JPH06106521A - 粉粒体の同時供給装置と、粉粒体の供給吸引除去装置、及び、粉粒体の同時供給装置、並びに粉粒体の供給吸引除去装置を用いた模様入り成形体の製造方法 - Google Patents

粉粒体の同時供給装置と、粉粒体の供給吸引除去装置、及び、粉粒体の同時供給装置、並びに粉粒体の供給吸引除去装置を用いた模様入り成形体の製造方法

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JPH06106521A
JPH06106521A JP4260492A JP26049292A JPH06106521A JP H06106521 A JPH06106521 A JP H06106521A JP 4260492 A JP4260492 A JP 4260492A JP 26049292 A JP26049292 A JP 26049292A JP H06106521 A JPH06106521 A JP H06106521A
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宏之 内田
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光洋 大貫
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリート成形体その他各種の成形体の表
面の一部又は全面に表われる模様を所定の厚さの模様層
で表現する。 【構成】 成形体を成形するための粉粒体を供給する供
給装置に、二種以上の粉粒体を同時に供給可能な供給ヘ
ッド10を1つ以上の仕切部材12を挟んで設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粉粒体の同時供給装
置と、粉粒体の同時供給吸引除去装置、並びに、粉粒体
の同時供給装置や粉粒体の同時供給吸引除去装置を用い
た模様入りコンクリート成形体、模様入り人造石成形
体、模様入りセラミックス成形体の燒結用素地、模様入
りセラミックス成形体、圧塗り塗装成形体、プラスチッ
ク成形体、成形食品など、模様入り成形体の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば舗装ブロックの表面の一部に横断
歩道、一時停止等の交通標識の模様を表現したり、表面
全面に模様を表現する場合、従来はペイント等の塗料で
画くか、象嵌によるしか方法がなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、舗装ブロック
の表面の一部や全面に画かれた模様は、その上を歩く人
の履物の底や、その上を走る自動車などの車輪で擦ら
れ、短期間のうちに磨滅してしまうため頻繁に画き直す
ことが必要で、それに非常に手数を要する。又、象嵌に
よる方法は製造に手数を要し、コストが非常に嵩む。そ
こで本発明は、粉粒体の同時供給装置又は、粉粒体同時
供給吸引除去装置を用い、前述した各種成形体の表面の
一部又は全面に表れる模様を、所定の厚さの模様層で表
現することを目的に開発したのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の粉粒体の同時
供給装置は、1つ以上の仕切部材を挟んで2種以上の粉
粒体を同時に供給可能な供給ヘッドを有することを特徴
とする。請求項2の粉粒体の同時供給吸引除去装置は、
1つ以上の仕切部材を挟んで2種以上の粉粒体を同時に
供給可能な供給口と、粉粒体を吸引除去する少なくとも
1つの吸引口を合わせ持つ供給・吸引ヘッドを有するこ
とを特徴とする。請求項3の粉粒体の同時供給吸引除去
装置は、仕切部材を挟んで粉粒体の供給口と、吸引口と
が対になった供給・吸引ヘッドを有することを特徴とす
る。請求項4の模様入り成形体の製造方法は、請求項1
に記載の粉粒体の同時供給装置、又は請求項2に記載の
粉粒体の同時供給吸引除去装置を用い、基準面に仕切部
材を押し当てるか、所定の間隔を保ちながら2種以上の
粉粒体を基準面上に同時に供給して模様を表わし、その
まま、もしくは裏打ち層をかさね一体として固化させる
ことを特徴とする。請求項5の模様入り成形体の製造方
法は、請求項2又は3に記載の粉粒体の同時供給吸引除
去装置を用い、基準面上に層着した粉粒体層に供給・吸
引ヘッドを挿入し、吸引口を進行方向の前方に、供給口
を後方にして、該吸引口で層着した粉粒体層の粉粒体の
一部を吸引除去して凹部を形成し、該凹部に後方の供給
口より層着した粉粒体と異なる粉粒体を供給して模様を
表わし、そのまま、もしくは裏打ち層をかさね一体とし
て固化させることを特徴とする。
【0005】
【実施例】図1〜8は、本発明による請求項1の粉粒体
の同時供給装置の例で、図1は粉粒体を同時供給してい
る様子を示している。本発明の請求項1による多種粉粒
体の同時供給装置は、図示の例に限定されず、その他様
々な組み合わせによる構成が可能であるが、説明の便宜
上、図示の例について説明すると、図1の粉粒体同時供
給装置は、図2に示すように、仕切部材12を挟んで2
種の粉粒体を同時に供給する2つの供給口11,11を
備えた供給ヘッド10を有し、この供給ヘッドは断面が
三角形で、仕切部材12は三角形を二等分する態様で設
けてあり、各供給口11は手動のゲートないしシャッタ
13で開閉できる。供給ヘッド10の上に、2種の粉粒
体を仕切って入れる手で操作可能な大きさのホッパー状
の槽14が連結してあり、この槽14から供給ヘッド1
0の各供給口11,11に粉粒体を補給する。尚、三角
形の供給ヘッドと槽との間は180度向きが変えられる
よう回動可能な仕組みになっている。この供給ヘッドと
槽を手で持ち、供給ヘッドの下端を、模様を表現すべき
シートなどの基準面に当接するか、上に少し離し、模様
に応じて動かしながら例えば色が異なる二種の粉粒体を
基準面上に供給したり、一方の供給口11をゲート13
で閉じ、他方の供給口から粉粒体を基準面上に供給し、
模様を表現する。
【0006】図3の粉粒体の同時供給装置は、仕切部材
12を挟んで3種以上の粉粒体を同時に供給する図4の
供給ヘッド10を有し、供給ヘッドは断面が長方形で、
2つの仕切部材が長方形を三等分する態様で設けてあ
り、各供給口11はゲート13で開閉できる。供給ヘッ
ド10の上に3種の粉粒体を仕切って入れる小型のホッ
パー状の槽14が連結してある。この供給ヘッドと槽の
ユニットはテーブル30を跨ぐ門形フレーム31の上に
設けられ、門形フレーム沿いの往復動と回転が可能にな
っており、門形フレームの一端の位置で大型の粉粒体貯
蔵槽32より槽14へ粉粒体が補給される。このように
門形フレーム沿いに供給ヘッドと槽を移動させたり、回
転させたりすると共に、テーブル30を移動させ、必要
に応じ3つの供給口11をゲートで選択的に開閉し、供
給ヘッドの下端をテーブル上に敷いたシートなどの基準
面に当接するか、上に少し離し、三種類の粉粒体を基準
面上に供給して模様を自在に表現する。尚、テーブル
や、供給ヘッドと槽のユニット、及びゲートの駆動装置
等は、説明の便宜上、省略してある。図5は門形フレー
ム31に、供給ヘッドと槽のユニットを2台、往復移
動、及び回転可能に設けた実施例で、より多種類の粉粒
体で模様を表現することができる。
【0007】供給ヘッド10の仕切部材や供給口等は変
形可能としてもよく、図6の場合は、3つの片からなる
仕切部材12の中央の片が移動して左右の供給口を一部
連ね、これにより両供給口の2種の材料が混ざり合った
線が表現でき、仕切部材の中央の片を元に戻すと、二色
の線を表現出来るようにしてある。又、図7の場合は、
回動可能な4つの片が一直線状に連なって仕切部材を構
成して居り、この4つの片が互い違いに、例えばジグザ
グ状に向きを変えることにより仕切られていた2種の材
料が混ざり合って基準面上に供給され、仕切部材を元に
戻すと、綺麗な二色の線を表現出来るようにしてある。
図8の場合は、供給ヘッドの巾が図8A,図8Bのよう
にスライドして変えられるようになっている。尚、説明
の便宜上、変形可能な仕切部材や供給口等の駆動装置や
駆動方法などは省略してある。これら図6〜8に限らず
その他の様々な変形可能又は可動式の仕切部材や供給口
等を用いることにより、連続的に綺麗な線から色が混ざ
り合った線に移行させたり、細い線から太い線に連続的
に移行させたり出来、様々な複雑且つ高度な模様の表現
が可能となる。
【0008】図9は、請求項2の粉粒体の同時供給吸引
除去装置の例で、本発明の請求項2による粉粒体の同時
供給吸引除去装置は、図示の例に限定されず、その他様
々な組み合わせによる構成が可能であるが、説明の便宜
上、図示の例について説明すると、図9の粉粒体の同時
供給吸引除去装置は、仕切部材12を挟んで2種の粉粒
体を同時に供給する供給口11と、吸引除去する吸引口
21がセットになった図10の供給・吸引ヘッド20を
有し、供給口は中央の断面が矩形のものと、その三辺を
囲む凹字形断面のものとからなり、吸引口21は中央の
矩形のものの残りの一辺と背中合わせに設けられてい
る。そして、ヘッド20には各供給口11,11と吸引
口21を開閉する手動のゲート13が組み込んであり、
その上に、各供給口に供給する2種の粉粒体を入れた手
で操作可能な大きさのホッパー状の槽14がある。尚、
吸引口21と吸引装置22、例えば真空ポンプの間は管
23でつながれている。
【0009】図11の粉粒体の同時供給吸引除去装置
は、仕切部材を挟んで2種の粉粒体を同時に供給する供
給口11,11と、吸引除去する吸引口21がセットに
なった図12の供給・吸引ヘッド20を有し、供給口は
円を仕切部材12が二等分した二つの半円形で、吸引口
21は各供給口内に仕切部材を挟んで2つあり、ヘッド
の中には各供給口を開閉するゲートが組み込まれてお
り、その上に2種の粉粒体を入れて各供給口11,11
に供給する小型のホッパー状の槽14があり、この槽に
もゲートが付いていて、更に、供給・吸引ヘッド20及
び槽14は図3と同様にテーブルを跨ぐ門形フレーム3
1の上に設けられ、門形フレーム上でフレーム沿いに移
動と、回転が可能になっており、槽14は供給・吸引ヘ
ッド20から切り離して門形フレーム上から脱着可能
で、走行可能な門形フレームが一方の端の位置まで来る
と、別の小型のホッパー状の槽14´と交換出来る仕組
みになっている。基準テーブルの両サイドにあるレール
上を門形フレーム31が走行し、門形フレーム上を供給
・吸引ヘッド20が連動して移動、回転することにより
模様を画く仕組みになっている。尚、吸引口21と、門
形フレーム31から離れたところに設けられた吸引装置
22の間は管23でつながれている。門形フレーム31
や、ホッパー状の槽14や、供給・吸引ヘッド20、更
にはゲート13の駆動装置等は、説明の便宜上、省略し
てある。
【0010】図13の粉粒体の同時供給吸引装置は、仕
切部材12を挟んで粉粒体を供給する供給口と、粉粒体
を吸引除去する吸引口が背中合わせになった図14の供
給・吸引ヘッド20を有し、供給口11は断面が長方形
で、吸引口21は仕切部材と背中合わせに供給口と同じ
長方形をしていて、ヘッド20の中には供給口11と、
吸引口21を開閉する手動のゲート13が組み込まれて
おり、その上に、1種の粉粒体が入る手で操作可能な大
きさのホッパー状の槽14がある。尚、吸引口21と吸
引装置22の間は管23でつながれている。
【0011】図15の粉粒体の同時供給吸引除去装置
は、仕切部材12を挟んで粉粒体を供給する供給口11
と、粉粒体を吸引除去する吸引口21がセットになった
図16の供給・吸引ヘッド20を有し、供給口11は断
面が円形、吸引口21は三角形であり、供給口と吸引口
との仕切部材12はコの字形で円筒形の供給口11に抱
きつく役目をしており、更にその外側に上下にスライド
する船形の袴状の枠が付いていて、袴状枠を下げると、
一時的に、供給口11と吸引口21と合わせたものが拡
張するようになっており、供給口と吸引口には夫々電動
のゲート13が付いていて、更に、供給・吸引ヘッド上
の槽は電動のXYテーブル33上の所定の位置に設けら
れ、供給口11を軸にして供給口のまわりを吸引口21
が回転移動が可能になっており、吸引口21とXYテー
ブル33の脇に設けられた吸引装置22の間は管23で
つながれ、吸引された材料は吸引装置の下に配置された
粉粒体槽32に入り、粉粒体槽32と着色材料槽34よ
り夫々の材料はスクリューラインミキサー35の中に入
り、着色された材料が供給口11へと送られ、電動のX
Yテーブル33と連動した供給・吸引ヘッド20で、供
給と吸引をほゞ同時に行うことにより、模様を画く仕組
みになっている。尚、XYテーブル33や吸引口、更に
は、ゲートの駆動装置等は、説明の便宜上、省略してい
る。
【0012】供給ヘッド10、及び供給・吸引ヘッド2
0は以上説明したものに限定されず、例えば図17の様
に4種類の粉粒体が供給できる4つの供給口11を有す
る供給ヘッドや、その各供給口に吸引口21がある供給
・吸引ヘッド等、様々な形状や組み合わせのものも用い
ることができ、又、供給口の形を変えることと、供給量
を制御することにより、供給する粉粒体の厚さを任意に
かえることができる。
【0013】又、供給ヘッドや、供給・吸引ヘッドは、
金属、セラミックス、プラスチック等の材料製のものを
用いることができ、供給口にはノズル状のものや、図1
8に示すシュート状のもの等、吸引口にはノズル状のも
のやスリット状のもの等を用い、ゲートには手動、電
動、空圧作動、油圧作動等のものが用い得る。供給ヘッ
ド10や、供給・吸引ヘッド20は表現する模様に応じ
て選択すれば良い。そして、粉粒体槽から供給ヘッド
や、供給・吸引ヘッドへの材料の供給は、直接でも良い
が、管の中を自然落下させるか、エアー又はスクリュー
状の送り装置等を用いて行っても良い。又、図1、図
9、図13に示す手持ち式のものは、図19の様に多関
接ロボット等の様々な位置決め装置やロボットと組み合
わせることができる。更に、一例として挙げた図5のよ
うに供給ヘッドや供給・吸引ヘッドあるいは装置を複数
備えた多ヘッド型や複合型の装置としてもよい。いずれ
の装置にも、必要に応じ、振動装置、静電除去装置、各
種の補助具等を付けるとよい。
【0014】請求項4の方法により、請求項1の粉粒体
の同時供給装置を用いて図20の成形体を製造するに
は、図1の装置を用い、基準面上の表現する三角形の頂
点に対応する位置に図2の供給口が三角形の供給ヘッド
を置き、図21のように表現する三角形の部分には供給
口11Aの部分より青色材料を供給し、供給口11Bの
部分より三角形の外周部に白色材料Wを供給しながら、
供給ヘッドを移動し、三角形の一辺の一端から中央部ま
でを表現してゆき、次いで、ゲートで供給口を閉じて表
現する同一辺の反対側の頂点に対応する位置に供給ヘッ
ドを置き、三角形の供給ヘッドを180度回動し、今度
は反対に供給口11Aより白色材料Wを供給し、供給口
11Bより青色材料Bを供給しながら、ゲートを開いて
供給ヘッドを移動し、三角形の一辺の他端から中央部ま
でを表現してゆき、こうして両端が尖った一辺を完成さ
せ、これを3回程繰り返して三角形の各辺を完成させ
る。全部の辺が終了したら、供給口11Bからの供給を
止めて供給口11Aのみで三角形の内部に青色材料Bを
供給し、それが完了したら、次いで、供給口11Aから
の供給を止めて供給口11Bのみで三角形の外部に白色
材料Wを供給したのち、必要に応じ裏打ち材料を重ねた
上、各材料を一体に固める。図1に粉粒体を同時供給し
ている様子を示した様に、仕切り板の跡は供給ヘッドが
進むにつれ各材料が崩落して綺麗に埋める。この場合、
図22に示したような、端止めピースを三角形の頂点の
位置に配置し、材料供給開始時に、端止めピースに供給
ヘッドを当てた後、図23のように供給と移動を開始し
てゆき、各頂点の表現が終了し、頂点周辺の材料の供給
が完了した時点で、端止めピースを取り除くと頂点を綺
麗に仕上げることが出来て好ましい。尚、端止めピース
の形状は例示のものの他模様に応じ様々な形状のものを
用いることができる。端止めピースを水や油、溶剤等に
溶解する溶解性にしておけば取り除く必要が無くなる。
又、端止めピースは置いておくだけで良いが、仮止めし
ても良く、仮止めは磁気によるか、接着によるのが簡単
で良い。同じ成形体を成形する場合でも、これらの例に
限らず、どの供給ヘッドを用い、どの様に表現するかは
任意であり、他の様々な方法をとることが可能である。
例えば、図21,23では供給口が直角三角形の供給ヘ
ッドによって両端が尖った三角形の各辺を表現するた
め、各辺の一端から中央部を表現し、次いで供給ヘッド
を180度回動して他端から中央部を表現したが、図2
4に示すように供給ヘッドが全体として菱形断面で、内
部が一つの対角方向に仕切られ、仕切を共通の底辺とす
る二つの三角形の供給口11A,11Bを有するものを
使用して青と白の材料を基準面上に供給して三角形の各
辺を表現すると、図25に示すように各辺の両端は同様
に尖るので、供給ヘッドを槽に対して180度回動する
ことなく、一筆で各辺を表現することができ、能率的で
ある。
【0015】請求項4の方法により、請求項1の粉粒体
同時供給装置を用いて図26の成形体を製造するには、
図3の装置を用い、予め始点、終点、交点に図27のH
形の端止めチップを配置しておき、図4の供給ヘッドを
用い、基準面上の表現する一筆書きの始点に対応する位
置に配置した端止めピースに合わせて供給ヘッドを置
き、図28のように供給口11Aより赤色材料Rを供給
し、供給口11B,B´から白色材料Wを供給しながら
終点の端止めピースの位置まで表現してゆく。途中、先
の一筆の交点の位置まできたら、供給ヘッドを端止めピ
ースの上端高さまで引き上げ、予め配置したH型の端止
めピースの平行壁の内側に、供給口11Aより赤色材料
Rを供給し、供給口11B,B´からの白色材料Wの供
給を止めて表現し、交点を過ぎたら引き上げていた供給
ヘッドを下げ、ゲートで閉じていた供給口11B,B´
からの白色材料Wの供給を再開しループを画いてゆく。
先に書いた部分と交わったら、H型の端止めピースの平
行壁の外側で供給口11A及び11B,B´からの供給
を止め、供給ヘッドを端止めピースの上端の高さまで引
き上げ、H型の端止めピースを越えたところから引き上
げていた供給ヘッドを下げ、供給口11A及び11B,
B´からの供給を再開して書いて行けばよい。そして、
模様の表現が終ったら、必要に応じ裏打ち材料を重ねた
後、各材料を一体に固める。仕切り板の跡は供給ヘッド
が進むにつれ各材料が崩落して綺麗に埋める。取り除い
た端止めピースの跡も各材料が崩落して綺麗に埋める。
同じ成形体を成形する場合でも、この例に限らず、どの
供給ヘッドを用い、どの様に表現するかは任意であり、
他の様々方法をとることが可能である。
【0016】請求項4の方法により、請求項1の粉粒体
の同時供給装置を用いて図29の成形体を製造するに
は、図1の装置を用い、基準面上の表現する模様の交点
に対応する位置に図2の供給口が三角形の供給ヘッドを
置き、書いて行くが、先ず山と海と空との交点から、空
の空色材料Sと海の青色材料Bを同時供給して空と海の
境を書き、空の空色材料Sと山の茶色材料Brを同時供
給して空と山の境を書き、海の青色材料Bと山の茶色材
料Brを同時供給して海と山の境を書く。この場合材料
の切り替えは、三角形の供給ヘッドを180度回動した
り、中の材料を入れ替えたり、或いは複数の装置に複数
の材料を用意して置く。そして、山と海と空との交点の
場合と同様に、山と雪と空との交点から、空の空色材料
Sと雪の白色材料Wを同時供給して空と雪の境を書き、
空の空色材料Sと山の茶色材料Brを同時供給して空と
山の境を書き、雪の白色材料Wと山の茶色材料Brを同
時供給して雪と山の境を書く。全部の境が終了したら、
供給材料を替えて供給口11A,11Bいずれかより、
空の部分に空色材料S、雪の部分に白色材料W、山の部
分に茶色材料Br、海の部分に青色材料Bを夫々供給
し、全てが完了したら、必要に応じ裏打ち材料を重ねた
上、各材料を一体に固める。仕切り板の跡は供給ヘッド
が進むにつれ各材料が崩落して綺麗に埋める。この場
合、前述の図22や図27、図30〜32に示したよう
な、各種の端止めピースを山と海と空との交点や、山と
雪と空との交点に配置し、材料供給開始時に、端止めピ
ースに供給ヘッドを当てた後、供給と移動を開始してゆ
き、各交点の表現が終了し、交点周辺の材料の供給が完
了した時点で、端止めピースを取り除くと交点を綺麗に
仕上げることができて好ましい。尚、端止めピースを溶
解性にしておけば取り除く必要は無くなる。又、端止め
ピースは置いておくだけで良いが、仮止めしても良く、
仮止めは磁気によるか、接着によるのが簡単でよい。同
じ成形体を成形する場合でも、これらの例に限らず、ど
の供給ヘッドを用い、どの様に表現するかは任意であ
り、他の様々な方法をとることが可能である。
【0017】請求項4の方法により、請求項2の粉粒体
の同時供給吸引除去装置を用いて図20の成形体を製造
するには、図11の装置を用い、基準面上の表現する三
角形の一辺に対応する位置に図12の断面が円形の供給
・吸引ヘッドを置き、図33〜35のように表現する三
角形の部分には供給口11Aの部分より青色材料Bを供
給し、供給口11Bの部分より三角形の外周部に白色材
料Wを供給しながら、供給・吸引ヘッドを三角形の輪郭
に沿い時計回りに移動させ(三角形の頂点を表現する場
合は)、供給・吸引ヘッドの供給口側の仕切り板の端部
Xが三角形の頂点の位置にきたら、供給口11Bからの
供給は続け、供給口11Aからの材料の供給のみを一時
止め、次いで吸引口21Aより吸引しながら仕切り板の
端部Xを中心にして供給・吸引ヘッドを回転させ、仕切
り板の反対側の端部Yが、三角形の一辺上に来たら吸引
口21Aからの吸引を止め、供給口11Aからの供給を
再開する。そして、供給・吸引ヘッドが進むにつれ仕切
り板の跡は各材料が崩落して綺麗に埋める。このように
して三角形の各辺を表現してゆき、全部の辺が終了した
ら、供給口11Bからの供給を止めて供給口11Aのみ
で三角形の内部に青色材料Bを供給し、それが完了した
ら、次いで、供給口11Aからの供給を止めて供給口1
1Bのみで三角形の外部に白色材料Wを供給したのち、
必要に応じ裏打ち材料を重ねた上、各材料を一体に固め
る。同じ成形体を成形する場合でも、この例に限らず、
どの供給ヘッドを用い、どの様に表現するかは任意であ
り、他の様々な方法をとることが可能である。
【0018】請求項4の方法により、請求項2の粉粒体
の同時供給吸引除去装置を用いて図24の成形体を製造
するには、図9の装置を用い、基準面上の表現する一筆
書きの始点に対応する位置に図10の供給・吸引ヘッド
を置き、供給口11Aより赤色材料Rを供給し、供給口
11Bより白色材料を供給しながら終点の位置まで表現
してゆく。途中、先に書いた部分と交わったら、供給口
11Bからの白色材料Wの供給を止め、吸引口21から
吸引しながら供給口11Aより赤色材料Rを供給して交
点を書き、交点を過ぎたら止めていた供給口11Bから
の白色材料Wの供給を再開する。そして、供給・吸引ヘ
ッドが進むにつれ仕切り板の跡は各材料が崩落して綺麗
に埋める。模様の表現が終ったら、必要に応じ裏打ち材
料を重ねた後、各材料を一体に固める。同じ成形体を成
形する場合でも、この例に限らず、どの供給ヘッドを用
い、どの様に表現するかは任意であり、他の様々な方法
をとることが可能である。
【0019】請求項4の方法により、請求項2の粉粒体
の同時供給吸引除去装置を用いて図29の成形体を製造
するには、図11の装置を用い、基準面上の表現する模
様の交点に対応する位置に図12の供給口の断面が円形
の供給ヘッドを置き、書いて行くが、先ず山と海との交
点から、空の空色材料Sと海の青色材料Bを同時供給し
て空と海の境を書き、空の空色材料Sと山の茶色材料B
rを同時供給して空と山の境を書き、海の青色材料Bと
山の茶色材料Brを同時供給して海と山の堺を書く。こ
の場合材料の切り替えは、槽の交換で対応してゆき、そ
して、山と海と空との交点の場合と同様に、山と雪と空
との交点から、空の空色材料Sと雪の白色材料Wを同時
供給して空と雪の境を書き、空の空色材料Sと山の茶色
材料Brを同時供給して空と山の境を書き、雪の白色材
料Wと山の茶色材料を同時供給して雪と山の境を書く。
全部の境が終了したら、供給材料を替えて、供給口11
A,11Bいずれかより、空の部分に空色材料S、雪の
部分に白色材料W、山の部分に茶色材料Br、海の部分
に青色材料Bを夫々供給し、全てが完了したら、必要に
応じ裏打ち材料を重ねた上、各材料を一体に固める。仕
切り板の跡は供給ヘッドが進むにつれ各材料が崩落して
綺麗に埋める。この場合、前述の各種の端止めピースを
山と海と空との交点や山と雪と空との交点に配置し、材
料供給開始時に、端止めピースに供給ヘッドを当てた
後、供給と移動を開始してゆき、各交点の表現が終了し
交点周辺の材料の供給が完了した時点で、端止めピース
を取り除くと交点を綺麗に仕上げることができて好まし
い。尚、端止めピースを溶解性にしておけば取り除く必
要は無くなる。又、端止めピースは置いて置くだけでよ
いが、仮止めしても良く、仮止めは磁気によるか、接着
によるのが簡単で良い。同じ成形体を成形する場合で
も、これらの例に限らず、どの供給ヘッドを用い、どの
様に表現するかは任意であり、他の様々な方法をとるこ
とが可能である。
【0020】請求項5の方法により、図20の成形体を
製造するには、図15の装置を用い、基準面上に白色材
料Wを層着し、層着した材料の表現する三角形の頂点に
対応する位置に図16の供給口の袴状の枠を下げた供給
・吸引ヘッドを挿入し、吸引口21より層着した白色材
料Wを吸引し、吸引した直後に供給口11より青色材料
Bを供給して頂点を完成し、袴状の枠を上げた後、白色
材料Wを吸引し、青色材料Bを供給しながら三角形の一
辺の中央部までを表現してゆき、これを6回程繰り返し
て三角形の各辺を完成させる。供給・吸引ヘッドが進む
につれヘッドの跡は各材料が崩落して綺麗に埋める。模
様の表現が終ったら、必要に応じ裏打ち材料を重ねた
後、各材料を一体に固める。この場合、請求項2の粉粒
体の同時供給吸引除去装置を用いることも出来、図12
の供給・吸引ヘッドの例等では吸引口を新たに設け、新
設した吸引口が上下にスライド出来るものを用いると請
求項4、請求項5いずれの場合にも対応できる。同じ成
形体を成形する場合でも、この例に限らず、どの供給ヘ
ッドを用い、どの様に表現するかは任意であり、他の様
々な方法をとることが可能である。
【0021】請求項5の方法により、図26の成形体を
製造するには、図13の装置を用い、基準面上に白色材
料Wを層着し、層着した材料の表現する一筆書きの始点
に対応する位置に図14の供給口11が方形の供給・吸
引ヘッドを挿入し、図36の様に吸引口21より層着し
た白色材料Wを吸引し、吸引した直後に供給口より赤色
材料Rを供給しながら終点の位置まで表現してゆく。こ
の場合先に書いた赤色材料Rも吸引しながら模様を表現
してゆくので交点も綺麗に書くことができる。供給・吸
引ヘッドが進むにつれヘッドの跡は各材料が崩落して綺
麗に埋める。そして、模様の表現が終ったら、必要に応
じ裏打ち材料を重ねた後、各材料を一体に固める。又、
この場合、請求項2の粉粒体の同時供給吸引除去装置を
用いることも出来、図10の供給・吸引ヘッド等を用い
ると良い。同じ成形体を成形する場合でも、この例に限
らず、どの供給・吸引ヘッドを用い、どの様に表現する
かは任意であり、他の様々な方法をとることが可能であ
る。
【0022】請求項5の方法により、請求項3の粉粒体
の同時供給吸引除去装置を用いて図29の成形体を製造
するには、図15の装置を用い、基準面上の任意の位置
に図16の供給口と吸引口が対になった供給・吸引ヘッ
ドを置き、書いて行くが、雪を表現する白色材料Wを層
着してあった場合、先ず、空を表現する部分では白色材
料Wを吸引し移動するとほゞ同時に空色材料Sを供給し
て空を書き、同様に山を表現する部分では白色材料Wを
吸引し茶色材料Brを供給して山を書き、海を表現する
部分では白色材料Wを吸引し青色材料Bを供給して海を
書く。尚、交点では袴状の枠を下ろして吸引除去した
後、供給すると綺麗に仕上がるので、好ましく、全てが
完了したら、必要に応じ裏打ち材料を重ねた上、各材料
を一体に固める。仕切り板の跡は供給・吸引ヘッドが進
むにつれ各材料が崩落して綺麗に埋める。この場合、基
準面上に層着した白色材料をベース材料として用い、空
の空色、山の茶色、海の青色を表現する着色材料とし
て、顔料、着色剤等を加えた上で模様材料として再供給
しても良い。更に、連続的にカラー調合しているので、
染色と同様に、空色等の淡色から濃色へと作業を進める
と良い。又、この例の場合、請求項2の粉粒体の同時供
給吸引除去装置を用いることもでき、図12の供給・吸
引ヘッドの例等では、吸引口を新たに設け、新設した吸
引口が上下にスライドできるものを用いると請求項4、
請求項5いずれの場合にも対応できる。同じ成形体を成
形する場合でも、この例に限らず、どの供給・吸引ヘッ
ドを用い、どの様に表現するかは任意であり、他の様々
な方法をとることが可能である。
【0023】請求項5の方法により、成形体を製造する
場合、前述の様に、基準面上に層着した材料をベース材
料として用い、吸引除去したベース材料に着色材料とし
て、顔料、着色剤、金属などの各種鉱物質、岩石やセラ
ミックスなどの様々な粉や粒を加えた上で模様材料とし
て再供給すると、微妙な色の違いを連続的に表現できる
上、更に、供給装置本体に用意する材料が着色材料だけ
で済むため、好ましい。
【0024】いずれの場合においても、どの粉粒体の同
時供給装置や、粉粒体の同時供給吸引除去装置を用い、
どのように表現するかは、任意であり、各種装置と様々
な表現方法の組み合わせにより、上述の例に限らず、種
々なことができる。いずれの場合においても、材料の供
給開始と供給終了の時点において、供給量や、吸引量を
コントロールすることによって綺麗に模様を表現でき
る。更に、始点、終点、仮終点、交点等において、前述
した端止めピース等の補助具を用いると良く、模様を綺
麗に表現出来、端止めピースは、図示の例に限らず、様
々な形のものを用いることが出来、端止めピースを溶解
性にしておけば取り除く必要はなく、又、端止めピース
は置いておくだけで良いが、仮止めしても良く、仮止め
は磁気や接着以外の方法を用いても良く、端止めピース
の高さは、模様の層厚に応じて決めれば良い。加える
に、基準面の材料として、ゴム、スポンジ、紙、不織布
等で若干の嵩高性や弾性を有するものを用いると、供給
ヘッドや供給・吸引ヘッドの仕切部材を押し当てた際
に、基準面と供給ヘッドや供給・吸引ヘッドとの間で、
遊びを取ることが可能となり、ヘッドの高さ方向の位置
決めが楽になり、更には、仕切り部材により、よりしっ
かりと区劃されるので、シャープな線が画ける。同様
に、供給ヘッドや供給・吸引ヘッドをスプリングやゴム
等の弾性体を用いて、押し当てても、仕切り部材の当た
り面に糸や紐状等の弾性材料を取り付ける等しても良
い。
【0025】本発明の方法で成形体を製造するには、基
準面上に層着するドライな模様材料には絶乾から水、
油、潤滑結合剤、溶剤、硬化剤、可塑剤の1種以上を含
んでいても水、油、潤滑結合剤、溶剤、硬化剤、可塑剤
のいずれかで練り混ぜられて居らず、容易にほぐして基
準面上に供給できるドライなものを使用する。裏打ち材
料にはドライなものを使用しても、ウェットな水、油、
潤滑結合剤、溶剤、硬化剤、可塑剤の1種以上で練り混
ぜられたものを使用してもよいし、又、他の材料、例え
ば、金属、木、セメント、ガラス、陶磁器などのボード
類あるいは紙、不織布、編織布、プラスチックスなどの
シート類等を用いることができる。尚、裏打ち材料にボ
ード類あるいはシート類等を用いた場合は、ボード類又
はシート類等が基準面となる。更に、各種の既存の成形
物を基準面として模様材料を層着し、一体にしても良
い。成形体を製造するための上述した各種の材料は製造
すべき成形体に応じて異なる材質又は色、艶、肌合い等
異なる仕上がりのものを使用する。
【0026】コンクリート成形体を製造するためのドラ
イな模様用材料とは、セメント粉、又はレジンの単体、
或いはそれらの混合体、更にはそれらに顔料や細骨材を
加えた混合物を主成分とするものである。又、裏打ち材
料は、セメント粉、又はレジンの単体、或いはそれらの
混合体、更にはそれらに細骨材を加えた混合物を主成分
とし、必要に応じ顔料や、粗骨材と各種繊維のどちらか
一方又は双方を含む混合物で、模様用材料と同じくドラ
イなものであってもよいし、水などで練り混ぜられた生
コンクリートのようなウェットのものであってもよい。
尚、模様用材料、裏打ち材料のどちらにも必要に応じ木
片を骨材又は細骨材として用いたり、みかげ石や大理石
の砕石や砕粉、鉱滓、光を反射する細粒、シラスバルー
ン等の無機質中空体、陶磁器の砕粒や砕粉、ニューセラ
ミックスの粒や粉、金属その他の鉱物質の粉や粒その他
の物質を混合したり、凝結硬化促進剤、防水剤、膨張剤
その他の混和剤を混合することもある。又、前述の各種
繊維とは、金属繊維、炭素繊維、合成繊維、グラスファ
イバー等である。そして、型枠内などで各材料を一体に
固めるには、型枠等に全部の材料を入れてからそのまま
か或いは水などを必要量加えるが、ウェットな裏打ち材
料を併用するときは、裏打ち材料から滲出する水分を考
慮して加水量を少なくする。又、他の裏打ち材料、例え
ば、金属、木、セメント、ガラス、陶磁器などのボード
類或いは紙、不織布、編織布などのシート類等を用い一
体に固めても良い。又、アスファルト等熱溶融性材料を
用い模様入りアスファルトコンクリート等を作ることも
できる。
【0027】人造石成形体を製造するための模様用材料
及び裏打ち材料は、岩石粒、陶磁器粒、ニューセラミッ
クス粒、ガラス粒、プラスチックス粒、木片、金属粒等
の粒体の一種又は二種以上からなり、必要により顔料を
含む混合骨材と、上記混合骨材を結合するために添加す
る硬化剤であって、硬化剤はセメント粉と水、セメント
粉とレジンと水、若しくはレジンと水や溶剤、又はこれ
らと岩石、陶磁器、ニューセラミックス、ガラス、プラ
スチックスの一種又は二種以上からなる細粉を主成分と
し、必要により顔料や着色剤を含む練り混ぜられたもの
で、必要に応じ各種細粉又は細粒や各種繊維、各種混和
剤や各種添加剤を混合することもある。尚、上記各種細
粉又は細粒とは、鉱滓やフライアッシュ、光を反射する
細粒その他の物質、各種繊維とは、金属繊維、炭素繊
維、合成繊維、グラスファイバー等、各種混和剤や各種
添加剤とは、収縮防止剤、凝結硬化促進剤、遅延剤、防
水剤、膨張剤、減水剤、流動化剤等である。又、混合骨
材には、硬化剤との付着性を良くするため、必要に応じ
水、溶剤、表面処理剤等を散布したり、これらに浸漬し
ても良い。そして、型枠内などで各材料を一体に固める
には、型枠等に全部の材料を入れてから真空吸引などで
骨材間に硬化剤を行き渡らせても良いし、裏打ち材料2
6には、予め骨材と硬化剤とを混合したものを用いても
良い。又、他の裏打ち材料、例えば、金属、木、セメン
ト、ガラス、陶磁器などのボード類或いは紙、不織布、
編織布、プラスチックスなどのシート類等に層着し、一
体に固めてもよい。
【0028】セラミックス成形体の燒結用素地及びセラ
ミックス成形体を製造するためのドライな模様用材料と
は、粘土、岩石や硝子の粉又は粒、ニューセラミックス
の粉又は粒、ファインセラミックスの粉又は粒、粉釉の
一種又は二種以上、若しくはこれらと顔料、着色剤との
混合物を主成分とし、絶乾から水や潤滑結合剤を含んで
いても水や潤滑結合剤で練り混ぜられて居らず、容易に
ほぐして供給できるものである。又、裏打ち材料とは、
粘土、岩石や硝子の粉又は粒、ニューセラミックスの粉
又は粒、ファインセラミックスの粉又は粒の一種又は二
種以上、若しくはこれらと顔料や着色剤との混合物を主
成分とし、仕上がりにおいて上記模様用材料とは色、
艶、肌合い等を異にするもので、模様用材料と同じくド
ライなものでも、水や潤滑結合剤で練り混ぜたウェット
なものでもよい。尚、模様用材料、裏打ち材料のどちら
にも必要に応じシラスバルーン等の無機質中空体、陶磁
器の砕粒や砕粉、金属その他の鉱物質の粉や粒等の物質
を混合したり、各種の発泡剤、流動防止剤、清澄剤、潤
滑剤、結合剤、密着促進剤その他の添加剤を混合するこ
ともある。そして、型枠内などで各材料を一体に固める
には、型枠等に全部の材料を入れてからそのまま若しく
は必要量の水や潤滑結合剤を加え、可塑性を与え、加圧
した上で脱型し、これを素地として、燒結するか、又は
耐火物セッター等の型枠に全部の材料を入れてから加熱
して溶融又は融着し、一体とした上で、脱型する。或い
は、金属板、硝子板、陶磁器などセラミックス板上に模
様材料を層着し、加熱して溶融又は融着し、板ごと一体
とする。
【0029】圧塗り塗装成形体を製造するためのドライ
な模様用材料とは各種の粉体塗料であり、又、裏打ち材
料とは、金属、木、セメント、セラミックスなどのボー
ド類或いはその他の形状のもの等である。各種の粉体塗
料としては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アクリ
ル〜ポリエステルハイブリッド樹脂、フッソ樹脂その他
の樹脂に顔料や着色剤を加えたもの等が挙げられる。そ
して、各材料を一体に固めるには、裏打ち材料のボード
類等の上に模様材料を層着し、加熱して、溶融、融着、
焼き付けし、ボード類等と一体とする。一体とする際に
必要に応じ加圧しても良い。この方法により圧塗り塗装
ボード等が出来る。
【0030】プラスチック成形体を製造するためのドラ
イな模様用材料とは各種のプラスチックの粉又は粒、若
しくはこれらと顔料、着色剤との混合物を主成分とし、
可塑剤や溶剤等を含んでいても可塑剤や溶剤等で練り混
ぜられて居らず、容易にほぐして供給できるものを用
い、裏打ち材料としては、上記ドライなものの他ウェッ
トな可塑剤や溶剤等で練り混ぜられたものを用いる。各
種のプラスチックの粉又は粒としては、ポリエチレン、
ナイロン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、アセタ
ール、ポリスチレン、エポキシ、塩化ビニル、天然ゴ
ム、合成ゴム、ABS、PPO、EVA、フッソ樹脂や
その他の熱可塑性、熱硬化性樹脂が挙げられる。尚、模
様用材料、裏打ち材料のどちらにも必要に応じ発泡剤、
酸化防止剤、熱安定剤、架橋剤その他各種の添加剤を加
える。そして、各材料を一体に固めるには、必要により
加圧しながら、加熱して溶融又は融着し、一体とする。
この方法により一体化し模様入り発泡スチロールの成形
体や模様入りのプラスチック浴槽等を製造することがで
きる。この場合更に他の材料、例えば、金属、木、セメ
ント、セラミックスなどのボード類或いは紙、不織布、
編織布、プラスチックなどのシート類等に層着し、一体
としても良い。
【0031】菓子その他の成形食品を製造するためのド
ライな模様用材料は小麦、米、馬鈴薯、小豆、トウモロ
コシ、砂糖の粉又は粒の一種又は二種以上、若しくはこ
れらと、調味料、香辛料との混合物を主成分とし、油や
水を含んでいても油や水で練り混ぜられて居らず、容易
にほぐして供給できるものを用い、裏打ち材料としては
上記ドライなものの他ウェットな油や水で練り混ぜられ
たものを用いる。尚、模様用材料、裏打ち材料のどちら
にも必要に応じ膨張剤その他の添加物を加える。そし
て、型枠内などで各材料を一体に固めるには、型枠等に
全部の材料を入れてからそのまま若しくは必要量の油や
水、可塑性をあたえ、加圧した上で脱型し、これを素地
として、焼き上げるか、又は、型枠に全部の材料を入れ
て一体として焼き上げる。この方法により各種の模様入
り焼き菓子等が製造できる。又、チョコレート等熱溶融
性材料を用い模様入りチョコレート等を作ることもでき
る。
【0032】いずれの成形体を成形する場合でも、基準
面に供給する際に振動を加えると粉粒体の移動がスムー
ズになる。又、模様材料の境界をブラシや、櫛、エアジ
ェット、水ジェットなどでかき乱し、模様をぼかすこと
ができる。
【0033】更に、成形する際、基準面や模様層上等
に、不織布その他の吸水性や吸油性のマットを敷くこと
により材料中の余剰な水、油、潤滑結合剤、可塑剤、溶
剤を該マットで吸収したり、材料の一部の余剰の水、
油、潤滑結合剤、可塑剤、溶剤を、それが不足する他の
部分に補給することができ、成形体の全体の水、油、潤
滑結合剤、可塑剤、溶剤を均一にする。又、このことに
よって、表面の水(助剤):セメント(レジン)比は小
さくなるので成形体の強度を向上することができる。更
に、通気性のマットを加圧成形する際に用いると、脱気
を助け緻密な成形体ができる。又、固める際に、模様層
と裏打ち層の一方若しくは双方を、振動したり、加圧す
ると密実になり強度を向上させることができる。更に、
模様層と裏打ち層の間に各種の長繊維や短繊維を入れた
り、ワイヤーメッシュや鉄筋等を入れて補強することも
でき、裏打ち層としては、抄造法や押出し成形法による
成形体や、各種ボードやシート等を用いることにより建
築用パネルやボード、壁シート、タイルなど様々な用途
の成形体に対応出来る。又、基準面を既設の例えばコン
クリート成形物上として、その上に模様層を重ね、既設
の物と一体に固めることもできる。
【0034】請求項4、請求項5のいずれの方法でも、
基準面として変形可能なマットや、粉粒体供給後の型枠
の一部又は全部に変形可能なものを用いると、平面以外
の曲面などの仕上げ面を作ることができる。
【0035】
【発明の効果】模様を厚く表現するためには、従来の方
法では必ず補助枠やマスク等を必要としたが、本発明に
より、補助枠やマスク等を用いずに表現できるようにな
り、一品生産に要するコストが大幅に下がり、多品種少
量生産が容易になった。そして、プリンター等のOA機
器と同様の装置が可能となり、コンピューターとの接続
が容易で、あらゆる模様にソフトで対応でき、小面積で
も、大面積でも対応できるようになった。請求項4の方
法により、角の鋭い図形等、象嵌等でも難しかったもの
が、容易にできるようになり、更に、請求項5の方法で
は、先に材料が層着されているので、線画などがスピー
ディに描け、そして、吸引した材料や用意したベース材
料にその場で着色材料を加える方法等により、連続的に
色を変えて行くことが容易にできる。これらの製造方法
により、模様層が表面の一部又は全面に露出して模様を
表現するコンクリート成形体、人造石成形体、セラミッ
クス成形体の燒結用素地やセラミックス成形体、圧塗り
塗装成形体、プラスチック成形体、菓子その他の成形食
品等を容易に製造することができ、模様層は表面が摩滅
しても、表現された模様は消失したり、見苦しくなるこ
とは無い。そして、模様層はドライな模様材料同志の組
み合わせで形成するため、各材料が崩落し、隙間なくギ
ッシリと供給でき、模様層同志の境界が細密に表現で
き、模様は非常に鮮明である。又、各模様材料の供給
後、模様の境界部分、若しくは全体を掻き乱すことによ
って大理石その他の各種の天然石調の風合いを有する独
特な模様を表現することができる。尚、セラミックス成
形体の燒結用素地、セラミックス成形体の場合、絶縁
体、伝導体、半導体、誘電体、圧電体、磁性体等の性質
の異なる材料を、2種以上組み合わせ一体に硬化させる
ことにより大容量の各種素子や回路、アンテナ等を容易
に作ることができる。更に、建築用のボード類は面取り
しても、同じ模様が出るようになり、切断加工が自由に
出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粉粒体の同時供給装置の第1実施例の斜視図で
ある。
【図2】図1の装置の供給ヘッドの斜視図である。
【図3】粉粒体の同時供給装置の第2実施例の斜視図で
ある。
【図4】図3の装置の供給ヘッドの斜視図である。
【図5】粉粒体の同時供給装置の第3実施例の斜視図で
ある。
【図6】供給ヘッドの他の第1例の斜視図である。
【図7】供給ヘッドの他の第2例の斜視図である。
【図8】Aは供給ヘッドの他の第3例の幅を拡げた状態
の斜視図である。Bは図8Aの供給ヘッドの幅を狭くし
た状態の斜視図である。
【図9】粉粒体の同時供給吸引除去装置の第1実施例の
斜視図である。
【図10】図9の装置の供給・吸引ヘッドの斜視図であ
る。
【図11】粉粒体の同時吸引除去装置の第2実施例の斜
視図である。
【図12】図11の装置の供給・吸引ヘッドの斜視図で
ある。
【図13】粉粒体の同時供給吸引除去装置の第3実施例
の使用状態の斜視図である。
【図14】図13の装置の供給・吸引ヘッドの斜視図で
ある。
【図15】粉粒体の同時供給吸引除去装置の第4実施例
の使用状態の斜視図である。
【図16】図15の装置の供給・吸引ヘッドの斜視図で
ある。
【図17】粉粒体の同時供給吸引除去装置の第5実施例
の供給・吸引ヘッドの平面図である。
【図18】粉粒体の同時供給装置の供給ヘッドの一部の
斜視図である。
【図19】粉粒体の同時供給吸引除去装置をロボットに
取付けた使用状態の説明図である。
【図20】本発明により成形した成形体の第1例の一部
を破断した斜視図である。
【図21】粉粒体の同時供給装置を使用し、図20の成
形体の模様を表現している状態を示す一例の斜視図であ
る。
【図22】図21の模様の表現に使用可能な端止めピー
スの斜視図である。
【図23】図22の端止めピースを使用して図21と同
様に模様を表現している状態を示す斜視図である。
【図24】図21とは異なる粉粒体の同時供給装置の供
給ヘッドの一部の斜視図である。
【図25】図24の粉粒体の同時供給装置を使用し、図
20の成形体の模様を表現している状態を示す一例の斜
視図である。
【図26】本発明により成形した成形体の第2例の斜視
図である。
【図27】図26の模様の表現に使用可能な端止めピー
スの斜視図である。
【図28】図27の端止めピースを使用し、粉粒体の同
時供給装置により図26の模様を表現する説明図であ
る。
【図29】本発明により成形した成形体の第3例の斜視
図である。
【図30】端止めピースの第3例の斜視図である。
【図31】端止めピースの第4例の斜視図である。
【図32】端止めピースの第5例の斜視図である。
【図33】Aは粉粒体の同時供給吸引除去装置により粉
粒体を供給し、模様の線を表現している状態の第1例の
斜視図である。Bは図33Aで表現した線の一部を吸引
除去することを示す説明図である。
【図34】Aは粉粒体の同時供給吸引除去装置により粉
粒体を供給し、模様の線を表現している状態の第2例の
斜視図である。Bは図34Aで表現した線の一部を吸引
除去していることを示す説明図である。
【図35】Aは粉粒体の同時供給吸引除去装置により粉
粒体を供給し、模様の線を表現している状態の第3例の
斜視図である。Bは図35Aで表現した線の進行を示す
説明図である。
【図36】粉粒体の同時供給吸引除去装置を使用し、成
形体の模様を表現している状態の第2例の斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 供給ヘッド 11 供給口 12 仕切部材 13 ゲート 14 槽 20 供給・吸引ヘッド 21 吸引口 22 吸引装置 23 管 30 テーブル 31 門形フレーム 32 粉粒体貯蔵槽 33 XYテーブル 34 着色材料槽
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 粉粒体の同時供給装置と、粉粒体の
供給吸引除去装置、及び、粉粒体の同時供給装置、並び
に粉粒体の供給吸引除去装置を用いた模様入り成形体の
製造方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粉粒体の同時供給装
置と、粉粒体の供給吸引除去装置、並びに、粉粒体の同
時供給装置や粉粒体の供給吸引除去装置を用いた模様入
りコンクリート成形体、模様入り人造石成形体、模様入
りセラミックス成形体の焼結用素地、模様入りセラミッ
クス成形体、厚塗り塗装成形体、プラスチック成形体、
成形食品など、模様入り成形体の製造方法に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の粉粒体の同時
供給装置は、1つ以上の仕切部材を挟んで2種以上の粉
粒体を同時に供給可能な供給ヘッドを有することを特徴
とする。請求項2の粉粒体の供給吸引除去装置は、1つ
以上の仕切部材を挟んで2種以上の粉粒体を同時に供給
可能な供給口と、粉粒体を吸引除去する少なくとも1つ
の吸引口を合わせ持つ供給・吸引ヘッドを有することを
特徴とする。請求項3の粉粒体の供給吸引除去装置は、
粉粒体の供給口と、吸引口とが対になった供給・吸引ヘ
ッドを有することを特徴とする。請求項4の模様入り成
形体の製造方法は、請求項1に記載の粉粒体の同時供給
装置、又は請求項2に記載の粉粒体の供給吸引除去装置
を用い、基準面に仕切部材を押し当てるか、所定の間隔
を保ちながら2種以上の粉粒体を基準面上に同時に供給
して模様を表わし、そのまま、もしくは裏打ち層をかさ
ね一体として固化させることを特徴とする。請求項5の
模様入り成形体の製造方法は、請求項2又は3に記載の
粉粒体の供給吸引除去装置を用い、基準面上に層着した
粉粒体層に供給・吸引ヘッドを挿入し、吸引口を進行方
向の前方に、供給口を後方にして、該吸引口で層着した
粉粒体層の粉粒体の一部を吸引除去して凹部を形成し、
該凹部に後方の供給口より層着した粉粒体と異なる粉粒
体を供給して模様を表わし、そのまま、もしくは裏打ち
層をかさね一体として固化させることを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】図9は、請求項2の粉粒体の供給吸引除去
装置の例で、本発明の請求項2による粉粒体の供給吸引
除去装置は、図示の例に限定されず、その他様々な組み
合わせによる構成が可能であるが、説明の便宜上、図示
の例について説明すると、図9の粉粒体の供給吸引除去
装置は、仕切部材12を挟んで2種の粉粒体を同時に供
給する供給口11と、吸引除去する吸引口21がセット
になった図10の供給・吸引ヘッド20を有し、供給口
は中央の断面が矩形のものと、その三辺を囲む凹字形断
面のものとからなり、吸引口21は中央の矩形のものの
残りの一辺と背中合わせに設けられている。そして、ヘ
ッド20には各供給口11,11と吸引口21を開閉す
る手動のゲート13が組み込んであり、その上に、各供
給口に供給する2種の粉粒体を入れた手で操作可能な大
きさのホッパー状の槽14がある。尚、吸引口21と吸
引装置22、例えば真空ポンプの間は管23でつながれ
ている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】図11の粉粒体の供給吸引除去装置は、仕
切部材を挟んで2種の粉粒体を同時に供給する供給口1
1,11と、吸引除去する吸引口21がセットになった
図12の供給・吸引ヘッド20を有し、供給口は円を仕
切部材12が二等分した二つの半円形で、吸引口21は
各供給口内に仕切部材を挟んで2つあり、ヘッドの中に
は各供給口を開閉するゲートが組み込まれており、その
上に2種の粉粒体を入れて各供給口11,11に供給す
る小型のホッパー状の槽14があり、この槽にもゲート
が付いていて、更に、供給・吸引ヘッド20及び槽14
は図3と同様にテーブルを跨ぐ門形フレーム31の上に
設けられ、門形フレーム上でフレーム沿いに移動と、回
転が可能になっており、槽14は供給・吸引ヘッド20
から切り離して門形フレーム上から脱着可能で、走行可
能な門形フレームが一方の端の位置まで来ると、別の小
型のホッパー状の槽14′と交換出来る仕組みになって
いる。基準テーブルの両サイドにあるレール上を門形フ
レーム31が走行し、門形フレーム上を供給・吸引ヘッ
ド20が連動して移動、回転することにより模様を画く
仕組みになっている。尚、吸引口21と、門形フレーム
31から離れたところに設けられた吸引装置22の間は
管23でつながれている。門形フレーム31や、ホッパ
ー状の槽14や、供給・吸引ヘッド20、更にはゲート
13の駆動装置等は、説明の便宜上、省略してある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】図13の粉粒体の供給吸引装置は、仕切部
材12を挟んで粉粒体を供給する供給口と、粉粒体を吸
引除去する吸引口が背中合わせになった図14の供給・
吸引ヘッド20を有し、供給口11は断面が長方形で、
吸引口21は仕切部材と背中合わせに供給口と同じ長方
形をしていて、ヘッド20の中には供給口11と、吸引
口21を開閉する手動のゲート13が組み込まれてお
り、その上に、1種の粉粒体が入る手で操作可能な大き
さのホッパー状の槽14がある。尚、吸引口21と吸引
装置22の間は管23でつながれている。図13では、
供給・吸引ヘッドの進行方向に対し直角に位置する仕切
部材12を挟んで同じ高さに吸引口と供給口を設けた
が、吸引口と供給口の配置はこれに限定されず、吸引口
と供給口を離してもよく、更に、吸引口と供給口の上下
の位置関係をずらして設けてもよい。又、吸引口と供給
口の形状も限定されない。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】図15の粉粒体の供給吸引除去装置は、仕
切部材12を挟んで粉粒体を供給する供給口11と、粉
粒体を吸引除去する吸引口21がセットになった図16
の供給・吸引ヘッド20を有し、供給口11は断面が円
形、吸引口21は三角形であり、供給口と吸引口との仕
切部材12はコの字形で円筒形の供給口11に抱きつく
役目をしており、更にその外側に上下にスライドする船
形の袴状の枠が付いていて、袴状枠を下げると、一時的
に、供給口11と吸引口21と合わせたものが拡張する
ようになっており、供給口と吸引口には夫々電動のゲー
ト13が付いていて、更に、供給・吸引ヘッド上の槽は
電動のXYテーブル33上の所定の位置に設けられ、供
給口11を軸にして供給口のまわりを吸引口21が回転
移動が可能になっており、吸引口21とXYテーブル3
3の脇に設けられた吸引装置22の間は管23でつなが
れ、吸引された材料は吸引装置の下に配置された粉粒体
槽32に入り、粉粒体槽32と着色材料槽34より夫々
の材料はスクリューラインミキサー35の中に入り、着
色された材料が供給口11へと送られ、電動のXYテー
ブル33と連動した供給・吸引ヘッド20で、供給と吸
引をほゞ同時に行うことにより、模様を画く仕組みにな
っている。尚、XYテーブル33や吸引口、更には、ゲ
ートの駆動装置等は、説明の便宜上、省略している。図
15では、仕切部材12を挟んで吸引口と供給口を設
け、それに補助部材として袴状の枠を付け加えたが、吸
引口と供給口の配置や形状はこれに限定されず、吸引口
と供給口を離して設けてもよく、更に、吸引口と供給口
の上下の位置関係をずらして設けてもよい。袴状の枠等
の補助部材の形状もこれに限定されず、様々な形状のも
のを用いることが出来、又、補助部材の配置についても
限定されない。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】供給ヘッド10、及び供給・吸引ヘッド2
0は以上説明したものに限定されず、例えば図17の様
に4種類の粉粒体が供給できる4つの供給口11を有す
る供給ヘッドや、その各供給口に吸引口21がある供給
・吸引ヘッド等、様々な形状や組み合わせのものも用い
ることができ、更に例を挙げれば、同時供給装置の場合
には、仕切部材だけが下に下がった形状で供給口を上部
に取付けたもの等、供給吸引除去装置の場合には、吸引
除去口だけが下に下がった形状で供給口を上部に取付け
たものや、その逆で、吸引除去口が上で、供給口が下に
位置したもの、図15の装置の様に袴状の補助部材を有
し、袴状の補助部材の形状が平行に複数の板が並んだ形
をしていて、板と板の間の上部に吸引口と供結口を対に
して一対以上設けるか、1つの吸引口と2つの供給口を
組にして1組以上設け、吸引口と供給口を備えたもの等
や、同様に、袴状等の補助部材、補助具等を一体や着脱
可能に取付けることにより、様々な機能を備えたもの等
も用いることも出来る。又、吸引口と供給口は一体につ
けても良いし、少し離してつけても良い。供給口の取付
け位置や、供給口の形を変えることと、供給量を制御す
ることにより、供給する粉粒体の厚さや供給形状等を任
意にかえることができる。尚、供給吸引除去装置を用い
た場合、吸引除去後の凹部への異なる材料の供給は、直
後ないしほゞ同時が望ましいが、所定の模様を表現出来
るのであれば、吸引除去後の適当な時に行えばよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】又、供給ヘッドや、供給・吸引ヘッドは、
金属、セラミックス、プラスチック等の材料製のものを
用いることができ、供給口にはノズル状のものや、図1
8に示すシュート状のものや、供給槽のゲートから直接
落下させて供給するもの等、吸引口にはノズル状のもの
やスリット状のもの等を用い、ゲートには手動、電動、
空圧作動、油圧作動等のものが用い得る。供給ヘッド
や、供給・吸引ヘッドの仕切部材には、前記、金属、セ
ラミックス、プラスチック等の他のゴムや合成ゴム等の
弾性体を一部又は全部に用いてもよく、弾性体により、
基準面に当接する際の高さ方向の位置決めが楽になり、
しっかりと区劃されるので好ましい。同様に補助部材の
一部又は全部にゴムや合成ゴム等の弾性体を用いてもよ
く、更に、装置の一部にスプリングや、ゴム、合成ゴム
等の弾性体を用い、供給ヘッドや、供給・吸引ヘッドを
基準面に当接する際、高さ方向の位置決めに、幅を持た
せてもよい。供給ヘッド10や、供給・吸引ヘッド20
は表現する模様に応じて選択すれば良い。そして、粉粒
体槽から供給ヘッドや、供給・吸引ヘッドへの材料の供
給は、直接でも良いが、管の中を自然落下させるか、エ
アー又はスクリュー状の送り装置等を用いて行っても良
い。又、図1、図9、図13に示す手持ち式のものは、
図19の様に多関接ロボット等の様々な位置決め装置や
ロボットと組み合わせることができる。又、装置全体と
しては、図11等の平行移動位置決め装置、図3や図1
5等の直角座標位置決め装置、直角座標ロボット、関節
ロボット、円筒座標ロボット、極座標ロボット等の様々
な位置決め装置と一体又は分離可能に組合せた同時供給
装置あるいは供給吸引除去装置とすることにより、コン
ピューターと連動出来、生産性が向上し、模様をきれい
に表現出来るので好ましい。更に、一例として挙げた図
5のように供給ヘッドや供給・吸引ヘッドあるいは装置
を複数備えた多ヘッド型や複合型の装置としてもよい。
いずれの装置にも、必要に応じ、振動装置、静電除去装
置、各種の補助具等を付けるとよい。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】請求項4の方法により、請求項2の粉粒体
の供給吸引除去装置を用いて図20の成形体を製造する
には、図11の装置を用い、基準面上の表現する三角形
の一辺に対応する位置に図12の断面が円形の供給・吸
引ヘッドを置き、図33〜35のように表現する三角形
の部分には供給口11Aの部分より青色材料Bを供給
し、供給口11Bの部分より三角形の外周部に白色材料
Wを供給しながら、供給・吸引ヘッドを三角形の輪郭に
沿い時計回りに移動させ(三角形の頂点を表現する場合
は)、供給・吸引ヘッドの供給口側の仕切り板の端部X
が三角形の頂点の位置にきたら、供給口11Bからの供
給は続け、供給口11Aからの材料の供給のみを一時止
め、次いで吸引口21Aより吸引しながら仕切り板の端
部Xを中心にして供給・吸引ヘッドを回転させ、仕切り
板の反対側の端部Yが、三角形の一辺上に来たら吸引口
21Aからの吸引を止め、供給口11Aからの供給を再
開する。そして、供給・吸引ヘッドが進むにつれ仕切り
板の跡は各材料が崩落して綺麗に埋める。このようにし
て三角形の各辺を表現してゆき、全部の辺が終了した
ら、供給口11Bからの供給を止めて供給口11Aのみ
で三角形の内部に青色材料Bを供給し、それが完了した
ら、次いで、供給口11Aからの供給を止めて供給口1
1Bのみで三角形の外部に白色材料Wを供給したのち、
必要に応じ裏打ち材料を重ねた上、各材料を一体に固め
る。同じ成形体を成形する場合でも、この例に限らず、
どの供給ヘッドを用い、どの様に表現するかは任意であ
り、他の様々な方法をとることが可能である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】請求項4の方法により、請求項2の粉粒体
の供給吸引除去装置を用いて図24の成形体を製造する
には、図9の装置を用い、基準面上の表現する一筆書き
の始点に対応する位置に図10の供給・吸引ヘッドを置
き、供給口11Aより赤色材料Rを供給し、供給口11
Bより白色材料を供給しながら終点の位置まで表現して
ゆく。途中、先に書いた部分と交わったら、供給口11
Bからの白色材料Wの供給を止め、吸引口21から吸引
しながら供給口11Aより赤色材料Rを供給して交点を
書き、交点を過ぎたら止めていた供給口11Bからの白
色材料Wの供給を再開する。そして、供給・吸引ヘッド
が進むにつれ仕切り板の跡は各材料が崩落して綺麗に埋
める。模様の表現が終ったら、必要に応じ裏打ち材料を
重ねた後、各材料を一体に固める。同じ成形体を成形す
る場合でも、この例に限らず、どの供給ヘッドを用い、
どの様に表現するかは任意であり、他の様々な方法をと
ることが可能である。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】請求項4の方法により、請求項2の粉粒体
の供給吸引除去装置を用いて図29の成形体を製造する
には、図11の装置を用い、基準面上の表現する模様の
交点に対応する位置に図12の供給口の断面が円形の供
給ヘッドを置き、書いて行くが、先ず山と海との交点か
ら、空の空色材料Sと海の青色材料Bを同時供給して空
と海の境を書き、空の空色材料Sと山の茶色材料Brを
同時供給して空と山の境を書き、海の青色材料Bと山の
茶色材料Brを同時供給して海と山の堺を書く。この場
合材料の切り替えは、槽の交換で対応してゆき、そし
て、山と海と空との交点の場合と同様に、山と雪と空と
の交点から、空の空色材料Sと雪の白色材料Wを同時供
給して空と雪の境を書き、空の空色材料Sと山の茶色材
料Brを同時供給して空と山の境を書き、雪の白色材料
Wと山の茶色材料を同時供給して雪と山の境を書く。全
部の境が終了したら、供給材料を替えて、供給口11
A,11Bいずれかより、空の部分に空色材料S、雪の
部分に白色材料W、山の部分に茶色材料Br、海の部分
に青色材料Bを夫々供給し、全てが完了したら、必要に
応じ裏打ち材料を重ねた上、各材料を一体に固める。仕
切り板の跡は供給ヘッドが進むにつれ各材料が崩落して
綺麗に埋める。この場合、前述の各種の端止めピースを
山と海と空との交点や山と雪と空との交点に配置し、材
料供給開始時に、端止めピースに供給ヘッドを当てた
後、供給と移動を開始してゆき、各交点の表現が終了し
交点周辺の材料の供給が完了した時点で、端止めピース
を取り除くと交点を綺麗に仕上げることができて好まし
い。尚、端止めピースを溶解性にしておけば取り除く必
要は無くなる。又、端止めピースは置いて置くだけでよ
いが、仮止めしても良く、仮止めは磁気によるか、接着
によるのが簡単で良い。同じ成形体を成形する場合で
も、これらの例に限らず、どの供給ヘッドを用い、どの
様に表現するかは任意であり、他の様々な方法をとるこ
とが可能である。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】請求項5の方法により、図20の成形体を
製造するには、図15の装置を用い、基準面上に白色材
料Wを層着し、層着した材料の表現する三角形の頂点に
対応する位置に図16の供給口の袴状の枠を下げた供給
・吸引ヘッドを挿入し、吸引口21より層着した白色材
料Wを吸引し、吸引した直後に供給口11より青色材料
Bを供給して頂点を完成し、袴状の枠を上げた後、白色
材料Wを吸引し、青色材料Bを供給しながら三角形の一
辺の中央部までを表現してゆき、これを6回程繰り返し
て三角形の各辺を完成させる。供給・吸引ヘッドが進む
につれヘッドの跡は各材料が崩落して綺麗に埋める。模
様の表現が終ったら、必要に応じ裏打ち材料を重ねた
後、各材料を一体に固める。この場合、請求項2の粉粒
体の供給吸引除去装置を用いることも出来、図12の供
給・吸引ヘッドの例等では吸引口を新たに設け、新設し
た吸引口が上下にスライド出来るものを用いると請求項
4、請求項5いずれの場合にも対応できる。同じ成形体
を成形する場合でも、この例に限らず、どの供給ヘッド
を用い、どの様に表現するかは任意であり、他の様々な
方法をとることが可能である。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】請求項5の方法により、図26の成形体を
製造するには、図13の装置を用い、基準面上に白色材
料Wを層着し、層着した材料の表現する一筆書きの始点
に対応する位置に図14の供給口11が方形の供給・吸
引ヘッドを挿入し、図36の様に吸引口21より層着し
た白色材料Wを吸引し、吸引した直後に供給口より赤色
材料Rを供給しながら終点の位置まで表現してゆく。こ
の場合先に書いた赤色材料Rも吸引しながら模様を表現
してゆくので交点も綺麗に書くことができる。供給・吸
引ヘッドが進むにつれヘッドの跡は各材料が崩落して綺
麗に埋める。そして、模様の表現が終ったら、必要に応
じ裏打ち材料を重ねた後、各材料を一体に固める。又、
この場合、請求項2の粉粒体の供給吸引除去装置を用い
ることも出来、図10の供給・吸引ヘッド等を用いると
良い。同じ成形体を成形する場合でも、この例に限ら
ず、どの供給・吸引ヘッドを用い、どの様に表現するか
は任意であり、他の様々な方法をとることが可能であ
る。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】請求項5の方法により、請求項3の粉粒体
の供給吸引除去装置を用いて図29の成形体を製造する
には、図15の装置を用い、基準面上の任意の位置に図
16の供給口と吸引口が対になった供給・吸引ヘッドを
置き、書いて行くが、雪を表現する白色材料Wを層着し
てあった場合、先ず、空を表現する部分では白色材料W
を吸引し移動するとほゞ同時に空色材料Sを供給して空
を書き、同様に山を表現する部分では白色材料Wを吸引
し茶色材料Brを供給して山を書き、海を表現する部分
では白色材料Wを吸引し青色材料Bを供給して海を書
く。尚、交点では袴状の枠を下ろして吸引除去した後、
供給すると綺麗に仕上がるので、好ましく、全てが完了
したら、必要に応じ裏打ち材料を重ねた上、各材料を一
体に固める。仕切り板の跡は供給・吸引ヘッドが進むに
つれ各材料が崩落して綺麗に埋める。この場合、基準面
上に層着した白色材料をベース材料として用い、空の空
色、山の茶色、海の青色を表現する着色材料として、顔
料、着色剤等を加えた上で模様材料として再供給しても
良い。更に、連続的にカラー調合しているので、染色と
同様に、空色等の淡色から濃色へと作業を進めると良
い。又、この例の場合、請求項2の粉粒体の供給吸引除
去装置を用いることもでき、図12の供給・吸引ヘッド
の例等では、吸引口を新たに設け、新設した吸引口が上
下にスライドできるものを用いると請求項4、請求項5
いずれの場合にも対応できる。同じ成形体を成形する場
合でも、この例に限らず、どの供給・吸引ヘッドを用
い、どの様に表現するかは任意であり、他の様々な方法
をとることが可能である。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】いずれの場合においても、どの粉粒体の同
時供給装置や、粉粒体の供給吸引除去装置を用い、どの
ように表現するかは、任意であり、各種装置と様々な表
現方法の組み合わせにより、上述の例に限らず、種々な
ことができる。例えば、複数の板が平行に並んだ袴状の
補助部材を用い、袴状の補助部材の夫々の板の間に吸引
口と供給口を取付けて供給・吸引ヘッドとし、層着した
材料に袴状の部材を挿入し、袴状の補助部材の板と平行
にスキャンしながら、ドット状に吸引と供給を繰返して
ドット状に模様を表現すると、容易に写真模様等を表現
することも出来る。同様に、いずれの同時供給装置や供
給吸引除去装置を用いても、ドット状に表現をすること
が出来る。いずれの場合においても、材料の供給開始と
供給終了の時点において、供給量や、吸引量をコントロ
ールすることによって綺麗に模様を表現できる。更に、
始点、終点、仮終点、交点等において、前述した端止め
ピース等の補助具を用いると良く、模様を綺麗に表現出
来、端止めピースは、図示の例に限らず、様々な形のも
のを用いることが出来、端止めピースを溶解性にしてお
けば取り除く必要はなく、又、端止めピースは置いてお
くだけで良いが、仮止めしても良く、仮止めは磁気や接
着以外の方法を用いても良く、端止めピースの高さは、
模様の層厚に応じて決めれば良い。加えるに、基準面の
材料として、ゴム、スポンジ、紙、不織布等で若干の嵩
高性や弾性を有するものを用いると、供給ヘッドや供給
・吸引ヘッドの仕切部材や、袴状等の補助部材を押し当
てた際に、基準面と供給ヘッドや供給・吸引ヘッドとの
間で、遊びを取ることが可能となり、ヘッドの高さ方向
の位置決めが楽になり、更には、仕切り部材により、よ
りしっかりと区劃されるので、シャープな線が画ける。
同様に、供給ヘッドや供給・吸引ヘッドをスプリングや
ゴム等の弾性体を用いて、押し当てても、仕切り部材の
当たり面に糸や紐状等の弾性材料を取り付ける等しても
良い。尚、供給及び吸引除去する際、仕切部材や袴状の
枠等の補助部材は、基準面に押し当ててもよいし、少し
基準面より浮かせてもよい。更に、供給口や吸引口の位
置は、基準面に押し当てた位置でも、離れた位置でもよ
く、供給ヘッドや供給・吸引ヘッドとして機能する状態
であれば、基準面からの距離はいずれでもよい。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】コンクリート成形体を製造するためのドラ
イな模様用材料とは、セメント粉、又はレジンの単体、
或いはそれらの混合体、更にはそれらに顔料や細骨材を
加えた混合物を主成分とするものである。又、裏打ち材
料は、セメント粉、又はレジンの単体、或いはそれらの
混合体、更にはそれらに細骨材を加えた混合物を主成分
とし、必要に応じ顔料や、粗骨材と各種繊維のどちらか
一方又は双方を含む混合物で、模様用材料と同じくドラ
イなものであってもよいし、水などで練り混ぜられた生
コンクリートのようなウェットのものであってもよい。
尚、模様用材料、裏打ち材料のどちらにも必要に応じ木
片を骨材又は細骨材として用いたり、みかげ石や大理石
の砕石や砕粉、鉱滓、光を反射する粒、シラスバルーン
等の無機質中空体、陶磁器の砕粒や砕粉、ニューセラミ
ックスの粒や粉、金属その他の鉱物質の粉や粒その他の
物質を混合したり、凝結硬化促進剤、防水剤、膨張剤そ
の他の混和剤を混合することもある。又、前述の各種繊
維とは、金属繊維、炭素繊維、合成繊維、グラスファイ
バー等である。そして、型枠内などで各材料を一体に固
めるには、型枠等に全部の材料を入れてからそのままか
或いは水などを必要量加えるが、ウェットな裏打ち材料
を併用するときは、裏打ち材料から滲出する水分を考慮
して加水量を少なくする。又、他の裏打ち材料、例え
ば、金属、木、セメント、ガラス、陶磁器などのボード
類或いは紙、不織布、編織布などのシート類等を用い一
体に固めても良い。又、アスファルト等熱溶融性材料を
用い模様入りアスファルトコンクリート等を作ることも
できる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】人造石成形体を製造するための模様用材料
及び裏打ち材料は、岩石粒、陶磁器粒、ニューセラミッ
クス粒、ガラス粒、プラスチックス粒、木片、金属粒等
の粒体の一種又は二種以上からなり、必要により顔料を
含む混合骨材と、上記骨材を結合するために添加する硬
化剤であって、硬化剤はセメント粉と水、セメント粉と
レジンと水、若しくはレジンと水や溶剤、又はこれらと
岩石、陶磁器、ニューセラミックス、ガラス、プラスチ
ックスの一種又は二種以上からなる粉を主成分とし、必
要により顔料や着色剤を含む練り混ぜられたもので、必
要に応じ各種の粉又は粒や各種繊維、各種混和剤や各種
添加剤を混合することもある。尚、上記各種の粉又は粒
とは、鉱滓やフライアッシュ、光を反射する粒その他の
物質、各種繊維とは、金属繊維、炭素繊維、合成繊維、
グラスファイバー等、各種混和剤や各種添加剤とは、収
縮防止剤、凝結硬化促進剤、遅延剤、防水剤、膨張剤、
減水剤、流動化剤等である。又、混合骨材には、硬化剤
との付着性を良くするため、必要に応じ水、溶剤、表面
処理剤等を散布したり、これらに浸漬しても良い。そし
て、型枠内などで各材料を一体に固めるには、型枠等に
全部の材料を入れてから真空吸引などで骨材間に硬化剤
を行き渡らせても良いし、裏打ち材料には、予め骨材と
硬化剤とを混合したものを用いても良い。又、他の裏打
ち材料、例えば、金属、木、セメント、ガラス、陶磁器
などのボード類或いは紙、不織布、編織布、プラスチッ
クスなどのシート類等に層着し、一体に固めてもよい。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】セラミックス成形体の焼結用素地及びセラ
ミックス成形体を製造するためのドライな模様用材料と
は、粘土、岩石や硝子の粉又は粒、ニューセラミックス
の粉又は粒、ファインセラミックスの粉又は粒、粉釉の
一種又は二種以上、若しくはこれらと顔料、着色剤との
混合物を主成分とし、絶乾から水や潤滑結合剤を含んで
いても水や潤滑結合剤で練り混ぜられて居らず、容易に
ほぐして供給できるものである。又、裏打ち材料とは、
粘土、岩石や硝子の粉又は粒、ニューセラミックスの粉
又は粒、ファインセラミックスの粉又は粒の一種又は二
種以上、若しくはこれらと顔料や着色剤との混合物を主
成分とし、仕上がりにおいて上記模様用材料とは色、
艶、肌合い等を異にするもので、模様用材料と同じくド
ライなものでも、水や潤滑結合剤で練り混ぜたウェット
なものでもよい。尚、模様用材料、裏打ち材料のどちら
にも必要に応じシラスバルーン等の無機質中空体、陶磁
器の砕粒や砕粉、金属その他の鉱物質の粉や粒等の物質
を混合したり、各種の発泡剤、流動防止剤、清澄剤、潤
滑剤、結合剤、密着促進剤その他の添加剤を混合するこ
ともある。そして、型枠内などで各材料を一体に固める
には、型枠等に全部の材料を入れてからそのまま若しく
は必要量の水や潤滑結合剤を加え、可塑性を与え、加圧
した上で脱型し、これを素地として、燒結するか、又は
耐火物セッター等の型枠に全部の材料を入れてから加熱
して溶融又は融着し、一体とした上で、脱型する。或い
は、金属板、硝子板、陶磁器、セラミックス板等の上に
模様材料を層着し、加熱して溶融又は融着し、板ごと一
体とする。これらの方法により、模様入り琺瑯や、ステ
ンドグラス、結晶性硝子成形体等ができる。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】厚塗り塗装成形体を製造するためのドライ
な模様用材料とは各種の粉体塗料であり、又、裏打ち材
料とは、金属、木、セメント、セラミックスなどのボー
ド類或いはその他の形状のもの等である。各種の粉体塗
料としては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アクリ
ル〜ポリエステルハイブリッド樹脂、フッソ樹脂その他
の樹脂に顔料や着色剤を加えたもの等が挙げられる。そ
して、各材料を一体に固めるには、裏打ち材料のボード
類等の上に模様材料を層着し、加熱して、溶融、融着、
焼き付けし、ボード類等と一体とする。一体とする際に
必要に応じ加圧しても良い。この方法により厚塗り塗装
ボード等が出来る。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】プラスチック成形体を製造するためのドラ
イな模様用材料とは各種のプラスチックの粉又は粒、若
しくはこれらと顔料、着色剤との混合物を主成分とし、
可塑剤や溶剤等を含んでいても可塑剤や溶剤等で練り混
ぜられて居らず、容易にほぐして供給できるものを用
い、裏打ち材料としては、上記ドライなものの他ウェッ
トな可塑剤や溶剤等で練り混ぜられたものを用いる。各
種のプラスチックの粉又は粒としては、ポリエチレン、
ナイロン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、アセタ
ール、ポリスチレン、エポキシ、塩化ビニル、天然ゴ
ム、合成ゴム、ABS、PPO、EVA、フッソ樹脂や
その他の熱可塑性、熱硬化性樹脂が挙げられる。尚、模
様用材料、裏打ち材料のどちらにも必要に応じ発泡剤、
酸化防止剤、熱安定剤、架橋剤その他各種の添加剤、
又、無機材料等の各種の粉や粒を加える。そして、各材
料を一体に固めるには、必要により加圧しながら、加熱
して溶融又は融着し、一体とする。この方法により一体
化し模様入り発泡スチロールの成形体や模様入りのプラ
スチック浴槽、床タイル等を製造することができる。こ
の場合更に他の材料、例えば、金属、木、セメント、セ
ラミックスなどのボード類或いは紙、不織布、編織布、
プラスチックなどのシート類等に層着し、一体としても
良い。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】菓子その他の成形食品を製造するためのド
ライな模様用材料は小麦、米、馬鈴薯、小豆、トウモロ
コシ、砂糖の粉又は粒の一種又は二種以上、若しくはこ
れらと、調味料、香辛料との混合物を主成分とし、油や
水を含んでいても油や水で練り混ぜられて居らず、容易
にほぐして供給できるものを用い、裏打ち材料としては
上記ドライなものの他ウェットな油や水で練り混ぜられ
たものを用いる。尚、模様用材料、裏打ち材料のどちら
にも必要に応じ膨張剤その他の添加物を加える。そし
て、型枠内などで各材料を一体に固めるには、型枠等に
全部の材料を入れてからそのまま若しくは必要量の油や
水、可塑性をあたえ、加圧した上で脱型し、これを素地
として、焼き上げるか、又は、型枠に全部の材料を入れ
て一体として焼き上げる。この方法により各種の模様入
り焼き菓子等が製造できる。又、前述の食品材料の他、
チョコレート等熱溶融性材料の粉や粒を用い、加熱して
溶融、又は融着し、模様入りチョコレート等を作ること
もできる。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】そして、本発明に用いる材料は、例示のも
のに限定されず、成形体に応じて異なる材料を用いれば
よく、材質又は色、艶、肌合い等異なる仕上がりのもの
を組合せて使用することにより様々な模様入り成形体が
できる。例えば、材料を鋳物砂や金属粉にすると、鋳型
の成形や模様入りの焼結金属ができる。いずれの成形体
を成形する場合でも、基準面に供給する際に振動を加え
ると粉粒体の移動がスムーズになる。又、模様材料の境
界をブラシや、櫛、エアジェット、水ジェットなどでか
き乱し、模様をぼかすことができる。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】更に、成形する際、基準面や模様層上等
に、不織布その他の吸水性や吸油性のマットを敷くこと
により材料中の余剰な水、油、潤滑結合剤、可塑剤、溶
剤を該マットで吸収したり、材料の一部の余剰の水、
油、潤滑結合剤、可塑剤、溶剤を、それが不足する他の
部分に補給することができ、成形体の全体の水、油、潤
滑結合剤、可塑剤、溶剤を均一にする。又、このことに
よって、表面の水(助剤):セメント(レジン)比は小
さくなるので成形体の強度を向上することができる。更
に、通気性のマットを加圧成形する際に用いると、脱気
を助け緻密な成形体ができる。又、固める際に、模様層
と裏打ち層の一方若しくは双方を、振動したり、加圧す
ると密実になり強度を向上させることができる。更に、
模様層と裏打ち層の間や、層中に各種の長繊維や短繊維
を入れたり、ワイヤーメッシュや鉄筋等を入れて補強す
ることもでき、裏打ち層としては、抄造法や押出し成形
法による成形体や、各種ボードやシート等を用いること
により建築用パネルやボード、壁シート、タイルなど様
々な用途の成形体に対応出来る。又、基準面を既設の例
えばコンクリート成形物上として、その上に模様層を重
ね、既設の物と一体に固めることもできる。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】
【発明の効果】模様を厚く表現するためには、従来の方
法では必ず補助枠やマスク等を必要としたが、本発明に
より、補助枠やマスク等を用いずに表現できるようにな
り、一品生産に要するコストが大幅に下がり、多品種少
量生産が容易になった。そして、プリンター等のOA機
器と同様の装置が可能となり、コンピューターとの接続
が容易で、ドットや、線や、面等のあらゆる模様にソフ
トで対応でき、小面積でも、大面積でも対応できるよう
になった。請求項4の方法により、角の鋭い図形等、象
嵌等でも難しかったものが、容易にできるようになり、
更に、請求項5の方法では、先に材料が層着されている
ので、線画や、ドット模様などがスピーディに描け、そ
して、吸引した材料や用意したベース材料にその場で着
色材料を加える方法等により、連続的に色を変えて行く
ことが容易にできる。これらの製造方法により、模様層
が表面の一部又は全面に露出して模様を表現するコンク
リート成形体、人造石成形体、セラミックス成形体の焼
結用素地やセラミックス成形体、厚塗り塗装成形体、プ
ラスチック成形体、菓子その他の成形食品等を容易に製
造することができ、模様層は表面が摩滅しても、表現さ
れた模様は消失したり、見苦しくなることは無い。そし
て、模様層はドライな模様材料同志の組み合わせで形成
するため、各材料が崩落し、隙間なくギッシリと供給で
き、模様層同志の境界が細密に表現でき、模様は非常に
鮮明である。又、各模様材料の供給後、模様の境界部
分、若しくは全体を掻き乱すことによって大理石その他
の各種の天然石調の風合いを有する独特な模様を表現す
ることができる。尚、セラミックス成形体の燒結用素
地、セラミックス成形体の場合、絶縁体、伝導体、半導
体、誘電体、圧電体、磁性体等の性質の異なる材料を、
2種以上組み合わせ一体に硬化させることにより大容量
の各種素子や回路、アンテナ等を容易に作ることができ
る。更に、建築用のボード類は面取りしても、同じ模様
が出るようになり、切断加工が自由に出来るようにな
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つ以上の仕切部材を挟んで2種以上の
    粉粒体を同時に供給可能な供給ヘッドを有することを特
    徴とする粉粒体の同時供給装置。
  2. 【請求項2】 1つ以上の仕切部材を挟んで2種以上の
    粉粒体を同時に供給可能な供給口と、粉粒体を吸引除去
    する少なくとも1つの吸引口を合わせ持つ供給・吸引ヘ
    ッドを有することを特徴とする粉粒体の同時供給吸引除
    去装置。
  3. 【請求項3】 仕切部材を挟んで粉粒体の供給口と、吸
    引口とが対になった供給・吸引ヘッドを有することを特
    徴とする粉粒体の同時供給吸引除去装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の粉粒体の同時供給装
    置、又は請求項2に記載の粉粒体の同時供給吸引除去装
    置を用い、基準面に仕切部材を押し当てるか、所定の間
    隔を保ちながら2種以上の粉粒体を基準面上に同時に供
    給して模様を表わし、そのまま、もしくは裏打ち層をか
    さね一体として固化させることを特徴とする模様入り成
    形体の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3に記載の粉粒体の同時供
    給吸引除去装置を用い、基準面上に層着した粉粒体層に
    供給・吸引ヘッドを挿入し、吸引口を進行方向の前方
    に、供給口を後方にして、該吸引口で層着した粉粒体層
    の粉粒体の一部を吸引除去して凹部を形成し、該凹部に
    後方の供給口より層着した粉粒体と異なる粉粒体を供給
    して模様を表わし、そのまま、もしくは裏打ち層をかさ
    ね一体として固化させることを特徴とする模様入り成形
    体の製造方法。
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