JPH06107002A - 自動車の燃料タンク取付構造および取付方法 - Google Patents

自動車の燃料タンク取付構造および取付方法

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JPH06107002A
JPH06107002A JP25272892A JP25272892A JPH06107002A JP H06107002 A JPH06107002 A JP H06107002A JP 25272892 A JP25272892 A JP 25272892A JP 25272892 A JP25272892 A JP 25272892A JP H06107002 A JPH06107002 A JP H06107002A
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正宏 大隅
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利介 中西
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周夫 梶川
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誠一 市村
Tetsuya Murakami
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リヤフロアパネル下方の狭いスペースを有効
に利用しつつ、タンクストラップを介しての燃料タンク
の取付けと、キックアップ部縦壁面と燃料タンク前端部
との間に車幅方向に延びる排気管の取付けとを一度に行
うことが可能で、また排気管による熱害の防止をコスト
をかけずに図れる自動車の燃料タンク取付構造および取
付方法を提供する。 【構成】 排気管18とキックアップ部縦壁面20との間に
熱害防止用の所定の離間スペースLが形成されるように
排気管18を配設し、タンクストラップ前端部16a が上記
離間スペースLの上方位置で車体に取り付けられるよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の燃料タンクの
取付構造および取付方法に関し、特に、車体前方のフロ
アパネル面よりキックアップして車体後方に延びるリヤ
フロアパネルの下方に、タンクストラップを介して燃料
タンクを取り付け、該燃料タンクと前記キックアップ部
を形成する縦壁面との間に、車幅方向に延びる排気管を
配設するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開昭61-87728号公報に開
示されているように、車体前方のフロアパネル面よりキ
ックアップして車体後方に延びるリヤフロアパネルの下
方に、車体前後方向に延び両端部がそれぞれ車体に固定
されるタンクストラップを介して燃料タンクを取り付け
たものが知られている。このようにリヤフロアパネル下
方に燃料タンクを配設したものにおいては、車体前方よ
り車体後方に延びる排気管をどのように配設するかが問
題となる。
【0003】従来、燃料タンクの下面に車体前後方向に
延びる排気管挿通用の凹部を形成し、この凹部内を排気
管が通るようにしたものも知られているが、この場合、
燃料タンクの直下を排気管が通ることになるので、燃料
タンクを排気管の熱から保護しなければならず、また燃
料タンクの下面に凹部を形成すると燃料タンク内に低い
部分が凹部を挾んで2箇所できることになるので、一方
の低い部分に残った燃料を他方の低い部分に移すように
しなければならないなど不便な点も多い。そこで、車幅
方向中央部を前方から後方へ延びる排気管を、燃料タン
クの前端部とキックアップ部を形成する縦壁面との間で
一旦車幅方向へ延びるように折り曲げ、その後燃料タン
クを迂回するようにして再び後方へ延びるように配設し
たものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、燃料
タンクの取付けと排気管の取付けは別々に行われていた
が、取付作業の回数を減らして作業効率の向上を図ると
いう観点から、燃料タンクの取付けと排気管の取付けと
を一度に行えるようにしたいという要請がある。上述の
ように、燃料タンクの前端部とキックアップ部縦壁面と
の間に車幅方向に排気管を配設したものにおいて、タン
クストラップ前端部の車体への取付位置と排気管の配設
位置とが上下方向に重なっていた場合、タンクストラッ
プ前端部を車体へ取付けるための作業スペース内に排気
管が位置することになるので、燃料タンクの取付けと排
気管の取付けとを一度に行うのには、都合が悪い。そこ
で、燃料タンクの取付けと排気管の取付けとを一度に行
えるようにするためには、排気管の配設位置とタンクス
トラップ前端部の車体への取付位置とが上下方向に重な
らないようにずらして、タンクストラップ前端部の取付
けのための作業スペースを確保する必要が生じる。
【0005】一方、上記キックアップ部は車室内に着座
した乗員の足元に位置するので、上述のようにキックア
ップ部縦壁面と燃料タンク前端部との間に排気管を車幅
方向に延設したものにおいては、上記縦壁面が排気管の
熱により温められて乗員が熱さを感じないようにするこ
とが必要となる。そのための方法としては、排気管とキ
ックアップ部縦壁面との間に熱害防止のための離間スペ
ースを設ける方法が考えられる。
【0006】しかし、排気管とキックアップ部縦壁面と
の間に熱害防止用の離間スペースを設け、さらに、それ
とは別に、燃料タンクの取付けと排気管の取付けを一度
に行うためのタンクストラップ前端部取付用の作業スペ
ースを確保することは、限られたスペース内に多くの制
約を加えることになり、ひいては燃料タンクの容量の減
少を余儀なくされることにもなる。なお、排気管の熱害
防止の方法として、キックアップ部縦壁面と対向した排
気管の面に熱害防止用のインシュレータを設ける方法も
考えられるが、このようなインシュレータを設ける方法
は、上述したような離間スペースを設ける方法と比較し
てコスト面で不利となる。
【0007】本発明が解決しようとする課題は、前方の
フロアパネル面からキックアップして後方へ延びるリヤ
フロアパネルの下方における狭いスペースを有効に利用
しつつ、タンクストラップを介しての燃料タンクの取付
けと、キックアップ部縦壁面と燃料タンク前端部との間
に車幅方向に延びる排気管の取付けとを一度に行うこと
が可能で、また排気管による熱害の防止をコストをかけ
ずに図れる自動車の燃料タンク取付構造および取付方法
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として本発明による自動車の燃料タンク取付構造
では、上述した構成の自動車の燃料タンク取付構造にお
いて、排気管を、該排気管とキックアップ部縦壁面との
間に熱害防止用の所定の離間スペースが形成されるよう
に配置し、タンクストラップ前端部が上記離間スペース
の上方位置で車体に取り付けられるように構成した。
【0009】また、上記課題を解決するための手段とし
て本発明による自動車の燃料タンク取付方法では、上述
した構成の自動車の燃料タンク取付方法において、排気
管の配設位置を、該排気管とキックアップ部縦壁面との
間に熱害防止用の所定の離間スペースが形成される位置
に設定すると共に、タンクストラップ前端部の車体への
取付位置を、上記離間スペースの上方位置に設定して、
このタンクストラップ前端部の車体への取付けを行うた
めの治具を、上記離間スペース内に下から挿入し、この
治具を介して上記前端部を上記車体への取付位置に取り
付けるようにした。
【0010】なお、上記治具とは、タンクストラップ前
端部の位置合わせを行うために該前端部を保持する保持
用の治具や、タンクストラップ前端部を車体に取り付け
るための取付用の治具(工具)等をいう。
【0011】
【作用および発明の効果】上記本発明による自動車の燃
料タンク取付構造においては、排気管と縦壁面との間に
熱害防止用の所定の離間スペースを形成し、タンクスト
ラップ前端部をこの離間スペースの上方位置で車体へ取
り付けるようにしたことにより、タンクストラップ前端
部取付用の作業スペースと熱害防止用の離間スペースと
をそれぞれ別々に設けることなく両者を兼用することが
可能となるので、リヤフロアパネル下方の狭いスペース
を有効に利用でき、また、タンクストラップ前端部の車
体への取付位置と排気管の配設位置とが上下方向に重な
らないようにずらすことができるので、燃料タンクの取
付けを排気管の取付けとを一度に行うことが可能とな
る。また、熱害防止のためにインシュレータを設ける必
要がないのでコストの低減も図れる。
【0012】また、上記本発明による自動車の燃料タン
ク取付方法においては、排気管と縦壁面との間に熱害防
止用の所定の離間スペースが形成されるように排気管の
配設位置を設定すると共に、タンクストラップ前端部の
車体への取付位置を上記離間スペースの上方位置に設定
することにより、タンクストラップ前端部取付用の作業
スペースと熱害防止用の離間スペースとの兼用が図れ、
この兼用したスペースに取付けのための治具を下から通
してタンクストラップ前端部の車体への取付けを行う。
したがって、リヤフロアパネル下方の狭いスペースを有
効に利用でき、燃料タンクの取付けと排気管の取付けと
を一度に行うことが可能となる。また、熱害防止のため
にインシュレータを設ける必要がなくなるのでコストの
低減も図れる。
【0013】上述のように本発明による自動車の燃料タ
ンク取付構造および取付方法によれば、排気管による熱
害防止用のスペースと燃料タンク取付けのための作業ス
ペースとの兼用により、リヤフロアパネル下方の狭いス
ペースを有効に利用しつつ、燃料タンクの取付けと排気
管の取付けとの同時化を可能とし、また排気管による熱
害防止のためのコストの低減を図ることができる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明による自動
車の燃料タンク取付構造および取付方法の実施例を説明
する。
【0015】図1は本発明の一実施例による自動車の燃
料タンク取付構造の概略構成を示す平面図、および図2
は図1におけるII-II 線断面図である。なお、図1にお
いてはリヤフロアパネルの図示を省略している。
【0016】図2に示すようにリヤフロアパネル2は、
車体前方のフロアパネル面4よりキックアップして車体
後方に延びており、図1に示すようにこのキックアップ
部6の上部には、車幅方向に延びる断面L字状のクロス
メンバ8が、リヤフロアパネル2と共に閉断面を形成す
るように該リヤフロアパネル2上面に接合されている。
また図1に示すように、上記クロスメンバ8より後方の
車幅方向両端部には車体前後方向に延びるリヤサイドフ
レーム10が配設されており、上記クロスメンバ8の車体
後方に所定距離離れた位置には、上記両リヤサイドフレ
ーム10を連結する第2のクロスメンバ12が車幅方向に延
設されている。
【0017】燃料タンク14は、車幅方向に延びる2本の
タンクストラップ16を介して、リヤフロアパネル2下方
の上記クロスメンバ8、第2のクロスメンバ12、および
両サイドのリヤサイドフレーム10に囲まれた位置に取り
付けられている。また、図1に示すように車体前方の車
幅方向中央部を通って車体後方へ延びる排気管18は、上
記キックアップ部6を形成する縦壁面20と燃料タンク14
の前端部との間で車幅方向に延びるよう一旦折り曲げら
れ、燃料タンク14を迂回して再び後方に延びるように配
設されている。
【0018】次に、本発明の特徴点について説明する。
図2に示すように、上記キックアップ部6の縦壁面20と
燃料タンク16の前端部との間に車幅方向に延設される排
気管18は、縦壁面20との間に熱害防止用の所定の離間ス
ペースLが形成されるように配設され、上記タンクスト
ラップ16(2本のうち車体右側のもの)の前端部16a
は、上記離間スペースLの上方位置で車体に取り付けら
れている。さらに詳細には上記タンクストラップ前端部
16a は、クロスメンバ8とリヤフロアパネル2とにより
形成された閉断面において固着したナット22と、上記前
端部16a を上向きに挿通するボルト24とを螺合させるこ
とにより、上記クロスメンバ8の下面側に固定されてい
る。なお、図2に示す排気管18の下面側に取り付けられ
たインシュレータ26は、車体下方の枯草等が排気管18の
熱により熱せられないようにするために設けられてい
る。
【0019】本実施例による自動車の燃料タンク取付構
造によれば、排気管18と縦壁面20との間に熱害防止用の
所定の離間スペースLを形成し、タンクストラップ前端
部16a をこの離間スペースLの上方位置で車体へ取り付
けるようにしたことにより、熱害防止用の離間スペース
Lをタンクストラップ前端部16a の取付用の治具28等に
よる作業スペースとして兼用することができるので、リ
ヤフロアパネル2下方の狭いスペースの有効利用が図
れ、また燃料タンク14の取付けと排気管18との取付けを
一度に行うことが可能となる。また、熱害防止のための
インシュレータを設ける必要がないのでコストの低減も
図れる。
【0020】次に、本発明による自動車の燃料タンク取
付方法の実施例を説明する。図3は本発明の一実施例に
よる自動車の燃料タンク取付方法の概略を示す図、およ
び図4は図3におけるA部詳細断面図である。なお、図
3,図4において図1,図2に示す要素と同様の要素に
は、図1,図2において付した符番と同一の符番を付
し、その詳細な説明は省略する。
【0021】本実施例による自動車の燃料タンク取付方
法においては、まず、前述した本発明の一実施例による
自動車の燃料タンク取付構造のように、排気管18と縦壁
面20との間に熱害防止用の所定の離間スペースが形成さ
れるように排気管18の配設位置を設定すると共に、上記
離間スペースの上方位置にタンクストラップ前端部16a
の車体への取付位置を設定する。そして、リヤフロアパ
ネル2の下方に位置する取付パレット30上に取り付けら
れた前端部保持用の治具32と、後端部保持用の治具34と
の間に架け渡されたタンクストラップ16上に、タンク保
持用の治具36を介して燃料タンク14をセットする。同時
に、排気管18を、上記前端部保持用の治具32と燃料タン
ク14の前端部との間に、図示しない治具を介してセット
する。
【0022】図4によく示すように、前端部保持用の治
具32は、上下方向に延びる筒状に形成されており、内部
にはボルトランナ38がセットされている(後端部保持用
の治具34も同様)。そして、ボルトランナ38の先端部に
は、タンクストラップ前端部16a を挿通する上向きのボ
ルト24がセットされている。
【0023】燃料タンク14および排気管18のセット後、
リヤフロアパネル2と取付パレット30とを接近させ(こ
の時前端部保持用の治具32は、上記熱害防止用の離間ス
ペース内を下から通り)、図示しない駆動手段により上
記ボルトランナ38を駆動させて、ボルト24をリヤフロア
パネル2に溶着されたナット22と螺合させることによ
り、燃料タンク18の車体への取付けを行い、同時に図示
しない取付手段により排気管18の車体への取付けを行
う。
【0024】上述のように本実施例による自動車の燃料
タンク取付方法によれば、リヤフロアパネル2下方の狭
いスペースの有効利用を図れ、また燃料タンク14の車体
への取付けと排気管18の車体への取付けを一度に行うこ
とが可能となるので、車体組立ての作業効率を向上させ
ることができる。
【0025】以上、本発明による自動車の燃料タンク取
付構造および取付方法の実施例を説明したが、本発明に
よる自動車の燃料タンク取付構造および取付方法は、か
かる態様に限定されるものではなく、例えば、前記取付
方法の実施例では、前端部保持用の治具32内に取付用の
治具としてのボルトランナ38が組み込まれているが、保
持用の治具と取付用の治具とを別々に構成してもよいな
ど、種々の変更を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動車の燃料タンク取
付構造の概略構成を示す平面図
【図2】図1におけるII-II 線断面図
【図3】本発明の一実施例による自動車の燃料タンク取
付方法の概略を示す図
【図4】図3におけるA部詳細断面図
【符号の説明】
2 リヤフロアパネル 6 キックアップ部 14 燃料タンク 16 タンクストラップ 16a タンクストラップ前端部 18 排気管 20 縦壁面 28,32 治具 L 離間スペース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市村 誠一 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 村上 哲也 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前方のフロアパネル面よりキックア
    ップして車体後方に延びるリヤフロアパネルの下方にお
    いて車体前後方向に延び両端部が車体に取り付けられた
    タンクストラップと、該タンクストラップを介して車体
    に取り付けられた燃料タンクと、該燃料タンクの前端部
    と前記キックアップ部を形成する縦壁面との間に車幅方
    向に延設された排気管とを備えた自動車の燃料タンク取
    付構造において、 前記排気管が該排気管と前記縦壁面との間に所定の離間
    スペースが形成されるように配置され、前記タンクスト
    ラップの前端部が前記離間スペースの上方位置で車体に
    取り付けられていることを特徴とする自動車の燃料タン
    ク取付構造。
  2. 【請求項2】 車体前方のフロアパネル面よりキックア
    ップして後方に延びるリヤフロアパネルの下方に、車体
    前後方向に延び両端部部が車体に取り付けられるタンク
    ストラップを介して燃料タンクを車体に取り付けると共
    に、該燃料タンクの前端部と前記キックアップ部を形成
    する縦壁面との間に車幅方向に延びる排気管を配設する
    自動車の燃料タンク取付方法において、 前記排気管の配設位置を該排気管と前記縦壁面との間に
    所定の離間スペースが形成される位置に設定すると共
    に、前記タンクストラップの前端部の車体への取付位置
    を前記離間スペースの上方位置に設定して、該タンクス
    トラップ前端部の前記車体への取付けを行うための治具
    を前記離間スペース内に下から挿入し、該治具を介して
    前記前端部を前記車体への取付位置に取り付けることを
    特徴とする自動車の燃料タンク取付方法。
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