この理由は、例えばθ=90°の場
合には1次側高周波回路6から発生する高周波磁界によ
る磁束は強磁性体5のフィルム面に直角に作用するた
め、強磁性体5に反磁界により有効に作用しにくく、ま
たθ=0°の場合は1次側高周波回路6から発生する高
周波磁界による磁束の方向と強磁性体5のフィルム面の
方向とが一致するため、磁束は作用しやすくなる反面、
磁束が2次側高周波回路7を構成するコイルのギャップ
Gと平行であることからコイル内の深部まで入り込み、
このコイルのシールド効果が損われるからである。この
点、θ=45°前後に選べば等価的にギャップGが1/cos
θだけ広くなって、1次側高周波回路6の発生磁界によ
る磁束が適度に2次側高周波回路7内に入り込み、強磁
性体5の先端部に有効に作用するようになる。また、こ
のことはギャップGを一定に保ちながらθを変えること
で等価的にギャップGを変えることができるということ
であり、これによって2次側高周波回路7内へ磁束が侵
入する深さが変化するため、再生周波数特性を変化させ
ることができる。
構成するコイルの軸心と、2次側高周波回路7を構成す
るコイル内の強磁性体5のフィルム面とのなす角度θは
45°前後が好ましい。この理由は、例えばθ=90°の場
合には1次側高周波回路6から発生する高周波磁界によ
る磁束は強磁性体5のフィルム面に直角に作用するた
め、強磁性体5に反磁界により有効に作用しにくく、ま
たθ=0°の場合は1次側高周波回路6から発生する高
周波磁界による磁束の方向と強磁性体5のフィルム面の
方向とが一致するため、磁束は作用しやすくなる反面、
磁束が2次側高周波回路7を構成するコイルのギャップ
Gと平行であることからコイル内の深部まで入り込み、
このコイルのシールド効果が損われるからである。この
点、θ=45°前後に選べば等価的にギャップGが1/cos
θだけ広くなって、1次側高周波回路6の発生磁界によ
る磁束が適度に2次側高周波回路7内に入り込み、強磁
性体5の先端部に有効に作用するようになる。また、こ
のことはギャップGを一定に保ちながらθを変えること
で等価的にギャップGを変えることができるということ
であり、これによって2次側高周波回路7内へ磁束が侵
入する深さが変化するため、再生周波数特性を変化させ
ることができる。
強磁性体5の上端部、つまり磁気記録媒体1に対向する
側と反対側の端部は図示のように2次側高周波回路7を
構成するコイルの上端より1次側高周波回路6の発生磁
界による磁束が作用しない程度の位置まで引込んでいる
か、またはこの位置より上の部分が銅メッキ等の手段に
より高周波磁界に対してシールドされていることが望ま
しい。このようにすれば強磁性体5を垂直磁気記録用ヘ
ッドにおける主磁極として兼用することができる。
側と反対側の端部は図示のように2次側高周波回路7を
構成するコイルの上端より1次側高周波回路6の発生磁
界による磁束が作用しない程度の位置まで引込んでいる
か、またはこの位置より上の部分が銅メッキ等の手段に
より高周波磁界に対してシールドされていることが望ま
しい。このようにすれば強磁性体5を垂直磁気記録用ヘ
ッドにおける主磁極として兼用することができる。
次にこの発明の他の実施例をいくつか説明する。第5図
に示す実施例は、1次側高周波回路6を構成するコイル
を磁気記録媒体1の裏面側に配置したもので、その軸心
と強磁性体5のフィルム面とのなす角度θは前記実施例
の場合と同様に設定されており、前記実施例と全く同様
な効果が得られる。
に示す実施例は、1次側高周波回路6を構成するコイル
を磁気記録媒体1の裏面側に配置したもので、その軸心
と強磁性体5のフィルム面とのなす角度θは前記実施例
の場合と同様に設定されており、前記実施例と全く同様
な効果が得られる。
以上の第3図および第5図の実施例では、いずれも強磁
性体5を1次側高周波回路6の発生磁界に対しシールド
する手段として2次側高周波回路7を利用したが、2次
側高周波回路7とは別個にシールド部材を設けてよく、
その実施例を第6図,第7図に示す。第6図および第7
図では、1次側高周波回路6は省略されている。第6図
の実施例は2次側高周波回路7を構成するコイルの内側
に、筒状の銅かならるシールド部材11を配置したもので
ある。第7図の実施例はパーマロイ等の高透磁率材料か
らなる筒状の低周波磁気シールド部材12の表面に高周波
磁気シールド部材としての銅フィルム13を被着したもの
で、磁気記録媒体1からの信号磁界のうちギャップGよ
り外側に存在する磁界による磁束が強磁性体5に作用し
ないようにして、信号磁界が微弱な高密度磁気記録信号
の再生をより容易にしたものである。
性体5を1次側高周波回路6の発生磁界に対しシールド
する手段として2次側高周波回路7を利用したが、2次
側高周波回路7とは別個にシールド部材を設けてよく、
その実施例を第6図,第7図に示す。第6図および第7
図では、1次側高周波回路6は省略されている。第6図
の実施例は2次側高周波回路7を構成するコイルの内側
に、筒状の銅かならるシールド部材11を配置したもので
ある。第7図の実施例はパーマロイ等の高透磁率材料か
らなる筒状の低周波磁気シールド部材12の表面に高周波
磁気シールド部材としての銅フィルム13を被着したもの
で、磁気記録媒体1からの信号磁界のうちギャップGよ
り外側に存在する磁界による磁束が強磁性体5に作用し
ないようにして、信号磁界が微弱な高密度磁気記録信号
の再生をより容易にしたものである。
第8図の実施例は強磁性体5のフィルム面のうち磁気記
録媒体1上の記録トラックに対向する部分、つまりトラ
ック幅Wに相当する部分以外をすべて高周波磁気シール
ド部材14にによりシールドを施すことにより、記録トラ
ックに対向する部分にのみ1次側高周波回路6からの高
周波磁界が加わるようにしたものである。この実施例に
よれば、高密度記録のためのトラック幅Wが極めて狭く
なり反磁界の影響が大きく問題となるような場合でも、
その反磁界の影響を最小に押えることができる。
録媒体1上の記録トラックに対向する部分、つまりトラ
ック幅Wに相当する部分以外をすべて高周波磁気シール
ド部材14にによりシールドを施すことにより、記録トラ
ックに対向する部分にのみ1次側高周波回路6からの高
周波磁界が加わるようにしたものである。この実施例に
よれば、高密度記録のためのトラック幅Wが極めて狭く
なり反磁界の影響が大きく問題となるような場合でも、
その反磁界の影響を最小に押えることができる。
以上説明したように、この発明によれば強磁性体を高周
波磁界に対してシールドする等の手段により強磁性体の
磁気記録媒体に対向する側の端部にのみ磁気共鳴を生じ
させることで、信号磁界が磁気記録媒体表面近傍に集中
するような高い周波数の記録信号についても十分な感度
で再生を行なうことが可能となり、再生周波数特性を大
きく改善することができる。
波磁界に対してシールドする等の手段により強磁性体の
磁気記録媒体に対向する側の端部にのみ磁気共鳴を生じ
させることで、信号磁界が磁気記録媒体表面近傍に集中
するような高い周波数の記録信号についても十分な感度
で再生を行なうことが可能となり、再生周波数特性を大
きく改善することができる。
第1図はこの発明に係わるテンソル透磁率の変化を利用
した磁気記録信号の再生方式の原理を示す図、第2図は
その再生特性を示す図、第3図(a)(b)はこの発明
の一実施例に係わる磁気記録信号再生装置の構成を示す
縦断面図および横断面図、第4図は同実施例における2
次側高周波回路のコイルのギャップと強磁性体の等価デ
プスとの関係を示す図、第5図〜第8図はこの発明の他
の実施例を示すもので、第5図(a)(b)は縦断面図
および横断面図、第6図および第7図は縦断面図、第8
図は斜視図である。 1…磁気記録媒体、4…再生ヘッド、5…強磁性体、6
…1次側高周波回路、7…2次側高周波回路、8…高周
波発振器、9…静電シールド部材、10…検出回路、11,1
3,14…高周波磁気シールド部材、12…低周波磁気シール
ド部材。
した磁気記録信号の再生方式の原理を示す図、第2図は
その再生特性を示す図、第3図(a)(b)はこの発明
の一実施例に係わる磁気記録信号再生装置の構成を示す
縦断面図および横断面図、第4図は同実施例における2
次側高周波回路のコイルのギャップと強磁性体の等価デ
プスとの関係を示す図、第5図〜第8図はこの発明の他
の実施例を示すもので、第5図(a)(b)は縦断面図
および横断面図、第6図および第7図は縦断面図、第8
図は斜視図である。 1…磁気記録媒体、4…再生ヘッド、5…強磁性体、6
…1次側高周波回路、7…2次側高周波回路、8…高周
波発振器、9…静電シールド部材、10…検出回路、11,1
3,14…高周波磁気シールド部材、12…低周波磁気シール
ド部材。
Claims (1)
- 【請求項1】磁気記録媒体からの信号磁界が作用するよ
うに該磁気記録媒体に端部を対向させて設けられた強磁
性体と、 この強磁性体を前記磁気記録媒体に対向する側の端部を
除いて取り囲むように設けられ、高周波エネルギーが注
入されるコイル状の1次側高周波回路と、 この1次側高周波回路に対し直交して設けられ、前記信
号磁界に基づく前記強磁性体の高周波における磁気共鳴
に基づくテンソル透磁率の変化により該1次側高周波回
路と結合するコイル状の2次側高周波回路と、 この2次側高周波回路の高周波出力の変化を検出して前
記磁気記録媒体に記録されている信号を再生する再生手
段とを有することを特徴とする磁気記録信号再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58215223A JPH06105482B2 (ja) | 1983-11-16 | 1983-11-16 | 磁気記録信号再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58215223A JPH06105482B2 (ja) | 1983-11-16 | 1983-11-16 | 磁気記録信号再生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60107702A JPS60107702A (ja) | 1985-06-13 |
| JPH06105482B2 true JPH06105482B2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=16668738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58215223A Expired - Lifetime JPH06105482B2 (ja) | 1983-11-16 | 1983-11-16 | 磁気記録信号再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06105482B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58166510A (ja) * | 1982-03-29 | 1983-10-01 | Toshiba Corp | 磁気再生装置 |
| JPS58175107A (ja) * | 1982-04-05 | 1983-10-14 | Toshiba Corp | 磁気記録再生装置 |
-
1983
- 1983-11-16 JP JP58215223A patent/JPH06105482B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60107702A (ja) | 1985-06-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0105531B1 (en) | Magnetic reproducing system | |
| US4881143A (en) | Compensated magneto-resistive read head | |
| JPH0323962B2 (ja) | ||
| US4677512A (en) | Magnetic reproducing apparatus | |
| US4593332A (en) | Magnetic reproduction system utilizing magnetic body as capacitor | |
| US4635152A (en) | Magnetic resonance-type playback apparatus including a magnetic material having magnetic anisotropy | |
| JPH0370843B2 (ja) | ||
| JPH06105482B2 (ja) | 磁気記録信号再生装置 | |
| US4680657A (en) | Method and apparatus for reproducing magnetically recorded signals with a D.C. biasing magnetic field produced by a D.C. biasing coil | |
| US4803582A (en) | Perpendicular magnetization type magnetic head having a magnetic pole part which forms a closed magnetic path | |
| CA1203899A (en) | Magnetic recording and reproducing apparatus | |
| JPS6028006A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
| JPS5992413A (ja) | 磁気再生方式 | |
| JPS6028005A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
| JPS6028007A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
| JPS5848203A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
| JPS593706A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
| JPH07230608A (ja) | 磁気ヘッド | |
| JPS60138705A (ja) | 磁気記録信号再生装置 | |
| JPS592204A (ja) | 磁気再生装置 | |
| JPS60151804A (ja) | 磁気記録信号再生方式 | |
| JPS60129907A (ja) | 磁気再生装置 | |
| JPS60138703A (ja) | 磁気再生装置 | |
| JPH0344361B2 (ja) | ||
| JPS60129906A (ja) | 磁気再生装置 |